JPH10100987A - 入渠案内船 - Google Patents

入渠案内船

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JPH10100987A
JPH10100987A JP9167035A JP16703597A JPH10100987A JP H10100987 A JPH10100987 A JP H10100987A JP 9167035 A JP9167035 A JP 9167035A JP 16703597 A JP16703597 A JP 16703597A JP H10100987 A JPH10100987 A JP H10100987A
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JP
Japan
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flat bottom
tugboat
hull
ship
dock
Prior art date
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Pending
Application number
JP9167035A
Other languages
English (en)
Inventor
Johan Erik Hvide
エリック エイチバイド ジョハン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hvide Marine Inc
Original Assignee
Hvide Marine Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hvide Marine Inc filed Critical Hvide Marine Inc
Publication of JPH10100987A publication Critical patent/JPH10100987A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/66Tugs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Wind Motors (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 前方、後方、左舷又は右舷の任意の方向に効
率的に走行することの可能な改良した入渠案内船を提供
する。 【解決手段】 入渠案内船1は底部12が平坦な楕円形
状で、その船幅対長さ比は大きいので喫水は浅い。本案
内船は、底部の長手軸に関し対角線上に対向して配置さ
れ、中心シャフト24周りに360°回転可能な2個の
Z駆動装置8,10と、Z駆動装置の外側に配設され操
縦性を向上させ且つ方向性の安定性を増加させている一
対のかかと部4.6と、底部と平坦なバンパー部分26
との間にフレアー部14を有しており、いずれの方向に
おける案内船の運動も容易なものとさせると共に安定性
を改善している。該かかと部は該駆動装置より下側に延
在しており、駆動装置が海底に到達することを防止し、
且つ本案内船が乾ドックへ入れられた場合に船体に対す
る支持体として作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、タグボー
ト等の入渠案内船に関するものである。特に、本発明
は、操作性及び安定性が向上され、任意の方向において
最高度の押し付け力又は引張り力を付与することを容易
化させた改良した船体構成及び推進システムを具備する
船をドッキングさせるための入渠案内船に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のタグボートは、所望のレベルの推
進力を与えるための直径が大きく方向が固定されたプロ
ペラを具備するように構成されていた。このアプローチ
は、港湾のタグボートに対して比較的深い喫水のものと
させており、そのためにしばしば浅瀬の内海において使
用することが阻止されていた。推進力の方向が固定され
ているので、タグボートの船体の中心線に対して平行に
船を押すか又は牽引することによってのみ船を操作する
ことが可能であるに過ぎなかった。従って、タグボート
は前後方向以外の任意の方向に推進力を付与することが
できないばかりか、船の横方向の傾斜に耐えるのに必要
な横方向の安定性を欠如しており、何らかの横方向の力
が加わった場合に転覆する危険性があった。大型の船舶
を操作し且つドッキング即ち入渠させる場合に、通常、
タグボートを該船舶の中心線に対して平行であるか又は
直角に連結させ(これは、殆どの米国における港湾にお
いての通常の方法である)、船舶の中心線に対して垂直
なタグボートの推進力の印加における迅速な変化は、タ
グボートを完全に向きを変えることなしに行なうことは
不可能である。このことは、過剰に高いトルクを舵へ付
与することとなる。このような操作は、船員がロープを
操作することを必要とし、且つかなりの時間がかかる。
ある場合には、このような操作は船舶とドックとの間に
充分な空間が存在しないため、又は近くに他の船舶があ
ったり又は制限物が存在するために、不可能となる場合
がある。タグボートは、それ自身の動作によって又は操
作中の船舶によって課される負荷によって横方向の負荷
に露呈されることがないことを確保するために極めて慎
重な注意を払わねばならず、何故ならばタグボートは曳
航用のロープによって転覆される可能性があるからであ
る。
【0003】タグボートの構成は、従来、タグ船体用に
船の形状を取り入れており、船首及び船尾ラインを具備
しており且つ外板を具備した複合湾曲を持っている。こ
のような形態は、高い建造費を必要とし、一方完全に展
開可能な外板を具備する単純な直線的フレームセクショ
ンは一層廉価である。いずれの場合においても、このよ
うな高コストの従来のタグボートを効率的に建造するた
めに多数の造船所が建てられた。
【0004】従来のタグボートに関する別の問題は、そ
の一般的な船体形状が比較的小さく且つ制限されたデッ
キ面積を提供するものであり、従って牽引用のウインチ
及び係留用装置を最適な位置に設けることを制限し、且
つタグボートの船首及び船尾の両方において船員がロー
プを取扱う上での効率的な動作を制限しているというこ
とである。従来のタグボートのプロペラ推進力が単一方
向であるという事実に加えて、このようなタグボートの
船体形状は船首から船尾にかけて非対称的なものであっ
た。このような形状は単一方向の推進特性とさせてい
た。従って、従来のタグボートは所望の方向及び位置へ
押すことが可能であるようにタグボートの方向を変換さ
せるために係留用のロープ等を解放し且つ交換すること
なしに殆どの動作において最適な性能を達成することが
不可能であるということによって著しい困難性を有して
いた。
【0005】従来のタグボートは、伝統的に、良好な操
作性を有するものと考えられていたが、特に、大型の
舵、側面の舵、ノズル等が据付けられる場合には、その
構成は、典型的に、操作されている船体に関して所望の
配向状態及び位置を維持するために複数本の牽引用ロー
プを使用することの必要性によって及びタグボートの横
方向の安定性が制限されているためにその実効性が本質
的に制限されているということによって制限されてい
た。
【0006】更に、部分的には、船舶及び荷船を取扱う
場合の高い推力レベルに対する要求を満足させるため
に、且つ部分的には対向する推力及び舵作用を使用して
タグボートを適切な位置に保持するために、並列な推力
装置を据え付けて益々パワーレベルを増加させている。
これらの問題は望ましくないものであるが、それらは力
まかせアプローチに訴えることによって解決されていな
い。
【0007】あるタグボートの設計者は、タグボートの
中心線に平行な方向以外の方向において推力を付与する
ことを改善するために単一又は複数個の全方向性駆動装
置を使用している。これらの全方向性駆動装置を使用す
ることによってある程度の方向性の利点が与えられるも
のであるが、タグボートが別の船舶へ接続される場合に
未だに問題に遭遇する。タグボートの中心線に平行な方
向以外の方向に推力を向けることによってそれ自身にか
なりの横方向の力を与えることが可能となっているの
で、タグボートの安全性に関して横方向の安定性が益々
重要なものとなっている。
【0008】従来のタグボートはそれらの乾舷レベルが
低く、予備浮力が低く、且つ安定性が不適切であるため
に、転覆及び浸水による沈没等多くの問題を抱えてい
た。動作条件下においての船の横の傾斜及びデッキ端部
の冠水に対する耐久性が悪いために、しばしば、従来の
タグボートは「トリッピング」又は「金縛り状態」とな
り、転覆し且つ沈没することがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、任意の方向、即ち前方、後方、左舷又は右
舷の方向において効率的に走行することの可能な改良し
た入渠案内船を提供することを目的とする。
【0010】本発明の別の目的とするところは、任意の
方向において最高度の推力を付与することの可能な入渠
案内船を提供することである。このことは、押すこと、
牽引すること、又は別の案内船へ「ヒップアップ」する
ことのいずれか1つとすることによることが可能であ
る。
【0011】本発明の更に別の目的とするところは、入
渠案内船を安定状態に維持し、傾斜及び首尾喫水の差異
を最小とし、且つデッキ端部の冠水となる状態を減少さ
せるか又は取り除くことである。このことは、船舶が本
案内船によって操作することから発生する力が付与され
て案内船が傾斜した場合の排水量及び水面を増加させる
フレアー部を全ての側部に設けることによって達成する
ことが可能である。
【0012】本発明の更に別の目的とするところは、操
縦性を容易なものとさせ且つより多様な操作を可能とす
るために喫水を最小とさせた入渠案内船を提供すること
である。
【0013】本発明の更に別の目的とするところは、ロ
ープ又は係留用のロープを使用する必要性を最小とし、
その際に入渠及び出渠手順を高速化させ且つロープを取
扱うのに必要な人手を減少させた入渠案内船を提供する
ことである。この特徴は、更に、ロープを取扱う場合に
人的被害が発生する危険性を減少させるという付加的利
点を有している。
【0014】本発明の更に別の目的とするところは、大
型で解放されたデッキ面積を提供し、そこでオペレータ
の必要性に応じて多様な形態で効率的に取扱うためにウ
インチ、鎹(かすがい)及びチョックを配列させること
が可能であり、それによりより安全な作業プラットホー
ムを提供している。
【0015】本発明の更なる特徴は、前方及び後方に一
対のかかと部を配置させていることであり、該かかと部
は、キール即ち竜骨を設ける必要性を取り除くと共に、
任意の方向においての指向的安定性を与えている。更
に、該かかと部は、本案内船が乾ドックへ入れた場合に
船体に対する支持を提供することが可能である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した如き
公知のタグボートにおける欠点を解消する改良した入渠
案内船を提供している。特に、本発明は、任意の方向に
最高度の力を付与することを容易とする一方、改良した
操作性を提供するために船体及び推進システム構成を結
合させた入渠案内船を提供している。
【0017】本発明によれば、改良した入渠案内船が提
供され、それは、実質的に平坦な底部を持った船体を有
しており、前記平坦な底部は実質的に楕円形状であり且
つ長手方向及び横方向に対称的であり、一対の全方向性
推進器が前記平坦な底部に支持されており且つ該底部の
長手軸に関して互いに対角線方向に対向して配設されて
おり、且つ一対のかかと部が該平坦な底部下側に延在し
ており且つ該推進器の各々の外側であって且つ該平坦な
底部の長手軸の中心線に沿って配設されており、該かか
と部が該推進器より下方へ延在していることを特徴とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の好適実施例に基づ
いて構成した入渠案内船1の概略側面図を示している。
入渠案内船1は、オプションとして、制御塔2を有して
おり、そこからオペレータが本案内船の動作を制御する
ことが可能である。制御塔2は、好適には、操作区域の
明瞭な視界を与える高さのものであって、且つ360°
の視野を与えている。船体14は一様なフレアー部1
4′を有しており、それは、好適には、全ての側部にお
いて底部に関し20°乃至70°の範囲内の角度を有し
ており、且つ船体14は実質的に平坦な底部12を有し
ている。本発明の好適実施例においては、底部12は船
体14へ直接的に接続されており、複合湾曲プレート及
び成形構造部材を使用することを最小としている。平坦
な底部12は、好適には、図2に示した如く実質的に楕
円形状であり、横方向に対向したセクション16,18
が設けられており、それらは平坦な底部12の長手軸2
0に関して平行である。これらの平行なセクション1
6,18は入渠させるべき船舶(不図示)へ力を付与す
ることを容易化させており、特に、本入渠案内船1が入
渠されるべき船舶へ「ヒップアップ(hipped u
p)」されている場合にそのことが言える。船体14
は、更に、バンパー区域26を有しており、それは、入
渠されるべき船舶と係合するために使用され、且つそれ
を介して、入渠されるべき船舶へ力を付与してそれを所
定位置へ操作させる。更に、船体14は、天候及び水の
オーバーフローに対し付加的な保護を与えるガード28
を有することが可能である。
【0019】平坦な底部12は、更に、一対のかかと部
4,6をサポートしており、該かかと部は平坦な底部1
2から下方向へ延在している。底部12は実質的に平坦
であるので、キール即ち竜骨は設けられていない。従っ
て、かかと部4,6は本案内船1に対して必要な操縦性
を与えている。更に、かかと部を使用することは、従来
のタグボート構成においてはこれまで不可能であった案
内船1を回転させたり停止させたりするための高速の応
答性を与えることを容易なものとさせている。かかと部
4,6は、好適には、底部12における長手軸20の中
心線に沿って船首及び船尾に配設されている。かかと部
4,6は、好適には、推進器8,10を充分に超える距
離下方向へ延在している。これだけの量かかと部を延在
させることによって、該かかと部は、改良された操縦性
及び取扱い性を提供するばかりか、本案内船が乾ドック
された場合に、推進器8,10を保護し且つ維持すべく
機能する。
【0020】入渠案内船1は、更に、一対の全方向性推
進器8,10が設けられており、それらも案内船1の平
坦な底部12より下側に延在している。これらの全方向
性推進器8,10は平坦な底部12から下方向へ延在す
るシャフト24周りに回転する。推進器8,10は、当
該技術分野においては「Z駆動装置(drive)」と
呼称され、且つその操作上及び機械上の詳細は当業者に
とって公知である。Z駆動装置は、本発明の船体及びか
かと部構成と結合された場合に改良された操縦性を提供
し、且つ任意の方向において最高度の推進力を付与する
ことを容易とさせる。好適実施例においては、これらの
推進器8,10は図2に示した如く平坦な底部12の長
手軸20の中心線に関して対角線上に対向して配置され
ており且つ船体から離れている。この構成は、案内船1
の操縦性及び効率を更に容易なものとさせている。
【0021】入渠案内船1は、更に、オプションとし
て、前述したZ駆動装置の代わりに、ボイスシュナイダ
ー(Voith−Schneider)構成として当該
技術分野において公知の1つ又はそれ以上のサイクロイ
ド型推進装置40を具備させることが可能である。この
実施例は図4乃至6に示してある。理解されるように、
図1乃至3に示した実施例の特徴及び利点は、図4乃至
6の実施例においても同様に得られる。
【0022】更に、本発明案内船1の平坦な底部12
は、高い船幅対長さ比を有している。この高い船幅対長
さの比は、船体14の喫水を3フィート6インチ程度へ
減少させている。この低い喫水は、特に浅く且つ制限さ
れた区域内においての操縦性及び動作性能を容易なもの
とさせている。更に、案内船1の船体が浅いので、Z駆
動装置8,10は水の流れにおける障害物から離れてお
り、その際に案内船1が別の船体に横付けされている場
合であっても最大の推力を提供することが可能である。
この構成は、更に、案内船1が単独で走行している場合
に、より高速の応答性、改良された安定性、及び改良さ
れた操縦性を提供する。
【0023】平坦な底部12の形状は、船首及び船尾に
おいて対称的に湾曲した端部を有する横方向及び長手方
向の軸22,20に関して対称的である。横方向に対向
した側部16,18は、好適には、平行で平坦なセクシ
ョンを有しているが、他の点では、平坦な底部12は実
質的に楕円形状を有している。湾曲した船体形状及び丸
みをつけた端部は、操縦性及び任意の方向において本案
内装置による最高度の力の付与を容易なものとさせてい
る。更に、湾曲した船体は入渠案内船1の案内能力を改
善するために牽引される船舶の前部及び角度のついた部
分に関して向上した操縦性を提供している。
【0024】動作について説明すると、本発明の案内船
1は、従来の入渠案内船の構成と比較して多数の操作性
及び構成上の利点を提供している。案内船1の船体は、
前述した如く、対称的であり、且つ好適には平行な中間
部分16,18を有している。この船体の形態は、本発
明のZ駆動装置及びかかと部構成と結合されて、本案内
船に対して指向性上の安定性及び操縦性を提供してい
る。
【0025】更に、案内船1の底部12は実質的に平坦
であり且つ高い船幅対長さ比を有している。高い船幅対
長さ比を有する平坦な底部は、喫水を減少させており且
つ全ての方向において速度を改善しており、その際に性
能を改善している。船幅対長さ比は70%を超えるもの
が好適であることが判明した。底部12は直接的に船体
へ連結されており、ビルジチャインに対する必要性を取
り除き且つ湾曲プレートに対する必要性を減少させるこ
とによって構造を更に簡単化させている。船幅対長さ比
が高いことは、更に、安定性を増加させ且つ別の船舶を
移動させる場合に経験する傾斜量を減少させる。
【0026】大きな平坦な底部を有し且つ解放状態の船
体構成は、更に、比較的大きな何もないデッキ空間上に
装置を配置させることを容易とさせている。例えば、ウ
インチ、かすがい、チョック等を、船舶を効率的に取扱
うためにオペレータの要件にしたがって種々の形態で配
設することが可能である。上述したようなかかと部4,
6及び推進器8,10の配列は種々の動作上の利点を提
供している。Z駆動装置が、従来のZ駆動装置の如く、
船体より下側に延在すべく適合されているが、本発明の
船体の形態が浅いものであるので、これらの駆動装置は
水の流れの障害物から離れたものである。この構成は、
入渠案内船1が別の船体に横付けされている場合であっ
ても、最大の推進力を提供し、且つ案内船1が単独で走
行している場合には迅速な応答を与える。更に、底部1
2の長手軸20に対して対角線上に対向して配置される
ことにより、駆動装置8,10は迅速な応答性、高速な
停止、回転、及び任意の方向における指向性安定性を提
供している。更に、この構成は、オペレータが任意の方
向において最高度の力を付与することを可能としてお
り、即ち、別の船舶を押すこと、牽引すること又は「ヒ
ップアップ」することを可能としている。更に、案内船
1は単独で走行している場合、又は操作される船舶へ操
縦するための力を付与する場合に、任意の方向、即ち先
方、後方、左舷、又は右舷へ移動するのに同様に適した
ものである。
【0027】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の入渠案内船を示した概略側面図。
【図2】 本発明の入渠案内船の平坦な底部を示した概
略図。
【図3】 本発明の入渠案内船の概略背面図。
【図4】 単一のサイクロイド型駆動システムを具備す
る本発明の別の実施例を示した概略側面図。
【図5】 図4の実施例の平坦な底部を示した概略図。
【図6】 図4の実施例の概略背面図。
【符号の説明】
1 入渠案内船 2 制御塔 8,10 全方向推進器 12 底部 14 船体 16,18 平行なセクション 20 長手軸 26 バンパー区域 28 ガード

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入渠案内船において、 船体が実質的に平坦な底部を有しており、前記平坦な底
    部が実質的に楕円形状であり且つ長手軸方向及び横方向
    に対称的であり、 第一及び第二の全方向性推進器が前記平坦な底部の下側
    に延在しており、前記第一及び第二の推進器は前記底部
    の長手軸に関して互いに対角線上に対向して配置されて
    おり、 第一及び第二のかかと部が前記平坦な底部の下側へ延在
    し且つ夫々前記底部の長手軸の中心線に沿って前記第一
    及び第二の推進器の前方及び後方に配設されており、前
    記かかと部は前記第一及び第二の推進器から離隔されて
    おり且つ前記第一及び第二の推進器より下側に延在して
    いる、ことを特徴とする入渠案内船。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記平坦な底部が7
    0%より大きな船幅対長さ比を有していることを特徴と
    する入渠案内船。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記船体が、更に、
    バンパー部分を有しており、前記バンパー部分は本入渠
    案内船によって操作される船へ力を付与するために使用
    されることを特徴とする入渠案内船。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記平坦な底部が前
    記平坦な底部の長手軸に関して平行な横方向に対向した
    セクションを有していることを特徴とする入渠案内船。
  5. 【請求項5】 請求項1において、更に、前記底部から
    上方へ延在しており且つ前記底部に関して20°乃至7
    0°の範囲内の角度を持った一様なフレアー部を有する
    ことを特徴とする入渠案内船。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記フレアー部の角
    度が約45°であることを特徴とする入渠案内船。
  7. 【請求項7】 タグボートにおいて、 実質的に平坦な底部が直接的に船体へ連結されており、
    前記平坦な底部が実質的に楕円形状であり且つ長手方向
    及び横方向に対称的であり、 一対の全方向性推進器が前記平坦な底部によって支持さ
    れており且つ前記底部の長手軸に関して互いに対角線上
    に対向して配置されており、 一対のかかと部が前記平坦な底部の下側に延在してお
    り、前記各かかと部は前記推進器から離隔されており且
    つ前記平坦な底部の長手軸の中心線に沿って前記各推進
    器の外側に配設されており、前記かかと部が前記推進器
    の下側に延在している、ことを特徴とするタグボート。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記平坦な底部が前
    記底部の長手軸に関して平行な横方向に対向したセクシ
    ョンを有していることを特徴とするタグボート。
  9. 【請求項9】 請求項8において、70%より大きな船
    幅対長さ比を有していることを特徴とするタグボート。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記推進器がZ駆
    動装置であることを特徴とするタグボート。
  11. 【請求項11】 請求項7において、前記平坦な底部の
    長手方向に対向した端部が同一の曲率半径を有している
    ことを特徴とするタグボート。
  12. 【請求項12】 請求項7において、前記船体が、更
    に、バンパーを有しており、前記バンパーは、本タグボ
    ートによって操作される船へ力を付与するために使用さ
    れることを特徴とするタグボート。
  13. 【請求項13】 請求項7において、更に、前記底部か
    ら上方へ延在しており且つ前記底部に関して20°乃至
    70°の範囲内の角度を有する一様なフレアー部を有す
    ることを特徴とするタグボート。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記フレアー部
    の角度が約45°であることを特徴とするタグボート。
  15. 【請求項15】 タグボートにおいて、 船体が実質的に平坦な底部を具備しており、前記平坦な
    底部は実質的に楕円形状であって且つ長手方向及び横方
    向に対称的であり、 少なくとも1個の全方向性推進器が前記平坦な底部から
    下側へ延在しており、 第一及び第二のかかと部が前記平坦な底部の下側へ延在
    しており且つ前記底部の長手軸の中心線に沿って夫々前
    記少なくとも1個の推進器の前方及び後方へ配設されて
    おり、前記かかと部が前記少なくとも1個の推進器から
    離隔されており且つ前記少なくとも1個の推進器の下側
    へ延在している、ことを特徴とするタグボート。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記少なくとも
    1個の推進器がサイクロイド型推進器であることを特徴
    とするタグボート。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記少なくとも
    1個の推進器が前記平坦な底部のほぼ中心部分に配設さ
    れていることを特徴とするタグボート。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記平坦な底部
    が70%より大きな船幅対長さ比を有していることを特
    徴とするタグボート。
  19. 【請求項19】 請求項15において、更に、前記底部
    から上方へ延在しており且つ前記底部に関して20°乃
    至70°の範囲内の角度を有する一様なフレアー部を有
    していることを特徴とするタグボート。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記フレアー部
    の角度が約45°であることを特徴とするタグボート。
  21. 【請求項21】 請求項15において、前記船体が、更
    に、フレアー部に隣接して配設されているバンパー部分
    を有しており、前記バンパー部分は本タグボートによっ
    て操作される船へ力を付与するために使用されることを
    特徴とするタグボート。
JP9167035A 1996-06-24 1997-06-24 入渠案内船 Pending JPH10100987A (ja)

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