JPH10100329A - 成形加工用着色フィルム - Google Patents
成形加工用着色フィルムInfo
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- JPH10100329A JPH10100329A JP26293596A JP26293596A JPH10100329A JP H10100329 A JPH10100329 A JP H10100329A JP 26293596 A JP26293596 A JP 26293596A JP 26293596 A JP26293596 A JP 26293596A JP H10100329 A JPH10100329 A JP H10100329A
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Abstract
対する成形時の型への形状追従性に優れ、外装用塗膜に
匹敵する耐久性を有し、メタリック調、パール調等意匠
性に富んだ色調の着色が簡単に施せ、リサイクル部材へ
の着色も容易にできる等の特徴を持つ、塗装に代わる環
境に優しい着色手段を得る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなり、少なくとも一層
以上の柔軟性樹脂層と着色樹脂層を有しどちらか一方の
面に、粘着剤層を設けてなる、又はベースフィルムを接
着剤で貼り合わせてなる 成形加工用着色フイルム。
Description
形等のシートの熱成形、射出成形、ブロー成形等により
得られる各種プラッスチック成形物の着色方法に関す
る。
成形物にさまざまな着色を施す場合、次のような方法が
一般的である。ひとつは材料着色と呼ばれ、成形に用い
る樹脂自体を着色してから成形加工をするもので、一般
にマスターバッチと呼ばれる各種無機系、有機系の顔料
や染料を練り込んだ着色用の樹脂を成形用の樹脂に溶融
混合して着色しそれを成形する方法である。二つめは先
ず無着色の樹脂の成形加工を行い、得られた成形物の表
面にスプレーコートや、ディッピング、静電塗装等の方
法によりを塗装を施す方法である。
あたりの樹脂のロットサイズが大きくなり、成形物が少
量多品種の場合には無駄が多くなる傾向にありコスト的
にも割高になる。また成形用に用いる樹脂は通常ワック
スやフィラー等の充填物が添加されていてベース樹脂の
透明性が低いことが多く、明るく鮮やかな色調を得るこ
とが難しい。さらにパール、メタリックの色調のものを
得ようとする場合には樹脂中での顔料の分散が難しく、
射出成形時に一般にウエルドラインと呼ばれる溶融樹脂
の流動状態により顔料の粒子が不規則に配向し流れ模様
のような色ムラが生じるといった問題点がある。
や調整工程において、多大な時間と労力、作業者の塗料
に関する専門的知識及び熟練等が要求される。また塗装
工程においても、作業者の熟練度合いにより仕上がりが
左右されたり、塗装ブースその他の特別な設備を用意す
る必要がある。しかも塗装の際、有機溶剤の揮散に伴う
作業者の健康管理、安全対策、地球環境関する問題、火
災の発生の予防措置、塗装時の不良による製品の歩留ま
り低下といった問題がある。
は、成形加工に於いて経済性の悪い成形用樹脂自体の着
色や成形の後加工としての塗装等を必要としない、上記
問題点を解決した成形加工用着色フィルムを提供するこ
とにある。
点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹
脂からなる、少なくとも一層以上の柔軟性樹脂層(a)
と着色樹脂層(b)とからなるフィルムを用いて、成形
用樹脂材料と同時に成形加工する方法により上記問題点
を解決し、本発明を完成するに至った。
なる、少なくとも1層以上の柔軟性樹脂層(a)と着色
樹脂層(b)とを有する成形加工用着色フィルム(I)
からなる。又、本発明は前記した柔軟性樹脂層(a)の
可視光透過率が10%以上である成形加工用着色フィル
ム(I)からなる。又、本発明は前記した成形加工用着
色フィルムのJIS Z 0237−1991で規定さ
れた測定方法による引張り強さが200〜4000N/
cm2 である成形加工用着色フィルム(I)からなる。
ルムのJIS Z 0237−1991で規定された測
定方法による引張り伸び率が1〜500%である成形加
工用着色フィルム(I)からなる。又、本発明は前記し
た着色樹脂層(b)の厚さが5〜500μmである成形
加工用着色フィルム(I)からなる。又、本発明は前記
した柔軟性樹脂層(a)の厚さが10〜500μmであ
る成形加工用着色フィルム(I)からなる。
(a)、または着色樹脂層(b)のどちらか一方の面側
に粘着剤層(c)を有する構成の成形加工用着色フィル
ム(II)からなる。又、本発明は前記した粘着剤層
(c)がアクリル樹脂系粘着剤である成形加工用着色フ
ィルム(II)からなる。
面側に接着剤層(d)を介し、成形に用いる樹脂と同種
の樹脂からなるベースフィルム層(e)を有する構成の
成形加工用着色フィルム(III)からなる。又、本発
明は前記した接着剤層(d)がアクリル樹脂系、ウレタ
ン樹脂系及びポリエステル樹脂系の接着剤からなる群か
ら選ばれる一種以上の接着剤からなる成形加工用着色フ
ィルム(III)からなる。又、本発明は前記したベー
スフィルム層(e)の厚みが50〜1000μmである
成形加工用着色フィルム(III)からなる。
(a)は一般公知の熱可塑性樹脂であれば特にその材質
は限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩酢
ビ、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン樹脂といった
オレフィン系の樹脂ならびにその共重合樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリメチルメタクリレート等のポリアクリレ
ート系樹脂ならびにその共重合樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート等ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート等
から用途に応じて適宜選択することができる。
ト、フェノール系、有機錫系)、可塑剤(ジオクチルフ
タレート、ポリエステル系、トリメリット酸系等)、顔
料(酸化チタン、カーボンブラック、有機無機系顔
料)、染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤光安定剤(HA
LS)、炭酸カルシウム等の充填剤、分散剤(界面活性
剤)等を配合しても良い。
着色樹脂層を見ることが多いので、可視光透過率は10
%以上、より好ましくは80%以上であることが好まし
く、意匠性によっては、薄い着色を施したり、表面にエ
ンボス加工を施したりしても何ら差し支えはない。
に様々な形状に追従できる柔軟性を賦与するために柔軟
性樹脂層(a)の厚さは10〜500μmが好ましく、
より好ましくは20〜100μmであり、更に50〜8
0μmであることが最も好ましい。
軟化点温度は40〜200℃であることが好ましく、よ
り好ましくは80〜150℃である。
公知の熱可塑性樹脂であれば特にその材質は限定される
ものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩酢ビ、ポリ弗化ビ
ニル、ポリ弗化ビニリデン樹脂といったオレフィン系の
樹脂ならびにその共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
メチルメタクリレート等のポリアクリレート系樹脂なら
びにその共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート等ポ
リエステル系樹脂、、ポリカーボネート等から成形用の
ベース樹脂に合わせて適宜選択することができる。
フェノール系、有機錫系)、可塑剤(ジオクチルフタレ
ート、ポリエステル系、トリメリット酸系等)、顔料
(酸化チタン、カーボンブラック、有機無機系顔料)、
染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤(HAL
S)、炭酸カルシウム等の充填剤、分散剤(界面活性
剤)等を配合しても良い。
からなる成形加工用着色フィルム(I)のJIS Z
0237−1991で規定された測定方法による引張り
強さは200〜4000N/cm2 が好ましく、550
〜3200N/cm2 がより好ましい。更に同じJIS
規格による測定方法による引張り伸び率は1〜500%
が好ましく、5〜400%がより好ましく、10〜30
0%が最も好ましい。
於いては、前記で得られた、柔軟性樹脂層(a)と着色
樹脂層(b)とからなる成形加工用着色フィルム(I)
に粘着剤層(c)を施した成形加工用着色フィルム(I
I)を成形用平板に貼り付けてから成形する。又、イン
サートインジェクション成形法では、柔軟性樹脂層
(a)と着色樹脂層(b)とからなる成形加工用着色フ
ィルム(I)に接着剤層(d)を介して成形用樹脂と同
種の樹脂であるベースフィルム層(e)を設けた成形加
工用着色フィルム(III)のみを予備成形した後、成
形用樹脂を射出することになる。
にその材質を限定されるものではなく、一般公知の粘着
剤、例えばゴム系、エマルジョン系、ホットメルト系、
ポリアクリレート系の粘着剤を使用することができ、被
着体の樹脂の種類に応じて適宜選択することができる。
又、一般公知のタッキファィヤーとよばれる各種粘着
賦与剤や紫外線吸収剤、酸化防止剤等を添加してもよ
い。
にその材質を限定されるものではなく、一般に公知の接
着剤、例えばポリエステル系、ポリウレタン系、ポリア
クリレート系等のフィルム用途向けのドライラミネート
用接着剤を使用することができる。
(e)は、一般に射出成形に使われる樹脂であれば特に
その材質を限定されるものではなく、一般に公知の熱可
塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩酢ビ、ポリ弗化ビ
ニル、ポリ弗化ビニリデン樹脂といったオレフィン系の
樹脂ならびにその共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
メチルメタクリレート等のポリアクリレート系樹脂なら
びにその共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート等ポ
リエステル系樹脂、、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、AS樹脂等から成形用のベース樹脂に
合わせて適宜選択することができる。
じて着色剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、可塑剤、充填剤
等の公知の添加剤を添加しても良い。ベースフイルム層
(e)は射出成形に用いる樹脂と同種のものを使うのが
好ましい。厚みは50〜1000μmが好ましく、更に
は100〜500μmであることがより好ましい。厚み
が50μm未満のときは成形時の溶融した樹脂の熱と圧
力によりベースフイルム層並びに着色樹脂層(a)、柔
軟性樹脂層(b)が貫通し、フィルムが破れたり穴があ
いたりする恐れがあり、1000μmを越えるとコスト
アップとなり経済的でない。
は、一般に公知の樹脂が使用でき、特に限定されるもの
ではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソプチレン、ポリブタジエン、ポリスチレン、ポ
リクロロプレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリレート樹脂、ポリカー
ボーネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、
AS樹脂、ABS樹脂、FRP、等を挙げることができ
る。
されるものではないが一般に公知の成形方法、例えば、
インサートインジェクション成形法、インモールド(金
型内)成形法、押し出し成形、真空・圧空成形法、ブロ
ー(吹き込み成形)、プレス成形法等で特に有用であ
る。以下にそれぞれの成形方法について述べる。
クションブロー成形法の場合は、成形に使用する樹脂と
同種のベースフイルム層を設けた成形用フイルム、即ち
本発明の成形加工用着色フィルム(III)を予備真空
成形しておき、トリムカットして余分なバリを取り除
き、この予備真空成形されたフイルムを金型内に装着
後、射出成形を行う。この状態で射出成形すると、ベー
スフィルム層(e)と成形用樹脂が熱融着し、着色され
た成形物が得られる。
金型内にフィルムを送り込み、そのまま金型を閉じて、
射出成形を行う。
場合は、予め所定の幅にスリットされたベースフイルム
層(e)を設けた成形用フィルム、即ち本発明の成形加
工用着色フィルム(III)をその押し出しダイス内、
又はダイス出口で、押し出されてきた樹脂の余熱を利用
して融着させる方法である。この方法でつくられた成形
物は端末を熱プレス成形等で成形加工を施す必要があ
る。
樹脂板に粘着加工された成形用フィルム即ち本発明の成
形加工用着色フィルム(II)をラミネータ等を用いて
全面または一部に貼付しておく。この成形用フィルムを
貼付した板を、成形機の所定の位置に設置し、加熱軟化
させ、木型または金型を下から送り込み、真空に引いて
型に密着させ、樹脂板を冷却後型からはずして成形物を
得る。
説明するが成形加工用フィルムはこれらに限定されるも
のでは無い。
ポリエステルフィルム上に無黄変型ポリウレタン樹脂溶
液であるタイフォースCS−397(大日本インキ化学
工業製)を乾燥膜厚20μm程度になるようにアプリケ
ーターを用いて均一に塗工し、約100℃で4分間加熱
乾燥し透明性、柔軟性ともに良好なポリウレタン樹脂フ
ィルム「柔軟性樹脂層(a)」を得た。
21(日本ゼオン社製)、100重量部に対して、アル
ミニウムパウダーアルペースト(東洋アルミニウム社
製)を25重量部、ポリエステル系可塑剤360ELS
(大日本インキ化学工業製)を25重量部、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸亜鉛をそれぞれ0.5重量
部、溶剤としてキシレン30重量部を加え攪拌機にて均
一になるまでよく混合し、ポリ塩化ビニル樹脂オルガノ
ゾルを得た。こうして得たメタリック調に着色されたポ
リ塩化ビニルオルガノゾルを乾燥膜厚が40μmになる
ようにアプリケーターを用いて上記ポリウレタン樹脂フ
イルム上に塗工し200℃で2分間加熱乾燥し複合フイ
ルム(1)「即ち、柔軟性樹脂層(a)と着色樹脂層
(b)とからなる成形加工用着色フィルム(I)に相
当」を得た。
ラン3016(日本ポリウレタン工業製)、100重量
部に対して無黄変イソシアネートであるコロネートHL
(日本ポリウレタン工業製)を10重量部、塗布量が5
g/m2 になるように酢酸エチルを適宜配合し、接着剤
層(d)を形成し、ベースフィルム層(e)に相当する
コロナ処理を施した厚さ200μmのポリプロピレンフ
ィルム面上に塗布し、60℃で約1分乾燥後、複合フイ
ルム(1)とを、予めラミネートロールを80℃に保温
してあるラミネーターにて貼り合わせ、40℃で48時
間養生し複合フイルム(2)「即ち、成形加工用着色フ
ィルム(III)に相当」を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上にポリビニリ
デンフロオライド系樹脂溶液、タイフォースCS−25
F(大日本インキ化学工業製)、100重量部に対し、
紫外線吸収剤ニードラールW−100(多木化学社製)
4重量部を加え均一な溶液になるまで攪拌機にて攪拌
し、これを乾燥膜厚が15μm程度になるようにアプリ
ケーターを用いて均一に塗工し、約140℃で2分間加
熱乾燥し透明フィルムを得た。
上に、無黄変型ポリウレタン樹脂溶液である、タイフォ
ースCS−397(大日本インキ化学工業製)、100
重量部に対し、紫外線吸収剤ユビナールM−493及び
T150(BASF社製)をそれぞれ2重量部ずつ添加
後、攪拌機にて均一になるまでよく混合した。この溶液
を乾燥膜厚20μm程度になるようにアプリケーターを
用いて均一に塗工し、約100℃で4分間加熱乾燥し、
透明性、柔軟性ともに良好なポリウレタン樹脂フィルム
「柔軟性樹脂層(a)」を得た。更にこのフッ素樹脂、
ウレタン樹脂の2層フイルム上にメタリック調に着色さ
れたポリ塩化ビニルオルガノゾルを乾燥膜厚40μmに
なるようにアプリケーターを用いて塗工し200℃で2
分間加熱乾燥し複合フイルム(3)「即ち、成形加工用
着色フィルム(I)に相当」を得た。
μm軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム(リケンビニル社
製)を用いた以外は実施例1と同様の方法で複合フイル
ム(4)「成形加工用着色フィルム(III)に相当」
を得た。
μmの耐熱性ポリエステルフィルム上にポリメタクリレ
ート系樹脂溶液であるダイヤナールLR−90(三菱レ
ーヨン社製)、100重量部に対し、チバ・ガイギー
(株)社製紫外線吸収剤0.6重量部を加え、攪拌機に
て均一に溶解するまでよく攪拌した溶液を塗工し、10
0℃で4分加熱乾燥しポリメタクリレート樹脂系フィル
ムを作製した。実施例1で調製したポリ塩化ビニルオル
ガノゾルを加熱乾燥膜厚が30μmになるように塗工後
200℃で2分乾燥し複合フィルム(5)を作製した。
00μmのポリカーボネート樹脂フィルムであるECG
100(筒中プラスチック工業製)を用いた以外は実施
例1と同様の方法で複合フイルム(6)「成形加工用着
色フィルム(III)に相当」を得た。
クリル系樹脂フイルム上にポリウレタン系塗料であるH
AURACMETALICRED−40378(大日本
インキ化学工業製)を加熱乾燥膜厚が40μmになる様
にアプリケータを用いて塗工し、70℃で5分間乾燥し
複合フィルム(7)作製した。
50μmのポリスチレン樹脂フィルムであるソフトクリ
ア(三菱化学製)を用いた以外は実施例1と同様の方法
で複合フイルム(8)「成形加工用着色フィルム(II
Iに相当)」を得た。
ニル樹脂オルガノゾルに於いて、アルペーストの代わり
に酸化チタンR−830(石原産業製)を60重量部添
加したこと以外は実施例3と同様にして、複合フィルム
(9)「成形加工用着色フィルム(III)に相当」を
得た。
にアクリル系粘着剤を塗布したものと実施例1で得た複
合フイルム(1)とをラミネーターにて貼り合わせ、複
合粘着フィルム(1)「即ち、成形加工用着色フィルム
(II)に相当」を得た。
にアクリル系粘着剤を塗布したものと実施例2で得た複
合フイルム(3)とをラミネーターにて貼り合わせ、複
合粘着フィルム(2)「成形加工用着色フィルム(I
I)に相当」を得た。
にアクリルエマルジョン系粘着剤を塗布したものと実施
例3で得た複合フイルム(5)とをラミネーターにて貼
り合わせ、複合粘着フィルム(3)「成形加工用着色フ
ィルム(II)に相当」を得た。
にゴム系粘着剤を塗布したものと実施例4で得た複合フ
イルム(7)とをラミネーターにて貼り合わせ、複合粘
着フィルム(4)「成形加工用着色フィルム(II)に
相当」を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルを塗工し200
℃で2分加熱乾燥し塩化ビニル樹脂フイルムを作製し
た。次に実施例1と同様の接着剤層(d)を、厚さ20
0μmのコロナ処理を施したポリプロピレンフイルム面
上に塗布し、60℃で約1分乾燥後、複合フイルム
(1)とを予めラミネートロール80℃に保温してある
ラミネーターにて貼り合わせ、40℃で48時間養生
し、複合フイルム(10)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルに於いてアルペ
ーストの代わりに酸化チタンR−830(石原産業製)
60重量部を添加したこと以外比較例1と同様に塗工
し、200℃で2分加熱乾燥し、塩化ビニル樹脂フイル
ムを作製した。次に実施例1と同様の接着剤層(d)
を、厚さ200μmのコロナ処理を施したポリプロピレ
ンフイルム面上に塗布し、60℃で約1分乾燥後、複合
フイルム(1)とを予めラミネートロール80℃に保温
してあるラミネーターにて貼り合わせ、40℃で48時
間養生し複合フイルム(11)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例2で
用いたポリウレタン樹脂溶液CS−397に酸化チタン
R−830(石原産業製)を60部添加したものを、乾
燥膜厚40μmになるように塗工し80℃で4分間加熱
乾燥したフィルムを用いたこと以外は実施5と同様にし
て、複合フィルム(12)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルからアルペース
トを除き、ポリエステル可塑剤360ELSを更に5重
量部添加して調製したものを乾燥膜厚が30μmになる
ように塗工し200℃で2分加熱乾燥し、更に実施例1
で用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルを乾燥膜厚が
50μmになるように塗工し二層の塩化ビニル樹脂フイ
ルムを作製した。
さ200μmのコロナ処理を施したポリプロピレンフイ
ルム面上に塗布し、60℃で約1分乾燥後、複合フイル
ム(1)とを予めラミネートロール80℃に保温してあ
るラミネーターにて貼り合わせ、40℃で48時間養生
し複合フイルム(13)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルを塗工し200
℃で2分加熱乾燥し塩化ビニル樹脂フイルムを作製し
た。次に実施例6と同様に片面を離形処理された剥離紙
にアクリル系粘着剤を塗布したものとラミネーターにて
貼り合わせ、複合粘着フィルム(5)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルに於いてアルペ
ーストの代わりに酸化チタンR−830(石原産業製)
を60重量部添加したこと以外比較例1同様に塗工し2
00℃で2分加熱乾燥し塩化ビニル樹脂フイルムを作製
した。次に実施例6と同様に片面を離形処理された剥離
紙にアクリル系粘着剤を塗布したものとラミネーターに
て貼り合わせ複合粘着フィルム(6)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例2で
用いたポリウレタン樹脂溶液CS−397に酸化チタン
R−830(石原産業製)を60部添加したものを、乾
燥膜厚が40μmになるように塗工し80℃で4分間加
熱乾燥したフィルムを用いたこと以外は比較例6と同様
にして、複合粘着フィルム(7)を得た。
50μmの耐熱性ポリエステルフィルム上に実施例1で
用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルからアルペース
トを除き、ポリエステル可塑剤360ELSをさらに5
重量部添加して調製したものを乾燥膜厚が30μmにな
るように塗工し200℃で2分加熱乾燥し、さらに実施
例1で用いたポリ塩化ビニル樹脂オルガノゾルを乾燥膜
厚が50μmになるように塗工し二層の塩化ビニル樹脂
フイルムを作製した。
た剥離紙にアクリル系粘着剤を塗布したものとラミネー
ターにて貼り合わせ、複合粘着フィルム(8)を得た。
ルム層(e)を有する複合フィルム(2)、(4)、
(6)、(8)、(9)「成形加工用着色フィルム(I
II)に相当」及び比較例としての複合フィルム(1
0)、(11)、(12)、(13)を用いてインサー
トインジェクション法によって成形評価した。
有する複合粘着フィルム(1)、(2)、(3)、
(4)「成形加工用着色フィルム(II)に相当」及び
比較例としての複合粘着フィルム(5)、(6)、
(7)、(8)を用いて真空成形法によって成形評価し
た。結果を表1、2に示す。
隔で碁盤目状のスリット格子を入れ、成形加工後、色調
の変化、破れ等のない部位で格子の間隔が最大のもの長
さを測定し伸率を求める。 ○:伸率100%以上、 △:50%以上100%未
満、 ×:50%未満
計を用いて、JIS Z8741に規定された方法で測
定し、光沢の保持率を算出した。 ○:保持率70%以上、 △:30%以上70%未満、
×:30%未満
変化を目視で評価した。「(1)−30℃/17時間、
(2)80℃/72時間、(3)50℃/98%RH/
24時間、(4)−30℃/7時間、(5)50℃/9
8%RH/17時間、(6)80℃/7時間、(7)5
0℃/98%RH/24時間、」以上を2サイクル行
う。 ○:外観変化なし、 △:浮き、膨れ等微細な変化あ
り、 ×:浮き膨れ等明らかな変化あり。
テスト後、外観の状態を観察する。 ○:外観変化なし、 △:浮き、膨れ等微細な変化あ
り、 ×:浮き膨れ等明らかな変化あり。
ウェザーメーターにてブラックパネル温度42℃、降雨
設定12分/60分の条件にて2000時間暴露し外観
状態の変化を目視観察した。 ○:外観変化なし、 △:変色、光沢低下浮き、膨れ等微細な変化あり、 ×:変色、光沢低下、浮き、膨れ等明らかな変化あり。
に破損してしまい以後の評価が不能であったことを示
す。
用いた成形は、塗装のような複雑且つ環境汚染を起こし
うる工程を経ることなく、各種成形方法による成形時
に型の形状追従性に優れる、外装用塗膜に匹敵する耐
久性を有する、メタリック調、パール調等意匠性に富
んだ色調の着色が簡単に施せる、リサイクル部材への
着色も容易にできる等の優れた効果を発揮するものであ
る。即ち、簡便に且つ環境にも優しく安全に、塗装と同
等又はそれ以上の光沢、輝度、質感、耐久性、耐候性を
持った成形物を工業的に大量に生産することが可能とな
る。
る。
図である。
面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる、少なくとも1層
以上の柔軟性樹脂層(a)と着色樹脂層(b)とを有す
る成形加工用着色フィルム(I)。 - 【請求項2】 前記した柔軟性樹脂層(a)の可視光透
過率が10%以上である請求項1に記載の成形加工用着
色フィルム(I)。 - 【請求項3】 前記した成形加工用着色フィルムのJI
S Z 0237−1991で規定された測定方法によ
る引張り強さが200〜4000N/cm2である請求
項1に記載の成形加工用着色フィルム(I)。 - 【請求項4】 前記した成形加工用着色フィルムのJI
S Z 0237−1991で規定された測定方法によ
る引張り伸び率が1〜500%である請求項1に記載の
成形加工用着色フィルム(I)。 - 【請求項5】 前記した着色樹脂層(b)の厚さが5〜
500μmである請求項1に記載の成形加工用着色フィ
ルム(I)。 - 【請求項6】 前記した柔軟性樹脂層(a)の厚さが1
0〜500μmである請求項1に記載の成形加工用着色
フィルム(I)。 - 【請求項7】 前記した柔軟性樹脂層(a)、または着
色樹脂層(b)のどちらか一方の面側に粘着剤層(c)
を有する請求項1に記載の成形加工用着色フィルム(I
I)。 - 【請求項8】 前記した粘着剤層(c)がアクリル樹脂
系粘着剤である請求項7に記載の成形加工用着色フィル
ム(II)。 - 【請求項9】 着色樹脂層(b)面側に接着剤層(d)
を介し、成形に用いる樹脂と同種の樹脂からなるベース
フィルム層(e)を有する請求項1に記載の成形加工用
着色フィルム(III)。 - 【請求項10】 前記した接着剤層(d)がアクリル樹
脂系、ウレタン樹脂系及びポリエステル樹脂系の接着剤
からなる群から選ばれる一種以上の接着剤からなる請求
項9に記載の成形加工用着色フィルム(III)。 - 【請求項11】 前記したベースフィルム層(e)の厚
みが50〜1000μmである請求項9に記載の成形加
工用着色フィルム(III)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26293596A JPH10100329A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 成形加工用着色フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26293596A JPH10100329A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 成形加工用着色フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100329A true JPH10100329A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17382628
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26293596A Pending JPH10100329A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 成形加工用着色フィルム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100329A (ja) |
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