JPH0999787A - エンドキャップ - Google Patents

エンドキャップ

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JPH0999787A
JPH0999787A JP28248595A JP28248595A JPH0999787A JP H0999787 A JPH0999787 A JP H0999787A JP 28248595 A JP28248595 A JP 28248595A JP 28248595 A JP28248595 A JP 28248595A JP H0999787 A JPH0999787 A JP H0999787A
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JP
Japan
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molding
cap
end cap
end surface
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP28248595A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Matsunaga
良介 松永
Yoshikatsu Date
佳功 伊達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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Publication of JPH0999787A publication Critical patent/JPH0999787A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールの開口端面とエンドキャップのキャッ
プ部との間に、製造上のばらつきに起因した隙間を生じ
させないようにする。 【解決手段】 エンドキャップCを、モールMの開口端
面から内部へ挿入する差し込み部2と、モールMの開口
端面を覆うキャップ部3とから構成する。差し込み部3
は、その一部にばね部2Cが形成され、その軸芯からず
れる方向への撓み変形ができるようになっている。こう
することで、キャップ部3と差し込み部2との間のなす
角度が変更可能となるため、モールMの端面の開口角度
あるいは差し込み部の反りなど、モールMとエンドキャ
ップCとの間に隙間を生じさせる要因を吸収して、開口
端面を確実に閉止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に装
着されるモール用のエンドキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のドア用モールの端部
にはエンドキャップと呼ばれるキャップが装着されるこ
とが多い。モールはステンレス製の薄板材を所定の溝型
形状にプレス加工したものがよく使用され、このため端
部は開口して形成されることになる。そして、モールを
ドアパネルに装着すると、この開口端部がドアの端面に
露出するため、そのままに放置し得ない。そこで、樹脂
製のエンドキャップを嵌め込んでモールの開口端部を閉
止することとしている。
【0003】従来、このようなエンドキャップC′とし
ては、図9に示すような形状のものが知られている。一
般には合成樹脂材料によって一体に成形され、モールの
内側に挿入される差し込み部20と、モールMの開口端
面の全縁に密着しつつこの面を覆うキャップ部21とか
ら構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、図10に示すように、キャップ部21がモ
ールMの開口縁に密着せず、部分的に隙間を生じること
があった。その場合には、モールMの軸線と開口端面と
のなす角度(以下、開口角θ1という。)と、エンドキ
ャップC′の差し込み部20とキャップ部21とのなす
角度(以下、閉止角θ2という)とが不一致を生じてい
るのであるが、その原因は、エンドキャップC′側とモ
ールM側の何れの側にも可能性がある。エンドキャップ
C′側の原因としては、差し込み部20において成形時
に反りを生じていることが挙げられる。また、モールM
側の原因としては、プレス工程において母材からモール
Mを切り出すときに切断角度がばらつき、これが開口端
面の角度のばらつきとなって表れる、ということが挙げ
られる。
【0005】上記の結果、モールMの開口端面とキャッ
プ部21との間で隙間を生じ、外観不良が問題となって
いた。
【0006】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは、モ
ール端末の外観保持を図りうるエンドキャップを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、モールの開口端面を閉止するた
めのエンドキャップにおいて、前記開口端面より大きめ
に形成されるキャップ部と、前記モールの内側へ挿入可
能に形成されかつ撓み変形可能な差し込み部とからなる
ことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
ものにおいて、エンドキャップ全体がばね性を有する材
料にて一体に成形され、かつ前記差し込み部は自然状態
における軸心からほぼ全方位へずれる撓み変形が許容さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。モ
ールの開口端面にエンドキャップの差し込み部側を適合
させ、そのまま嵌め込んでやればエンドキャップの装着
が完了する。この場合に、モールの切断角度のばらつき
あるいエンドキャップの差し込み部に反り等があると、
開口角と閉止角とが不一致になるが、差し込み部が撓み
変形することで、このずれを吸収してキャップ部をモー
ル開口端面に密着させることができる。
【0010】請求項2の発明では、差し込み部は軸心に
対しほぼ全ての方向へ撓み変形するため、任意方向への
ばらつきに対応して、キャップ部とモールの開口端面と
の密着性を確保する。
【0011】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。請求項
1の発明によれば、差し込み部が撓み変形するようにし
たため、モール・エンドキャップの製造上のばらつきを
吸収してキャップ部をモールの開口端面に密着させるこ
とができ、したがって、モールの外観保持が達成でき
る。
【0012】また、請求項2の発明によれば、差し込み
部を任意の方向に撓み変形できるようにしたため、ばら
つきに対する吸収範囲が拡大し、もって確実にモールと
の密着を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
ー第1実施形態ー 以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図4に基づいて
説明する。図1はモールMの端末部分とエンドキャップ
Cを分解して示すものである。モールMはステンレス製
の薄板材をプレス加工によって成形したものであり、断
面ほぼC字形状をなして折曲げ形成されている。したが
って、その端末は開口し、ここにエンドキャップCが装
着される。またモールMにおいて、その端末寄りの位置
にはエンドキャップCの抜け止めのための係止凹部1が
配されている。係止凹部1はモールMの対向端縁のうち
の一方側をコの字状に切り欠くことによって形成されて
いる。なお、この実施形態では、図2に示すように、モ
ールMの開口端面はモールMの軸線との間でθの傾斜角
(開口角)をなしている。
【0014】エンドキャップC全体は熱可塑性エラスト
マー(ポリプロピレン、ポリアセタール等の熱可塑性樹
脂材料でも可)によって一体に成形され、比較的良好な
弾性が得られるようにしている。このエンドキャップC
はモールMの内部に差し込まれる差し込み部2と、モー
ルMの開口端面を閉止するキャップ部3とから構成され
ている。キャップ部3の外形はモールMの開口端面の形
状に揃えた形状であるとともに、これより僅かに大きめ
の平板状に形成されている。差し込み部2はモールMの
内面形状に適合しかつその全周に沿って圧着するような
外形に形成され、この実施形態では差し込み部2の先端
側は前方へ開口する角筒状に形成されて、この部分は僅
かではあるがすぼみ方向の変形ができるようにしてあ
る。また、差し込み部2の先端の開口縁は全周に沿って
テーパー状の面取り4が施されており、モールMへの差
し込みを容易にしている。さらに、差し込み部2の壁面
には係止爪5が切り起こし状に形成されており、エンド
キャップCがモールMに正規深さ位置まで差し込まれた
ときに、前記係止凹部1に弾性的に係合し、これによっ
てエンドキャップCがモールMから抜け方向へ容易に移
動できないようになる。
【0015】そして、自然状態においてキャップ部3が
差し込み部2となす角度(閉止角)は、モールM側の開
口角(θ)に等しく設定されている。
【0016】また、差し込み部2において上記した角筒
状をなす部分2Aとキャップ部3との付け根部分とで挟
まれた部分2Bはばね部2Cとなっている。ばね部2C
は、差し込み部2の外面に図示二条の溝を並列して形成
することによって形成されている。これら溝は差し込み
部2の軸心部を残して全周から除肉して形成されたもの
であり、本実施形態では二条を刻設することで、角筒部
分2Aをほぼ全方位へ撓み変形させることが可能として
いる(溝の数の増減、配置領域は適宜定めうる性質のも
のである。したがって、必要に応じてキャップ部3から
直ちに溝を設けて、差し込み部2の撓みをキャップ部3
との境から開始されるようにすることもできる)。
【0017】次に、上記のように構成された第1実施形
態の作用効果を具体的に説明すると、例えば自動車のド
アパネルに装着されたモールMの開口端末にエンドキャ
ップCの差し込み部2の先端を適合させ、キャップ部3
を押圧しながら差し込み部2をモールMの内部に挿入す
る。差し込み部2が挿入される間、係止爪5は撓み変形
しつつモールMの内壁面を滑ってゆき、差し込み部2が
正規深さ位置まで挿入されると、係止爪5が係止凹部1
に適合して復帰する。これによって、係止爪5が係止凹
部1の縁に係止し、これによってエンドキャップCはモ
ールMからの抜けが規制された状態で取り付けられる。
【0018】ところで、前述したように、モールMの開
口角が正規状態からばらついたり、エンドキャップCの
差し込み部2が反りによってキャップ部3となす角度
(閉止角)にばらつきを生じることがある。しかし、こ
のようなばらつきを生じるような事態が起きたとして
も、本実施形態では差し込み部2が撓み変形をすること
で、閉止角が上記のばらつきに応じて変更されるため、
モールMの開口端面の全周に沿ってキャップ部3の内面
を密着させることができる。したがって、モールMとキ
ャップ部3との間に隙間が生じる事態が回避でき、良好
な外観が保持される。また、この実施形態では差し込み
部2が自由方向に撓み変形しうるため、任意方向の角度
のばらつきにも対応できるため、モールMとキャップ部
3との密着性確保がより確実なものとなる。
【0019】図5〜図8はそれぞれ本発明の第2〜第5
実施形態に対応するものであり、いずれもばね部2Cの
形状を変更したものである。その他の構成は第1実施形
態と同様であり、その作用効果についても第1実施形態
と同様である。
【0020】図5に示す第2実施形態では、差し込み部
2における付け根部分2Bと角筒部分2Aの間を両端に
接続片6を有した偏平リング7で接続したものである。
このようなばね部2Cの接続形式であっても、差し込み
部2(角筒部分)の自由方向への撓みが許容される。
【0021】図6は本発明の第3実施形態を示すもので
あり、ばね部2Cを、たるみを持たせた紐状に形成した
ものとしている。
【0022】図7は本発明の第4実施形態を示すもので
あり、ばね部2Cを、図示二本の紐状連結片8によって
接続し、かつ両連結片8の中央部に特に図示上下方向の
容易な撓みを許容するための対向する曲線部8Aを形成
している。
【0023】図8は本発明の第5実施形態を示すもので
あり、ばね部2Cは、M型基端部9(紙面に向かう方向
に所定幅を有した板状に形成されている)と、その谷の
部分と角筒部2Aとを接続する連結板10(M型基端部
9と同幅に形成されている)とから形成されている。
【0024】このように形成された第4実施形態におい
ても、特に図示上下方向の容易な撓みが許容される。
【0025】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形した態様も本発明の技術的範囲に含まれ
る。
【0026】いずれの実施形態においても、モールM
に対する抜け止めを係止爪5と係止凹部1との弾性的な
係合による方式を示したが、これに代えて差し込み部2
の外面に接着剤を塗布しておき、モールM内面に接着さ
せる方式としてもよい。
【0027】ばね部2Cは、要は差し込み部2が撓み
変形可能なものであればよく、上記したものの他にゴム
材を介在させて差し込み部2とキャップ部3とを接続す
る方式等、種々の方式が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のエンドキャップを示す斜視図
【図2】モールとの係合部分を示す断面図
【図3】モールの中央部分で切断した状態での断面図
【図4】エンドキャップ単体での撓み動作を示す正面図
【図5】第2実施形態に係るエンドキャップの装着状態
を示す底面図
【図6】第3実施形態に係るエンドキャップの装着状態
を示す底面図
【図7】第4実施形態に係るエンドキャップの正面図
【図8】第5実施形態に係るエンドキャップの正面図
【図9】従来のエンドキャップの斜視図
【図10】従来の問題点を示す断面図
【符号の説明】
2…差し込み部 3…キャップ部 M…モール C…エンドキャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールの開口端面を閉止するためのエン
    ドキャップにおいて、 前記開口端面より大きめに形成されるキャップ部と、前
    記モールの内側へ挿入可能に形成されかつ撓み変形可能
    な差し込み部とからなることを特徴とするエンドキャッ
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、エンドキ
    ャップ全体がばね性を有する材料にて一体に成形され、
    かつ前記差し込み部は自然状態における軸心からほぼ全
    方位へずれる撓み変形が許容されていることを特徴とす
    るエンドキャップ。
JP28248595A 1995-10-03 1995-10-03 エンドキャップ Pending JPH0999787A (ja)

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