JPH0999097A - ハイパーサーミア装置 - Google Patents

ハイパーサーミア装置

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JPH0999097A
JPH0999097A JP7260276A JP26027695A JPH0999097A JP H0999097 A JPH0999097 A JP H0999097A JP 7260276 A JP7260276 A JP 7260276A JP 26027695 A JP26027695 A JP 26027695A JP H0999097 A JPH0999097 A JP H0999097A
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JP
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heating
remote
treatment
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patient
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JP7260276A
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English (en)
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Shinji Hatta
信二 八田
Hiroyuki Takahashi
裕之 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置本体から離れた場所でも患者の状態を監視
して良好な治療ができるハイパーサーミア装置を提供す
ることにある。 【解決手段】放射線治療室内部Aに設置され、温熱治療
と放射線治療が同時併用が可能な腔内アプリケータ2を
持った加温装置本体1と、この加温装置本体1と離れた
放射線治療室外部Bに設置され少なくとも患者6の状態
を監視する機能を有する加温装置遠隔操作部11とを具
備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、癌等の悪性腫瘍
や前立腺肥大症のような良性腫瘍を加温して治療するハ
イパーサーミア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、癌等の悪性腫瘍を43℃付近で所
定時間加温することで、癌等の悪性腫瘍を治療し得るこ
とが知られており、また、前立腺肥大症等の良性腫瘍も
加温によって治療できることが分かっている。
【0003】このような加温治療に使用されるハイパー
サーミア装置は、例えば特開平4−325167号公報
および特願平6−326078号で知られている。特開
平4−325167号公報に示すハイパーサーミア装置
は、その装置本体に加温の設定データや加温中の温度デ
ータ等を表示する表示部が設けられ、この装置本体に腔
内アプリケータおよび体外アプリケータが接続されてい
る。
【0004】そして、膨縮自在なバルーンを有する腔内
アプリケータを体腔内に挿入し、体腔内の病変部を加温
して治療するようになっている。また、特願平6−32
6078号に示すハイパーサーミア装置は、バルーンを
有する腔内アプリケータの本体に放射線治療用の放射線
放射源を挿通し、腔内アプリケータの本体を体腔内に挿
入し、体腔内の病変部を加温して治療するとともに、放
射線治療用の放射線を照射して温熱治療と放射線治療を
同時に行えるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−325167号公報に示すハイパーサーミア装置
は、ハイパーサーミアを行うときに術者がハイパーサー
ミア装置の装置本体に近傍で常に表示部を監視する必要
がある。また、特願平6−326078号はハイパーサ
ーミアと放射線との同時併用が可能であるが、この同時
併用の場合、術者は照射中は治療室外に出る必要があ
り、照射中はハイパーサーミア装置を監視できなくな
る。
【0006】また、患者の苦痛等にともない照射中に術
者が治療の中断・停止を判断した場合には、従来の装置
では放射線の照射を中止して術者が治療室内に入らなけ
れば加温を中断・停止できないという事情がある。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、術者が装置本体から
離れたところでも患者の状態を監視することができ、良
好な加温治療が行えるハイパーサーミア装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、高周波電極を加温することにより、温
熱治療を行うハイパーサーミア装置において、放射線治
療用の放射線放射源を挿通可能な前記高周波電極を有す
る腔内アプリケータと、前記腔内アプリケータを接続し
加熱治療を行う装置本体と、前記装置本体と離れた場所
に設置され少なくとも患者の状態を監視する機能を有す
る遠隔部とを有し、温熱治療と放射線治療を同時併用可
能としたことを特徴とする。
【0009】ハイパーサーミアと放射線との同時併用
等、術者が装置本体から離れた場所にいる場合でも、ハ
イパーサーミア装置を監視できる。また、患者の苦痛等
にともない装置本体から離れた場所からでも加温治療の
中断・停止を判断した場合に即座に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図5は第1の実施形態
を示し、図1はハイパーサーミア装置の全体構成図、図
2は加温装置の正面図、図3は加温装置の操作盤の正面
図、図4は腔内アプリケータの縦断側面図、図5は加温
装置遠隔操作部を示す正面図である。
【0011】図1に示すように、実際の治療は、鉛等の
放射線非透過物質で囲まれた放射線治療室内部Aにて行
われる。放射線治療室内部Aと放射線治療室外部Bとは
放射線非透過物質からなる仕切り壁Cで区画されてい
る。
【0012】放射線治療室内部Aには加温装置本体1が
設置されており、この加温装置本体1には腔内アプリケ
ータ2と体外アプリケータ3が、腔内アプリケータ用中
継ケーブル類及び中継チューブ類4と体外アプリケータ
用中継ケーブル類及び中継チューブ類5によって接続さ
れている。体外アプリケータ3は患者6の体外表面に装
着されており、腔内アプリケータ2は患者6の腔内(食
道、膣、子宮、直腸、胆管等)に腔内アプリケータ先端
部7が位置するように装着される。
【0013】また、加温装置本体1には放射線治療室外
部Bに設置される遠隔部としての加温装置遠隔操作部8
が加温装置遠隔操作部接続ケーブル9によって接続され
ている。この加温装置遠隔操作部接続ケーブル9は放射
線治療室内部Aに設けられた配線用の設備(壁穴、床下
配線、天井配線等)を通じて配線されている。
【0014】また、放射線治療室内部Aには放射線放射
源を備えた小線源治療器本体10が設置されており、そ
の小線源治療器本体10には小線源ガイドチューブ11
が接続されている。小線源ガイドチューブ11は腔内ア
プリケータ2に設けられている小線源挿入孔23(図4
参照)を通して患者6の患部(すなわち腔内アプリケー
タ先端部7の装着されている部分)に小線源が位置でき
るように挿入される。また、小線源治療器本体10には
小線源治療器遠隔操作部12が小線源治療器遠隔操作部
接続ケーブル13によって接続されている。
【0015】前記加温装置本体1には、図2および図3
に示すように、モニター14と操作盤15が設けられて
いる。また、操作盤15は、腔内アプリケータ2と体外
アプリケータ3に送られる冷却水を制御する冷却系操作
盤16と、腔内アプリケータ2と体外アプリケータ3と
患者6によって構成される負荷に加温装置本体1の内部
の高周波発振器が整合するように調整するための整合系
操作盤17と、加温部位を所定の治療計画に沿って加温
できるように高周波発振器を制御するパラメータを設定
するための出力系操作盤18とから構成されている。
【0016】腔内アプリケータ2は、図4に示すように
構成されている。すなわち、腔内アプリケータ2は、手
元部19と、シャフト部20および先端部21とから構
成されている。シャフト部20はマルチルーメン構造に
なっている。手元部19の中央部には小線源挿入孔23
が設けられている。さらに、手元部19には冷却水の給
水路24と排水路25、温度センサー挿入路26、電極
ケーブル挿入路27が設けられている。
【0017】手元部19では給水路24と給水チューブ
29、排水路25と排水チューブ30の接続が行われて
いる。また、温度センサー挿入路26への温度センサー
ケーブル31の導入、電極ケーブル挿入路27への電極
ケーブル32の導入が行われている。さらに、小線源挿
入孔23には小線源ガイドチューブ11が挿入されてい
る。すなわち、手元部10の小線源挿入孔23はシャフ
ト部20の中央部まで連通しており、小線源ガイドチュ
ーブ11を小線源挿入孔23から挿入することにより、
小線源33は先端部21まで挿入できるようになってい
る。
【0018】先端部21にはシャフト部20を囲むよう
にバルーン34が取り付けられており、このバルーン3
4の内部には冷却水が循環されるようになっている。シ
ャフト部20内の給水路24と排水路25はバルーン3
4の内部に開口部を持っており、バルーン34の内部に
入る冷却水の給水と排水を行えるようになっている。温
度センサーケーブル31はシャフト部20内の温度セン
サー挿入路26からバルーン34の手前でシャフト部2
0の外部に取り出され、バルーン34の表面に温度セン
サー35が取り付けられるようになっている。電極ケー
ブル32はシャフト部20の内部の電極ケーブル挿入路
27からバルーン34内に取り出され、加温治療用高周
波電極36に接続されている。
【0019】前記加温装置遠隔操作部8は、図5に示す
ように、温度表示部37と、緊急停止スイッチ38より
構成されており、加温装置遠隔操作部接続ケーブル9を
介して加温装置本体1で測定された温度情報(腔内アプ
リケータ先端部7にある温度センサー34で測定された
温度を含む)を温度表示部37に表示し、緊急停止スイ
ッチ38を押すことにより、加温装置本体1の加温機能
をストップさせるか、または加温装置本体1の全機能を
ストップさせることができる。
【0020】次に、前述のように構成されたハイパーサ
ーミア装置の作用について説明する。まず、腔内アプリ
ケータ2を加温装置本体1に接続し、冷却水管路系の空
気抜き後、腔内アプリケータ2のバルーン34を萎ませ
る。その状態で、腔内アプリケータ2を患者6の体腔内
に挿入する。小線源ガイドチューブ11については腔内
アプリケータ2を患者6に挿入する前に腔内アプリケー
タ2の小線源挿入孔23に入れても患者6への挿入後に
入れても、どちらでも問題無い。
【0021】腔内アプリケータ2を患者6の体腔内に挿
入後、バルーン34内に冷却水を循環させてバルーン3
4を膨らませる。これによって、バルーン34の表面が
患者6の体腔内表面に密着し、腔内アプリケータ先端部
7が体腔内に固定される。
【0022】この後、加温装置本体1の設定等を行い加
温が開始される。ここまでの操作は、加温装置本体1の
操作盤15にて行われる。なお、加温装置本体1のモニ
ター14には各種取扱の指示や、各種測定値、装置の状
態を表す情報等が表示される。加温中には、温度測定値
や、加温時間、エラーが発生した場合にはその内容等も
表示される。
【0023】温度が安定したところで術者は放射線治療
室内部Aの外に出る。なお、加温装置本体1は加温温度
の自動制御機能を備えている必要がある。術者は、放射
線治療室外部Bにある小線源治療器遠隔操作部12を用
いて小線源治療器本体10から小線源ガイドチューブ1
1を介して患者6の体腔内に小線源33を送り込む。こ
の小線源ガイドチューブ11は腔内アプリケータ2の小
線源挿入孔23に挿入されており、小線源33は図4に
示されるように腔内アプリケータ先端部7に位置され
る。この状態で、所定の時間腔内照射が行われ、その
後、小線源33は小線源治療器本体10に回収される。
【0024】この小線源33による患部照射中は、術者
は被爆防止のために放射線治療室内部Aには入れない。
その間、加温装置本体1による加温治療による患者の状
態として加温部やその周辺部、体温等の測定温度を加温
装置遠隔操作部8の温度表示部37に表示する。この表
示される温度の中には必ず腔内アプリケータ先端部7に
設けられている温度センサー35での測定温度が含まれ
ている。加温装置本体1は自動的に高周波出力を制御し
て温度を制御する機構を持っており、その他各種の保護
装置を内蔵しているので、基本的には何等追加の操作を
することなく加温治療を継続している。しかし、患者6
の様態が急変した場合、何らかの異常で測定温度が予定
以上に高温になり、かつ保護がかからなかった場合、そ
の他、術者が至急加温治療を中止すべきと判断した場合
に、患部照射中は加温装置本体1を操作して加温治療を
中止することができない。その場合に、加温装置遠隔操
作部8の緊急停止スイッチ38を押すことにより、加温
装置本体1の加温を中止するか、または全ての機能(加
温だけでなく、冷却水還流や冷却水温度制御までを含
む)を停止することができる。
【0025】患部照射中、何等異常が無ければ、加温装
置本体1による加温は、照射後も継続され、所定の加温
時間が経過したところで自動的に加温終了となる。これ
により、加温と照射の同時併用中、術者は放射線治療室
内部Aに入って被爆すること無しに、加温中の患部等の
測定温度という加温治療において重要な患者情報を、放
射線治療室外部Bにて術者が監視することが可能とな
り、さらに、その情報等をもとに加温治療を放射線治療
室外部Bから中止することが可能となる。
【0026】ここでは、腔内加温装置、小線源治療器と
いう組み合わせでの実施形態を示したが、これに限定さ
れることなく、腔内加温装置と体外照射治療器の組み合
わせ、体外加温装置と小線源治療器の組み合わせ、体外
加温装置と体外照射治療器の組み合わせでもよい。ただ
し、加温治療と放射線治療の同時併用においてこの発明
の特徴が生かされるので、腔内加温装置を用いた組み合
わせの方が体外加温装置(特にベッドを含んだ大型のも
の)を組み合わせた場合より現実性が増すことは確実で
あろう。
【0027】図6は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態とは加温装置遠隔操作部8の構造が異なる。この加
温装置遠隔操作部8には、緊急停止スイッチ38と、モ
ニター接続ケーブル39または同ケーブル39を接続す
るコネクタが設けられている。このケーブル39の他端
に遠隔操作部用モニター40を接続すると、加温装置本
体1のモニター14に表示される内容と同じものが遠隔
操作部用モニター40にも表示される。このモニター表
示には、術者が必要とする患者情報としての加温部測定
温度や、加温装置本体1の諸々な情報が表示されてい
る。照射中に加温を中止する場合には、第1の実施形態
と同じように加温装置遠隔操作部8の緊急停止スイッチ
38を押せばよい。
【0028】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態の効果に加えて、加温装置本体1のモニター14と
同じ情報が放射線治療室外部Bにて見ることが可能とな
るので、より多くの患者情報や装置の動作状況を知るこ
とができ、より安全性や確実性が高くなる。また、モニ
ター14を別にしたことによって、市販のモニターや常
設されているモニター等を使用することが可能となり、
融通性のあるシステムとなる。
【0029】また、放射線治療室に窓が設けられてい
て、その窓から加温装置本体1のモニター14が見える
場合には、この室外のモニター14,遠隔操作部用モニ
ター40を用いなくても患者情報を得ることが可能であ
り、その場合には遠隔操作部用モニター40を接続せず
に単なる緊急停止スイッチ38として遠隔操作部を用い
ることも可能となり、無駄が無くなる。
【0030】図7は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態とは、加温装置遠隔操作部8の構造が異なる。この
加温装置遠隔操作部8には遠隔操作部用モニター40
と、遠隔操作部用操作盤42が設けられている。また、
加温装置本体1の操作盤15との切り換えを行うための
切換スイッチ41と遠隔操作部電源スイッチ43が設け
られている。
【0031】内蔵されている遠隔操作部用モニター40
には、加温装置本体1のモニター14に表示される内容
と同じものが表示される。このモニター表示には、術者
が必要とする患者情報としての加温部測定温度や、加温
装置本体1の諸々な情報が表示されている。また、遠隔
操作部用操作盤42は、加温装置本体1の操作盤15と
同じものであり、同様の操作が可能である。また、この
2つの操作盤15,42の切り換えを切換スイッチ41
を用いて行う。
【0032】照射を開始するために術者が放射線治療室
外部Bに出たら切換スイッチ41を遠隔操作部側に切り
換え、遠隔操作部用モニター40にて患者情報や装置情
報を見ながら、必要な時には遠隔操作部用操作盤42に
て加温装置本体1の操作を行う。そして、照射が終了
し、術者が放射線治療室内部Aに入る時には切換スイッ
チ41を加温装置本体1側に切り換える。
【0033】この第3の実施形態であると、第1の実施
形態の効果と共に加温装置本体1のモニター14に表示
される患者情報が全て放射線治療室外部Bで確認可能と
なり、また、加温装置本体1の操作盤15で行える操作
が放射線治療室外部Bで全て可能となる。よって、加温
装置本体1で可能なことが殆ど全て放射線治療室外部B
でも可能となり、照射中に加温設定温度の変更や、整合
の取り直し、加温時間の変更などが行えるようになる。
【0034】この第3の実施形態では、全て加温装置本
体1と同じ操作盤15を加温装置遠隔操作部8に設けて
いるが、全てを行う必要はなく、整合を取るためのスイ
ッチやバルーン34の圧力を変更するスイッチ等、必要
なもののみを設けることも当然新たな実施形態として考
えられる。すなわち、全て同じ操作盤15,42という
第3の実施形態と、緊急停止スイッチ38のみの第1の
実施形態の中間レベルの操作盤全てがこの発明に含まれ
る。
【0035】また、モニター14や操作盤15,42だ
けでなく、ブザー等の聴覚に訴えるマンマシンインター
フェイスや、他の手段によるものについても、加温装置
本体1と同様なものを加温装置遠隔操作部8に設けるこ
とも十分に考えられる。
【0036】また、この実施形態では切換スイッチ41
によって操作盤15,42の切り換えを行っているが、
特に切り換えを行わずに、常に両方の操作盤15,42
を生かしておくことも当然この実施形態に含まれる。そ
の場合には、操作盤15と42間での同時押しや、相反
するスイッチが押された場合の処理が問題となるが、一
般にリモコンと本体スイッチの両方が存在する電気機器
で行っている処理を行えば何等問題は無い。ただし、安
全を考慮して、出力を止めるスイッチや出力を低下させ
るスイッチ等、安全サイドの機能を有しているスイッチ
は他のスイッチに優先させるようにすることは、医療機
器としては必要なことであろう。
【0037】図8は第4の実施形態であり、放射線治療
室内部Aと放射線治療室外部Bとの間をつなぐ加温装置
遠隔操作部接続ケーブル9を示す。他の部分は第1の実
施形態と同じである。
【0038】この第4の実施形態では、放射線治療室内
部Aと放射線治療室外部Bとの仕切り壁Cに放射線非透
過性ガラスで形成された窓44が設けられている。加温
装置遠隔操作部接続ケーブル9は光ファイバーで形成さ
れている。電気信号を光信号に変換する変換部は、加温
装置本体1の内部や加温装置遠隔操作部8の内部に設け
られ、加温装置遠隔操作部接続ケーブル9は全て光ファ
イバーで形成されている場合もあるが、加温装置遠隔操
作部接続ケーブル9の途中に変換部が存在し、加温装置
遠隔操作部接続ケーブル9は電気的導線と光ファイバー
部との混合である場合も想定できる。そして、光ファイ
バー部の途中に2つの固定具45を向かい合うように設
けられており、その固定具45を窓44に向かい合うよ
うに固定する。すると、窓44を介して光信号が伝送さ
れ、加温装置本体1と加温装置遠隔操作部8との間での
信号の授受が可能となる。
【0039】この第4の実施形態によれば、第1の実施
形態の効果と共に、放射線治療室の改造や配線工事は不
要となり、もともとある放射線治療室にこの加温装置遠
隔操作部8を含んだシステムを増設する時に非常に容易
に設置が行える。
【0040】図9は第5の実施形態を示し、加温装置遠
隔操作部8が第1の実施形態と異なり、他の部分につい
ては、第1実施形態と同じである。加温装置遠隔操作部
8には遠隔操作部用モニター40と、緊急停止スイッチ
38と、ファンクションキー46が設けられている。遠
隔操作部用モニター40は、正常時は何も表示していな
い。しかし、加温装置本体1に何らかの異常が発生する
とその内容を表示する。その異常が調整によって回避さ
れるものである時は、その調整用のスイッチ機能がファ
ンクションキー46に割り当てられ、その機能は遠隔操
作部用モニター40に表示される。また、保護がかかっ
て加温が中止された異常であれば、その異常内容の表示
のみで良い。前者の例を図9(a)に、後者の例を同図
(b)に示す。緊急停止スイッチ38については第1の
実施形態と同じである。また、図示されていないが、遠
隔操作部用モニター40に表示がでる時は、ブザーが鳴
る機能も持っている。
【0041】この第5の実施形態によれば、第1の実施
形態の効果と共に、術者が必要な最小限の情報を遠隔操
作部用モニター40に表示し、かつ正常時には表示がな
いことによって、その情報をより明確に示すことができ
る。また、ブザーによっても異常時の警告を行うので、
術者は患者6をカメラ等が直視することに専念できる。
また、ファンクションキー46を用いることで、最小限
のスイッチ数で加温装置本体1の調整を行うことができ
る。
【0042】第6の実施形態は、図示しないが、第3の
実施形態において、加温装置遠隔操作部8が小線源治療
器遠隔操作部12から小線源33による照射中であるこ
との信号を受信するようにしたことにある。
【0043】照射中の信号を受信している場合のみ遠隔
操作部用操作盤42に操作を切り換え、照射中の信号が
無い時には、加温装置本体1の操作盤15に切り換えて
いる。この実施形態では、第3の実施形態に加えて、自
動的に操作盤15,42の切り換えが行われ、切り換え
忘れを防ぐことができる。
【0044】第7の実施形態は、図示しないが、第3の
実施形態において、加温装置遠隔操作部8が放射線治療
室のドアの開閉の情報を開閉センサーから受信するよう
にしたことにある。
【0045】放射線治療室内部Aで加温装置本体1や腔
内アプリケータ2、体外アプリケータ3のセッティング
を行っているときはドアが開いており、術者が放射線治
療室から出てきたところでドアは閉められる。よって、
ドアが閉まっている時は術者が放射線治療室から出てい
るということであり、この情報を開閉センサーから信号
として受信し、それに同期して操作盤15,42の切り
換えを行う。
【0046】図10は第8の実施形態で、加温装置本体
47を示す。この加温装置本体47には揺動アーム48
を介してモニター49が設けられ、モニター49が上下
・左右方向に首振り可能となっている。このように構成
すると、放射線治療室にあるモニターカメラにモニター
49の画面を向けることが可能となる。したがって、緊
急停止スイッチのみのある加温装置遠隔操作部8を準備
し、患者の状態を示す情報はモニターカメラを通して加
温装置本体47のモニター49の画面から得ることが可
能となる。
【0047】この実施形態では、最も簡単な要素で、こ
の発明の目的を達成することができる。図11は第9の
実施形態のハイパーサーミア装置の全体構成図である。
図中、50は高周波加熱治療及び放射線治療を行う治療
室であり、51は治療を遠隔部より操作・監視を行う遠
隔操作室であり、これらは仕切り壁52によって区画さ
れている。治療室50に設置された高周波加熱治療装置
53には表示部54が設けられている。
【0048】また、高周波加熱治療装置53には患者5
5に装着される体外アプリケータ56、腔内アプリケー
タ57が接続されている。腔内アプリケータ57には温
度センサ58が設けられている。治療室50の天井59
には患者55及び高周波加熱治療装置53を監視する監
視モニター60が設けられている。
【0049】遠隔操作室51には高周波加熱治療装置5
3の操作、高周波加熱治療装置53及び監視モニター6
0より出力される情報の表示、高周波加熱治療装置53
の緊急停止命令を出力する遠隔操作部61が設置され、
遠隔操作部61は高周波加熱装置53および監視モニタ
ー60とケーブル62によって接続されている。
【0050】図12は第9の実施形態のブロック構成図
であり、加熱治療を制御する制御部70、高周波電流を
供給する高周波発振器71、負荷と高周波発振器71の
インピーダンスを整合するマッチング回路72、体外ア
プリケータ56、生体に高周波電流を供給する電極とな
る腔内アプリケータ57、腔内アプリケータ57及び生
体の温度を検出する温度センサ58、遠隔部より高周波
電流の発生を緊急停止させる遠隔緊急停止スイッチ73
とから構成されている。
【0051】制御部70は、温度センサ58からの温度
情報を取り込み、腔内アプリケータ57に供給する高周
波出力を算出して高周波発振器71に供給する出力の命
令を行って生体の加温制御を行う。また、制御部70は
高周波発振器71と体外アプリケータ56のインピーダ
ンス整合を行うためマッチング回路72を制御する。
【0052】加熱治療装置53を遠隔操作部61から使
用しているとき、術者が加熱治療の停止を判断した場
合、遠隔緊急停止スイッチ73により高周波出力の停止
命令を制御部70に出力して制御部70によって高周波
発振器71の出力を停止させる。
【0053】ここで、術者が加熱治療の緊急停止が必要
と判断するまでのフローを以下に記す。加熱治療単独の
場合は、術者が遠隔操作部61にて治療を監視している
ときに、患者55による熱感・圧迫感等の苦痛の訴え、
または、腔内アプリケータ57の位置ずれ等にともなう
温度センサ58の異常な表示・マッチングの不良等にと
もなう良好な加熱治療の継続が困難を術者が認知して患
者55の安全確保及び効果的な治療が望めない等の理由
により加熱治療の緊急停止が必要と判断する。
【0054】放射線同時併用の場合は、上記理由に加え
て放射線治療にともなう患者55の痛み、圧迫感等の苦
痛の訴え、または、腔内アプリケータ57の位置ずれに
ともなう良好な放射線分布が得られない場合、放射線治
療用小線源の腔内アプリケータ57からの脱落等を術者
が認知して患者55の安全確保及び効果的な治療が望め
なく放射線治療を緊急停止した等の理由により、加熱治
療の緊急停止が必要と判断する。
【0055】したがって、遠隔操作部61から高周波出
力の緊急停止が可能となり、患者55の安全を確実にで
きる。制御部70により高周波出力を停止させているた
め、高周波出力の復帰が容易に行える。
【0056】図13は第10の実施形態を示し、体外照
射の放射線治療と高周波加熱治療を同時併用した場合の
ハイパーサーミア装置の全体構成図である。第9の実施
形態と異なる構成は、体外照射用放射線治療装置63を
追加したことである。これにより、体外照射と加熱治療
の同時併用が可能となる。
【0057】図14は第10の実施形態のブロック構成
図を示し、第9の実施形態に加えて遠隔緊急停止スイッ
チ73から高周波発振器71への信号ライン74を追加
したものである。
【0058】作用は基本的に第9の実施形態と同じであ
り、異なる点は、術者が遠隔操作部61において、高周
波出力の緊急停止が必要と判断したときに、遠隔緊急停
止スイッチ73により直接、高周波発振器71に緊急停
止信号を送り、高周波出力を停止させる。
【0059】同時に、遠隔緊急停止スイッチ73より制
御部70に遠隔緊急停止が作動されたことを送信し、制
御部70は高周波出力が緊急停止状態にあることを認識
する。
【0060】したがって、遠隔操作部61から高周波出
力の緊急停止が可能となり、患者55の安全を確実にす
る。遠隔緊急停止スイッチ73によって高周波発振器7
1に直接、緊急停止命令が出力されているため、制御部
70が仮に暴走等を起こしても確実に高周波出力を停止
できる。
【0061】図15は第11の実施形態を示し、腔内照
射の放射線治療と高周波加熱治療を同時併用した場合の
ハイパーサーミア装置の全体構成図である。第10の実
施形態と異なる構成は、腔内照射用放射線治療装置64
と腔内照射用カテーテル65を追加したことである。こ
れにより、腔内照射と加熱治療の同時併用が可能とな
る。さらに、好適には腔内照射用カテーテル65は腔内
アプリケータ57の腔内に挿入されたシャフト部の中心
軸に固定されることで、腔内照射による放射線分布と高
周波加熱治療による加温分布が重なり合い、効果的な治
療が可能となる。
【0062】図16は第11の実施形態のブロック構成
図を示し、基本的には第9の実施形態と同じであるが、
異なる点は、装置に電力を供給しているシステム電源7
5を設けたことと、遠隔緊急停止スイッチ73からの信
号ライン74が直接システム電源75に接続されている
ことである。
【0063】作用は、基本的に第9の実施形態と同じで
あるが、異なる点は、術者が遠隔操作部61において、
高周波出力の緊急停止が必要と判断したときに、遠隔緊
急停止スイッチ73により直接、システム電源75に緊
急停止信号を送り、全てのユニットが停止状態になり、
高周波出力を完全に停止させる。
【0064】したがって、遠隔操作部61から高周波出
力の緊急停止が可能となり、患者55の安全を確実にす
る。遠隔緊急停止スイッチ73よりシステム電源75を
強制的に遮断することにより確実に高周波出力を停止で
きる。
【0065】図17は第12の実施形態のブロック構成
図を示す。温度データを取り込み、高周波出力を調整し
て加温治療を制御する制御部70と患者55の様子を監
視する監視モニター60と制御部70の情報と監視モニ
ター60の情報を画像化する画像処理部76と、画像処
理部76の出力により情報を表示する加熱治療装置53
の表示部54と、遠隔操作部61の遠隔表示部77とか
ら構成されている。
【0066】また、遠隔操作室51に設置された遠隔操
作部61の構成を図18に示す。遠隔操作部61には遠
隔緊急停止スイッチ73、遠隔表示部77、表示調整部
78、遠隔設定部79とから構成されている。
【0067】この実施形態によれば、制御部70に取り
込まれた様々な情報(例えば、加温部の温度、高周波出
力、等の検知信号や治療の設定等の設定情報)と遠隔操
作部61から患者55の様態を知るための監視モニター
60からの情報(例えば、患者、加熱治療装置53の表
示部54の実画像等)を画像処理部76に取り込み、そ
の情報を遠隔操作部61からの指示により必要な画像情
報を出力して、その画像を加熱治療装置53に付設され
た表示部54で表示し、かつ、遠隔操作室51に設置さ
れた遠隔表示部77で表示する。
【0068】好適には遠隔表示部77は遠隔操作部61
内で図18に示すように設置され、表示調整部78によ
り遠隔表示部77で表示される内容を選択、調整でき
る。また、遠隔設定部79を設ければ、遠隔からの設定
入力が可能となる。
【0069】遠隔表示部77の表示形式の例を図19に
示す。図19(a)は、1画面上に2つの画像情報をマ
ルチ形式で表示したものである。画面の大小を逆にした
ものを図19(b)に示す。この表示形式は、表示調整
部78で切換、調整が可能となる。表示内容は、加温情
報80と患者モニター情報81である。
【0070】また、表示形式は、図19(a)(b)の
ように2つの情報を1画面で分割して表示する他に、図
19(c)に示すように2つの画像をミキシングして表
示する方法も可能である。このミキシング調整は表示調
整部78で調整が可能となる。
【0071】このように、遠隔操作部61に表示手段を
設けることにより、遠隔操作部61において加熱治療を
盲目的に行うことがなくなり、常に監視が可能となる。
また、遠隔表示部77に患者モニター情報81と加温情
報80を同時に表示可能とすることにより、患者55の
様子と加温温度や高周波出力を常に監視しながら加熱治
療が行え、今まで以上に安全となる。遠隔表示部77に
おいて、患者モニター情報81と加温情報80を確認で
きることにより、術者が治療状態の安全性、患者55の
様態を監視でき、術者が治療停止が必要と判断した場合
には、ただちに遠隔緊急停止スイッチ73により高周波
出力を停止でき、安全性が高まる。
【0072】前述した実施形態によれば、次のような構
成が得られる。 (付記1)高周波電極を加温することにより、温熱治療
を行うハイパーサーミア装置において、放射線治療用の
放射線放射源を挿通可能な前記高周波電極を有する腔内
アプリケータと、前記腔内アプリケータを接続し加熱治
療を行う装置本体と、前記装置本体と離れた場所に設置
され少なくとも患者の状態を監視する機能を有する遠隔
部とを有し、温熱治療と放射線治療を同時併用可能とし
たことを特徴とするハイパーサーミア装置。
【0073】(付記2)高周波電極を加温することによ
り、温熱治療を行うハイパーサーミア装置において、放
射線治療用の放射線放射源を挿通可能な前記高周波電極
を有する腔内アプリケータと、前記腔内アプリケータを
接続し加熱治療を行う装置本体と、前記装置本体と離れ
た場所に設置され装置本体の停止を行う機能を有する遠
隔部とを有し、温熱治療と放射線治療を同時併用可能と
したことを特徴とするハイパーサーミア装置。
【0074】(付記3)高周波電極を加温することによ
り、温熱治療を行うハイパーサーミア装置において、放
射線治療用の放射線放射源を挿通可能な前記高周波電極
を有する腔内アプリケータと、前記腔内アプリケータを
接続し加熱治療を行う装置本体と、前記装置本体と離れ
た場所に設置され患者の状態を監視する機能および装置
本体の停止を行う機能を有する遠隔部とを有し、温熱治
療と放射線治療を同時併用可能としたことを特徴とする
ハイパーサーミア装置。
【0075】(付記4)装置本体は、放射線治療室内
に、遠隔部は治療室外に設置されることを特徴とする付
記1,2,3記載のハイパーサーミア装置。 (付記5)患者の状態として、測定された加温部の温度
を表示する付記1,3記載のハイパーサーミア装置。
【0076】(付記6)装置本体の画面表示と同じ表示
信号の出力端子を遠隔部に有していることを特徴とする
付記1,2,3記載のハイパーサーミア装置。 (付記7)遠隔部に画面表示機能があり、装置本体と同
じ画面を表示することを特徴とする付記1,2,3記載
のハイパーサーミア装置。
【0077】(付記8)遠隔部に操作部機能があり、装
置本体の操作が行えることを特徴とする付記1,2,3
記載のハイパーサーミア装置。 (付記9)装置本体と遠隔部との通信が窓越しに光通信
にて行われていることを特徴とする付記1,2,3記載
のハイパーサーミア装置。
【0078】(付記10)遠隔部に操作機能があり、操
作部スイッチの機能が状況によって異なって割付される
ことを特徴とする付記8記載のハイパーサーミア装置。 (付記11)遠隔部に操作部機能があり、装置本体の操
作部との切換が放射線治療装置からの信号によって行わ
れることを特徴とする付記8記載のハイパーサーミア装
置。
【0079】(付記12)遠隔部に操作部機能があり、
装置本体の操作部との切換が放射線治療室のドアの状況
により行われることを特徴とする付記8記載のハイパー
サーミア装置。
【0080】(付記13)装置本体は、表示機能を治療
室監視モニターに向ける機能を有することを特徴とする
付記1,2,3記載のハイパーサーミア装置。 (付記14)遠隔部による停止手段が、加熱治療を制御
する制御部により行われることを特徴とする付記1,
2,3記載ののハイパーサーミア装置。
【0081】(付記15)遠隔部による停止手段が、高
周波発振器に直接送信されることを特徴とする付記1,
2,3記載のハイパーサーミア装置。 (付記16)遠隔部による停止手段が、高周波加熱治療
装置の電源を遮断することを特徴とする付記1,2,3
記載のハイパーサーミア装置。
【0082】(付記17)表示手段は、表示形式、内容
を変更できる手段を有することを特徴とする付記1,
2,3記載のハイパーサーミア装置。 付記1によれば、装置本体から離れた場所でも患者の状
態を監視して良好な治療ができるという効果がある。
【0083】付記2によれば、術者の被爆無しに装置本
体から離れたところでも、加熱治療の中止ができるとい
う効果がある。付記3によれば、付記1と2の両方の効
果がある。
【0084】付記4によれば、付記1,2,3の効果に
加え、最適な場所で治療ができるという効果がある。付
記5によれば、付記1,2,3の効果に加え、加温治療
に最も重要な患者情報である加温温度を表示し、安全か
つ確実に治療できる。
【0085】付記6によれば、付記1,2,3の効果に
加え、監視用モニターが市販のものや術者の手持ちのも
のを使用できる。付記7によれば、装置本体から離れた
場所でも患者の状態を監視して良好な治療ができるとい
う効果がある。
【0086】付記8によれば、付記1,2,3の効果に
加え、遠隔部でも装置本体を操作でき、治療が安全に能
率的に行える。付記9によれば、付記1,2,3の効果
に加え、治療室の配線工事無しで装置本体と遠隔部の通
信が行える。
【0087】付記10によれば、付記8の効果に加え、
遠隔部のスイッチの数を減らして小型化できる。付記1
1,12によれば、付記8の効果に加え、操作部の切換
が必要時に自動的に行われる。
【0088】付記13によれば、付記2,3の効果に加
え、安価に提供できる。付記14によれば、付記2,3
の効果に加え、容易に加熱治療のリセットが可能とな
る。
【0089】付記15によれば、付記2,3の効果に加
え、制御部の暴走時にも確実に加熱治療を停止できる。
付記16によれば、付記15に加え、確実に加熱治療を
停止できる。付記17によれば、付記1,2,3の効果
に加え、術者の欲しい情報を表示できる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、遠隔部に患者の状態を監視する手段を具備すること
により、術者が装置本体から離れた場所にいても、加温
治療の様子を監視でき、安全に良好な治療が行えるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のハイパーサーミア
装置の全体の構成図。
【図2】同実施形態の加温治療装置の正面図。
【図3】同実施形態の操作盤の正面図。
【図4】同実施形態の腔内アプリケータの縦断側面図。
【図5】同実施形態の加温装置遠隔操作部の正面図。
【図6】この発明の第2の実施形態の加温装置遠隔操作
部の斜視図。
【図7】この発明の第3の実施形態の加温装置遠隔操作
部の正面図。
【図8】この発明の第4の実施形態の仕切り壁の縦断側
面図。
【図9】この発明の第5の実施形態の加温装置遠隔操作
部の正面図。
【図10】この発明の第8の実施形態の加温装置本体の
斜視図。
【図11】この発明の第9の実施形態のハイパーサーミ
ア装置の全体の構成図。
【図12】同実施形態のブロック図。
【図13】この発明の第10の実施形態のハイパーサー
ミア装置の全体の構成図。
【図14】同実施形態のブロック図。
【図15】この発明の第11の実施形態のハイパーサー
ミア装置の全体の構成図。
【図16】同実施形態のブロック図。
【図17】この発明の第12の実施形態のブロック図。
【図18】同実施形態の遠隔操作部の正面図。
【図19】(a)〜(c)は遠隔表示部の表示形式の例
を示す図。
【符号の説明】
1…加温装置本体 2…腔内アプリケータ 3…体外アプリケータ 11…加温装置遠隔操作部 17…モニター 18…操作盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電極を加温することにより、温熱
    治療を行うハイパーサーミア装置において、 放射線治療用の放射線放射源を挿通可能な前記高周波電
    極を有する腔内アプリケータと、 前記腔内アプリケータを接続し加熱治療を行う装置本体
    と、 前記装置本体と離れた場所に設置され少なくとも患者の
    状態を監視する機能を有する遠隔部とを有し、 温熱治療と放射線治療を同時併用可能としたことを特徴
    とするハイパーサーミア装置。
JP7260276A 1995-10-06 1995-10-06 ハイパーサーミア装置 Pending JPH0999097A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010040364A1 (en) 2008-10-08 2010-04-15 Helmholtz Zentrum München Deutsches Forschungszentrum Für Gesundheit Und Umwelt (Gmbh) Therapeutic device combining radiation therapy and thermotherapy
JP2012152559A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Barts & The London Nhs Trust 感受性検査用装置

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