JPH099713A - 作業機の連結装置 - Google Patents

作業機の連結装置

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JPH099713A
JPH099713A JP16228295A JP16228295A JPH099713A JP H099713 A JPH099713 A JP H099713A JP 16228295 A JP16228295 A JP 16228295A JP 16228295 A JP16228295 A JP 16228295A JP H099713 A JPH099713 A JP H099713A
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/627Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業機前部の被連結部のコンパクト化を図
り、被連結部の拡開方向の位置を常に一定位置に規制す
ることができる作業機の連結装置を提供する。 【構成】 トラクタに連結部17を備え、作業機に、支
持板39に揺動自在に枢支して対向方向に開閉自在とな
る一対の揺動部材43と、該一対の揺動部材43を拡開
方向に付勢する付勢手段48と、拡開方向の位置規制を
するストッパー45と、一対の揺動部材43が閉鎖した
際にこの閉鎖状態を保持するロック手段53とを有する
被連結部42を備え、付勢手段48を、一対の揺動部材
43の側面に架け渡して備え、ストッパー45を、一対
の揺動部材43間に配置し、且つ支持板39に対して固
定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタにバックホー
等の作業機を装着するための作業機の装着装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の作業機の連結装置には、例えば特
開平6─264465号公報に記載のように、トラクタ
の後部に連結部を設け、作業機の前部に、支持板に揺動
自在に枢支して対向方向に開閉自在とする上下一対の揺
動部材と、該一対の揺動部材を拡開方向に付勢する付勢
手段と、拡開方向の位置規制をするストッパーと、一対
の揺動部材が閉鎖した際にこの閉鎖状態を保持するロッ
ク手段とを有する被連結部を備え、前記連結部を前記一
対の揺動部材間に配置して該一対の揺動部材を閉鎖し、
前記ロック手段により閉鎖状態を保持することで連結部
と被連結部とを連結するようにしたものがある。
【0003】前記付勢手段は、上下一対の揺動部材の上
下端部から突出した掛止片と、揺動部材を枢支している
支持板との間に、上下それぞれに引っ張りバネよりなる
付勢手段を介設して拡開方向に付勢し、前記ストッパー
は、一対の揺動部材の対向面に規制面を形成して、上下
規制面が互いに当接することで拡開位置を規制をするス
トッパーとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の作業機の連結装
置においては、付勢手段が揺動部材の上下端部より上下
方向外方に位置しているため、この付勢手段を設けるス
ペースが必要で被連結部が大型となって作業機を小型化
するにおいての妨げとなり、特に上側の付勢手段につい
ては、トラクタと作業機とを連結した状態で被連結部の
後方に作業機の運転者用のステップ等がある場合には、
足元のスペースを狭くすることとなり、乗降に差し支え
ることとなっていた。また、揺動部材の上下2箇所に付
勢手段を必要とすることから部品点数が多くなりコスト
アップの原因となっていた。
【0005】また、ストッパーについては、一対の揺動
部材の対向面に設けた規制面をストッパーとしているた
め、コンパクト化を図ることができるが、それぞれの規
制面は揺動部材の回動に伴って位置が変わるものである
ため、対向した規制面を正規の位置で当接させるのが困
難で、従って、一対の揺動部材の拡開方向の位置規制を
常に一定の位置でするのが困難であり、これにより、一
対の揺動部材の拡開部分の位置と連結部との相対的な位
置が変わることとなって該連結部と被連結部との連結、
即ちトラクタと作業機との連結に支障を来す恐れがあ
る。
【0006】そこで、本発明は、被連結部のコンパクト
化及びコストダウンを図り、また、被連結部の拡開方向
の規制位置を常に一定位置に規制してトラクタと作業機
との連結を確実に行うことができる作業機の連結装置を
提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクタ1と
作業機7とのいずれか一方に連結部17を備え、他方に
被連結部42を備え、該被連結部42は、支持板39に
揺動自在に枢支して対向方向に開閉自在となる一対の揺
動部材43と、該一対の揺動部材43を拡開方向に付勢
する付勢手段48と、拡開方向の位置規制をするストッ
パー45と、一対の揺動部材43が閉鎖した際にこの閉
鎖状態を保持するロック手段53とを有し、前記連結部
17を前記一対の揺動部材43間に配置して該一対の揺
動部材43を閉鎖し、前記ロック手段53により閉鎖状
態を保持することで連結部17と被連結部42とを連結
する作業機の連結装置において、上述の目的を達成する
ために以下の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、前記付勢手段48を、前記一対
の揺動部材43の側面に架け渡して備えることを特徴と
している。そして、前記ストッパー45を、前記一対の
揺動部材43の対向面が当接するように該一対の揺動部
材43間に配置し、且つ前記支持板39に対して固定す
ることを特徴としている。
【0009】
【作用】トラクタ1と作業機7とのいずれか一方に備え
た被連結部42の一対の揺動部材43を拡開方向に付勢
する付勢手段48を、一対の揺動部材43の側面に架け
渡して設けているため、該付勢手段48は、揺動部材4
3の側面における面積内に収められて被連結部42のコ
ンパクト化を図ることができ、これにより、トラクタ1
に作業機7を連結した状態で被連結部42の後方に運転
者のステップ等がある場合にも乗降等に差し支えがな
い。また、付勢手段48を一対の揺動部材43に架け渡
しているため、付勢手段48を1つのみとすることがで
き、部品点数を減らしてコストダウンが可能となる。
【0010】また、ストッパー45を、一対の揺動部材
43の対向面と当接するように該一対の揺動部材43間
に配置し、且つ支持板39に対して固定しているため、
コンパクト化を図りつつ、支持板39に対して固定され
たストッパー45に一対の揺動部材43の対向面が当接
することで拡開方向の位置規制を一定とし、これにより
揺動部材43の拡開部分と連結部17との相対位置も一
定となって作業機7のトラクタ1への装着を確実なもの
とできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図5において、1はトラクタで、エンジン、ミッシ
ョンケース等で構成される車体8と、該車体8の前部に
備える前輪2と、後部に備える後輪3等を有し、車体8
の後上部には、作業機昇降用の油圧装置9及び該油圧装
置9の上方を覆うフロアシート10が備えられている。
該フロアシート10の上部には、シート5が反転支持装
置65を介して前向き姿勢と、後ろ向き姿勢とに反転自
在に備えられ、該シート5の前部にハンドル4を備えて
いる。また、このトラクタ1の前部には、フロントロー
ダ6が、後部にはバックホー(作業機)7が着脱自在に
装着されている。
【0012】車体8の下部には、作業機7を装着するた
めに用いられる取り付け枠13が設けられ、該取付枠1
3は、車体8の下部左右両側に備える前後方向の主枠材
14と、この主枠材14の左右方向外側に上方突出状に
備えた外側枠材15と、該外側枠材15の内側に備えた
内側枠材16等を有し、この取付枠13は、ブラケット
12を介して後輪3の後車軸ケース11に連結されてい
る。
【0013】前記外側枠材15の後下部の左右方向内側
には、車体8から後方突出状に受部材18が固着されて
おり、この受部材18には上方開放状の凹部19が形成
され、これが後述する連結バー40と連結するようにな
っている。また、この受部材18の上方位置には、左右
方向の軸芯を有するマウントバー(連結部)17が配置
され、このマウントバー17は前記外側枠材15と前記
内側枠材16間に固定されている。
【0014】図6に示すように、バックホー7の機枠2
2は、上下一対の主枠材23と、上下主枠材23の前端
部同志を連結する前枠材24と、上下主枠材23の中間
部同志を連結する中間枠材25等を備えて成る。上下主
枠材23の後端部には旋回枠26が縦軸廻りに左右揺動
自在に取付けられ、左右一対の旋回シリンダ27によっ
て旋回可能とされ、旋回枠26の下部にはブーム28の
基部が枢着され、ブームシリンダ29によって上下に揺
動可能とされている。ブーム28の先端部にはアームシ
リンダ30によって回動されるアーム31の基部が枢着
され、アーム31の先端部にはバケット33が枢支さ
れ、リンク機構を介してバケットシリンダ32によって
揺動動作される。
【0015】機枠22の上部にはステップ37が設けら
れ、このステップ37上にはコントロールボックス38
が取付けられている。また、機枠22の左右両側には、
ブラケット34を介してスタビライザ35が揺動シリン
ダ36により上下揺動自在に設けられている。機枠22
の前部の左右両側には支持板39が固着されており、支
持板39の下部には左右方向の軸心を有する連結バー4
0が設けられ、この連結バー40の左右方向両端部は支
持板39から左右方向外方に突出されると共に、支持板
39下端の左右方向外側には案内板51を固定してお
り、該案内板51は、その下端を左右方向内方に傾斜さ
せた案内部51aを有する。
【0016】各支持板39の連結バー40の上方でかつ
左右方向外側面には、上下に対向配置された一対のマウ
ントホルダ(揺動部材)43を有する被連結部42が配
設されている。該被連結部42は、支持板39に揺動自
在に枢支されて対向方向に開閉自在となる前記上下一対
のマウントホルダ43と、該一対のマウントホルダ43
を拡開方向に付勢する付勢手段48と、拡開方向の位置
規制をするストッパー45と、一対のマウントホルダ4
3が閉鎖した際にこの閉鎖状態を保持するロック手段5
3とを有している。
【0017】上下一対のマウントホルダ43は支持板3
9の外側面に左右方向の軸心を有する上下の支軸41
a、41bに枢支されており、対向方向に揺動すること
により開閉自在に備えている。なお、上側のマウントホ
ルダ43を支持する支軸41aは左右支持板39間に亘
って設けられ、下側のマウントホルダ43を支持する支
軸41bは左右別個に設けられている。そして、上下一
対のマウントホルダ43の外側面側には、上下の支軸4
1a、41bの外側端部にボルト46aによって固定さ
れた押さえ板46が設けられている。
【0018】前記付勢手段48は、引っ張りバネ等より
なり、一対のマウントホルダ43の左右方向外側面間に
架け渡されている。この付勢手段48は、上下の支軸4
1a、41bより後方で、一対のマウントホルダ43の
それぞれの左右方向外側面より外方へと突出した掛止突
部49に掛け止められて連結しており、一対のマウント
ホルダ43が付勢手段48によって互いに引っ張り合う
ように作用し、該マウントホルダ43をトラクタ1側
(前方)へ向けて拡開するように付勢している。したが
って付勢手段48はマウントホルダ43の側面における
面積内に収まることとなり、被連結部42のコンパクト
化を図っている。また、付勢手段48を一対の揺動部材
43に架け渡しているため、付勢手段48を1つのみと
することができ、部品点数を減らしてコストダウンが可
能となる。
【0019】また、マウントホルダ43と、支持板39
及び押さえ板46とは支軸41a、41bを介してのみ
係わっているので、支持板39及び押さえ板46の外形
もマウントホルダ43の外形に伴って小さくすることが
できる。なお、前記押さえ板46には、上下のマウント
ホルダ43の回動に伴って移動する掛止突部49が挿通
する円弧状の長孔47を形成している。
【0020】一対のマウントホルダ43の対向面には、
トラクタ1側の取付枠9に設けたマウントバー17に嵌
合する円弧状凹部44が形成されると共に、この凹部4
4の後方は切り欠かれて、後方に向けて開放状の係合凹
部50が形成されている。また、一対のマウントホルダ
43が拡開した際に、この係合凹部50部分が当接する
前記ストッパー45を一対のマウントホルダ43間に配
置している。このストッパ45は、棒状に形成して押さ
え板46の内側面より左右方向内方に突出して固定され
ており、したがって前記支持板39に対して固定されて
いる。
【0021】なお、一対のマウントホルダ43とマウン
トバー17とが連結した際に、該マウントバー17と干
渉しないように、前記凹部44の側方の支持板39及び
押さえ板46はU字状に切欠かれている。前記ロック手
段53は、マウントホルダ43の後方に配置され、マウ
ントホルダ43の閉鎖時における拡開を規制、即ち閉鎖
状態を保持する。このロック手段53は、前記係合凹部
50に嵌合する頭部54a及び該頭部54aの左右方向
外側にその前部が固着された軸部54bとを有するロッ
ク部材54と、該ロック部材54をマウントホルダ43
に対して進退操作する操作部55を有している。
【0022】該操作部55は、支持板39の外側面に左
右方向外方に突出した支軸56と、、該支軸56に回動
自在に支持された操作レバー57と、この操作レバー5
7と一体回動し、ロック部材54の軸部54aの前部に
設けたピン62と連結するアーム58を有し、軸部54
bの後部は機枠22の上側の主枠材23に固着された支
持プレート59に軸心方向摺動自在に支持され、この支
持プレート59と前記ピン62との間には圧縮バネ64
が套嵌されている。
【0023】前記支持プレート59の後面には上方が開
放した切欠凹部63aを形成した位置決め部材63が固
着されている。前記軸部54bには軸方向前後に2つの
穴60、61が形成され、後側の穴61を位置決め部材
63の切欠凹部63aを対向させて、係止ピン52を穴
60に挿通、及び切欠凹部63aに係止することによ
り、ロック部材54はロック位置に保持され、前側の穴
60を切欠凹部63aに対向して係止ピン52を挿通、
係止することより、ロック部材54は退避位置に保持さ
れる。なお、前記押さえ板46の後部は、ロック部材5
4の軸部54bの前部が干渉しないようにU字状に切り
欠かれている。
【0024】図5及び図7に示すように、トラクタ1の
前記シート5は、トラクタを路上走行させたり、フロン
トローダ6による作業をしたりする時に使用する前向き
姿勢Aと、バックホー7作業時に使用する後向き姿勢B
とに前記反転支持装置65によって姿勢変更可能となっ
ている。図7に示すように、70は車体2のフロアシー
ト10側に装着される固定台で、取付板66の上に左右
一対の側壁板67を立設し、取付板66の前部に前側壁
板68を立設し、左右側壁板67の後端を連結板69で
連結している。
【0025】この固定台70の左右側壁板67には前後
一対の平行リンク71の下端を支持している。前後平行
リンク71F、71Rは各下端が固定台70に設けた前
後横軸72F、72Rに枢支連結され、前上向き傾斜状
態から後上向き傾斜状態まで揺動可能である。後上向き
傾斜状態の後平行リンク71Rは、固定台70の連結板
69に当接することにより受持される。
【0026】前記前後平行リンク71F、71Rはそれ
ぞれ左右2本で形成され、前後平行リンク71F、71
Rの各上端には前後支持軸74F、74Rを介して支持
台73が連結されている。そして、後平行リンク71R
は下端から下方に突出したアーム75を有し、この左右
アーム75間にロッド76が固定され、このロッド76
と前横軸72Fとの間に前記引張りバネ86が張設され
ている。
【0027】後平行リンク71Rが揺動すると、ロッド
23は前後横軸4F、4Rの中心線を横切ることにな
り、引張りバネ86によって平行リンク71F、71R
は常に起立方向(上端を上向き)に付勢されている。7
7は旋回台で、支持台73上に中央の縦軸78を中心に
旋回可能に載置され、支持台73に設けたロックピン8
7を、旋回台77に設けた前後2ヵ所係止孔89に係脱
自在に係止し、該前後係止孔89のいずれか一方に係止
することにより、前向き姿勢Aと後向き姿勢Bとに設定
される。
【0028】旋回台77上には左右1対のガイドレール
80が固定され、この左右ガイドレール80に摺動板7
9が前後摺動固定自在に設けられ、前後位置決め手段
(図示略)によって摺動した位置で摺動板79を固定可
能にしている。前記摺動板79の前部に枢軸81を介し
てシート5の前部が枢結され、摺動板79の後部にシー
ト5の後部を受持するクッション82が設けられてい
る。シート5は枢軸81廻りに回動することにより、旋
回台77を露出可能である。
【0029】前記後平行リンク71Rの下端近傍には、
それと一体揺動するアーム75に設けたロッド76の端
部と係合する係止体84を備え、該係止体84は固定台
70に設けた支持ピン85廻りに揺動可能に支持されて
いる。前記係止体84はベルクランク形状で、凹部84
cを介して上下二又に分かれた前当接部84aと後当接
部84bとを有しており、該前後当接部84a、84b
の分岐点部が支持ピン85に枢支されている。
【0030】後平行リンク71Rが前上向きの状態では
前当接部84aとロッド76端部が係合し、後上向きの
状態で後当接部84bがロッド76端部が係合するよう
になっており、これにより平行リンク71の上向き揺動
を規制して、シート5が設定高さ以上に上昇するのを制
限している。なお、係止体84の下部には、該係止体8
4をロッド76端部に対して係脱すべく揺動させる操作
部材83をピン93を介して設け、該操作部材83は、
前記固定台70の前側壁板68に前後方向摺動可能に支
持され、かつバネ83aによって係止体84の前当接部
84a又は後当接部84bがロッド76端部と係合する
位置となるように付勢されている。また、支持台73の
前下部には、バネ及びゴム体等よりなるクッション手段
94を設けて平行リンク71が前上向きの際の下降限界
を設定している。
【0031】前記ロックピン87は、支持台73の下面
で圧縮バネ88を介して下方に付勢されており、前記前
支持軸74Fの左右方向中央には、ロックピン87の下
端に当接し、旋回台77と支持台73とのロックピン8
7による係合を係脱操作するカム90を設けている。こ
のカム90は、図8及び図9に示すように、側面視円弧
状部分と平面状部分を有し、円弧状部分は、前記平行リ
ンク71が前上向き及び後上向きの状態のときにロック
ピン87を上に押し上げて旋回台77の係止孔89に係
合させるロック面91となり、平面状部分は、平行リン
ク71が起立状態のときに、ロックピン87を圧縮バネ
88によって下方に押し下げて係止孔89から離脱させ
るロック解除面92となっている。なお、このロック解
除面92は、前平行リンク71Fの長手方向と垂直な略
平面状に形成している。
【0032】上記のような構成で、トラクタ1にバック
ホー7を装着し、シート5を前向き姿勢Aから後ろ向き
姿勢B(図7参照)に変更して、バックホー7での作業
を可能な状態とするまでの動作を説明する。先ず、バッ
クホー7をトラクタ1から離脱させている状態では、図
1に示すように、マウントホルダ43は、付勢手段48
によって拡開された状態であり、また、トラクタ1にバ
ックホー7を装着するに先立って、ロック部材54は係
止ピン52を抜いて位置決め部材63による保持を解除
し、その頭部54aをマウントホルダ43の後面に当接
しておく。そして、バックホー7は左右のスタビライザ
35とバケット33とを接地させた状態で保持してお
く。
【0033】そして、バックホー7をトラクタ1に装着
するには、スタビライザ35、ブーム28等を操作する
ことによって、連結バー40を受部材18の上方に配置
し、スタビライザ35を上昇させてバックホー7を下降
させ、連結バー40を受部材18の凹部19に上方から
嵌合させる。そうすると、連結バー40が受部材18に
左右方向の軸心廻り回動自在に連結される。
【0034】このとき、マウントバー17はマウントホ
ルダ43の前方に位置しているが、一対のマウントホル
ダ43は、付勢手段48によって互いに引っ張り合って
拡開し、そして、その対向面は、支持板39に対して固
定のストッパー45に当接しているため、拡開部分の位
置は常に一定となり、したがって、マウントバー17と
の相対位置も常に一定となって確実に装着できるように
している。
【0035】次に、アームシリンダ30又はバケットシ
リンダ32を作動させて、バックホー7の機枠22を連
結バー40廻りに回動し、マウントホルダ43をトラク
タ1側に近接させる。そして、マウントバー17が図4
(a)に示すように、マウントホルダ43間に挿入、配
置されると共に、マウントバー17によって円弧状凹部
44の後端部が押圧されて、図4(b)に示すように、
マウントホルダ43が付勢手段48に抗して閉動作さ
れ、マウントバー17が一対のマウントホルダ43で挟
み込まれる。
【0036】このとき、マウントホルダ43の閉動作に
伴なって、係合凹部50が拡開して、ロック部材54の
頭部54aが圧縮バネ64に付勢されてこの係合凹部5
0に挿入され、この頭部54がマウントホルダ43間に
入って挟み込まれ、マウントホルダ43の付勢手段48
による開動作が阻止される。この状態で、位置決め部材
63の切欠凹部63aとロック手段53の後側の穴61
は合致し、係止ピン52を挿通、係止してロック手段5
3をロック位置に保持することにより、マウントバー1
7にマウントホルダ43が連結、即ち取付枠9にバック
ホー7の機枠22が連結固定され、トラクタ1にバック
ホー7が装着される。
【0037】以上のように、バックホー7をトラクタ1
に装着した状態では、被連結部42に後方には、バック
ホー7のステップ37が位置することとなるが、被連結
部42の上部には突出するものがないため、運転者の足
元のスペースを確保することができ、乗降等に差し支え
ることはない。次に、シート5を反転支持装置65によ
り反転させる動作を説明すると、先ず、シート5が前向
き姿勢A状態であるとき、後平行リンク71Rの下端に
設けた左右アーム75間のロッド76端部は係止体84
の前当接部84a当接することで平行リンク71の上方
への揺動を規制しており、下方には引張バネ86と、ク
ッション手段94とによって弾力的に支持されている。
また、前支持軸74Fに設けたカム90のロック面91
がロックピン87を押し上げて旋回台77をロックし、
シート5を前向き姿勢Aに維持している。
【0038】そして、操作部材83を前方に引っ張っ
て、係止体84の前当接部84aをロッド76端部から
離脱させる。そうすると、平行リンク71F、71Rは
引張バネ86によって立ち上がり、シート5が最上位置
にきたときに(引張バネ86が中立状態)、支持台73
のロックピン87の下端がカム90のロック解除面92
に当接し、自動的に旋回台77のロック状態が解除され
る。
【0039】そして、シート5を180度旋回させて後
向きにした後に、平行リンク71F、71Rを引張バネ
86に抗して連結板69に当接する後上向き傾斜状態ま
で揺動させる。この揺動によってロックピン87の下端
はカム90のロック解除面92からロック面91へと移
動し、自動的に上方へと押し上げられて旋回台の後側の
係止孔89に係合する。そして、係止体84の後当接部
84bがロッド76端部に当接しシート5が上昇するの
を阻止する。
【0040】このように、平行リンク71の前後揺動
で、ロックピン87のロック状態、及びロック解除状態
を自動的に行うことができ、例えばシート5を最上位置
にした状態で手動でロックピンを解除する等の作業を必
要とせず円滑なシート5の反転を行うことができる。な
お、前記装着状態からバックホー7を離脱させるには、
係止ピン52を抜いて操作レバー57を後方移動させる
ことで、ロック部材54を後方移動させて頭部54aを
係合凹部50から離脱させ、かつ退避位置に保持してお
く。そして、この状態で、前記と逆の動作を行うように
する。また、シート9を後向き姿勢Bから前向き姿勢A
に姿勢変更する場合、操作部材83を後方へ押して、係
止体84の後当接部84bをロッド76端部から離脱さ
せ、前記と逆の動作を行うようにすればよい。
【0041】本発明は、上記実施例に限ることなく適宜
設計変更可能で、例えば、トラクタ1側に被連結部42
を、作業機7側に連結部17をそれぞれ設けることがで
き、マウントホルダ43のストッパー45を押さえ板4
6側でなく、支持板39側に左右方向外方に突出状に設
けることができる。また、シート5の反転支持装置65
のカム90を前支持軸74Fではなく、後支持軸74R
に設けてもよく、この際には、ロックピン87を支持台
73の後部に設ければよい。
【0042】
【発明の効果】トラクタと作業機とのいずれか一方に備
えた被連結部の一対の揺動部材を拡開方向に付勢する付
勢手段を、一対の揺動部材の側面に架け渡して設けてい
るため、該付勢手段は、一対の揺動部材の側面における
面積内に収められて被連結部のコンパクト化を図ること
ができ、これにより、トラクタに作業機を連結した状態
で被連結部の後方に運転者のステップ等がある場合にも
乗降等に差し支えがない。また、付勢手段を一対の揺動
部材に架け渡しているため、付勢手段を1つのみとする
ことができ、部品点数を減らしてコストダウンが可能と
なる。
【0043】また、ストッパーを、一対の揺動部材の対
向面と当接するように該一対の揺動部材間に配置し、且
つ支持板に対して固定しているため、コンパクト化を図
りつつ、支持板に対して固定のストッパーに一対の揺動
部材の対向面が当接することで拡開方向の位置規制を一
定とし、これにより揺動部材の拡開部分と連結部との相
対位置も一定となって作業機のトラクタへの装着を確実
なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部の側面図である。
【図2】本発明の実施例を示し、図1のC−C矢示図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示し、図1のD−D矢示断面
図である。
【図4】本発明の実施例を示し、(a)は揺動部材を拡
開した状態、(b)は揺動部材の閉じて連結部と連結し
た状態を示す作用図である。
【図5】本発明の実施例の全体構成図である。
【図6】本発明の実施例を示し、特に作業機の構成を示
す側面一部断面図である。
【図7】本発明の実施例を示し、反転支持装置の構成を
示す側面一部断面図である。
【図8】本発明の実施例を示し、反転支持装置の上部を
示す側面断面図である。
【図9】本発明の実施例を示し、図8のE−E断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トラクタ 7 作業機(バックホー) 17 連結部(マウントバー) 42 被連結部 43 揺動部材(マウントホルダ) 45 ストッパー 48 付勢手段 53 ロック手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】次に、バックホー7の機枠22を連結バー
40廻りに回動し、マウントホルダ43をトラクタ1側
に近接させる。そして、マウントバー17が図4(a)
に示すように、マウントホルダ43間に挿入、配置され
ると共に、マウントバー17によって円弧状凹部44の
後端部が押圧されて、図4(b)に示すように、マウン
トホルダ43が付勢手段48に抗して閉動作され、マウ
ントバー17が一対のマウントホルダ43で挟み込まれ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ(1)と作業機(7)とのいず
    れか一方に連結部(17)を備え、他方に被連結部(4
    2)を備え、該被連結部(42)は、支持板(39)に
    揺動自在に枢支して対向方向に開閉自在となる一対の揺
    動部材(43)と、該一対の揺動部材(43)を拡開方
    向に付勢する付勢手段(48)と、拡開方向の位置規制
    をするストッパー(45)と、一対の揺動部材(43)
    が閉鎖した際にこの閉鎖状態を保持するロック手段(5
    3)とを有し、前記連結部(17)を前記一対の揺動部
    材(43)間に配置して該一対の揺動部材(43)を閉
    鎖し、前記ロック手段(53)により閉鎖状態を保持す
    ることで連結部(17)と被連結部(42)とを連結す
    る作業機の連結装置において、 前記付勢手段(48)を、前記一対の揺動部材(43)
    の側面に架け渡して備えることを特徴とする作業機の連
    結装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー(45)を、前記一対の
    揺動部材(43)の対向面が当接するように該一対の揺
    動部材(43)間に配置し、且つ前記支持板(39)に
    対して固定することを特徴とする請求項1に記載の作業
    機の連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000265488A (ja) * 1999-03-19 2000-09-26 Kubota Corp トラクタに装着する作業機の配管構造
US6711839B1 (en) 1999-08-25 2004-03-30 Kubota Corporation Tractor with a working implement
DE102018103746A1 (de) 2017-04-19 2018-10-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha System zum autonomen Fahren

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