JPH099660A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
- Publication number
- JPH099660A JPH099660A JP7154330A JP15433095A JPH099660A JP H099660 A JPH099660 A JP H099660A JP 7154330 A JP7154330 A JP 7154330A JP 15433095 A JP15433095 A JP 15433095A JP H099660 A JPH099660 A JP H099660A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- regenerative resistor
- short
- regenerative
- switching element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回生用トランジスタ短絡故障時の回生抵抗の
焼損の防止を安価かつ容易に実現する。 【構成】 回生抵抗の両端の電位差を監視し、回生抵抗
に電流が流れる時間を検知する回路と、流れる時間とあ
らかじめ設定された回生トランジスタのオン時間を比較
し、流れる時間が長い場合、回生用トランジスタの短絡
故障であると判断する短絡検出回路と、電流遮断器をそ
なえた構成で回生抵抗の焼損および２次的な災害を確実
に防止できるとともに、現在の構成を大きく変えること
なく容易に実現が可能である。
焼損の防止を安価かつ容易に実現する。 【構成】 回生抵抗の両端の電位差を監視し、回生抵抗
に電流が流れる時間を検知する回路と、流れる時間とあ
らかじめ設定された回生トランジスタのオン時間を比較
し、流れる時間が長い場合、回生用トランジスタの短絡
故障であると判断する短絡検出回路と、電流遮断器をそ
なえた構成で回生抵抗の焼損および２次的な災害を確実
に防止できるとともに、現在の構成を大きく変えること
なく容易に実現が可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機の可変速に用
いられるインバータ装置において、回生用のスイッチン
グ素子に短絡故障が生じても回生抵抗が焼損しないよう
に保護する装置に関するものである。
いられるインバータ装置において、回生用のスイッチン
グ素子に短絡故障が生じても回生抵抗が焼損しないよう
に保護する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に汎用のインバータでは、回生時に
電動機より返流されるエネルギーを吸収するために回生
抵抗を備え、この回生抵抗へ電流を流すスイッチング素
子としてＭＯＳ−ＦＥＴやＩＧＢＴなどが用いられる。
ここで、このスイッチング素子が何らかの理由で短絡故
障した場合には、回生抵抗に異常な発熱を招き、最悪の
場合回生抵抗が焼損してしまうと同時に周辺の部品へも
二次的な損傷をおよぼす恐れがあった。
電動機より返流されるエネルギーを吸収するために回生
抵抗を備え、この回生抵抗へ電流を流すスイッチング素
子としてＭＯＳ−ＦＥＴやＩＧＢＴなどが用いられる。
ここで、このスイッチング素子が何らかの理由で短絡故
障した場合には、回生抵抗に異常な発熱を招き、最悪の
場合回生抵抗が焼損してしまうと同時に周辺の部品へも
二次的な損傷をおよぼす恐れがあった。
【０００３】従来、これを防ぐ手段としてたとえば回生
抵抗と直列に温度ヒューズなどを取り付けて、スイッチ
ング素子の短絡故障時には温度ヒューズが切れることで
回生抵抗への電流を遮断するといった方法が取られてい
た。
抵抗と直列に温度ヒューズなどを取り付けて、スイッチ
ング素子の短絡故障時には温度ヒューズが切れることで
回生抵抗への電流を遮断するといった方法が取られてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、温度ヒューズと回生抵抗の温度が上昇する
速さのマッチングによっては、温度ヒューズの動作が間
に合わず保護手段が機能する前に回生抵抗が焼損に至っ
てしまうという問題点を有していた。
の構成では、温度ヒューズと回生抵抗の温度が上昇する
速さのマッチングによっては、温度ヒューズの動作が間
に合わず保護手段が機能する前に回生抵抗が焼損に至っ
てしまうという問題点を有していた。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、確実な回生抵抗の保護手段を有するインバータ装置
を提供することを目的とする。
で、確実な回生抵抗の保護手段を有するインバータ装置
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインバータ装置は、回生抵抗の両端の電圧を
監視することで回生抵抗に電流が流れる時間を検出し、
この時間があらかじめ決められた期間以上であると、ス
イッチング素子の短絡であると認識する短絡検出回路
と、短絡検出回路からの信号を受けて回生抵抗への電流
を遮断する電流遮断器から構成された回生抵抗保護手段
を有している。
に本発明のインバータ装置は、回生抵抗の両端の電圧を
監視することで回生抵抗に電流が流れる時間を検出し、
この時間があらかじめ決められた期間以上であると、ス
イッチング素子の短絡であると認識する短絡検出回路
と、短絡検出回路からの信号を受けて回生抵抗への電流
を遮断する電流遮断器から構成された回生抵抗保護手段
を有している。
【０００７】
【作用】この構成によって、回生抵抗が焼損する前に確
実に保護できるインバータ装置を提供することができ
る。
実に保護できるインバータ装置を提供することができ
る。
【０００８】
（実施例１）以下本発明の第１の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【０００９】図１は本発明の第１の実施例におけるイン
バータ装置のブロック図である。図１において、１はコ
ンバータ部でブリッジ接続されたダイオード９と平滑用
電解コンデンサ１０から構成される。２はインバータ
部、３は回生抵抗、４は回生抵抗へ流れる電流をオン・
オフされるスイッチング素子で通常ＭＯＳ−ＦＥＴやＩ
ＧＢＴなどが用いられる。また、スイッチング素子４の
オン時間Ｔｏｎとオフ時間Ｔｏｆｆはあらかじめ所定の
値に設定されているものとする。５は電圧監視回路、６
は短絡検出回路、７は電流遮断器で接点はノーマル・ク
ローズとする。８は誘導電動機である。
バータ装置のブロック図である。図１において、１はコ
ンバータ部でブリッジ接続されたダイオード９と平滑用
電解コンデンサ１０から構成される。２はインバータ
部、３は回生抵抗、４は回生抵抗へ流れる電流をオン・
オフされるスイッチング素子で通常ＭＯＳ−ＦＥＴやＩ
ＧＢＴなどが用いられる。また、スイッチング素子４の
オン時間Ｔｏｎとオフ時間Ｔｏｆｆはあらかじめ所定の
値に設定されているものとする。５は電圧監視回路、６
は短絡検出回路、７は電流遮断器で接点はノーマル・ク
ローズとする。８は誘導電動機である。
【００１０】電圧監視回路５は、回生抵抗の両端の電位
差を監視し、電位差が生じた場合この期間Ｔｓの間信号
を出力する。電圧監視回路５からの信号を受けて、短絡
検出回路６はＴｓとスイッチング素子４の所定のオン時
間Ｔｏｎを比較し、ＴｓがＴｏｎより長ければスイッチ
ング素子４の短絡故障であると判断し短絡検出信号を出
力する。短絡検出信号を受けて電流遮断器７は接点をオ
ープンにし回生抵抗３への電流を遮断する。
差を監視し、電位差が生じた場合この期間Ｔｓの間信号
を出力する。電圧監視回路５からの信号を受けて、短絡
検出回路６はＴｓとスイッチング素子４の所定のオン時
間Ｔｏｎを比較し、ＴｓがＴｏｎより長ければスイッチ
ング素子４の短絡故障であると判断し短絡検出信号を出
力する。短絡検出信号を受けて電流遮断器７は接点をオ
ープンにし回生抵抗３への電流を遮断する。
【００１１】（実施例２）以下本発明の第２の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【００１２】図２は本発明の第２の実施例におけるイン
バータ装置のブロック図である。図１との違いは、電流
遮断器７の替わりに電源とコンバータ部１の間に電磁接
触器１１を用いたところにある。電磁接触器１１によ
り、インバータ装置全体への電流の供給を遮断すること
ができる。
バータ装置のブロック図である。図１との違いは、電流
遮断器７の替わりに電源とコンバータ部１の間に電磁接
触器１１を用いたところにある。電磁接触器１１によ
り、インバータ装置全体への電流の供給を遮断すること
ができる。
【００１３】（実施例３）以下本発明の第３の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【００１４】図３は本発明の第３の実施例におけるイン
バータ装置のブロック図である。図１との違いは、電流
遮断器７を直流中間回路上の、インバータ部２と回生抵
抗３の接続点と、コンバータ部１の間に配設した点であ
る。電流遮断器７によって、回生抵抗３とインバータ部
２への電流の供給を同時に遮断することができる。
バータ装置のブロック図である。図１との違いは、電流
遮断器７を直流中間回路上の、インバータ部２と回生抵
抗３の接続点と、コンバータ部１の間に配設した点であ
る。電流遮断器７によって、回生抵抗３とインバータ部
２への電流の供給を同時に遮断することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は、回生抵抗へ電流
を流すスイッチング素子の所定のオン時間と、抵抗の両
端の電位差を検出して得られる実際に回生抵抗に電流が
流れている時間とを比較することによって、スイッチン
グ素子の短絡故障を検知し、回生抵抗あるいはインバー
タ装置全体への電流の供給を遮断することで、回生抵抗
の焼損を確実に防止できるインバータ装置を構成するこ
とができる。
を流すスイッチング素子の所定のオン時間と、抵抗の両
端の電位差を検出して得られる実際に回生抵抗に電流が
流れている時間とを比較することによって、スイッチン
グ素子の短絡故障を検知し、回生抵抗あるいはインバー
タ装置全体への電流の供給を遮断することで、回生抵抗
の焼損を確実に防止できるインバータ装置を構成するこ
とができる。
【図１】本発明の第１の実施例におけるインバータ装置
のブロック図
のブロック図
【図２】本発明の第２の実施例におけるインバータ装置
のブロック図
のブロック図
【図３】本発明の第３の実施例におけるインバータ装置
のブロック図
のブロック図
１ コンバータ部 ２ インバータ部 ３ 回生抵抗 ４ スイッチング素子 ５ 電圧監視回路 ６ 短絡検出回路 ７ 電流遮断器 ８ 誘導電動機 ９ ブリッジ・ダイオード １０ 平滑用電解コンデンサ １１ 電磁接触器
Claims (3)
- 【請求項１】交流を直流に交換するコンバータ部と、パ
ルス幅変調された制御信号にもとづき直流を再び交流に
変換するインバータ部と、直流中間回路に設けられた回
生エネルギー吸収用の回収抵抗と、コンバータ部の電圧
に応じて、あらかじめ決められたオン時間Ｔｏｎおよび
オフ時間Ｔｏｆｆにしたがって回生抵抗に電流を流すス
イッチング素子とをそなえ、回生抵抗の両端の電位差を
監視し電位差の生じている期間Ｔｓだけ信号を出力する
電圧監視回路と、ＴｓとＴｏｎとを比較し、Ｔｓの方が
長い場合には前記スイッチング素子の短絡故障であると
判断し短絡検出信号を出力する短絡検出回路と、回生抵
抗と直列に接続され短絡検出回路からの信号を受けて回
生抵抗への電流を遮断する電流遮断器から構成される回
生抵抗保護手段を有するインバータ装置。 - 【請求項２】回生抵抗に直列に接続された電流遮断器の
替わりに、電源とコンバータ部の間に短絡検出回路から
の信号を受けてコンバータ部への電源の供給を遮断する
電磁接触器を有する請求項１記載のインバータ装置。 - 【請求項３】電流遮断器がインバータ部と回生抵抗の接
続点と、コンバータ部との間に配設された請求項１記載
のインバータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15433095A JP3473188B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15433095A JP3473188B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | インバータ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH099660A true JPH099660A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3473188B2 JP3473188B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=15581796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15433095A Expired - Fee Related JP3473188B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | インバータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473188B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002064901A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Toshiba Corp | 電気車制御装置 |
| EP1847839A2 (fr) * | 2006-04-21 | 2007-10-24 | Alstom Transport S.A. | Procédé de dépistage d'un court-circuit résistif, systéme module et support d'enregistrement pour ce procédé |
| JP2009136102A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Oriental Motor Co Ltd | 回生抵抗保護装置 |
| JP2009136103A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Oriental Motor Co Ltd | 回生抵抗保護装置 |
| CN101804933A (zh) * | 2005-04-11 | 2010-08-18 | 富士达株式会社 | 升降机的控制装置 |
| JP2017178473A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 住友重機械工業株式会社 | リフティングマグネット装置 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15433095A patent/JP3473188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002064901A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Toshiba Corp | 電気車制御装置 |
| CN101804933A (zh) * | 2005-04-11 | 2010-08-18 | 富士达株式会社 | 升降机的控制装置 |
| EP1847839A2 (fr) * | 2006-04-21 | 2007-10-24 | Alstom Transport S.A. | Procédé de dépistage d'un court-circuit résistif, systéme module et support d'enregistrement pour ce procédé |
| FR2900241A1 (fr) * | 2006-04-21 | 2007-10-26 | Alstom Transport Sa | Procede de depistage d'un court-circuit resistif, systeme, module et support d'enregistrement pour ce procede |
| EP1847839A3 (fr) * | 2006-04-21 | 2011-03-09 | ALSTOM Transport SA | Procédé de dépistage d'un court-circuit résistif, systéme module et support d'enregistrement pour ce procédé |
| AU2007201678B2 (en) * | 2006-04-21 | 2011-07-07 | Alstom Transport Technologies | Method for tracing a resistive short-circuit , system, module and recording medium for this method |
| JP2009136102A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Oriental Motor Co Ltd | 回生抵抗保護装置 |
| JP2009136103A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Oriental Motor Co Ltd | 回生抵抗保護装置 |
| JP2017178473A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 住友重機械工業株式会社 | リフティングマグネット装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3473188B2 (ja) | 2003-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |