JPH0996434A - ふく射式空調システム - Google Patents

ふく射式空調システム

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Publication number
JPH0996434A
JPH0996434A JP7253586A JP25358695A JPH0996434A JP H0996434 A JPH0996434 A JP H0996434A JP 7253586 A JP7253586 A JP 7253586A JP 25358695 A JP25358695 A JP 25358695A JP H0996434 A JPH0996434 A JP H0996434A
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JP
Japan
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air
indoor
damper
outlet
duct
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Pending
Application number
JP7253586A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Doi
隆司 土井
Koichi Kitagawa
晃一 北川
Toshihiko Saito
俊彦 斎藤
Noriko Sensui
紀子 泉水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7253586A priority Critical patent/JPH0996434A/ja
Publication of JPH0996434A publication Critical patent/JPH0996434A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露除去が早く行え、再結露のおそれのない
ふく射式空調システムを提供する。 【解決手段】 室内熱交換器108と室内ファン107
とを有する室内機101と、室内機から吹き出された空
気が通過する空気ダクトの室内側表面からふく射空調を
行うふく射ダクト102とを備えたふく射式空調システ
ムにおいて、室内機からの吹き出し空気を室内空間10
5に吹き出す近傍吹出口1と、室内機からの吹き出し空
気が、近傍吹出口またはふく射ダクトのいずれか一方を
通るように流路を切り替える第1ダンパー2とを備え、
ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、第1ダンパー
を開いて近傍吹出口から吹き出し空気を吹き出させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ふく射式空調シス
テムに関し、特にふく射ダクト内に空気を通過させつつ
室内空間の空調を行うふく射式空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来のふく射式空調システム
の概略構成を示す図であって、室内機101と、ふく射
ダクト102と、ダクト吹出口103と、前記ふく射ダ
クト102の表面が室内空間に向けられて構成されるふ
く射パネル104とが備えられている。室内機101は
室内ファン107と室内熱交換器108とを備えて構成
されている。105は温調の対象である室内空間であ
り、106は空気の吸込口である。
【0003】次に、図25に基づいて従来システムのふ
く射運転時の動作を説明する。
【0004】図25に示すように、室内空間105の空
気は吸込口106を介して吸い込まれ、室内ファン10
7を通過して室内熱交換器108によって温調され、ふ
く射ダクト102へ吹き出される。ふく射ダクト102
内を通過する空気により、ふく射ダクト表面のふく射パ
ネル104の面は温調される。この動作によってふく射
パネル104からの「放射空調」が行なわれる。また、
ふく射ダクト102通過後の空気はダクト吹出口103
より室内空間105に放出され、この放出により室内空
間105の「対流空調」が行なわれる。
【0005】図26は、従来システムを実際に冷房運転
した場合における空気温度とふく射パネルの温度状態を
示す図である。
【0006】図26に示すように、室内空気の状態が2
6℃・湿度60%の場合(露点温度は約18℃)、室内
熱交換器108の出口における空気の温度は12℃まで
冷却された。この冷却された空気はふく射ダクト102
に吹き出されてふく射パネル104が冷却され、ダクト
吹出口103では18℃まで上昇した。このとき冷却さ
れたふく射パネル104の温度は、室内機側が18℃と
なり、ダクト吹出口103付近では24℃となった。
【0007】一方、ふく射パネル104面における結露
は、ふく射パネル面の温度が[露点温度+2deg]以
下の状態の場所で生じることが実験によって確認されて
いる。従って、図26に示した状態下では、ふく射パネ
ル面温度が20℃以下の状態の場所にて結露が生じる
(図中、結露域として示す)。この結露が一旦発生する
と、室内空間の湿気がパネル結露面に付着しやすくな
り、露の成長が早くなる。これによって、冷ふく射を行
うための熱量が水の凝結熱に奪われ、ふく射効果が低減
するだけでなく、水滴が室内に落下し、家具等を痛める
おそれもある。そこで、結露を除去する必要がある。
【0008】図27は、前述の結露が生じた場合におけ
る従来システムの結露除去手順を示すフローチャートで
ある。
【0009】図27に示すように、結露が発生した場合
には、室内熱交換器108の温度が上げられて(例え
ば、35℃)(ステップS101)、吸い込み空気が加
熱されふく射パネル面が加熱され、結露した水滴が蒸発
される。蒸発が完了した場合には(ステップS102;
Yes)、室内熱交換器108の出口温度は吸込空気温
度以下に下げられて除湿運転が行なわれ(ステップS1
03)、吸込口106の空気湿度が65%以下になった
場合には(ステップS104;Yes)、結露除去運転
が終了され(ステップS105)、ふく射冷房運転が開
始される(ステップS106)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の結露除去制御では、以下のような問題点がある。
【0011】 ふく射パネル面に結露した水滴が蒸発
された後、室内湿度の上昇に伴い露点温度が上昇する。
このとき除湿運転が行なわれ、且つ、ふく射冷房運転も
行なわれるため、ふく射パネル面温度が露点温度+2d
eg以下となってしまい、再度結露してしまうおそれが
ある。
【0012】 上記で示した状態にならないように
室内熱交換器108の温度を制御すると、除湿量が少な
くなり、低湿度状態に戻すまでに時間がかかる。
【0013】そこで、本発明の目的は、結露除去が早く
行え、再結露のおそれのないふく射式空調システムを提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、室内熱交換器と室内ファンと
を有する室内機と、該室内機から吹き出された空気が通
過され室内側表面からふく射空調を行うふく射ダクトと
を備えたふく射式空調システムにおいて、前記室内機の
近傍に配置され、該室内機からの吹き出し空気を室内空
間に吹き出す近傍吹出口と、前記室内機からの吹き出し
空気が、前記近傍吹出口またはふく射ダクトのいずれか
一方を通るように流路を切り替える第1ダンパーとを備
え、前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記
第1ダンパーを開いて前記近傍吹出口から前記吹き出し
空気を吹き出させるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項1記載の発明によれば、ふく射ダク
ト表面に結露が生じた場合には、第1ダンパーを開いて
近傍吹出口から吹き出し空気を吹き出させ、結露したふ
く射パネル面に、室内機により除湿した空気または加熱
した空気を吹き付け、結露を取り除く。
【0016】また、請求項2記載の発明は、前記近傍吹
出口より下流側に配置され、前記室内機からの吹き出し
空気を室内空間に吹き出す第1中間吹出口と、前記室内
機からの吹き出し空気が、前記第1中間吹出口またはふ
く射ダクトのいずれか一方を通るように流路を切り替え
る第2ダンパーと、前記近傍吹出口と第1中間吹出口と
の間に配設された加熱器とを備え、前記ふく射ダクト表
面に結露が生じた場合に、前記第1ダンパーを閉じると
共に前記第2ダンパーを開いて前記第1中間吹出口から
前記吹き出し空気を吹き出させ、且つ、前記加熱器を作
動させるようにしたことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明によれば、ふく射ダク
ト表面に結露が生じた場合には、第1ダンパーを閉じ、
第2ダンパーを開いて第1中間吹出口から吹き出し空気
を吹き出させると共に加熱器を作動させて、結露したふ
く射パネル面に、室内機により除湿した空気または加熱
した空気を吹き付けると共に、ふく射パネル面を加熱し
て結露を取り除く。
【0018】また、請求項3記載の発明は、前記第1中
間吹出口は前記室内機からの吹き出し空気の風向を制御
するルーバーを備え、前記ふく射ダクト表面に結露が生
じた場合に、第1ダンパーを閉じると共に前記第2ダン
パーを開き、前記ルーバーの角度を前記第1中間吹出口
からの吹き出し空気が前記ふく射パネル面に吹き付けら
れるようにし、且つ、前記加熱器を作動させるようにし
たことを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明によれば、ふく射ダク
ト表面に結露が生じた場合には、第1ダンパーを閉じる
と共に第2ダンパーを開き、ルーバーの設定角度により
ふく射パネル面に、室内機により除湿した空気または加
熱した空気を吹き付けると共に、ふく射パネル面を加熱
して結露を取り除く。
【0020】また、請求項4記載の発明は、前記ふく射
ダクト表面に水分吸収材を備えると共に前記ふく射ダク
ト裏面に加熱器を備え、前記ふく射ダクト表面に結露が
生じた場合に、前記第1ダンパーを開き、前記加熱器を
作動させるようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明によれば、ふく射ダク
ト表面に結露が生じた場合には、第1ダンパーを開いて
吹き出し空気がふく射パネル面に直接吹き付けられるよ
うにすると共に加熱器を作動させて、結露したふく射パ
ネル面に、室内機により除湿した空気または加熱した空
気を吹き付けると共に、ふく射パネル面を加熱して結露
を取り除く。
【0022】また、請求項5記載の発明は、前記室内機
は室内ファンと蒸発領域における運転が可能な蒸発領域
室内熱交換器とSH領域における運転が可能なSH領域
室内熱交換器とを備え、前記室内機からの吹き出し空気
を室内空間に吹き出す第2中間吹出口と、前記室内機か
ら吹き出された空気が前記第2中間吹出口に到達する以
前の混合を防止すると共に、前記SH領域側を通過した
空気がふく射パネル側裏面を通過するように配置された
流路仕切板と、前記蒸発領域側を通過した空気が前記第
2中間吹出口もしくはふく射ダクトのいずれか一方を通
過するように切り替えると共に、前記SH領域側を通過
した空気が前記第2中間吹出口もしくはふく射ダクトの
いずれか一方を通過するように切り替える第3ダンパー
と、前記室内機と第2中間吹出口との間における前記ふ
く射ダクト表面に配置された水分吸収材とを備え、前記
ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記SH領域
の吹出し空気が第2中間吹出口から吹き出すように第3
ダンパーを開くと共に、前記室内熱交換器を蒸発領域と
SH領域とで運転するように制御することを特徴とす
る。
【0023】請求項5記載の発明によれば、ふく射ダク
ト表面に結露が生じた場合には、第3ダンパーを開い
て、SH領域の吹出し空気が第2中間吹出口から吹き出
すようにすると共に、室内熱交換器を蒸発領域とSH領
域とで運転するように制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて詳細に説明する。なお、既に説明した部分に
は同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0025】(1)第1実施形態例 図1は、本実施形態例のふく射式空調システムの構成図
である。
【0026】図1に示すように、室内熱交換器108の
吹出口の直近のふく射ダクト(空気ダクト)102に
は、該室内熱交換器108から吹き出された空気を、ふ
く射ダクト102を通過することなく直接吹き出す直接
吹出口1が形成され、該直接吹出口1の近傍には、室内
熱交換器108から吹き出された空気を直接吹出口1か
ら吹き出させるか、ふく射ダクトを通過させるかを切り
替えるための第1ダンパー(切替板)2が配置されてい
る。
【0027】即ち、第1ダンパー1が開かれた場合には
前記室内熱交換器108から吹き出された空気は直接吹
出口1から室内空間105に吹き出され、第1ダンパー
1が閉じられた場合にはふく射パネル104を温調した
後の空気がダクト吹出口103から室内空間105に吹
き出される。3は直接吹出ユニットであり、第1ダンパ
ー1と直接吹出口1とを含めた部分である。
【0028】図2は、前記ふく射式空調システムのふく
射冷房運転時におけるダクト内空気温度およびふく射パ
ネル温度の状態を示す図である。
【0029】図2に示すように、ふく射冷房運転は、第
1ダンパー2が閉じられた状態で吸込口106から室内
空気が吸い込まれ、室内熱交換器108によって温調さ
れた空気がふく射ダクト102を経由してダクト吹出口
103から吹き出されることによって行なわれる。
【0030】室内環境状態が室内温度26℃、室内湿度
60%となったとき、露点温度は約18℃となる。室内
熱交換器108によって12℃まで冷却された空気は、
ふく射ダクト102の入口で約12℃、ダクト吹出口1
03付近では18℃となり室内105に吹き出される。
また、このときのふく射パネル104の温度は18℃か
ら24℃まで変化している。前述の如くふく射パネル1
04の面が結露する際の温度状態は、露点温度+2de
g以下であるため、ふく射パネル表面のΔα部分に結露
が生じる(図中、結露域で示す)。かかる結露が生じた
場合に、結露除去運転が行なわれる。
【0031】(1−1) 図3は除湿した空気を吹き付
ける結露除去運転(冷風吹き付け)のフローチャートで
あり、図4は結露除去運転時における空気経路を示す図
である。
【0032】図3および図4に示すように、結露が生じ
た場合には第1ダンパー2が開けられ(ステップS
1)、空気流路が変更される(図4参照)。その後、除
湿された空気(冷風、例えば約15℃の乾いた空気)が
結露したふく射パネル104表面に吹き付けられ(ステ
ップS2,ステップS3)、水滴が蒸発されて結露量が
ゼロになるまで繰り返される(ステップS4)。
【0033】そして、ステップS4において結露量がゼ
ロになった場合には、室内機101の風量制御により、
直接吹出口1からの吹出方向が室内空間105側にされ
空気が室内循環されるように制御される(ステップS
5)。次いで、室内熱交換器108の冷房除湿用,低温
除湿制御が行なわれるので(ステップS6)、室内の居
住空間の環境変化は少ない。やがて、室内湿度が65%
以下になった場合には(ステップS7)、結露除去運転
が終了され(ステップS8)、第1ダンパー2が閉じら
れてふく射冷房運転が開始される(ステップS9)。
【0034】以上に説明した冷風吹き付けの結露除去運
転によれば、室内空間の温度を上昇させることなく、結
露の除去を行うことができる。
【0035】(1−2) 図5は、加熱した空気を吹き
付ける結露除去運転(温風吹き付け)のフローチャート
である。
【0036】図5に示すように、結露が生じた場合には
第1ダンパー2が開けられ(ステップS11)、空気流
路が変更される(図4参照)。その後、吸込空気温度よ
りも高く加熱された空気(温風、例えば約30℃)が結
露したふく射パネル104表面に低風量で吹き付けられ
(ステップS12,ステップS13)、水滴が蒸発され
る。この際、ふく射パネル面に熱(前記温風)を供給し
ているので、水滴は早く蒸発する。結露が完全に除去さ
れた後(ステップS14;Yes)、室内機101の風
量制御により、直接吹出口1からの吹出方向が室内空間
105側にされ、空気が室内循環されるように制御され
る(ステップS15)。
【0037】次いで、室内機101により冷房除湿用の
低温除湿制御が行なわれ(ステップS16)、室内湿度
が65%以下になった場合には(ステップS17)、結
露除去運転が終了され(ステップS18)、第1ダンパ
ー2が閉じられてふく射冷房運転が開始される(ステッ
プS19)。
【0038】以上に説明した温風吹き付け結露除去運転
によれば、ふく射パネル面が温風により加熱されて結露
が蒸発されるので、結露除去運転が短時間で終了され、
また、低風量で運転が行なわれているため、室内居住空
間には温風が届かず、室内居住空間の環境変化は少な
い。
【0039】(2)第2実施形態例 図6は本実施形態例のシステム構成図である。
【0040】本実施形態例と第1実施形態例との相違点
は、図6に示すように、本実施形態例では直接吹出口1
からΔαの距離に中間吹出口4が設けられ、ふく射ダク
ト102内の空気が第2ダンパー5によって中間吹出口
4もしくはふく射ダクト端部の吹出口103から吹き出
されるように空気流路が変更可能に構成された点と、前
記距離Δαの部分のふく射パネルの裏面にふく射パネル
表面を加熱するための加熱器6が配設された点である。
加熱器6としては、パネル型ヒーターや冷凍サイクルの
補助熱交換器などが好適である。なお、距離Δαは、ふ
く射ダクトの構造や室内機の性能や部屋の性能に基づい
て決定される。
【0041】図7は、本実施形態例におけるふく射冷房
併用運転時の空気経路を示す図である。
【0042】図7に示すように、第1ダンパー2および
第2ダンパー5が閉じられ、室内空気が吸い込まれ室内
熱交換器108によって温調された空気は、ふく射ダク
ト102を経由してダクト吹出口103から吹き出され
る。室内環境状態およびダクト内・ダクト表面の温度分
布が前記図2で示したようになったとき(室内温度26
℃、室内湿度60%)、ふく射パネル表面のΔα部分に
結露が生じる。このように結露が生じた場合、結露除去
運転が行なわれる。
【0043】(2−1) 図8は結露除去運転のフロー
チャートであり、図9は空気経路を示す図である。
【0044】図8および図9に示すように、結露が生じ
た場合には第1ダンパー2を閉じられ、且つ、第2ダン
パー5が開けられ(ステップS21)、空気流路が変更
される(図9参照)。その後、加熱器6が作動され(ス
テップS22)、結露したふく射パネル表面が加熱され
水滴が蒸発される。また、室内機101は、蒸発した水
分が室内に拡散されないように室内機付近にて循環空気
をショートサーキットSCさせる風量になるように室内
ファン107が制御され(ステップS23)、また、除
湿量を増やすために、室内熱交換器108の温度は低温
(約5℃)になるように温度制御される(ステップS2
4)。
【0045】水滴が完全に蒸発され結露量が“0”とな
った場合には(ステップS25;Yes)、加熱器6が
停止される(ステップS26)。蒸発した水分により室
内空間の湿度が上昇されているため、この水分を取り除
く必要がある。このため室内機101の吸い込み空気湿
度(室内湿度)が計測され、室内湿度が65%以下にな
るまで空気経路(図9)にて除湿運転が続行される(ス
テップS27)。
【0046】やがて、室内湿度が65%以下になった場
合には(ステップS27;Yes)、結露除去運転が終
了され(ステップS28)、第1,第2ダンパー2,5
が共に閉じられ、併用冷房運転(ふく射冷房運転)時の
空気経路にされ(図7参照)、結露除去運転前の併用冷
房運転時の室内熱交換器温度および室内ファン風量に制
御される(ステップS29)。
【0047】以上に説明した結露除去制御によれば、加
熱器6の作動により結露が短時間で蒸発されて除去され
ると共に、該蒸発した水分はショートサーキットSCに
より室内空間への拡散を少なくし、居住空間を良好に維
持しつつ結露除去を遂行することができる。
【0048】(2−2) 図10は別の結露除去制御方
法を示すフローチャートである。
【0049】図10において、ステップS31〜ステッ
プS35は、前記図8におけるステップS21〜ステッ
プS25と同一であるので、説明を省略する。
【0050】水滴が完全に蒸発され結露量が“0”とな
った場合には(ステップS35;Yes)、加熱器6が
停止される(ステップS36)。加熱器停止後、第1ダ
ンパー2が閉じられたままであり、第2ダンパー5が閉
じられ(ステップS37)、併用冷房運転の空気経路が
形成される(図7参照)。
【0051】蒸発した水分により室内空間の湿度が上昇
しているため、図7に示した空気岐路で通常の併用冷房
運転が行なわれると、再び結露してしまう。そこで、結
露を防止し、除湿を行い、且つ、併用冷房運転を行うた
めに、以下に示す制御を行う。
【0052】ふく射パネル104の温度は、ふく射ダク
ト102内の空気流速と空気温度によって変化する(空
気流速が早ければパネル温度は低下し、空気温度が低け
ればパネル温度は低下する)。また、除湿運転では、除
湿量を多くするため室内熱交換器108の温度を低く保
つ必要がある。そのため室内熱交換器温度は除湿運転時
のように低く保ち(例えば、約8℃)(ステップS3
8)、室内ファン107の風量をふく射パネル温度が露
点温度+2deg以上になるように制御し、且つ、水分
が室内空間に拡散しないように低風量にて制御する(ス
テップS39)。
【0053】この運転は、室内機吸い込み空気湿度(室
内湿度)が計測され、室内湿度が65%以下になるまで
続けられる(ステップS40)。
【0054】室内湿度が65%以下になった場合には
(ステップS40;Yes)、結露除去運転が終了され
(ステップS41)、結露除去運転前の併用冷房運転時
の室内熱交換器温度および室内ファン風量に制御される
(ステップS42)。
【0055】以上に説明した結露除去制御によれば、加
熱器6の作動に基づいて蒸発した水分により室内空間の
湿度が上昇するが、低温且つ低風量で除湿運転を行って
いるので、室内環境を良好に維持しつつ、ふく射ダクト
104の再結露を防止することができる。
【0056】(3)第3実施形態例 本実施形態例と第2実施形態例との相違点は、図11に
示すように、中間吹出口4に、ふく射パネル104面に
対して平行に空気の吹き出し可能な吹出ルーバー7が設
けられた点である。
【0057】そして、図12に示すように、結露が生じ
た場合には第1ダンパー2が閉じられ、且つ、第2ダン
パー5が開けられ、空気流路が変更される。また、中間
吹出口4のルーバー7の角度は、吹出空気が結露したふ
く射パネル面表面を通過する空気経路W1 になるように
制御される。その後、加熱器6が作動され、結露したふ
く射パネル表面が加熱され、水滴が蒸発される。また、
室内機101は、蒸発した水分が室内に拡散されないよ
うに室内機101付近にて循環空気がショートサーキッ
トされる風量にて室内ファン107が制御され、また、
除湿量を増やすために室内熱交換器温度は低温(約5
℃)になるように温度制御される。
【0058】水滴が完全に蒸発され結露量が“0”とな
った場合には、加熱器6が停止される。蒸発した水分に
より室内空間の湿度が上昇しているため、この水分を取
り除く必要がある。このため室内機101で吸い込んだ
空気湿度(室内湿度)が計測され、室内湿度が65%以
下になるまで、前述のルーバー7からの吹出空気が結露
したふく射パネル面表面を通過する空気経路W1 にて、
除湿運転が続行される。
【0059】室内湿度が65%以下になった場合には、
結露除去運転が終了され、第1,第2ダンパー2,5が
共に閉じられ、併用冷房運転時の空気経路に形成され
(図7参照)、結露除去運転前の併用冷房運転時の室内
熱交換器温度および室内ファン風量に制御される。
【0060】また、図13に示すように、ダクト吹出口
103にも吹出し角度の制御可能な第2ルーバー8が設
けられると空気経路W2 が形成されるので、結露除去後
の室内空気の除湿運転時に、パネル面付近の空気を室内
に拡散させることなく除湿できる。
【0061】以上に説明した結露除去制御によれば、ふ
く射パネル面に結露が発生した場合には、ルーバー7,
8により吹出空気が強制的にパネル面に吹き付けられる
ようにしているので、パネル面の結露の除去を促進させ
ることができる。
【0062】(4)第4実施形態例 本実施形態例と第1実施形態例との相違点は、図14に
示すように、室内熱交換器108の出口から距離Δβの
位置に第2中間吹出口9と第3ダンパー11が設けら
れ、ふく射ダクト102内の空気が第3ダンパー11に
よって第2中間吹出口9もしくはふく射ダクト端部の吹
出口103から吹き出すように空気流路が変更可能にさ
れると共に、前記距離Δβの部分のふく射パネル表面に
は結露した水分を保水可能な保水材料12が設けられ、
ふく射パネル裏面にはふく射パネル表面を加熱する加熱
器6が設けられた点である。
【0063】図15は、このシステムの運転立ち上げ時
の空気流路W3 およびダクト空気温度・ふく射パネル温
度の状態図である。
【0064】運転立ち上げ時などの冷房負荷が大きい場
合におけるダクト空気温度とふく射パネル温度の関係が
図15で示すようになるため、Δβ部分が低温になり結
露が生じる状態となる。しかし、保水材料12によって
或る程度の水分は吸収保持されるため、外観的には変化
が生じない。
【0065】なお、前述の第1,第2,第3実施形態例
(図1,図6,図11)においては、それぞれ直接吹出
口1が存在するので、冷房負荷が大きい場合にはこの直
接吹出口1より冷気が吹き出されるため、ふく射パネル
表面には結露が生じない。
【0066】図16は、本実施形態例におけるふく射冷
房併用運転時の状態図である。
【0067】図16に示すように、第3ダンパー11が
閉じられ、室内空気が吸い込まれて室内熱交換器108
によって温調された空気は、ふく射ダクト102を経由
してダクト吹出口103から吹き出される。しかし、室
内環境が安定し、前記図2で示したような状態が続く
と、ふく射パネル表面のΔβ部分に生じる結露量が増加
する。保水材料12に規定量以上の水分が溜まった場合
には、結露除去運転が行なわれる。
【0068】図17は本実施形態例の空気経路W4 を示
す図であり、図18は結露除去運転のフローチャートで
ある。
【0069】図17および図18に示すように、結露が
生じた場合には第3ダンパー11が開けられ(ステップ
S51)、空気流路が変更される(図17参照)。その
後、加熱器6が作動されて(ステップS52)、結露し
たふく射パネル表面が加熱され水滴が蒸発される。ま
た、室内機101は、蒸発した水分が室内に拡散されな
いように室内機付近にて循環空気をショートサーキット
させる風量にて室内ファン107が制御され(ステップ
S53)、また、除湿量を増やすために室内熱交換器温
度は低温(約5℃)になるように温度制御される(ステ
ップS54)。
【0070】水滴が完全に蒸発され結露量が“0”とな
った場合には(ステップS55;Yes)、加熱器6が
停止される(ステップS56)。蒸発した水分により室
内空間の湿度が上昇しているため、この水分を取り除く
必要がある。このため、室内機吸い込み空気湿度(室内
湿度)が計測され、室内湿度が65%以下になるまでこ
の空気経路にて除湿運転が続行される(ステップS5
7)。
【0071】室内湿度が65%以下になった場合には
(ステップS57;Yes)、結露除去運転が終了され
(ステップS58)、第3ダンパー11が閉じられ、併
用冷房運転時の空気経路が形成され(図16参照)、結
露除去運転前の併用冷房運転時の室内熱交換器温度およ
び室内ファン風量に制御される(ステップS59)。
【0072】また、結露が完全に除去された後に、第3
ダンパー11が閉じてダクト吹出口103より吹出空気
が出され、室内空気の除湿を行う制御方法をとってもよ
い。
【0073】更に、中間吹出口9およびダクト吹出口1
03などに、吹出し方向を制御可能なルーバーを設け、
ふく射パネル面に吹き付けるようにしてもよい。
【0074】以上に説明した結露除去制御によれば、運
転立ち上げ時などの冷房負荷が大きい場合にΔβ部分が
低温になり結露が生じる状態となるが、保水材料12に
よって或る程度の水分は吸収保持されるため、外観的に
は変化が生じない。また、保水量が規定値以上になった
場合には、図17に示すように、加熱器6で保水材料1
2を加熱しているので、短時間の内に前記水分を除去す
ることがでる。
【0075】(5)第5実施形態例 本実施形態例と第4実施形態例との相違点は、図19お
よび図20に示すように、室内熱交換器が第1室内熱交
換器108Aと第2室内熱交換器108Bとにより構成
されている点と、両室内熱交換器の中間部分の配管に冷
媒温度計測用の温度センサー13が設けられた点と、第
1室内熱交換器108Aを通過後の空気と第2室内熱交
換器108Bを通過後の空気とが第2中間吹出口9に到
達するまでに混合しないように流路仕切板14が設けら
れた点である。
【0076】このように構成されているので、第2中間
吹出口9の近傍のふく射ダクト内に設けられた第3ダン
パー11が切り替えられることにより、次のように流路
変更をすることが可能となる。
【0077】即ち、[第1,第2室内熱交換器108
A,108B→室内空間]の流路と、[第1室内熱交換
器108A→室内空間、且つ、第2室内熱交換器108
B→ふく射ダクト102]の流路と、[第1,第2室内
熱交換器108A,108B→ふく射ダクト102]の
流路である。
【0078】図21(A)は本実施形態例におけるモリ
エル線図であり、図21(B)はふく射冷房併用運転の
図である。
【0079】図21に示すように、空気流路が[第1,
第2室内熱交換器108A,108B→ふく射ダクト1
02]となるように第3ダンパー11が制御される。室
内熱交換器は、第1,第2室内熱交換器108A,10
8B共に蒸発器として制御され、吸込空気が冷却された
後、ふく射ダクト102を経由してダクト吹出口103
から吹き出される。
【0080】しかし、室内環境が安定し、図2で示した
ような温度状態と湿度状態が続くと、ふく射パネル表面
のΔβ部分に生じる結露量が増加する。そのため、保水
材料12に規定量以上水分が溜まった場合には、結露除
去運転を行う。
【0081】図22(A),(B)は本実施形態例のモ
リエル線図および空気経路状態図であり、図23は結露
除去運転のフローチャートである。
【0082】図22および図23に示すように、結露が
生じた場合は空気流路が変更される(ステップS6
1)。その後、第1室内熱交換器108AがSH(Supe
r Heat)域とされ、第2室内熱交換器108Bが蒸発域
となるように温度センサー13を用いて制御される(ス
テップS62)。結露したふく射パネル表面側には第1
室内熱交換器108Aを通過して加熱された暖かい空気
が流れ、水滴を蒸発させる。ふく射ダクト102側には
第2室内熱交換器108Bを通過して冷却された空気が
流れるためふく射冷房運転を続けている。また、室内機
101Aにおいては、蒸発した水分を室内に拡散させな
いように室内機付近にて循環空気をショートサーキット
させる風量になるように室内ファン107が制御される
(ステップS63)。
【0083】水滴が完全に蒸発され結露量が“0”とな
った場合には(ステップS64;Yes)、第1,第2
室内熱交換器108A,108Bが蒸発域となるように
制御される(ステップS65)。すると、蒸発した水分
により室内空間の湿度が上昇しているため、この水分を
取り除く必要がある。このため室内機吸い込み空気湿度
(室内湿度)が計測され、室内湿度が65%以下になる
までこの空気経路にて除湿運転が続行される(ステップ
S66)。
【0084】室内湿度が65%以下になった場合には
(ステップS66;Yes)、結露除去運転が終了され
(ステップS67)、空気流路が[第1,第2室内熱交
換器108A,108B→ふく射ダクト102]となる
ように第3ダンパー11が制御され、結露除去運転前の
ふく射冷房運転時の室内熱交換器温度および室内ファン
風量に制御される(ステップS68)。
【0085】また、結露を完全に除去した後に、第3ダ
ンパー11が閉じられてダクト吹出口103より吹出空
気が出され、室内空気の除湿を行う制御方法をとっても
よい。
【0086】更に、中間吹出口9およびダクト吹出口1
03などに、吹出し方向の制御可能なルーバーを設け、
ふく射パネル面に吹き付けるように制御する方法をとっ
てもよい。
【0087】以上説明した結露除去制御によれば、ふく
射パネル面が結露した場合には、第1室内熱交換器10
8Aを通過して加熱された暖かい空気を保水材料12に
送って水分を蒸発させ、同時に第2室内熱交換器108
Bを通過して冷却された空気をふく射ダクト102を介
してふく射冷房運転を続けるので、保水材料の水分除去
と室内の冷房とを同時に行うことができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項記載の発
明によれば、ダンパーを開けて室内機からの除湿もしく
は加熱した空気を結露面に吹き付け、または結露が生じ
たふく射パネル部分の裏面に設けた加熱器を作動させて
結露除去を行うことができるので、結露除去をより早く
行うことができる。
【0089】また、結露除去後は直接吹出口より除湿運
転を行うので、ふく射パネル面の温度低下を防ぎ再結露
を防止することができる。
【0090】これらの手段によって、結露除去時間が短
縮され、ふく射冷房運転により多くの時間をかけること
ができ、且つ、再結露の問題が生じない運転を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例の概略構成図である。
【図2】同第1実施形態例におけるふく射冷房運転中の
ダクト内空気温度およびパネル温度の状態図である。
【図3】同第1実施形態例における結露除去制御(冷風
吹き付け)を示すフローチャートである。
【図4】同第1実施形態例における結露除去運転時の空
気経路を示す図である。
【図5】同第1実施形態例における結露除去制御(温風
吹き付け)を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態例の概略構成図である。
【図7】同第2実施形態例におけるふく射冷房運転時の
空気経路を示す図である。
【図8】同第2実施形態例における結露除去制御を示す
フローチャートである。
【図9】同第2実施形態例における結露除去運転時の空
気経路を示す図である。
【図10】同第2実施形態例における結露除去制御を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態例の概略構成図であ
る。
【図12】同第3実施形態例における結露除去運転時の
空気経路を示す図である。
【図13】同第3実施形態例における結露除去後の室内
除湿時のルーバー制御の一例を示す図である。
【図14】本発明の第4実施形態例の概略構成図であ
る。
【図15】同第4実施形態例における冷房運転立ち上げ
時の温度状態を示す図である。
【図16】同第4実施形態例におけるふく射冷房運転時
の空気経路を示す図である。
【図17】同第4実施形態例における結露除去運転時の
空気経路を示す図である。
【図18】同第4実施形態例における結露除去制御を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の第5実施形態例の概略構成図であ
る。
【図20】同第5実施形態例における冷凍サイクル図で
ある。
【図21】同第5実施形態例におけるふく射冷房運転時
の空気経路を示す図である。
【図22】同第5実施形態例における結露除去制御中の
空気経路を示す図である。
【図23】同第5実施形態例における結露除去制御を示
すフローチャートである。
【図24】従来のふく射式空調システムの概略構成図で
ある。
【図25】従来のふく射式空調システムのふく射運転を
示す図である。
【図26】従来のふく射式空調システムの空気温度とふ
く射パネル温度の状態図である。
【図27】従来のふく射式空調システムにおける結露除
去制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 直接吹出口(近傍吹出口) 2 第1ダンパー 3 直接吹出ユニット 4 中間吹出口(第1中間吹出口) 5 第2ダンパー 6 加熱器 7,8 ルーバー 9 中間吹出口(第2中間吹出口) 11 第3ダンパー 12 保水材料 13 温度センサー 14 流路仕切板 101 室内機 102 ふく射ダクト 103 ダクト吹出口 104 ふく射パネル 105 室内空間 106 吸込口 107 室内ファン 108,108A,108B 室内熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉水 紀子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器と室内ファンとを有する室
    内機と、該室内機から吹き出された空気が通過され室内
    側表面からふく射空調を行うふく射ダクトとを備えたふ
    く射式空調システムにおいて、 前記室内機の近傍に配置され、該室内機からの吹き出し
    空気を室内空間に吹き出す近傍吹出口と、 前記室内機からの吹き出し空気が、前記近傍吹出口また
    はふく射ダクトのいずれか一方を通るように流路を切り
    替える第1ダンパーとを備え、 前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記第1
    ダンパーを開いて前記近傍吹出口から前記吹き出し空気
    を吹き出させるようにしたことを特徴とするふく射式空
    調システム。
  2. 【請求項2】 前記近傍吹出口より下流側に配置され、
    前記室内機からの吹き出し空気を室内空間に吹き出す第
    1中間吹出口と、 前記室内機からの吹き出し空気が、前記第1中間吹出口
    またはふく射ダクトのいずれか一方を通るように流路を
    切り替える第2ダンパーと、 前記近傍吹出口と第1中間吹出口との間に配設された加
    熱器とを備え、 前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記第1
    ダンパーを閉じると共に前記第2ダンパーを開いて前記
    第1中間吹出口から前記吹き出し空気を吹き出させ、且
    つ、前記加熱器を作動させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のふく射式空調システム。
  3. 【請求項3】 前記第1中間吹出口は前記室内機からの
    吹き出し空気の風向を制御するルーバーを備え、 前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、第1ダン
    パーを閉じると共に前記第2ダンパーを開き、前記ルー
    バーの角度を前記第1中間吹出口からの吹き出し空気が
    前記ふく射パネル面に吹き付けられるようにし、且つ、
    前記加熱器を作動させるようにしたことを特徴とする請
    求項2記載のふく射式空調システム。
  4. 【請求項4】 前記ふく射ダクト表面に水分吸収材を備
    えると共に前記ふく射ダクト裏面に加熱器を備え、 前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記第1
    ダンパーを開き、前記加熱器を作動させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のふく射式空調システム。
  5. 【請求項5】 前記室内機は室内ファンと蒸発領域にお
    ける運転が可能な蒸発領域室内熱交換器とSH領域にお
    ける運転が可能なSH領域室内熱交換器とを備え、 前記室内機からの吹き出し空気を室内空間に吹き出す第
    2中間吹出口と、 前記室内機から吹き出された空気が前記第2中間吹出口
    に到達する以前の混合を防止すると共に、前記SH領域
    側を通過した空気がふく射パネル側裏面を通過するよう
    に配置された流路仕切板と、 前記蒸発領域側を通過した空気が前記第2中間吹出口も
    しくはふく射ダクトのいずれか一方を通過するように切
    り替えると共に、前記SH領域側を通過した空気が前記
    第2中間吹出口もしくはふく射ダクトのいずれか一方を
    通過するように切り替える第3ダンパーと、 前記室内機と第2中間吹出口との間における前記ふく射
    ダクト表面に配置された水分吸収材とを備え、 前記ふく射ダクト表面に結露が生じた場合に、前記SH
    領域の吹出し空気が第2中間吹出口から吹き出すように
    第3ダンパーを開くと共に、前記室内熱交換器を蒸発領
    域とSH領域とで運転するように制御することを特徴と
    する請求項1記載のふく射式空調システム。
JP7253586A 1995-09-29 1995-09-29 ふく射式空調システム Pending JPH0996434A (ja)

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