JP2004116906A - 除湿機 - Google Patents
除湿機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004116906A JP2004116906A JP2002281484A JP2002281484A JP2004116906A JP 2004116906 A JP2004116906 A JP 2004116906A JP 2002281484 A JP2002281484 A JP 2002281484A JP 2002281484 A JP2002281484 A JP 2002281484A JP 2004116906 A JP2004116906 A JP 2004116906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- dehumidifier
- blower
- control device
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
【課題】運転停止中に、機内でかびが繁殖することを防止した除湿機を提供すること。
【解決手段】除湿運転を終了したときに蒸発器の水分を乾燥させる蒸発器乾燥運転を行い、運転停止中蒸発器を含む機内を乾燥状態に維持する。
【選択図】 図2
【解決手段】除湿運転を終了したときに蒸発器の水分を乾燥させる蒸発器乾燥運転を行い、運転停止中蒸発器を含む機内を乾燥状態に維持する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿機機内でのカビの発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に除湿機では、除湿運転中に熱交換器(蒸発器)にごみ、埃の他にかびの栄養源となる皮脂などが付着し、また水滴が付着する。また、一般に除湿機では、運転停止後蒸発器に水滴が付着したまま放置されていた。このため、蒸発器は、かびの繁殖源となり、機械内部から徐々にかび臭、異臭がし、健康的に、また、衛生的に悪いものがあった(例えば、特許文献1の段落番号0004〜0005参照)。なお、この特許文献1の除湿機等では、臭いのない空気を吹き出すことができるように、運転開始時に脱臭フィルタを使用する脱臭運転が行われていた。
【0003】
また、従来の除湿機におけるかび対策としては、蒸発器表面を光触媒で覆い、この光触媒に紫外線を当てるようにしたものが知られているが(例えば、特許文献2参照)、除湿運転停止後の処置については何ら対策されていない。
【0004】
なお、かびの繁殖には、水と栄養が必要でどちらが欠けても繁殖しにくくなるということが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−223278号公報 (第1頁−第7頁、 図1−6)
【0006】
【特許文献2】
特開平8−355697号公報 (第1頁−第2頁 図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の除湿機では、除湿機停止中にかびが繁殖するという問題点があり、このかびの繁殖を抑制するという根本的な解決策を採るものが開発されていなかった。
【0008】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に鑑みされたものである。その目的とするところは、運転停止中に、機内でかびが繁殖することを防止した除湿機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、吹出ルーバーを閉じることにより形成される、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで送風機を運転するように制御する構成を備えていることを特徴とする。このように構成すると、除湿運転を停止したときに、機内空気を蒸発器、凝縮器を経由して循環させることができ、機内空気が保有する熱、凝縮器が保有する熱、送風機が発生する熱等により蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0010】
上記課題を解決する第2の解決手段に係る除湿機は、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開いて蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備えていることを特徴とする。このように構成すると、除湿運転を停止したときに、圧縮機吐出ガスにより蒸発器を加熱して蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0011】
上記課題を解決する第3の解決手段に係る除湿機は、蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、蒸発器ヒータにより蒸発器を加熱して蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0012】
上記課題を解決する第4の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開放して蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、圧縮機吐出ガスにより蒸発器を加熱するので、さらに、第2送風経路に通風されることにより蒸発器周辺を換気するので、蒸発器に付着している水分を短時間で蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0013】
また、上記第4解決手段に係る除湿機において、制御装置は、さらに、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスして蒸発器が所定温度に達した後に送風機を運転するように制御する構成を備えたものとしてもよい。
このように構成すれば、迅速に蒸発器の温度を上昇させることができ、蒸発器を乾燥させる時間が短くなる。
また、前記ホットガスバイパス回路を蒸発器除霜用に兼用してもよい。
このように構成すれば、かび発生防止に要するコストを抑制することができる。
【0014】
上記課題を解決する第5の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、蒸発器ヒータにより蒸発器を加熱するので、さらに、第2送風経路に通風されることにより蒸発器周辺を換気するので、蒸発器に付着している水分を短時間で蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる
【0015】
また、上記第5解決手段に係る除湿機において、制御装置は、さらに、蒸発器ヒータにより蒸発器が所定温度に達した後に送風機を運転するように制御する構成を備えたものとしてもよい。
このように構成すれば、迅速に蒸発器の温度を上昇させることができ、蒸発器を乾燥させる時間が短くなる。
また、前記蒸発器ヒータを蒸発器除霜用に兼用してもよい。
このように構成すれば、かび発生防止に要するコストを抑制することができる。
【0016】
また、上記各解決手段に係る除湿機において、蒸発器に付着している水分を蒸発させるまでのタイミングをタイマーにより計測するように構成してもよい。
このように構成すると、制御装置の簡略化を図り、コストの上昇を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1につき図1乃至図3に基づき説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを開放した状態を示す。図2は同除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを閉鎖した状態を示す。図3は同除湿機の正面図である。
【0018】
この発明の実施の形態1に係る除湿機は、下半部に圧縮機1、ドレンタンク3等が収納されている。また、同除湿機の上半部には、前方側(図1における右側)からフィルタ5、蒸発器6、凝縮器7が前後方向に配置され、凝縮器7の背部にシロッコ型送風機8が配置されている。また、同除湿機の上半部の前面には吸込口10が形成され(図3参照)、天板の後部には吹出ルーバー11を備えた吹出口12が配置されている。
【0019】
吹出ルーバー11は、モータ駆動(図示せず)により吹出口12を開閉するものである。また、前後方向に配置されたフィルタ5、蒸発器6、凝縮器7の上部には、送風機8の吹出側とフィルタ5の吸込側とを連通する空気通路15が形成されている。
なお、図3における符号18は、除湿機の前板及びドレンタンク3に形成されたドレン水覗き窓である
【0020】
したがって、吹出ルーバー11を開放した状態で吸込口10、フィルタ5、蒸発器6、凝縮器7、送風機8、吹出口12の第1送風経路が形成される(図1の送風経路参照)。また、吹出ルーバー11を閉鎖することにより、送風機8、空気通路15、フィルタ5、蒸発器6、凝縮器7の経路からなる第2送風経路が形成される(図2の送風経路参照)。
【0021】
また、以上のように構成された除湿機では、圧縮機1、凝縮器7、膨張弁(図示せず)、蒸発器6を順次接続した冷媒回路(図示せず)が形成されている。
さらに、以上のように構成された除湿機には、除湿機の運転を制御する制御装置(図示せず)が搭載されている。この制御装置は、図1のように吹出口12を開放した状態で、圧縮機1及び送風機8を運転することにより除湿運転するように制御する構成を備えている。また、この制御装置は、さらに、除湿運転において機内に吸入された室内空気が第1送風経路を通じて除湿されて室内に送風されるように制御する構成を備えている。したがって、この除湿運転においては、機内に取り込まれた空気は、蒸発器6で冷却除湿され凝縮器7で再熱される。これにより、機内に取り込まれた空気は、温度変化しないで減湿された状態で吹出口から室内に送風され、室内が除湿される。
【0022】
また、この除湿機の制御装置は、上記除湿運転が停止されたときには、吹出ルーバー11を閉鎖し、送風機8の運転を継続することにより、第2送風経路を形成するように制御する構成を備えている。
このように構成されることにより、除湿運転を終了したときに、機内空気が第2送風経路で循環される。また、このように空気が循環されることにより、循環空気が保有する熱や、凝縮器7が保有する熱や、送風機8が発生する熱等により、蒸発器6に付着している水分の蒸発が促進される。
なお、このような運転(蒸発器乾燥運転)により蒸発器6の水分が蒸発されるまでの時間は、予め実験的に求められている。また、この除湿機の制御装置は、この時間を設定したタイマーが内蔵しており、このタイマーが作動するまでの所定時間、上記蒸発器乾燥運転が継続されるように制御する構成を備えている。
【0023】
実施の形態1は、以上のように形成されているので、次の効果を奏する。
(1) 除湿運転を停止したときに、第2送風経路により機内空気を循環させるので、蒸発器6に付着している水分が蒸発される。したがって、本実施の形態に係る除湿機は、運転停止中蒸発器6を含む機内が乾燥状態に維持され、かびの繁殖が防止される。
(2) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0024】
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。実施の形態2にかかる除湿機は、実施の形態1における除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転において、蒸発器に吐出ガスをバイパスさせるように構成した点で実施の形態1と相違し、その他の構成は実施の形態1と同一である。また、実施の形態2は図1及び2と同一の構成を有するものとする。
【0025】
以下この相違点を中心に実施の形態2の除湿機について、図4、5及び6に基づき説明する。
図4は本発明の実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路図である。また、図5は同除湿機の除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転時のタイミングチャートである。図6は同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。なお、実施の形態2において実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付す。
【0026】
実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路は、図4に示されるように、圧縮機1、凝縮器7、膨張弁(又はキャピラリーチューブ)21、蒸発器6を順次接続するとともに、圧縮機1の吐出側と蒸発器6の入口側とを接続するホットガスバイパス回路22が接続され、ホットガスバイパス回路22に電磁弁23が設けられたものである。
【0027】
そして、本実施の形態に係る除湿機の制御装置は、図5のタイミングチャート及び図6のフローチャートに示すように運転制御する構成を備えている。次に、この運転制御の内容について詳細に説明する。
除湿運転は、動作スイッチをONすることにより(ステップS1)吹出ルーバー11が開放され(ステップS2)、送風機8が運転され(ステップS3)、圧縮機1が駆動される(ステップS4)。これにより、吸込口10から機内に吸入された室内空気は第1送風経路を通り、吹出口12から吹き出される。一方、圧縮機1から吐出された冷媒は、凝縮器7で蒸発器6通過後の空気を再熱し、冷媒自身は凝縮液化する。液化した冷媒は膨張弁21で減圧され、蒸発器6で機内に吸入された室内空気を冷却除湿し、冷媒自身は気化して圧縮機1に吸入される。以上により除湿運転が行われる。
【0028】
除湿運転を停止するときは、停止スイッチを操作する(ステップS5)。この操作によりシロッコ型送風機8は一端停止され(ステップS6)、吹出ルーバー11が閉鎖される(ステップS7)。除湿運転はこれにより終了する。また、除湿運転の終了と同時に蒸発器乾燥運転が開始される。
【0029】
蒸発器乾燥運転では、ホットガスバイパス回路22の電磁弁23が開放され(ステップS8)、圧縮機吐出ガスが蒸発器6にバイパスされて蒸発器6が加熱される。
この蒸発器6の加熱は、蒸発器6に付着した水分が蒸発するまでの時間継続される。この時間は、予め実験的に求められており、制御装置のタイマーに設定されている。ステップS9ではこの時間を経過しているか否かが判断される。
次に、ステップS10では、蒸発器6が所定の温度(この場合約45℃)以上であるか否か判断される。蒸発器6が所定温度以上の場合に送風機8を駆動するようにしている(ステップS11)。このように蒸発器6が所定温度以上になってから送風機8を駆動するようにしたので、蒸発器6の乾燥が素早く行われる。なお、送風機8を運転してから蒸発器6の温度が低下した場合は、ステップS10による判断がNOとなることにより送風機8の運転が停止される(ステップS6)。
【0030】
以上の蒸発器乾燥運転が開始されてから所定時間が経過した場合は、ステップS9で所定時間が経過したと判断され、蒸発器6が乾燥したと判断されるので、電磁弁23が閉鎖され(ステップS12)、送風機8が停止され(ステップS13)、圧縮機1の運転が停止されて(ステップS14)、蒸発器乾燥運転が停止される。
【0031】
上記蒸発器乾燥運転において、圧縮機1の運転負荷は、蒸発器温度に対し、蒸発器温度が高くなると圧縮機吸入ガスの温度が高くなり、圧縮機吸入量が増加して圧縮機1の負荷が大きくなるという傾向にある。そこで、蒸発器6についての前記所定温度(この場合45℃)は、圧縮機1の運転負荷が大きくなって、圧縮機駆動モータが焼損しない範囲になるように設定されたものであり、これ以上高くすると圧縮機1が焼損する危険がある温度とされたものである。
【0032】
実施の形態2は以上のように構成されているので、次の効果を奏することができる。
(1) 実施の形態2の除湿機は、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスするホットガスバイパス回路22を備えた冷媒回路と、除湿運転終了後に吹出ルーバー11を閉じて第2送風経路を形成させ、かつ、蒸発器6に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路22を開放して蒸発器6に圧縮機吐出ガスをバイパスするとともに送風機8を運転し得るように構成した制御装置とを備えているので、圧縮機吐出ガスにより蒸発器6が加熱されるとともに蒸発器6の周囲空気が換気され、蒸発器6に付着している水分を早く蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0033】
(2) また、実施の形態2に係る除湿機では、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスして蒸発器6が所定温度に達した後に送風機8を運転するように制御装置が構成されているので、蒸発器6の温度を迅速に上昇させることができ、蒸発器6をより素早く乾燥させることができる。
(3) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0034】
(実施の形態3)
次に実施の形態3について説明する。実施の形態3にかかる除湿機は、蒸発器を加熱ヒータ付き(この場合は、電気ヒータ)蒸発器とし、除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転において、蒸発器ヒータを作動させるようにしたものである。したがって、実施の形態3は、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスする構成に代えて蒸発器ヒータを作動させるようにした点で実施の形態2と相違する。
【0035】
以下この相違点を中心に実施の形態3の除湿機について、図7、8及び9に基づき説明する。
図7は本発明の実施の形態3に係る除湿機の蒸発器の側面図である。図8は同蒸発器の正面図である。図9は実施の形態3にかかる除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。なお、実施の形態3に係る除湿機の概略全体構成は、図1及び図2において蒸発器6を図7及び図8に記載するものに置き換えたものであり、実施の形態3の冷媒回路は、図4においてホットガスバイパス回路22を削除したものである。なお以下の説明において、実施の形態1及び2と同一部分については、実施の形態1及び2における符号と同一の符号を付して説明する。
【0036】
実施の形態3に係る蒸発器31は、図7及び図8に示されるように、前面側から後面側に跨るシーズヒータ32(蒸発器ヒータ)を、蒸発器31のフィンに嵌め込み式に取り付けている。
【0037】
そして、本実施の形態に係る除湿機の制御装置は、図9のフローチャートに示すように運転制御する構成を備えている。次に、この運転制御の内容について詳細に説明する。
除湿運転は、動作スイッチをONすることにより(ステップS21)吹出ルーバー11が開放され(ステップS22)、送風機8が運転され(ステップS23)、圧縮機1が駆動される(ステップS24)。これにより、吸込口10から機内に吸入された室内空気は第1送風経路を通り、吹出口12から吹き出される。一方、圧縮機1から吐出された冷媒は、凝縮器7で蒸発器31通過後の空気を再熱し、冷媒自身は凝縮液化する。液化した冷媒は膨張弁21で減圧され、蒸発器31で機内に吸入された室内空気を冷却除湿し、冷媒自身は気化して圧縮機1に吸入される。以上により除湿運転が行われる。
【0038】
除湿運転を停止するときは、停止スイッチを操作する(ステップS25)。この操作によりシロッコ型送風機8及び圧縮機1が停止され(ステップS26)、吹出ルーバー11が閉鎖され(ステップS27)、除湿運転はこれにより終了する。また、除湿運転の終了と同時に蒸発器乾燥運転が開始される。
【0039】
蒸発器乾燥運転では、蒸発器ヒータ32に通電されて(ステップS28)蒸発器31が加熱される。
この蒸発器31の加熱は、蒸発器31に付着した水分が蒸発するまでの時間継続される。この時間は、予め実験的に求められており、制御装置のタイマーに設定されている。ステップS29ではこの時間を経過しているか否かが判断される。
次に、ステップS30では、蒸発器31が所定の温度(この場合約100℃)以上であるか否か判断される。蒸発器31が所定温度以上の場合に送風機8を駆動するようにしている(ステップS31)。このように蒸発器31が所定温度以上になってから送風機8を駆動するようにしたので、蒸発器31の乾燥が素早く行われる。なお、送風機8を運転してから蒸発器31の温度が低下した場合は、ステップS30による判断がNOとなることにより送風機8の運転が停止される(ステップS26)。
【0040】
以上の蒸発器乾燥運転が開始されてから所定時間が経過した場合は、ステップS29で所定時間が経過したと判断され、蒸発器31が乾燥したと判断されるので、蒸発器ヒータ32の通電がOFFされ(ステップS32)、送風機8が停止され(ステップS33)蒸発器31の乾燥運転が停止される。
【0041】
なお、上記蒸発器乾燥運転において、蒸発器31についての前記所定温度(この場合約100℃)は、かびの発生を抑制するためには、真菌の死滅温度が60から100℃とされていることから、100℃以上とするのが好ましい。したがって、除湿機を構成する各部材の耐熱温度も、蒸発器31を所定温度約100℃まで加熱することに合わせて、100℃以上とすることが好ましい。
【0042】
実施の形態3は以上のように構成されているので、次の効果を奏することができる。
(1) 実施の形態3の除湿機は、蒸発器31を加熱する蒸発器ヒータ32と、除湿運転終了後に吹出ルーバー11を閉じて第2送風経路を形成させ、かつ、蒸発器31に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータ32に通電するとともに送風機8を運転し得るように構成した制御装置とを備えているので、蒸発器ヒータ32により蒸発器31を加熱するとともに蒸発器31の周辺が換気されるので、蒸発器31に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0043】
(2) また、実施の形態3に係る除湿機では、蒸発器ヒータ32に通電して蒸発器31が所定温度に達した後に送風機8を運転するように制御装置が構成されているので、蒸発器31の温度を迅速に上昇させることができ、蒸発器31を素早く乾燥させることができる。
(3) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0044】
(変更例)
本発明は、次のように変更して具体化することができる。
(1) 実施の形態2において、第2送風経路を形成しない構成のものとすることもできる。すなわち、この場合は、除湿運転を終了したときに送風経路を第1送風経路のままとしてホットガスバイパス回路22の電磁弁23を開放して、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスする。このように構成しても圧縮機吐出ガスにより蒸発器6を加熱して蒸発器6に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
(2) 実施の形態2において、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスさせるホットガスバイパス回路22を除霜運転に兼用させることができる。すなわち、蒸発器6が除湿運転中にフロスト(着霜)したときには、このホットガスバイパス回路22を介して圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスして、蒸発器6をデフロスト(除霜)することができる。また、このように構成すれば、かび防止に要するコストを抑制することができる。
【0045】
(3) 実施の形態3において、第2送風経路を形成しないものとすることもできる。すなわち、この場合は、除湿運転を終了したときに送風経路を第1送風経路のままとして蒸発器ヒータ32を作動させる。このように構成しても蒸発器ヒータ32により蒸発器31を加熱して、蒸発器31に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
(4) 実施の形態3において、蒸発器ヒータ32を蒸発器31の除霜運転に兼用させることができる。すなわち、蒸発器31がフロストしたときに、この蒸発器ヒータ32を使って蒸発器31をデフロストすることができる。また、このように構成すれば、かび防止に要するコストを抑制することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の除湿機によれば、除湿運転を終了したときに蒸発器の水分を乾燥させる蒸発器乾燥運転が行われるので、運転停止中蒸発器を含む機内が乾燥状態に維持され、かびの繁殖が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを開放した状態を示す。
【図2】同除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを閉鎖した状態を示す。
【図3】同除湿機の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路図である。
【図5】同除湿機の除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転時のタイミングチャートである。
【図6】同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3に係る除湿機の蒸発器の側面図である。
【図8】同蒸発器の正面図である。
【図9】同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 ドレンタンク
6 蒸発器
7 凝縮器
8 送風機
10 吸込口
11 吹出ルーバー
12 吹出口
15 空気通路
21 膨張弁
22 ホットガスバイパス回路
23 電磁弁
31 蒸発器
32 蒸発器ヒータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿機機内でのカビの発生防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に除湿機では、除湿運転中に熱交換器(蒸発器)にごみ、埃の他にかびの栄養源となる皮脂などが付着し、また水滴が付着する。また、一般に除湿機では、運転停止後蒸発器に水滴が付着したまま放置されていた。このため、蒸発器は、かびの繁殖源となり、機械内部から徐々にかび臭、異臭がし、健康的に、また、衛生的に悪いものがあった(例えば、特許文献1の段落番号0004〜0005参照)。なお、この特許文献1の除湿機等では、臭いのない空気を吹き出すことができるように、運転開始時に脱臭フィルタを使用する脱臭運転が行われていた。
【0003】
また、従来の除湿機におけるかび対策としては、蒸発器表面を光触媒で覆い、この光触媒に紫外線を当てるようにしたものが知られているが(例えば、特許文献2参照)、除湿運転停止後の処置については何ら対策されていない。
【0004】
なお、かびの繁殖には、水と栄養が必要でどちらが欠けても繁殖しにくくなるということが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−223278号公報 (第1頁−第7頁、 図1−6)
【0006】
【特許文献2】
特開平8−355697号公報 (第1頁−第2頁 図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の除湿機では、除湿機停止中にかびが繁殖するという問題点があり、このかびの繁殖を抑制するという根本的な解決策を採るものが開発されていなかった。
【0008】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に鑑みされたものである。その目的とするところは、運転停止中に、機内でかびが繁殖することを防止した除湿機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、吹出ルーバーを閉じることにより形成される、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで送風機を運転するように制御する構成を備えていることを特徴とする。このように構成すると、除湿運転を停止したときに、機内空気を蒸発器、凝縮器を経由して循環させることができ、機内空気が保有する熱、凝縮器が保有する熱、送風機が発生する熱等により蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0010】
上記課題を解決する第2の解決手段に係る除湿機は、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開いて蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備えていることを特徴とする。このように構成すると、除湿運転を停止したときに、圧縮機吐出ガスにより蒸発器を加熱して蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0011】
上記課題を解決する第3の解決手段に係る除湿機は、蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、蒸発器ヒータにより蒸発器を加熱して蒸発器に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0012】
上記課題を解決する第4の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開放して蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、圧縮機吐出ガスにより蒸発器を加熱するので、さらに、第2送風経路に通風されることにより蒸発器周辺を換気するので、蒸発器に付着している水分を短時間で蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0013】
また、上記第4解決手段に係る除湿機において、制御装置は、さらに、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスして蒸発器が所定温度に達した後に送風機を運転するように制御する構成を備えたものとしてもよい。
このように構成すれば、迅速に蒸発器の温度を上昇させることができ、蒸発器を乾燥させる時間が短くなる。
また、前記ホットガスバイパス回路を蒸発器除霜用に兼用してもよい。
このように構成すれば、かび発生防止に要するコストを抑制することができる。
【0014】
上記課題を解決する第5の解決手段に係る除湿機は、開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする。
このように構成すると、除湿運転を停止したときに、蒸発器ヒータにより蒸発器を加熱するので、さらに、第2送風経路に通風されることにより蒸発器周辺を換気するので、蒸発器に付着している水分を短時間で蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる
【0015】
また、上記第5解決手段に係る除湿機において、制御装置は、さらに、蒸発器ヒータにより蒸発器が所定温度に達した後に送風機を運転するように制御する構成を備えたものとしてもよい。
このように構成すれば、迅速に蒸発器の温度を上昇させることができ、蒸発器を乾燥させる時間が短くなる。
また、前記蒸発器ヒータを蒸発器除霜用に兼用してもよい。
このように構成すれば、かび発生防止に要するコストを抑制することができる。
【0016】
また、上記各解決手段に係る除湿機において、蒸発器に付着している水分を蒸発させるまでのタイミングをタイマーにより計測するように構成してもよい。
このように構成すると、制御装置の簡略化を図り、コストの上昇を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1につき図1乃至図3に基づき説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを開放した状態を示す。図2は同除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを閉鎖した状態を示す。図3は同除湿機の正面図である。
【0018】
この発明の実施の形態1に係る除湿機は、下半部に圧縮機1、ドレンタンク3等が収納されている。また、同除湿機の上半部には、前方側(図1における右側)からフィルタ5、蒸発器6、凝縮器7が前後方向に配置され、凝縮器7の背部にシロッコ型送風機8が配置されている。また、同除湿機の上半部の前面には吸込口10が形成され(図3参照)、天板の後部には吹出ルーバー11を備えた吹出口12が配置されている。
【0019】
吹出ルーバー11は、モータ駆動(図示せず)により吹出口12を開閉するものである。また、前後方向に配置されたフィルタ5、蒸発器6、凝縮器7の上部には、送風機8の吹出側とフィルタ5の吸込側とを連通する空気通路15が形成されている。
なお、図3における符号18は、除湿機の前板及びドレンタンク3に形成されたドレン水覗き窓である
【0020】
したがって、吹出ルーバー11を開放した状態で吸込口10、フィルタ5、蒸発器6、凝縮器7、送風機8、吹出口12の第1送風経路が形成される(図1の送風経路参照)。また、吹出ルーバー11を閉鎖することにより、送風機8、空気通路15、フィルタ5、蒸発器6、凝縮器7の経路からなる第2送風経路が形成される(図2の送風経路参照)。
【0021】
また、以上のように構成された除湿機では、圧縮機1、凝縮器7、膨張弁(図示せず)、蒸発器6を順次接続した冷媒回路(図示せず)が形成されている。
さらに、以上のように構成された除湿機には、除湿機の運転を制御する制御装置(図示せず)が搭載されている。この制御装置は、図1のように吹出口12を開放した状態で、圧縮機1及び送風機8を運転することにより除湿運転するように制御する構成を備えている。また、この制御装置は、さらに、除湿運転において機内に吸入された室内空気が第1送風経路を通じて除湿されて室内に送風されるように制御する構成を備えている。したがって、この除湿運転においては、機内に取り込まれた空気は、蒸発器6で冷却除湿され凝縮器7で再熱される。これにより、機内に取り込まれた空気は、温度変化しないで減湿された状態で吹出口から室内に送風され、室内が除湿される。
【0022】
また、この除湿機の制御装置は、上記除湿運転が停止されたときには、吹出ルーバー11を閉鎖し、送風機8の運転を継続することにより、第2送風経路を形成するように制御する構成を備えている。
このように構成されることにより、除湿運転を終了したときに、機内空気が第2送風経路で循環される。また、このように空気が循環されることにより、循環空気が保有する熱や、凝縮器7が保有する熱や、送風機8が発生する熱等により、蒸発器6に付着している水分の蒸発が促進される。
なお、このような運転(蒸発器乾燥運転)により蒸発器6の水分が蒸発されるまでの時間は、予め実験的に求められている。また、この除湿機の制御装置は、この時間を設定したタイマーが内蔵しており、このタイマーが作動するまでの所定時間、上記蒸発器乾燥運転が継続されるように制御する構成を備えている。
【0023】
実施の形態1は、以上のように形成されているので、次の効果を奏する。
(1) 除湿運転を停止したときに、第2送風経路により機内空気を循環させるので、蒸発器6に付着している水分が蒸発される。したがって、本実施の形態に係る除湿機は、運転停止中蒸発器6を含む機内が乾燥状態に維持され、かびの繁殖が防止される。
(2) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0024】
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。実施の形態2にかかる除湿機は、実施の形態1における除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転において、蒸発器に吐出ガスをバイパスさせるように構成した点で実施の形態1と相違し、その他の構成は実施の形態1と同一である。また、実施の形態2は図1及び2と同一の構成を有するものとする。
【0025】
以下この相違点を中心に実施の形態2の除湿機について、図4、5及び6に基づき説明する。
図4は本発明の実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路図である。また、図5は同除湿機の除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転時のタイミングチャートである。図6は同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。なお、実施の形態2において実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付す。
【0026】
実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路は、図4に示されるように、圧縮機1、凝縮器7、膨張弁(又はキャピラリーチューブ)21、蒸発器6を順次接続するとともに、圧縮機1の吐出側と蒸発器6の入口側とを接続するホットガスバイパス回路22が接続され、ホットガスバイパス回路22に電磁弁23が設けられたものである。
【0027】
そして、本実施の形態に係る除湿機の制御装置は、図5のタイミングチャート及び図6のフローチャートに示すように運転制御する構成を備えている。次に、この運転制御の内容について詳細に説明する。
除湿運転は、動作スイッチをONすることにより(ステップS1)吹出ルーバー11が開放され(ステップS2)、送風機8が運転され(ステップS3)、圧縮機1が駆動される(ステップS4)。これにより、吸込口10から機内に吸入された室内空気は第1送風経路を通り、吹出口12から吹き出される。一方、圧縮機1から吐出された冷媒は、凝縮器7で蒸発器6通過後の空気を再熱し、冷媒自身は凝縮液化する。液化した冷媒は膨張弁21で減圧され、蒸発器6で機内に吸入された室内空気を冷却除湿し、冷媒自身は気化して圧縮機1に吸入される。以上により除湿運転が行われる。
【0028】
除湿運転を停止するときは、停止スイッチを操作する(ステップS5)。この操作によりシロッコ型送風機8は一端停止され(ステップS6)、吹出ルーバー11が閉鎖される(ステップS7)。除湿運転はこれにより終了する。また、除湿運転の終了と同時に蒸発器乾燥運転が開始される。
【0029】
蒸発器乾燥運転では、ホットガスバイパス回路22の電磁弁23が開放され(ステップS8)、圧縮機吐出ガスが蒸発器6にバイパスされて蒸発器6が加熱される。
この蒸発器6の加熱は、蒸発器6に付着した水分が蒸発するまでの時間継続される。この時間は、予め実験的に求められており、制御装置のタイマーに設定されている。ステップS9ではこの時間を経過しているか否かが判断される。
次に、ステップS10では、蒸発器6が所定の温度(この場合約45℃)以上であるか否か判断される。蒸発器6が所定温度以上の場合に送風機8を駆動するようにしている(ステップS11)。このように蒸発器6が所定温度以上になってから送風機8を駆動するようにしたので、蒸発器6の乾燥が素早く行われる。なお、送風機8を運転してから蒸発器6の温度が低下した場合は、ステップS10による判断がNOとなることにより送風機8の運転が停止される(ステップS6)。
【0030】
以上の蒸発器乾燥運転が開始されてから所定時間が経過した場合は、ステップS9で所定時間が経過したと判断され、蒸発器6が乾燥したと判断されるので、電磁弁23が閉鎖され(ステップS12)、送風機8が停止され(ステップS13)、圧縮機1の運転が停止されて(ステップS14)、蒸発器乾燥運転が停止される。
【0031】
上記蒸発器乾燥運転において、圧縮機1の運転負荷は、蒸発器温度に対し、蒸発器温度が高くなると圧縮機吸入ガスの温度が高くなり、圧縮機吸入量が増加して圧縮機1の負荷が大きくなるという傾向にある。そこで、蒸発器6についての前記所定温度(この場合45℃)は、圧縮機1の運転負荷が大きくなって、圧縮機駆動モータが焼損しない範囲になるように設定されたものであり、これ以上高くすると圧縮機1が焼損する危険がある温度とされたものである。
【0032】
実施の形態2は以上のように構成されているので、次の効果を奏することができる。
(1) 実施の形態2の除湿機は、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスするホットガスバイパス回路22を備えた冷媒回路と、除湿運転終了後に吹出ルーバー11を閉じて第2送風経路を形成させ、かつ、蒸発器6に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路22を開放して蒸発器6に圧縮機吐出ガスをバイパスするとともに送風機8を運転し得るように構成した制御装置とを備えているので、圧縮機吐出ガスにより蒸発器6が加熱されるとともに蒸発器6の周囲空気が換気され、蒸発器6に付着している水分を早く蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0033】
(2) また、実施の形態2に係る除湿機では、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスして蒸発器6が所定温度に達した後に送風機8を運転するように制御装置が構成されているので、蒸発器6の温度を迅速に上昇させることができ、蒸発器6をより素早く乾燥させることができる。
(3) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0034】
(実施の形態3)
次に実施の形態3について説明する。実施の形態3にかかる除湿機は、蒸発器を加熱ヒータ付き(この場合は、電気ヒータ)蒸発器とし、除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転において、蒸発器ヒータを作動させるようにしたものである。したがって、実施の形態3は、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスする構成に代えて蒸発器ヒータを作動させるようにした点で実施の形態2と相違する。
【0035】
以下この相違点を中心に実施の形態3の除湿機について、図7、8及び9に基づき説明する。
図7は本発明の実施の形態3に係る除湿機の蒸発器の側面図である。図8は同蒸発器の正面図である。図9は実施の形態3にかかる除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。なお、実施の形態3に係る除湿機の概略全体構成は、図1及び図2において蒸発器6を図7及び図8に記載するものに置き換えたものであり、実施の形態3の冷媒回路は、図4においてホットガスバイパス回路22を削除したものである。なお以下の説明において、実施の形態1及び2と同一部分については、実施の形態1及び2における符号と同一の符号を付して説明する。
【0036】
実施の形態3に係る蒸発器31は、図7及び図8に示されるように、前面側から後面側に跨るシーズヒータ32(蒸発器ヒータ)を、蒸発器31のフィンに嵌め込み式に取り付けている。
【0037】
そして、本実施の形態に係る除湿機の制御装置は、図9のフローチャートに示すように運転制御する構成を備えている。次に、この運転制御の内容について詳細に説明する。
除湿運転は、動作スイッチをONすることにより(ステップS21)吹出ルーバー11が開放され(ステップS22)、送風機8が運転され(ステップS23)、圧縮機1が駆動される(ステップS24)。これにより、吸込口10から機内に吸入された室内空気は第1送風経路を通り、吹出口12から吹き出される。一方、圧縮機1から吐出された冷媒は、凝縮器7で蒸発器31通過後の空気を再熱し、冷媒自身は凝縮液化する。液化した冷媒は膨張弁21で減圧され、蒸発器31で機内に吸入された室内空気を冷却除湿し、冷媒自身は気化して圧縮機1に吸入される。以上により除湿運転が行われる。
【0038】
除湿運転を停止するときは、停止スイッチを操作する(ステップS25)。この操作によりシロッコ型送風機8及び圧縮機1が停止され(ステップS26)、吹出ルーバー11が閉鎖され(ステップS27)、除湿運転はこれにより終了する。また、除湿運転の終了と同時に蒸発器乾燥運転が開始される。
【0039】
蒸発器乾燥運転では、蒸発器ヒータ32に通電されて(ステップS28)蒸発器31が加熱される。
この蒸発器31の加熱は、蒸発器31に付着した水分が蒸発するまでの時間継続される。この時間は、予め実験的に求められており、制御装置のタイマーに設定されている。ステップS29ではこの時間を経過しているか否かが判断される。
次に、ステップS30では、蒸発器31が所定の温度(この場合約100℃)以上であるか否か判断される。蒸発器31が所定温度以上の場合に送風機8を駆動するようにしている(ステップS31)。このように蒸発器31が所定温度以上になってから送風機8を駆動するようにしたので、蒸発器31の乾燥が素早く行われる。なお、送風機8を運転してから蒸発器31の温度が低下した場合は、ステップS30による判断がNOとなることにより送風機8の運転が停止される(ステップS26)。
【0040】
以上の蒸発器乾燥運転が開始されてから所定時間が経過した場合は、ステップS29で所定時間が経過したと判断され、蒸発器31が乾燥したと判断されるので、蒸発器ヒータ32の通電がOFFされ(ステップS32)、送風機8が停止され(ステップS33)蒸発器31の乾燥運転が停止される。
【0041】
なお、上記蒸発器乾燥運転において、蒸発器31についての前記所定温度(この場合約100℃)は、かびの発生を抑制するためには、真菌の死滅温度が60から100℃とされていることから、100℃以上とするのが好ましい。したがって、除湿機を構成する各部材の耐熱温度も、蒸発器31を所定温度約100℃まで加熱することに合わせて、100℃以上とすることが好ましい。
【0042】
実施の形態3は以上のように構成されているので、次の効果を奏することができる。
(1) 実施の形態3の除湿機は、蒸発器31を加熱する蒸発器ヒータ32と、除湿運転終了後に吹出ルーバー11を閉じて第2送風経路を形成させ、かつ、蒸発器31に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータ32に通電するとともに送風機8を運転し得るように構成した制御装置とを備えているので、蒸発器ヒータ32により蒸発器31を加熱するとともに蒸発器31の周辺が換気されるので、蒸発器31に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
【0043】
(2) また、実施の形態3に係る除湿機では、蒸発器ヒータ32に通電して蒸発器31が所定温度に達した後に送風機8を運転するように制御装置が構成されているので、蒸発器31の温度を迅速に上昇させることができ、蒸発器31を素早く乾燥させることができる。
(3) また、この運転時間の制御はタイマーにより設定されているので、制御装置を簡略化することができ、コストの上昇を抑制することができる。
【0044】
(変更例)
本発明は、次のように変更して具体化することができる。
(1) 実施の形態2において、第2送風経路を形成しない構成のものとすることもできる。すなわち、この場合は、除湿運転を終了したときに送風経路を第1送風経路のままとしてホットガスバイパス回路22の電磁弁23を開放して、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスする。このように構成しても圧縮機吐出ガスにより蒸発器6を加熱して蒸発器6に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
(2) 実施の形態2において、圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスさせるホットガスバイパス回路22を除霜運転に兼用させることができる。すなわち、蒸発器6が除湿運転中にフロスト(着霜)したときには、このホットガスバイパス回路22を介して圧縮機吐出ガスを蒸発器6にバイパスして、蒸発器6をデフロスト(除霜)することができる。また、このように構成すれば、かび防止に要するコストを抑制することができる。
【0045】
(3) 実施の形態3において、第2送風経路を形成しないものとすることもできる。すなわち、この場合は、除湿運転を終了したときに送風経路を第1送風経路のままとして蒸発器ヒータ32を作動させる。このように構成しても蒸発器ヒータ32により蒸発器31を加熱して、蒸発器31に付着している水分を蒸発させることができる。したがって、除湿機は、運転停止中、機内が乾燥状態に維持され、機内にかびが繁殖することを防止することができる。
(4) 実施の形態3において、蒸発器ヒータ32を蒸発器31の除霜運転に兼用させることができる。すなわち、蒸発器31がフロストしたときに、この蒸発器ヒータ32を使って蒸発器31をデフロストすることができる。また、このように構成すれば、かび防止に要するコストを抑制することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の除湿機によれば、除湿運転を終了したときに蒸発器の水分を乾燥させる蒸発器乾燥運転が行われるので、運転停止中蒸発器を含む機内が乾燥状態に維持され、かびの繁殖が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを開放した状態を示す。
【図2】同除湿機の側断面図であり、吹出ルーバーを閉鎖した状態を示す。
【図3】同除湿機の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る除湿機の冷媒回路図である。
【図5】同除湿機の除湿運転終了後の蒸発器乾燥運転時のタイミングチャートである。
【図6】同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3に係る除湿機の蒸発器の側面図である。
【図8】同蒸発器の正面図である。
【図9】同除湿機の制御装置による運転のフローチャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 ドレンタンク
6 蒸発器
7 凝縮器
8 送風機
10 吸込口
11 吹出ルーバー
12 吹出口
15 空気通路
21 膨張弁
22 ホットガスバイパス回路
23 電磁弁
31 蒸発器
32 蒸発器ヒータ
Claims (10)
- 開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、吹出ルーバーを閉じることにより形成される、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで送風機を運転するように制御する構成を備えていることを特徴とする除湿機。
- 圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開放して蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備えていることを特徴とする除湿機。
- 蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備えていることを特徴とする除湿機。
- 開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスするホットガスバイパス回路を備えた冷媒回路と、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまでホットガスバイパス回路を開放して蒸発器に圧縮機吐出ガスをバイパスするように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする除湿機。
- 開閉自在の吹出ルーバーを備えた吹出口と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた吸込口から吹出口に至る第1送風経路と、途中に蒸発器、凝縮器、送風機を備えた機内空気を循環させる第2送風経路と、蒸発器を加熱する蒸発器ヒータと、除湿機の運転を制御する制御装置とを有し、さらに、この制御装置は、除湿運転終了後に吹出ルーバーを閉じて第2送風経路を形成させ、蒸発器に付着している水分が蒸発するまで蒸発器ヒータに通電するように制御する構成を備え、かつ送風機を運転し得るように制御する構成を備えていることを特徴とする除湿機。
- 制御装置は、さらに、圧縮機吐出ガスを蒸発器にバイパスして蒸発器が所定温度にある場合に送風機を運転するように制御する構成を備えていることを特徴とする請求項4記載の除湿機。
- 制御装置は、さらに、蒸発器ヒータに通電して蒸発器が所定温度にある場合に送風機を運転するように制御する構成を備えていることを特徴とする請求項5記載の除湿機。
- ホットガスバイパス回路は、蒸発器除霜用に兼用されることを特徴とする請求項2、4又は6記載の除湿機。
- 蒸発器ヒータは、蒸発器除霜用に兼用されることを特徴とする請求項3、5又は7記載の除湿機。
- 制御装置は、さらに、蒸発器に付着している水分が蒸発するまでのタイミングをタイマーにより計測するように制御する構成を備えていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の除湿機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002281484A JP2004116906A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | 除湿機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002281484A JP2004116906A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | 除湿機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004116906A true JP2004116906A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32275916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002281484A Withdrawn JP2004116906A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | 除湿機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004116906A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194460A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
JP2007271219A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Toyotomi Co Ltd | 空気調和機 |
JP2009287853A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
JP4975019B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2012-07-11 | 三菱電機株式会社 | 除湿機 |
JP2013217574A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
JP2015503075A (ja) * | 2011-11-17 | 2015-01-29 | コーウェイ カンパニー リミテッドCoway Co., Ltd. | 除湿型空気清浄機 |
JP2015181963A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 除湿装置 |
CN109812919A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-05-28 | 奥克斯空调股份有限公司 | 防霉控制方法、装置及空调器 |
KR102181717B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2020-11-24 | 김인호 | 응축열을 이용한 제습장치 |
-
2002
- 2002-09-26 JP JP2002281484A patent/JP2004116906A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194460A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
JP4604723B2 (ja) * | 2005-01-11 | 2011-01-05 | パナソニック株式会社 | ヒートポンプ給湯機 |
JP2007271219A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Toyotomi Co Ltd | 空気調和機 |
JP4975019B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2012-07-11 | 三菱電機株式会社 | 除湿機 |
JP2009287853A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
JP4697260B2 (ja) * | 2008-05-29 | 2011-06-08 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
JP2015503075A (ja) * | 2011-11-17 | 2015-01-29 | コーウェイ カンパニー リミテッドCoway Co., Ltd. | 除湿型空気清浄機 |
JP2013217574A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
JP2015181963A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 除湿装置 |
TWI647413B (zh) * | 2014-03-20 | 2019-01-11 | 日商松下知識產權經營股份有限公司 | 除濕裝置 |
CN109812919A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-05-28 | 奥克斯空调股份有限公司 | 防霉控制方法、装置及空调器 |
KR102181717B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2020-11-24 | 김인호 | 응축열을 이용한 제습장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100453447B1 (ko) | 공기조화기 | |
CN105972764A (zh) | 杀菌方法及杀菌装置、空调器 | |
JP2004211961A (ja) | 浴室空調装置 | |
CN113587397B (zh) | 空调***控制方法 | |
JP2004116906A (ja) | 除湿機 | |
KR20170084729A (ko) | 차량용 에어컨 습기 제거장치 및 그 방법 | |
JP3914848B2 (ja) | 浴室乾燥装置および乾燥運転方法 | |
JP2008229425A (ja) | 室内用除湿装置 | |
JP5414175B2 (ja) | 衣類の脱臭方法及び装置 | |
JPH1163632A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2003014334A (ja) | 空気調和機及びその室内ユニットの乾燥運転方法 | |
JP2002235946A (ja) | 空気調和機の運転制御装置 | |
JP2003247740A (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
JP2010243106A (ja) | 機器制御方法及びそれを採用した空気調和機 | |
JP4030715B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4938536B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH051839A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
KR100565893B1 (ko) | 차량용 에어컨의 악취/세균발생 방지장치 및 그 방법 | |
JP2007155142A (ja) | 空調装置 | |
JP2004116860A (ja) | 空気調和機 | |
KR100576455B1 (ko) | 제습기와 그 운전 방법 | |
JP2002310485A (ja) | 除湿機 | |
JPH02231222A (ja) | 空調用フィルタ装置 | |
JP4672986B2 (ja) | 浴室暖房乾燥機 | |
JP3991221B2 (ja) | 除湿機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041101 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060822 |