JPH0993838A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0993838A
JPH0993838A JP7249834A JP24983495A JPH0993838A JP H0993838 A JPH0993838 A JP H0993838A JP 7249834 A JP7249834 A JP 7249834A JP 24983495 A JP24983495 A JP 24983495A JP H0993838 A JPH0993838 A JP H0993838A
Authority
JP
Japan
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microwave
communication
circuit
transmission
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP7249834A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
Takayuki Shibata
貴行 柴田
Yutaka Aoki
豊 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動電源の受電と、十分長い距離でのデータ
通信を同時に行う。 【解決手段】 発振回路11Aから出力される基本モー
ドのマイクロ波は、無変調状態で電力増幅されてアンテ
ナ18から管路P内へ送出される。発振回路11Bから
出力される二次モードのマイクロ波は変調回路14で変
調され、サーキュレータ15、帯域通過フィルタ13B
を経てアンテナ18より管路P内へ送出される。アンテ
ナ18で受信された反射変調マイクロ波は、帯域通過フ
ィルタ13B、サーキュレータ15を経て復調回路16
で復調される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置に関し、特
にマイクロ波を使用して、受電およびデータ通信の両者
を同時に行うことができる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配管の保守点検等のために、配管内を自
走して検査修理を行うマイクロロボットが注目されてい
るが、バッテリを含む電源回路を極小のロボットに設け
ることは困難である。そこで、特開平5−58359号
公報には、配管内を伝播する右旋および左旋の二種の円
偏波マイクロ波を使用し、右旋偏波を電力伝送用に、左
旋偏波を通信用にそれぞれ使用して、配管外の固定通信
局から、移動するマイクロロボットへ作動電源を伝送す
ると同時に、データの送受信をも可能とした通信システ
ムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の通
信システムにおいては、配管途中のコーナ部等で偏波が
歪むため、長い距離でのデータ通信は困難であるという
問題があった。そこで、本発明はこのような課題を解決
するもので、作動電源の受電と、十分長い距離でのデー
タ通信を同時に行うことが可能な通信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし請求項2
に記載の発明によれば、同一導波モードにおいて異なる
次数で、電力伝送用マイクロ波と通信用マイクロ波を送
受信し、前者によって電力伝送を、後者によってデータ
通信を行うようにしている。したがって、従来の偏波を
使用して受電および通信を行う場合のような、伝送途中
で偏波が歪んで通信距離が短縮されるという問題は生じ
ず、十分長い距離での受電とデータ通信が可能となる。
【0005】請求項3に記載の発明のように、電力伝送
用マイクロ波として基本モードマイクロ波を使用する
と、電力伝送の効率が良い。なお、電力伝送用マイクロ
波および通信用マイクロ波の周波数を、遮断周波数より
も10%程度高い周波数に設定すると、良好な伝送効率
が得られるとともに、通常の帯域通過フィルタによって
電力伝送用マイクロ波の高調波と通信用マイクロ波との
分離を容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、金属配管P内を自走す
る、通信装置たるマイクロロボットRに対して、作動電
源の伝送とデータ通信を行う、通信装置たる固定通信局
1の構成を示す。図において、固定通信局1はマイクロ
波発振回路11Aを有し、上記配管Pの内径(例えば数
mm〜数十mm)で決定される基本モードのマイクロ波
を出力する。
【0007】配管Pの内径が10mmである場合、これ
を円形導波管とみなした時の基本モードはTE11モー
ドであり、その遮断周波数は17.6GHzである。そ
こで、上記発振回路11Aは、遮断周波数よりも10%
高い19.4GHzでTE11モードのマイクロ波を発
振出力する。発振回路11Aから出力されたマイクロ波
は電力増幅回路12で増幅され、帯域通過フィルタ13
Aを経て、配管P内に突出するアンテナ18へ送られ
て、マイクロロボットRへ向け電力伝送用マイクロ波と
して送信される。
【0008】固定通信局1は更にマイクロ波発振回路1
1Bを有しており、当該発振回路11Bは、円形導波管
の二次モードである例えばTE21モードのマイクロ波
を発振する。その周波数は、TE21モードの遮断周波
数が29.1GHzであることから、これよりも10%
高い周波数である32GHzとしてある。発振回路11
Bから出力されたマイクロ波は変調回路14へ入力し、
ここで通信制御回路17から与えられるデジタル送信デ
ータ(通信局側データ)Dsに応じて位相変調(PS
K)される。位相変調されたマイクロ波は、サーキュレ
ータ15から帯域通過フィルタ13Bを経て、配管P内
に突出するアンテナ18へ送られて、マイクロロボット
Rへ向け通信用マイクロ波として送信される。
【0009】また、マイクロロボットRで後述するよう
に反射変調されて戻った通信用マイクロ波は上記アンテ
ナ18で受信され、帯域通過フィルタ13Bからサーキ
ュレータ15を介して復調回路16へ入力される。復調
された受信データ(ロボット側データ)Drは通信制御
回路17へ入力される。配管P内を移動するマイクロロ
ボットRは受電通信部2とロボット本体部3とよりな
り、受電通信部1の構成を図2に示す。
【0010】アンテナ27で受信された電力伝送用マイ
クロ波は帯域通過フィルタ21Aを経て整流回路22へ
入力され、整流された後、積分回路23で平滑されて直
流の作動電源Vsとしてロボット本体部3(図1)へ供
給される。上記アンテナ27で受信された通信用マイク
ロ波は帯域通過フィルタ21Bを経て送受信切換回路2
4へ入力する。送受信切換回路24は通常は受信側へ切
り換えられて、帯域通過フィルタ21Bと復調回路25
とを接続している。図略の制御線により送受信切換回路
24が送信側へ切り換えられると、帯域通過フィルタ2
1Bは変調回路26と接続される。
【0011】上記復調回路25は、これに入力するマイ
クロ波を復調して受信データ(通信局側データ)Dsを
得、この通信局側データDsをロボット本体部3へ送
る。また、変調回路26はロボット本体部3から与えら
れる送信データ(ロボット側データ)Drに応じて、こ
れに入力するマイクロ波を反射変調する。上記構成にお
いて、固定通信局1の発振回路11Aから出力されたマ
イクロ波は無変調のまま電力増幅回路12、帯域通過フ
ィルタ13Aを経てアンテナ18へ至り、アンテナ18
からマイクロロボットRへ向けて発信される。
【0012】一方、発振回路11Bから出力されたマイ
クロ波は変調回路14へ入力し、ここで通信制御回路1
7から出力される通信局側データDsに従ってデジタル
位相変調され、サーキュレータ15および帯域通過フィ
ルタ13Bを経てアンテナ18からマイクロロボットR
へ向けて発信される。マイクロロボットRのアンテナ1
で受信された無変調の電力伝送用マイクロ波は、受電通
信部2の帯域通過フィルタ21Aを経て整流回路22へ
入力し、積分回路23で平滑されてロボット本体3やそ
の他電源を必要とする回路へ直流の作動電源として供給
される。これにより、ロボット本体3の移動駆動機構や
検査補修回路等の作動が可能となる。
【0013】位相変調された通信用マイクロ波はマイク
ロロボットRのアンテナ27で受信され、帯域通過フィ
ルタ21Bを経て送受信切換回路24に入力される。更
に当該切換回路24を経て復調回路25へ入力され、こ
こで復調されて通信局側データDsが得られる。なお、
複数のマイクロロボットが存在している場合には、上記
通信局側データDsには通信を始めようとするロボット
の識別番号が含まれている。
【0014】固定通信局1がマイクロロボットRからの
データ送信を望む場合には、通信用マイクロ波を変調す
る通信局側データDsの中でその旨を指示した後、発信
する通信用マイクロ波を無変調状態とする。一方、通信
局側データDs中で送信指示を受け取ったマイクロロボ
ットR内の制御回路は送受信切換回路14を送信側へ切
り換える。
【0015】この状態で無変調の通信用マイクロ波がア
ンテナ27に受信されると、これは帯域通過フィルタ2
1Bから送受信切換回路24を経て変調回路26へ入力
される。変調回路26ではこれに入力するロボット側デ
ータDrに応じて無変調の通信用マイクロ波を反射位相
変調し、反射位相変調された通信用マイクロ波は、再び
送受信切換回路24、帯域通過フィルタ21Bを経てア
ンテナ27より固定通信局1へ向けて発信される。
【0016】固定通信局1のアンテナ18で受信された
反射位相変調マイクロ波は帯域気通過フィルタ13B、
サーキュレータ15を経て復調回路16へ入力し、ここ
で復調されてロボット側データDrが得られる。ここ
で、電力伝送用マイクロ波を既述のように、TE11モ
ードの19.4GHzとし、通信用マイクロ波をTE2
1モードの32GHzにすると、電力伝送用マイクロ波
中に含まれる二次高調波は38.8(=19.4×2)
GHzであるから、6.8GHzの周波数差がある。こ
れは32GHzを基準にして比帯域20%以上の周波数
差であるから、通常の帯域通過フィルタで容易に弁別す
ることができる。したがって、高調波の混入による通信
ダイナミックレンジの低下を防止して、安定した通信環
境を実現することができる。
【0017】このように、本実施形態によれば、同一導
波モードの、基本モードマイクロ波で電力伝送を行うと
ともに、二次モードマイクロ波で通信データを送受信す
るようにしたから、従来のような、配管コーナ部等で偏
波が歪むことによるデータ通信距離の短縮という問題は
生じない。また、基本モードの電力伝送用マイクロ波が
通信用回路に混入してこれを破壊する等のおそれもな
い。
【0018】なお、上記実施形態では、マイクロ波をデ
ジタル位相変調したが、デジタル振幅変調しても良い。
また、基本モードマイクロ波をデータ通信用に、二次モ
ードマイクロ波を電力伝送用に使用しても良い。さら
に、基本モード、二次モードに限られず、より高次のモ
ードの組み合わせとしても良い。
【0019】電力伝送用マイクロ波の帯域通過フィルタ
13A、21Aは必ずしも必要としない。上記実施形態
では、固定通信局とマイクロロボットとの間でデータの
送受信を行う場合について説明したが、データの送信、
ないし受信のいずれかのみを行うものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、配管内を移動す
るマイクロロボットと固定通信局のブロック構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態における、マイクロロボッ
トの受電通信部のブロック構成図である。
【符号の説明】
1…固定通信局、11A、11B…マイクロ波発振回
路、12…電力増幅回路、13A、13B…帯域通過フ
ィルタ、14…変調回路、15…サーキュレータ、16
…復調回路、18…アンテナ、2…受電通信部、21
A、21B…帯域通過フィルタ、22…整流回路、23
…積分回路、24…送受信切換回路、25…復調回路、
26…変調回路、3…ロボット本体部、R…マイクロロ
ボット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある次数の導波モードで無変調の電力伝
    送用マイクロ波を管路(P)内へ送信する送信手段(1
    1A、12、13A、18)と、前記電力伝送用マイク
    ロ波と異なる次数の同一導波モードで通信用マイクロ波
    を送信信号に応じて変調送信し、および/または前記通
    信用マイクロ波を受信復調して受信信号を得る通信手段
    (11B、13B、14、15、16、18)とを備え
    ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 管路(P)内を移動する通信装置であっ
    て、ある次数の導波モードで無変調の電力伝送用マイク
    ロ波を受信する受信手段(21A、27)と、受信した
    電力伝送用マイクロ波を整流し、作動電源として供給す
    る電源供給手段(22、23)と、前記電力伝送用マイ
    クロ波と異なる次数の同一導波モードで通信用マイクロ
    波を受信復調して受信信号を得、および/または受信し
    た無変調の前記通信用マイクロ波を送信信号に応じて反
    射変調して送信する通信手段(21B、24、25、2
    6、27)と、前記作動電源の供給を受けて作動する移
    動駆動手段(3)とを備えることを特徴とする通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電力伝送用マイクロ波として基本モ
    ードマイクロ波を使用し、前記通信用マイクロ波として
    高次モードマイクロ波を使用することを特徴とする請求
    項1または2に記載の通信装置。
JP7249834A 1995-09-27 1995-09-27 通信装置 Pending JPH0993838A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295242A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Ntt Docomo Inc 給電受信装置、通信システム、及びこれらの方法
WO2012026895A3 (fr) * 2010-08-23 2012-04-26 Mohamed Zied Chaari Conception et realisation d'un systeme de chargement sans fil des batteries d'un robot
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JP2014239643A (ja) * 2010-11-17 2014-12-18 富士機械製造株式会社 往復移動装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330