JPH0992449A - 誘導加熱器 - Google Patents

誘導加熱器

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Publication number
JPH0992449A
JPH0992449A JP26925095A JP26925095A JPH0992449A JP H0992449 A JPH0992449 A JP H0992449A JP 26925095 A JP26925095 A JP 26925095A JP 26925095 A JP26925095 A JP 26925095A JP H0992449 A JPH0992449 A JP H0992449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
coil
outside
fluid
induction heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP26925095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tamura
仁志 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0992449A publication Critical patent/JPH0992449A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体を効率的に加熱できるとともに、安全性
の高い誘導加熱器を提供する。 【解決手段】 コイル4の内側及び外側にそれぞれ導電
体1a、1bを配置した内側管路2a及び外側管路2b
を配設する。両導電体1a、1bは、コイル4に交流電
流が流されるときに生じる磁束により誘導加熱され発熱
する。外側管路2bに導入された水は、外側の導電体1
bの中を通過する際に加熱されたあと、内側管路2aを
通過する際に内側の導電体1aにより更に高温に加熱さ
れる。このため流体を効率的に加熱でき、また外部への
漏れ磁束も極めて少ないため、近くに置かれた金属製品
の加熱も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導加熱によ
り液体や気体を加熱する誘導加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】流体中に発熱体となる導電体を配置し、
高周波電流を外部コイルに流すことによりその導電体を
誘導加熱する加熱器が知られている。例えば、特開平7
−35413号公報には、図4に示すような構成の誘導
加熱器が開示されている。この従来の誘導加熱器では、
流体が通過可能な円筒状の導電体1が管路2中に配置さ
れ、管路外壁3の外側にコイル4が巻き付けられる。被
加熱物である液体(例えば水)或いは気体(例えば空
気)は導電体1と直接接触するように管路2中に導入さ
れ、導電体1中や導電体1と管路外壁3との間の空隙を
通過する。
【0003】上記構成において、コイル4に交流電流が
流れると導電体1を鎖交する磁束5が生じ、この磁束5
によって導電体1中に渦電流が発生し、ジュール熱によ
り導電体1自体が発熱する。この熱が管路2中に導入さ
れた流体に移動することにより、その流体は加熱され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、磁束5は空中を通過する部分(いわゆる漏れ
磁束)が多く、磁気エネルギーが有効に利用されない。
すなわち、コイル4で消費される電力が流体を加熱する
ための熱に効率的に変換されない。また、この漏れ磁束
によって、加熱器の近くに置かれた金属製品が発熱して
しまうこともあり、安全面からも好ましくない。
【0005】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、効率的に流体を加熱できる
とともに、安全性の高い誘導加熱器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、コイルに交流電流を流し導電体を
誘導加熱することにより該導電体近傍の流体を加熱する
誘導加熱器において、コイルの内側及び外側に、導電体
を内部に配置した流体の管路を設けることを特徴として
いる。
【0007】なお、上記記載の誘導加熱器において、前
記コイルの内側の管路又は外側の管路のいずれか一方に
外部から流体が導入され、該流体が導入された管路中を
通過したあと他方の管路中を通過したのち外部に前記流
体が流出するように、前記内側及び外側の管路が形成さ
れることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る誘導加熱器では、コ
イルの内側のみならず外側にも導電体を内部に配置した
管路が配設される。すなわち、コイルにより生じる磁束
が通過する経路の多くの部分に導電体が設置され、流体
(液体又は気体)は管路中を通過する際に誘導加熱され
た導電体に接触して加熱される。該流体がコイルの内側
及び外側の両管路を直列的に通過するように管路が形成
されれば、通過する流体に供給される単位体積当たりの
熱量が大きくなるため、流体出口でより高温の流体が得
られる。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る誘導加熱器
によれば、磁束が有効に誘導加熱に利用されるため加熱
効率が向上する。また、外部への漏れ磁束が極めて少な
いため、周囲に置いた金属製品の加熱を防止でき、安全
性も高まる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る誘導加熱器の一実施例に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は本発明の誘導加
熱器の原理説明図、図2は図1の原理に基づく誘導加熱
器の実施例である電磁湯沸器の構成図である。
【0011】本発明の誘導加熱器では、図1の如く、コ
イル4の内側に導電体1aが配置されるのみならず、コ
イル4の外側にコイル4を取り囲むように導電体1bが
配置される。このため、磁束5は内側の導電体1a及び
外側の導電体1bを鎖交し、両導電体1a、1b中に渦
電流を生じさせる。この電流によりジュール熱が発生
し、両導電体1a、1bは共に発熱する。
【0012】上記原理を利用した電磁湯沸器では、図2
に示すように、流体すなわち水の流路はコイル4を取り
囲む管路内壁6を挟んでコの字形に形成される。外側管
路2b内には導電体1bが配置され、内側管路2a内に
は導電体1aが配置される。この導電体1a、1bは、
熱を効率的に水に伝達するために、その内部を水が通過
可能であって、しかも表面積対体積比が大きいものが好
ましい。このため、例えば、ウール形状の金属導体、網
形状の金属導体を多数積層したもの、内部に多数の小さ
な空隙を有するように、例えば金属板を立体的なハニカ
ム形状に加工したもの等種々の形状が考えられる。
【0013】図2のように、管路自体はコイル4の内側
と外側の両方に配設されるが、内側管路2a及び外側管
路2bにおける水の流れる経路は、目的及び用途に合う
ように形成される。図3は、水の流れる経路について二
つの実施例を示す図である。図3(a)の例では、水は
まず外側管路2bに導入され、更に内側管路2aを通過
したあと外部へ流出する。すなわち、水はまず外側の導
電体1bにより温められたのち内側の導電体1aにより
更に加熱され、高温の湯となって流出する。従って、高
温の湯を得たい場合に好適な構成である。
【0014】一方、図3(b)の例では、水は外側管路
2b及び内側管路2aの両方へ適当な比率で分岐するよ
うに導入され、それぞれ外側管路2b、内側管路2aを
通過したあと混ざり合って流出する。すなわち、水は内
側の導電体1a又は外側の導電体1bのいずれかにより
温められる。従って、図3(a)の場合よりも単位体積
当たりの水に供給される熱量が小さいため、高温の湯を
得る目的には適さないが、比較的低い温度の湯を大量に
得たい場合に好適な構成である。
【0015】なお、図3の実施例において、水の出口で
得られる湯の温度は水の流量にも関係するため、流量を
減らすことにより高い温度の湯を得ることができること
は言うまでもない。また、勿論、水を複数回循環させる
ことにより、一層高い温度の湯を得ることができる。
【0016】更に、上記実施例は流体を水としたが、他
の液体例えば油等であっても、空気等の気体であっても
同様の効果を奏することは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る誘導加熱器の原理説明図。
【図2】 本発明に係る誘導加熱器の実施例である電磁
湯沸器の構成を示す斜視一部断面図。
【図3】 本発明に係る誘導加熱器における流体の経路
を示す図。
【図4】 従来の誘導加熱器の構成を示す斜視一部断面
図。
【符号の説明】
1a…内側の導電体 1b…外側の導電体 2a…内側管路 2b…外側管路 3…管路外壁 4…コイル 5…磁束 6…管路内壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルに交流電流を流し導電体を誘導加
    熱することにより該導電体近傍の流体を加熱する誘導加
    熱器において、コイルの内側及び外側に、導電体を内部
    に配置した流体の管路を設けることを特徴とする誘導加
    熱器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の誘導加熱器において、前
    記コイルの内側の管路又は外側の管路のいずれか一方に
    外部から流体が導入され、該流体が導入された管路中を
    通過したあと他方の管路中を通過したのち外部に前記流
    体が流出するように、前記内側及び外側の管路が形成さ
    れることを特徴とする誘導加熱器。
JP26925095A 1995-09-21 1995-09-21 誘導加熱器 Pending JPH0992449A (ja)

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JP26925095A JPH0992449A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 誘導加熱器

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JPH0992449A true JPH0992449A (ja) 1997-04-04

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Cited By (5)

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