JPH0991930A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH0991930A
JPH0991930A JP7250362A JP25036295A JPH0991930A JP H0991930 A JPH0991930 A JP H0991930A JP 7250362 A JP7250362 A JP 7250362A JP 25036295 A JP25036295 A JP 25036295A JP H0991930 A JPH0991930 A JP H0991930A
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JP7250362A
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Hirobumi Kanai
博文 金井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納棚の側に特別な設備を必要とすることな
く、記録媒体の一括した登録処理を正確かつ迅速に行
う。 【解決手段】 反射型光センサ3およびバーコードリー
ダ4を備えた搬送ロボット2のアクセッサ2dによっ
て、収納棚1の複数のセル1aをセル1aの配列方向に
連続的に走査し、走査中に反射型光センサ3からセル1
aやセル1a内の記録媒体5に照射される検査光3cの
反射光3dの検出レベルと搬送ロボット2の駆動制御系
から得られるアクセッサ2dの位置情報とに基づいて個
々のセル1aの内部における記録媒体5の有無を判別
し、セル1aの内部で検出された記録媒体5に貼付され
ているバーコードラベル6を読み取る処理を連続して行
うことにより、収納棚1の側に特別に設備を必要とせず
に、収納棚1における多数の記録媒体5の登録処理を一
括して行うようにしたライブラリ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライブラリ装置に
関し、特に、ライブラリ装置における大量の記録媒体の
一括登録等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、情報処理システムの外部記憶
装置として、多数のカートリッジ型磁気テープ等の可搬
性の記録媒体が個別に収納される多数のセルを備えた収
納棚と、媒体を駆動してデータの記録/再生動作を行う
ドライブ装置との間における記録媒体の掛け替え動作等
を、搬送ロボットによって自動的に行うことにより、見
かけ上大記憶容量を実現するライブラリ装置が知られて
いる。
【0003】このような多数の記録媒体を取り扱うライ
ブラリ装置では、収納棚の各セル内における記録媒体の
有無(格納位置情報)の認識、および個々の記録媒体の
外部に貼付されたバーコードラベル等の媒体識別情報の
認識の高速化による、記録媒体の迅速な登録処理の実現
が求められている。
【0004】従来、この要求を実現する手段として、た
とえば特開平7−78401号公報には、記録媒体に貼
付されたバーコードラベルとは異なる特定のバーコード
ラベルを、収納棚(セル)内の記録媒体が未収納時のみ
検出可能な位置に貼り付ける技術が開示されている。こ
の技術では、個々の収納棚に対しバーコードラベル読み
取りを実行した際、読み取ったバーコードラベルが特定
のバーコードラベルの場合は記録媒体無しと判定し、そ
れ以外の場合は記録媒体有りとする方法で収納棚の各セ
ル内の記録媒体の有無の認識および記録媒体に付随する
バーコードラベルの認識を一括して実行しようとしてい
る。
【0005】また、関連する他の技術として、たとえば
特開昭62−111804号公報には、収納棚の内部に
カートリッジの有無を検出するスイッチを設ける技術が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術における登録方法では、記録媒体およびセルの
双方に付与されたバーコードラベルを一括して読み取る
ことで登録処理の高速化は期待できるものの、ライブラ
リ装置内の収納棚の全セルに特定のバーコードラベルを
貼り付ける必要があり、ライブラリ装置の製造工程の簡
素化や、製造原価の低減を推進することが難しい、とい
う技術的課題があった。
【0007】同様に、後者の従来技術でも収納棚の全セ
ルに媒体の有無を検出するスイッチ等の余分な部品を装
着する必要があるため、製造工程の簡素化や、製造原価
の低減が困難であることには変わりがない。
【0008】本発明の目的は、収納棚の側に特別な設備
を必要とすることなく、低コストで記録媒体の一括した
登録処理を正確かつ迅速に行うことが可能なライブラリ
装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、低コストで収納棚の
形状認識による正確な記録媒体の格納位置および記録媒
体に付与されている媒体識別情報の認識を一括して行う
ことが可能なライブラリ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のライブラリ装置
は、収納棚の各セル間における記録媒体の搬送動作や、
各セルと記録再生装置との間における記録媒体の掛け替
え動作を行う搬送ロボットに備えられた媒体識別情報認
識手段の近傍に、収納棚形状検出手段を設け、検出した
収納棚の形状により各セル内に記録媒体が収納されてい
るか否かを判断する操作と、セルに記録媒体が収納され
ている場合に記録媒体に付与されている媒体識別情報を
読み取る操作とを連続して行う構成としたものである。
【0011】記録媒体に付与される媒体識別情報として
は、たとえば記録媒体の外部に貼付されるバーコードラ
ベルを用いることができ、媒体識別情報認識手段として
は、このバーコードラベルを読み取るバーコードラベル
認識装置を用いることができる。
【0012】また、収納棚形状検出手段としては、収納
棚の各セルの輪郭や記録媒体の有無によって出力レベル
が変化する反射型光センサを搬送ロボットに装着し、こ
の反射型光センサの出力レベルと、搬送ロボットの位置
情報とによって収納棚の形状を検出する技術を用いるこ
とができる。
【0013】また、記録媒体としては、たとえば、1/
2インチカートリッジ磁気テープ、8mmテープ、DA
Tテープ、および光ディスク、磁気ディスク等の各種の
可搬性の記録媒体を混在または独立して収納棚に収納す
ることができる。異種の記録媒体を混在させる場合に
は、各記録媒体に対応した複数種の記録再生装置が混在
して設置される。
【0014】媒体識別情報認識手段の近傍に実装される
収納棚形状検出手段は、たとえば反射型光センサから収
納棚に対して光を照射しつつ、複数のセルを走査するよ
うに搬送ロボットを移動させることで、収納棚面の形状
に応じた反射光を検出し、この反射光の検出レベルと移
動中の搬送ロボットの位置情報とに基づいて走査方向で
の収納棚の各セルのピッチやセル内の記録媒体の寸法形
状を認識する。これにより、収納棚からの反射光のレベ
ル変化を検出するという簡単な操作によって、反射光の
ノイズ等による誤検出を生じることなく、各セル内での
記録媒体の有無を正確に判断することができる。認識中
のセルに記録媒体が収納されている場合には、そのまま
記録媒体の外部に貼付されているバーコードラベルを読
み取る。こうして得られた各セルでの記録媒体の有無
(すなわち記録媒体の格納位置情報)および個々の記録
媒体の識別情報は、相互に対応付けられた状態で、媒体
管理メモリに登録される。通常の運用においては、この
媒体管理メモリに記憶されている個々の情報を参照し
て、記録媒体の探索や移動等の処理が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態であるライブ
ラリ装置の作用の一例を示す概念図であり、図2は本実
施の形態のライブラリ装置を構成する各機能ブロックの
関係の一例を示すブロック図、図3は本実施の形態のラ
イブラリ装置における収納棚および搬送ロボットを取り
出して示す拡大図、図4は本実施の形態のライブラリ装
置に備えられた媒体管理メモリの記憶形式の一例を示す
概念図、図5は本実施の形態のライブラリ装置に備えら
れた反射型光センサの構成の一例を示す概念図、図6は
本実施の形態のライブラリ装置における記録媒体の一括
登録処理の一例を示すフローチャート、図7は本実施の
形態のライブラリ装置の全体構成の一例を示す外観斜視
図、図8は本実施の形態のライブラリ装置の一部を破断
して示す透視図である。
【0017】まず、図3および図7、図8等によって本
実施の形態のライブラリ装置の全体構成の一例を説明す
る。密閉構造の筐体20の内部には、複数の記録媒体5
が個別に収納される多数のセル1aが対向面にそれぞれ
形成された収納棚1が設けられている。一部の収納棚1
の背後には、図示しない媒体装填口が、収納棚1の一部
にセル1aと等価な形状で開口し、この媒体装填口から
装填される記録媒体5を駆動して情報の記録/再生動作
を行う記録再生装置15が配置されている。収納棚1の
中央部の空間には、収納棚1に沿って走行する搬送ロボ
ット2が設けられている。また、筐体20の外部には、
後述のような制御機構が備えられ、ライブラリ装置の管
理者によって操作される制御コンソール18が備えられ
ている。収納棚1は、所定数のセル1aを含むフレーム
単位で構成され、このフレーム単位で収納棚1の数を増
減させることにより、ライブラリ装置の記憶容量を随意
に設定することが可能になっている。
【0018】この搬送ロボット2は、収納棚1の中央部
の空間の底部に幅方向に沿って敷設された水平レール2
aと、この水平レール2aに沿って走行する台車2b
と、収納棚1の高さ方向に沿うように台車2bに搭載さ
れた昇降レール2cと、この昇降レール2cに沿って上
下動するアクセッサ2dと、台車2bの水平方向の移動
を行わせる図示しない水平移動モータ、およびパルスモ
ータ等からなりアクセッサ2dの昇降動作を行わせる垂
直移動モータ2e等で構成されている。そして、台車2
bの水平方向の移動と、アクセッサ2dの昇降動作を組
み合わせることにより、アクセッサ2dを、収納棚1の
任意のセル1aに位置決めすることが可能になってい
る。アクセッサ2dは、回動軸2fを中心として水平面
内で180°の範囲で回動する構成となっており、収納
棚1の対向する二つの収納面の各々のセル1aに対面し
て記録媒体5の収納や取出動作を行うことが可能になっ
ている。
【0019】アクセッサ2dには、図示しないロボット
ハンドが設けられており、収納棚1の任意のセル1aに
対する記録媒体5の出し入れ操作、および、記録再生装
置15に対する記録媒体5の装填および取出操作等を行
うことにより、収納棚1に収納されている任意の記録媒
体5の記録再生装置15に対する掛け替え動作を自動的
に行うことが可能になっている。
【0020】筐体20の一部には、たとえば、収納棚1
の配列端の一部のセル1aを垂直軸の回りに転動させる
ことによって当該セル1aを筐体20の外部に露出可能
にした構造の記録媒体投入排出機構16が設けられてお
り、作業者が手作業で、外部から比較的少数の記録媒体
5をライブラリ装置の収納棚1の一部のセル1aに出し
入れすることが可能になっている。また、筐体20の端
面には、扉17が設けられており、作業者が必要に応じ
て筐体20の内部に多数の記録媒体5を持ち込んで収納
棚1のセル1aに一括して装填する等の操作も可能にな
っている。
【0021】本実施の形態の場合、図3に例示されるよ
うに、搬送ロボット2のアクセッサ2dの底部には、記
録媒体5の外端面に貼付され、当該記録媒体5の個別識
別情報が記録されているバーコードラベル6を読み取る
バーコードリーダ4が設置され、側面部には反射型光セ
ンサ3が設けられている。
【0022】反射型光センサ3は、たとえば、図5に例
示されるように、収納棚1に対面する位置に発光素子3
aおよび受光素子3bを配置した構成となっている。発
光素子3aは、たとえば赤色LED等から構成され、特
定の波長の検査光3cを収納棚1の側に放射し、受光素
子3bは、検査光3cによる収納棚1からの特定波長の
反射光3dを検出して、検出光量をアナログの電気信号
に変換して出力する動作を行う。検査光3cには特定の
変調が掛けられており、受光素子3bは、当該変調を有
するもののみを反射光3dとして選択的に検出する動作
を行うことにより、周囲の照明光等のノイズの影響を受
けることなく、精度の高い検出動作が可能になってい
る。なお、上述のような構成の反射型光センサ3は、一
般に市販されており、安価に入手することが可能であ
る。
【0023】次に、図2を参照しながら、上述の各構成
要素を制御する本実施の形態のライブラリ装置の制御系
の要部について説明する。図示しないホストコンピュー
タ等の上位装置7との間でコマンドやデータの授受を制
御するとともに制御装置の全体の動作を制御するライブ
ラリ制御装置8には、図4に例示されるような情報が格
納される媒体管理メモリ19が設けられている。
【0024】媒体管理メモリ19は、一例として、フレ
ーム番号、水平方向のセル座標X、垂直方向のセル座標
Y、対向する二つの収納面のいずれの側かを示すZ座標
等からなる収納棚位置情報19aと、記録媒体5の収納
の有無を示す有無情報19bと、収納されている記録媒
体5のボリュームシリアルナンバ等の媒体識別情報19
cの各情報エントリが、セルの数だけ対応付けて設定さ
れており、後述の登録操作によって初期設定されるとと
もに、記録媒体5の移動によって逐次更新され、記録媒
体5の管理等に用いられる。
【0025】ライブラリ制御装置8には、ロボット制御
装置9が接続されている。ロボット制御装置9は、垂直
移動モータ駆動回路14を介して、垂直移動モータ2e
を駆動することにより、アクセッサ2dの昇降レール2
cに沿った上下方向の移動動作を制御するとともに、垂
直移動モータ2eの回転変位(アクセッサ2dの上下動
変位)は、デジタルエンコーダ13を介してデジタルパ
ルスS3に変換され、位置認識制御装置10を介してロ
ボット制御装置9にフィードバックされ、閉ループ制御
によってアクセッサ2dの昇降動作および位置決め動作
が制御される構成となっている。特に図示しないが、台
車2bの水平レール2aに沿った方向の移動および位置
決め動作も同様の制御系によって行われる。
【0026】アクセッサ2dに設けられたバーコードリ
ーダ4は、ロボット制御装置9に接続されているバーコ
ードラベル認識装置11を介して読み取りタイミング等
が制御され、読み取り結果は、バーコードラベル認識装
置11、ロボット制御装置9を介してライブラリ制御装
置8に入力される。
【0027】アクセッサ2dに設けられた反射型光セン
サ3からのアナログ出力S1は、記録媒体有無認識装置
12に入力される。さらに記録媒体有無認識装置12に
は、デジタルエンコーダ13から垂直移動モータ2eの
回転変位を示すデジタルパルスS3および位置認識制御
装置10から出力される位置情報が入力されている。記
録媒体有無認識装置12は、反射型光センサ3からのア
ナログ出力S1を所定のスライスレベルでデジタル波形
S2に変換し、デジタルエンコーダ13を介して入力さ
れるデジタルパルスS3および位置認識制御装置10か
ら出力される位置情報を参照して、後述のようにして収
納棚1のセル1aにおける記録媒体5の有無を判定し、
ロボット制御装置9に入力する動作を行う。
【0028】以下、本実施の形態のライブラリ装置にお
ける作用の一例を説明する。まず最初に、ライブラリ装
置全体の動作を記録媒体5を登録する場合について説明
する。
【0029】図7に例示されるライブラリ装置への記録
媒体5の登録方法は、記録媒体投入排出機構16を使用
する方式と、作業者が筐体20の扉17を介して記録媒
体5を収納棚1に直接収納する方式がある。前者の方式
では、人手により記録媒体5を記録媒体投入排出機構1
6の可動セルに収納し、収納された記録媒体5を搬送ロ
ボット2が収納棚1の所定位置のセル1aに運ぶことで
ライブラリ装置への登録が可能となるが、大量に記録媒
体5をライブラリ装置に登録する場合は、記録媒体投入
排出機構16への収納数の制限、および搬送ロボット2
の搬送時間等により膨大な時間が必要となる。これに対
して、後者の方式では、人手により大量の記録媒体5を
一括して収納棚1に直接収納し、搬送ロボット2でライ
ブラリ装置内の収納棚の状態を認識することで登録が可
能となる。本方式では、記録媒体5を収納棚1に収納し
た後は、自動的に登録処理を実行することが可能なた
め、オペレータ等が不要となる。また、搬送ロボット2
による記録媒体5の搬送処理が無いため、高速化が可能
となる。以下、本実施の形態では、後者の方式による記
録媒体5の一括登録処理を、高信頼性を保った上で迅速
に行う技術について詳細に説明する。
【0030】まず、作業者は、ライブラリ装置の扉17
を開け、大量の記録媒体5を一括して収納棚1の各セル
1aに直接収納し、扉17を閉じる。図2において、ラ
イブラリ制御装置8は、扉17が開閉されたことで収納
棚1への作業者によるアクセスがあり、記録媒体5の投
入・排出が行われ収納情報が変化したことを認識し、ロ
ボット制御装置9に対してライブラリ装置内の個々の収
納棚1の記録媒体5の有無の確認および記録媒体5のバ
ーコードラベル6の読み取りを指示する。
【0031】本指示に基づき、ロボット制御装置9は搬
送ロボット2(アクセッサ2d)を水平方向および垂直
方向に移動させ、搬送ロボット2を所定の初期位置に位
置付けた後、反射型光センサ3を発光させる。そして、
図1に例示されるように、搬送ロボット2をセル1aの
縦方向の1列に沿って垂直方向に下から上へと走査させ
ることにより、収納棚面の形状に応じた反射型光センサ
3のアナログ波形S1とデジタルエンコーダ13の出力
波形(デジタルパルスS3)を得る。このアナログ信号
S1を記録媒体有無認識装置12にてデジタル化し、得
られたデジタル波形S2の矩形波の長さ(デジタル出力
のHIGHの部分)をデジタルエンコーダ13の出力
(デジタルパルスS3)でカウントすることで、反射型
光センサ3の出力波形の物理的な長さが求められ、反射
型光センサ3から得られるデジタル波形S2が変化する
際、位置認識制御装置10の位置情報を確認すること
で、反射型光センサ3が収納棚の位置を正常に検出して
いるかが判断できる。
【0032】目標とするセル1aと一段上のセル1aの
間で検出した出力波形の和を求め、物理的な長さを判断
することで、ノイズによるものか記録媒体5によるもの
かを認識し、目標のセル1a内での記録媒体5の有無を
ロボット制御装置9のメモリやレジスタ等にフラグ情報
として一旦記憶する。すなわち、本実施の形態の場合、
反射型光センサ3はバーコードリーダ4よりも高い位置
にあるため、最初に目的のセル1aを反射型光センサ3
が通過し、その後にバーコードリーダ4が通過するの
で、反射型光センサ3による当該セル1aでの記録媒体
5の有無を一旦記憶し、ある時間遅れて当該セル1aを
通過するバーコードリーダ4の制御を後述のように当該
有無の情報に基づいて行うためである。
【0033】ロボット制御装置9は、目標のセル1a内
の記録媒体5の有無に関係なく搬送ロボット2を垂直方
向に一定速度で動作させ、アクセッサ2dにおいて反射
型光センサ3の下部に取り付けてあるバーコードリーダ
4の読み取りターゲットが、記録媒体5の外部に貼られ
たバーコードラベル6に到達したタイミングで、ロボッ
ト制御装置9のメモリやレジスタ等に格納されている記
録媒体5の有無の情報(フラグ)を参照し、目標のセル
1aに記録媒体5が収納されていた場合は、バーコード
ラベル認識装置11に読み取り指令信号S4を出力し、
これを契機としてバーコードリーダ4は記録媒体5の外
部に貼られたバーコードラベル6をスキャンし、バーコ
ードラベル認識装置11でバーコードラベル6の情報を
認識し、ライブラリ制御装置8に記録媒体5の有無の情
報とバーコードラベル6の媒体識別情報が報告され、図
4に示す媒体管理メモリ19に格納される。また、目標
のセル1aに記録媒体5が収納されていなければ、ライ
ブラリ制御装置8に記録媒体5の有無の情報のみが報告
され、図4に示す媒体管理メモリ19に格納される。さ
らに、ロボット制御装置9が一段上のセル1aに対して
同様の動作を実施することで、搬送ロボット2は停止す
ること無く、一定速度での動作が可能となり高速化が実
現できる。同様の操作を、収納棚1の所定の登録範囲に
指定された全てのセル1aについて繰り返す。このよう
な一連の操作の一例を図6のフローチャートに示す。
【0034】なお、上述のような反射型光センサ3によ
る走査によってセル1aにおける存在は確認されたもの
の、バーコードラベル6の読み取りに失敗した記録媒体
5、あるいは、もともとバーコードラベル6の貼付され
ていない記録媒体5に関しては、その位置情報を記憶
し、後に、記録再生装置15に装填して媒体の特定の領
域から媒体識別情報を読み出したり、あるいは、エラー
として当該記録媒体5を記録媒体投入排出機構16を介
して外部に排出する等の処理を行うことができる。
【0035】このように、本実施の形態のライブラリ装
置によれば、収納棚1の登録範囲のセル1aを搬送ロボ
ット2(アクセッサ2d)によって連続的に走査し、搬
送ロボット2に装着された反射型光センサ3の出力レベ
ルと、搬送ロボット2の位置情報とによって収納棚1の
各セル1aにおける記録媒体5の有無を判別し、目標の
セル1aに記録媒体5が存在する場合には、バーコード
リーダ4で記録媒体5に貼付されているバーコードラベ
ル6を読み取る、という操作によって収納棚1の多数の
セル1aに収納された記録媒体5の登録処理を連続的に
一括して行うので、収納棚1や個々のセル1aに特別な
設備(たとえば、バーコードラベルの貼付や記録媒体検
出スイッチ等)は全く不要であり、低コストで記録媒体
5の一括した登録処理を正確かつ迅速に行うことができ
る。
【0036】また、発光素子3aおよび受光素子3bの
ペアからなる簡便な構成の反射型光センサ3の出力と、
位置制御のために搬送ロボット2に本来備えられている
デジタルエンコーダ13や位置認識制御装置10からの
情報とによって、収納棚1のセル1aや記録媒体5の形
状を判定するので、たとえばCCDカメラや、当該CC
Dカメラから得られる映像からセル1aや記録媒体5の
画像を実時間で認識する複雑な画像認識ソフトウェア等
の高価な設備は全く不要であり、CCDカメラ等を用い
る場合等に比較して、さらに大幅な製造原価の低減を実
現できる。また、CCDカメラ等を用いる場合には、周
囲の照明光の強弱等のノイズの影響を受けやすいが、本
実施の形態の場合には、変調された検査光3cおよびそ
の反射光3dを選択的に検出する反射型光センサ3を用
いるので周囲の照明光の強弱等のノイズの影響を受ける
ことなく、高精度で記録媒体5の有無を検出できる。従
って、低コストで収納棚1の形状認識による正確な記録
媒体5の格納位置および記録媒体に付与されている媒体
識別情報の認識を一括して行うことが可能となる。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】たとえば、収納棚や搬送ロボット等の構成
は前述の実施の形態に例示したものに限定されない。
【0039】
【発明の効果】本発明のライブラリ装置によれば、収納
棚の側に特別な設備を必要とすることなく、低コストで
記録媒体の一括した登録処理を正確かつ迅速に行うこと
ができる、という効果が得られる。
【0040】また、低コストで収納棚の形状認識による
正確な記録媒体の格納位置および記録媒体に付与されて
いる媒体識別情報の認識を一括して行うことができる、
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置の
作用の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置を
構成する各機能ブロックの関係の一例を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置に
おける収納棚および搬送ロボットを取り出して示す拡大
図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置に
備えられた媒体管理メモリの記憶形式の一例を示す概念
図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置に
備えられた反射型光センサの構成の一例を示す概念図で
ある。
【図6】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置に
おける記録媒体の一括登録処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置の
全体構成の一例を示す外観斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるライブラリ装置の
一部を破断して示す透視図である。
【符号の説明】
1…収納棚、1a…セル、2…搬送ロボット、2a…水
平レール、2b…台車、2c…昇降レール、2d…アク
セッサ、2e…垂直移動モータ、2f…回動軸、3…反
射型光センサ、3a…発光素子、3b…受光素子、3c
…検査光、3d…反射光、4…バーコードリーダ、5…
記録媒体、6…バーコードラベル、7…上位装置、8…
ライブラリ制御装置、9…ロボット制御装置、10…位
置認識制御装置、11…バーコードラベル認識装置、1
2…記録媒体有無認識装置、13…デジタルエンコー
ダ、14…垂直移動モータ駆動回路、15…記録再生装
置、16…記録媒体投入排出機構、17…扉、18…制
御コンソール、19…媒体管理メモリ、20…筐体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬性の記録媒体が個別に収納される複
    数のセルを備えた収納棚と、装填される前記記録媒体に
    対するデータの記録再生動作を行う記録再生装置と、前
    記セル間における前記記録媒体の搬送動作および前記収
    納棚と前記記録再生装置との間における前記記録媒体の
    搬送動作を行う搬送ロボットと、前記搬送ロボットの動
    作を制御する搬送ロボット制御装置と、上位装置からの
    指示により、前記記録再生装置および前記搬送ロボット
    制御装置の動作を制御することにより前記記録媒体を管
    理するライブラリ制御装置とを含むライブラリ装置であ
    って、 前記搬送ロボットには、前記収納棚の形状を認識して個
    々の前記セル内における前記記録媒体の有無を判別する
    第1の機能と、個々の前記セル内に位置する前記記録媒
    体から媒体識別情報を読み取る第2の機能とを備え、 前記ライブラリ制御装置には、前記収納棚における前記
    記録媒体の格納位置および前記媒体識別情報が格納され
    る媒体管理メモリを備え、 前記搬送ロボットによって前記収納棚における任意の範
    囲の前記セル群を走査することにより、前記収納棚にお
    ける前記記録媒体の格納位置および前記媒体識別情報の
    前記媒体管理メモリに対する登録処理を一括して行うこ
    とを特徴とするライブラリ装置。
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