JPH0990391A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0990391A
JPH0990391A JP26472095A JP26472095A JPH0990391A JP H0990391 A JPH0990391 A JP H0990391A JP 26472095 A JP26472095 A JP 26472095A JP 26472095 A JP26472095 A JP 26472095A JP H0990391 A JPH0990391 A JP H0990391A
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JP
Japan
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film
liquid crystal
display device
crystal display
transparent
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JP26472095A
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English (en)
Inventor
Kunpei Kobayashi
君平 小林
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配向異常が発生しないようにする。 【解決手段】 フィルム基板11、12の外面に偏光板
22、23を貼り付けるための粘着剤層20、21は、
粘着剤中に導電性粒子を混入したものからなっているの
で、接地用導電層として使用することができる。そこ
で、これら粘着剤層20、21を共に接地電位に接続し
ておくと、2枚のフィルム基板11、12のいずれか一
方に静電気が発生しても、この静電気による電荷を粘着
剤層20、21を介して逃がすことができ、したがって
2枚のフィルム基板11、12間に電位差が発生するこ
とがなく、ひいては配向異常が発生しないようにするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置には、相対向する面に透明
電極が設けられた2枚のフィルム基板をシール材を介し
て貼り合わせ、その間に液晶を封入した構造のものがあ
る。図5は従来のこのような液晶表示装置におけるフィ
ルム基板の元となるフィルム基板の一部を示したもので
ある。このフィルム基板は、ポリエーテルサルフォン、
ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレート等の透明な樹脂フィルムからなるベースフィ
ルム1を備えている。ベースフィルム1の下面にはアク
リル樹脂からなる結合膜2が塗布等の方法により設けら
れ、結合膜2の下面にはITOからなる透明導電膜3が
蒸着やスパッタリング等の方法により設けられている。
この場合、結合膜2は、ベースフィルム1と透明導電膜
3との間の密着性を良くするためのものである。そし
て、透明導電膜3をパターニングすると、所定パターン
の透明電極が形成されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ような液晶表示装置では、一方のフィルム基板に摩擦や
衝撃等により静電気が発生すると、一方のフィルム基板
の結合膜に静電気による電荷が帯電することになる。す
ると、一方のフィルム基板の透明電極が存在する部分で
は結合膜に帯電した電荷が透明電極を介して逃げるが、
透明電極が存在しない部分では結合膜に帯電した電荷が
そのまま残存することになる。この結果、一方のフィル
ム基板の結合膜に帯電した電荷がそのまま残存する部分
においては、一方のフィルム基板と他方のフィルム基板
との間で電位差が発生し、この電位差が発生した部分に
おいて液晶分子が立ち上がり、配向異常(ドメイン)が
発生することになるという問題があった。この発明の課
題は、配向異常が発生しないようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、2枚のフィ
ルム基板間に液晶が封入されてなる液晶表示装置におい
て、前記液晶の表裏両面側にそれぞれ接地用導電層を設
けたものである。
【0005】この発明によれば、液晶の表裏両面側にそ
れぞれ設けられた接地用導電層を共に接地電位に接続し
ておくと、2枚のフィルム基板のいずれか一方に静電気
が発生しても、この静電気による電荷を接地用導電層を
介して逃がすことができ、したがって2枚のフィルム基
板間に電位差が発生することがなく、ひいては配向異常
が発生しないようにすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶
表示装置は2枚のフィルム基板11、12を備えてい
る。これらフィルム基板11、12の相対向する面には
それぞれ透明電極13、14および配向膜15、16が
設けられている。両フィルム基板11、12はシール材
17を介して貼り合わされ、シール材17の内側におけ
る両フィルム基板11、12間には液晶18が封入され
ている。また、両フィルム基板11、12の配向膜1
5、16間にはスペーサ19が介在されている。両フィ
ルム基板11、12の各外面には粘着剤層20、21を
介して偏光板22、23が貼り付けられている。この場
合、粘着剤層20、21は、詳細には図示していない
が、酸化ケイ素等からなる透明粒子の表面にITO等か
らなる透明導電膜を蒸着等の方法により設けたものから
なる導電性粒子を透明な粘着剤中に適量混入したものか
らなっている。ただし、導電性粒子の粒径は粘着剤層2
0、21の厚さよりも小さくなっている。
【0007】このように、この液晶表示装置では、フィ
ルム基板11、12の外面に偏光板22、23を貼り付
けるための粘着剤層20、21として、粘着剤中に導電
性粒子を混入してなるものを用いているので、これら粘
着剤層20、21を導電層とすることができる。そこ
で、これら粘着剤層20、21を共に接地電位に接続し
ておくと、2枚のフィルム基板11、12のいずれか一
方に静電気が発生しても、この静電気による電荷を粘着
剤層20、21を介して逃がすことができ、したがって
2枚のフィルム基板11、12間に電位差が発生するこ
とがなく、ひいては配向異常が発生しないようにするこ
とができる。また、導電性粒子として、酸化ケイ素等か
らなる透明粒子の表面にITO等からなる透明導電膜を
設けてなるもの、つまり透明なものを用いているので、
表示上、別に問題はない。
【0008】ここで、図2はフィルム基板11、12の
元となるフィルム基板31の一部を示したものである。
このフィルム基板31は、従来の場合と同様の樹脂フィ
ルムからなるベースフィルム32を備えている。ベース
フィルム32の下面にはアクリル樹脂からなる結合膜3
3が塗布等の方法により設けられ、結合膜33の下面に
はITOからなる透明導電膜34が蒸着やスパッタリン
グ等の方法により設けられている。この場合も、結合膜
33は、ベースフィルム32と透明導電膜34との間の
密着性を良くするためのものである。ベースフィルム3
2の上面には、外部からの酸素の透過を防止するため
に、ポリビニルアルコールからなるガスバリア層35が
塗布等の方法により設けられている。ガスバリア層35
の上面には、ガスバリア層35を保護するために、エポ
キシ樹脂からなる保護膜36が塗布等の方法により設け
られている。そして、透明導電膜34をパターニングす
ると、図1に示す所定パターンの透明電極13、14が
形成されることになる。
【0009】次に、図3はこの発明の他の実施形態にお
ける液晶表示装置の要部を示したものである。この液晶
表示装置では、表面側のフィルム基板11と偏光板22
との間に位相差板41が設けられている。この場合、位
相差板41をフィルム基板11の外面に貼り付けるため
の粘着剤層42は、上記実施形態の場合と同様に、透明
な粘着剤中に透明な導電性粒子を適量混入したものから
なっているが、偏光板22を位相差板41の外面に貼り
付けるための粘着剤層20は通常の透明な粘着剤のみか
らなっている。
【0010】なお、上記実施形態では、フィルム基板の
外面側に偏光板または位相差板を貼り付けるための粘着
剤層を接地用導電層とした場合について説明したが、こ
れに限定されるものではない。例えば、図2に示すベー
スフィルム32に上述のような導電性粒子を含有させる
ようにしてもよい。この場合、ベースフィルム32の下
面に設けられたアクリル樹脂からなる結合膜33が絶縁
膜として機能するので、ベースフィルム32を接地用導
電層としても別に問題はない。また、ベースフィルム3
2の代わりに、偏光板あるいは位相差板を接地用導電層
とするようにしてもよい。
【0011】次に、図4はこの発明のさらに他の実施形
態における液晶表示装置の要部を示したものである。こ
の液晶表示装置では、図2に示すベースフィルム32と
結合膜33とからなるフィルム基板11、12の外面に
ITOからなる膜厚500〜1000Å程度の透明導電
層51、52が蒸着やスパッタリング等の方法により設
けられている。この場合、透明導電層51、52は、接
地用導電層としての機能のほかに、外部からの酸素の透
過を阻止するガスバリア層としての機能も有する。な
お、このような透明導電層は、フィルム基板の外面では
なく、偏光板あるいは位相差板の内面または外面に設け
るようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液晶の表裏両面側にそれぞれ設けられた接地用導電
層を共に接地電位に接続しておくと、2枚のフィルム基
板のいずれか一方に静電気が発生しても、この静電気に
よる電荷を接地用導電層を介して逃がすことができ、し
たがって2枚のフィルム基板間に電位差が発生すること
がなく、ひいては配向異常が発生しないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における液晶表示装置の
要部を示す断面図。
【図2】図1に示すフィルム基板の元となるフィルム基
板の一部を示す斜視図。
【図3】この発明の他の実施形態における液晶表示装置
の要部を示す断面図。
【図4】この発明のさらに他の実施形態における液晶表
示装置の要部を示す断面図。
【図5】従来のフィルム基板の元となるフィルム基板の
一部を示す斜視図。
【符号の説明】
11、12 フィルム基板 18 液晶 20、21 粘着剤層 22、23 偏光板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のフィルム基板間に液晶が封入され
    てなる液晶表示装置において、前記液晶の表裏両面側に
    それぞれ接地用導電層を設けたことを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記接地
    用導電層は前記フィルム基板の外面側に偏光板または位
    相差板を貼り付けるための粘着剤層からなり、該粘着剤
    層は粘着剤中に導電性粒子を混入したものからなること
    を特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、前記接地
    用導電層は前記フィルム基板からなり、該フィルム基板
    は導電性粒子を含有するベースフィルムの内面に絶縁膜
    を設けたものからなることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明において、前記接地
    用導電層は前記フィルム基板の外面側に貼り付けられる
    偏光板または位相差板からなり、該偏光板または位相差
    板は導電性粒子を含有したものからなることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記導電性粒子は透明なものからなることを特
    徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発明において、前記導電
    性粒子は酸化ケイ素等からなる透明粒子の表面にITO
    等からなる透明導電膜を設けたものからなることを特徴
    とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の発明において、前記接地
    用導電層は前記フィルム基板の外面側に設けられたIT
    O等からなる透明導電層からなることを特徴とする液晶
    表示装置。
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