JPH0460512A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶表示装置の改良に関する。

従来の技術 典型的な先行技術は、第８図に示されている。

ガラスなどから成る基板１．２には透明電極３４が形成
されて単純マトリクスを構成しており、その上に配向膜
５，６が形成され、スペーサ７が介在されている空間に
液晶８が封入され、シール材９によってシールされてお
り、基板１．２の外表面には偏光板１０．１１が設けら
れる。偏光板１０．１１は電気絶縁性フィルムの積層構
造であって、帯電しやすい性質を有し、特にこの偏光板
１０．１１から保護フィルムを剥離して基板１２にその
保護フィルムを剥離した偏光板１０．１１を貼付ける際
に、数１００〜数１．　ＯＯＯＶの帯電が発生すること
は周知である。また液晶表示装置の製造時には、配向処
理工程、偏光板貼付は工程、偏光板保護フィルム剥離工
程、および駆動回路接続工程などにおいては静電気が発
生する機会が多くある。

第９図は偏光板１０の断面図である。偏光フィルム１３
はたとえばポリビニルアルコール樹脂（ＰＶＡ）などの
材料がら成り、トリアセチルセルロース（ＴＡＣ）など
から成る補強フィルム１４１５によってサンドイッチさ
れ、一方の補強フィルム１４は剥離可能な保護フィルム
１６によって被覆される。他方の補強フィルム１５を基
板１に接着するためめの粘着材１７が設けられ、この粘
着材１７は剥離可能な保護フィルム１８によって覆われ
ている。保護フィルム１６．１８を剥離する際に、静電
気が生じ、この静電気が、前述のように、表示品位を低
下させる。またこのような偏光板１０は、帯電しやすい
性質を有している。

発明が解決しようとする課題 このように偏光板１０．１１に静電気が帯電すると、電
気二重層の形成によって、液晶表示装置内の基板１，２
間にも帯電して電位差が生じる。

このように液晶表示装置内に静電気が帯電した状態で、
透明電極３．４の端子部が金属に接触することによって
放電が行われると、その放電経路となった透明電極３．
４上に位置する配向膜５，６およびスペーサ７の帯電状
態が局部的に変化し、液晶８のしきい値電圧が局部的に
変動する。この結果、放電経路となった透明電圧３．４
に沿って、いわゆるライン状点灯むらが生じ、表示品位
が著しく劣化してしまう。

本発明の目的は、表示むらの発生を防止することができ
るようにした液晶表示装置を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、一対の基板間に液晶を封入した液晶表示装置
において、 基板の液晶とは反対側の表面に、導電膜を形成したこと
を特徴とする液晶表示装置である。

作　　用 本発明に従えば、液晶を封入する一対の基板のうち、少
なくとも一方の基板の液晶とは反対側の表面に、導電膜
を形成したので、静電気シールド状態が作り上げられる
。これによって液晶表示装置の局部的な帯電および放電
を回避することができ、表示むらの発生を防止すること
ができる。

本発明は、透過形液晶表示装置に関連して実施すること
ができ、このときには導電膜は透明であり、本発明はま
た反射形液晶表示装置に関連して実施することができ、
このとき一対の基板のうち、背後側の基板の表面に形成
される導電膜は、たとえばアルミニウムなどの遮光性の
金属材料であってもよい。

実施例 第１図は本発明の一実施例の偏光板２０の断面図であり
、この偏光板２０は第２図に示される本発明の一実施例
の液晶表示装置において用いられる。透過形単純マトリ
クス液晶表示装置において、透明のガラスまたは合成樹
脂から成る一対の基板２１．２２の対向する内表面には
蒸着またはスパッタリングなどによって形成された透明
電極２３２４が被着される。これらの透明電極２３．２
４上にわたって配向膜２５．２６が形成される。透明電
極２３．２４は、たとえばＩＴＯ（インジウムおよび錫
の酸化物〉などの材料から成ってもよい。基板２１．２
２は、電気絶縁性材料から成るスペーサ２７によって隔
てられその空間に、たとえばＴ　Ｎ　（Ｔｗｉｓｔｅｄ
　Ｎｅｍａｔｉｃ　）形液晶２８が封入され、シール材
２つによって周囲が封止される。

基板２１．２２の液晶２８とは反対側の表面には、偏光
板２０および偏光板３０がそれぞれ貼付けられる。偏光
板２０は、たとえばポリビニルアルコール樹脂（ＰＶＡ
）などの材料から成る偏光フィルム３１と、その両側に
設けられるたとえばトリアセチルセルゴース（ＴＡＣ）
などの材料から成る補強フィルム３２．３３と、この補
強フィルム３２．３３の一方３２を剥離可能に保護する
保護フィルム３４と、他方の補強フィルム３３に蒸着ま
たはスパツタリングなどによって形成されるＩＴＯなど
の材料から成る透明な導電膜３５と、アクリル系などの
合成樹脂材料から成る粘着材３６と、この粘着材３６を
保護するための剥離可能な保護フィルム３７とを有する
。本件液晶表示装置の使用時には、保護フィルム３４．
３７が剥離され、粘着材３６が基板２１に付着され、こ
うして基板２１の液晶２８とは反対側の表面に導電膜３
５が形成されることになる。

もう１つの偏光板３０もまた、偏光板２０と同様な構成
を有する。こうして偏光板２０に含まれる導電ＩＩ！３
５と、偏光板３０に含まれる導電膜５５とによって、静
電気シールド状態が達成され、そのため局部的な帯電お
よび放電を回避することができ、したがって透明電極２
３．２４に沿ういわゆるライン状点灯むらが生じること
がなく、表示品位の向上を図ることができる。

第３図は、本発明の他の実施例の偏光板２０ａの断面図
である。この実施例は前述の偏光板２０と類似する構成
を有し、対応する部分には同一の参照符を付す。この実
施例では、導電性粘着材３−９が用いられる。この導電
性粘着材３つは、アクリル系などの合成樹脂材料４０と
、カーボンなどの導電性粒子４１とが混合されて構成さ
れる。このような導電性を有する粘着材３９は、平面方
向の導電性を有しており、したがって導電性粘着材３９
を用いることによって静電気シールド効果を達成するこ
とができ、このとき本発明の他の実施例として導電膜３
５を省略することもまた可能である。

第４図は、本発明の他の実施例の偏光板２０ｂの断面図
である。この実施例では、補強フィルム３３には導電性
フィルム４２が貼付けられている。

この導電性フィルム４２は、たとえばポリエチレンサル
ファイド（ＰＥＳ）などの合成樹脂材料から成る電気絶
縁性のフィルム４３上に、ＩＴＯなどの透明導電膜４４
が蒸着またはスパッタリングなどによって形成されて構
成される。その他の構成は前述の第１図の偏光板２０と
同様である。

第５図は、本発明の他の実施例の断面図である。

この実施例ては、補強フィルム３３上に導電膜３５が形
成されるたけてなく、もう１つの補強フィルム３２上に
もまたＩＴＯなとの照明導電膜４５が形成される。液晶
表示装置において導電膜４５は、導電膜３５とともに静
電気シールド効果を達成し、しかもこの導電膜４５は、
帯電した電荷を空気に放電する働きを果たす。

本発明の他の実施例として第５図に示される偏光板２０
ｃにおいて、空気中Ｉ＼の放電効果を重視するときには
、第５図における導電膜３５を省略し、導電膜４５だけ
を形成するようにしてもよい。

第６図は、本発明のさらに他の実施例の偏光板２０ｄの
断面図である。この実施例では、空気中への電荷の放電
効果を高めるために、導電性フィルム４６の電気絶縁性
フィルム４７上に形成された透明導ｔｌｌＩ４８が、補
強フィルム３３から露出しており、こうして導電膜４８
の空気との接触面積を増大、している。この導電性フィ
ルム４６のフィルム４７は、ポリエチレンサルファイド
（ＰＥＳ）などの合成樹脂材料から成り、導電膜４８は
たとえばＩＴＯなどから成る。もう１つの偏光板３０も
また、上述の偏光板２０ａ〜２０ｄと同様な構造を有し
ていてもよい。

上述の実施例では導電膜３５，４５．４４，４８が偏光
板２０．２０ａ〜２０ｄに形成され、もう１つの偏光板
３０もまた同様に構成されており、したがってこれらの
ような偏光板２０．２０ａ〜２０ｄ　　３０を基板２１
．２２に貼付けることによって、基板２１．２２上に導
電膜が形成されることになり、作業性が良好である。本
発明の他の実施例として、基板２１．２２の液晶２８と
は反対側の表面に直接に、導電膜が形成されるようにし
てもよい。

第７図は、本発明の他の実施例の断面図である。

反射形表示装置では、基板２２上に偏光板４９が貼付け
られ、その背後側（第７図の下方）にはアルミニウムな
どの遮光性の金属製導電Ｍ５０が形成される。その他の
構成は第２図に示される透過形液晶表示装置と同様であ
る。このような構成によってもまた同様である。このよ
うな構成によってもまた導電膜５０は静電気シールド状
態を達成する。

発明の効果 以上のように本発明によれば、液晶を挟む一対の基板の
うち、少なくとも一方の基板の液晶とは反対側の表面に
、導ｔＷｊ、を形成したので、いわば静電気シールド状
態が達成される。これによって局部的な帯電および放電
が生じるのを防いで、表示むらの発生を防止し、表示品
位の向上を図ることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の偏光板２０の断面図、第２
図は第１図に示される偏光板２０を備える本発明の一実
施例の透過形液晶表示装置の断面図、第３図は本発明の
他の実施例の偏光板２０ａの断面図、第４図は本発明の
他の実施例の偏光板２０ｂの断面図、第５図は本発明の
さらに他の実施例の偏光板２０ｃの断面図、第６図は本
発明の他の実施例の偏光板２０ｄの断面図、第７図は本
発明のさらに他の実施例の反射形液晶表示装置の断面図
、第８図は先行技術の液晶表示装置の断面図、第９図は
第８図に示される先行技術における偏光板１０の断面図
である。 ２１．２２・基板、２３．２４・・透明電極、２８・液
晶、２０．２０ａ〜２０ｄ、３０−偏光板、３５　４４
．４５．４８・・・導電膜、３つ・導電性粘着材、５０
・・導電膜 代理人　　弁理士　西教　圭一部 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一対の基板間に液晶を封入した液晶表示装置において、 基板の液晶とは反対側の表面に、導電膜を形成したこと
   を特徴とする液晶表示装置。