JPH0990387A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH0990387A
JPH0990387A JP25062695A JP25062695A JPH0990387A JP H0990387 A JPH0990387 A JP H0990387A JP 25062695 A JP25062695 A JP 25062695A JP 25062695 A JP25062695 A JP 25062695A JP H0990387 A JPH0990387 A JP H0990387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示装置において、液晶注入にかかる時間
を大幅に短縮し、さらに、液晶注入装置の構造を単純
化,小規模化でき、メンテナンスもしやすく、多品種に
対応できるようにする。 【解決手段】液晶表示装置のパネル1において、駆動回
路と接続する電極端子部8を隣接する2辺にまとめ、対
向する残りの隣接する2辺に液晶注入口5を分散させて
設ける。パネル1を斜めに設置可能な治具4に溝6を設
け、液晶供給用ディスペンサ2よりこの溝6を介して液
晶注入口5まで液晶3を供給し注入する。の際、従来干
渉してしまう液晶3が、液晶注入口5が別々の辺にある
ため干渉せず、短時間でパネル1全体に液晶3が行きわ
たるため、液晶注入に要する時間を大幅に短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置は、図3および図4
に示すように、パネル1の2辺ないし3辺に駆動回路と
接続するための電極端子部8が配置され、1辺に1個な
いし複数個の液晶注入口5が設けられていた。このパネ
ル1に液晶3を注入する場合、パネル1の液晶注入口5
が設けられている辺を下向きにし、平坦な板に溝6が設
けられた液晶皿9の溝6に導入された液晶3と液晶注入
口5を真空中で接触させて液晶3が液晶注入口5を十分
におおったところで周囲を大気圧に戻し、パネル1内外
の圧力差で液晶3をパネル1内に注入した。この従来の
液晶表示装置およびその製造方法においては、液晶表示
装置の表示画面を大きくしたい場合には液晶3を注入す
るのに時間がかかってしまうという欠点があった。近
年、市場のニーズが多い画面の大きさが画角で25cm
をこえるパネル1になると、注入に要する時間は100
分をこえるようになってコストアップの一因となってい
る。
【0003】この欠点を改善するために、いくつかの提
案がなされている。その中で特開平5−173150号
公報では、外側シールと内側シールによりセル構造を2
重にし、強度低下を抑えながらパネル1の画面の内側シ
ールの対向する辺に対となる液晶注入口5を設けて液晶
3を注入する方法が提案されている。また、特開平5−
165038号公報では、やはり対向辺対に液晶注入口
5を設け、内部に気泡が残らないようにした液晶3の注
入方法が提案されている。さらに、特開平5−3233
34号公報では、これまで述べてきたような対向辺対に
複数個液晶注入口5があるパネル1を複数枚同時に液晶
3を注入するための方法およびその製造装置が提案され
ている。以上の提案は、液晶注入口5を複数にして、さ
らにそれぞれの液晶注入口5からパネル1内部に注入さ
れた液晶3が早い時点で干渉しないよう液晶注入口5ど
うしをなるべく離す狙いで、対向辺対に液晶注入口5を
設けたことに特徴がある。
【0004】しかし、以上の提案は確かに時間短縮の効
果を有するが、いずれも向い合ったそれぞれの辺に液晶
注入口5があるため、液晶3を注入するための方法装置
が従来に比べて複雑で規模が大きくなっている。すなわ
ち、特開平5−173150号公報では、シール7が外
側シールと内側シールの2重となっているために表示画
面周辺の余分な領域が大きくなってしまい、この外側シ
ールの領域を小さくすれば、液晶3注入時間を短縮する
効果が小さくなって両者は両立しない。また、特開平5
−165038号公報および特開平5−323334号
公報の方法と装置では、一度に多数のパネル1に同時に
液晶3を注入しようとすると、それに相当する数の液晶
供給ノズルを必要とし、したがって量産用の装置ともな
るとノズルの数だけで数百本にもなり、構造も複雑で規
模も大きなものとなってしまう。これは、技術的にもコ
スト的にも大きな負荷となる。さらに、液晶3を単にパ
ネル1上に滴下するだけであるから、液晶3がパネル1
からこぼれて装置内を汚染しやすく、パネル1の大きさ
が変わった場合には全てのノズルの位置を変更し調整し
なければならないなどの問題点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置お
よびその製造方法には、パネルの寸法が大きくなると液
晶注入時間が長くなってしまうという問題点があり、こ
れを改善するための前述の従来の技術では、一度に多数
のパネルに液晶を注入する場合、液晶注入装置の構造が
複雑になり規模も大きくなってしまい、さらに、液晶注
入装置内が汚染されやすいという問題点を有していた。
【0006】本発明の目的は、液晶注入時間が短縮で
き、液晶注入装置の構造が単純で、しかも液晶注入装置
内が汚染されない液晶表示装置およびその製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、駆動回路との接続用端子部を隣接するそれぞれの2
辺に集約し、この2辺と対向し隣接するそれぞれの2辺
に少くとも1個の液晶注入口を設けたパネルを有するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の液晶表示装置の製造方法は、2枚
のガラス基板の周縁部を液晶注入口を残してシールしパ
ネルを形成する工程と、このパネルに前記液晶注入口か
ら液晶を注入する工程とを有する液晶表示装置の製造方
法において、前記液晶を注入する工程が、直角に形成さ
れ2辺のそれぞれに前記液晶を供給する溝が設けられた
凹部を有する治具の前記凹部に隣り合う2辺にそれぞれ
少くとも1個設けられた前記液晶注入口が前記溝と接す
るように前記パネルを斜めに載置する工程と、前記治具
ごと前記パネルを真空槽に入れて全体を真空に吸引する
工程と、前記液晶を前記治具上部から前記溝に供給する
工程と、前記液晶を供給しながら前記真空槽の真空を破
り前記パネルの周囲を大気圧に戻し前記パネルの内外の
圧力差によって前記液晶を前記パネルに注入する工程と
を含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施の形態の液晶表
示装置の製造方法を説明する治具に載置したパネルの平
面図である。本発明の第1の実施の形態の表示装置の製
造方法は、図1に示すように、まず、直角に形成され、
2辺のそれぞれに液晶3を供給する溝6が設けられた凹
部を有する治具4の凹部に隣り合う2辺にそれぞれ1個
設けられた液晶注入口5が溝6と接するようにパネル1
を斜めに載置する。次に、治具4ごとパネルを真空槽
(図示せず)の中に入れて全体を真空に吸引する。次
に、液晶3を液晶供給ディスペンサ2などで治具4上部
から溝6に供給する。このとき、液晶3は溝6をつたわ
ってパネル1の隣り合う2辺に設けられた液晶注入口5
をおおう。次に、液晶3を供給し続けながら真空槽の真
空を破りパネル1の周囲を大気圧に戻し、パネル1の内
外の圧力差によって液晶3をパネル1内に注入する。こ
のとき、隣接する液晶注入口5のそれぞれが十分に距離
をおいているのでそれぞれの液晶注入口5から注入され
た液晶3が互いに干渉することがないため、1辺に液晶
注入口5を設けただけの場合に比べて短時間で液晶3が
パネル1内に注入される。また、液晶注入口5を対向辺
に設けた従来例とは異り、隣り合う2辺に液晶注入口5
を設けることによって、パネル1をおよそ45°傾けて
固定する治具4に溝6を設けるだけで液晶3を液晶注入
口5まで導入して注入できるため、液晶注入装置の構造
は単純なものにでき、規模を拡張しなくとも多数のパネ
ル1に同時に液晶3を注入することができる。また、液
晶3は全て治具4で受けるので液晶注入装置内を汚染す
ることもない。
【0011】本実施の形態では、図3の1辺に液晶注入
口5を設けた従来のパネル1に比べ液晶注入時間を30
〜40%短縮できるという結果が得られている。
【0012】図2は本発明の第2の実施の形態の液晶表
示装置の製造方法を説明する治具に載置したパネルの平
面である。本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置の
製造方法は、図2に示すように、液晶注入口5を隣接す
る2辺にそれぞれ複数個設けた以外は、第1の実施の形
態と同じである。液晶注入口5を複数にすることによっ
て、液晶3が注入される際の干渉は液晶注入口5同志の
距離に比例してその影響を小さくできるため、複数にす
ることによって、さらに液晶注入時間を短縮することが
できる。また、液晶注入口5を複数にすることは、液晶
3の流れの通路の開口を広げるという効果もある。実際
には、パネル1の内部抵抗などによって単純な比例関係
で液晶注入時間は短縮されないが、図4に示す従来の液
晶パネル1に比べ液晶注入時間は20〜30%短縮でき
るという結果を得ている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、液晶注入
口の間の距離を離して、さらに、隣り合う2辺に設ける
ことにより注入された液晶間同志が干渉し合うことを防
止し、液晶注入時間を大幅に短縮するという効果を有
し、さらに、液晶注入装置の構造は単純なままの状態で
規模を大きくする必要がなく、液晶がこぼれることによ
る液晶注入装置の汚染も防止できるという効果も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の液晶表示装置の製
造方法を説明する治具に載置したパネルの平面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置の製
造方法を説明する治具に載置したパネルの平面図であ
る。
【図3】従来の液晶表示装置の製造方法の一例を説明す
るパネルの平面図である。
【図4】従来の液晶表示装置の製造方法の他の例を説明
するパネルの平面図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 液晶供給ディスペンサ 3 液晶 4 治具 5 液晶注入口 6 溝 7 シール 8 電極端子部 9 液晶皿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路との接続用端子部を隣接するそ
    れぞれの2辺に集約し、この2辺と対向し隣接するそれ
    ぞれの2辺に少くとも1個の液晶注入口を設けたパネル
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 2枚のガラス基板の周縁部を液晶注入口
    を残してシールしパネルを形成する工程と、このパネル
    に前記液晶注入口から液晶を注入する工程とを有する液
    晶表示装置の製造方法において、前記液晶を注入する工
    程が、直角に形成され2辺のそれぞれに前記液晶を供給
    する溝が設けられた凹部を有する治具の前記凹部に隣り
    合う2辺にそれぞれ少くとも1個設けられた前記液晶注
    入口が前記溝と接するように前記パネルを斜めに載置す
    る工程と、前記治具ごと前記パネルを真空槽に入れて全
    体を真空に吸引する工程と、前記液晶を前記治具上部か
    ら前記溝に供給する工程と、前記液晶を供給しながら前
    記真空槽の真空を破り前記パネルの周囲を大気圧に戻し
    前記パネルの内外の圧力差によって前記液晶を前記パネ
    ルに注入する工程とを含むことを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156642A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Nec Corp 液晶表示装置とその製造方法及び液晶表示方法

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