JPH0989163A - 長尺体支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状体への取付けや取付位置の変更等を簡単
且つ確実に行え、取付けた状態で外力が作用しても棒状
体から外れにくい長尺体支持具を提供する。 【解決手段】 長尺体を横姿勢に受止める支持部４を一
側部に設けた支持具本体３に対し、上下方向に配設され
た棒状体２に側方から係入する係止部５を支持部４の反
対側に設けた長尺体支持具であって、支持部４側に開口
して棒状体２を受入れるフック状凹部７を係止部５に形
成し、支持具本体３と棒状体２とが離間するのを規制す
る第１規制部９を係止部５より下方で支持具本体３に設
け、棒状体２を支持具本体３より遠去かる方向に押付け
る付勢具１１を係止部５と第１規制部９との間で支持具
本体３に設け、長尺体の軸芯方向への支持具本体３と棒
状体２との相対移動を規制する第２規制部１２，１２を
付勢具１１に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、長尺体を横姿勢に
受止め支持自在な長尺体支持部（以降、単に「支持部」
という）を一側部に設けた支持具本体に対し、上下方向
に沿って配設された長尺体支持用棒状体に側方から係入
可能な係止部を、前記支持部とは反対側の他側部に一体
的に設けてある長尺体支持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の長尺体支持具としては、
図７に示すごとく、長尺体支持用棒状体である吊ボルト
２を径方向に沿って挟持することによって係止可能とな
る一対の挟持部材２０ａ・２０ｂを縦軸芯周りに相対揺
動自在に枢支接合して形成した係止部２０を、支持具本
体２１の一方側の側部に設け、支持対象の長尺体１を支
持自在な支持部２２を、支持具本体２１の他方側の側部
に設けてなるものがあり、両挟持部材２０ａ・２０ｂで
吊ボルト２を挟持すると共に、固定ビス２３によって両
挟持部材２０ａ・２０ｂどうしを固定し、後は、前記支
持部２２に長尺体１を設置支持するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の長尺体
支持具によれば、支持具本体２１を吊ボルト２に固定す
るのに、一対の挟持部材２０ａ・２０ｂで前記吊ボルト
２を挟んだ状態でビス止め操作するために、その作業を
当該支持具を手で保持したまま実施しなければならず、
作業が煩雑になり易い。特に、頭上での高所作業等にお
いて作業が困難となり、効率が悪くなるという問題点が
あった。更には、前記長尺体支持具を前記吊ボルトに取
付けてから、その長手方向である上下方向に沿って取付
位置を変更する場合も、ビスを外してから実施しなけれ
ばならないから、上述と同様に手間がかかって作業し辛
く、長尺体の支持作業全体の作業効率が悪くなるおそれ
があった。

【０００４】そこで、これらの問題点を解消するものと
して、前記支持具本体の上下各端部に前記係止部を設け
ると共に、特に、上側の係止部を『Ｊ』字状のフック部
として、そのフック状凹部が前記支持部側に向く状態に
形成し、前記吊ボルトに対して、これら両係止部を横か
ら掛けて係止させるものを提案することができる。しか
し、この提案による長尺体支持具においては、吊ボルト
に係止させた状態で、例えば、支持された長尺体に軸芯
方向の力が作用したり、浮き上げ方向の力が作用した場
合、特に、下方側のフック部は、前記吊ボルトから外れ
やすく、当該支持具自体が落下してしまい、長尺体を安
定して支持できないおそれがある。

【０００５】本発明の目的は、棒状体への取付けや、取
付位置の変更等の作業を簡単に且つ確実に実施でき、棒
状体に取付けた状態で外力が作用しても棒状体から外れ
にくい長尺体支持具を提供するところにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

（構成１）この目的を達成するための請求項１に係る本
発明の特徴構成は、開口部が前記支持部側に向き、且
つ、前記長尺体支持用棒状体を受入れ自在なフック状凹
部を前記係止部に形成し、前記支持部で受止める前記長
尺体の径方向であって前記支持具本体と前記長尺体支持
用棒状体とが離間するのを一定範囲内に規制する第１規
制部を、前記係止部より下方で、前記支持具本体に一体
的に設け、前記係止部に係止させた前記長尺体支持用棒
状体を、前記支持部で受止める前記長尺体の径方向であ
って、前記支持具本体より遠ざかる方向に押付ける付勢
具を、前記係止部と前記第１規制部との間で前記支持具
本体に一体的に設け、前記支持部で受止める前記長尺体
の軸芯方向に沿った両方向への、前記支持具本体と前記
長尺体支持用棒状体との相対移動を一定範囲内に規制す
る第２規制部を、前記付勢具に設けた点にある。 （作用・効果）請求項１に係る本発明の特徴構成によれ
ば、前記棒状体に対して、その径方向から長尺体支持具
の係止部を係止させることができ、簡単な操作によって
前記棒状体の所定位置に当該長尺体支持具を取付けるこ
とができる。前記長尺体支持具を前記棒状体に係止させ
た状態では、前記支持具本体は、前記棒状体に対して一
方側に位置すると共に、前記支持部もそれと同じ側に位
置することになるから、前記長尺体支持具そのものの重
量や前記支持部で支持される長尺体の重量が、前記棒状
体の軸芯より偏芯した位置に作用する。このため、前記
長尺体支持具の上方に設けられた前記係止部において
は、その偏芯重量によって前記棒状体に対する係止力が
より強くなって外れ難くなる。勿論、前記長尺体を前記
支持部に載置させていない長尺体支持具の仮止め時にお
いても同様の作用がある。前記第１規制部は、前記付勢
具より下部に設けられていて、前記付勢具が前記棒状体
を前記係止部に付勢する際の反力部として機能する。ま
た、前記付勢具に前記第２規制部を形成することで、簡
単な構成でありながら、前記長尺体支持具に対して前記
長尺体の長手方向への外力が作用した場合でも、前記第
１規制部が前記棒状体から離脱するのを有効に阻止す
る。一方、長尺体支持具の係止位置を、前記棒状体の長
手方向に沿って変更することも容易に行える。この場合
には、前記付勢具の押付力を解除し、前記係止部を前記
棒状体から離脱させることにより行う。以上のごとく、
本発明の長尺体支持具にあっては、高所作業においても
取付けや取付位置の変更等が簡単でありながら、前記棒
状体に取付けた状態において前記フック状凹部および前
記第１規制部での係止状態が不用意に解除されるのを防
止でき、且つ、取付状態においては前記長尺体支持具に
外力が作用しても外れ難く、棒状体への良好な係止性
能、ひいては、長尺体の安定した支持性能を発揮でき
る。

【０００７】（構成２）本発明の長尺体支持具は、請求
項２に記載したごとく、前記係止部および、前記第１規
制部、前記付勢具の夫々には、前記長尺体支持用棒状体
に係合するための係止爪部を形成して構成することがで
きる。 （作用・効果）本特徴構成によれば、前記棒状体に対す
る前記長尺体支持具の係止状態をより確実なものにでき
る。即ち、前記長尺体の係止が、前記係止部のみではな
く前記第１規制部および前記付勢具においても行えるこ
となるから、長尺体支持具としての係止機能がより一層
向上する。特に、前記第１規制部に係止爪部を設けた結
果、前記支持部で受止めた前記長尺体に浮上げ方向への
外力が作用しても、前記第１規制部が前記棒状体に係止
されるから、前記長尺体支持具の浮上がりを確実に阻止
することができる。

【０００８】（構成３）請求項３に記載したごとく、本
発明の長尺体支持具のうち前記付勢具は板バネで構成す
ることができる。 （作用・効果）本特徴構成によれば、前記付勢具を簡単
な構成としながら確実な係合作用を期待できる。

【０００９】（構成４）請求項４に記載したごとく、前
記支持具本体と前記棒状体とが近接する際に、前記棒状
体に係合する第３係止部を、前記付勢具より下方で、前
記支持具本体に設けてもよい。 （作用・効果）本特徴構成によれば、前記長尺体の重量
が大きく、前記付勢具の付勢力が負けて前記第１規制部
が前記棒状体から離間したとしても、代わりに当該第３
規制部が前記棒状体に係合する。よって、支持具本体上
部にある係止部と併せて、常に、複数箇所で前記棒状体
に係合するから、前記長尺体支持具の下方へのずれをよ
り確実に阻止することができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。

【００１１】本発明の長尺体支持具の外観を図１に示す
と共に、当該長尺体支持具によって、長尺体の一例であ
る空調配管１を、長尺体支持用棒状体である吊ボルト２
に支持させた状態を図２に示す。図示は省略するが、前
記吊ボルト２は、その一端部を建築物等の躯体に固定し
てある。さらに、前記吊ボルト２は、前記空調配管１の
長手方向に間隔をあけた別の複数箇所にも設置してあっ
て、それらの各吊ボルト２に対して同様に取付けた夫々
の長尺体支持具によって前記空調配管１は支持されてい
る。

【００１２】前記長尺体支持具の主体部分は、図１に示
すごとく、板金製で一体的に形成された支持具本体３
と、支持部４、係止部５とによって構成してある。前記
支持部４は上方に湾曲する形状であって、前記支持具本
体３の一方の面側に位置するように、前記支持具本体３
の下端部から連設されている。また、当該長尺体支持具
の先端部には、当該支持部４と前記支持具本体３の上端
部とに亘って配置される板金製の蓋部材６を枢支連結し
てある。これらの構成により、前記支持部４は、前記空
調配管１を横姿勢に受止めることができる。

【００１３】前記係止部５は、図１から図３に示すごと
く、前記支持具本体３の上端部から前記長尺体支持部４
とは反対側に屈曲姿勢に一体連設してある。前記係止部
５には、『Ｊ』字状のフック状凹部７が形成してあり、
このフック状凹部７は、前記支持部４側に開口する状態
に形成されている。前記フック状凹部７は、前記吊ボル
ト２に対して当該吊ボルト２の径方向に沿って係入でき
る形状に形成してあると共に、前記吊ボルト２との当接
部分、即ち、当該凹部の内周縁には、前記吊ボルト２の
ネジ部２ａに係止して脱落を防止する係止爪部８を形成
してある。これは、前記吊ボルト２が、前記空調配管１
の径方向であって前記支持具本体３から遠去かる方向
に、および、前記空調配管１の軸芯方向に移動するのを
阻止するものである。前記空調配管１の径方向において
遠去かる方向のみ移動規制するのは、当該長尺体支持具
に作用する力の方向に起因する。つまり、当該長尺体支
持具には殆どの場合下向き荷重が作用し、しかも、荷重
が作用するのは前記支持部４であって、この支持部４と
前記係止部５とは水平方向において偏位している。この
ため、前記長尺体支持具は、前記係止部５を中心に下方
に回転しようとする。よって、前記係止部５は、前記支
持具本体３が前記吊ボルト２から離間するのを阻止する
状態に配置すれば十分満足な機能を発揮する。尚、前記
係止爪部８は、前記ネジ部２ａの螺旋形状に沿う傾斜さ
せて設けてある。

【００１４】図１、図２、図５に示すごとく、前記係止
部５の下方には第１規制部９が設けられている。これ
は、前記吊ボルト２が前記支持具本体３から遠去かる方
向へ横移動するのを一定範囲内に規制するためのもので
ある。前記第１規制部９は、板部材を『Ｌ』字状に屈曲
させて、前記支持具本体３から前記支持部４とは反対側
の面に突出する状態に設けた部分に形成されている。当
該突出部分には、前記空調配管１の長手方向に沿う何れ
か一方側に開放した下方凹部１０が形成されており、前
記第１規制部９は、当該下方凹部１０の内縁部のうち前
記支持具本体３に対向する位置に形成されている。前記
第１規制部９は、後述する付勢具１１より下部に設けら
れていて、主として、前記付勢具１１が前記吊ボルト２
を前記係止部５に付勢する際の反力部として機能する。
つまり、前記第１規制部９は、必ずしも前記吊ボルト２
に係合する機能を有していなくてもよい。

【００１５】図１、図２、図４に示すごとく、前記支持
具本体３のうち前記係止部５と前記第１規制部９との間
には、前記付勢具１１が設けられている。当該付勢具１
１は、例えば、板バネ部材で形成されていて、前記吊ボ
ルト２を前記係止部５および前記第１規制部９に付勢す
るためのものである。

【００１６】前記付勢具１１には、さらに、前記支持具
本体３が、前記吊ボルト２に対して前記空調配管１の軸
芯方向に沿った何れかの方向へ相対移動するのを各別に
規制する第２規制部１２，１２が形成されている。つま
り、前記相対移動に対しては、前記係止部５にあっては
その形状が前記吊ボルト２を取囲むようなフック状であ
るから前記軸芯方向への相対移動を規制できるが、前記
第１規制部９にあっては、前記下方凹部１０の開口方向
と前記空調配管１の軸芯方向とが一致するから、同方向
への移動を規制することはできない。よって、前記係止
部５の他に、前記空調配管１の軸芯方向へ前記長尺体支
持具が移動するのを阻止するものとして当該第２規制部
１２，１２が必要となる。本発明においては、当該第２
規制部１２，１２を前記付勢具１１と一体に形成するこ
とで、長尺体支持具全体の構成を簡略化ならしめてい
る。

【００１７】以上のごとく、本発明の長尺体支持具を前
記吊りボルト２に固定するためには、基本的には、前記
係止部５と、前記第１規制部９、前記第２規制部１２，
１２とが備わっていればよい。しかし、更に、図１、図
２、図５に示すごとく、第３規制部１３を前記支持具本
体に形成すれば、当該長尺体支持具の固定をより確実に
できる。例えば、前記空調配管１の重量が大きい場合に
は、前記付勢具１１の付勢力が負けて、前記第１規制部
９は前記吊ボルト２から離間することとなる。そこで、
前記第１規制部９が設けられた前記下方凹部１０の周縁
部のうち、前記支持具本体３と前記吊ボルト２とで挟ま
れる位置、つまり、前記第１規制部９と対面する位置に
第３規制部１３を設けることで、前記第１規制部９から
離間した前記吊ボルト２を、前記第１規制部９に代わっ
て係止するのである。この結果、本発明の長尺体支持具
は、支持具本体３上部にある前記係止部５を含めて、常
に、複数箇所で前記吊ボルト２に係合するから、当該長
尺体支持具が下方へずれることをより確実に阻止するこ
とができる。尚、前述の係止爪部８を、前記第１規制部
９、および、前記第２規制部１２、さらには、前記第３
規制部１３に設ければ、係止効果を一層向上させること
ができる。

【００１８】次に、前記長尺体支持具を前記吊ボルト２
に係止させて、前記空調配管１を支持する手順を説明す
る。図６（イ）に示すごとく、前記第１規制部９を前記
吊ボルト２に係止させた状態で、図６（イ）中の矢印方
向に沿って前記長尺体支持具を回動させて、図６（ロ）
に示すように、前記吊ボルト２に前記フック状凹部７を
嵌め入む。この際、前記付勢具１１が前記吊ボルト２に
よって押圧変形され、その後、前記付勢具１１の先端部
にある前記第２規制部１２，１２によって形成された凹
部に前記吊ボルト２が嵌まり込む。この結果、図６
（ハ）に示すごとく、前記付勢具１１の付勢力が作用し
て、前記吊ボルト２が、前記フック状凹部７および前記
第１規制部９に付勢され、前記吊ボルトのネジ部２ａに
夫々の係止爪部８が係止して安定した状態に前記長尺体
支持具を取付けることができる。そして、前記支持部４
に前記空調配管１を載置した後、前記蓋部材６を締め、
前記蓋部材６の先端部を、前記支持具本体３に形成した
ロック部１４に嵌合させて前記空調配管１を支持する。
前記吊ボルト２に対する前記長尺体支持具の取付け高さ
を変更する場合には、前記付勢具１１を押戻し操作し、
前記係止部５等の吊ボルト２への係止を一時的に解除す
れば、簡単に上下にスライドさせることができる。

【００１９】〔別実施形態〕本発明の長尺体支持具は、
先の実施の形態で説明したように、前記空調配管１を支
持するためのものに限定されず、例えば、ケーブル、他
の配管など様々な長尺部材を支持可能である。更に、前
記長尺体支持用棒状体は、前記吊ボルト２に限られるも
のではなく、例えば、吊下げ状態に設置された鉄筋（特
に異形鉄筋）や、節のある鉄棒等でもよい。

【００２０】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の長尺体支持具を示す斜視図

【図２】本発明の長尺体支持具の取付状態を示す縦断面
図

【図３】本発明の長尺体支持具の上面図

【図４】図２中のＳ−Ｓ破断線による断面図

【図５】図２中のＴ−Ｔ破断線による断面図

【図６】本発明の長尺体支持具の取付手順を示す説明図

【図７】従来の長尺体支持具を示す斜視図

【符号の説明】

１ 長尺体 ２ 吊ボルト（長尺体支持用棒状体） ３ 支持具本体 ４ 長尺体支持部 ５ 係止部 ７ フック状凹部 ８ 係止爪部 ９ 第１規制部 １１ 付勢具 １２ 第２規制部 １３ 第３規制部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 長尺体（１）を横姿勢に受止め支持自在
   な長尺体支持部（４）を一側部に設けた支持具本体
   （３）に対し、 上下方向に沿って配設された長尺体支持用棒状体（２）
   に側方から係入可能な係止部（５）を、前記長尺体支持
   部（４）とは反対側の他側部に一体的に設けてある長尺
   体支持具であって、 開口部が前記長尺体支持部（４）側に向き、且つ、前記
   長尺体支持用棒状体（２）を受入れ自在なフック状凹部
   （７）を前記係止部（５）に形成し、 前記長尺体支持部（４）で受止める前記長尺体（１）の
   径方向であって、前記支持具本体（３）と前記長尺体支
   持用棒状体（２）とが離間するのを一定範囲内に規制す
   るための第１規制部（９）を、前記係止部（５）より下
   方で前記支持具本体（３）に一体的に設け、 前記係止部（５）に係止させた前記長尺体支持用棒状体
   （２）を、前記長尺体支持部（４）で受止める前記長尺
   体（１）の径方向で、前記支持具本体（３）より遠去か
   る方向に押付ける付勢具（１１）を、前記係止部（５）
   と前記第１規制部（９）との間で前記支持具本体（３）
   に一体的に設け、 前記長尺体支持部（４）で受止める前記長尺体（１）の
   軸芯方向に沿った両方向への、前記支持具本体（３）と
   前記長尺体支持用棒状体（２）との相対移動を一定範囲
   内に規制するための第２規制部（１２），（１２）を、
   前記付勢具（１１）に設けてある長尺体支持具。
2. 【請求項２】 前記係止部（５）および前記第１規制部
   （９）、前記付勢具（１１）の夫々に、前記長尺体支持
   用棒状体（２）に係合するための係止爪部（８）を形成
   してある請求項１に記載の長尺体支持具。
3. 【請求項３】 前記付勢具（１１）が板バネである請求
   項１または２に記載の長尺体支持具。
4. 【請求項４】 前記長尺体支持部（４）で受止める前記
   長尺体（１）の径方向において、前記支持具本体（３）
   と前記長尺体支持用棒状体（２）とが接近するのを規制
   し、かつ、前記長尺体支持用棒状体（２）に係合する第
   ３係止部（１３）が、前記付勢具（１１）より下方であ
   って、前記支持具本体（３）に設けてある請求項１から
   請求項３の何れかに記載の長尺体支持具。