JPH0988394A - 非常口用電気ストライク - Google Patents

非常口用電気ストライク

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JPH0988394A
JPH0988394A JP26777095A JP26777095A JPH0988394A JP H0988394 A JPH0988394 A JP H0988394A JP 26777095 A JP26777095 A JP 26777095A JP 26777095 A JP26777095 A JP 26777095A JP H0988394 A JPH0988394 A JP H0988394A
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piece
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rack
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青木栄祥
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Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の制
御により、自動的に鎌錠の施錠状態を解くことができ、
かつ、キーがなくても直ちに引戸を開くことができる非
常口用電気ストライクを提供すること。 【解決手段】 錠ケース2に、キー操作によってシリン
ダー4と共に掛合方向へ回転するピニオン部材5及び鎌
片6を備えた鎌錠3並びに、前記ピニオン部材5と噛合
するラック部材20とを設け、一方、戸枠29に作動杆
35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30を
設け、また錠ケース2に、前記磁性体36の極性に対応
して反発する被磁性体46を備えると共に、前記鎌片6
が受け金具33に掛合している時に前記ラック部材20
を係止する係止アーム45を有する回転係合体40を設
け、前記ソレノイド30が非通電状態になると、回転係
合体40がバネ42のバネ力により回転し、これにより
ラック部材20は回転係合体40から開放されると共に
ラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するの
に伴い鎌片6の掛合が自動的に解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非常口用電気ストラ
イクに関する。本発明は、例えば特別養護老人ホームや
病院などの非常口用引戸に適する。
【0002】
【従来の技術】従来、特別養護老人ホームや病院などの
非常口用引戸は、火災など非常事態の場合には、例えば
遠隔制御装置の制御により、自動的に鎌錠を解錠状態に
でき、キーがなくても直ちに引戸をあけることができる
ことが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸に於い
て、非常事態の場合に自動的に鎌錠のロック状態を解
き、かつ、キーがなくても引戸をあけることができる非
常口用電気ストライクが存在しない。
【0004】そこで、請求項1または請求項4記載の発
明は、キー操作により引戸を閉じた際に鎌錠を施錠(ロ
ック)状態にすることができる反面、火災など非常事態
の場合に遠隔制御装置の制御により、キーがなくても自
動的に鎌錠の施錠状態を解くことができる非常口用電気
ストライクを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の非常口用電気ス
トライクは、引戸1側の錠ケース2に取り付けられ、か
つ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ回
転するピニオン部材5及び鎌片6を備えた鎌錠3と、前
記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動
可能に内装され、かつ、ラックバネ25により一方向に
付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられ
た受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端
部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノ
イド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支さ
れ、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被
磁性体46を備えると共に、前記鎌片6が受け金具33
に掛合している時に前記ラック部材20を係止する係止
アーム45を有する回転係合体40とから成り、前記ソ
レノイド30が非通電状態になると、回転係合体40が
バネ42のバネ力により回転し、これによりラック部材
20は回転係合体40から開放されると共にラックバネ
25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片
6の掛合が自動的に解消することを特徴とする。
【0006】上記構成に於いては、鎌錠3の鎌片6の掛
合先端部の内側はアール10に形成されている。また磁
性体36を備えたソレノイド30に代え、電磁石36A
を錠ケース内に設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、非常口に於ける引戸の枠(縦框)に取り付けた
鎌錠等を有する錠ケースと、前記鎌錠等に対する戸枠側
に取り付けたソレノイドあるいは電磁石との関係で説明
する。
【0008】まず図1ないし図6に基づき本発明の使用
状態の一例について説明する。1は、例えば非常口の引
戸である。この引戸1には、普通一般の引戸や引戸式の
窓が含まれる。
【0009】次に2は引戸1の引戸枠内に固定的に装着
された錠ケースで、この錠ケース2内には鎌錠3等が取
り付けられている。鎌錠3は、本実施例では、図示しな
いキー又はサムターンで回動するシリンダー(ダルマあ
るいは回動体)4と、このシリンダー4の外周部に一体
的に設けられたピニオン部材5と、前記シリンダー4及
びピニオン部材5に一体的に設けられた鎌片6とから成
る。したがって、例えばキーでシリンダー4を回転操作
すると、ピニオン部材5及び鎌錠3もシリンダー4と一
緒に掛合方向へ回転する。
【0010】ところで、前記ピニオン部材5は、その環
状部7の略半分側に合計6個の係合歯8を有している。
一方、前記シリンダー4は、その外周部に1個の山形状
カム突起9を半径方向に有し、このカム突起9の位置は
ピニオン部材5の前記係合歯8に対して所要の間隔(一
端側の係合歯に対して略70度)が設定されている。ま
た前記鎌片6の掛合先端部の内側はアール10に形成さ
れていると共に、鎌片6の前記カム突起9寄りの後端部
内側には、ストッパー面11を有する小突起12が設け
られている。
【0011】次に20はピニオン部材5と噛合するよう
に図示しないガイド部材を介し錠ケース2に上下動可能
に内装されたラック部材である。このラック部材20は
ピニオン部材5の後方に縦方向に配設され、上端部寄り
の部位から下端部に至って形成されたラック歯21がピ
ニオン部材5の係合歯8と噛合する。
【0012】ところで、ラック部材20はラック歯21
を有する側の上端部に内面側テーパー状の係合突起22
を有すると共に、内部に切欠あるいは空洞部状のバネ収
納部23が形成されている。しかして、ラック部材20
は、錠ケース2の内壁面に固定されたバネ支持片24に
下端部が取り付けられかつバネ収納部23内に収納され
たラックバネ25により、図2で示すように下降した際
(鎌片3が受け金具33に掛合した時)には上方方向に
付勢されている。
【0013】次に30は戸枠29の外表面側に取り付け
られたソレノイドである。このソレノイド30の取り付
け位置は、図1で示すように鎌片6が錠ケース2のフロ
ント31の開口32及び戸枠29側のボックス状受け金
具33の開口34を介してそれぞれ受け金具33内に回
転進入する鎌錠3や後述する回転係合体との位置関係を
考慮している。
【0014】しかして、ソレノイド30は、本実施例で
は鎌片6の上方に位置するように受け金具33内に縦方
向に配設されていると共に、上下方向に伸縮動するソレ
ノイド30の作動杆35の突出下端部には、磁性体36
が設けられている。そして、この磁性体36はソレノイ
ド30が通電状態の場合に於いて、作動杆35が上方方
向に収縮すると、受け金具33に形成した窓部37に臨
むことができる。
【0015】次に40はソレノイド30と対向するよう
に錠ケース2内の鎌錠3よりも上方に配設された回転係
合体である。この回転係合体40は、本実施例では錠ケ
ース2に横軸41を介して枢支され、かつ、図2を基準
にすると回転板用バネ42で時計方向に付勢された回転
板43と、この回転板43に下方方向に延設するように
設けられた前方アーム44と、この前方アーム44に対
向するように回転板43に設けられたラック部材20用
の後方係止アーム45と、前記前方アーム44の下端部
に固定的に設けられ、かつ、ソレノイド側の磁性体36
の極性に対応して反発する被磁性体46とから成る。前
記後方係止アーム45は前方アーム44よりも長く、そ
の下端部にはラック部材20がラックバネ25のバネ力
に抗して下降した時に、係合突起22を介してラック部
材20を所定位置にストッパーする係止部47が横方向
に設けられいる。またこれらのアーム44、45は回転
板43に一体的に設けられている。それ故に、被磁性体
46が対向する磁性体36に反発して離れると、回転板
43は回転板用バネ42のバネ力に抗して回転する。
【0016】次に60は複数個の伝動片61、65が回
転係合体40の前方アーム44と鎌錠3との間に位置す
るように錠ケース2に枢支され、かつ、ソレノイド30
が通電状態の場合に、キーによるピニオン部材5の回転
操作により、ラック部材20を所定位置にストッパーし
ている回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用
係止解除機構である。この係止解除機構60は鎌錠3の
シリンダー4に形成されたカム突起9と、このカム突起
9によって回転するように錠ケースに枢支された第1伝
動片61と、この第1伝動片61に押し出されるように
錠ケースに枢支され、かつ、回転係合体40前方アーム
44あるいは被磁性体46と当接する第2伝動片65と
から成る。
【0017】しかして、前記第2伝達片65は、回転し
て鎌片6の小突起12と係合するロック機能を有し、フ
ロント31の開口32の付近で枢支ピンによって枢支さ
れた軸筒部62と、この軸筒部62から回転係合体40
の前方アーム44の被磁性体46に当接可能に延びた長
杆部63と、この長杆部63に対して角度方向に延びか
つ鎌片6の小突起12と係合する短杆部64とから成
る。一方、前記第1伝動片61は、第2伝動片65の短
杆部64の係合を鎌片6の小突起12から解除させる機
能を有し、バネ66により常時一方向に付勢されてい
る。しかして、この第1伝動片61は、鎌錠3のシリン
ダー4のカム突起9及び第2伝動片65の長杆部63と
それぞれ関わり合うように鎌錠3の上方でかつ第2伝動
片65よりも内側に枢支された軸筒部67と、この軸筒
部67から第2伝動片65の長杆部63の下部寄りの部
位に当接するように延びた押出し部68と、この押出し
部68に対して角度方向に延びかつシリンダー4のカム
突起9と係脱する被押出し部69とから成る。
【0018】上記構成に於て、まず図3がソレノイド3
0が非通電の場合に於いて、ラック部材20が回転係合
体40から開放され、該ラック部材20がラックバネ2
5のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6
の掛合が自動的に解消された状態を示す。この非通電時
の状態は、停電時はもちろんであるが、例えば火災など
非常時の場合に遠隔制御装置の制御によりなされる。
【0019】すなわち、非通電時の状態になると、ソレ
ノイド30の作動杆35が下方方向へ伸び、その磁性体
36が回転係合体40の被磁性体46から離れる。そう
すると、回転係合体40はバネ42のバネ力により時計
方向に回転する。
【0020】しかして、回転係合体40が回転すると、
第2伝動片65は第1伝動片61の押出し部68に押し
出されながら前方アーム44の被磁性体46の動きに追
従して回転し、これにより第2伝動片65の短杆部64
と鎌片6の小突起12との係合状態が解消される。一
方、回転係合体40の後方係止アーム45も前方アーム
44と共に同じ方向へ回転し、これにより後方係止アー
ム45の係止部47がラック部材20の係合突起22か
ら外れる。そうすると、ラック部材20は回転係合体4
0から開放されるので、そのラックバネ25のバネ力に
より上昇する。したがって、ラック部材20がラックバ
ネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌
片6の掛合が自動的に解消する。
【0021】ところで、上記の場合ソレノイド30が非
通電時の状態になると、鎌片6の掛合が自動的に解消す
るが、本実施例では通電状態の場合に鎌錠3のシリンダ
ー4にキーを挿入して鎌片6の掛合を解消させることも
できる。
【0022】すなわち、鎌錠3のシリンダー4にキーを
挿入してシリンダー4を回転すると、シリンダー4と共
にピニオン部材5も反時計方向に回転するが、この時ラ
ック部材20を所定位置にストッパーしている回転係合
体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構が
働く。しかして、キー操作によりシリンダー4が回転す
ると、図6で示すように第1伝動片61がカム突起9に
押されて時計方向に回転する。そうすると、第2伝動片
65が第1伝動片61に押し出され、その長杆部63で
回転係合体40の被磁性体46を錠ケース2のフロント
31側へと押す。これにより回転係合体40が時計方向
に回転するので、ラック部材20は回転係合体40の後
方係止アーム45から開放される。そこで、鎌片6の掛
合の解消状態を維持しながら引戸1を開く。
【0023】次に図2はソレノイド30が通電状態の場
合に於いて、キー操作により鎌錠3の鎌片6が受け金具
33に回転掛合し、かつ、ラック部材20が回転係合体
40によりストッパー(ロック)された場合を示す。
【0024】しかして、遠隔制御装置の制御によりソレ
ノイド30が通電状態になると、ソレノイド30の作動
杆35が収縮し、その磁性体36が受け金具33の窓部
37へと移動して回転係合体40の被磁性体46に接近
し、被磁性体46は磁性体36に反発してフロント31
から離れる。
【0025】そうすると、回転係合体40はバネ42の
バネ力に抗して反時計方向に回転する。この時その前方
アーム44の被磁性体46はフロント31の窓部14か
ら離れるため、係止解除機構60の第2伝動片65は時
計方向へ回転する。一方、回転係合体40の後方係止ア
ーム45も前方アームと共に同じ方向へ回転するので、
後方係止アーム45の係止部47はラック部材20のラ
ック歯21に当接する。
【0026】そこで、図示しないキーをシリンダー4に
挿入し、該シリンダー4を時計方向へ回転する。そうす
ると、図5で示すようにラック部材20はラックバネ2
5のバネ力に抗して下降する。ラック部材20が下降し
て行くと、やがてラック部材20の係合突起22の内側
テーパー面が後方係止アーム45の係止部47と摺接
し、ラック部材20の係合突起22が後方係止アーム4
5の係止部47に乗る。その結果、鎌錠3の鎌片6は受
け金具33の開口34に進入し、受け金具33と掛合す
る。なお、鎌片6が受け金具33に掛合する際、シリン
ダー4のカム突起9は第1伝動片61の被押出し部69
に一旦摺接して他側へ移行する。
【0027】しかして、鎌錠3は、ラック部材20が回
転係合体40により所定位置にストッパーされているの
で、また鎌片6の小突起12のストッパー面11が第2
伝動片65の短杆部64と対向しているのでロック状態
となり、したがって、引戸1を開けることができない。
【0028】
【実施例】以下、非常口用電気ストライクの実施例を列
挙する。なお、実施例の説明に於いては、図面に発明の
実施の形態で説明した符号をそのまま付し、あるいは同
様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0029】まず図2ないし図6に基づき、本発明の実
施の形態で説明した第1実施例を説明する。この第1実
施例の非常口用電気ストライクは、引戸1に固定的に装
着された錠ケース2と、この錠ケース2に取り付けら
れ、かつ、シリンダー4と共に回転するピニオン部材5
及び鎌片6を備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛
合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、か
つ、ラックバネ25により上方方向に付勢されるラック
部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に
設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を
備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位
置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁
性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備え
ると共に前記ラック部材を係止する後方係止アーム45
を有する回転係合体40とから成り、前記ソレノイド3
0が通電状態の場合に於いて、キーによるピニオン部材
5の回転操作により、ラックバネ25のバネ力に抗して
移動したラック部材20を回転係合体40が所定位置に
ストッパーし、一方、前記ソレノイド30が非通電状態
になると、ラック部材20は回転係合体40から開放さ
れ、該ラック部材20がラックバネ25のバネ力により
初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に
解消する。
【0030】しかして、具体的な細部の構成は、発明の
実施の形態で詳細に説明したので省略する。
【0031】次に図7及び図8は第2実施例の非常口用
電気ストライクである。この非常口用電気ストライク
は、引戸1Aに固定的に装着された錠ケース2Aと、こ
の錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4Aと共
に回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを備えた鎌錠
3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケー
ス2Aに上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25
Aにより上方方向に付勢されるラック部材20Aと、戸
枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に
設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位
置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁
石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備
えると共に前記ラック部材20Aを係止する後方係止ア
ーム45Aを有する回転係合体40Aとから成る。
【0032】そして、前記電磁石36Aが通電状態の場
合に、キーによるピニオン部材5Aの回転操作により、
ラックバネ25Aのバネ力に抗して下降したラック部材
20Aを回転係合体40Aの後方係止アーム45Aが所
定位置にストッパーし、一方、前記電磁石36Aが非通
電状態になると、ラック部材20Aは回転係合体40A
から開放され、該ラック部材20Aがラックバネ25A
のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6A
の掛合が自動的に解消する。
【0033】したがって、この第2実施例は、作動杆の
突出先端部に磁性体を有するソレノイドに代えて電磁石
36Aにした点が第1実施例と異なる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)ソレノイドあるいは電磁石が通電状態の場合に於
いて、引戸を閉じ、かつ、キー操作により鎌錠の鎌片の
掛合方向へ回転すると、ラック部材がラックバネの力に
抗して移動する。そうすると、回転係合体40が自動的
にラック部材20を所定位置にストッパーする。したが
って、キーでシリンダーを回転操作するだけで、鎌錠を
施錠(ロック)状態にすることができる。 (2)一方、火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の
制御により、自動的に鎌錠の施錠(ロック)状態を解く
ことができると共に、キーがなくても直ちに引戸を開け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は本発明の実施の形態を説明するための
各説明図。特に図2ないし図6は本発明の第1実施例の
各説明図。図7及び図8は本発明の第2実施例を示す各
説明図。
【図1】第1実施例を用いた実施の形態を説明するため
の説明図(通電状態の場合)。
【図2】図1に於ける第1実施例の概略説明図(通電の
場合に於いて、キー操作により鎌片を受け金具に掛合し
たロック状態)。
【図3】第1実施例の概略説明図(非通電状態の場合に
於いて、自動的に鎌錠のロックを解消した状態)。
【図4】図3に於いて、ソレノイドが通電状態の場合の
概略説明図。
【図5】図4に於いて、キーを用いて鎌片を受け金具に
掛合する場合の中途の概略説明図。
【図6】鎌錠と伝動片との関係を示す概略説明図。
【図7】第2実施例の概略説明図(通電状態の場合)。
【図8】第2実施例の概略説明図(非通電状態の場
合)。
【符号の説明】
1…引戸、2…錠ケース、3…鎌錠、4…シリンダー
(ダルマあるいは回動体)、5…ピニオン部材、6…鎌
片、9…カム突起、10…アール、12…小突起、20
…ラック部材、22…係合突起、25…ラックバネ、2
9…戸枠、30…ソレノイド、31…フロント、32、
34…開口、33…受け金具、35…作動杆、36…磁
性体、36A…電磁石、14、37…窓部、40…回転
係合体、42…回転板用バネ、44…前方アーム、45
…後方係止アーム、46…被磁性体、47…係止部、6
0…係止解除機構、61…第1伝動片、65…第2伝動
片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸1側の錠ケース2に取り付けられ、
    かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ
    回転するピニオン部材5及び鎌片6を備えた鎌錠3と、
    前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下
    動可能に内装され、かつ、ラックバネ25により一方向
    に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けら
    れた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出
    端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレ
    ノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支
    され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する
    被磁性体46を備えると共に、前記鎌片6が受け金具3
    3に掛合している時に前記ラック部材20を係止する係
    止アーム45を有する回転係合体40とから成り、前記
    ソレノイド30が非通電状態になると、回転係合体40
    がバネ42のバネ力により回転し、これによりラック部
    材20は回転係合体40から開放されると共にラックバ
    ネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌
    片6の掛合が自動的に解消することを特徴とする非常口
    用電気ストライク。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、錠ケース2内には、
    ソレノイド30が通電状態の場合に、キーによるピニオ
    ン部材5の回転操作により、ラック部材20を所定位置
    にストッパーしている回転係合体40の係止を解除させ
    る回転係合体用係止解除機構が設けられ、この係止解除
    機構60は鎌錠3のシリンダー4に形成されたカム突起
    9と、このカム突起9によって回転するように錠ケース
    に枢支された第1伝動片61と、この第1伝動片61に
    押し出されるように錠ケースに枢支され、かつ、回転係
    合体40と当接する第2伝動片65とから成ることを特
    徴とする非常口用電気ストライク。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、鎌錠3の鎌片6の掛
    合先端部の内側には、受け金具33の開口34の上側縁
    部と摺接するアール10が形成されていることを特徴と
    する非常口用電気ストライク。
  4. 【請求項4】 引戸1A側の錠ケース2Aに取り付けら
    れ、かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方
    向へ回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを備えた鎌
    錠3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケ
    ース2Aに上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ2
    5Aにより一方向に付勢されたラック部材20Aと、戸
    枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に
    設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位
    置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁
    石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備
    えると共に、前記鎌片6が受け金具33に掛合している
    時に前記ラック部材20Aを係止する係止アーム45A
    を有する回転係合体40Aとから成り、前記電磁石36
    Aが非通電状態になると、回転係合体40Aがバネ42
    のバネ力により回転し、これによりラック部材20Aは
    回転係合体40Aから開放されると共にラックバネ25
    Aのバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6
    Aの掛合が自動的に解消することを特徴とする非常口用
    電気ストライク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102434038A (zh) * 2011-12-16 2012-05-02 济南安宝科技有限公司 电控锁
JP2013124463A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Howa:Kk 錠装置
CN103334636A (zh) * 2013-07-15 2013-10-02 曹阳 复合机构消防锁

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