JPH0987597A - 再剥離性粘着シート - Google Patents

再剥離性粘着シート

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JPH0987597A
JPH0987597A JP7250757A JP25075795A JPH0987597A JP H0987597 A JPH0987597 A JP H0987597A JP 7250757 A JP7250757 A JP 7250757A JP 25075795 A JP25075795 A JP 25075795A JP H0987597 A JPH0987597 A JP H0987597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘着シートの古紙より再生パルプを得る上で、
その粘着剤層が水またはアルカリ水に対する再離解性が
特に優れた粘着剤からなることで、粘着剤が悪影響をお
よぼすことなく容易に離解でき、離解時に調整水を汚染
することなく、通常の再生パルプ化工程でパルプを再生
することができ、更にラベルを被着体から剥がす際には
被着体を汚染することなく、容易に剥離することが可能
な再剥離性粘着シートを提供する。 【解決手段】本発明は、表面基材及び再剥離性粘着剤層
を有する再剥離性粘着シートにおいて、再剥離性粘着剤
層を形成する粘着剤が、水またはアルカリ水溶液に対し
て再離解性を有することを特徴とする再剥離性粘着シー
トである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、値札、工程管理
用、ビデオカセットのインデックスラベル等に使用され
る再剥離性粘着シートに関するものである。更に詳しく
は、その再剥離性粘着剤層が水に対する再離解性に極め
て優れた粘着剤からなることで、古紙パルプとして再生
する際に粘着剤が悪影響をおよぼすことなく容易に離解
することができる再生可能な再剥離性粘着シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは、商業用、事務用、工程管
理用、物流管理用、家庭用などとして広範囲に至ってラ
ベル、ステッカー、ワッペン、配送伝票等の形で使用さ
れている。この粘着シートの一般的な構成を説明する
と、表面基材と剥離シートとの間に粘着剤をサンドイッ
チにした状態のものである。表面基材としては紙、フォ
イル、あるいはフィルム等のシートが使用される。ま
た、剥離シートとしてはグラシン紙のような高密度原
紙、クレーコート紙、クラフト紙や上質紙等にポリエチ
レン等の樹脂フィルムをラミネートしたポリラミ原紙、
あるいはクラフト紙や上質紙等にポリビニルアルコー
ル、澱粉等の水溶性高分子等と顔料とを主成分とする塗
被層を設けた樹脂コーティング原紙等にシリコーン化合
物やフッ素化合物の如き剥離剤を塗布したものが用いら
れる。また、粘着剤としてはゴム系、アクリル系、ビニ
ルエーテル系等のエマルジョン型、溶剤型ないしは無溶
剤型の各種粘着剤が使用される。
【0003】このような粘着シートの中でも、再剥離性
粘着シートは、値段の貼り替えの多い値札や工程管理用
のラベル等に使用されているが、それらのラベルが最終
的に剥離される際に、粘着剤が商品である被着体に残存
しない状態で容易に剥離できること、つまり被着体の外
観を損ねることのない優れた再剥離性を持つことが基本
的に要求される。
【0004】一方、古紙リサイクルに関しては、現在、
わが国ではパルプ製造の為の原料として再生用損紙を含
む古紙の使用量は、紙、板紙生産原料の50%を越えて
おり、既に主原料の位置を占めるまでになっている。再
生パルプ化可能な古紙は、新聞、段ボール、雑誌、模
造、色上(アートを含む)、上白、カード、特白、中
白、白マニラ、切符、中更反古、茶模造紙(洋段を含
む)、台紙、地券、ボール、感熱記録紙、感圧複写紙、
OCR用紙等である。これら古紙からの再生パルプ化法
は、一般的には古紙を離解してパルプ懸濁液を得る離解
工程、パルプ懸濁液中の異物を分離する粗選、精選工
程、印刷インクを分離する脱墨工程、色を白くする漂白
工程等を経て再生パルプ化が行われている。
【0005】しかし、ワックス加工した紙や粘着シート
等は、パルプ繊維から水に不溶なワックス、粘着剤等を
分離することができず、再生パルプ化不可能な古紙とさ
れている。特に粘着シートの場合は、水に不溶な粘着剤
が5〜50%も含まれており、更にこの粘着剤は粘着力
が強いために、パルプ繊維からの分離が不可能とされて
いる。また再生パルプ中に粘着剤が含まれたままで、該
再生パルプを使用して抄紙すると、抄紙工程で粘着剤が
ワイヤーの目を塞いだり、プレスロールや毛布を汚した
りして、紙切れを起こし抄紙効率を著しく低下させると
いう問題が生じたり、紙面上に斑点を形成してしまう
等、紙層形成または品質面で悪影響を及ぼすという問題
が生じる。更に、通常、ポリラミ原紙を用いたような離
解性の悪い剥離紙を重ねた状態にされているため、再生
パルプ化については一層困難である。このような問題を
抱えているために、現状では粘着シート古紙の再生パル
プ化は敬遠され、産業廃棄物となっているのが実状であ
る。
【0006】最近では森林資源、環境等の問題から、上
記の如くリサイクルには不可能な粘着シートを、物理的
または装置的に工夫することでリサイクル化に成功した
例も数件報告されている。例えば特開平4−17478
7号公報の如く、離解工程に無機顔料を添加して糊の粘
着性を消失させスクリーン処理する方法や、特開平4−
163383号公報の如く、離解後のスクリーンの目穴
を細かくして糊を除去する方法等が挙げられるが、どち
らも特別な処理方法となり、通常の再生パルプ化工程と
は異なる方法であった。
【0007】このように再剥離性粘着シートにおいて
は、未だ水またはアルカリ水に再離解性を示す再剥離性
粘着シートは提案されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粘着シート
の古紙より再生パルプを得る上で、その粘着剤層が水ま
たはアルカリ水に対する再離解性が特に優れた粘着剤か
らなることで、粘着剤が悪影響をおよぼすことなく容易
に離解でき、離解時に調整水を汚染することなく、通常
の再生パルプ化工程でパルプを再生することができ、更
にラベルを被着体から剥がす際には被着体を汚染するこ
となく、容易に剥離することが可能な再剥離性粘着シー
トを提供することにある。
【0009】
〔カルボン酸変性ロジン含有アクリル酸エステル共重合体の組成〕
(a).カルボン酸変性ロジンエステルモノマー …5〜40重量% (b).(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー …5〜40重量% (c).(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー …20〜80重量% (d).エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー …0.5〜20重量% (e).上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー …1〜20重量% :架橋剤が、エポキシ基またはイソシアネート基を1
分子中に2個以上有する化合物であるの再剥離性粘着
シート。 :架橋剤が、1分子中に2個以上のエポキシ基をもつ
ポリグルシジル化合物であるの再剥離性粘着シート。
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、上記した如く、粘着剤
層が水またはアルカリ水に対して特に優れた再剥離性を
示す再剥離性粘着剤からなることで、再生パルプ化する
際に極めて優れた再剥離性粘着シートを提供するもので
ある。
【0011】このようなパルプ再生可能な再剥離性粘着
剤を得るために、特定のモノマー組成の共重合体を粘着
剤とし、且つ特定の化合物を架橋剤として使用するとこ
ろに特徴を有する。本発明の再剥離性粘着シートにおい
て使用される粘着剤は、 (a).カルボン酸変性ロジンエステルモノマー …5〜40重量% (b).(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー …5〜40重量% (c).(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー …20〜80重量% (d).エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー …0.5〜20重量% (e).上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー…1〜20重量% の組成から成るカルボン酸変性ロジン含有アクリル酸エ
ステル共重合体100重量部に対して、架橋剤を0.1
〜10重量部含有してなる。
【0012】かかる(a).カルボン酸変性ロジンエス
テルモノマーとしては、下記〔化1〕の如きの一般式に
表される化合物である。
【0013】
【化1】
【0014】〔式中、Rはメチル基または水素原子、m
は1〜8の整数を示す。〕
【0015】なお、カルボン酸変性ロジンエステルモノ
マーは、5〜40重量%の範囲で共重合させる必要があ
る。因みに、5重量%未満では、水再離解性が不十分と
なる。一方、40重量%を越えると、粘着剤の凝集力が
乏しく、再剥離性粘着シートの機能が低下する。
【0016】また、(b).(ポリ)エチレングリコー
ル(メタ)アクリレートモノマーとしては、下記〔化
2〕の如き一般式に表される化合物である。
【0017】
【化2】
【0018】〔式中、R1 はメチル基または水素原子、
2 はメチル基,フェニル基,アクリロイル基またはメ
タクロリル基、nは1〜10の整数を示す。〕
【0019】なお、(ポリ)エチレングリコール(メ
タ)アクリレートモノマーは、5〜40重量%の範囲で
共重合させる必要がある。因みに、5重量%未満では、
水再離解性が不十分となる。一方、40重量%を越える
と、粘着剤の凝集力が低下して、再剥離性粘着シートの
機能が低下する。
【0020】(c).(メタ)アクリル酸のC4 〜C18
のアルキルエステルモノマーとしては、例えば(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げ
られる。そして、このモノマーの共重合体部分に占める
割合は、20〜80重量%の範囲で共重合される。因み
に、20重量%未満では、粘着剤の粘着力が乏しく、ま
た、80重量%を越えると、水再離解性が不十分とな
る。
【0021】また、(d).エチレン性不飽和カルボン
酸含有モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、モノアル
キルマレイン酸、モノアルキルイタコン酸、モノアルキ
ルフマル酸等が挙げられる。そして、このモノマーの共
重合体部分に占める割合は、0.5〜20重量%の範囲
で共重合される。因みに、0.5重量%未満では、粘着
剤の凝集力が乏しく、また、20重量%を越えると、粘
着剤の粘着力が不十分となる。
【0022】さらに、(e).上記の(a).,
(b).,(c).および(d).と共重合可能な他の
モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)
アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキ
シエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、
(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸グリシジル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、ジビニル
ベンゼン、エチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリル
アミド等が挙げられる。そして、共重合体に占めるこれ
らの共重合可能なモノマーの割合は、1〜20重量%の
範囲で調節される。
【0023】なお、これらの共重合可能な他のモノマー
(e).の中でも、特に(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸グリシジル、ジビニルベンゼン、(メタ)アク
リロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−メトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メ
タ)アクリルアミド等が架橋性、ガラス転移温度、接着
性能等の面から好ましい。
【0024】上記の共重合体の製造方法については、特
に限定されるものではなく、例えば、水、溶剤、連鎖移
動剤、重合開始剤等の存在下で溶液重合する方法や、乳
化剤、連鎖移動剤、重合開始剤、分散剤等の存在下の水
系でエマルション重合する方法など公知の方法で製造さ
れる。
【0025】重合時のモノマーの濃度は、通常30〜7
0重量%、好ましくは40〜60重量%程度が適当であ
る。また、重合の際に使用される重合開始剤としては、
例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のア
ゾ系化合物、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウリルパーオキサイド等の過酸化物、過硫酸アンモニ
ウムと亜硫酸ソーダ、酸性亜硫酸ソーダ等との組み合わ
せからなる、所謂レドックス系の重合開始剤等が挙げら
れる。重合開始剤の使用量は、通常重合に供するモノマ
ー全量に対して、0.2〜2重量%、より好ましくは
0.3〜1重量%の範囲で調節される。
【0026】さらに、共重合に際して添加する連鎖移動
剤としては、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタ
ン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のア
ルキルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チ
オグリコール酸ノニル、チオグリコール酸2−エチルヘ
キシル、β−メルカプトプロピオン酸2−エチルヘキシ
ル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソ
プロピリデン−1−シクロヘキセン等を挙げることがで
きる。特に、チオグリコール酸エステル類、2,4−ジ
フェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4
−イソプロピリデン−1−シクロヘキセンを使用した場
合には、得られる共重合体が低臭気となり好ましい。な
お、連鎖移動剤の使用量は、重合させる全モノマーの
0.001〜3重量%程度の範囲で調節される。なお、
重合反応は、通常60〜100℃の温度条件下、2〜8
時間かけて行われる。さらに、増粘剤、濡れ剤、レベリ
ング剤、消泡剤等を適宜添加することができる。
【0027】上記の方法で得られた共重合体は、その共
重合体中のカルボン酸を、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、アンモニア、各種の第1級、第2級、第
3級アミン等の適当なアルカリ性物質で中和することも
できる。中和処理をすると、共重合体の機械安定性が向
上するので好ましい。
【0028】上記共重合体のガラス転移温度は、−60
〜−30℃の範囲のものであり、目的に応じて適宜選択
される。因みに、共重合体のガラス転移温度が−60℃
未満になると、得られる皮膜の凝集力が不十分となり、
逆に−30℃を越えると、得られる共重合体の皮膜が硬
くなり過ぎて、実用性に乏しくなる傾向がある。
【0029】一方、架橋剤としては、例えば、(ポリ)
エチレングリコールグリシジルエーテル、(ポリ)プロ
ピレングリコールグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、ジブロモネオペンチルグリコ
ールグリシジルエーテル、o−フタル酸ジグリシジルエ
ーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロー
ルポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ペンタエリストールポリグリシジルエーテ
ル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等の1分子中
に2個以上のエポキシ基をもつポリグリシジル化合物
や、1,2−エチレンジイソシアネート、1,4−テト
ラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレン
ジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメ
チル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,
12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−1,
3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシル−2,4’−ジイソシ
アネート、ジシクロヘキシル4,4’−ジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート等の1分子中に2個以上
のイソシアネート基をもつ(ポリ)イソシアネート化合
物、また、これら(ポリ)イソシアネート化合物を、水
系の粘着剤共重合体に用いる場合には、前記イソシアネ
ート化合物と、例えば青酸、マロン酸ジエステル、アセ
チルアセトン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾ
ロン、ヒドロキシルアミン、アリールメルカプタン、カ
プロラクタム、ピロカテコール、脂肪族メルカプタン、
モノメチルアニリン、ジフェニルアミン、フェノール等
の活性水素化合物との付加体であるイソシアネート再生
体を使用することが、架橋剤の反応性の点から好まし
い。これら架橋剤のうち、適宜2種類以上併用してもか
まわない。
【0030】前記架橋剤のうち、反応性に優れる点か
ら、1分子中に2個以上のエポキシ基をもつポリグルシ
ジル化合物の使用が、特にジグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ペンタ
エリストールポリグリシジルエーテルの使用が好まし
い。
【0031】また、架橋剤の添加量は、前記共重合体1
00重量部に対して0.1〜10重量部の範囲で調節さ
れる。因みに、0.1重量部未満では、得られる粘着剤
の被着体に対する接着力が強すぎて、糊残りが発生した
り、基材破断が発生して再剥離性が乏しくなる。他方、
10重量部を越えると、架橋密度が高くなりすぎ得られ
る粘着剤の接着力が弱くなり、実用性に乏しい。
【0032】なお、架橋剤と共重合体の混合の方法とし
ては特に限定されることはなく、例えば、ホモミキサー
等のブレンダーでバッチ式の混合方法や、モーノポンプ
やスネークポンプ等のポンプを使用してポンプ内部に所
定量の割合で連続混合する方法等挙げられる。
【0033】ここで本発明の再剥離性粘着剤に対する上
記各モノマーおよび架橋剤の役割について簡単に説明を
すると、粘着剤の水再分散性を付与する成分としては、
(a).カルボン酸変性ロジンエステルモノマー、
(b).ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
モノマーが共に重要であり、次に粘着剤の粘着性を付与
する成分としては、(c).(メタ)アクリル酸のC4
〜C18アルキルエステルモノマーが重要であり、更に粘
着剤の凝集力を付与する成分としては、(d).エチレ
ン性不飽和カルボン酸含有モノマーが重要である。更に
粘着剤に再剥離性を付与する目的で、エポキシ化合物ま
たはイソシアネート化合物等を架橋剤として添加し、
(a).カルボン酸変性ロジンエステルモノマー中及び
(d).エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー中の
カルボン酸と反応させることが重要である。
【0034】従って、本発明の粘着剤の如く水に対して
再離解性が優れ、且つ良好な再剥離性能を有する粘着剤
を得る為には、上記のカルボン酸変性ロジンエステルモ
ノマー、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
モノマー、(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエ
ステルモノマー、エチレン性不飽和カルボン酸含有モノ
マー、及びそれらと共重合可能な他のモノマーの配合の
バランスと、更にエポキシ化合物またはイソシアネート
化合物等の架橋剤を添加し反応させることが重要とな
る。
【0035】粘着シートの構成する表面基材としては、
例えばフィルム(セロハン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル等)、紙(上質紙、アート紙、コート紙、キャ
ストコート紙、箔紙、クラフト紙ポリエチレンラミネー
ト紙、含浸紙、蒸着紙、低サイズ紙、水溶紙等)、金属
フォイル類、合成紙等の支持体や、更にこれらに感熱記
録層、熱転写記録用受像層、インクジェット記録用受容
層、各種印刷層、着色層、隠蔽層等の層を設けたものな
どが適宜使用できる。
【0036】粘着シートのリサイクル適性を考慮する
と、紙類や、ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース等の水溶性高分子より成
形した水溶性フィルム、或いはアルカリ水等に溶解また
は分散するフィルムを表面基材として使用することが望
ましい。
【0037】なお、上記紙類の中でも原紙中に、或いは
塗被層中にカルシウムが存在すると、経時的または高湿
度条件下に保存した場合に接着性能の低下が見られるの
で、カルシウムが含有しないように調製することが望ま
しく、例えばアート紙、コート紙、キャストコート紙等
の紙の表面に顔料を主成分とした顔料塗被層を設けた表
面基材を用いる場合には、使用する顔料中にカルシウム
を含有しない鉱物質顔料、例えばカオリン、クレー、タ
ルク、焼成カオリン、デラミカオリン、二酸化チタン、
水酸化アルミニウム、シリカ、ホワイトカーボン等、あ
るいはポリスチレン樹脂微粒子、尿素−ホルマリン樹脂
微粒子、微小中空粒子等の有機合成顔料等から選択する
ことにより、安定した接着性能を有する粘着シートが得
られるので好ましい。因みに、重質炭酸カルシウム、軽
質炭酸カルシウム、サチンホワイト等のカルシウムを含
む鉱物質顔料を用いてた場合、鉱物質顔料中のカルシウ
ムがカルシウムイオンとなり、基紙を通過し、多量のカ
ルボン酸を含んだ酸性度の高い粘着剤層へ移行すること
によって、カルシウムイオンとカルボン酸との金属架橋
反応を生じてしまい、接着性能が低下してしまうためと
推定される。
【0038】なお、上記顔料塗被層を設ける場合には、
顔料塗被液に、顔料以外に顔料同士および顔料と基材の
表面とを固着させるために接着剤を使用する。かかる接
着剤としては、例えばカゼイン、デキストリン、澱粉、
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、スチレン−ブタジエン共重合体、メチル
メタクリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化
ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アク
リル酸エステル共重合体等の天然、または合成の接着剤
が水溶液、または水分散液(エマルション)の形で使用
される。なお、顔料塗被液にはこれら顔料や接着剤の他
に、その性質を阻害しない範囲で、消泡剤、分散剤、染
料等を必要に応じて、種々の助剤を添加することもでき
る。
【0039】そして、かかる顔料塗被液は、ブレードコ
ーター、バーコーター、エアーナイフコーター、グラビ
アコーター、ロールコーター、ダイコーター、リップコ
ーター等の通常の塗被装置で塗被される。この場合の塗
被量は、固形分重量で2g/m2 以上、好ましくは5〜
30g/m2 の範囲で調節される。
【0040】なお、再剥離性粘着シートの形成方法は、
通常、剥離シートの剥離剤表面上に粘着剤を塗被、乾燥
して粘着剤層を設け、次いで、表面基材とを貼り合わせ
て仕上げられるが、直接表面基材に塗被して粘着剤層を
設けても構わない。
【0041】剥離シートとしては、グラシン紙の如き高
密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙等
に、例えばカゼイン、デキストリン、澱粉、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレ
ート−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エス
テル共重合体等の天然、または合成樹脂と顔料とを主成
分とした目止め層を設けたシート、クラフト紙または上
質紙等にポリエチレン等をラミネートしたラミネート紙
(ポリラミ紙)、ポリプロピレン等のフィルム等のシー
トに、水、溶剤型あるいは無用剤型のシリコーン樹脂や
フッ素樹脂等を乾燥重量で0.05〜3g/m2 程度塗
被後、熱硬化、電子放射線硬化等によって剥離層を形成
したものが使用される。
【0042】特に、剥離シートも含んだ再剥離性粘着シ
ートの構成でのリサイクル適性を考慮すると、上記剥離
基材の中で、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙
等に、例えばカゼイン、デキストリン、澱粉、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリ
レート−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エ
ステル共重合体等の天然、または合成樹脂と鉱物質顔料
とを主成分とした離解性のある目止め層を乾燥重量で
0.1〜10g/m2 程度設けた剥離基材、または、フ
ィルムではポリビニルアコール、カルボキシメチルセル
ロース、メチルセルロース等の水溶性高分子より成形し
た水溶性フィルム、或いはアルカリ水等に溶解または分
散するフィルムの基材からなる剥離基材が望ましい。
【0043】粘着剤を塗被する塗被装置としては、例え
ばロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、ダ
イコーター、コンマコーター、リップコーター、グラビ
アコーター等が適宜使用される。そして、粘着剤の塗被
量は、乾燥重量で5〜50g/m2 程度の範囲で調節さ
れる。因みに、5g/m2 未満では、得られる再剥離性
粘着シートの接着性能が不十分となり、一方、50g/
2 を越えると再剥離性粘着シートの貼り合わせ時に粘
着剤がはみ出したり、剥離の際に凝集破壊の原因となる
恐れがある。
【0044】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はそれらに限定されるものでは
ない。尚、例中の部、重量、割合、塗被量等は特に断ら
ない限り、全て固形分重量で示すものである。
【0045】実施例1 (カルボン酸変性ロジンエステルの合成)撹拌機、排気
管、滴下ロート、窒素吸入管、温度計を付帯したフラス
コにメタクリル酸を70部とエピクロルヒドリン90部
を仕込み、窒素ガス下で100℃に昇温して2時間保っ
た。次いで十分に溶解させたアビエチン酸ロジンを、3
00部添加し、230℃で2時間保った。次いで無水グ
ルタル酸125部を添加し、230℃で2時間保ち、下
記〔化3〕に示すカルボン酸変性ロジンエステルを合成
した。
【0046】
【化3】
【0047】(粘着剤の製造)まず乳化モノマー混合液
として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:1
5部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:15部 アクリル酸ブチル:30部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:30部 アクリル酸:5部 メタアクリル酸メチル:5部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して、調製した。
【0048】次に撹拌機、クーラー、滴下ロート、窒素
吸入管、温度計を付帯したフラスコに、イオン交換水9
0部、過酸化カリウム0.5部、オクチルメルカプタン
1部を仕込み、窒素置換しながら80℃に昇温した後、
上記乳化モノマー混合液を1/6滴下した。反応率が9
0%に達した時点で、残りの乳化モノマー混合液を3時
間かけて滴下して重合を行った。滴下終了後、80℃で
3時間熟成して反応を完結させた。次にフラスコ内容物
を40℃に冷却し、アンモニア水を添加して中和反応を
行い反応終了後に強撹拌した。上記方法で得られた共重
合体100部に対して、架橋剤としてジグリセロールポ
リグリシジルエーテル(商品名:デナコールEX−42
1/ナガセ化成工業社製)を1部添加して粘着剤を製造
した。
【0049】(粘着シートの作成)市販のポリエチレン
ラミネート剥離紙に、上記粘着剤を乾燥重量で25g/
2 となるように塗被、乾燥させた後、市販の米坪64
g/m2 の上質紙と貼り合わせて、本発明の再剥離性粘
着シートを得た。
【0050】実施例2 (カルボン酸変性ロジンエステルの合成)メタクリル酸
のかわりにアクリル酸を60部、無水グルタル酸のかわ
りに無水アジピン酸を140部とし、実施例1と同様に
して、下記〔化4〕に示すカルボン酸変性ロジンエステ
ルを合成した。
【0051】
【化4】
【0052】(粘着剤の製造)乳化モノマー混合液とし
て、 〔化4〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:5
部 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子
量468):40部 アクリル酸ブチル:10部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:20部 アクリル酸:5部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:20部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して、調製した。次いで、架橋剤としてグリセロ
ールポリグリシジルエーテル(商品名:デナコールEX
−313/ナガセ化成工業社製)を2部添加したこと以
外は実施例1と同様にして粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして再剥離性粘着シートを得た。
【0053】実施例3 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:4
0部 フェノキシジエチレングリコールアクリレート:5部 アクリル酸ブチル:10部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:24部 アクリル酸:20部 メタアクリル酸メチル:1部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して、調製した。次いで、架橋剤としてトリメチ
ロールプロパンポリグリシジルエーテル(商品名:デナ
コールEX−321/ナガセ化成工業社製)を3部添加
したこと以外は実施例1と同様にして粘着剤を製造し
た。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0054】実施例4 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:2
0部 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子
量468):15部 アクリル酸ブチル:20部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:20部 アクリル酸:20部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:5部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して、調製し、またジグリセロールポリグリシジ
ルエーテル(商品名:デナコールEX−421/ナガセ
化成工業社製)の添加量を10部に変更した以外は実施
例1と同様にして粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして再剥離性粘着シートを得た。
【0055】実施例5 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:3
5部 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子
量468):34部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:20部 アクリル酸:0.5部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:10部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して、調製し、またジグリセロールポリグリシジ
ルエーテル(商品名:デナコールEX−421/ナガセ
化成工業社製)の添加量を0.1部に変更した以外は実
施例1と同様にして粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして再剥離性粘着シートを得た。
【0056】実施例6 (粘着剤の製造)モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:7
部 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子
量468):6部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:80部 アクリル酸:5部 メタアクリル酸メチル:2部 酢酸エチル:150部 を混合して、調製した。次に撹拌機、クーラー、滴下ロ
ート、窒素吸入管、温度計を付帯したフラスコに、酢酸
エチル150部、ベンゾイルパーオキサイド0.5部、
オクチルメルカプタン1部を仕込み、窒素置換しながら
80℃に昇温した後、上記モノマー混合液を1/6滴下
した。反応率が90%に達した時点で、残りの乳化モノ
マー混合液を3時間かけて滴下して重合を行った。滴下
終了後、80℃で3時間熟成して反応を完結さた。上記
方法で得られた共重合体100重量部に対して、架橋剤
としてジフェニールメタン−4,4’−ジイソシアネー
ト(商品名:MDI−LT/三井東圧化学社製)を8部
添加して粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして再剥離性粘着シートを得た。
【0057】実施例7 架橋剤として、ビス(4−イソシアネートシクロヘキシ
ル)メタン(商品名:デスモジュールW/住友バイエル
ウレタン社製)を2部添加した以外は実施例6と同様に
して粘着剤を製造して再剥離性粘着シートを得た。
【0058】比較例1 架橋剤を添加しないこと以外は実施例1と同様な方法で
粘着シートを作成した。
【0059】比較例2 架橋剤を12部添加したこと以外は実施例1と同様な方
法で再剥離性粘着シートを作成した。
【0060】比較例3 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:3
部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:45部 アクリル酸ブチル:20部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:25部 アクリル酸:2部 メタアクリル酸メチル:5部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して調製したこと以外は実施例1と同様にして再
剥離性粘着シートを作成した。
【0061】比較例4 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:4
5部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:3部 アクリル酸ブチル:20部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:25部 アクリル酸:2部 メタアクリル酸メチル:5部 アニオン系乳化(商品名:エマールNC−35/花王社
製):1.5部 イオン交換水:90部 を混合して調製したこと以外は実施例1と同様にして再
剥離性粘着シートを作成した。
【0062】実施例8 剥離シートとして、下記に示す基材を用いた以外は実施
例1と同様にして再剥離性粘着シートを作成した。 (剥離シートの作成)塗被液として、カオリン(商品
名:UW−90/EMC社製):15部、リン酸エステ
ル化澱粉(商品名:ニ−ルガムA−55C/アベベ社
製):5部、ポリビニルアルコール(商品名:クラレP
VA−103/クラレ社製):80部、分散剤(商品
名:アロンA−9/東亞合成化学工業社製):0.1部
から成る組成物を、固形分濃度が40%となるように混
合調製して市販の米坪64g/m2 の上質紙の上に乾燥
重量が5g/m2 となるように塗被、乾燥して目止め層
を設けた。次いで、スーパーキャレンダーにて平滑仕上
げを行い、剥離基材を得た。
【0063】次に、かくして得られた剥離基材の目止め
層上に溶剤型のシリコーン剥離剤(商品名:LTC−3
00B/東レ・ダウコーニング社製):100部、触媒
(商品名:SRX−212/東レ・ダウコーニング社
製):0.8部を乾燥重量が1.0g/m2 となるよう
に塗被、熱硬化して剥離シートを得た。
【0064】実施例9 剥離シートの基材として、両面クレーコート紙(商品
名:トップコート<73>:新王子製紙社製)を用いた
以外は実施例8と同様にして再剥離性粘着シートを作成
した。
【0065】実施例10 表面基材として、下記に示す基材を用いた以外は実施例
8と同様にして再剥離性粘着シートを作成した。
【0066】(表面基材の作成)塗被液として、カオリ
ン(商品名:UW−90/EMC社製)100部、リン
酸化エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−55C/
アベベ社製)1部、酸化澱粉(商品名:エースA/王子
コンスターチ社製)8部、SBRラテックス(商品名:
T−2257/日本合成ゴム社製)8部、分散剤(商品
名:アロンA−9/東亞合成化学工業社製)0.1部か
らなる組成物を、固形分濃度60%となるように混合調
製して塗被組成物を得た。かくして得た塗被組成物を市
販の米坪64g/m2 の上質紙の上に乾燥重量が20g
/m2 となるように塗被、乾燥して顔料塗被層を設け
た。次いで、スーパーキャレンダーにて光沢仕上げを行
い、表面基材を仕上げた。
【0067】実施例11 表面基材として、下記に示す基材を用いた以外は実施例
8と同様にして再剥離性粘着シートを作成した。
【0068】(表面基材の作成)塗被液として、カオリ
ン(商品名:UW−90/EMC社製)70部、焼成カ
オリン(商品名:アンシレックス/EMC社製)30
部、リン酸化エステル化澱粉(商品名:ニールガムA−
55C/アベベ社製)1部、酸化澱粉(商品名:エース
A/王子コンスターチ社製)8部、SBRラテックス
(商品名:T−2257/日本合成ゴム社製)8部、分
散剤(商品名:アロンA−9/東亞合成化学工業社製)
0.1部からなる組成物を、固形分濃度60%となるよ
うに混合調製して塗被組成物を得た。かくして得た塗被
組成物を市販の米坪64g/m2 の上質紙の上に乾燥重
量が20g/m2 となるように塗被、乾燥して顔料塗被
層を設けた。次いで、スーパーキャレンダーにて光沢仕
上げを行い、表面基材を仕上げた。
【0069】実施例12 表面基材として、下記に示す基材を用いた以外は実施例
8と同様にして再剥離性粘着シートを作成した。
【0070】(表面基材の作成)塗被液として、カオリ
ン(商品名:UW−90/EMC社製)70部、重質炭
酸カルシウム(商品名:ハイドロカーブK−6/備北粉
化社製)30部、リン酸化エステル化澱粉(商品名:ニ
ールガムA−55C/アベベ社製)1部、酸化澱粉(商
品名:エースA/王子コンスターチ社製)8部、SBR
ラテックス(商品名:T−2257/日本合成ゴム社
製)8部、分散剤(商品名:アロンA−9/東亞合成化
学工業社製)0.1部からなる組成物を、固形分濃度6
0%となるように混合調製して塗被組成物を得た。かく
して得た塗被組成物を市販の米坪64g/m2 の上質紙
の上に乾燥重量が20g/m2 となるように塗被、乾燥
して顔料塗被層を設けた。次いで、スーパーキャレンダ
ーにて光沢仕上げを行い、表面基材を仕上げた。
【0071】実施例13 表面基材として、水溶性高分子を主成分として成形され
た、厚さ50μmのフィルム(商品名:パオゲン/第一
工業製薬社製)を用い、また剥離シートとしては、剥離
基材に前記水溶性フィルムを用いた以外は実施例8と同
様にして作成した剥離シートを用いた以外は実施例8と
同様にして再剥離性粘着シートを作成した。
【0072】このようにして得られた再剥離性粘着シー
トについて、下記評価を行い、結果を表1に示した。
【0073】<評価項目> 〔接着力〕JISZ−0237の常態粘着力の測定方法
に準拠して、下記の二つの条件で保存した後の接着力を
それぞれ測定した(単位:g/25mm)。 条件A:粘着シートの製造後、温度23±2℃、関係湿
度65±5%の雰囲気下に14日間保存した後、その接
着力を測定した。 条件B:粘着シートの製造後、条件Aの条件にて保存し
た後、更に温度40±2℃、関係湿度90±5%の雰囲
気下に7日間保存した。その接着力を測定した。
【0074】〔再剥離性〕粘着シートの製造後、温度2
3±2℃、関係湿度65±5%の雰囲気下に14日間保
存し測定試料とし、被着体として市販の硬質塩ビ板に貼
り合わせ、1日後に剥離スピード5m/分で試料を剥が
した。その時の再剥離性を下記基準にて評価した。 ○:被着体に粘着剤が残留することなく、粘着シートが
剥がれる。 ×:剥がす際に粘着シートの基材が破断したり、被着体
に粘着剤が残留する。
【0075】〔粘着剤水再分散性〕粘着シートの粘着剤
層面を、20℃の水に浸しながら指で10回擦った時
の、粘着剤の挙動を下記の評価基準にて評価した。 ○:粘着剤層が粘着性のない細かい微粒子状に再分散し
た。 ×:粘着剤層の粘着性に変化はなく、粘着剤層皮膜が凝
集した。
【0076】〔リサイクル適性〕リサイクル適性評価に
ついて、実施例1から実施例7と比較例1から比較例4
は、下記説明の粘着ラベルの評価を行い、また実施例8
から実施例13については下記説明の粘着シートの評価
を行った。
【0077】(粘着ラベルの評価)市販の上質系の封筒
に貼付して使用される宛名用ラベルを想定して、粘着シ
ートから剥離シートを剥がし粘着ラベルとし、市販の米
坪64g/m2 の上質紙に貼り付けて評価用試料とし
た。試料50gに対し、パルプ濃度が3%になるように
水を加え、TAPPI離解機にて150000回転処理
した後、0.3%濃度になるまで水を加えて手抄きシー
トを作成し、未離解物の残存状態を目視し下記評価基準
にて判定した。 (リサイクル適性評価基準) ◎:未離解物がほとんどない。 ○:未離解物が僅かにあるが、実用上問題ないレベル。 ×:未離解物がかなり目立つ。
【0078】(粘着シートの評価)剥離シートも含んだ
粘着シートの形態での古紙リサイクルを想定して、粘着
シートのそのものを評価用試料とした。試料50gに対
し、パルプ濃度が3%になるように水を加え、TAPP
I離解機にて150000回転処理した後、パルプ濃度
が15%になるまで脱水し、18%濃度のNaOH水溶
液を1.5g、脱墨剤(商品名DI−600/花王社
製)10%濃度溶液を1.8gをそれぞれ添加し、40
℃で20分間放置し、次にパルプ濃度が25%になるな
で脱水し、18%濃度のNaOH水溶液を3.62g、
30%濃度のNa2 SiO3 水溶液を3.85g、6%
濃度のH22 水を5gをそれぞれ添加し、次いで双腕
式ニーダーで5分間ニーディング処理を行った。次に5
5℃に保ちながら120分間放置した後、パルプ濃度が
17.5%になるまで水で希釈し、次いで2回目のニー
ディング処理を同様に行った。その後更にパルプ濃度が
1%いなるまで水で希釈した。次にこの1%濃度のパル
プ分散液をフローテーターにて10分間浮上分離処理を
行った。その際発生する泡をスクレーパーにて取り除い
て得られた浮上分離処理液を更に水800mlで洗浄
し、13%濃度になるまで脱水した。このようにして得
られたパルプ分散液を0.3%濃度になるまで水を加え
て手抄きシートを作成し、未離解物の残存状態を目視し
下記評価基準にて判定した。 (リサイクル適性評価基準) ◎:未離解物がほとんどない。 ○:未離解物が僅かにあるが、実用上問題ないレベル。 ×:未離解物がかなり目立つ。
【0079】〔総合評価〕上記の各評価を総合して本発
明のリサイクル可能な再剥離粘着シートとしての性能を
評価した。 ◎:再剥離性に優れた粘着シートであり、且つ表面基
材、粘着剤層が積層されてなる粘着ラベルの形態での古
紙リサイクルが可能であり、なお且つ粘着剤の接着性能
において充分な接着力を示し、その接着力の湿熱劣化が
少ない。または、表面基材、粘着剤層および剥離シート
が順次積層されてなる粘着シートの形態での古紙リサイ
クルが可能であり、なお且つ粘着剤の接着性能において
充分な接着力を示し、その接着力の湿度劣化が少なくな
い。 ○:再剥離性に優れた粘着シートであり、且つ表面基
材、粘着剤層が積層されてなる粘着ラベルの形態での古
紙リサイクルが可能であり、なお且つ粘着剤の接着性能
において充分な接着力を示し、その接着力の湿熱劣化が
若干あるものの問題はないレベルである。または、表面
基材、粘着剤層および剥離シートが順次積層されてなる
粘着シートの形態での古紙リサイクルが可能であり、な
お且つ粘着剤の接着性能において充分な接着力を示し、
その接着力の湿熱劣化が若干あるものの問題はないレベ
ルである。 △:再剥離性はあり、また古紙リサイクルは可能である
が、接着力が低い。 ×:再剥離性に劣る。または古紙リサイクルが不可能で
ある。
【0080】
【表1】
【0081】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の再剥離性粘着シートは、粘着剤が水に容易に再分散す
ることでパルプのリサイクル適性が優れており、且つそ
の接着性能にのおいても十分に使用可能な粘着シートで
あった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 163/00 JFP C09J 163/00 JFP 175/00 JFC 175/00 JFC

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面基材及び再剥離性粘着剤層を有する再
    剥離性粘着シートにおいて、再剥離性粘着剤層を形成す
    る粘着剤が、水またはアルカリ水溶液に対して再離解性
    を有することを特徴とする再剥離性粘着シート。
  2. 【請求項2】粘着剤が、下記の組成から成るカルボン酸
    変性ロジン含有アクリル酸エステル共重合体100重量
    部に対し、架橋剤を0.1〜10重量部含有することを
    特徴とする請求項1記載の再剥離性粘着シート。 〔カルボン酸変性ロジン含有アクリル酸エステル共重合体の組成〕 (a).カルボン酸変性ロジンエステルモノマー …5〜40重量% (b).(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー …5〜40重量% (c).(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー …20〜80重量% (d).エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー …0.5〜20重量% (e).上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー …1〜20重量%
  3. 【請求項3】架橋剤が、エポキシ基またはイソシアネー
    ト基を1分子中に2個以上有する化合物である請求項2
    記載の再剥離性粘着シート。
  4. 【請求項4】架橋剤が、1分子中に2個以上のエポキシ
    基をもつポリグルシジル化合物である請求項3記載の再
    剥離性粘着シート。
  5. 【請求項5】表面基材が、カルシウムを含有しない基紙
    又はカルシウムを含有しない塗被紙である請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の再剥離性粘着シート。
  6. 【請求項6】表面基材が、水溶性高分子を主成分とし、
    且つ水またはアルカリ水溶液に対して分散或いは溶解す
    るフィルムを用いた請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の再剥離性粘着シート。
  7. 【請求項7】粘着剤層を剥離シートで保護した請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の再剥離性粘着シート。
  8. 【請求項8】剥離シートが、水またはアルカリ水溶液に
    対して、再離解性のある剥離シートである請求項7記載
    の再剥離性粘着シート
  9. 【請求項9】剥離シートが、上質紙の上に、水溶性高分
    子と顔料を主成分とした目止め層を設けた剥離シートで
    ある請求項8記載の再剥離性粘着シート。
  10. 【請求項10】剥離シートが、水溶性高分子を主成分と
    し、且つ水またはアルカリ水溶液に対して分散或いは溶
    解する基材からなる剥離シートである請求項8記載の再
    剥離性粘着シート。
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