JPH0983176A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH0983176A
JPH0983176A JP7239643A JP23964395A JPH0983176A JP H0983176 A JPH0983176 A JP H0983176A JP 7239643 A JP7239643 A JP 7239643A JP 23964395 A JP23964395 A JP 23964395A JP H0983176 A JPH0983176 A JP H0983176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite core
frames
metal member
lead wire
electronic device
Prior art date
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Pending
Application number
JP7239643A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Yamanaka
山中弘通
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7239643A priority Critical patent/JPH0983176A/ja
Publication of JPH0983176A publication Critical patent/JPH0983176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の電子機器では、2枚の板状フレームを互
いに電気的に接続するために、該フレームの各々に締結
される2枚の端子板、該端子板を該フレームに締結する
ための2本のビス、該端子板の各々に一端を結合される
1本のリード線、該リード線にノイズフィルタとして装
嵌させたフェライトコア、を使用していた。この構造で
は、部品数及び組立工数が多いのでコストを低減させる
必要があった。 【解決手段】本発明の電子機器では、フレーム11及び
12の電気的接続をビス14で行うとともにノイズフィ
ルタとしてのフェライトコア13をビス14のねじ軸部
を包囲するように配置してフレーム11及び12で挟み
つけるようにしたので、従来の構造にくらべて部品数及
び作業工数ともに大幅に低減させることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に関し、特
に従来のものよりも部品数が少なく且つ組立工数が少な
い改善された構造を持つ電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器に内蔵された回路から発生する
高調波ノイズが周囲環境に電磁障害(Electro
Magnetic Interference。以下に
はEMIと略記する。)を引き起こすことが社会問題と
して注目されて以来、先進各国では電子機器によるEM
Iを防止するための法規制が設けられ、それ以後に新た
に製造される電子機器には規格をクリアしなければなら
ない。
【0003】ノイズフィルタもしくはEMIフィルタと
して電子機器に装着される電子部品には種々のものがあ
り、フェライトビーズやフェライトコアも主として回路
のノイズフィルタとして多用されているインダクタンス
素子である。
【0004】図3は従来の電子機器における要部構造と
該要部構造においてノイズフィルタとしてのフェライト
コアの使用形態の一例を示したものである。
【0005】図3において、1及び2は金属製の板状部
材から成る電子機器のフレーム、3はリード線8を挿通
するための孔(不図示)が貫設されていて該孔にリード
線8が挿通されている円板形のフェライトコア(もしく
はフェライトビーズ)、9及び10はリード線8の両端
にそれぞれ圧着もしくはハンダ付けされるとともに金属
製ビス6及び7でフレーム1及び2にそれぞれ圧接され
た端子板、である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した従来の電
子機器の構造においては次のような欠点があった。
【0007】 フレーム1及び2が互いに完全に重な
り合う状態に配置されるべきものである場合には、ビス
6及び7の配置位置をフレーム1及び2の最も端の位置
に設定しないとリード線8の長さが非常に長くなってし
まい、その結果、リード線8のインダクタンスの増加や
信号遅延等の悪影響が生じるばかりでなく、リード線8
がフレーム上に存在するためフレーム1及び2の表面の
有効利用面積が少なくなってしまう。
【0008】 フェライトコア3を固定するための場
所をフレーム上に設けなければならないのでフレームが
大型化し、電子機器の大型化を招く。また、電子機器の
振動等によってフェライトコアの破損を生じないように
するためにフェライトコアの保持部材を設ける必要があ
るので、該保持部材のための製造コストや取り付けコス
トを必要とする。 図3の構造を形成する場合には多くの作業工数を必
要とする。すなわち、フェライトコア3の中心孔にリー
ド線8を挿通し、リード線8の両端を端子板9及び10
に圧着もしくはハンダ付けし、該端子板9及び10をフ
レーム1及び2の所定位置に位置決めしてからビス6及
び7を該端子板9及び10を通してフレーム1及び2に
ねじ込み、フェライトコア3を保持部材を介してフレー
ムに取りつける、という合計6工程以上の作業を必要と
する。
【0009】 リード線8、2枚の端子板、2本のビ
ス、フェライトコアの保持部材、等の部品を要するの
で、必要部品数が多いため製造コストが高い。
【0010】
【発明の目的】請求項1に示した本発明の目的は、前述
した従来構造の電子機器よりも必要部品数や組立工数が
少なくて済み、安価なコストで製造できる改善された構
造の電子機器を提供することである。
【0011】請求項2に示した本発明の目的は、請求項
1の発明の目的とともにフェライトコアの破損を生じる
恐れのない構造を持つ電子機器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、「第一の金属部材と、該第一の金
属部材に対して所定の間隔をおいて配置されるとともに
該第一の金属部材に電気的に接続されるべき第二の金属
部材と、該第一の金属部材と該第二の金属部材とを所定
間隔をおいて互いに結合する導電性の結合部材と、該第
一の金属部材と該第二の金属部材との間の位置で該結合
部材を包囲するように配置されたフェライトコアと、を
有して成る電子機器」を提供する。
【0013】本発明によれば、該結合部材をリード線の
代わりに該第一及び第二の金属部材の電気的接続手段と
して用いるとともに、該結合部材を包囲するようにフェ
ライトコアを配置したので、従来の電子機器よりも部品
数及び組立工数の少ない電子機器が提供される。
【0014】前記目的を達成するために請求項2の発明
は、「請求項1の構成を有する電子機器において、該結
合部材と該フェライトコアとの間には該第一の金属部材
と該第二の金属部材との相互間隔を保持するための絶縁
材製スペーサが配置されていることを特徴とする電子機
器」を提供する。
【0015】本発明によれば、該絶縁材製スペーサが該
第一及び第二の金属部材間に配置されたことにより該フ
ェライトコアに過大な外力が作用することを防止でき、
従って請求項1の発明と同じ効果を有するとともに該フ
ェライトコアを破損する恐れのない電子機器が提供され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図1及び図2を参照して本
発明の実施の形態について説明する。
【0017】<実施の形態1>図1に本発明の第一の実
施の形態の電子機器の要部構造の断面図を示す。
【0018】同図において、11及び12は本実施の形
態の電子機器のフレーム、13はノイズフィルタとして
のフェライトコア、14はフレーム11及び12にねじ
込まれて両フレームを互いに機械的に結合するとともに
電気的に接続している金属製のビス、である。本実施の
形態では、ビス14が図3の従来構造におけるリード線
8の代わりに電気的接続導体として使用されているので
リード線8が不要になるとともに従来構造における端子
板9及び10も不要となった。また、ビス14を両フレ
ーム11及び12にねじ込むだけで両フレームの相互結
合及び電気的接続並びにフェライトコア13の取り付け
の3種の作業が終わるので、従来の電子機器の組立作業
よりも組立工数を著しく減らすことができる。
【0019】なお、図1の構造においては、フェライト
コア13は2枚のフレーム11及び12により挟みつけ
られている。
【0020】<実施の形態2>図2に本発明の第二の実
施の形態を示す。本実施の形態は第一の実施の形態の一
部変形実施の形態であり、本実施の形態では両フレーム
11及び12の間に絶縁材製のスペーサ15が配置され
ている点のみが第一の実施の形態の構造と異なってい
る。従って、図2において図1と同じ符号で表示された
構成要素は実施の形態1で説明した構成要素と同じもの
であるから、この同じ構成要素についての説明を省略す
る。
【0021】スペーサ15はフェライトコア13よりも
長い軸方向長さを有しており、また、ビス14のねじ部
を包囲する筒状部と、該筒状部の一端側においてフェラ
イトコア13の端面を覆うように配置されたフランジ部
と、を有している。
【0022】該筒状部の外径はフェライトコア13の内
径よりも小さいため、スペーサ15の筒状部はフェライ
トコア13の中心孔の中に挿入されている。また、スペ
ーサ15の軸方向長さはフェライトコア13の軸方向長
さよりも長いので、ビス14をねじ込んでも両フレーム
11及び12の圧力はスペーサ15のみに作用し、フェ
ライトコア13には両フレームから軸方向圧力がかから
ない。
【0023】すなわち、本実施の形態の構造では、フェ
ライトコア13には外力が作用しないので図1の構造に
くらべてフェライトコア13の破損を生じる危険性がな
い。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該結合部材を
リード線の代わりに該第一及び第二の金属部材の電気的
接続手段として用いるとともに、該結合部材を包囲する
ようにフェライトコアを配置したので、従来の電子機器
よりも部品数及び組立工数の少ない電子機器が提供され
る。
【0025】請求項2の発明によれば、該絶縁材製スペ
ーサが該第一及び第二の金属部材間に配置されたことに
より該フェライトコアに過大な外力が作用することを防
止でき、従って請求項1の発明と同じ効果を有するとと
もに該フェライトコアを破損する恐れのない電子機器が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態の電子機器の要部構造
を示す断面図。
【図2】本発明の第二実施の形態の電子機器の要部構造
を示す断面図。
【図3】従来の電子機器の要部構造を示す断面図。
【符号の説明】
1、2、11、12:フレーム 3、13:フェライト
コア 6、7、14:ビス 8:リード線 9、10:端子板
15:スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の金属部材と、該第一の金属部材に
    対して所定の間隔をおいて配置されるとともに該第一の
    金属部材に電気的に接続されるべき第二の金属部材と、
    該第一の金属部材と該第二の金属部材とを所定間隔をお
    いて互いに結合する導電性の結合部材と、該第一の金属
    部材と該第二の金属部材との間の位置で該結合部材を包
    囲するように配置されたフェライトコアと、を有して成
    る電子機器。
  2. 【請求項2】 該結合部材と該フェライトコアとの間に
    は該第一の金属部材と該第二の金属部材との相互間隔を
    保持するための絶縁材製スペーサが配置されていること
    を特徴とする請求項1の電子機器。
JP7239643A 1995-09-19 1995-09-19 電子機器 Pending JPH0983176A (ja)

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JP7239643A JPH0983176A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 電子機器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123786A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Kitagawa Ind Co Ltd コンタクト部材
JP2018056395A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 富士ゼロックス株式会社 電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0384995A (ja) * 1989-08-29 1991-04-10 Mitsubishi Electric Corp 電気回路の取付装置

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