JPH0980912A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0980912A
JPH0980912A JP7232623A JP23262395A JPH0980912A JP H0980912 A JPH0980912 A JP H0980912A JP 7232623 A JP7232623 A JP 7232623A JP 23262395 A JP23262395 A JP 23262395A JP H0980912 A JPH0980912 A JP H0980912A
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carrier
toner
developer
latent image
image
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JP7232623A
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English (en)
Inventor
Satoru Torigoe
哲 鳥越
Seiichi Takagi
高木  誠一
Etsuo Tominaga
悦夫 富永
Toyofumi Inoue
豊文 井上
Hiroyoshi Okuno
広良 奥野
Hiroe Okuyama
浩江 奥山
Takahisa Fujii
隆寿 藤井
Kotaro Yoshihara
宏太郎 吉原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高濃度で、濃度むら、現像ゴーストのない高
画質の画像を、小型の画像形成装置によって作製するこ
とができる画像形成方法の提供。 【解決手段】 潜像保持体上に潜像を形成する工程、現
像装置内の現像剤担持体上に担持された現像剤を用いて
潜像保持体上にトナー像を形成する工程、トナー像を転
写体上に転写する工程、潜像担持体上の残留トナーを除
去するクリーニング工程を有する画像形成方法であっ
て、潜像保持体1の外径が10〜20mmの範囲にあ
り、現像剤担持体3の外径が5〜15mmの範囲にあ
り、現像装置が現像剤担持体3とその背後に位置するト
ナー室41からなり、現像に際して現像剤担持体上に担
持される現像剤が、磁性キャリアと結着樹脂および着色
剤を含有するトナー粒子とよりなり、さらに平均粒子径
0.3ないし3.0μmの微粉末を含むことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小径の現像剤担持体上
に現像剤の層を形成し、現像領域まで搬送し、小径の潜
像保持体上の潜像を現像する工程を有する画像形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真乾式現像方式は、静電複
写機だけではなく、プリンター、ファックス、あるいは
複写機とプリンターとファックス等を合せもつ複合機に
用いられるようになってきている。特に最近の傾向とし
て、小型化、軽量化、省資源やリサイクル等のエコロジ
ー対応がより一層強く要求されるようになっている。そ
してその要求に対応するための画像形成方法に関して、
種々の改革や新規開発が行われている。従来より、電子
写真乾式現像方式としては、トナーとキャリアよりなる
二成分現像剤を用いる二成分現像方式と、キャリアを用
いない一成分現像方式を用いる方法が知られており、活
発に研究開発が行われている。二成分現像方式は最も広
く利用されている方式であるが、現像剤中のトナー濃度
を一定に保つためのトナー濃度のコントロールシステム
や、現像剤中に新たに追加されたトナーと現像剤を混合
するためのミキシング装置が必要であり、小型化等の要
求を十分に満足することができない。
【0003】そこで、この点を満足する現像方式とし
て、現像機が小型で軽量化でき、トナー濃度のコントロ
ールの煩わしさがないという特徴を持つ一成分現像方式
に対する要求が大きくなっている。一成分現像方式に用
いられるトナーとしては、従来、磁性体を含有する磁性
トナー、および磁性体を含有しない非磁性トナーが知ら
れているが、トナーの搬送制御が容易なこと、複写機、
プリンター等の内部汚染が少ないこと等から、現在で
は、磁性トナーが広く使用されている。
【0004】他方、複写機或いはプリンター本体につい
ても、小型化、軽量化のために、サブシステムごとの小
型化、軽量化のための努力がなされている。近年、画像
形成装置のさらなる小型化への要求の高まりに伴い、画
像形成装置の主要構成要素である現像剤担持体(現像ロ
ール)および潜像保持体(感光ドラム)を小型化する試
みがなされているが、トナーへの帯電付与が十分でなく
或いは現像領域が狭くなることにより、帯電の立ち上が
りの遅さや、帯電分布の広さに起因した低現像性、背景
かぶり、現像ゴースト、濃度むら等の問題が生じてしま
い、超小型画像形成装置に適用できる画像形成方法の開
発の障害となっている。小径の現像剤担持体および感光
体を使用する画像形成方法については、特開平6−11
0324号公報等に提案されているが、現像ゴーストを
完全に抑制するまでには至っていない。
【0005】一方、現像ゴーストを抑制する方法とし
て、現像剤担持体上でのトナーの帯電を補助する目的
で、現像剤担持体上にのみキャリアを保持させ、トナー
の帯電の立ち上がりの遅さや帯電分布の広さを改善する
1.5成分現像方式が有効であることが見出だされ(特
開平7−114259号公報)、その実用化が始まって
いる。しかしながら、この方式では、現像剤担持体の直
径が16mm以上で、潜像保持体の直径が24mm以上
の系では有効であるが、現像剤担持体の直径が15mm
以下、潜像保持体の直径が20mm以下の超小型の画像
形成装置の系では、現像剤担持体上におけるトナーが追
加される位置から現像位置までの距離が従来より短いこ
とから、新たに追加されたトナーが現像されるまでの間
にキャリアと十分に混合されず、均一かつ十分な摩擦帯
電ができないため、低濃度、濃度むら等の現象が発生す
るという問題があった。したがって、現像剤担持体の直
径が15mm以下で、潜像保持体の直径が20mm以下
の超小型の画像形成装置の系において、濃度、画質の満
足な画像を形成することができる画像形成方法について
は、未だ充分なものが出現していないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実情
に鑑み、その問題点を解決することを目的としてなされ
たものである。すなわち、本発明の第1の目的は、省ス
ペースの観点で優れた超小型画像形成装置に適用される
画像形成方法を提供することにある。また、本発明の第
2の目的は、現像剤の帯電の立ち上がりが良好で、かつ
帯電分布がシャープであって、低現像性、濃度むら、現
像ゴーストの問題が生じにくい、超小型画像形成装置に
適用される画像形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、特定の外径を有する現像ロールと感光体ドラ
ムを使用することにより、装置の小型化を可能とし、現
像ロール上にのみキャリアを保持させ、現像剤に0.3
〜3μmの微粉末を含有させることによって、低現像
性、濃度むら、現像ゴースト等の問題を解決し得ること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の画像形成方法は、潜像
保持体上に潜像を形成する工程、現像装置内の現像剤担
持体上に担持された現像剤を用いて潜像保持体上にトナ
ー像を形成する工程、該トナー像を転写体上に転写する
工程、潜像担持体上の残留トナーを除去するクリーニン
グ工程を有するものであって、該潜像保持体の外径が1
0ないし20mmの範囲にあり、かつ現像剤担持体の外
径が5ないし15mmの範囲にあり、該現像装置が現像
剤担持体とその背後に位置するトナー室からなり、現像
に際して現像剤担持体上に担持される現像剤が、磁性キ
ャリアと結着樹脂および着色剤を含有するトナー粒子と
よりなり、さらに平均粒子径0.3ないし3.0μmの
微粉末を含有することを特徴とする。
【0009】図1は、本発明においてトナー像を形成す
る工程における、現像剤担持体上に担持された現像剤の
状態を説明するものであって、3は現像剤担持体であ
り、8はトナーと磁性キャリアとよりなる現像剤であ
り、81はトナーである。本願発明においては、現像剤
のキャリアはトナーと共に現像剤担持体上に担持された
状態で現像が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の画像形成方法に使
用する電子写真装置の一例を示すものであって、図にお
いて、潜像保持体1の周囲には、ローラー帯電器2、現
像剤担持体3を備えた現像器4、ローラー転写器5およ
びブレードクリーナー6が配設されており、そして現像
器4に配設された現像剤担持体3の背後はトナー室41
となっており、そのトナー室内にトナーが充填されるよ
うになっている。なお、7は現像剤層厚規制部材であ
る。
【0011】本発明の上記画像形成装置においては、ま
ず、潜像保持体上に潜像を形成する工程において、感光
ドラム等の潜像保持体1上に、ローラー帯電器2により
一様に帯電した後、図示しないレーザー書き込み装置に
よって反転露光を行い、静電潜像を形成させる。次い
で、形成された潜像を保持する潜像保持体1は、現像剤
を担持する現像剤担持体3と対向する位置に移動して、
その潜像が現像剤によって現像され、トナー像が形成さ
れる。この場合、現像剤担持体3上には、磁性キャリア
がトナーと共に担持されるように、現像剤層厚規制部材
7を適当な間隔に調整しておき、それによって、磁性キ
ャリアは、その殆ど全てが現像剤担持体上に担持される
ようになる。上記のようにして形成されたトナー像は、
次いでローラー転写器5によって、紙等の転写体上に転
写され、一方、潜像保持体の上に残留するトナーは、ブ
レード式クリーナー6によりクリーニングされ、次の複
写工程のために供される。
【0012】本発明において、潜像保持体としては、電
子写真感光体または静電記録用誘電体等が使用できる。
電子写真感光体は、円筒状支持体上に感光層を有するも
のであって、感光層としては、有機系、アモルファスシ
リコン等公知のものが使用できる。また、円筒状支持体
としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金を押出
し成型した後、表面加工する等の公知の製法により得ら
れるが、小径化を達成するためには、金属条または金属
板を丸め、接合部を溶接して円筒形状にしたものが製造
上好ましい。円筒状支持体の材質としては、アルミニウ
ム、ステンレス鋼、ニッケル、銅等を用いることができ
るが、小径化に伴う薄肉化を達成するためにステンレス
鋼、黄銅等が好ましく使用される。また、潜像保持体と
して、基体の外周部にフランジ内周部を嵌合させてなる
駆動フランジが付いた円筒状のものを使用してもよい。
【0013】本発明において、潜像保持体は、外径が1
0〜20mmのものであることが必要である。外径が2
0mmを越えると装置の小型化がはかれず、10mmよ
り小さいと現像領域が狭くなることにより現像性が極端
に低下し、また転写、クリーニングが良好に行われなく
なる。
【0014】本発明に用いる現像剤担持体としては、そ
の基体が、アルミニウムまたはアルミニウム合金を押出
し成型後、表面加工する等の公知の製法により得られる
が、小径化を達成するためには、金属条または金属板を
丸め、接合部を溶接して円筒形状にしたものが製造性上
好ましい。基体の材質としては、アルミニウム、ステン
レス鋼、ニッケル、銅等を用いることができるが、小径
化に伴う薄肉化を達成するためにはステンレス鋼、黄銅
等が好ましく使用される。また、基体にカーボンブラッ
ク、アルミニウム等の導電性粉末を分散させた樹脂層を
設けてもよい。また適度な帯電を付与するために、基体
の表面に、酸化、金属メッキまたは化学処理等の処理を
施してもよい。また、現像剤の層形成を安定化させるた
めに、現像剤担持体表面を適度に粗面化してもよい。現
像剤担持体は、外径が5〜15mmの範囲にあることが
必要である。外径が15mmを越えると装置の小型化が
はかれず、また、5mmより小さいと内部磁石の設置が
困難になる。
【0015】本発明に用いる現像剤は、磁性キャリアと
結着樹脂および着色剤を含有するトナー粒子とよりな
り、さらに平均粒子径0.3ないし3.0μmの微粉末
を含有するものであって、上記微粉末は、トナー粒子に
添加混合されてトナーの形で使用される。トナー粒子の
構成成分の一つである結着樹脂としては、トナー用とし
て従来から使われている公知の樹脂が使用できる。例え
ば、1または2以上のビニルモノマーのホモポリマーお
よびコポリマーが使用される。代表的なビニルモノマー
としては、スチレン、p−クロルスチレン、ビニルナフ
タレン、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、イ
ソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン類、例
えば塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、ギ酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニル、カプロン酸ビニル等のビニル
エステル類、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、アクリ
ル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、メチル−
α−クロルアクリレート、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチル等のエチレン性モノ
カルボン酸およびそのエステル類、例えばアクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のエチレ
ン性モノカルボン酸誘導体、例えば、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル等のエチ
レン性ジカルボン酸およびそのエステル類、例えば、ビ
ニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソ
プロペニルケトン等のビニルケトン類、例えばビニルメ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル等の如きビニルエーテル類、例えば、ビニリ
デンクロリド、ビニリデンクロルフロリド等のビニリデ
ンハロゲン化物、例えば、N−ビニルピロール、N−ビ
ニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニル
ピロリドン等のN−ビニル化合物等があげられる。
【0016】また、着色剤としては、例えば、カーボン
ブラック、ニグロシン等のアジン系染料、サリチル酸ク
ロム錯体のようなクロム系染料、アニリンブルー、クロ
ムイエロー、群青、メチレンブルークロライド、フタロ
シアニンブルー、ローダミン6Gレーキ等、従来公知の
ものならば何如なるものでも使用することができる。ま
た着色剤として、磁性体を含有させることもできる。磁
性体としては、公知の磁性体、例えば、鉄、コバルト、
ニッケル等の金属およびこれらの合金、Fe34 、γ
−Fe2 3 、コバルト添加酸化鉄等の金属酸化物、M
nZnフェライト、NiZnフェライト等の各種フェラ
イトが使用できる。着色剤の含有量は、適宜設定される
が、一般にトナー全量に対して染料、顔料の場合は1〜
50重量%、磁性体の場合は20〜80重量%の範囲で
含有させればよい。また、本発明に用いるトナー粒子に
は、荷電制御、電気抵抗制御等の目的で、種々の材料、
例えば、マレイン酸を単量体成分として含む共重合体の
如き高分子酸、4級アンモニウム塩等を含有させること
ができるが、カラートナー中に用いる場合にはその色調
を阻害しない範囲のものを選択するのが望ましい。さら
にまた、耐オフセット性をより完全にするために、離型
剤を添加してもよい。離型剤としては、炭素数8以上の
パラフィン、ポリオレフィン等が好ましく、例えば、パ
ラフィンワックス、パラフィンラテックス、マイクロク
リスタリンワックス等が使用できる。
【0017】本発明において、現像剤には微粉末が添加
されるが、微粉末は数平均粒子径で0.3〜3μmの範
囲のものを含有することが必要であり、好ましくは0.
5〜2μmの範囲のものを含有する。この範囲の粒子径
を有する微粉末をトナーに添加することによる画像濃度
の向上、および濃度むら、現像ゴーストの低減について
は、その詳細な作用機構は現在のところ明確ではない
が、仮説として、トナー粒子間でスペーサー的な作用を
なし、トナー粒子同士の静電気的な凝集を抑制し、トナ
ー粒子がキャリアとむらなく均一に摩擦帯電をすること
により、迅速かつ均一にトナー粒子が帯電するためでは
ないかと考えられる。微粉末が、平均粒子径0.3μm
未満のもののみよりなる場合、あるいは微粉末の平均粒
径が3μmを超える場合には、上記の効果が十分発揮さ
れない。
【0018】平均粒子径0.3〜3.0μmの範囲の微
粉末としては、シリカ、チタニア等の無機微粉末、脂肪
酸或いはその誘導体及び金属塩等の有機微粉末、フッ素
系樹脂、アクリル系樹脂もしくはスチレン系樹脂等の樹
脂微粉末等が使用でき、チタニア、酸化セリウム、チタ
ン酸ストロンチウム、酸化鉄等が特に好ましい。それら
はシランカップリング剤やシリコーンオイル等により疎
水化処理等の表面処理が施されたものであってもよい。
上記の範囲の粒子径を持つ微粉末の添加量は、トナーに
対し0.1〜10重量%の範囲が好ましい。添加量が
0.1重量%未満の場合は効果が十分ではなく、添加量
が10重量%を超えると潜像保持体を傷付ける等の悪影
響が出てくるので、上記の範囲が好ましい。
【0019】本発明の現像剤においては、上記の粒子径
の範囲の微粉末の他に、トナーの帯電性、耐久性、流動
性或いはクリーニング性を向上することを目的として、
粒子径のさらに小さな他の微粉末を添加することもでき
る。具体的には、シリカ、チタニア等の無機微粉末、脂
肪酸或いはその誘導体及び金属塩等の有機微粉末、フッ
素系樹脂、アクリル系樹脂もしくはスチレン系樹脂等の
樹脂微粉末等が使用できる。それらはシランカップリン
グ剤やシリコーンオイル等により疎水化処理等の表面処
理が施されたものでもあってもよい。
【0020】本発明においては、磁性キャリアは上記し
たように図1に示すように現像剤担持体上にのみ存在す
るようにして現像が行われるが、使用できる磁性キャリ
アとしては、鉄粉、各種フェライト粉、各種マグネタイ
ト粉、各種金属粉等があげられる。これらは、必要に応
じ帯電調整等の目的で表面に樹脂被覆層を設けることも
できる。また、結着樹脂と磁性粉を溶融混練し粉砕、分
級することにより得られた粒子、或いは結着樹脂と磁性
粉を溶融混練し、噴霧冷却し造粒することにより得られ
た粒子、すなわち、いわゆる分散型キャリアも好適に使
用できる。帯電制御の目的で種々の顔料および染料を同
時に混練してもよい。この際使用する結着樹脂、磁性
粉、帯電調整剤にはトナー用として例示したものがすべ
て使用できる。
【0021】本発明においては、現像剤担持体上に新し
いトナーを追加した際の電荷交換性が良好で新しく追加
されたトナーの帯電の立ち上がりが速いことが必要であ
る。そのためには、磁性キャリアには、電荷交換促進剤
として、金属酸化物、脂肪酸あるいはその誘導体および
金属塩等の有機微粉末、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂
もしくはスチレン系樹脂等の樹脂微粉末、カーボンブラ
ック等微粉末を含有させてもよい。それら微粉末はその
表面に疎水化処理等の表面処理を施したものであっても
よい。磁性キャリアが、鉄粉、各種フェライト粉、各種
マグネタイト粉、金属粉などの粉末粒子表面に樹脂被覆
層を設けたものである場合には、電荷交換促進剤として
金属酸化物、カーボンブラック等の導電粉を樹脂被覆層
中に含有させたり、或いは、上記粉末粒子表面が一部露
出するように樹脂被覆層を設けてもよい。
【0022】磁性キャリアは、体積平均粒子径で20〜
200μmの範囲のものが好ましく使用でき、より好ま
しくは30〜100μmの範囲のものである。粒子径が
20μmより小さいと磁性キャリアが現像剤担持体上か
ら感光体上に移行する現象が発生しやすくなり、200
μmより大きいと本来の目的であるトナーの帯電付与が
不十分となる。
【0023】トナーと磁性キャリアとの配合割合は適宜
設定することができるが、キャリアの量により現像剤担
持体上の現像剤中のトナー濃度が制御され、キャリア量
が多いとトナー濃度は低くなりキャリア量が少ないとト
ナー濃度は高く制御される。一般には、トナー濃度は現
像剤の10〜70重量%の範囲が好ましく、より好まし
くは20〜50重量%の範囲である。トナー濃度が10
重量%より低いと、高画像密度の複写物を得る場合に、
濃度低下、濃度むら等が発生しやすくなる。また、70
重量%より高くなると、背景かぶりが発生しやすくな
る。
【0024】なお、本発明に用いるトナーにおける粒子
径は、コールターカウンター社製粒度測定器TA−I
I、アパーチャー径100μmで測定した値である。ト
ナーの製造方法は、従来公知の方法を用いることができ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明するが、
これらにより本発明が限定されるものではない。 実施例1 (トナーの製造) 結着樹脂:スチレン−n−ブチルアクリレート(80/20) 共重合体(重量平均分子量:130000) 46重量部 磁性粉:マグネタイト 50重量部 帯電制御剤:アゾ系Fe染料 1重量部 (商品名:T−77、保土谷化学社製) 離型剤:低分子量ポリプロピレン (ビスコール660P、三洋化成社製) 3重量部 上記組成物からなる混合物を押出し機により加熱溶融・
混練した後、粉砕、分級して、体積平均粒子径6μmの
トナー粒子を得た。得られたトナー粒子100重量部に
対して、平均粒子径15nmの疎水性コロイダルシリカ
1重量部、および平均粒子径1μmの酸化チタン微粉末
0.5重量部をヘンシェルミキサーで外添し、トナーを
得た。 (キャリアの製造)メチルメタクリレート−スチレン−
ビニルピロリドン(78/20/2)共重合体15重量
部をトルエン100重量部に溶解した。得られた溶液を
体積平均粒子径50μmの粒状フェライト2000重量
部に加え、減圧型ニーダーコーターによって被覆処理を
行い、キャリアを得た。
【0026】次に上記キャリア15gを図2に示した構
成を有する現像装置の現像剤担持体3上に担持させた
後、トナーを投入してテストを行い評価した。評価は、
初期および10000枚印字した後の画質について行っ
た。トナー濃度は30重量%であった。ここで潜像保持
体1としては、ステンレス鋼板を丸め、接合部をTIG
溶接したものを基体とする外径15mmの円筒状有機感
光体を使用し、現像剤担持体3としては、ステンレス鋼
板を丸め、接合部をTIG溶接した後に、内部に700
Gのマグネットを入れた長さ250mm、外径10mm
の現像ロールを使用し、アルミニウム製の現像剤層厚規
制部材7としては、現像剤担持体3と0.5mmの距離
で対向させて現像剤の薄層を形成した。潜像保持体1と
現像剤担持体3は、0.4mmの間隙となるように配置
した。また、潜像保持体1はローラー帯電器2で−40
0Vに帯電させた後、半導体レーザー書き込み装置を用
いて反転露光(画像部露光)を行い、露光部−50V、
非露光部−400Vの表面電位を有する静電潜像を形成
させた。また、現像剤担持体3には−300Vの直流電
圧を印加して上記の静電潜像の現像を行った。また、潜
像保持体の周速は60mm/s、現像剤担持体の周速は
150mm/sとし、トナーの転写はローラー転写器5
を用い、クリーニングはブレードクリーナー6を用いて
行った。テストの結果、最初から最後まで、高濃度で、
濃度むらや、ゴーストのない複写画像が得られた。結果
を表1に示す。なお、濃度(SAD)はX−rite濃
度計によって測定した値である。
【0027】実施例2 (キャリアの製造) 結着樹脂:スチレン−n−ブチルアクリレート(80/20) 共重合体(重量平均分子量:300000) 25重量部 磁性粉:マグネタイト(EPT−1000戸田工業社製) 70重量部 帯電制御剤:8−ナイロン 5重量部 上記成分を加圧ニーダーで溶融混練し、さらにターボミ
ルおよび分級機を用いて粉砕、分級を行い、体積平均粒
子径40μmのキャリアを得た。実施例1におけるキャ
リアの代わりに上記キャリア8gを用いた以外は、実施
例1と同様にして評価した。トナー濃度は43重量%で
あった。 実施例3 実施例1における酸化チタン微粉末の代わりに粒子径1
μmの酸化セリウム微粉末1重量部を使用した以外は、
実施例1と同様にして評価した。トナー濃度は31重量
%であった。
【0028】比較例1 酸化チタンを使用しない以外は、実施例1と同様にして
評価した。トナー濃度は27重量%であった。 比較例2 図2に示す現像装置の現像剤層厚規制部材7を、図3に
示すようにウレタンゴム製現像剤層厚規制部材7aに変
更し、現像剤担持体3に0.5N/cmの線圧で当接さ
せた現像装置を使用し、また、キャリアを使用しない以
外は実施例1に記載のものと同一のトナーよりなる現像
剤を使用し、実施例1と同様にして評価した。なお、図
3における他の符号は、図2におけるものと同意義を有
する。
【0029】以下に、評価結果をまとめて示す。
【0030】
【表1】 (濃度ムラ)○:濃度差0.05未満、△:濃度差0.05〜0.3 ×:濃度差0.3以上 (ゴースト)○:未発生、△:濃度差0.3未満、×:濃度差0.3以上
【0031】
【発明の効果】本発明の画像形成方法においては、上記
のように小径の潜像保持体と、小径の現像剤担持体を用
い、かつ、現像剤として磁性キャリアと結着樹脂および
着色剤を含有するトナー粒子とよりなり、さらに平均粒
子径0.3ないし3.0μmの微粉末を含むものを用
い、そして現像に際して磁性キャリアが現像剤担持体上
に担持された状態で現像が行われるから、現像剤の帯電
の立ち上がりが良好で、かつ帯電分布がシャープであっ
て、低現像性、濃度むら、現像ゴーストの問題が生じに
く、高濃度で、濃度むら、現像ゴーストのない高画質の
画像を、小型の画像形成装置によって作製することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のトナー像を形成する工程に
おける、現像剤担持体上に担持された現像剤の状態を説
明する説明図である。
【図2】 本発明の画像形成方法を実施するための画像
形成装置の一例の概略構成図である。
【図3】 比較例2において使用した画像形成装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
1…潜像保持体、2…ローラー帯電器、3…現像剤担持
体、4…現像器、41…トナー室、5…ローラー転写
器、6…ブレードクリーナー、7…現像剤層厚規制部
材、8…現像剤、81…トナー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 13/08 Z (72)発明者 井上 豊文 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 奥野 広良 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 奥山 浩江 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 藤井 隆寿 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉原 宏太郎 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像保持体上に潜像を形成する工程、現
    像装置内の現像剤担持体上に担持された現像剤を用いて
    潜像保持体上にトナー像を形成する工程、該トナー像を
    転写体上に転写する工程、潜像担持体上の残留トナーを
    除去するクリーニング工程を有する画像形成方法におい
    て、該潜像保持体の外径が10ないし20mmの範囲に
    あり、かつ該現像剤担持体の外径が5ないし15mmの
    範囲にあり、該現像装置が現像剤担持体とその背後に位
    置するトナー室からなり、現像に際して現像剤担持体上
    に担持される現像剤が、磁性キャリアと結着樹脂および
    着色剤を含有するトナー粒子とよりなり、さらに平均粒
    子径0.3ないし3.0μmの微粉末を含有することを
    特徴とする画像形成方法。
JP7232623A 1995-09-11 1995-09-11 画像形成方法 Pending JPH0980912A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864031B2 (en) 2000-12-26 2005-03-08 Sharp Kabushiki Kaisha Electrophotographic developer and image-forming method using the developer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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