JPH0979092A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JPH0979092A
JPH0979092A JP7234462A JP23446295A JPH0979092A JP H0979092 A JPH0979092 A JP H0979092A JP 7234462 A JP7234462 A JP 7234462A JP 23446295 A JP23446295 A JP 23446295A JP H0979092 A JPH0979092 A JP H0979092A
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JP
Japan
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intake
exhaust gas
gas recirculation
amount
passage
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JP7234462A
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English (en)
Inventor
Kensuke Nagamura
謙介 長村
Hiroaki Hashigaya
浩昭 橋ケ谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M26/45Sensors specially adapted for EGR systems
    • F02M26/46Sensors specially adapted for EGR systems for determining the characteristics of gases, e.g. composition
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】EGR制御の高精度化を図ること。 【解決手段】目標EGR率と、シリンダに吸入される新
気量と、に基づいて、シリンダ内に吸入される目標EG
R量を求め、この目標EGR量を追従性よく且つ高精度
に達成できるように、EGR弁から吸気弁までのEGR
ガスの動的な特性を考慮したうえで、コレクタ6に流入
させるべき目標のEGR量を算出し(コレクタ目標EG
R量演算部18が担当する)、この値とEGR弁11a
の前後の差圧とからEGR弁の開度を求め(EGR弁目
標開度演算部19が担当する)、当該目標開度が得られ
るように、EGR弁11aを開度制御するようにする。
これにより、定常運転時は勿論、過渡運転時にあっても
目標EGR率を良好に達成することができ、以って運転
性能、黒煙,パティキュレート,燃費等の悪化を所定範
囲内に抑えつつ、排気性能、騒音等を最大限向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の制御装
置に関し、詳しくは、EGR(排気還流)装置を備えた
内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EGR装置を備えた内燃機関の制
御装置として、例えば特開昭61−215426号公報
に開示されるようなものがある。かかる従来の構成は、
ディーゼル機関1のシリンダヘッド,シリンダライナ,
ピストン5等により形成される燃焼室(以下、シリンダ
とも言う)に臨んで、吸・排気を行なうための吸気弁2
と排気弁4とが設けられると共に、燃料を噴射供給する
ための燃料噴射弁3が設けられている。また、排気弁4
に連通する排気マニホールド7は、排気通路7Aに接続
されるが、この排気通路7Aには、ターボチャージャー
8のタービンが介装されている。
【0003】一方、吸気弁2に連通するコレクタ6に
は、吸気通路6Aが接続されるが、該吸気通路6Aに
は、前記ターボチャージャ8のタービンに連結されたコ
ンプレッサが介装され、当該コンプレッサにより過給さ
れた吸気が導かれるようになっている。なお、所望の過
給圧に制御するために、タービンに排気エネルギを所定
以上供給させないように、所定の排気圧力で開弁し、排
気の一部がタービンをバイパスしてそのまま排出される
ようにしたバイパス通路7Bとウェイストゲート弁12
aが設けられている。
【0004】そして、前記コレクタ6と、前記排気マニ
ホールド7と、は排気の一部を吸気系に還流(EGR)
させるための排気還流通路9を介して連通されている。
このEGR通路9には、所望のEGR率(排気還流量/
新気吸入空気流量)を得るべく、EGR弁駆動用リニア
ソレノイド11bにより、連続的に開度制御されるEG
R弁11aが介装されている。また、吸気通路6Aに
は、より広範に亘って所望のEGR率を達成できるよう
に、吸気絞り弁駆動用リニアソレノイド10bにより、
吸気圧力を連続的に制御可能な吸気絞り弁10aが介装
されている。
【0005】更に、新気吸入空気流量を検出するための
エアフローメータ13が、吸気通路6Aの入口部分に介
装されている。上記の構成を備えた従来の内燃機関を制
御するコントロールユニット15は、以下のように機能
し、運転状態に応じた目標のEGR率を達成し、以って
運転性能、黒煙,パティキュレート,燃費等の悪化を所
定範囲内に抑えつつ、排気性能(特に、NOxの低減に
有効。尚、低温時等にあってはHCも低減できる)、騒
音(dP/dθの低減)等を図ろうとしている。
【0006】目標EGR率設定部15aでは、アクセル
開度と機関回転速度等に基づいて、目標EGR率を設定
する。EGR弁・吸気絞り弁目標開度設定部15cで
は、目標EGR率設定部15aからの出力である目標E
GR率と、後述する予測EGR率演算部15fの予測値
と、に基づいて、目標EGR弁開度,目標吸気絞り弁開
度を出力する。
【0007】EGR弁開度制御部15d,吸気絞り弁開
度制御部15eでは、入力された目標値に従い、EGR
弁11aと吸気絞り弁10aの開度制御(ソレノイドを
駆動する電流制御)を行なう。予測EGR率演算部15
fの内部では、シリンダへの吸入空気量演算部15gに
おいて機関の運転状態(アクセル開度や機関回転速度
等)に基づいてシリンダへ流れるガス(新気+EGRガ
ス)の質量流量を求め、また、コレクタへの吸入新気量
変換部15iにおいてエアフローメータ13の出力から
コレクタ6へ流入する新気の質量流量を求める。
【0008】そして、コレクタへの吸入EGR量演算部
15hでは、シリンダへの吸入空気量演算部15gの出
力であるシリンダへ流れるガスの質量流量と、コレクタ
への吸入新気量変換部15iの出力であるコレクタ6へ
流れる新気の質量流量と、の差を求めることで、コレク
タ6へ流れるEGRガスの質量流量を求める。EGR率
演算部15jについては、コレクタへの吸入EGR量演
算部15hの出力であるコレクタ6へ流れるEGRガス
の質量流量と、コレクタへの吸入新気量変換部15iの
出力であるコレクタ6へ流れる新気の質量流量と、を入
力として、EGR率の予測値を出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
EGR装置では、シリンダへ流れるガス全体の質量流量
は、コレクタ6へ流れるEGRガスと新気の質量流量の
和に等しいと考え、コレクタ6へ流れるEGRガスの質
量流量は、シリンダへ流れるガス全体の質量流量と、コ
レクタ6へ流れる新気の質量流量と、の質量流量差に等
しいとしている。更に、予想されるEGR率は、コレク
タ6へ流れる新気とEGRガスの質量流量から求めるよ
うにしている。
【0010】しかし、実際には、シリンダへ流れるガス
全体の質量流量は、コレクタへ流れる新気とEGRガス
の質量流量の和ではない場合があるため(例えば、アイ
ドルから加速状態になったときに、コレクタへの流量は
急に増加するが、シリンダへの流量は遅れをもって徐々
に増加して行くような場合等)、シリンダへ流れるガス
全体の質量流量と、コレクタへ流れる新気の質量流量
と、の差は、コレクタへ流れるEGRガスの質量流量の
予測値として正確でなく、この値とコレクタへ流れる新
気の質量流量から求めたEGR率の予測値も正確でなく
なる場合が考えられる。即ち、これにより、制御目標と
なる目標EGR率が正確でなくなるために、運転性能等
を維持しつつ、排気性能を最大に改善できない惧れがあ
る。
【0011】また、従来装置におけるEGR率の予測
は、コレクタに吸入される気体のEGR率であり、本来
制御したいシリンダに吸入される気体のEGR率とは異
なっており、上記の問題と相俟って、EGR制御の精度
低下を招く原因となる惧れがある。更に、各弁(EGR
弁11a,吸気絞り弁10a)を流れる質量流量は、そ
の弁の前後の差圧と弁開度により決定されるが、目標E
GR率(量)を達成すべく各弁の開度を設定するに際
し、各弁の前後差圧の情報が与えられていなかったた
め、目標値に対する追従性を十分に向上できていなかっ
た。
【0012】本発明は、かかる従来の実情に鑑みなされ
たもので、気筒内に吸入されるガスのEGR率が目標E
GR率となるように、EGR弁から吸気弁までのEGR
ガスの動的な特性を考慮したうえで、コレクタ(排気還
流ガスが充填される部分の吸気通路)に流入する目標E
GR量を求め、この値とEGR弁前後の差圧とから直接
EGR弁の開度を求めるようにすることで、制御応答性
を高めつつ目標EGR率の設定精度を高め、以ってEG
R制御の高精度化を図るようにした内燃機関の制御装置
を提供することを目的とする。また、本装置の更なる高
精度化を図ることも本発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明にかかる内燃機関の制御装置は、図1に示すよ
うに、内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通する排気
還流通路と、前記排気還流通路に介装され、排気還流率
を制御する排気還流弁と、を備えた内燃機関の制御装置
において、気筒内に吸入される新気量を検出する気筒吸
入新気量検出手段と、機関運転状態に応じて目標排気還
流率を設定する目標排気還流率設定手段と、前記気筒内
に吸入される新気量と、前記目標排気還流率と、に基づ
いて、気筒内に吸入されるべき目標の排気還流量を演算
する気筒吸入目標排気還流量演算手段と、前記演算され
た気筒吸入目標排気還流量と、排気還流弁から機関吸気
弁までの排気還流ガスの動的な特性と、に基づいて、吸
気通路に吸入されるべき目標の排気還流量を演算する吸
気通路吸入目標排気還流量演算手段と、前記演算された
吸気通路吸入目標排気還流量と、吸気通路内の圧力と、
排気還流通路内の圧力と、排気密度と、に基づいて、前
記排気還流弁の目標開度を演算する排気還流弁目標開度
演算手段と、前記演算された目標開度が得られるよう
に、前記排気還流弁を駆動制御する排気還流制御手段
と、を含んで構成した。
【0014】このように、排気還流弁から吸気弁までの
排気還流ガスの動的な特性を考慮したうえで、吸気通路
に流れ込む目標排気還流量を求め、この値と、排気還流
弁の前後の差圧と、に基づいて、排気還流弁の開度を演
算し、その開度に制御するようにしたので、気筒内に吸
入されるべき目標排気還流率に、精度よく、かつ、追従
性よく制御することができ、定常運転時は勿論、過渡運
転時にあっても目標の排気還流率を良好に達成すること
ができ、以って運転性能、黒煙,パティキュレート,燃
費等の悪化を所定範囲内に抑えつつ、排気性能、騒音等
を最大限向上させるることができる。請求項2に記載の
発明では、前記排気還流弁から機関吸気弁までの排気還
流ガスの動的な特性が、機関回転速度と、排気還流ガス
が充填される部分の吸気通路容積と、行程容積と、体積
効率と、に基づいて演算されるように構成した。
【0015】これにより、前記排気還流弁から機関吸気
弁までの排気還流ガスの動的な特性を、高精度に演算で
きることになる。請求項3に記載の発明では、前記気筒
吸入新気量検出手段を、吸気通路に吸入される新気量
と、当該吸入された新気の気筒への動的な特性と、に基
づいて、気筒内に吸入される新気量を求める手段で構成
した。
【0016】これにより、気筒内に吸入される新気量を
特別のセンサ等で実測する必要がないので、コスト低減
等を図れると共に、吸気弁近傍にセンサ等を設ける場合
に対し、レイアウト性や通気抵抗・空気流動特性(スワ
ール比等)等の悪化を防止できることになる。請求項4
に記載の発明では、前記新気の気筒への動的な特性が、
機関回転速度と、吸気通路容積と、行程容積と、体積効
率と、に基づいて演算されるように構成した。
【0017】これにより、前記新気の気筒への動的な特
性を、高精度に演算できることになる。請求項5に記載
の発明では、前記体積効率が、機関回転速度と、吸気通
路内の圧力と、に基づいて推定されるように構成した。
【0018】これにより、高精度に体積効率を推定する
ことができるので、体積効率を測定するための特別なセ
ンサを不要とし、コスト低減等を図ることができる。請
求項6に記載の発明では、吸気通路と排気還流通路との
連通部上流の吸気通路に吸気絞り弁を介装した場合にお
いて、前記吸気通路に吸入される新気量が、吸気絞り弁
開度と、吸気絞り弁下流の吸気通路内の圧力と、吸気絞
り弁上流の吸気通路内の圧力と、大気密度と、に基づい
て算出されるように構成した。
【0019】これにより、吸気通路に吸入される新気量
を高精度に算出できるので、特別なセンサで測定する必
要がなく、コスト低減等を図ることができる。請求項7
に記載の発明では、前記吸気絞り弁開度は、前記目標排
気還流率設定手段により設定される目標排気還流率に基
づいて設定され、当該吸気絞り弁開度が得られるように
前記吸気絞り弁が吸気絞り弁制御手段により駆動制御さ
れるように構成した。請求項8に記載の発明では、前記
吸気絞り弁下流の吸気通路内の圧力が、排気還流通路内
の温度と、吸気絞り弁上流の吸気通路内の温度と、機関
回転速度と、体積効率と、気筒内に吸入される新気量
と、気筒内に吸入される排気還流量と、行程容積と、大
気の分子量と、排気の分子量と、に基づいて算出される
ように構成した。
【0020】これにより、吸気絞り弁下流の吸気通路内
の圧力を、高精度に算出できると共に、特別なセンサで
測定する必要がなく、コスト低減等を図ることができ
る。請求項9に記載の発明では、内燃機関が過給機を備
えた場合において、前記排気還流通路内の温度が、吸気
絞り弁上流の吸気通路内の温度と、気筒内に吸入される
新気量と、気筒内に吸入される排気還流量と、排気還流
通路内の圧力と、大気圧力と、排気の比熱比と、燃料噴
射量と、に基づいて算出されるように構成した。
【0021】これにより、排気還流通路内の温度を、高
精度に算出できると共に、特別なセンサで測定する必要
がなく、コスト低減等を図ることができる。請求項10
に記載の発明では、内燃機関が過給機を備えた場合にお
いて、前記吸気絞り弁上流の吸気通路内の温度が、吸気
絞り弁上流の吸気通路内の圧力と、大気圧力と、大気の
比熱比と、過給機のコンプレッサーの効率と、に基づい
て算出されるように構成した。
【0022】これにより、吸気絞り弁上流の吸気通路内
の温度を、高精度に算出できると共に、特別なセンサで
測定する必要がなく、コスト低減等を図ることができ
る。請求項11に記載の発明では、前記気筒内に吸入さ
れる排気還流量が、排気還流弁から機関吸気弁までの排
気還流ガスの動的な特性に基づいて、吸気通路に吸入さ
れる排気還流量から算出されるように構成した。
【0023】これにより、気筒内に吸入される排気還流
量を、高精度に算出できると共に、特別なセンサで測定
する必要がなく、コスト低減等を図ることができる。請
求項12に記載の発明では、前記排気還流弁から機関吸
気弁までの排気還流ガスの動的な特性が、機関回転速度
と、吸気絞り弁下流の吸気通路容積と、行程容積と、体
積効率と、に基づいて演算されるように構成した。
【0024】これにより、排気還流弁から機関吸気弁ま
での排気還流ガスの動的な特性を、高精度に演算できる
こととなる。請求項13に記載の発明では、前記吸気通
路に吸入される排気還流量が、排気還流弁の開度と、吸
気絞り弁下流の吸気通路内の圧力と、排気還流通路内の
圧力と、排気密度と、に基づいて算出されるように構成
した。
【0025】これにより、吸気通路に吸入される排気還
流量を、高精度に算出できると共に、特別なセンサで測
定する必要がなく、コスト低減等を図ることができる。
請求項14に記載の発明では、前記体積効率が、機関回
転速度と、吸気絞り弁下流の吸気通路内の圧力と、に基
づいて推定されるように構成した。
【0026】これにより、高精度に体積効率を推定する
ことができるので、体積効率を測定するための特別なセ
ンサを不要とし、コスト低減等を図ることができる。請
求項15に記載の発明では、内燃機関が過給機を備えな
い場合において、前記吸気通路内の圧力若しくは吸気絞
り弁上流の吸気通路内の圧力を大気圧力とし、前記吸気
通路内温度若しくは吸気絞り弁上流の吸気通路内の温度
を大気温度として各種演算を行なうようにした。
【0027】これにより、演算処理の簡略化が図られる
ことになる。請求項16に記載の発明では、内燃機関が
過給機を備えない場合において、前記排気還流通路内の
温度を、大気温度と、気筒内に吸入される新気量と、気
筒内に吸入される排気還流量と、燃料噴射量と、に基づ
いて算出するように構成した。
【0028】これにより、演算処理の簡略化が図られる
ことになる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を添付
の図面に基づいて説明する。図2は、本発明の第1の実
施形態の全体構成を示すが、従来装置と同一要素には同
一の符号を付して説明する。ディーゼル機関1のシリン
ダヘッド,シリンダライナ,ピストン5等により形成さ
れる燃焼室(シリンダ)に臨んで、吸・排気を行なうた
めの吸気弁2と排気弁4とが設けられると共に、燃料を
噴射供給する燃料噴射弁3が設けられている。また、排
気弁4に連通する排気マニホールド7は、排気通路(以
下、排気管とも言う)7Aに接続されるが、この排気通
路7Aには、ターボチャージャー(以下、過給機とも言
う)8のタービンが介装されている。なお、従来同様
に、バイパス通路7Bにはウェイストゲート弁12aも
設けられている。
【0030】一方、吸気弁2に連通するコレクタ6に
は、吸気通路(以下、吸気管とも言う)6Aが接続され
るが、該吸気通路6Aには、前記ターボチャージャー8
のタービンに連結されたコンプレッサが介装され、当該
コンプレッサにより過給された吸気が導かれるようにな
っている。ここで、当該コレクタ6が、本発明における
「排気還流ガスが充填される部分の吸気通路」に相当す
る。
【0031】ところで、当該実施形態では、ターボチャ
ージャー8を用いて説明するが、ターボチャージャーに
限らず、他の過給機(スーパーチャージャー,コンプレ
ックス式過給機等)を採用することも可能である。ま
た、本実施形態では、4気筒エンジンを想定している
が、これに限るものでもない。そして、前記コレクタ6
と、前記排気マニホールド7と、は排気の一部を吸気系
に還流(EGR)させるための排気還流通路(以下、E
GR管,EGR通路とも言う)9を介して連通され、こ
のEGR通路9には、所望のEGR率(排気還流量/新
気吸入空気流量)を得るべく、EGR弁駆動用リニアソ
レノイド11bにより連続的に開度制御される排気還流
弁(以下、EGR弁とも言う)11aが介装されてい
る。ここで、当該EGR弁駆動用リニアソレノイド11
b,コントロールユニット15が、本発明における排気
還流制御手段を構成している。
【0032】また、吸気通路6Aには、より広範に亘っ
て所望のEGR率を達成できるように、吸気絞り弁駆動
用リニアソレノイド10bにより吸気圧力を連続的に制
御可能な吸気絞り弁10aが介装されている。ここで、
当該吸気絞り弁駆動用リニアソレノイド10b,コント
ロールユニット15が、本発明における吸気絞り弁制御
手段を構成する。
【0033】更に、従来装置で採用していたエアフロー
メータ13に代えて、本実施形態においては、EGR通
路9内の圧力(Pegr)を検出するための圧力センサ
22aと、吸気通路6A(コンプレッサ下流から吸気絞
り弁10a上流の間)内の吸気圧力(Pint)を検出
するための圧力センサ22bと、が設けられるようにな
っている。なお、これらの圧力センサ22a,22bの
検出信号は、コントロールユニット15へ入力されるよ
うになっている。
【0034】コントロールユニット15は、CPU,R
OM,RAM,入・出力I/F,A/D変換器等を備え
た機関制御用のマイクロコンピュータで、本実施形態に
おけるコントロールユニット15では、圧力センサ22
a,22bの検出信号の他、各種信号(アクセル開度,
機関回転速度,機関温度〔例えば冷却水温〕等)を入力
し、以下のように機能するようになっている。即ち、コ
ントロールユニット15が、本発明における気筒吸入新
気量検出手段、目標排気還流率設定手段、気筒吸入目標
排気還流量演算手段、吸気通路吸入目標排気還流量演算
手段、排気還流弁目標開度演算手段、排気還流制御手段
としての機能をソフトウェア的に備えていることにな
る。
【0035】コントロールユニット15内の燃料噴射量
設定部15Bでは、アクセル開度,機関回転速度,機関
温度等に基づいて、燃料噴射量(Qf)を設定する。こ
こで、当該燃料噴射量の設定マップの一例を、図15に
示しておく。目標EGR率設定部15aでは、燃料噴射
量設定部15bからの出力である燃料噴射量Qf,及び
機関回転速度,機関温度等に基づいて、目標EGR率
(シリンダが真に吸入するEGR率の目標値)を設定す
る。ここで、目標EGR率の設定マップの一例を、図1
6に示しておく。
【0036】各弁目標開度演算部16では、目標EGR
率と、機関回転速度と、燃料噴射量設定部15Bからの
出力である燃料噴射量Qfと、圧力センサ22aの出力
であるEGR通路9内の圧力(Pegr)と、圧力セン
サ22bの出力である吸気通路6A内の圧力(Pin
t)と、を入力として、目標EGR弁開度、目標吸気絞
り弁開度を出力する。当該演算部16での演算例につい
ては、後述する。
【0037】EGR弁開度制御部15d,吸気絞り弁開
度制御部15eでは、各弁目標開度演算部16で演算さ
れ、入力された目標値(目標EGR弁開度、目標吸気絞
り弁開度)に従い、各弁の開度制御(ソレノイドに流す
電流制御)を行なう。ここで、各弁目標開度演算部16
での演算処理について説明する。
【0038】シリンダ吸入新気量・コレクタ内圧演算部
及び体積効率推定部17では、機関回転速度と、Qf
と、Pintと、Pegrと、後述するEGR弁目標開
度演算部19の出力である目標EGR弁開口面積(Ae
gr)と、吸気絞り弁16aの出力である目標吸気絞り
弁開口面積(Atvo)と、を入力として、コレクタ6
内の圧力(Pcol)と、シリンダへ流れる新気の質量
流量(Qcw)と、体積効率(ηv)と、を出力する。
当該処理については、後述する。
【0039】吸気絞り弁目標開度演算部16aでは、目
標EGR率からマップ検索等により、Atvoと、目標
吸気絞り弁開度と、を求め出力する。目標吸気絞り弁開
度は、Atvoから、開度と開口面積の関係を表すマッ
プを用いて求める。当該吸気絞り弁開度設定マップの一
例を、図18に示す。なお、吸気絞り弁10aは、EG
R率を増大させるときに、開度を絞ることにより、Pc
olを減少させ、EGRガスをコレクタ6へ流れ込み易
くするものである。
【0040】コレクタ目標EGR量演算部18では、η
vと、Qcwと、目標EGR率と、機関回転速度と、を
入力として、コレクタ6への目標EGR量(MQe)を
出力する。当該処理については後述する。EGR弁目標
開度演算部19では、Pcolと、Pegrと、MQe
と、を入力として、Aegrと、目標EGR弁開度と、
を出力する。目標EGR弁開度は、Aegrから、開度
と開口面積の関係を表すマップを用いて求める。EGR
弁開度設定マップの一例を、図18に示す(なお、吸気
絞り弁10aとEGR弁11aとは、同じような特性で
駆動させる)。当該EGR弁目標開度演算部19の内部
では、例えば、以下のようなベルヌーイの式を用いた計
算を行なう。
【0041】Aegr=MQe/〔2(Pegr−Pc
ol)・ρexh〕1/2 MQe(kg/ sec ):コレクタの目標EGR量 Pegr(Pa) :EGR通路内の圧力 Pcol(Pa) :コレクタ内の圧力 ρexh(kg/m3 ):排気密度 Aegr(m2 ) :目標EGR弁開口面積 ここで、ρexhは定数として与えるか、実測値でもよ
い。次に、シリンダ吸入新気量・コレクタ内圧演算部及
び体積効率推定部17での処理について説明する。
【0042】コレクタへの吸入新気量演算部17aで
は、Pintと、Pcolと、Atvo(目標吸気絞り
弁開口面積は、実際の開口面積とほぼ等しい)と、を入
力として、コレクタ6へ流れる新気の質量流量(Qw)
を出力する。このコレクタへの吸入新気量演算部17a
の内部では、例えば、以下のようなベルヌーイの式を使
った計算を行なう。
【0043】Qw={〔2(Pint−Pcol)×ρ
a〕1/2 }×Atvo Qw(kg/ sec ):コレクタへの吸入新気量 Pint(Pa):吸気通路内の圧力 Pcol(Pa):コレクタ内の圧力 Atvo(m2 ):目標吸気絞り弁開口面積 ρa (kg/m3 ):大気密度 ここで、ρaは定数として与えるか、実測値でもよい。
コレクタへの吸入EGR量演算部17bでは、Pegr
と、Pcolと、Aegr(目標EGR弁開口面積は、
実際の開口面積とほぼ等しい)と、を入力として、コレ
クタ6へ流れるEGRガスの質量流量(Qe)を出力す
る。このコレクタへの吸入EGR量演算部17bの内部
では、例えば、以下のようなベルヌーイの式を使った計
算を行なう。
【0044】Qe={〔2(Pegr−Pcol・
-1)×ρexh〕1/2 }×(Aegr・Z-1) Qe(kg/ sec ):コレクタへの吸入EGR量 Pegr(Pa):EGR通路内の圧力 Pcol(Pa):コレクタ内の圧力 Aegr(m2 ):目標EGR弁開口面積 ρexh(kg/m3 ):排気密度 ここで、ρexhは定数として与えるか、実測値でもよ
い。シリンダへの吸入新気量演算部17cでは、Qw
と、機関回転速度と、ηvと、を入力として、Qcwを
出力する。このシリンダへの吸入新気量演算部17cの
内部では、例えば、以下のような計算を行なう。
【0045】Qcw={1/〔30Vcol/(Vcyl・ηv
・Δt・Ne)+1〕}×Qw+{1−1/〔30Vcol
/(Vcyl・ηv・Δt・Ne)+1〕}×(Qcw・Z
-1) Qcw(kg/ sec ):シリンダへの吸入新気量 Vcol(m3 ) :コレクタ容積 Vcyl(m3 ) :行程容積 Δt(sec) :1演算時間 Ne(rpm) :機関回転速度 ηv :体積効率 Qw(kg/sec) :コレクタへの吸入新気量 ここで、Vcol,Vcyl,Δtは、定数として与え
る。シリンダへの吸入EGR量演算部17dでは、Qe
と、機関回転速度と、ηvと、を入力として、シリンダ
へ流れるEGRガスの質量流量(Qce)を出力する。
このシリンダへの吸入EGR量演算部17dの内部で
は、例えば以下のような計算を行なう。
【0046】Qce={1/〔30Vcol/(Vcyl・[ηv・Z
-1]・Δt・Ne)+1〕}×Qe+{1−1/〔30Vcol/
(Vcyl・[ηv・Z-1]・Δt・Ne)+1〕}×(Qc
e・Z-1) Qce(kg/ sec ):シリンダへの吸入EGR量 Vcol(m3 ) :コレクタ容積 Vcyl(m3 ) :行程容積 Δt(sec) :1演算時間 Ne(rpm) :機関回転速度 ηv :体積効率 Qe(kg/sec) :コレクタへの吸入EGR量 ここで、Vcol,Vcyl,Δtは、定数として与え
る。吸気通路内温度演算部17eでは、Pintを入力
として、吸気通路内温度(Tint)を出力する。この
吸気通路内温度演算部17eの内部では、例えば以下の
ような計算を行なう。
【0047】Tint={〔Pint/Pa〕(1-1/ka)
−1+ηcom }×Ta/ηcom Tint(K) :吸気通路内の温度 Ta (K) :大気の温度 Pint(Pa):吸気通路内の圧力 Pa (Pa):大気圧 ka :大気の比熱比 ηcom :過給機のコンプレッサの効率 ここで、Ta,ηcom ,Pa,kaは、定数として与え
るか、実測値でもよい。
【0048】コレクタ内圧演算部17gでは、Tint
と、EGR通路内の温度(Tegr)と、Qceと、Q
cwと、ηvと、機関回転速度と、を入力として、コレ
クタ内圧力(Pcol)を出力する。このコレクタ内圧
演算部17gの内部では、例えば、以下のような計算を
行なう。 Pcol =30Ra/(Vcyl・[ηv・Z-1]・Ne)・{(Qcw
・Z-1)・Tint}+30Rexh/(Vcyl・[ηv・Z-1
・Ne)・(Qce ・Tegr) Pcol(Pa):コレクタ内の圧力 Ra(Pa・m3/K・kg):気体定数/(大気分子量・1
-3) Rexh(Pa・m3/K・kg):気体定数/(排気分子量・1
-3) Vcyl(m3 ) :行程容積 Ne(rpm) :機関回転速度 ηv :体積効率 Qcw(kg/sec) :シリンダへの吸入新気量 Qce(kg/sec) :シリンダへの吸入EGR量 Tint(K) :吸気通路内の温度 Tegr(K) :EGR通路内の温度 ここで、Vcylは定数として与える。RaとRexh
は定数として与えるか若しくは実測値でもよい。体積効
率推定部17hでは、Pcolと、機関回転速度と、を
入力として、予め用意されたマップを用いてηvを出力
する。体積効率設定マップの一例を、図17に示す。E
GR通路内温度演算部17fでは、Tintと、Qce
と、Qcwと、Pegrと、Qfと、を入力として、E
GR通路9内の温度(Tegr)を出力する。このEG
R通路内温度演算部17fでの内部処理については後述
する。コレクタ温度演算部21aでは、Tintと、Q
cwと、Qceと、Tegrと、を用いて、コレクタ6
の温度(Tcol)を出力する。このコレクタ温度演算
部21aの内部では、例えば、以下のような計算を行な
う。下式は、熱量のつり合い式を、実用的なEGR率の
範囲で近似したものである。
【0049】Tcol=273 +(Tint −273)+(Tegr ・Z-1
−273)・{Qce/(Qcw・Z-1) } Tcol(K):コレクタ内の温度 Tint(K):吸気通路内の温度 Tegr(K):EGR通路内の温度 Qcw(kg/sec):シリンダへの吸入新気量 Qce(kg/sec):シリンダへの吸入EGR量 排気温度推定部21dでは、Tcolと、Qfと、を入
力として、過給機8のタービン下流の温度(Texh)
を出力する。この排気温度推定部21dの内部では、例
えば、以下のような計算を行なう。
【0050】Qfo=Qf・Z-2*(30/Ne) Qf(kg/stroke):燃料噴射量 Ne(rpm) :機関回転速度 次に、Qfoから、予め用意されたマップ等を用いてT
exhbを設定する。Texhb設定マップの一例を、
図19に示す。
【0051】そして、Tcolを用いて、以下のような
計算を行なってTnoを求める。 Tno=Tcol・Z-3*(30/Ne) Tcol(K):コレクタ内の温度 Ne(rpm):機関回転速度 次に、Tnoと、Texhbと、を用いて、以下のよう
な計算を行なって、Texhを求める。
【0052】Texh=Texhb×Tno Texh(K):過給機のタービン下流の温度 排気通路内温度演算部A(21e)では、Pegrを入
力として、kTexhを出力する(21eの出力をkT
exhとする)。この21eの内部では、例えば、以下
のような計算を行なう。 kTexh=(Pegr/Pa)(1-1/ke) Pegr(Pa):EGR通路内の温度 Pa (Pa):大気圧 ke :排気の比熱比 ここで、keは定数として与えるか、実測値でもよい。
排気通路内温度演算部B(21f)では、Texhと、
kTexhと、を入力として、排気通路内(EGR通路
9の上流、過給機8のタービン上流、ウェイストゲート
12a上流で囲まれる部分)の温度(Tturbo)を
出力する。この21fの内部では、例えば断熱圧縮と仮
定して、以下のような計算を行なう。
【0053】Tturbo=Texh×kTexh Tturbo(K):排気通路内の温度 Texh (K):過給機のタービン下流の温度 EGR通路内温度演算部21gでは、Tturboを入
力として、Tegrを出力する。この21gの内部で
は、例えば、以下のような計算を行なう。なお、kTl
osは、TturboとTegrの実験結果より定める
定数である。
【0054】Tegr=kTlos×(Tturbo−
273)+273 Tturbo(K):排気通路内の温度 Tegr(K) :EGR通路内の温度 つづけて、目標EGR量演算部18での処理について説
明する。
【0055】シリンダ目標EGR量演算部18aでは、
例えば以下のように、目標EGR率(%)にQcwを掛
けて、シリンダに必要とするEGRガスの質量流量(M
Qce)を演算する。 MQce=目標EGR率×0.01×Qcw MQce(kg/sec) :シリンダの目標EGR量 Qcw(kg/sec) :シリンダへの吸入EGR量 進み処理演算部18bでは、MQceと、ηvと、機関
回転速度と、を入力として、MQeを出力する。この進
み処理演算部18bでの処理について説明する。
【0056】進み処理演算部A(20a)では、機関回
転速度と、ηvと、を入力として、以下のような計算を
行なう。この20aの出力を、Kvolとする。 Kvol={1/〔30Vcol/(Vcyl・ηv・Δt・Ne)+
1〕} Vcol(m3 ):コレクタ容積 Vcyl(m3 ):行程容積 Δt(sec) :1演算時間 Ne(rpm) :機関回転速度 ηv :体積効率 ここで、Vcol,Vcyl,Δtは定数として与え
る。進み処理演算部B(20b)では、Kvolと、M
Qceと、を入力として、Kqceを出力する。20b
の内部では、例えば以下のような計算を行なう。
【0057】Kqce=Kvol・MQce+(1−K
vol)・(Kqce・Z-1) MQce(kg/sec) :シリンダの目標EGR量 コレクタ目標EGR量演算部20cでは、MQceと、
Kqceと、を入力として、MQeを出力する。この2
0cの内部では、例えば以下のような計算を行なう。
【0058】MQe=2・MQce−Kqce MQe(kg/sec) :コレクタの目標EGR量 MQce(kg/sec) :シリンダの目標EGR量 ここで、図9に、実際のEGR率と、従来装置の予測E
GR率と、の比較結果を示す。図10に、実際のEGR
率と、本発明の第1の実施形態における予測EGR率
(QcwとQceとの比から求めたもの)と、の比較結
果を示す。なお、何れの場合もシミュレーション結果で
ある。
【0059】従来装置における予測EGR率は、吸気絞
り弁10aから吸気弁2までと、EGR弁11aから吸
気弁2までの動的な特性を考慮せずに、コレクタ6へ流
れ込む新気の質量流量と、コレクタ6に流れ込むEGR
ガスの質量流量と、の比をとったものである。但し、コ
レクタ6に流れ込むEGRガスの質量流量は、シリンダ
に流れ込む新気とEGRガスの混合気の質量流量から、
コレクタ6に流れ込む新気の質量流量を差し引いたもの
である。なお、本発明の第1の実施形態における予測E
GR率は、前述したような動的な特性を考慮している。
また、第1の実施形態においては、EGR弁11aの開
度設定に際し、EGR弁11aの前後差圧を考慮したう
えで、開度設定するようにしているので、かかる点を考
慮しない従来装置に比べ、追従性を格段に向上できてい
る。
【0060】図9,図10から、第1の実施形態のほう
が、従来装置に対して、過渡時におけるEGR率の予測
精度を高くできることがわかる。なお、図9,図10の
運転条件は、7秒間のアイドル運転から加速状態になっ
た場合である。以上説明したように、第1の実施形態に
よれば、EGR弁11aから吸気弁2までのEGRガス
の動的な特性を考慮したうえで、コレクタ6に流れ込む
目標EGR量を求め、この値と、EGR弁11a前後の
差圧と、に基づいて、直接EGR弁11aの開度を演算
することによって、シリンダに吸入されるべき目標EG
R率に、精度よく、かつ、追従性よく制御することがで
き、定常運転時は勿論、過渡運転時にあっても目標のE
GR率を良好に達成することができ、以って運転性能、
黒煙,パティキュレート,燃費等の悪化を所定範囲内に
抑えつつ、排気性能(特に、NOxの低減に有効。尚、
低温軽負荷時等にあってはHCも低減できる)、騒音
(圧力上昇速度dP/dθの低減)等を最大限向上させ
ることができる。例えば、低負荷時には比較的高いEG
R率でEGRをかけることができるので、燃焼速度の低
減により、最大限NOxを低減することができ、また、
圧力上昇速度(dP/dθ)が低減されるので騒音低減
も図ることができ、そして、低負荷時から高負荷時へ移
行するとき等でも、過渡応答性よく高精度にEGRを減
少させることができるので、黒煙やパティキュレートの
悪化、運転性の悪化を最小に抑制することができる。
【0061】更に、過渡時のEGR制御遅れによる黒煙
等の悪化を抑制すべく従来行なわれていた燃料噴射量の
減量補正を行う必要もなくなるので、かかる点からも運
転性(加速フィーリング等)の悪化を防止することがで
きるものである。なお、第1の実施形態におけるEGR
弁11aの目標開度を演算する部分に関しては、本願出
願人等による特願平7−92631号において開示した
吸入空気量からEGR弁前後の差圧(EGR通路9内の
圧力とコレクタ6内の圧力との差)を予測するものに対
して、以下のような効果がある。
【0062】EGR通路9内の圧力を予測するための演
算が不要になり、より安価なコントロールユニットを使
用することができる。そして、特願平7−92631号
に開示したものでは、排気系や吸気系の製造バラツキや
異物体積等の経時変化により、EGR制御系の特性が変
化してもそれを補償することができないが、本発明の第
1の実施形態によれば、EGR通路9内の圧力を測定す
るので、上記特性の変化を補償することができ、長期間
使用してもEGR制御精度を高く維持することができ、
品質の向上等を一層促進することができる。つづけて、
本発明の第2の実施形態から第5の実施形態について説
明する。
【0063】第2の実施形態から第4の実施形態では、
EGR通路9内の温度と、吸気通路6A内の温度の少な
くとも一方を実測するものである。第5の実施形態は、
過給機が付いていない場合の実施形態である。図11
は、本発明の第2の実施形態の全体構成を示す図であ
る。
【0064】この第2の実施形態は、第1の実施形態に
対して、EGR通路9内のEGR弁11a上流の温度
(Tegr)を実測するためのEGR通路内温度検出手
段(温度センサ23a)を追加したものであり、その他
は同様である。当該第2の実施形態では、第1の実施形
態と同様の効果を奏するのは勿論、更に演算処理の簡略
化等が図られており、Tegrが、実測値(検出値)と
して与えられるので、第1の実施形態におけるEGR通
路内温度演算部17fでの演算処理が不要となり、コレ
クタ内圧演算17gには、実測値(検出値)のTegr
が入力されることになる。図12は、本発明の第3の実
施形態の全体構成を示す図である。
【0065】この第3の実施形態は、第1の実施形態に
対して、吸気通路6A内の吸気絞り弁10a上流の温度
(Tint)を実測するための吸気通路内温度検出手段
(温度センサ23b)を追加したものであり、その他は
同様である。当該第3の実施形態では、第1の実施形態
と同様の効果を奏するのは勿論、更に演算処理の簡略化
等が図られており、Tintが、実測値(検出値)とし
て与えられるので、第1の実施形態における吸気通路内
温度演算部17eでの演算処理が不要となり、コレクタ
内圧演算17gと、EGR通路内温度演算部17fに
は、実測値(検出値)のTintが入力されることにな
る。図13は、本発明の第4の実施形態の全体構成を示
す図である。
【0066】この第4の実施形態では、第1の実施形態
に対して、EGR通路9内のEGR弁11a上流の温度
(Tegr)を実測するための温度センサ23aと、吸
気通路6A内の吸気絞り弁10a上流の温度(Tin
t)を実測するための温度センサ23bを追加したもの
である。当該第4の実施形態では、第1の実施形態と同
様の効果を奏するのは勿論、更に演算処理の簡略化等が
図られており、TegrとTintとが実測値として与
えられるので、第1の実施形態におけるEGR通路内温
度演算部17fと吸気通路内温度演算部17eでの演算
処理が不要となり、コレクタ内圧演算部17gには、実
測値のTerg,Tintが入力されることになる。図
14は、本発明の第5の実施形態の全体構成を示す図で
ある。
【0067】この第5の実施形態では、第1の実施形態
に対し、過給機8を取り除くと共に、吸気通路6A内の
吸気絞り弁10a上流の圧力(Pint)を検出(実
測)する圧力センサ22bを取り除いたものである。か
かる第5の実施形態では、吸気通路6A内の吸気絞り弁
10a上流の圧力(Pint)は、大気圧に等しいもの
とする。また、吸気通路6A内の吸気絞り弁11a上流
の温度(Tint)は、大気温度に等しいものとする。
よって、第1の実施形態と同様の効果を奏するのは勿
論、第1の実施形態における吸気通路内温度演算部17
eでの演算処理が不要になる。また、第1の実施形態に
おける排気通路内温度演算部A(21e)での演算処理
も不要になり、kTexhは「1」に等しいものとす
る。よって、Tturboは、Texhに等しくなるか
ら、排気通路内温度演算部21fでの演算処理も不要と
なる。ところで、上記各実施形態において、吸気絞り弁
10aについては省略することも可能である。即ち、吸
気絞り弁10aは、通常所望のEGR率を達成できるよ
うに吸気負圧を増大させるために用いられるが、吸気絞
り弁10aを設けなくても、所望のEGR率が得られる
場合(例えば、要求EGR率が元々低い場合、元々スロ
ットル弁があり吸気負圧の大きい火花点火式機関に適用
する場合等)には省略することができる。
【0068】また、直接噴射式ディーゼル機関に限ら
ず、副室式ディーゼル機関にも本発明を適用でき、また
火花点火式のオットー機関にあっても本発明を適用する
ことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排気還流弁から吸気弁までの排気還流ガスの動的な特性
を考慮したうえで、吸気通路に流れ込む目標排気還流量
を求め、この値と、排気還流弁の前後の差圧と、に基づ
いて、排気還流弁の開度を演算し、その開度に制御する
ようにしたので、気筒内に吸入されるべき目標排気還流
率に、精度よく、かつ、追従性よく制御することがで
き、定常運転時は勿論、過渡運転時にあっても目標の排
気還流率を良好に達成することができ、以って運転性
能、黒煙,パティキュレート,燃費等の悪化を所定範囲
内に抑えつつ、排気性能、騒音等を最大限向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態における全体構成図。
【図3】同上実施形態におけるコントロールユニット内
の構成を説明するブロック図。
【図4】同上実施形態における各弁の目標開度演算部を
説明するブロック図。
【図5】同上実施形態におけるシリンダ吸入新気量・コ
レクタ内圧演算部、体積効率推定部を説明するブロック
図。
【図6】同上実施形態におけるEGR通路内温度演算部
を説明するブロック図。
【図7】同上実施形態における目標EGR量演算部を説
明するブロック図。
【図8】同上実施形態における進み処理演算部を説明す
るブロック図。
【図9】従来装置のシミュレーション結果を示すタイム
チャート。
【図10】第1の実施形態におけるシミュレーション結
果を示すタイムチャート。
【図11】第2の実施形態における全体構成図。
【図12】第3の実施形態における全体構成図。
【図13】第4の実施形態における全体構成図。
【図14】第5の実施形態における全体構成図。
【図15】燃料噴射量の設定マップの一例を示す図。
【図16】目標EGR率の設定マップの一例を示す図。
【図17】体積効率の設定マップの一例を示す図。
【図18】吸気絞り弁開度とEGR弁開度の設定マップ
の一例を示す図。
【図19】Texhbの設定マップの一例を示す図。
【図20】従来装置の全体構成の一例を示す図。
【図21】従来装置のコントロールユニット内の構成を
説明するブロック図。
【図22】従来装置のコントロールユニット内の予測E
GR率演算部を説明するブロック図。
【符号の説明】
1 内燃(ディーゼル)機関 2 吸気弁 3 燃料噴射弁 4 排気弁 5 ピストン 6 コレクタ 6A 吸気通路 7 排気マニホールド 7A 排気通路 7B バイパス通路 8 ターボチャージャー 9 EGR通路 10a 吸気絞り弁 10b 吸気絞り弁駆動用リニアソレノイド 11a EGR弁 11b EGR弁駆動用リニアソレノイド 12a ウェイストゲート弁 15 コントロールユニット 15a 目標EGR率設定部 15b 燃料噴射量設定部 15d EGR弁制御部 15e 吸気絞り弁制御部 16 EGR弁・吸気絞り弁目標開度演算部 16a 吸気絞り弁目標開度演算部 17 シリンダ吸入新気量・コレクタ内圧演算部及び
体積効率推定部 17a コレクタへの吸入新気量演算部 17b コレクタへの吸入EGR量演算部 17c シリンダへの吸入新気量演算部 17d シリンダへの吸入EGR量演算部 17e 吸気通路内温度演算部 17f EGR通路内温度演算部 17g コレクタ内圧力演算部 17h 体積効率推定部 18 目標EGR率演算部 18a シリンダ目標EGR量演算部 18b 進み処理演算部 19 EGR弁目標開度演算部 20a 進み処理演算部A 20b 進み処理演算部B 20c コレクタ目標EGR量演算部 21a コレクタ温度演算部 21d 排気温度推定部 21e 排気通路内温度演算部A 21f 排気通路内温度演算部B 21g EGR通路内温度演算部 22a 圧力センサ 22b 圧力センサ 23a 温度センサ 23b 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 23/00 F02D 23/00 J 41/02 360 41/02 360

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通す
    る排気還流通路と、 前記排気還流通路に介装され、排気還流率を制御する排
    気還流弁と、 を備えた内燃機関の制御装置において、 気筒内に吸入される新気量を検出する気筒吸入新気量検
    出手段と、 機関運転状態に応じて目標排気還流率を設定する目標排
    気還流率設定手段と、 前記気筒内に吸入される新気量と、前記目標排気還流率
    と、に基づいて、気筒内に吸入されるべき目標の排気還
    流量を演算する気筒吸入目標排気還流量演算手段と、 前記演算された気筒吸入目標排気還流量と、排気還流弁
    から機関吸気弁までの排気還流ガスの動的な特性と、に
    基づいて、吸気通路に吸入されるべき目標の排気還流量
    を演算する吸気通路吸入目標排気還流量演算手段と、 前記演算された吸気通路吸入目標排気還流量と、吸気通
    路内の圧力と、排気還流通路内の圧力と、排気密度と、
    に基づいて、前記排気還流弁の目標開度を演算する排気
    還流弁目標開度演算手段と、 前記演算された目標開度が得られるように、前記排気還
    流弁を駆動制御する排気還流制御手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記排気還流弁から機関吸気弁までの排気
    還流ガスの動的な特性が、機関回転速度と、排気還流ガ
    スが充填される部分の吸気通路容積と、行程容積と、体
    積効率と、に基づいて演算されることを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】前記気筒吸入新気量検出手段が、吸気通路
    に吸入される新気量と、当該吸入された新気の気筒への
    動的な特性と、に基づいて、気筒内に吸入される新気量
    を求める手段であることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】前記新気の気筒への動的な特性が、機関回
    転速度と、吸気通路容積と、行程容積と、体積効率と、
    に基づいて演算されることを特徴とする請求項3に記載
    の内燃機関の制御装置。
  5. 【請求項5】前記体積効率が、機関回転速度と、吸気通
    路内の圧力と、に基づいて推定されることを特徴とする
    請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 【請求項6】吸気通路と排気還流通路との連通部上流の
    吸気通路に吸気絞り弁を介装した場合において、 前記吸気通路に吸入される新気量が、吸気絞り弁開度
    と、吸気絞り弁下流の吸気通路内の圧力と、吸気絞り弁
    上流の吸気通路内の圧力と、大気密度と、に基づいて算
    出されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の
    制御装置。
  7. 【請求項7】前記吸気絞り弁開度は、前記目標排気還流
    率設定手段により設定される目標排気還流率に基づいて
    設定され、当該吸気絞り弁開度が得られるように前記吸
    気絞り弁が吸気絞り弁制御手段により駆動制御されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 【請求項8】前記吸気絞り弁下流の吸気通路内の圧力
    が、排気還流通路内の温度と、吸気絞り弁上流の吸気通
    路内の温度と、機関回転速度と、体積効率と、気筒内に
    吸入される新気量と、気筒内に吸入される排気還流量
    と、行程容積と、大気の分子量と、排気の分子量と、に
    基づいて算出されることを特徴とする請求項6または請
    求項7に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 【請求項9】内燃機関が過給機を備えた場合において、 前記排気還流通路内の温度が、吸気絞り弁上流の吸気通
    路内の温度と、気筒内に吸入される新気量と、気筒内に
    吸入される排気還流量と、排気還流通路内の圧力と、大
    気圧力と、排気の比熱比と、燃料噴射量と、に基づいて
    算出されることを特徴とする請求項8に記載の内燃機関
    の制御装置。
  10. 【請求項10】内燃機関が過給機を備えた場合におい
    て、 前記吸気絞り弁上流の吸気通路内の温度が、吸気絞り弁
    上流の吸気通路内の圧力と、大気圧力と、大気の比熱比
    と、過給機のコンプレッサーの効率と、に基づいて算出
    されることを特徴とする請求項8または請求項9に記載
    の内燃機関の制御装置。
  11. 【請求項11】前記気筒内に吸入される排気還流量が、
    排気還流弁から機関吸気弁までの排気還流ガスの動的な
    特性に基づいて、吸気通路に吸入される排気還流量から
    算出されることを特徴とする請求項8〜請求項10の何
    れか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  12. 【請求項12】前記排気還流弁から機関吸気弁までの排
    気還流ガスの動的な特性が、機関回転速度と、吸気絞り
    弁下流の吸気通路容積と、行程容積と、体積効率と、に
    基づいて演算されることを特徴とする請求項11に記載
    の内燃機関の制御装置。
  13. 【請求項13】前記吸気通路に吸入される排気還流量
    が、排気還流弁の開度と、吸気絞り弁下流の吸気通路内
    の圧力と、排気還流通路内の圧力と、排気密度と、に基
    づいて算出されることを特徴とする請求項11または請
    求項12に記載の内燃機関の制御装置。
  14. 【請求項14】前記体積効率が、機関回転速度と、吸気
    絞り弁下流の吸気通路内の圧力と、に基づいて推定され
    ることを特徴とする請求項12または請求項13に記載
    の内燃機関の制御装置。
  15. 【請求項15】内燃機関が過給機を備えない場合におい
    て、 前記吸気通路内の圧力若しくは吸気絞り弁上流の吸気通
    路内の圧力を大気圧力とし、 前記吸気通路内温度若しくは吸気絞り弁上流の吸気通路
    内の温度を大気温度としたことを特徴とする請求項1〜
    請求項14の何れか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  16. 【請求項16】内燃機関が過給機を備えない場合におい
    て、 前記排気還流通路内の温度を、大気温度と、気筒内に吸
    入される新気量と、気筒内に吸入される排気還流量と、
    燃料噴射量と、に基づいて算出することを特徴とする請
    求項8に記載の内燃機関の制御装置。
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