JPH0977400A - 呼び登録操作装置、ホール呼び登録装置及びかご呼び登録装置 - Google Patents

呼び登録操作装置、ホール呼び登録装置及びかご呼び登録装置

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JPH0977400A
JPH0977400A JP23159695A JP23159695A JPH0977400A JP H0977400 A JPH0977400 A JP H0977400A JP 23159695 A JP23159695 A JP 23159695A JP 23159695 A JP23159695 A JP 23159695A JP H0977400 A JPH0977400 A JP H0977400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者が安心してエレベータを利用でき
るようにする。 【解決手段】 視覚障害者が呼び登録操作装置1を携帯
し、エレベータホールにおいて自分が行こうとする行先
階を行先階データ入力部12を用いて入力操作すると、行
先階無線信号出力部14が行先階データを所定の無線信号
aに変換して出力する。すると、ホール呼び登録装置2
の解析部22がこの行先階データの無線信号を受信して行
先階を解析してデータ送受信部23に与え、行先階データ
をエレベータ制御装置3に向けて信号線bを通じてデー
タ伝送する。エレベータ制御装置3で行先階データを受
信して所定の行先階の登録を行う。そして行先階の登録
が完了すれば行先階登録確認信号を信号線に出力し、こ
れをホール呼び登録装置2のデータ送受信部23で受信
し、アナウンス部24,25 が行先階の確認アナウンスを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線信号送受信機能
を利用する携帯型の呼び登録操作装置を使用してエレベ
ータの呼び登録を行うための呼び登録操作装置、ホール
呼び登録装置及びかご呼び登録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ装置では通常、エレベータか
ご内に操作盤が設置されていて、これがエレベータ制御
室のエレベータ制御盤と信号線で接続され、エレベータ
利用者はかご内の操作盤に設置されている行先階呼びボ
タンを操作することによりその呼び登録信号をエレベー
タ制御盤側で受け取り、所定階に停止するように呼び登
録する構成である。
【0003】しかしながらこのようなシステムの場合、
特に視覚障害者が利用しようとすると呼び登録ボタンに
表示されている行先階番号を見ることができないために
行先階登録操作が難しい問題点がある。
【0004】そこで、行先階の音声を発することによっ
てその音声認識により行先階の登録を行えるようにした
り、行先階登録ボタンのそばに点字の行先階標識を添付
したりして視覚障害者でも容易に利用できるように配慮
したエレベータ装置が使用されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに視覚障害者にも利用できるように配慮した従来のエ
レベータ装置では、音声認識による行先階登録を可能と
したものの場合にはシステムのコストがかさむ問題点が
あり、また周囲の暗雑音レベルが大きいと音声認識しに
くくて容易に登録できない問題点があり、点字を利用し
た簡易な仕組みのものの場合にはエレベータが停止した
階が視覚障害者の登録した目的階であるかどうか正しく
認識することができない問題点がある。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、視覚障害を持つ利用者に携帯型の呼び
登録操作装置を持たせ、エレベータホールあるいはかご
内で呼び登録を無線信号を利用して行うことができ、そ
の登録確認をアナウンスあるいは手に持っている呼び登
録操作装置自体からの音若しくは振動によって確認する
ことができる呼び登録操作装置、ホール呼び登録装置及
びかご呼び登録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の呼び登
録操作装置は、行先階データ入力部と、この行先階デー
タ入力部から入力された行先階データを無線信号に変換
して出力する行先階無線信号出力部とを備え、携帯可能
な大きさの筐体に収容されたものである。
【0008】請求項2の発明のホール呼び登録装置は、
行先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線
を通じて外部から入力される行先階登録確認信号を受信
するデータ送受信部と、所定の行先階データの無線信号
を受信し、行先階を解析してデータ送受信部に与える行
先階解析部と、データ送受信部が外部から行先階登録確
認信号を受信した時に音声案内するアナウンス部とを備
え、エレベータホールに設置されたものである。
【0009】これらの請求項1の発明の呼び登録操作装
置と、請求項2の発明のホール呼び登録装置との組合せ
によって次のようにして行先階登録とその確認が可能と
なる。エレベータを利用しようとする人、特に視覚障害
者が常時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホー
ルにおいて自分が行こうとする行先階を行先階データ入
力部を用いて入力操作すると、行先階無線信号出力部が
行先階データを所定の無線信号に変換して出力する。
【0010】すると、ホール呼び登録装置の解析部がこ
の行先階データの無線信号を受信して行先階を解析して
データ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御
装置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエ
レベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボ
タンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階
の登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階
登録確認信号を信号線に出力し、これをホール呼び登録
装置のデータ送受信部で受信し、アナウンス部が登録さ
れた行先階の確認アナウンスを行う。
【0011】したがって、エレベータを利用しようとす
る人は呼び登録操作装置を用いて行先階の登録操作を行
うことにより、ホール呼び登録装置のアナウンス部が音
声によって行先階の確認を行い、これを聞いて利用者は
自分の行先階が正しく登録されたことを確認し、安心し
てエレベータに乗り込むことができる。
【0012】請求項3の発明のかご呼び登録装置は、行
先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線を
通じて外部から入力される行先階登録確認信号を受信す
るデータ送受信部と、所定の行先階データの無線信号を
受信し、行先階を解析してデータ送受信部に与える行先
階解析部と、データ送受信部が外部から行先階登録確認
信号を受信した時に音声案内するアナウンス部とを備
え、エレベータかご内に設置されたものである。
【0013】これらの請求項1の発明の呼び登録操作装
置と、請求項3の発明のかご呼び登録装置との組合せに
よって次のように行先階登録とその確認が可能となる。
エレベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールに停
止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうとする
行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作すると、
行先階無線信号出力部が行先階データを所定の無線信号
に変換して出力する。
【0014】すると、かご呼び登録装置の解析部がこの
行先階データの無線信号を受信して行先階を解析してデ
ータ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御装
置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエレ
ベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボタ
ンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階の
登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階登
録確認信号を信号線に出力し、これをかご呼び登録装置
のデータ送受信部で受信し、アナウンス部が登録された
行先階の確認アナウンスを行う。
【0015】したがって、エレベータを利用しようとす
る人はエレベータかごに乗り込み、呼び登録操作装置を
用いて行先階の登録操作を行うことにより、かご呼び登
録装置のアナウンス部が音声によって行先階の確認を行
い、これを聞いて利用者は自分の行先階が正しく登録さ
れたことを確認し、安心してエレベータの出発を待つこ
とができる。
【0016】請求項4の発明のかご呼び登録装置は、行
先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線を
通じて外部から入力される行先階登録確認信号と目的階
到着信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階デ
ータの無線信号を受信し、行先階を解析してデータ送受
信部に与える行先階解析部と、データ送受信部が外部か
ら行先階登録確認信号又は目的階到着信号を受信した時
に音声案内するアナウンス部とを備え、エレベータかご
内に設置されたものである。
【0017】これらの請求項1の発明の呼び登録操作装
置と、請求項4の発明のかご呼び登録装置との組合せに
よって次のようにして行先階登録とその確認、及び目的
階への到着の確認を行うことができる。エレベータを利
用しようとする人、特に視覚障害者が常時、呼び登録操
作装置を携帯し、エレベータホールに停止したエレベー
タかごに乗り込み、自分が行こうとする行先階を行先階
データ入力部を用いて入力操作すると、行先階無線信号
出力部が行先階データを所定の無線信号に変換して出力
する。
【0018】すると、かご呼び登録装置の解析部がこの
行先階データの無線信号を受信して行先階を解析してデ
ータ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御装
置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエレ
ベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボタ
ンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階の
登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階登
録確認信号を信号線に出力し、これをかご呼び登録装置
のデータ送受信部で受信し、アナウンス部が登録された
行先階の確認アナウンスを行う。
【0019】またエレベータかごが所定の目的階に到着
すればエレベータ制御装置から信号線を通じて目的階到
着信号が送信され、かご呼び登録装置のデータ送受部が
この目的階到着信号を受信し、アナウンス部が目的階到
着を音声案内する。
【0020】したがって、エレベータを利用しようとす
る人はエレベータかごに乗り込み、呼び登録操作装置を
用いて行先階の登録操作を行うことにより、かご呼び登
録装置のアナウンス部が音声によって行先階の確認を行
い、これを聞いて利用者は自分の行先階が正しく登録さ
れたことを確認し、安心してエレベータの出発を待つこ
とができ、また行先階登録したその目的階に到着すると
目的階到着のアナウンスによって目的階到着を知り、確
実に自分の目的階で下車することができるようになる。
【0021】請求項5の発明の呼び登録操作装置は、行
先階データ入力部と、この行先階データ入力部から入力
された行先階データを無線信号に変換して出力する行先
階無線信号出力部と、行先階登録確認を示す無線信号を
受信する無線信号受信部と、無線信号受信部が受信する
無線信号を解析する解析部と、解析部が行先階登録確認
信号を解析した時に音又は振動により行先階登録確認信
号を出力する行先階登録確認信号出力部とを備え、携帯
可能な大きさの筐体に収容されたものである。
【0022】請求項6の発明のホール呼び登録装置は、
行先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線
を通じて外部から入力される行先階登録確認信号と目的
階到着信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階
データの無線信号を受信し、行先階を解析してデータ送
受信部に与える行先階解析部と、データ送受信部が受信
する外部からの行先階登録確認信号を所定の無線信号に
変換して出力する無線信号出力部とを備え、エレベータ
ホールに設置されたものである。
【0023】これらの請求項5の発明の呼び登録操作装
置と、請求項6の発明のホール呼び登録装置との組合せ
によって次のようにして行先階登録とその確認が可能と
なる。エレベータを利用しようとする人、特に視覚障害
者が常時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホー
ルにおいて自分が行こうとする行先階を行先階データ入
力部を用いて入力操作すると、行先階無線信号出力部が
行先階データを所定の無線信号に変換して出力する。
【0024】すると、ホール呼び登録装置の解析部がこ
の行先階データの無線信号を受信して行先階を解析して
データ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御
装置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエ
レベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボ
タンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階
の登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階
登録確認信号を信号線に出力し、これをホール呼び登録
装置のデータ送受信部で受信し、無線信号出力部がそれ
を無線信号に変換して出力する。
【0025】そこで呼び登録操作装置の無線信号受信部
がこの行先階登録確認の無線信号を受信し、解析部で行
先階登録確認信号を解析すれば、行先階登録確認信号出
力部により音又は振動により行先階登録確認信号を出力
する。
【0026】したがって、エレベータを利用しようとす
る人は呼び登録操作装置を用いて行先階の登録操作を行
うことにより、最終的に自分が携帯する呼び登録操作装
置の行先階登録信号出力部による音又は振動による出力
があれば自分の行先階が正しく登録されたものと確認で
き、安心してエレベータに乗り込むことができる。
【0027】請求項7の発明のかご呼び登録装置は、行
先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線を
通じて外部から入力される行先階登録確認信号と目的階
到着信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階デ
ータの無線信号を受信し、行先階を解析してデータ送受
信部に与える行先階解析部と、データ送受信部が受信す
る外部からの行先階登録確認信号を所定の無線信号に変
換して出力する無線信号出力部とを備え、エレベータか
ご内に設置されたものである。
【0028】これらの請求項5の発明の呼び登録操作装
置と、請求項7の発明のかご呼び登録装置との組合せに
よって次のようにして行先階登録とその確認が可能とな
る。エレベータを利用しようとする人、特に視覚障害者
が常時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホール
に停止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうと
する行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作する
と、行先階無線信号出力部が行先階データを所定の無線
信号に変換して出力する。
【0029】すると、かご呼び登録装置の解析部がこの
行先階データの無線信号を受信して行先階を解析してデ
ータ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御装
置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエレ
ベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボタ
ンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階の
登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階登
録確認信号を信号線に出力し、これをかご呼び登録装置
のデータ送受信部で受信し、無線信号出力部がそれを無
線信号に変換して出力する。
【0030】そこで呼び登録操作装置の無線信号受信部
がこの行先階登録確認の無線信号を受信し、解析部で行
先階登録確認信号を解析すれば、行先階登録確認信号出
力部により音又は振動により行先階登録確認信号を出力
する。
【0031】したがって、エレベータを利用しようとす
る人はエレベータかごに乗り込んで呼び登録操作装置を
用いて行先階の登録操作を行うことにより、最終的に自
分が携帯する呼び登録操作装置の行先階登録信号出力部
による音又は振動による出力があれば自分の行先階が正
しく登録されたものと確認でき、安心してエレベータの
出発を待つことができる。
【0032】請求項8の発明の呼び登録操作装置は、行
先階データ入力部と、この行先階データ入力部から入力
された行先階データを無線信号に変換して出力する行先
階無線信号出力部と、外部からの無線信号を受信する無
線信号受信部と、無線信号受信部が受信する無線信号を
解析する解析部と、解析部が行先階登録確認信号を解析
した時に音又は振動により行先階登録確認信号を出力す
る行先階登録確認信号出力部と、解析部が目的階到着確
認信号を解析した時に音又は振動により目的階到着確認
信号を出力する目的階到着確認信号出力部とを備え、携
帯可能な大きさの筐体に収容されたものである。
【0033】請求項9の発明のかご呼び登録装置は、行
先階信号を外部に信号線を通じて送信し、当該信号線を
通じて外部から入力される行先階登録確認信号と目的階
到着信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階デ
ータの無線信号を受信し、行先階を解析してデータ送受
信部に与える行先階解析部と、データ送受信部が受信す
る外部からの行先階登録確認信号及び目的階到着信号を
所定の無線信号に変換して出力する無線信号出力部とを
備え、エレベータかご内に設置されたものである。
【0034】これらの請求項8の発明の呼び登録操作装
置と、請求項9の発明のかご呼び登録装置との組合せに
より次のようにして行先階登録とその確認、及び目的階
到着の確認を行うことができる。エレベータを利用しよ
うとする人、特に視覚障害者が常時、呼び登録操作装置
を携帯し、エレベータホールに停止したエレベータかご
に乗り込み、自分が行こうとする行先階を行先階データ
入力部を用いて入力操作すると、行先階無線信号出力部
が行先階データを所定の無線信号に変換して出力する。
【0035】すると、かご呼び登録装置の解析部がこの
行先階データの無線信号を受信して行先階を解析してデ
ータ送受信部に与え、行先階データをエレベータ制御装
置に向けて信号線を通じてデータ伝送する。そしてエレ
ベータ制御装置で行先階データを通常の行先階呼びボタ
ンからの呼び登録信号と同様に受信して所定の行先階の
登録を行う。そして行先階の登録が完了すれば行先階登
録確認信号を信号線に出力し、これをかご呼び登録装置
のデータ送受信部で受信し、無線信号出力部が行先階登
録確認信号を無線信号に変換して出力する。
【0036】そこで呼び登録操作装置の無線信号受信部
がこの行先階登録確認の無線信号を受信し、解析部で行
先階登録確認信号を解析すれば、行先階登録確認信号出
力部により音又は振動により行先階登録確認信号を出力
する。
【0037】またエレベータかごが所定の目的階に到着
すればエレベータ制御装置から信号線を通じて目的階到
着信号が送信され、かご呼び登録装置のデータ送受部が
この目的階到着信号を受信し、無線信号出力部が目的階
到着信号を所定の無線信号に変換して出力する。そこ
で、呼び登録操作装置の無線信号受信部がこの目的階到
着の無線信号を受信し、解析部で目的階到着信号を解析
すれば、目的階到着信号出力部により音又は振動により
目的階到着信号を出力する。
【0038】したがって、エレベータを利用しようとす
る人はエレベータかごに乗り込み、呼び登録操作装置を
用いて行先階の登録操作を行うことにより、最終的に自
分が携帯する呼び登録操作装置の行先階登録信号出力部
による音又は振動による出力があれば自分の行先階が正
しく登録されたものと確認でき、安心してエレベータの
出発を待つことができ、また目的階到着も目的階到着信
号出力部による音又は振動による出力によって知ること
ができ、正しく目的階で下車することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は請求項1の発明の呼び登録操
作装置の一実施の形態と請求項2の発明のホール呼び登
録装置の一実施の形態とから成るエレベータシステムの
構成例を示しており、このエレベータシステムは携帯型
の呼び登録操作装置1と、この呼び登録操作装置1から
の無線信号を受信して行先階登録処理を行い、登録確認
の音声アナウンスを行う、各階のエレベータホールに設
置されているホール呼び登録装置2と、エレベータの呼
び登録、運転制御を行うエレベータ制御装置3から構成
されている。
【0040】呼び登録操作装置1は、エレベータ利用者
がエレベータホールから自分の行先階を指定してエレベ
ータを呼ぼうとするときに使用するためのもので、携帯
型の小さなケース11に収容される大きさで、起動キ
ー、行先階を指定するテンキー、送信指令を与えるため
のキー、その他、小型化のための必要最小限度の入力操
作キー(視覚障害者が用いることができるように各キー
面には数字を表す点字が付されていることが望ましい)
で成る呼びデータ入力部12、この呼びデータ入力部1
2から入力された操作入力を所定波形の無線信号に変換
する入力データ変換部13と、入力データ変換部13に
よって変換された無線信号を外部空間に出力する無線デ
ータ送信部14と、呼びデータ入力部12からの行先階
データの入力処理、無線信号としての出力処理を制御す
るCPU15から構成されている。
【0041】各階のエレベータホールのホールドア近く
の壁面の適所に設置されているホール呼び登録装置2
は、呼び登録操作装置1から発せられる無線信号aを受
信する無線データ受信部21と、受信した無線信号を通
常エレベータの行先階登録信号に変換する受信データ変
換部22と、この受信データ変換部22が変換した行先
階登録信号をエレベータ制御装置3に向けて送信し、ま
たエレベータ制御装置3から送られてくる行先階登録確
認信号を受信するデータ送受信部23と、行先階登録確
認信号に受けて行先階登録確認をアナウンスするための
音声合成処理を行う音声出力部24と、行先階登録確認
の音声出力を行うスピーカ25と、これらの各部の動作
処理を制御するCPU26から構成されている。
【0042】エレベータ制御装置3はエレベータの運転
制御を行う部分であり、ホール呼び登録装置2から信号
線bを通じて送られてくる行先階登録信号を受信し、ま
た行先階登録確認信号を送信するデータ送受信部31
と、このデータ送受信部31が受信した行先階登録信号
に対して行先階登録処理を行う呼び登録処理部32と、
ホール呼び及びかご呼びを登録し、それに応答してエレ
ベータの運転制御を行う運転制御部33とを備えてい
る。
【0043】上記構成のエレベータシステムによる行先
階登録動作について説明すると、エレベータ利用者、特
に視覚障害者は常時呼び登録操作装置1を携行し、エレ
ベータ利用の必要が生じた時に、エレベータホールのホ
ール呼び登録装置2の近くに来て、この呼び登録操作装
置1を用いて呼びデータ入力部12で自分の行先階を入
力して送信操作を行う。これによって、入力データ変換
部13が行先階の入力データを無線信号に変換し、これ
を無線データ送信部14から無線信号aにして出力す
る。
【0044】ホール呼び登録装置2は無線信号aを無線
データ受信部21で受信し、受信データ変換部22で内
部信号に変換し、これをデータ送受信部23から信号線
bを通じてエレベータ制御装置3に送信する。エレベー
タ制御装置3では、データ送受信部31で行先階データ
を行先階登録信号として受信し、呼び登録部32で行先
階登録を行い、行先階登録確認信号を同じ信号線bを通
じて行先階呼びが発生した階のホール呼び登録装置2に
送信する。
【0045】該当するホール呼び登録装置2のデータ送
受信部23はこの行先階登録確認信号を受信すると、音
声出力部24が行先階確認の音声合成を行い、スピーカ
25から音声として出力し、行先階の登録操作を行った
利用者に聞かせる。例えば、エレベータ利用者が3階の
エレベータホールから10階を行先階として呼び操作を
行うと、正しく行先階登録が行われたのであれば、スピ
ーカ25から「10階が登録されました。」といった呼
び登録確認アナウンスが行われることになる。
【0046】したがってエレベータ利用者は、たとえ目
が見えないような人であっても、呼び登録操作装置1を
携行し、エレベータホールで行先階の登録操作を行え
ば、音声によって行先階登録の確認ができることにな
り、安心してエレベータを利用することができるように
なる。
【0047】次に、図2に基づいて、請求項1の発明の
呼び登録操作装置の一実施の形態と請求項3及び4の発
明のかご呼び登録装置の共通する実施の形態とから構成
されるエレベータシステムについて説明する。このエレ
ベータシステムは図1に示した携帯型の呼び登録操作装
置1と同じ構成の呼び登録操作装置1と、この呼び登録
操作装置1からの無線信号を受信して行先階登録処理を
行い、登録確認の音声アナウンスを行い、加えて登録さ
れた目的階に実際に到着した際に目的階到着アナウンス
も行う、エレベータかご内に設置されているかご呼び登
録装置4と、エレベータの呼び登録、運転制御を行うエ
レベータ制御装置3´から構成されている。
【0048】かご呼び登録装置4は、エレベータかごに
乗り込んだ利用者が呼び登録操作装置1を用いて行先階
登録操作を行う時に、その呼び登録操作装置1から発せ
られる無線信号aを受信する無線データ受信部41と、
受信した無線信号を通常エレベータの行先階登録信号に
変換する受信データ変換部42と、この受信データ変換
部42が変換した行先階登録信号をエレベータ制御装置
3´に向けて信号線cを通じて送信し、またエレベータ
制御装置3´から信号線cを通じて送られてくる行先階
登録確認信号及び目的階到着確認信号を受信するデータ
送受信部43と、行先階登録確認信号に受けて行先階登
録確認をアナウンスし、また目的階到着確認信号を受け
て目的階到着確認をアナウンスするための音声合成処理
を行う音声出力部44と、音声出力部44が音声合成し
た音声を出力するスピーカ45と、これらの各部の動作
処理を制御するCPU46から構成されている。
【0049】エレベータ制御装置3´はエレベータの運
転制御を行う装置であり、かご呼び登録装置4から信号
線cを通じて送られてくる行先階登録信号を受信し、ま
た行先階登録確認信号と目的階到着確認信号とを送信す
るデータ送受信部31と、このデータ送受信部31が受
信した行先階登録信号に対して行先階登録処理を行う呼
び登録処理部32と、ホール呼び及びかご呼びに応答し
てエレベータの運転制御を行い、またかご呼び登録装置
4により登録された目的階にエレベータかごが到着した
ときに目的階到着確認信号をデータ送受信部31に与え
て送信させる運転制御部33とを備えている。
【0050】次に上記構成のエレベータシステムによる
行先階登録動作、目的階到着アナウンス動作について説
明する。エレベータ利用者、特に視覚障害者は常時呼び
登録操作装置1を携行し、エレベータ利用の必要が生じ
た時に、エレベータホールに来て従来から用いられてい
るホール呼びボタン(図示せず)を用いてホール呼びを
行い、エレベータが到着するのを待つ。
【0051】エレベータが到着すればそのエレベータに
乗り込み、エレベータかご内で携帯している呼び登録操
作装置1を用いてその呼びデータ入力部12で自分の行
先階を入力して送信操作を行う。これによって、入力デ
ータ変換部13が行先階の入力データを無線信号に変換
し、これを無線データ送信部14から無線信号aにして
出力する。
【0052】かご呼び登録装置4は無線信号aを無線デ
ータ受信部41で受信し、受信データ変換部42で内部
信号に変換し、これをデータ送受信部43から信号線c
を通じてエレベータ制御装置3´に送信する。エレベー
タ制御装置3´では、データ送受信部31で行先階デー
タを行先階登録信号として受信し、呼び登録部32で行
先階登録を行い、行先階登録確認信号を同じ信号線cを
通じてかご呼び登録装置4に送信する。
【0053】かご呼び登録装置4のデータ送受信部43
はこの行先階登録確認信号を受信すると、音声出力部4
4が行先階確認の音声合成を行い、スピーカ45から音
声として出力し、行先階の登録操作を行った利用者に聞
かせる。この場合も、例えば、エレベータ利用者がエレ
ベータかごに乗り込んで10階を行先階として呼び操作
を行うと、正しく行先階登録が行われたのであれば、ス
ピーカ45から「10階が登録されました。」といった
呼び登録確認アナウンスが行われることになる。
【0054】この行先階の登録確認がなされた後、エレ
ベータ制御装置3´によってエレベータが目的階まで運
転されることになり、行先階登録がなされた階、つまり
目的階に到着すると、運転制御部33が目的階到着確認
指令をデータ送受信部31に与え、データ送受信部31
が信号線cを通じてかご呼び登録装置4に送信する。
【0055】かご呼び登録装置4はこの目的階到着確認
信号を受信すると音声出力部44にその信号を与え、音
声出力部44は目的階到着確認の音声合成処理を行い、
スピーカ45から出力する。例えば、上記の行先階登録
が10階についてなされたものであれば、エレベータか
ごが10階に到着したときにスピーカ45から「10階
に到着しました。」といったアナウンスがなされる。
【0056】したがってエレベータ利用者は、たとえ目
が見えないような人であっても、呼び登録操作装置1を
携行し、エレベータかごに乗り込んで行先階の登録操作
を行えば、音声によって行先階登録を確認することがで
き、また目的階到着時にも音声によって目的階到着を確
認することができ、安心してエレベータを利用すること
ができるようになる。
【0057】尚、この第2のエレベータシステムの構成
例の場合、システムの簡易化のために第1のエレベータ
システムの構成例と同じように、音声案内を行先階登録
だけにし、目的階到着の音声案内機能を持たせないもの
としてもよい。
【0058】次に、図3に基づいて、請求項5の発明の
呼び登録操作装置の一実施の形態と請求項6の発明のホ
ール呼び登録装置の一実施の形態とから構成されるエレ
ベータシステムについて説明する。このエレベータシス
テムは携帯型の呼び登録操作装置10と、この呼び登録
操作装置10からの無線信号を受信して行先階登録処理
を行い、登録確認の音声アナウンスを行い、同時に行先
階登録確認の無線信号を出力する、各階のエレベータホ
ールに設置されているホール呼び登録装置20と、エレ
ベータの呼び登録、運転制御を行うエレベータ制御装置
3から構成されている。
【0059】呼び登録操作装置10は、図1に示した第
1のエレベータシステムの構成例と同じように、エレベ
ータ利用者がエレベータホールから自分の行先階を指定
して行先階登録操作するときに使用するためのもので、
携帯型の小さなケース11に収容される大きさで、呼び
データ入力部12、入力データ変換部13、無線データ
送信部14を備えており、さらに本実施の形態の特徴部
分として、ホール呼び登録装置20から出力される行先
階登録確認の無線信号aを受信する無線データ受信部1
6、この無線データ受信部16が受信する信号を内部信
号に変換する受信データ変換部17、この受信データ変
換部17が変換した行先階登録確認信号を使用者に知ら
せるためのブザー18及び呼びデータ入力部12からの
行先階データの入力処理、無線信号の入出力を制御する
CPU19を備えている。
【0060】各階のエレベータホールのホールドア近く
の壁面の適所に設置されているホール呼び登録装置20
は、図1に示した第1のエレベータシステムの構成例と
同様に、無線データ受信部21、受信データ変換部2
2、データ送受信部23、音声出力部24、スピーカ2
5を備え、さらに本実施の形態の特徴部分として、デー
タ送受信部23が受信した行先階登録確認信号を無線信
号に変換する送信データ変換部27と、行先階登録確認
無線信号aを出力する無線データ送信部28と、これら
の各部の動作処理を制御するCPU29を備えている。
【0061】エレベータ制御装置3は第1のエレベータ
システムの構成例と同じである。
【0062】上記構成のエレベータシステムによる行先
階登録動作について説明すると、エレベータ利用者が常
時呼び登録操作装置10を携行し、エレベータ利用の必
要が生じた時に、エレベータホールのホール呼び登録装
置20の近くに来て、この呼び登録操作装置10を用い
て呼びデータ入力部12で自分の行先階を入力して送信
操作を行う。これによって、入力データ変換部13が行
先階の入力データを無線信号に変換し、これを無線デー
タ送信部14から無線信号aにして出力する。
【0063】ホール呼び登録装置20は無線信号aを無
線データ受信部21で受信し、受信データ変換部22で
内部信号に変換し、これをデータ送受信部23から信号
線bを通じてエレベータ制御装置3に送信する。エレベ
ータ制御装置3では、データ送受信部31で行先階デー
タを行先階登録信号として受信し、呼び登録部32で行
先階登録を行い、行先階登録確認信号を同じ信号線bを
通じて呼びが発生した階のホール呼び登録装置20に送
信する。
【0064】該当するホール呼び登録装置20のデータ
送受信部23はこの行先階登録確認信号を受信すると、
音声出力部24が行先階確認の音声合成を行い、スピー
カ25から音声として出力し、行先階の登録操作を行っ
た利用者に聞かせる。例えば、エレベータ利用者が3階
のエレベータホールから10階を行先階として呼び操作
を行うと、正しく行先階登録が行われたのであれば、ス
ピーカ25から「10階が登録されました。」といった
呼び登録確認アナウンスが行われることになる。
【0065】これと共に、ホール呼び登録装置20のデ
ータ送受信部23が行先階登録確認信号を受信すると、
送信データ変換部27が無線信号に変換し、無線データ
送信部28から行先階登録確認無線信号aとして出力す
る。
【0066】そこで呼び登録操作装置10の無線データ
受信部16がこの無線信号aを受信し、これを受信デー
タ変換部17で内部信号に変換し、ブザー18を鳴動さ
せて行先階登録操作を行った利用者に知らせる。
【0067】したがってエレベータ利用者は、たとえ目
が見えないような人であっても、呼び登録操作装置1を
携行し、エレベータホールで呼び登録操作を行えば、音
声によって行先階登録の確認ができ、同時に自分が携帯
している呼び登録操作装置10のブザー音が鳴ることで
も確認することができることになり、安心してエレベー
タを利用することができるようになる。
【0068】尚、この第3のエレベータシステムの構成
例の場合、ホール呼び登録装置20における音声出力部
24とスピーカ25による音声アナウンス機能は必要に
応じて付加することができるものであり、構成を簡易な
ものとするためには、無線信号によって呼び登録操作装
置10側に行先階登録確認信号を出力することができる
構成だけであってもよい。
【0069】次に、図4に基づいて、請求項5及び請求
項8の発明の呼び登録操作装置の共通する実施の形態と
請求項7及び請求項9の発明のかご呼び登録装置の共通
する実施の形態とで構成される第4のエレベータシステ
ムの構成例について説明する。このエレベータシステム
は図3に示した携帯型の呼び登録操作装置10と同じ構
成の呼び登録操作装置10と、この呼び登録操作装置1
0からの無線信号を受信して行先階登録処理を行い、登
録確認の音声アナウンスを行い、加えて登録された行先
階に実際に到着した際に目的階到着アナウンスも行い、
同時に行先階登録確認信号、目的階到着確認信号それぞ
れを無線信号aにして出力する、エレベータかご内に設
置されているかご呼び登録装置40と、エレベータの呼
び登録、運転制御を行うエレベータ制御装置3´から構
成されている。
【0070】かご呼び登録装置40は、図2に示した第
2のエレベータシステムの構成例におけるかご呼び登録
装置4と同じように無線データ受信部41、受信データ
変換部42、データ送受信部43、音声出力部44及び
スピーカ45を備えており、さらに本実施の形態の特徴
部分として、データ送受信部43が受信した行先階登録
確認信号、目的階到着確認信号それぞれを無線信号に変
換する送信データ変換部47と、行先階登録確認、目的
階到着確認それぞれの無線信号aを出力する無線データ
送信部48と、これらの各部の動作処理を制御するCP
U49を備えている。
【0071】エレベータ制御装置3´は図2に示した第
2のエレベータシステムの構成例と同じである。
【0072】次に上記構成のエレベータシステムによる
行先階登録動作、目的階到着確認動作について説明す
る。エレベータ利用者、特に視覚障害者は常時呼び登録
操作装置10を携行し、エレベータ利用の必要が生じた
時に、エレベータホールに来て従来から用いられている
ホール呼びボタン(図示せず)を用いてホール呼びを行
い、エレベータが到着するのを待つ。
【0073】エレベータが到着すればそのエレベータに
乗り込み、エレベータかご内で携帯している呼び登録操
作装置10を用いてその呼びデータ入力部12で自分の
行先階を入力して送信操作を行う。これによって、入力
データ変換部13が行先階の入力データを無線信号に変
換し、これを無線データ送信部14から無線信号aにし
て出力する。
【0074】かご呼び登録装置40は無線信号aを無線
データ受信部41で受信し、受信データ変換部42で内
部信号に変換し、これをデータ送受信部43から信号線
cを通じてエレベータ制御装置3´に送信する。エレベ
ータ制御装置3´では、データ送受信部31で行先階デ
ータを行先階登録信号として受信し、呼び登録部32で
行先階登録を行い、行先階登録確認信号を同じ信号線c
を通じてかご呼び登録装置40に送信する。
【0075】かご呼び登録装置40のデータ送受信部4
3はこの行先階登録確認信号を受信すると、音声出力部
44が行先階確認の音声合成を行い、スピーカ45から
音声として出力し、行先階の登録操作を行った利用者に
聞かせる。
【0076】これと同時に、かご呼び登録装置40のデ
ータ送受信部43が行先階登録確認信号を受信すると、
送信データ変換部47が無線信号に変換し、無線データ
送信部48から行先階登録確認無線信号aとして出力す
る。そこで呼び登録操作装置10の無線データ受信部1
6がこの無線信号aを受信し、これを受信データ変換部
17で内部信号に変換し、ブザー18を鳴動させて行先
階登録操作を行った利用者に知らせる。
【0077】この行先階の登録確認がなされた後、エレ
ベータ制御装置3´によってエレベータが目的階まで運
転されることになり、行先階登録がなされた目的階に到
着すると、運転制御部33が目的階到着確認指令をデー
タ送受信部31に与え、データ送受信部31が信号線c
を通じてかご呼び登録装置40に送信する。
【0078】かご呼び登録装置40はこの目的階到着確
認信号を受信すると音声出力部44にその信号を与え、
音声出力部44は目的階到着確認の音声合成処理を行
い、スピーカ45から出力する。
【0079】これと同時に、送信データ変換部47は目
的階到着確認信号を無線信号に変換し、これを無線デー
タ送信部48から無線信号aとして出力する。そこでか
ご呼び登録操作装置10の無線データ受信部16がこの
目的階到着確認無線信号aを受信し、受信データ変換部
17がこれを内部信号に変換し、ブザー18を鳴動させ
る。このブザー18の音は行先階登録確認時と目的階到
着確認時とで同じ態様であっても良いが、異なる態様に
して、例えば、行先階登録確認時には連続音とし、目的
階到着確認時には間欠音とし、あるいはその逆とし、若
しくは異なったメロディー音とすることもできる。
【0080】したがってエレベータ利用者は、たとえ目
が見えないような人であっても、呼び登録操作装置10
を携行し、エレベータかごに乗り込んで行先階の登録操
作を行えば、かご呼び登録装置40からのアナウンスに
より、同時に携帯している呼び登録操作装置10のブザ
ー音によって行先階登録を確認し、また目的階到着も確
認することができ、安心してエレベータを利用すること
ができるようになる。
【0081】尚、この第4のエレベータシステムの構成
例の場合、かご呼び登録装置40における音声出力部4
4とスピーカ45による音声アナウンス機能は必要に応
じて付加することができるものであり、構成を簡易なも
のとするためには、無線信号によって呼び登録操作装置
10側に行先階登録確認信号と目的階到着確認信号を出
力することができる構成だけであってもよい。
【0082】また、上記第3及び第4のエレベータシス
テムの構成例に用いた呼び登録操作装置10において、
ブザー18に代えて振動によって利用者に知らせるよう
にバイブレータを組み込むことができる。そしてこの場
合、特に、ホール呼び登録装置20側、かご呼び登録装
置40側にアナウンス機構を設けないようにすれば、呼
び登録操作装置10を携帯している利用者にだけ自分の
行先階登録、また目的階到着の確認ができるようにな
る。
【0083】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明の呼び登録
操作装置と請求項2の発明のホール呼び登録装置との組
合せによって、エレベータを利用しようとする人、特に
視覚障害者が常時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベ
ータホールにおいて自分が行こうとする行先階を行先階
データ入力部を用いて入力操作することにより、ホール
呼び登録装置のアナウンス部が音声によって行先階の確
認を行い、これを聞いて利用者は自分の行先階が正しく
登録されたことを確認し、安心してエレベータに乗り込
むことができる。
【0084】請求項1の発明の呼び登録操作装置と請求
項3の発明のかご呼び登録装置との組合せによって、エ
レベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールに停
止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうとする
行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作すること
により、かご呼び登録装置のアナウンス部が音声によっ
て行先階の確認を行い、これを聞いて利用者は自分の行
先階が正しく登録されたことを確認し、安心してエレベ
ータの出発を待つことができる。
【0085】請求項1の発明の呼び登録操作装置と請求
項4の発明のかご呼び登録装置との組合せによって、エ
レベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールに停
止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうとする
行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作すること
により、かご呼び登録装置のアナウンス部が音声によっ
て行先階の確認を行い、これを聞いて利用者は自分の行
先階が正しく登録されたことを確認し、安心してエレベ
ータの出発を待つことができ、また行先階登録したその
目的階に到着すると目的階到着のアナウンスによって目
的階到着を知り、確実に自分の目的階で下車することが
できる。
【0086】請求項5の発明の呼び登録操作装置と請求
項6の発明のホール呼び登録装置との組合せによって、
エレベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールにお
いて自分が行こうとする行先階を行先階データ入力部を
用いて入力操作することにより、自分が携帯する呼び登
録操作装置の行先階登録信号出力部による音又は振動に
よる出力によって自分の行先階が正しく登録されかどう
か確認することができ、安心してエレベータに乗り込む
ことができる。
【0087】請求項5の発明の呼び登録操作装置と請求
項7の発明のかご呼び登録装置との組合せによって、エ
レベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールに停
止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうとする
行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作すること
により、自分が携帯する呼び登録操作装置の行先階登録
信号出力部による音又は振動による出力によって自分の
行先階が正しく登録されたものと確認でき、安心してエ
レベータの出発を待つことができる。
【0088】請求項8の発明の呼び登録操作装置と請求
項9の発明のかご呼び登録装置との組合せによって、エ
レベータを利用しようとする人、特に視覚障害者が常
時、呼び登録操作装置を携帯し、エレベータホールに停
止したエレベータかごに乗り込み、自分が行こうとする
行先階を行先階データ入力部を用いて入力操作すること
により、自分が携帯する呼び登録操作装置の行先階登録
信号出力部による音又は振動による出力によって自分の
行先階が正しく登録されたかどうか確認でき、安心して
エレベータの出発を待つことができ、また目的階到着も
目的階到着信号出力部による音又は振動による出力によ
って確認することができ、正しく目的階で下車すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のエレベータシステムの構成例を
示す機能ブロック図。
【図2】本発明の第2のエレベータシステムの構成例を
示す機能ブロック図。
【図3】本発明の第3のエレベータシステムの構成例を
示す機能ブロック図。
【図4】本発明の第4のエレベータシステムの構成例を
示す機能ブロック図。
【符号の説明】
1 呼び登録操作装置 2 ホール呼び登録装置 3,3´ エレベータ制御装置 4 かご呼び登録装置 10 呼び登録操作装置 11 筐体 12 呼びデータ入力部 13 入力データ変換部 14 無線データ送信部 15 CPU 16 無線データ受信部 17 受信データ変換部 18 ブザー 19 CPU 20 ホール呼び登録装置 21 無線データ受信部 22 受信データ変換部 23 データ送受信部 24 音声出力部 25 スピーカ 26 CPU 27 送信データ変換部 28 無線データ送信部 29 CPU 31 データ送受信部 32 呼び登録部 33 運転制御部 40 かご呼び登録装置 41 無線データ受信部 42 受信データ変換部 43 データ送受信部 44 音声出力部 45 スピーカ 46 CPU 47 送信データ変換部 48 無線データ送信部 49 CPU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行先階データ入力部と、この行先階デー
    タ入力部から入力された行先階データを無線信号に変換
    して出力する行先階無線信号出力部とを備え、携帯可能
    な大きさの筐体に収容されて成る呼び登録操作装置。
  2. 【請求項2】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階デ
    ータの無線信号を受信し、行先階を解析して前記データ
    送受信部に与える行先階解析部と、前記データ送受信部
    が外部から行先階登録確認信号を受信した時に音声案内
    するアナウンス部とを備え、エレベータホールに設置さ
    れて成るホール呼び登録装置。
  3. 【請求項3】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号を受信するデータ送受信部と、所定の行先階デ
    ータの無線信号を受信し、行先階を解析して前記データ
    送受信部に与える行先階解析部と、前記データ送受信部
    が外部から行先階登録確認信号を受信した時に音声案内
    するアナウンス部とを備え、エレベータかご内に設置さ
    れて成るかご呼び登録装置。
  4. 【請求項4】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号と目的階到着信号を受信するデータ送受信部
    と、所定の行先階データの無線信号を受信し、行先階を
    解析して前記データ送受信部に与える行先階解析部と、
    前記データ送受信部が外部から行先階登録確認信号又は
    目的階到着信号を受信した時に音声案内するアナウンス
    部とを備え、エレベータかご内に設置されて成るかご呼
    び登録装置。
  5. 【請求項5】 行先階データ入力部と、この行先階デー
    タ入力部から入力された行先階データを無線信号に変換
    して出力する行先階無線信号出力部と、行先階登録確認
    を示す無線信号を受信する無線信号受信部と、前記無線
    信号受信部が受信する無線信号を解析する解析部と、前
    記解析部が行先階登録確認信号を解析した時に音又は振
    動により行先階登録確認信号を出力する行先階登録確認
    信号出力部とを備え、携帯可能な大きさの筐体に収容さ
    れて成る呼び登録操作装置。
  6. 【請求項6】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号と目的階到着信号を受信するデータ送受信部
    と、所定の行先階データの無線信号を受信し、行先階を
    解析して前記データ送受信部に与える行先階解析部と、
    前記データ送受信部が受信する外部からの行先階登録確
    認信号を所定の無線信号に変換して出力する無線信号出
    力部とを備え、エレベータホールに設置されて成るホー
    ル呼び登録装置。
  7. 【請求項7】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号と目的階到着信号を受信するデータ送受信部
    と、所定の行先階データの無線信号を受信し、行先階を
    解析して前記データ送受信部に与える行先階解析部と、
    前記データ送受信部が受信する外部からの行先階登録確
    認信号を所定の無線信号に変換して出力する無線信号出
    力部とを備え、エレベータかご内に設置されて成るかご
    呼び登録装置。
  8. 【請求項8】 行先階データ入力部と、この行先階デー
    タ入力部から入力された行先階データを無線信号に変換
    して出力する行先階無線信号出力部と、外部からの無線
    信号を受信する無線信号受信部と、前記無線信号受信部
    が受信する無線信号を解析する解析部と、前記解析部が
    行先階登録確認信号を解析した時に音又は振動により行
    先階登録確認信号を出力する行先階登録確認信号出力部
    と、前記解析部が目的階到着確認信号を解析した時に音
    又は振動により目的階到着確認信号を出力する目的階到
    着確認信号出力部とを備え、携帯可能な大きさの筐体に
    収容されて成る呼び登録操作装置。
  9. 【請求項9】 行先階信号を外部に信号線を通じて送信
    し、当該信号線を通じて外部から入力される行先階登録
    確認信号と目的階到着信号を受信するデータ送受信部
    と、所定の行先階データの無線信号を受信し、行先階を
    解析して前記データ送受信部に与える行先階解析部と、
    前記データ送受信部が受信する外部からの行先階登録確
    認信号及び目的階到着信号を所定の無線信号に変換して
    出力する無線信号出力部とを備え、エレベータかご内に
    設置されて成るかご呼び登録装置。
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