JPH0974493A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH0974493A
JPH0974493A JP8144346A JP14434696A JPH0974493A JP H0974493 A JPH0974493 A JP H0974493A JP 8144346 A JP8144346 A JP 8144346A JP 14434696 A JP14434696 A JP 14434696A JP H0974493 A JPH0974493 A JP H0974493A
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Satoshi Shimizu
智 清水
Takashi Kawana
孝 川名
Haruo Fujii
春夫 藤井
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Hiroshi Sasame
裕志 笹目
Masuaki Saito
益朗 斎藤
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Yoichiro Maehashi
洋一郎 前橋
Akihiko Uchiyama
明彦 内山
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Takaaki Tsuruya
鶴谷  貴明
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction

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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非磁性1成分現像を行う際に、各色のパターン
境界において白抜けが発生するのを防止し、形成される
画像の画質劣化を防止する画像処理装置を提供する。 【解決手段】セレクタ207のA入力には、ある1ライ
ンにおける第n画素目の濃度値VD(n)が入力され、
B入力には、第n−1画素目の濃度値VD(n−1)が
入力される。一方、減算器203でVD(n)のVD
(n−1)に対する増加分を算出し、比較器204にお
いて該増加分が所定値C1以下であると判定された場
合、セレクタ207における選択信号は、B端子側(直
前画素値)を選択するようにセットされる。こうして、
画像が所定の条件を満たしている場合に画像を太らせる
ことで、白ぬけを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法に関し、特に電子写真方式等による画像形成を行うた
めに用いられる画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を利用してカラー画
像を形成する画像処理装置においては、各色毎の画像信
号に応じて光線を感光ドラム上に照射することにより静
電潜像を形成し、該静電潜像に各色トナーを付着させる
ことにより現像し、記録媒体上に転写することによっ
て、フルカラー画像を得ている。
【0003】ここで、上記従来の現像工程においては、
トナーをキャリアと混合して使用する2成分現像と、非
磁性トナーのみを使用する非磁性1成分現像とのいずれ
かを適用していた。
【0004】2成分現像を行う場合、トナーとキャリア
の混合比(T/C比)を一定に保つ必要がある。この混
合比のバランスが崩れると、出力画像においてカラーの
再現性が乏しくなったり、ひいては画像情報の欠落が生
じてしまうため、混合比を一定にするための制御装置が
必要となる。従って、現像部が大型化し、複雑かつ高価
な構成となってしまう。
【0005】一方、非磁性1成分現像を行う場合には、
キャリアが不要であるために2成分現像の場合の様な混
合比を制御する装置は不要である。従って現像器構成が
簡略化できると同時に、キャリア等を抱束する磁界発生
手段等も不要となり、現像部の小型化(軽量化)が可能
となり、かつメンテナンス等も容易となる。
【0006】しかしながら、一般的に非磁性1成分現像
においては、感光体ドラムと現像ローラー間には直流の
電圧のみが印加されているために、以下の欠点があっ
た。
【0007】まず、非磁性1成分現像においては、感光
ドラム上にトナーを充分付着させるために、トナーの電
荷量を、2成分現像を行う場合のトナーの電荷量の1/
5〜1/20程度まで下げる必要があった。従って、現
像ローラとトナー間の付着力が弱まってしまうために、
現像ローラの回転によってトナーが飛散し、機内汚染を
引き起こしていた。
【0008】また、感光ドラムと現像ローラ間の電界を
大きくしなければならないため、感光ドラムの耐電圧を
高くする必要があった。従って、感光ドラムが高価にな
ってしまう。また、感光ドラムと現像ローラ間を近接す
ることによって電界を大きくすることができるが、この
場合には感光ドラムと現像ローラ間の位置的な平行を保
つために実装精度を高める必要がある。従って精密な製
造工程を必要とし、コスト高が避けられなかった。
【0009】非磁性1成分現像におけるこれらの問題点
を解決するために、種々の技術が提案されている。中で
も特開昭63−231378号等に開示されている様
に、トナーを現像ローラ上に保持させ、現像ローラと感
光ドラム間に、交番電界に直流成分を重畳させて現像を
行うことによって、前記問題点は解決された。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭6
3−231378号に記載の画像処理装置によってカラ
ー画像を形成した場合、以下に示す様な別の問題点が発
生しており、そのために実用化には至っていない。
【0011】上記従来の画像処理装置においては、1種
類(1色)のトナーを現像する際に、画像端部において
感光ドラム上における電界の平行が崩れてしまう。この
様子を図8に示す。図8において、71は現像ローラ、
72は感光ドラム表面であり、感光ドラム72上の76
は静電潜像の領域を示す。73は現像ローラに付着して
いるトナーであり、74が静電潜像76を可視像化した
トナーを示す。上記従来の画像処理装置においては、静
電潜像76の周囲においては、感光ドラムから現像ロー
ラへ出る電気力線が、感光ドラム側へ曲げられてしま
う。従って、静電潜像76において破線で示す75の位
置へは、トナーが付着しない。
【0012】このような画像端部の現象が発生すること
により、例えば図9の(B)に示す様な形成画像の不具
合が発生する。図9の(B)は、図9の(A)に示す、
画像形成進行方向(感光ドラムの回転方向:図中矢印で
示す)に対してY,M,C,Kそれぞれ幅10mm,長さ
40mmで、各単一色の短冊上のパターンが隣接した画像
を形成した結果を示す。図9の(B)によれば、上記従
来の画像処理装置によって形成された画像においては、
該画像の画像形成進行方向に対して先端部及び後端部と
中央部とで、形成された画像幅が異なっていることが分
かる。
【0013】例えば、図9の(A)に示す各色パターン
が隣接した画像を、縦,横共に600ライン/インチで
形成すると図9の(B)のようになり、図9の(B)に
おいては、画像先端部及び後端部では画像幅10mmが保
たれるが、該先端及び後端部より100μm内側(画像
形成側)では、該画像幅は約60〜120μm狭くなっ
てしまう。
【0014】また、図10(A)に示すような単色の短
冊状のパターンが隣接した画像情報を出力すると、図1
0(B)に示すように各色の境界部が白く抜けて画像が
形成されてしまう。
【0015】このように形成画像の中央部が狭くなる現
象は各トナー毎の現像の際に発生するため、単色の画像
形成を行う場合には問題にならない。しかし、フルカラ
ー画像を形成する場合においては、Y,M,C,K各色
境界が隣接した画像を形成した場合、各境界部には画像
が形成されないため、記録媒体の地肌色(白等)が露呈
されてしまう(以下、ホワイトギャップと称する)。従
って、画質が低下してしまっていた。
【0016】この不具合はもちろんY,M,C,Kの各
単色にのみ限定されるものではなく、例えばレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色パターン
が隣接した画像を形成した場合にも、各R,G,B色の
境界部ではやはり白抜けが発生してしまっていた。
【0017】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、画像形成を行う際に、色と色との各色の
パターン境界において白抜けが発生するのを防止し、形
成される画像の画質劣化を防止する画像処理装置及び方
法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の他の目的は、非
磁性一成分の現像剤による非接触現像の欠点を画像デー
タ処理によって改善することにある。
【0019】本発明の他の目的及び形態は、以下の図面
に基づく説明及びクレームの記載から明らかになるであ
ろう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】<第1実施形態>図1に、本実施形態のカ
ラー画像処理装置の側断面図を示す。同図において、画
像処理装置A内の略中央部には像担持体である感光ドラ
ム1及びローラ帯電器2を備え、感光ドラム1の右辺に
はトナー及びトナー収容部3と現像を行なうための現像
機4Y,4M,4C,4Bkを有する現像装置4とが配
設され、これら現像機4Y,4M,4C,4Bkは回転
可能の支持体5で担持され、支持体回転軸6を中心とす
る同一円周上に各現像器の開口8を有する。
【0022】また、現像器4Y,4M,4C,4Bkは
それぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(Bk)のトナーが収容されており、
その構成はそれぞれ同様である。ここで、Y現像器であ
る4Yの詳細構成を図2に示す。図2に示すように、現
像剤塗布部材である塗布ローラ41,トナー規制部材4
2,現像剤担持体である現像ローラ43,及び攪拌器4
4を有し、トナーは攪拌器44で常時攪拌されている。
そして現像時には、現像ローラ43の回転に伴い、トナ
ーの塗布ローラ41上で現像ローラ43上にトナーを塗
布し、更に、トナー規制部材42によって必要なトリボ
がトナーに付与される。この規制部材42の材質は、ト
ナーが負極性の場合はナイロン等の正極性に帯電するも
のがよく、トナーが正極性に帯電する場合はシリコンゴ
ム等の負極性に帯電する材料がよくトナーの極性と反対
に帯電する材料が好ましい。
【0023】また、現像ローラ43の周速は感光ドラム
1の周速の1.0〜2.0倍程度の範囲内で選ぶことがで
きる。
【0024】また、支持体回転軸6に取付けられた現像
機駆動軸7に支持された現像器4Y,4M,4C,4B
kは、その駆動方法の一手段として特開昭50−934
37号公報に記述されているように、開口8が常に感光
ドラム1面に対向するように駆動される。
【0025】更に、感光ドラム1の左辺には回転軸10
を中心として回転可能な転写ローラ9が配され、その周
面上に転写紙Pを保持し、感光ドラム1上のトナー像を
転移させる。
【0026】感光ドラム1は不図示の駆動手段によって
100mm/毎秒の周速度で矢印方向に駆動される。また
感光ドラムと転写ローラ9の直径比率は特公昭59−3
2792号公報にて詳述されるように整数比を選ぶこと
が好ましい。
【0027】尚、感光ドラム1は、本実施形態におい
て、直径40mmのアルミシリンダーの外周面に有機半導
体(OPC)からなる光導電体を塗布して構成されるが前
述OPCはa−Si,CdS,Se等でもよい。
【0028】また、感光ドラム1の上方にはレーザーダ
イオード11,高速モータ12によって回転駆動される
ポリゴンミラー13,レンズ14及び折り返しミラー1
5が光学ユニット16として配置される。
【0029】ローラ帯電器2には−600Vの直流電圧
に交流周波数1000Hz,Vp−p(ピーク−ツウ−
ピーク)1600Vの交流電圧が重畳され、感光ドラム
1表面は略−600Vに均一帯電される。
【0030】上記のレーザーダイオード11にイエロー
の画像模様に従った信号が入力されると光路Lを通って
感光ドラム1上に照射された個所は略−100Vにな
る。更に感光ドラム1が矢印方向に進むと現像器4Yに
よってイエロー像が感光ドラム1上に形成される。
【0031】又、現像ローラ43と感光ドラム1の距離
が300μmの時、現像ローラ43への印加電圧は直流
電圧−400Vに交流周波数3kHzでVp−p1.2
kVの交流電圧が重畳された電圧を印加した。このよう
にいわゆる反転現象を実施した。
【0032】次に転写行程について詳述する。感光ドラ
ム1の画像と同期して転写紙カセット17内からピック
アップローラ18によって転写紙Pが給紙され、転写ロ
ーラ9に搬送される。本実施形態では、転写ローラー9
は直径156mmの金属シリンダ91に厚さ1.8mmの発
泡ウレタンを弾性層92として巻き付け、更に外層には
誘電体層93としてPVdFを巻き付けて構成する。
尚、誘電体層としてPVdFの代わりにPETを使用し
てもよい。
【0033】以上の構成にて、転写ローラ9を矢印方向
に感光ドラム1と同速で回転し、転写紙Pをグリッパ1
9によって保持する。感光ドラム1上のイエロートナー
像は不図示の電源によって感光ドラム1と転写ローラ9
間にトナーの電荷と逆極性の直流1kVが転写ローラ9
に印加されることによって、感光ドラム1上のトナー像
が転写紙P側へ転写される。同時に転写紙Pへの電荷注
入によって転写ローラ9へ吸着される。必要に応じて、
転写ローラ9と吸着ローラ20間に電圧を印加して予め
吸着させてもよい。
【0034】以上の工程をマゼンタ,シアン,ブラック
について行なうことによって、転写紙P上にカラー画像
が形成される。この転写材Pは分離爪24によって転写
ローラ9から分離され、更にカラー画像は従来公知の加
熱,加圧を行なう定着装置25によって転写材Pに融着
固着されることにより、カラー永久画像が得られる。ま
た、感光ドラム1上の転写残トナーはクリーニング装置
24によって除去される。また、転写ローラ9上のトナ
ーも必要に応じて転写ローラクリーニング装置25によ
って清掃することが好ましい。
【0035】次に、本発明の特徴部分である画像処理に
ついて、図3及び図4を参照して説明する。
【0036】図3に、上述した図1に示す本実施形態の
画像処理装置Aにおいて、画像信号の処理を行う構成を
示す。本実施形態の画像処理装置Aは各画素8ビットの
多値のカラー画像を扱う、カラーレーザプリンタであ
り、画像データはY,M,C,Bkの順に面順次で入力
されるものとする。
【0037】図3において、入力された画像データをV
DATAとすると、VDATAは8ビットであり、FF
h(255)で最大濃度,00h(0)で最小濃度を示す。
VDATAは信号処理部101において後述する所定の
信号処理が施された後、レーザドライバ102に入力さ
れる。レーザドライバ102では入力された8ビットの
デジタル値をパルス幅変調することによってレーザ駆動
信号に変換し、図3に示した半導体レーザ11を駆動す
る。
【0038】次に、信号処理部101の詳細ブロック構
成を図4に示す。図4において、201,202,20
5,206はDフリップフロップ(DFF)であり、2
03は減算器、204は比較器、207はセレクタであ
る。以下、信号処理部101内における信号処理につい
て詳述する。
【0039】画像データVDATAは、転送同期クロッ
クVCLKに同期して入力される。ここで、あるライン
における第n番目の画素をVD(n)で示すとすると、そ
の直前の画素はVD(n−1)で示される。以下、VCL
Kの立ち上がりエッジでDFF201にVD(n)が取り
込まれた直後であるとして、説明を行う。
【0040】この場合、DFF201からはVD(n)が
出力され、該VD(n)がDFF202及び減算器203
のA入力端子に入力される。このとき、DFF202か
らはVD(n−1)が出力され、該VD(n−1)が減算
器203のB入力端子とDFF206、及びセレクタ2
07のA入力端子に入力される。
【0041】すると減算器203では、 VD(n)−VD(n−1) ・・・(1) が演算され、符号付9ビットデータとして比較器204
のA入力端子に入力される。比較器204のB入力端子
には、予め設定された符号付9ビットの定数C1が入力
されており、 VD(n)−VD(n−1)≦C1 ・・・(2) を満たす場合に、比較器204の出力はHレベルにな
る。そして、(2)式を満たさない場合に、比較器20
3の出力はLレベルになる。
【0042】比較器204からの出力は、次のVCLK
の立ち上がりエッジでDFF205に取り込まれ、セレ
クタ207に入力される。この時、セレクタ207のA
入力端子にはVD(n)が、B入力端子にはVD(n−1)
が入力されており、DFF205の出力信号を選択信号
として、該選択信号がLレベルであった場合にはA入力
端子よりのVD(n)が、Hレベルであった場合にはB入
力端子よりのVD(n−1)が出力される。
【0043】以上説明した様に、本実施形態の信号処理
部101においては、あるラインにおける第n番目の注
目画素について、 VD(n)−VD(n−1)≦C1 が成立する場合には、第n番目の画素データVD(n)を
1つ前の画素データVD(n−1)で置き換えて出力し、 VD(n)−VD(n−1)>C1 ・・・(3) が成立する場合には、第n番目の画素データVD(n)を
そのまま出力する。
【0044】従って、本実施形態によれば、注目画素と
その直前の画素との濃度差が所定値C1以下であれば、
該注目画素を直前の画素に置き換えて出力する。即ち、
注目画素の濃度値の直前の画素に対する増加分が所定値
C1以下である場合(即ち減少も含む)、該注目画素を
直前の画素に置き換える。尚、以下、注目画素の濃度値
の直前の画素に対する増加分が所定値C1以下である場
合に、該注目画素は低濃度部に属すると称する。そし
て、該注目画素の直前画素は高濃度部に属すると称す
る。この場合に注目画素は低濃度部から高濃度部に置き
換えられるため、注目画素は境界部であるともいえる。
【0045】従って、主走査1ラインを形成する場合に
ついて考えると、該1ラインにおける最初の画素以降に
おいて、注目画素が低濃度部に属した場合には高濃度部
である直前画素に置き換えて画像形成を行うため、原画
像データに対して各色成分毎の描画幅が大きくなる。従
って、たとえ非磁性1成分現像において形成される画像
において白抜けを防止することができ、原画像イメージ
を損なうことなく、良好な画質の画像を得ることができ
る。
【0046】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態における装置
構成は基本的に上述した第1実施形態と同様であるた
め、説明を省略する。
【0047】上述した第1実施形態においては、注目画
素とその直前の画素との濃度差によって、該注目画素を
置き換えるか否か、即ち、該注目画素が境界部であるか
否かを判断した。しかしながら第1実施形態において
は、該注目画素が例えばその1ドットによって細かな空
白部を表現していた場合にも置き換えを行ってしまうた
め、細かな解像度を必要とする画像等においてはその画
質の低下を招いてしまう。
【0048】従って第2実施形態においては、低濃度部
が所定幅以下であった場合には、画素の置き換えを行な
わないようにすることによって、画像本来の解像度を損
なわない補正を実現することを特徴とする。
【0049】第2実施形態においては、第1実施形態に
おいて図4に示した信号処理部101の詳細構成が異な
る。以下、第2実施形態における信号処理部101の詳
細構成を図5に示し、説明する。
【0050】図5において、301,302,308,
309,310はDフリップフロップ(DFF)であ
り、303,311は差分絶対値を演算する演算器、3
04,306,312は比較器、305は減算器、30
7はANDゲート、313はセレクタである。以下、第
2実施形態の信号処理部101内における信号処理につ
いて詳述する。
【0051】上述した第1実施形態と同様、画像データ
VDATAは転送同期クロックVCLKに同期して入力
される。ここで、あるラインにおける第n番目の画素を
VD(n)で示すとすると、その直前の画素はVD(n−
1)、更にその直前の画素はVD(n−2)、第n番目
の画素の直後の画素はVD(n+1)、更にその直後の
画素はVD(n+2)で示される。以下、VCLKの立
ち上がりエッジでDFF301にVD(n+2)が取り込
まれた直後であるとして、説明を行う。
【0052】この場合、DFF301からはVD(n+
1)が出力され、該VD(n+1)がDFF302及び演
算器303のA入力端子に入力される。このとき、DF
F302からはVD(n)が出力され、演算器303のB
入力端子,減算器305のA入力端子,DFF309,
及びセレクタ313のA入力端子に入力される。する
と、DFF309からはVD(n−1)が出力され、該
VD(n−1)は減算器305のB入力端子,DFF3
10,演算器311のA入力端子、及びセレクタ313
のB入力端子に入力されている。
【0053】更に、DFF310からはVD(n−2)が
出力され、該VD(n−2)は演算器311のB入力端
子に入力される。
【0054】ここで、演算器303においては、 |VD(n+1)−VD(n)| ・・・(4) が演算され、この結果が比較器304のA入力端子に入
力される。比較器304のB入力端子には予め設定され
ている定数C3が入力されており、比較器304におい
て両入力値が比較される。そして比較器304の出力
は、 |VD(n+1)−VD(n)|≦C3 ・・・(5) である場合にHレベルとして、 |VD(n+1)−VD(n)|>C3 ・・・(6) である場合にはLレベルとして出力され、ANDゲート
307に入力される。
【0055】同様に、演算器311においては、 |VD(n−1)−VD(n−2)| ・・・(7) が演算され、この結果が比較器312のA入力端子に入
力される。比較器312のB入力端子には予め設定され
ている定数C2が入力されており、比較器312におい
て両入力値が比較される。そして比較器312の出力
は、 |VD(n−1)−VD(n−2)|≦C2 ・・・(8) である場合にHレベルとして、 |VD(n−1)−VD(n−2)|>C2 ・・・(9) である場合にはLレベルとして出力され、ANDゲート
307に入力される。
【0056】また、演算器305においては、 VD(n)−VD(n−1) ・・・(10) が演算され、符号付9ビットデータとして比較器306
のA入力端子に入力される。比較器306のB入力端子
には予め設定された定数C1が入力されており、比較器
306において両入力値が比較される。比較器306の
出力は、 VD(n)−VD(n−1)≦C1 ・・・(11) である場合にHレベルとして、 VD(n)−VD(n−1)>C1 ・・・(12) である場合にLレベルとして出力され、ANDゲート3
07に入力される。
【0057】従って、ANDゲート307からの出力
は、上式(5),(8),(11)が同時に成立する場
合、即ち、 |VD(n+1)−VD(n)|≦C3 かつ |VD(n−1)−VD(n−2)|≦C2 かつ VD(n)−VD(n−1)≦C1 である場合にHレベルとなり、それ以外の場合はLレベ
ルとなる。
【0058】ANDゲート307の出力は、次のVCL
Kの立ち上がりエッジでDFF308に取り込まれ、セ
レクタ313に入力される。この時、セレクタ313の
A入力端子にはVD(n)が、B入力端子にはVD(n−
1)が入力されており、DFF308の出力信号を選択
信号として、該選択信号がLレベルであった場合にはA
入力端子よりのVD(n)が、Hレベルであった場合には
B入力端子よりのVD(n−1)が出力される。
【0059】以上説明した様に第2実施形態の信号処理
部101においては、上式(5),(8),(11)が
同時に成立する場合に、n番目の画素データVD(n)を
VD(n−1)で置き換えて出力し、それ以外のときには
第n番目の画素のデータVD(n)をそのまま出力する。
【0060】即ち、境界部((11)式に対応)に隣接
する高濃度部幅((8)式に対応)と低濃度部幅
((5)式に対応)が所定値以下であった場合には、第n
番目の注目画素値をそのまま出力することにより、該低
濃度部幅を高濃度部として置き換えない。
【0061】以下、第2実施形態における具体的な例に
ついて説明する。
【0062】例えば、上述した定数として、C1=−2
55,C2=0,C3=0を設定した場合を例として考
える。すると、上述した条件式(5),(8),(1
1)は、それぞれ |VD(n+1)−VD(n)|≦0 ・・・(5′) |VD(n−1)−VD(n−2)|≦0 ・・・(8′) VD(n)−VD(n−1)≦−255 ・・・(11′) となり、これらは即ち、 VD(n+1)=VD(n) ・・・(5″) VD(n−1)=VD(n−2) ・・・(8″) VD(n)=0,VD(n−1)=255 ・・・(11″) であることを示す。
【0063】従って、このように各定数を設定した場
合、n番目及びn+1番目の画素の濃度が「0」で、か
つn−1番目及びn−2番目の画素の濃度が「255」
である場合のみ、n番目の画素の濃度を「255」に置
き換える。このような条件で画素の濃度値を置き換えて
出力することにより、例えば1ドット分の空白を表現し
ている画像を形成するような場合には、画素の置き換え
を行わない。従って、1ドット分の空白部分はそのまま
表現される。
【0064】以上説明した様に第2実施形態によれば、
注目画素の前後2画素ずつの濃度差を検出して、該注目
画素が濃度値を直前画素のものに置き換えるべき境界部
であるか否かを判断しているため、例えば1ドットで表
現されるべき空白部を置き換えてしまうことなく、より
高精度の補正を行うことができる。
【0065】尚、第2実施形態においては注目画素の前
後2画素ずつの濃度差を検出する例について説明した
が、本発明はもちろんこの例に限定されるものでない。
即ち、第n番目の注目画素について、前に連続するm1
画素の濃度差,後ろに連続するm2画素の濃度差(m1,
m2は正の整数)を検出して、第n番目の画素を第n−1
番目の画素に置き換えるか否かを判断することにより、
所定幅未満の低濃度部を精度よく表現することができ
る。
【0066】尚、上述した第1及び第2実施形態におい
て説明した注目画素の置き換えは、画像信号において画
像形成時の進行方向、即ちドラム回転方向において上流
側、及び下流側では白抜きの現象が発生しないため、特
に行う必要はない。例えば、最も上流側、即ち画像先端
部から画像形成領域側に0.1〜1mm、同様に最も下
流側、即ち画像終端部から画像形成領域側に0.1〜1
mm程度が、白抜きが発生しない領域部分に該当する。
従って、この部分に対しては、上述の処理を行わないよ
うに図4,図5の回路をスルーにしてもよい。
【0067】また、上述した各実施形態においては、画
像データが8ビットの多値データである場合について説
明をおこなったが、この例に限定されるものではなく、
例えば2値データ等、8ビット以外のビット数によって
表現される画像データであっても、本発明は適用可能で
ある。
【0068】また、上述した各実施形態において説明し
た各所定値Cnは不図示のROMに予め格納されている
が、例えばRAMに格納しておき、必要に応じて例えば
操作者から変更可能としても良い。
【0069】また、本発明はかならずしも上述した第1
及び第2実施形態において図4及び図5によって示した
構成に限定されるものではなく、その作用が同様であれ
ばどのような構成であっても良いことは言うまでもな
い。
【0070】以上説明したように本発明の上述の実施形
態によれば、注目画素の濃度値とその直前画素の濃度値
との差が所定値以下である場合に、注目画素値を直前の
画素の値で置き換えることにより、高濃度部幅を大きく
することができる。従って、非磁性1成分現象の際にも
白抜き発生部を補正することができるため、高画質な画
像形成が可能となる。
【0071】また、境界に隣接する高濃度部幅(濃度差
の小さい領域幅)と低濃度部幅(濃度差の小さい領域幅)
が所定値以下である場合には注目画素値をそのまま出力
することにより、細かな空白表現をつぶしてしまうこと
がない。従って、非磁性1成分現像の際に、原稿画像デ
ータ本来の解像度を低下させることなく、各色の境界部
に発生する白抜きを補正することができ、高画質なカラ
ー画像を得ることができる。
【0072】<第3実施形態>図6は第3実施形態の信
号処理部の構成を示すブロック図である。
【0073】画像データVDATAは転送同期クロック
VCLKに同期して入力される。いまある第mラインの
第n番目の画素のデータをVD(m,n)、その直前の
画素をVD(m,n−1)とし、VCLKの立ち上がり
エッジでDFF(Fフリップフロップ)201にVD
(m,n)がとりこまれた直後を考える。208は1ラ
イン分のデータを蓄えるFIFOメモリである。
【0074】DFF201の出力にはVD(m,n)が
出力されており、VD(m,n)はDFF202と減算
器203と減算器210に入力される。
【0075】このとき、DFF202の出力にはVD
(m−1,n)が出力されており、減算器203のB入
力とDFF206とセレクタ207のA入力端子に入力
されている。
【0076】減算器203では、 VD(m,n)−VD(m,n−1) が計算されて符号付9ビットとして比較器204のA入
力に入力される。
【0077】比較器204のB入力には、あらかじめ設
定された符号付9ビット定数C1が入力されており、 VD(m,n)−VD(m,n−1)≦C1 の時、比較器204の出力はHighに、その他の時、
比較器204はLowを出力する。この比較器204の
出力はDFF205の入力に接続されており、この出力
は次のVCLKの立ち上がりエッジでDFF205に取
り込まれ、セレクタ207に入力される。この時セレク
タ207のA入力にはVD(m,n)が、B入力には、
VD(m,n−1)が入力されており、DFF205の
出力信号がLowの場合A入力のVD(m,n)が、H
ighの場合B入力のVD(m,n−1)が選択されて
出力されセレクタ204のA入力に入力される。
【0078】またこの時、FIFO208からはVD
(m−1,n)が出力されており、このV(m−1,
n)はDFF209に入力されている。DFF209の
出力は、減算器210のBに入力され、Aに入力されて
いるV(m,n)から減算されて、その結果が符号付9
ビットデータとして比較器211のA入力に入力され
る。
【0079】比較器211のB入力には、あらかじめ設
定された符号付9ビット定数C2が入力されており、 VD(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 の時、比較器211の出力はHighに、その他の時、
比較器211はLowを出力する。この比較器211の
出力はDFF212の入力に接続されており、この出力
は次のVCLKの立ち上がりエッジでDFF212に取
り込まれ、セレクタ214のセレクト端子に入力され
る。この時セレクタ214のA入力には前述した、セレ
クタ207の出力が入力されており、DFF205の出
力信号がLowの場合A入力が、Highの場合B入力
が選択されて出力されセレクタ214から出力される。
【0080】このようにして、 VD(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 の時第n番目の画素のデータVD(m,n)をVD(m
−1,n)で置き換えて出力し、VD(m,n)−VD
(m−1,n)>C2 かつVD(m,n)−VD
(m,n−1)≦C1 の時第n番目の画素のデータVD(m,n)をVD
(m,n−1)で置き換えて出力し、VD(m,n)−
VD(m−1,n)>C2 かつVD(m,n)−VD
(m,n−1)>C1 の時第n番目の画素のデータVD(m,n)をそのまま
出力することになる。
【0081】こうして出力された値を注目画素の濃度と
して画像情報を作成する。この画像情報を基に、電子写
真方式により画像を形成する。
【0082】このようにして、ある画素に注目した場
合、注目画素直前の画素あるいは注目画素直前の行にお
ける、注目画素に対応する位置の画素と比較し、その差
に応じて注目画素の値を置き換えることで、境界部分に
おける白抜けを防止できる。
【0083】<第4実施形態>図7は第4の実施形態の
信号処理部の構成を示すブロック図である。
【0084】第3実施形態と同様に、セレクタ214の
A入力には、セレクタ207の出力が入力されており、
この値は、 VD(m,n)−VD(m,n−1)≦C1 の時VD(m,n−1)であり、 VD(m,n)−VD(m,n−1)>C1 の時VD(m,n)である。
【0085】またB入力にはVD(m−1,n)が入力
されている。
【0086】コンパレータ215のA入力にはVD
(m,n−1)が、B入力にはVD(m−1,n)が入
力されており、コンパレータ215の出力は、 VD(m,n−1)≦VD(m−1,n) の時High VD(m,n−1)>VD(m−1,n) の時Lowとなり、これがDFF216でラッチされて
アンドゲート217に入力される。
【0087】アンドゲート216のもう一方の入力に
は、コンパレータ211の結果をラッチしたDFF21
2の出力が入力されており、この値は、 VD(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 の時High、 VD(m,n)−VD(m−1,n)>C2 の時Lowとなっている。
【0088】アンドゲート217の出力はセレクタ21
4のセレクト端子に入力されており、VD(m,n)−
VD(m−1,n)≦C2 かつVD(m,n−1)≦
VD(m−1,n)の場合、B入力を、その他の場合A
入力を選択して出力することになる。
【0089】このように、最終的に出力される画素の値
は、VD(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 かつ
VD(m,n−1)≦VD(m−1,n)の時1ライン
前の画素のデータVD(m−1,n)となり、VD
(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 かつVD
(m,n−1)>VD(m−1,n) かつVD(m,
n)−VD(m,n−1)≦C1の時直前の画素のデー
タVD(m,n−1)となり、VD(m,n)−VD
(m−1,n)>C2 かつVD(m,n)−VD
(m,n−1)>C1の時第n番目の画素のデータVD
(m,n)そのままとなる。本実施形態では、VD
(m,n)−VD(m−1,n)≦C2 かつVD
(m,n)−VD(m,n−1)≦C1の場合には、注
目画素直前の画素VD(m,n−1)と注目画素の1ラ
イン前の画素VD(m−1,n)とを比較し、VD
(m,n−1)>VD(m−1,n)であればV(m,
n−1)を注目画素に代えて出力し、VD(m,n−
1)≦VD(m−1,n)であればV(m−1,n)を
注目画素に換えて出力する。
【0090】このように、注目画素を、上述のように注
目画素の直前の画素および注目画素の1ライン前の画素
と比較し、その結果に応じて注目画素の値を直前の画素
値または1ライン前の画素値で置き換えて画素を形成す
ることで、前述した各色の隣接境界部に生ずる白抜けを
防止する。
【0091】また、本実施例では8ビットデータの場合
で説明したが、1ビットデータの2値のカラープリンタ
でもよいし、8ビット以外のビット幅のデータを扱うカ
ラープリンタの場合でもよい。
【0092】以上説明したように、本発明の上述の実施
形態によれば、注目画素の濃度値と注目画素直前の画素
の濃度値の差があらかじめ設定されたしきい値以下の場
合、注目画素値を直前の画素の値で置き換える処理を行
い、注目画素の濃度値と注目画素の1ライン前の画素の
濃度値の差があらかじめ設定されたしきい値以下の場
合、注目画素値を1ライン前の画素の値で置き換える処
理を行い、それ以外の場合には注目画素値をそのまま出
力する処理により、解像度の低下を起すことなく色の境
界部に発生する白抜けを防止し、高画質なカラー画像処
理装置を実現できる。
【0093】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0094】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能をソフトウェアにより実現するプログラムコード
を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0095】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0096】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0097】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0099】また、上述の実施例では、高濃度部と低濃
度部との境界部について、低濃度部の画素データを高解
像度部の画素データに置換したが、低濃度部の画素デー
タの変換は置換に限らず、所定の濃度レベルの増加が生
じるような変換(例えば、8ビットのデータにおいて、
レベル0からレベル1への変換など)であればよい。
【0100】また、濃度変化の抽出方法は、上述の実施
例の方法に限らない。
【0101】本発明は上述の実施例に限らず、クレーム
の記載の範囲内で、様々な変形、応報が可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
目画素の濃度値とその直前画素の濃度値との差が所定値
以下である場合に、注目画素値を直前の画素の値で置き
換えることにより、高濃度部幅を大きくすることができ
る。従って、非磁性1成分現象の際にも白抜き発生部を
補正することができるため、高画質な画像形成が可能と
なる。また、境界に隣接する高濃度部幅(濃度差の小さ
い領域幅)と低濃度部幅(濃度差の小さい領域幅)が所定
値以下である場合には注目画素値をそのまま出力するこ
とにより、細かな空白表現をつぶしてしまうことがな
い。従って、非磁性1成分現像の際に、原稿画像データ
本来の解像度を低下させることなく、各色の境界部に発
生する白抜きを補正することができ、高画質なカラー画
像を得ることができる。
【0103】また、注目画素の濃度値と注目画素直前の
画素の濃度値の差があらかじめ設定されたしきい値以下
の場合、注目画素値を直前の画素の値で置き換える処理
を行い、注目画素の濃度値と注目画素の1ライン前の画
素の濃度値の差があらかじめ設定されたしきい値以下の
場合、注目画素値を1ライン前の画素の値で置き換える
処理を行い、それ以外の場合には注目画素値をそのまま
出力する処理により、解像度の低下を起すことなく色の
境界部に発生する白抜けを防止し、高画質なカラー画像
処理装置及び方法を実現できる。
【0104】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理装置
の側断面図である。
【図2】本実施形態における現像器の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施形態において画像信号を処理する構成を
示すブロック図である。
【図4】本実施形態における信号処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態における信号処理部
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態における信号処理部
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る第4実施形態における信号処理部
の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の画像処理装置においてジャンピング現象
が発生する様子を示す図である。
【図9】従来の画像処理装置において白抜けが発生する
様子を示す図である。
【図10】従来の画像処理装置において白抜けが発生す
る様子を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 B41J 3/00 B H04N 1/46 H04N 1/46 Z (72)発明者 榎本 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斎藤 益朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 前橋 洋一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 内山 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 鶴谷 貴明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キャノ ン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分の画像を重ね合わせてカラ
    ー画像を形成する画像形成装置へ、該複数の色成分の画
    像のそれぞれを表す複数の色成分信号を供給する画像処
    理装置であって、 入力色成分信号に基づき所定の濃度変化が存在する境界
    部を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段による抽出結果に応じて、前記境界部の低
    濃度側の画素の値を変換する変換手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記境界部は、高濃度部から低濃度部へ
    の変化部であることを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記境界部を2次元方
    向について抽出することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、前記境界部における高
    濃度部又は低濃度部の幅を抽出することを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、前記境界部において、
    低濃度側の画素の値を高濃度側の画素の値で置換するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、非磁性1成分現像
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置は、非接触の現像を行
    うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の色成分の画像を重ね合わせてカラ
    ー画像を形成する画像形成装置へ、該複数の色成分の画
    像のそれぞれを表す複数の色成分信号を供給する画像処
    理方法であって、 入力色成分信号に基づき所定の濃度変化が存在する境界
    部を抽出する抽出工程と、 前記抽出工程による抽出結果に応じて、前記境界部の低
    濃度側の画素の値を変換する変換工程とを有することを
    特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像信号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像信号から高濃度部と
    低濃度部との境界部を抽出する抽出手段と、 前記境界部を高濃度部に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された画像信号に基づいて静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、 前記静電潜像を現像剤により現像して可視像化する現像
    手段と、 前記現像手段により可視像化された画像を出力する出力
    手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記抽出手段は、前記画像信号におい
    て注目画素直前の画素に対する注目画素の濃度値の増加
    量を算出し、該増加量に基づいて前記注目画素が境界部
    であるか否かを判定することを特徴とする請求項9記載
    の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段は、前記増加量が所定値
    以下であれば前記注目画素が境界部であると判定するこ
    とを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記変換手段は、前記境界部の注目画
    素の濃度値を注目画素直前の画素の濃度値に置き換える
    ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記入力手段により入力された
    画像信号から前記境界部に隣接する高濃度部の領域幅を
    検出する高濃度幅検出手段と、 前記境界部に隣接する低濃度部の領域幅を検出する低濃
    度幅検出手段とを有し、 前記変換手段は、前記高濃度幅検出手段により検出され
    た高濃度部の領域幅が所定値以上であり、かつ、前記低
    濃度幅検出手段により検出された低濃度部の領域幅が所
    定値以上であった場合に、前記境界部を高濃度部に変換
    することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記領域幅は画素数であることを特徴
    とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記現像手段は、非磁性1成分現像を
    行うことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記抽出手段は、前記画像信号におけ
    る画像先端部分及び画像終端部分以外の領域について、
    高濃度部と低濃度部との境界部を抽出することを特徴と
    する請求項9記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 所定の色成分の画像を合成してカラー
    画像を形成する画像処理装置であって、 各色成分について、注目画素の濃度と注目画素直前の画
    素の濃度の差を算出する第1の計算手段と、 各色成分について、注目画素の濃度と1ライン前の画素
    の濃度の差を算出する第2の計算手段と、 前記第1の計算手段及び前記第2の計算手段による出力
    に基づいて、前記注目画素の濃度として、前記注目画素
    の濃度または前記注目画素直前の画素の濃度または前記
    注目画素の1ライン前の画素の濃度のいずれかを選択し
    て出力する選択手段と、 前記選択手段により出力される画素に従って、画素を形
    成する手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記選択手段は、前記第1の計算手段
    による出力が第1のしきい値よりも大きく、かつ、前記
    第2の減算手段による出力が第2のしきい値よりも大き
    い場合に、注目画素の値をそのまま出力することを特徴
    とする請求項17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記選択手段は、前記第1の計算手段
    による出力が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ、
    前記第2の計算手段による出力が前記第2のしきい値よ
    りも小さい場合には、注目画素の濃度として前記注目画
    素直前の画素の濃度を出力し、前記第1の計算手段によ
    る出力が第1のしきい値よりも大きく、かつ前記第2の
    計算手段による出力が第2のしきい値よりも小さい場合
    には、注目画素の濃度として前記注目画素直前の1ライ
    ン前の画素の濃度を出力することを特徴とする請求項1
    8記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記選択手段は、前記第1の計算手段
    による出力が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ、
    前記第2の計算手段による出力が前記第2のしきい値よ
    りも大きい場合には、注目画素の濃度として前記注目画
    素直前の画素の濃度を出力し、前記第1の計算手段によ
    る出力が第1のしきい値よりも小さく、かつ、前記第2
    の計算手段による出力が第2のしきい値よりも小さい場
    合には、注目画素の濃度として前記注目画素直前の1ラ
    イン前の画素の濃度を出力することを特徴とする請求項
    18に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記選択手段は、前記第1の計算手段
    による出力が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ、
    前記第2の計算手段による出力が前記第2のしきい値よ
    りも大きい場合には、注目画素の濃度として前記注目画
    素直前の画素の濃度を出力し、前記第1の計算手段によ
    る出力が第1のしきい値よりも大きく、かつ前記第2の
    計算手段による出力が第2のしきい値よりも小さい場合
    には、注目画素の濃度として前記注目画素直前の1ライ
    ン前の画素の濃度を出力し、前記第1の計算手段による
    出力が前記第1のしきい値よりも小さく、かつ、前記第
    2の計算手段による出力が前記第2のしきい値よりも小
    さい場合には、前記注目画素直前の画素の濃度と、前記
    注目画素の1ライン前の画素の濃度とを比較し、大きい
    方の濃度を注目画素として出力することを特徴とする請
    求項18に記載の画像処理装置。
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