JP3160060B2 - 多色画像形成方法及び装置 - Google Patents

多色画像形成方法及び装置

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JP3160060B2
JP3160060B2 JP09706492A JP9706492A JP3160060B2 JP 3160060 B2 JP3160060 B2 JP 3160060B2 JP 09706492 A JP09706492 A JP 09706492A JP 9706492 A JP9706492 A JP 9706492A JP 3160060 B2 JP3160060 B2 JP 3160060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、ファ
クシミリ、プリンタ等の多色画像形成装置に採用される
多色画像形成方法及び装置に係わり、詳しくは感光体上
に複数色のトナー像を重ねて形成し、この重ねトナー像
を転写材に一括転写する多色画像形成方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帯電、光書き込み、現像を繰り返
して複数色の重ねトナー像を感光体上に形成し、転写材
に一括転写する多色画像形成方法においては、例えば、
黒トナー像が形成された感光体上に、イエロートナー像
を形成する場合に、黒トナー像の周りのイエロートナー
像部に黒トナーが散るという現象(以下、トナー散りと
いう)が生じることが知られている(例えば特開平1−
133073号公報参照)。この現象を、図7(a)、
(b)に基づいて説明する。図7(a)に示すように、
イエロー像の画像形成行程では感光体上に黒トナーが付
着している状態でコロナ帯電を行うと、トナーのない部
分の帯電電位は例えば−900V、トナーのある部分は
トナーが例えば−100V、その下の感光体は例えば−
800Vに帯電する。ここで、黒トナー像の周辺部にイ
エロー像の画像信号露光をすると、図7(b)に示すよ
うに、感光体電位は−100Vに低下するが、黒トナー
の下の感光体電位は−800V程度のままである。その
ため境界部では、マイナス帯電している黒トナーが周辺
部に飛び散る。これがトナー散りである。
【0003】これを防ぐために、上記公報においては、
黒トナー像とその周辺部との境界の電位差を小さくする
目的で、イエロー像作像時の帯電電位を下げることが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、帯電電位を
下げ、現像バイアス電圧固定したままでは地肌よごれを
招く。更にこの地汚れを防止するために、帯電電位を下
げるとともに現像バイアスも下げると、現像ポテンシャ
ルが小さくなって充分な濃度が得られなくなるという不
具合が生じる。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、複数色の重ねトナー
像を感光体上に形成する多色画像形成において、地汚れ
や濃度低下を招くことなく、先に現像されているトナー
像の隣接部に画像光書き込みすることによるトナー散り
を防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、各色ごとに、帯電、画像光書き
込み、現像の各工程を含む画像形成工程を繰り返して、
複数色の重ねトナー像を感光体上に形成し、該重ねトナ
ー像を転写材に一括転写する多色画像形成方法におい
て、2色目以降の画像形成工程において、画像光書き込
み工程が完了するまでに、該画像形成工程に係る画像の
非画像部に相当する感光体部分に存在する先行した画像
形成工程で形成された他の色のトナー像部におけるエッ
ジ部に対し、感光体電位を現像によってトナーが付着し
ない程度の電位に低下させる光書き込みを行うことを特
徴とするものである。
【0007】
【0008】また、請求項の発明は、各色ごとに、帯
電、画像光書き込み、現像の各工程を含む画像形成工程
を繰り返して、複数色の重ねトナー像を感光体上に形成
し、該重ねトナー像を転写材に一括転写する多色画像形
成方法において、2色目以降の画像形成工程において、
該画像形成工程に係る画像の非画像部に相当する感光体
部分に存在する先行した画像形成工程で形成された他の
色のトナー像部と隣接して画像光書き込みを行う場合
に、画像光書き込み工程が完了するまでに、該トナー像
部の該画像光書き込みを隣接して行う縁部に対し、感光
体電位を現像によってトナーが付着しない程度の電位に
低下させる光書き込みを行うことを特徴とするものであ
る。
【0009】ここで、請求項1あるいは2の発明におい
て、上記のトナーが付着しない程度の感光体電位は、現
像に用いる現像バイアスの大きさ等によって決まり、通
常、感光体電位と現像バイアスとの電位差である現像ポ
テンシャルが200Vよりも小さくなる電位ですれば、
トナー付着を防止することができる。また、上記光書き
込みは上記他の色が黒色であるときのみ行うようにして
も良い。
【0010】また、請求項3の発明は、感光体と、帯電
器と、光書き込み光学装置と、現像器と、各色の画像情
報に基づいて該光書き込み光学装置の駆動信号を生成す
る駆動信号生成手段とを有し、各色ごとに、帯電、画像
光書き込み、現像の各工程を含む画像形成工程を繰り返
して、複数色の重ねトナー像を感光体上に形成し、該重
ねトナー像を転写材に一括転写する多色画像形成装置に
おいて、感光体上に形成した各色トナー像の画像情報を
記憶する画像情報記憶部を設け、該駆動信号生成手段
を、先行する画像形成工程によって形成された画像につ
いての該画像情報記憶部の記憶内容に基づいて、2色目
以降の画像形成工程に係る画像書き込み時に、該画像形
成工程に係る画像の非画像部に相当する感光体部分に存
在する先行した画像形成工程で形成された他の色のトナ
ー像部と隣接して画像光書き込みを行う場合に、該トナ
ー像部の該画像光書き込みを隣接して行う縁部に対して
光書き込みを行わせる駆動信号を生成するように構成し
たことを特徴とするものである。また、請求項4の発明
は、感光体と、帯電器と、光書き込み光学装置と、現像
器と、各色の画像情報に基づいて該光書き込み光学装置
の駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを有し、各色
ごとに、帯電、画像光書き込み、現像の各工程を含む画
像形成工程を繰り返して、複数色の重ねトナー像を感光
体上に形成し、該重ねトナー像を転写材に一括転写する
多色画像形成装置において、感光体上に形成した各色ト
ナー像の画像情報を記憶する画像情報記憶部を設け、該
駆動信号生成手段を、先行する画像形成工程によって形
成された画像についての該画像情報記憶部の記憶内容に
基づいて、2色目以降の画像形成工程に係る画像書き込
み時に、先行する画像形成工程によって形成されている
他の色のトナー像部におけるエッジ部に対して光書き込
みを行わせる駆動信号を生成するように構成したことを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項3又は
の多色画像形成装置において、上記光書き込み光学装置
を、上記画像光書き込み用の光源を、上記トナー像部に
対する光書き込み用に兼用する用に構成し、上記駆動信
号生成手段を、該画像光書き込み用と該光書込用とで該
光源の発光量を切り替える駆動信号を生成するように構
成したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明は、2色目以降の画像形成工程で、画像
光書き込み工程が完了するまでに、該画像形成工程に係
る画像の非画像部に相当する感光体部分に先行する画像
形成工程によって形成されている他の色のトナー像部に
対して光書き込みを行って該トナー像部の感光体電位を
低下させ、これにより、該トナー像部の隣接部に画像光
書き込みがされて該隣接部の感光体電位が低下した場合
にも、該トナー像部と該隣接部との電位差が該トナー像
を構成するトナーが散らない程度の電位にする。ここ
で、該トナー像部に対する光書き込みは、感光体電位を
現像によってトナーが付着しない程度の電位に低下させ
るように行い、これにより、トナー散り防止のためにお
こなう該光書き込みによって、本来非画像部であるとこ
ろに現像によるトナーが付着しないようにする。
【0013】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるフルカラ
ーモードを備えた電子写真複写機(以下、複写機とい
う)に適用した一実施例について説明する。図1(a)
は実施例に係る複写機の概略構成図である。まず、フル
カラーモードにおける画像形成動作の概略について説明
する。フルカラーモードでは、スコロトロン帯電器1に
よって均一に−900Vに帯電された感光体2に、レー
ザー光Lによりイエロー(以下、Yという)像が書き込
まれ、これにより、トナーが付着すべき部分である画像
部の電位が低下したネガ像のY像の静電潜像(以下、Y
潜像という)が形成される。ここで、画像部の電位は−
100まで低下している。このY潜像は、負帯電したY
トナーを備えたY現像器3によって反転現像されYトナ
ー像となる。現像剤は非磁性一成分を採用している。そ
して、転写ユニット7、クリーニングユニット8は、重
ね現像時は感光体1表面から退避しており、転写、クリ
ーニングは行なわれずに2色目の作像(画像形成工程)
にはいる。
【0014】Yトナー像が形成されたままの感光体3
は、再びスコロトロン帯電器1で均一に−900Vに帯
電された後、画像先端をY像と合わせてレーザー露光L
によりマゼンタ(以下、Mという)像が書き込まれてネ
ガ像のMの静電潜像(以下、M潜像という)が形成され
る。このM潜像は、非接触により1色目の像を乱すこと
なく負帯電したMトナーを備えたM現像器4によって反
転現像されMトナー像となる。
【0015】以降同様に、シアン(以下、Cという)ト
ナー像、必要に応じて黒(以下、Kという)トナー像
も、C現像器5、K現像器6を用いて形成される。
【0016】そして、感光体2上の重ねトナー像は、正
規の作動位置に戻された転写ユニット7の転写ローラ7
aに正の直流バイアスを印加して、レジストローラ9か
ら送られて来る転写紙に転写される。さらに、定着器1
0によって定着され、排紙ローラ11により排紙され
る。一方、感光体上の転写残トナーは、クリーニング前
除電器12によるDC重畳ACチャージによってクリー
ニング前除電が行われた後、これも正規の作動位置に戻
されたクリーニングユニット8の導電性ファーブラシ8
aによってクリーニングされる。
【0017】なお、以上の例では、トナー像の形成順序
がY、M、C、必要に応じてKという順序であるが、こ
れに限られるものではなく予め設定した任意の順序でト
ナー像の形成を行っても良い。
【0018】次に、画像露光によるトナー散り防止につ
いて説明する。前述のように、2色目以降の作像におい
て、すでに現像されたトナー像の隣接部がその作像に係
る画像の画像部に相当している場合、該隣接部に画像信
号露光を行うと、この画像信号露光により隣接部の電位
が−100Vに低下するのに対し、トナー像部の感光体
電位が−800Vのままであると、両部の境界近傍のト
ナー像部では両部の電位差によってトナー像を構成する
トナーが画像部に散る恐れがある。
【0019】そこで、本実施例においては、図1(b)
に示すように、2色目以降の作像に係る画像の画像部
が、既に感光体上に形成されているトナー像部に隣接
する場合にも、この作像に係る画像信号露光完了時に、
図1(c)に示すように画像部とトナー像部との電
位差が、トナー散りを生じない程度の電位差になり、か
つ、トナー像部の感光体電位が現像によってトナーが付
着しない程度の電位になるように、トナー像部にトナ
ー散り防止用の光書き込みを行う。
【0020】ここで、通常、感光体電位と現像に用いる
現像バイアスとの電位差ある現像ポテンシャルが20
0Vよりも小さくなると、現像によるトナー付着が生じ
ず、かつ、トナー像部の感光体電位と上記画像部との
電位差が500V以下であればトナー散りが生じないの
で、トナー像部の感光体電位が例えば−600V程度に
なるようにトナー散り防止用の光書き込みを行う。
【0021】また、このトナー散り防止用の光書き込み
の露光量は、すでに形成されているトナー像が、カラー
(Y、M、C)かKかで異なるようにすることが望まし
い。これは、カラートナーとKトナーとでは、レーザー
光の透過率が異なり、狙いのトナー像部の感光体電位を
得るのに必要な露光量が異なるためである。例えば、図
2は横軸にレーザー光の露光量を取り、縦軸に感光体電
位を取って、トナーが付着していない場合a、カラート
ナーが付着している場合b、Kトナーが付着している場
合cのそれぞれについて、露光量と感光体電位との関係
を示すしたグラフである。このグラフからも判るように
Kトナーの透過率がカラートナーより小さいので、感光
体電位を狙いの例えば−600Vまで低下させるのに、
感光体カラートナーの場合に必要な露光量P1よりもK
トナーの場合に必要な露光量P2の方が大きくなる。
【0022】以上のようなトナー散り防止用の光書き込
みを行うために、本実施例においては、画像信号露光用
のレーザー光源LDを用いている。図3は、このレーザ
ー光源駆動用の電装部のブロック図である。この電装部
は、図示しない画像信号処理部からの画像データがデー
タ変換回路21に入力されるように構成されている。こ
の画像データはデータ変換回路21で発光強度信号に変
換される。この発光強度信号がレーザー光源LDを駆動
するLD駆動回路22に送られる。そして、本実施例に
おいては、上記トナー散り防止用の光書き込みを行うた
めに、実行済みの作像に係る画像データを記憶する画像
情報記憶部である書き込み画像情報記憶部23が設けら
れている。2色目以降の作像における画像信号露光時
に、この画像情報記憶部23からのデータが、既に感光
体2上に形成されているトナー像部の位置情報として、
画像処理部からの画像データと同期しながらデータ変換
回路21に入力される。データ変換回路21では、画像
処理部からの画像データに基づいて通常の画像信号書き
込み用の光強度信号を生成してLD駆動回路22に送る
とともに、書き込み画像情報記憶部23からのデータに
基づいてトナー散り防止露光用の光強度信号を生成して
LD駆動回路22に送る。ここで、本実施例のデータ変
換回路21は、既に感光体2上に形成されているトナー
像部のうち画像信号露光に係る画像部に含まれる部分に
関しては、画像信号書き込み用の光強度信号を生成する
ように構成されている。
【0023】なお、トナー散り防止露光用の光強度信号
としては、前述のようにカラートナー像用の露光量P1
に相当する信号とKトナー像用の露光量P2に相当する
信号とを、選択的に生成できるようにする場合には、ト
ナー散り防止露光用の光強度信号選択用の演算回路を、
書き込み画像情報記憶部23又はデータ変換回路21に
付設する。
【0024】以上の構成において、例えば、図4(a)
に示すように、1色目のKトナー像として英文字「A」
と「B」が形成されている状態で、2色目のYトナー像
として英文字「A」の上半分の周りに位置する矩形像
(Y像における画像部)を形成する場合、図示の主走査
ラインl上の各位置に対する露光量は、図4(b)に示
すようになる。即ち、Yトナーで現像すべき矩形像部分
である、地点l1乃至l2の範囲、地点l3乃至l4の範
囲、及び、地点l5乃至l6の範囲は、通常の画像信号露
光用の光強度信号に基づいて駆動されるレーザー光源L
Dからレーザーにより露光量P0で露光され、Kトナー
像部である、地点l2乃至l3の範囲及び地点l4乃至l5
の範囲は、トナー散り防止用の光強度信号に基づいて駆
動されるレーザー光源LDからレーザーにより露光量P
2で露光される。この両種の露光が、主走査ラインl上
の一回の主走査中に行われるのである。
【0025】以上、本実施例によれば、2色目以降の作
像において、既に感光体2上に形成されているトナー像
部に、トナー散り防止用の光書き込みを行うので、トナ
ー散りを防止することができる。また、2回目以降の作
像に係る画像の非画像部に含まれるかぎり、画像部に隣
接しているかいなかに拘らず、既に感光体2上に形成さ
れているトナー像部の全てにトナー散り防止用の光書き
込みを行うので、トナー散り防止用の光書き込みのため
の電装部の改良を最小限にとどめることができる。
【0026】なお、上記実施例においては、トナー像の
エッジ部のみならず中央部も含めてトナー散り防止用の
光書き込みを行っているが、トナー散りは、ほとんどエ
ッジ部からのトナーによるものであるので、例えば、図
5(b)に示すように、トナー像のエッジ部のみにトナ
ー散り防止用の光書き込みを行うようにしても良い。な
お、図5(a)は比較のために、トナー散り防止用の光
書き込みを行わなかった場合の画像部に隣接したトナー
像部の電位を示すものである。このエッジ部のみへのト
ナー散り防止用の光書き込みを行うには、例えば、上記
書き込み画像情報記憶部23からのデータを用いて、感
光体2上のトナー像のエッジ部を判別する判別回路を設
け、これにより生成されるエッジ部データをデータ変換
回路21に入力するように構成する。
【0027】また、上記実施例においては、2回目以降
の作像に係る画像の非画像部に含まれるかぎり、画像部
に隣接しているか否かに拘らず、既に感光体2上に形成
されているトナー像部の全てにトナー散り防止用の光書
き込みを行うものであるが、これに代え、例えば、図6
(a)に斜線を付してトナー散り防止用の光書き込み領
域を示すように、このような非画像部に含まれるトナー
像部のうち画像部に隣接する部分にのみトナー散り防止
用の光書き込みを行うようにしても良い。図6(b)は
図6(a)中の主走査ラインl上の各位置に対する露光
量を示すしたものである。なお、この場合、図4(a)
中の英文字「B」は全くY像の画像部が隣接していない
ので、この英文字「B」のKトナー像部に対してはトナ
ー散り防止用の光書き込みはまったく行わない。このよ
うなトナー散り防止用の光書き込みを行うためには、例
えば、上記データ変換回路21に画像信号処理部からの
画像データと書き込み画像情報記憶部23からのデータ
とに基づいて上記のような画像部に隣接するトナー像部
の位置を判別する機能を持たせても良いし、書き込み画
像情報記憶部23からのデータに代え、このような判別
を行う回路からのデータをデータ変換回路21に入力す
るようにしても良い。
【0028】また、上記実施例は、2色目以降の作像に
おいて、既に感光体2上に形成されている全ての色のト
ナー像についてトナー散り防止用の光書き込みを行うも
のであるが、実際としては、Kトナーのトナー散りが最
も目立ち易く、カラートナーのトナー散りはそれほど目
立つものではないので、2色目以降の作像において、既
に感光体2上にKトナー像が形成されている場合のみ、
そのKトナー像に対してトナー散り防止用の光書き込み
を行うようにしても良い。この場合には、上記書き込み
画像情報記憶部23には、K像に関する画像データのみ
を記憶することになる。
【0029】また、上記実施例では、トナー散り防止用
の光書き込み用の光源として、画像信号露光用の光源を
兼用したが、これに代え、別のトナー散り防止用の光書
き込み光源を設けても良い。この場合にも、トナー散り
は画像信号露光によって生じるので、画像信号露光完了
までに、トナー散り防止用の光書き込みを行うようにす
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、2色目
以降の画像形成工程で、画像光書き込み工程が完了する
までに、該画像形成工程に係る画像の非画像部に相当す
る感光体部分に先行する画像形成工程によって形成され
ている他の色のトナー像部に対して光書き込みを行って
該トナー像部の感光体電位を低下させ、これにより、該
トナー像部の隣接部に画像光書き込みがされて該隣接部
の感光体電位が低下した場合にも、該トナー像部と該隣
接部との電位差が該トナー像を構成するトナーが散らな
い程度の電位にするので、画像部の濃度低下を招くこと
なく、先に現像されているトナー像の隣接部に画像光書
き込みすることによるトナー散りを防止することができ
る。また、該トナー像部に対する光書き込みは、感光体
電位を現像によってトナーが付着しない程度の電位に低
下させるように行い、これにより、トナー散り防止用の
光書き込みによって、本来非画像部であるところに現像
によるトナーが付着しないようにするので、画像の地汚
れも生じない。
【0031】特に、請求項の発明によれば、トナー散
りが生じる可能性がほとんどないトナー像の中央部は除
きトナー像部のエッジ部に対して、トナー散り防止用の
光書き込みを行うので、トナー散り防止用の光書き込み
を効率良く行うことができ、また、感光体の疲労を比較
的軽減できる。
【0032】また、請求項の発明によれば、トナー散
りの可能性がある、トナー像部と隣接して画像光書き込
みを行う場合の該トナー像部の該画像光書き込みを隣接
して行う縁部に対して、トナー散り防止用の光書き込み
を行うので、トナー散り防止用の光書き込みを更に効率
良く行うことができ、また、感光体の疲労を比較的軽減
できる。
【0033】また、請求項3あるいは4の発明によれ
ば、トナー散り防止用の光書き込みを行う領域を、感光
体上に形成した各色トナー像の画像情報を記憶する画像
情報記憶部の記憶内容に基づいて定めているので、精度
よくトナー散り防止用の光書き込みを行うことができ
る。
【0034】また、請求項5の発明によれば、トナー散
り防止用の光書き込み用の光源として、画像光書き込み
用の光源を兼用しているので、コスト高とならず、露光
制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る複写機の概略構成を示す
正面図、(b)及び(c)はトナー散り防止用光書き込
みによる感光体電位変化の説明図。
【図2】露光量と感光体電位との関係を示すしたグラ
フ。
【図3】同複写機のレーザー光源駆動用の電装部のブロ
ック図。
【図4】(a)は画像の一例の説明図、(b)は同画像
中のある主走査ライン上の各位置に対する露光量を示す
グラフ。
【図5】(a)はトナー像部の電位分布図、(b)は変
形例に係るトナー散り防止用の光書き込みを行った場合
の電位分布図。
【図6】(a)は変形例に係るトナー散り防止用の光書
き込みを行う場合の同画像中のある主走査ライン上の各
位置に対する露光量を示すグラフ、(b)は同トナー散
り防止用の光書き込みを行う場合の同画像中のトナー散
り防止用の光書き込み部の説明図。
【図7】(a)及び(b)はトナー散りの説明図。
【符号の説明】
1 スコロトロン帯電器 2 感光体 3 Y現像器 4 M現像器 5 C現像器 6 K現像器 7 転写ユニット 8 クリーニングユニット 9 レジストローラ 10 定着器 21 データ変換回路 22 LD駆動回路 23 書き込み画像情報記憶部 LD レーザー光源 L レーザー光
フロントページの続き (72)発明者 岡田 健二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 渡邊 好夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−68865(JP,A) 特開 昭63−292157(JP,A) 特開 昭63−172284(JP,A) 特開 平2−156261(JP,A) 特開 平4−50964(JP,A) 特開 平1−287581(JP,A) 特開 平3−72380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色ごとに、帯電、画像光書き込み、現像
    の各工程を含む画像形成工程を繰り返して、複数色の重
    ねトナー像を感光体上に形成し、該重ねトナー像を転写
    材に一括転写する多色画像形成方法において、 2色目以降の画像形成工程において、画像光書き込み工
    程が完了するまでに、該画像形成工程に係る画像の非画
    像部に相当する感光体部分に存在する先行した画像形成
    工程で形成された他の色のトナー像部におけるエッジ部
    に対し、感光体電位を現像によってトナーが付着しない
    程度の電位に低下させる光書き込みを行うことを特徴と
    する多色画像形成方法。
  2. 【請求項2】各色ごとに、帯電、画像光書き込み、現像
    の各工程を含む画像形成工程を繰り返して、複数色の重
    ねトナー像を感光体上に形成し、該重ねトナー像を転写
    材に一括転写する多色画像形成方法において、 2色目以降の画像形成工程において、該画像形成工程に
    係る画像の非画像部に相当する感光体部分に存在する先
    行した画像形成工程で形成された他の色のトナー像部と
    隣接して画像光書き込みを行う場合に、画像光書き込み
    工程が完了するまでに、該トナー像部の該画像光書き込
    みを隣接して行う縁部に対し、感光体電位を現像によっ
    てトナーが付着しない程度の電位に低下させる光書き込
    みを行うことを特徴とする多色画像形成方法。
  3. 【請求項3】感光体と、帯電器と、光書き込み光学装置
    と、現像器と、各色の画像情報に基づいて該光書き込み
    光学装置の駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを有
    し、各色ごとに、帯電、画像光書き込み、現像の各工程
    を含む画像形成工程を繰り返して、複数色の重ねトナー
    像を感光体上に形成し、該重ねトナー像を転写材に一括
    転写する多色画像形成装置において、 感光体上に形成した各色トナー像の画像情報を記憶する
    画像情報記憶部を設け、 該駆動信号生成手段を、先行する画像形成工程によって
    形成された画像につい ての該画像情報記憶部の記憶内容
    に基づいて、2色目以降の画像形成工程に係る画像書き
    込み時に、該画像形成工程に係る画像の非画像部に相当
    する感光体部分に存在する先行した画像形成工程で形成
    された他の色のトナー像部と隣接して画像光書き込みを
    行う場合に、該トナー像部の該画像光書き込みを隣接し
    て行う縁部に対して光書き込みを行わせる駆動信号を生
    成するように構成したことを特徴とする多色画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】感光体と、帯電器と、光書き込み光学装置
    と、現像器と、各色の画像情報に基づいて該光書き込み
    光学装置の駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを有
    し、各色ごとに、帯電、画像光書き込み、現像の各工程
    を含む画像形成工程を繰り返して、複数色の重ねトナー
    像を感光体上に形成し、該重ねトナー像を転写材に一括
    転写する多色画像形成装置において、 感光体上に形成した各色トナー像の画像情報を記憶する
    画像情報記憶部を設け、 該駆動信号生成手段を、先行する画像形成工程によって
    形成された画像についての該画像情報記憶部の記憶内容
    に基づいて、2色目以降の画像形成工程に係る画像書き
    込み時に、先行する画像形成工程によって形成されてい
    る他の色のトナー像部におけるエッジ部に対して光書き
    込みを行わせる駆動信号を生成するように構成したこと
    を特徴とする多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記光書き込み光学装置を、上記画像光書
    き込み用の光源を、上記トナー像部に対する光書き込み
    用に兼用する用に構成し、 上記駆動信号生成手段を、該画像光書き込み用と該光書
    込用とで該光源の発光量を切り替える駆動信号を生成す
    るように構成したことを特徴とする請求項3又は4の多
    色画像形成装置。
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