JP3540550B2 - 処理装置及び処理方法 - Google Patents
処理装置及び処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3540550B2 JP3540550B2 JP16796797A JP16796797A JP3540550B2 JP 3540550 B2 JP3540550 B2 JP 3540550B2 JP 16796797 A JP16796797 A JP 16796797A JP 16796797 A JP16796797 A JP 16796797A JP 3540550 B2 JP3540550 B2 JP 3540550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- substrate
- height
- pure water
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は,例えば半導体ウェハやLCD用ガラス板等の基板を回転させながら所定の処理を行う,処理装置及び処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に,半導体デバイスの製造工程においては,例えば半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)の基板の表面に付着したパーティクル有機汚染物,金属不純物等のコンタミネーションを除去するために洗浄処理システムが使用されている。ウェハを洗浄する洗浄処理システムの1つとして,一般にスピン型の装置を用いた枚葉式の洗浄処理システムが知られている。
【0003】
枚葉式の洗浄処理システムには,例えばウェハを収納したキャリアを載置できる載置部と,載置部に載置されたキャリアから洗浄前のウェハを取り出し,また,洗浄後のウェハをキャリアに収納する取出搬入部と,ウェハの洗浄及び乾燥を行う処理装置が備えられた洗浄処理部と,これら取出搬入部と洗浄処理部との間でウェハの搬送を行う搬送アームが設けられている。そして,載置部に載置されたキャリアから取出搬入部によって取り出されたウェハは,搬送アームによって洗浄処理部に搬送される。そして,ウェハに所定の洗浄及び乾燥処理が行われ,洗浄処理部での所定の処理工程が終了した後,搬送アームによって洗浄処理部から搬出され再び取出搬入部を介してキャリアにウェハが搬入される。
【0004】
この洗浄処理システムに備えられた処理装置には,ウェハを収納する容器と,容器内においてウェハを回転自在に保持するスピンチャックと,スピンチャックに保持されたウェハの表面に処理流体を供給する供給手段が備えられている。なお,処理流体には,ウェハの表面を洗浄処理するためにフッ酸溶液等の薬液や純水が用いられ,また,ウェハの表面を乾燥処理するために不活性ガスとしてのN2ガスやIPA(イソプロピルアルコール)蒸気等が用いられている。
【0005】
そして,ウェハに所定の処理工程を行う際には,容器内において,所定の高さに位置させた状態で,スピンチャックにウェハを保持させ,ウェハを回転させる。そして,回転しているウェハの表面に,供給手段から薬液を供給して洗浄処理を行い,ウェハWの表面に付着したパーティクル有機汚染物等を除去する。この薬液による洗浄後に回転しているウェハの表面に,供給手段から純水を供給してリンス処理を行う。最後に,供給手段からN2ガスなどの乾燥ガスを同様に回転しているウェハの表面に供給してスピン乾燥させるようにしている。このスピン乾燥においては,更にスピンチャックを高速回転させて,ウェハの表面から純水を吹き飛ばすと共に,N2ガスをウェハの表面に吹き付けて乾燥を促進させる。こうして,容器内において,ウェハを回転させながら所定の処理工程が連続して行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,従来の処理装置においては,供給手段から薬液を供給する際に,容器内の内壁に薬液が飛び散って,そのまま付着する。そして,ウェハの処理を繰り返す度に薬液が飛び散るので,容器内の内壁に薬液の残留成分がこびり付き,例えば純水によるリンス処理に対する悪影響や付着した薬液成分から発生する粒子がウェハを汚染する等の不安がある。
【0007】
また,薬液等の処理流体は,ウェハの処理が終了した後,容器から回収され,調整してから供給手段に戻し再びウェハの処理に再利用するように構成されている。ここで,従来の処理装置においては,薬液等の処理流体を回収して再利用するための構成は処理装置と別のユニットとして設けられている。このため,洗浄処理システムに係る設置面積が増大し工場内の有限面積が狭くなる。また,薬液の回収や薬液を供給手段に再び供給する回路が非常に長い距離になる。このため,薬液を供給するポンプの容量の増大又は薬液の流通時間の増大に伴う薬液の温度の低下といった種々の問題が生じる。
【0008】
本発明の目的は,壁に付着した薬液等の処理流体を洗い流すことができ,かつ,設置面積を縮小でき更に回収回路を短くできる処理装置及び処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために,本発明は,基板を収納する容器と,該容器内において基板を回転自在に保持する保持手段と,該保持手段に保持された基板に薬液と純水を供給する供給手段を備えた処理装置において,前記基板を容器内における第1の高さと該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させるべく前記容器を昇降自在に構成し,前記供給手段は,前記基板を第1の高さに移動させた状態で薬液を供給し,前記容器の下降によって前記基板を第2の高さに移動させた状態で純水を供給するように構成され,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水が,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すように構成され,前記容器の底面に回収回路を接続すると共に,該回収回路を経て回収された薬液を貯める,前記容器よりも下方に配置されたタンクと,該タンク内に貯められた薬液を前記供給手段に戻すリターン回路を設け,前記回収回路には,三方弁を介してドレイン回路が接続されており,前記三方弁の切換え操作により,純水をドレイン回路から排出させ,前記タンクには薬液のみを回収するように構成され,前記タンクには,薬液を調整する循環回路が接続され,前記リターン回路は,前記循環回路に三方弁を介して接続され,前記循環回路には,ポンプ,ダンパ,ヒータ,フィルタが設けられていることを特徴とする。
【0010】
この処理装置によれば,処理装置の容器内において,保持手段に保持された基板に対して処理を行う際に,先ず,基板を容器内における第1の高さに移動させる。そして,保持手段によって基板を回転させながら,供給手段から薬液を回転している基板の表面に供給し,基板に対して所定の処理が行われる。次に,容器の下降によって基板を容器内における第1の高さよりも高い第2の高さに上昇させる。そして,同様に供給手段から純水を回転している基板に供給して基板に対して所定の処理が行われる。こうして,第1の高さよりも高い第2の高い位置で基板の回転により周囲に振り切られた純水が,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流す。
【0011】
この処理装置において,前記基板を容器の上方に持ち上げるべく前記容器を下降自在に構成することが好ましい。これにより,容器内に基板を容易に搬入出させることができる。
【0012】
更に,前記容器の底面に回収回路を接続すると共に,該回収回路を経て回収された第1の処理液を貯める,前記容器よりも下方に配置されたタンクと,該タンク内に貯められた第1の処理液を前記供給手段に戻すリターン回路を設けるのが良い。容器の底面から回収回路により回収された第1の処理液は,タンク内に貯められると共に調整され,その後,調整された第1の処理液はリターン回路によって供給手段に戻され基板の処理に再利用することができる。
【0013】
また,前記回収回路には,三方弁を介してドレイン回路が接続されており,前記三方弁の切換え操作により,リンス処理で使用された第2の処理液をドレイン回路から排出させ,前記タンクには第1の処理液のみを回収するように構成されていても良い。この場合,前記タンクには,第1の処理液を調整する循環回路が接続されていても良い。このように構成することにより,薬液等の処理流体の回収,再利用が円滑に行われる。
【0014】
また本発明は,容器内において回転させた基板に,薬液と純水を供給して処理する処理方法において,前記薬液を供給する際には基板を容器内における第1の高さに移動させると共に,処理に用いた薬液をタンク内に回収し,タンク内に貯められた薬液を循環回路に循環させることにより,ヒータ及びフィルタによって調整し,調整された薬液を再び処理に再利用し,前記純水を供給する際には前記容器の下降によって基板を容器内における該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させることにより,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水で,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すと共に,洗い流した純水はドレイン回路から排液させることを特徴とする。
また本発明は,容器内において回転させた基板に,薬液と純水を供給して処理する処理方法において,前記薬液を供給する際には基板を容器内における第1の高さに移動させ,前記純水を供給する際には前記容器の下降によって基板を容器内における該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させることにより,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水が,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すように構成し,前記第2の高さで基板に純水を供給して処理した後,基板を乾燥処理し,前記乾燥処理は,前記第1の高さに位置させた状態で回転する基板にIPA蒸気とN 2 ガスの混合気体を供給した後,前記容器の下降によって第1の高さよりも高い第2の高さに位置させた状態で基板にN 2 ガスを供給することにより行われることを特徴とする。
前記薬液を供給した後に,前記基板を容器内における第2の高さに移動させる前に,前記純水を供給しても良い。また,乾燥処理終了後,前記容器を更に下降させることによって基板を容器の上方に持ち上げても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について説明すると,本実施形態はキャリア単位でのウェハの搬入,洗浄,乾燥,キャリア単位での搬出までを一貫して行うように構成された洗浄処理システムとして構成されたものである。図1は,本発明の好ましい実施の形態を説明するための洗浄処理システム1の平面図である。
【0016】
この洗浄処理システム1は,ウェハWを収納したキャリアCを載置できる載置部2と,載置部2に載置されたキャリアCから洗浄前のウェハを取り出し,また,洗浄後のウェハWをキャリアCに搬入する取出搬入アーム3と,ウェハWに対して所定の洗浄及び乾燥処理を行う洗浄処理部4と,洗浄処理部4と取出搬入アーム3との間でウェハWを搬送する搬送アーム5を備えている。
【0017】
載置部2は,ウェハを25枚収納したキャリアCを4個分載置できる構成になっている。そして,載置部2を介して,洗浄前のウェハWをキャリアC単位で洗浄処理システム1に搬入し,また,洗浄後のウェハWをキャリアC単位で洗浄処理システム1から搬出するように構成されている。
【0018】
取出搬入アーム3は,水平(X,Y)方向に移動すると共に,昇降自在であり,かつ鉛直軸を中心に回転できるように構成されている そして,キャリアCから洗浄前のウェハWを一枚づつ取り出して搬送アーム5に受け渡す操作を行うと共に,洗浄後のウェハWを搬送アーム5から受け取りキャリアCに一枚ずつ搬入する操作を行うことができるように構成されている。
【0019】
洗浄処理部4には,搬送アーム5の搬送路6の両側にウェハの洗浄及び乾燥処理を行う処理装置7,8,9が順に配置され,両側で同時に処理が進行できるように構成されている。
【0020】
搬送アーム5は,水平(X,Y)方向に移動すると共に,昇降自在であり,かつ鉛直軸を中心に回転できるように構成されている。取出搬入アーム3との間でウェハWの授受ができるように構成されている。そして,取出搬入アーム3から受け取ったウェハWを所定の処理装置7,8,9にまで搬送する操作を行うと共に,洗浄後のウェハWを処理装置7,8,9から取り出して洗浄処理部4から搬出し取出搬入アーム3に受け渡す操作を行うことができる。
【0021】
上記のように構成される洗浄処理システム1において,載置部2に載置されたカセットC内のウェハWは,取出搬入アーム3を介して搬送アーム5に受け渡され,処理装置7,8,9に順次搬送される。すなわち,ウェハWは,まず処理装置7において,薬液による洗浄処理が行われ,その後に純水によるリンス処理,スピンによる乾燥処理の順で処理が行われる。処理装置7で処理されたウェハWは続いて,処理装置8において,処理装置7とは異なる薬液による洗浄処理が行われ,その後に純水によるリンス処理,スピンによる乾燥処理の順で処理が行われる。そして,最後に処理装置9において,純水によるリンス処理で最終洗浄され,スピンによる乾燥処理が行われる。
【0022】
なお以上の配列,各処理装置の組合わせは,ウェハWに対する洗浄の種類によって任意に組み合わせることができる。例えば,ある処理装置を減じたり,逆にさらに他の処理装置を付加してもよい。
【0023】
次に,処理装置7,8,9の構成について説明する。なお,本発明の実施の形態にかかる洗浄処理システム1の処理装置7,8,9は何れも同様の構成を備えているので,処理装置7を代表として説明する。
【0024】
図2は処理装置7のユニット7a内の上方の要部を示す断面図である。図3は処理装置7のユニット7a全体の回路図である。ユニット7aのケーシング7b内には,基板であるウェハWを回転自在に保持する保持手段としてのスピンチャック10と,このスピンチャック10及びウェハWの外周とそれら下方を包囲する容器20と,ウェハWの表面に,第1の処理流体としての薬液と第2の処理流体として純水を供給する供給手段30と,IPA(イソプロピルアルコール)蒸気とN 2 ガスを供給する供給手段31が備えられている。なお,この場合にIPA蒸気とN2ガスとを混合させた混合気体を使用しても良い。
【0025】
スピンチャック10は,モータ11により回転する回転軸12の上部に装着される載置板13と,この載置板13の周縁部に垂設された保持部14とから構成されている。この保持部14は,ウェハWを載置板13から浮かせた状態でウェハWの周縁部を保持するように構成されている。
【0026】
図示の例では,容器20の左側の下面には,ボールネジ軸21が取り付けられており,ボールネジ軸21にナット22が螺合している。ナット22にはモータ23の回転動力がプーリ24およびベルト25を介して伝達されるように構成されている。こうして,モータ23の回転駆動によって,容器20は昇降自在になるように構成されている。
【0027】
ここで,モータ23の回転駆動によって,図2で実線で示した容器20の位置に容器20が昇降移動した場合には,スピンチャック10に保持されているウェハWは,容器20内おける第2の高さに移動させられた状態になる。この状態から,更にモータ23が正方向に回転駆動した場合には,容器20が図2中の二点鎖線で示した容器20’の位置に上昇移動する。これにより,スピンチャック10に保持されているウェハWは,容器20内おける第2の高さから相対的に下降移動し容器20内おける第1の高さに移動させられた状態となる。このように,ウェハWを容器20内における第1の高さと第1の高さよりも高い第2の高さに移動させるべく,容器20が昇降自在になるように構成されている。
【0028】
また,図2で実線で示した容器20の位置から,モータ23が逆方向に回転駆動した場合には,容器20が図2中の二点鎖線で示した容器20”の位置に下降移動する。これにより,スピンチャック10に保持されているウェハWは,容器20の上端よりも上方に移動させられた状態となる。そして,このようにスピンチャック10の載置板13を容器20の上端より上方に持ち上げた際には,ウェハWは容器20の上方に持ち上げられた状態となるので,スピンチャック10にウェハWを授受できるようになる。このように,ウェハWを容器20の上方に持ち上げるべく,容器20が昇降自在になるように構成されている。
【0029】
また,図2に示すように供給手段30に備えられたノズル部32には,薬液と純水を供給するために,開閉弁34を備えた薬液供給回路35と開閉弁36を備えた純水供給回路37がそれぞれ接続され,更に,後述するリターン回路62が接続されている。そして,ノズル部32は移動部材38の先端に固着されており,図示しない駆動機構によって移動部材38が移動するのに伴い,ノズル部32はスピンチャック10に保持されているウェハWの上方に移動すると共に,ウェハWの上方から退避できるように構成されている。また,供給手段31に備えられたノズル部40には,IPA蒸気やN2ガスを供給するために,開閉弁41を備えたIPA蒸気供給回路42と開閉弁43を備えたN2供給回路44がそれぞれ接続されている。そして,ノズル部40は移動部材45の先端に固着されており,図示しない駆動機構によって移動部材45が移動するのに伴い,ノズル部40はスピンチャック10に保持されているウェハWの上方に移動すると共に,ウェハWの上方から退避できるように構成されている。なお,IPA蒸気とN2ガスとを混合させた混合気体を供給できるようにIPA蒸気供給回路42を構成しても良い。
【0030】
一方,供給手段30から供給された薬液と純水と,供給手段31から供給されたIPA蒸気とN2ガスは,何れも容器20の底部に設けられた排出管26を通じて容器20内から排出される。図3に示すように,この排出管26には回収回路50が接続されており,回収回路50の出口は,容器20よりも下方に配置されているタンク51に接続されている。また,回収回路50とタンク51との間には,気液分離機構52とドレイン回路53が上から順に配置されており,ドレイン回路53は開閉弁54を介して回収回路50に接続されている。
【0031】
ここで,気液分離機構52は,排出管26から回収回路50を経て流入した処理流体を,薬液や純水といった処理液とIPA蒸気やN2ガスといった処理気体に分離させると共に,薬液中に混在した気泡を薬液中から取り除くようになっている。即ち,気液分離機構52に流入した処理流体の中で,IPA蒸気やN2ガスといった処理気体は気液分離機構52の上方に設けられた排気口55から排気され,薬液や純水といった処理液は分離機構52内に設置された傾斜台56に沿って流れるようになっている。この間に薬液から気泡が取り除かれ,気体成分は排気口55から排気され,液体成分は気液分離機構52の底面の排液口57から再び回収回路50に流入するようになっている。
【0032】
そして,三方弁54の切換操作により,気液分離機構52で分離された処理液の中で,リンス処理で使用された純水を,ドレイン回路53に流入させ,回収回路50から排液させるようになっている。そして,タンク51には,処理流体の中で薬液のみが貯められるようになっている。このように,容器20の下方にタンク51を設けることにより回収回路50の距離を短くし,自重落下により薬液をタンク51内に素早く回収するように構成している。
【0033】
また,タンク51内に貯められた薬液を調整するための循環回路60がタンク51に接続されており,この循環回路60の途中には三方弁61を介してリターン回路62が接続されている。このリターン回路62の出口は供給手段30に接続されており,循環回路60で調整されたタンク51内の薬液を供給手段30のノズル部32に戻すように構成されている。
【0034】
ここで,循環回路60の入口はタンク51の底面に接続されており,循環回路60の途中には,ポンプ63,ダンパ64,ヒータ65,フィルタ66が順に配列され,循環回路60の出口はタンク50の上方に接続されている。そして,三方弁61の切換操作によりリターン回路62側には薬液を流さず,回収回路50からタンク51内に回収された薬液を,循環回路60に流入させるように構成されている。そして,循環回路60に流入した薬液を,ポンプ63の稼働によって,ダンパ64,ヒータ65,フィルタ66の順に流して温調及び清浄化させた後,再びタンク51内に循環させるようになっている。
【0035】
そして,循環回路60によって調整されたタンク51内の薬液は,三方弁61を切換操作することによって,循環回路60には循環せず,ポンプ63の稼働によってリターン回路62に流入するように構成されている。こうして,リターン回路62を経てノズル部32に戻された薬液はウェハWの洗浄処理に再利用されるようになっている。
【0036】
また,スピンチャック10,容器20,供給手段30,回収回路50,タンク51及びリターン回路62は単一のユニット7a内に配置されるように構成されている。
【0037】
なお,その他,処理装置8,9も処理装置7と同様な構成を備えているので詳細な説明な省略する。
【0038】
次に,以上のように構成された洗浄処理システム1において行われるウェハWの処理を説明する。まず,図示しない搬送ロボットが未だ洗浄されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCを載置部2に載置する。そして,この載置部2に載置されたキャリアCからウェハWが取り出され,取出搬入アーム3を介して搬送アーム5に受け渡され,ウェハWは処理装置7,8,9に順次搬送される。こうして,ウェハWの表面に付着している有機汚染物,パーティクル等の不純物質を除去するための洗浄を行う。
【0039】
ここで,代表して処理装置7での洗浄処理を説明する。図4で示すように,モータ23の逆方向の回転駆動によって,容器20が下降移動し,スピンチャック10が容器20の上方に持ち上げられた状態となる。容器20の上方に持ち上げられたスピンチャック10の載置板13に,ウェハWが載置される。そして,図5に示すように,モータ23の正方向の回転駆動によって,容器20が上昇移動し,スピンチャック10に保持されているウェハWを容器20内において相対的に下降移動させて第1の高さにまで移動させる。
【0040】
続いて,ウェハWに対して洗浄処理が開始される。先に図2で説明したように,モータ11の駆動によってスピンチャック10が所定の回転数で回転する。また,ノズル部32をウェハWの上方に移動させる。そして,図5で示すようにウェハWを第1の高さに位置させた状態で,第1の処理流体としての薬液をノズル部32から吐出する。こうして,回転しているウェハWに薬液を供給して洗浄処理が行われる。この場合,容器20内に供給された薬液は,ウェハWの回転によって,ウェハWの表面全体に拡がり,均一な洗浄処理を行う。そして,ウェハWの回転により,ウェハWの周囲に振り切られ容器20の内壁に付着した薬液は,内壁を伝って流れ排出管26から排液される。そして,先に図3に説明したように,薬液は排出管26を経て回収回路50に流入する。回収回路50に流入した薬液は,気液分離機構52で気泡抜きが行われ,そのまま自重落下してタンク51内に素早く貯められる。このタンク51内に貯められた薬液は,ポンプ63の稼働によって,循環回路60を循環し,循環回路60にてヒータ65及びフィルタ66によって調整される。また,調整された薬液はリターン回路62を経て再びノズル部32に戻され,洗浄処理に再利用される。そして,所定の時間が経過した後,ノズル部32からの薬液の吐出が停止し,洗浄処理が終了する。
【0041】
次に,図6に示すように,モータ23の逆方向の回転駆動によって,容器20が下降移動し,スピンチャック10に保持されているウェハWを容器20内において相対的に上昇移動させて第1の高さよりも高い第2の高さに移動させる。そして,ウェハWを第2の高さに位置させた状態で,第2の処理流体としての純水をノズル部32から吐出する。その後,回転しているウェハWに純水を供給してリンス処理を行う。この場合,容器20内に供給された純水は,ウェハWの回転によって,ウェハWの表面全体に拡がり,均一なリンス処理を行う。そして,第1の高さよりも高い第2の高い位置で,ウェハWの回転によりウェハWの周囲に振り切られた純水は,容器20内の内壁に残留している薬液成分を上方から綺麗に洗い流す。そして,先に図3に説明したように,純水は排出管26を経て回収回路50に流入する。回収回路50に流入した純水は,三方弁54を切換操作することによってドレイン回路53に流入し排液される。そして,所定の時間が経過した後,ノズル部32からの純水の吐出が停止し,リンス処理が終了する。
【0042】
続いて,ウェハWに対して乾燥処理が開始される。先に図2で説明したように,モータ11の駆動によってスピンチャック10を更に高速で回転させる共に,ノズル部32をウェハWの上方から退避させノズル部40をウェハWの上方に移動させる。そして,図5に示すように,モータ23の正方向の回転駆動によって,容器20が上昇移動し,スピンチャック10に保持されているウェハWを容器20内において相対的に下降移動させて再び第1の高さにまで移動させる。そして,ウェハWを第1の高さに位置させた状態で,IPA蒸気とN 2 ガスの混合気体をノズル部40から吐出する。その後,回転しているウェハWにIPA蒸気とN2ガスの混合気体を供給してウェハWの表面に残留した純水の乾燥処理が行われる。ウェハWの表面に供給されたIPA蒸気は,マラゴニー効果を生じさせ,スピンチャック10の回転によってウェハWの表面から効果的に純水が除去される。一方,容器20内に供給されたIPA蒸気は,先に図3に説明したように,排出管26から排気され回収回路50に流入する。回収回路50に流入したIPA蒸気は,気液分離機構52内に流入し,排気口55から排気される。そして,所定の時間が経過した後,ノズル部40からのIPA蒸気の吐出が停止する。
【0043】
次に,図6に示すように,モータ23の逆方向の回転駆動によって,容器20が下降移動し,スピンチャック10に保持されているウェハWを容器20内において相対的に上昇移動させて第1の高さよりも高い第2の高さに移動させる。そして,ウェハWを第2の高さに位置させた状態で,更にN2ガスをノズル部40から吐出して乾燥処理を行う。こうして,容器20内に供給されたN2ガスは,先に図3に説明したように,排出管26から排気され回収回路50に流入する。回収回路50に流入したN2ガスは,気液分離機構52内に流入し,排気口55から排気される。そして,所定の時間が経過した後,ノズル部40からのN2ガスの吐出が停止し,乾燥処理が終了する。その後,ノズル部40をウェハWの上方から退避させる。このようにウェハWの乾燥処理において,IPA蒸気を供給する際にはウェハWを容器20内における第1の高さに移動させ,N 2 ガスを供給する際にはウェハWを容器20内における第2の高さに移動させているので,先と同様に容器20の内壁にIPA成分が残留することを防止できる。なお,乾燥処理を行う際には,IPA蒸気とN2ガスの混合気体を供給する際には第1の位置に,N2ガスを供給する際には第2の位置にウェハWを移動させるといった場合のみに限定せず,容器20を上下に自由に昇降移動させてウェハWの乾燥処理を行うようにしても良い。
【0044】
次に,図7で示すように,モータ23の逆方向の回転駆動によって,容器20が下降移動し,スピンチャック10が容器20の上方に持ち上げられた状態となる。こうして,所定の処理工程が終了したウェハWは処理装置7から搬出される。一方,処理装置7内の容器20には,新たなウェハWが収納され,ウェハWの洗浄処理及び乾燥処理が繰り返されることになる。その際には,三方弁61を切換操作することによって,タンク51内の調整された薬液が,ポンプ65の稼働によりリターン回路62に流入し,ノズル部32に戻され新たなウェハWの洗浄処理に再利用される。
【0045】
以後,処理装置7から搬出されたウェハWは,次の処理装置8へ搬送され,処理装置8においても同様の洗浄処理が行われ,最後にウェハWは処理装置9において,純水で最終洗浄され乾燥される。こうして,洗浄処理部4での処理工程が終了したウェハWは再びキャリアCに収納され,続いて,残りの24枚のウェハWに対しても一枚づつ同様な処理が行われていく。こうして,25枚のウェハWの処理が終了すると,キャリアC単位で洗浄処理システム1外に搬出される。
【0046】
かくして,本発明の実施の形態の処理装置7,8,9によれば,薬液を供給する際にはウェハWを容器20内における第1の高さに移動させ,純水を供給する際にはウェハWを容器20内における第1の高さよりも高い第2の高さに移動させることにより,ウェハWの回転により,ウェハWの周囲に振り切られ容器20内の内壁に残留した薬液成分を,純水によって,綺麗に洗い流すことができる。従って,容器20内を清浄な状態にし,ウェハWのパーティクル汚染を防止することが可能となる。また,スピンチャック10,容器20,供給手段30,回収回路50,タンク51及びリターン回路62を単一のユニット7a内に配置することにより,回収回路50及びリターン回路62の距離を短くし,一つ分の装置面積で薬液の回収,再利用ができる。従って,洗浄処理システム1の設置面積を縮小して工場内での限られた設置面積が有効活用できると共に,薬液の回収,再利用を円滑に行うことが可能となる。その結果,半導体デバイスの製造が円滑に行うことができ,その生産性を向上することができるようになる。なお,一例としてウェハWを洗浄する洗浄システム1について主たる説明を行ったが,本発明は,LCD基板の如き他の基板を扱う洗浄ユニット及び洗浄システムなどに適応させることも可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば,壁に付着した薬液等の処理流体を洗い流すことにより,容器内を清浄な状態にしウェハWのパーティクル汚染を防止でき,かつ,設置面積を縮小することにより工場内の設置面積の有効活用ができ,更に回収回路の距離を短くすることにより薬液等の処理流体の回収,再利用を円滑に行うことができる。従って,例えば半導体デバイスの製造における生産性を向上することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる処理装置を備えた洗浄処理システムの平面図である。
【図2】処理装置の断面図である。
【図3】処理装置内のユニットの回路図である。
【図4】処理前のウェハWを容器の上方に持ち上げた状態を示す説明図である。
【図5】第1の処理流体を供給する際にウェハWを容器内における第1の高さに移動させた状態を示す説明図である。
【図6】第2の処理流体を供給する際にウェハWを容器内における第2の高さに移動させた状態を示す説明図である。
【図7】処理後のウェハWを容器の上方に持ち上げた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
W ウェハ
1 洗浄処理システム
7,8,9 処理装置
7a ユニット
10 スピンチャック
20 容器
30,31 供給手段
50 回収回路
51 タンク
52 気液分離機構
53 ドレイン回路
62 リターン回路
Claims (5)
- 基板を収納する容器と,該容器内において基板を回転自在に保持する保持手段と,該保持手段に保持された基板に薬液と純水を供給する供給手段を備えた処理装置において,
前記基板を容器内における第1の高さと該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させるべく前記容器を昇降自在に構成し,前記供給手段は,前記基板を第1の高さに移動させた状態で薬液を供給し,前記容器の下降によって前記基板を第2の高さに移動させた状態で純水を供給するように構成され,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水が,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すように構成され,
前記容器の底面に回収回路を接続すると共に,該回収回路を経て回収された薬液を貯める,前記容器よりも下方に配置されたタンクと,該タンク内に貯められた薬液を前記供給手段に戻すリターン回路を設け,
前記回収回路には,三方弁を介してドレイン回路が接続されており,前記三方弁の切換え操作により,純水をドレイン回路から排出させ,前記タンクには薬液のみを回収するように構成され,
前記タンクには,薬液を調整する循環回路が接続され,
前記リターン回路は,前記循環回路に三方弁を介して接続され,
前記循環回路には,ポンプ,ダンパ,ヒータ,フィルタが設けられていることを特徴とする,処理装置。 - 更に,前記基板を容器の上方に持ち上げるべく前記容器を下降自在に構成したことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
- 容器内において回転させた基板に,薬液と純水を供給して処理する処理方法において,
前記薬液を供給する際には基板を容器内における第1の高さに移動させると共に,処理に用いた薬液をタンク内に回収し,タンク内に貯められた薬液を循環回路に循環させることにより,ヒータ及びフィルタによって調整し,調整された薬液を再び処理に再利用し,
前記純水を供給する際には前記容器の下降によって基板を容器内における該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させることにより,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水で,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すと共に,洗い流した純水はドレイン回路から排液させることを特徴とする,処理方法。 - 容器内において回転させた基板に,薬液と純水を供給して処理する処理方法において,
前記薬液を供給する際には基板を容器内における第1の高さに移動させ,
前記純水を供給する際には前記容器の下降によって基板を容器内における該第1の高さよりも高い第2の高さに移動させることにより,第1の高さよりも高い第2の高さで基板の回転により周囲に振り切られた純水が,容器の内壁に残留している薬液を上方から洗い流すように構成し,
前記第2の高さで基板に純水を供給して処理した後,基板を乾燥処理し,
前記乾燥処理は,前記第1の高さに位置させた状態で回転する基板にIPA蒸気とN 2 ガスの混合気体を供給した後,前記容器の下降によって第1の高さよりも高い第2の高さに位置させた状態で基板にN 2 ガスを供給することにより行われることを特徴とする,処理方法。 - 前記薬液を供給した後に,前記基板を容器内における第2の高さに移動させる前に,前記純水を供給することを特徴とする請求項3または4に記載の処理方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16796797A JP3540550B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 処理装置及び処理方法 |
US09/084,319 US6247479B1 (en) | 1997-05-27 | 1998-05-26 | Washing/drying process apparatus and washing/drying process method |
TW087108185A TW402737B (en) | 1997-05-27 | 1998-05-26 | Cleaning/drying device and method |
KR1019980019186A KR100626959B1 (ko) | 1997-05-27 | 1998-05-27 | 세정건조처리장치및세정건조처리방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16796797A JP3540550B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 処理装置及び処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10340875A JPH10340875A (ja) | 1998-12-22 |
JP3540550B2 true JP3540550B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=15859363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16796797A Expired - Fee Related JP3540550B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-06-09 | 処理装置及び処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3540550B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4426036B2 (ja) * | 1999-12-02 | 2010-03-03 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置 |
JP4544730B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2010-09-15 | 株式会社高田工業所 | ウエハー洗浄装置 |
JP4727080B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2011-07-20 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | スピン処理装置 |
JP4570008B2 (ja) | 2002-04-16 | 2010-10-27 | 東京エレクトロン株式会社 | 液処理装置および液処理方法 |
JP4995237B2 (ja) * | 2009-06-22 | 2012-08-08 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP16796797A patent/JP3540550B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10340875A (ja) | 1998-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4426036B2 (ja) | 基板処理装置 | |
US7472713B2 (en) | Substrate processing apparatus | |
KR100626959B1 (ko) | 세정건조처리장치및세정건조처리방법 | |
KR100407869B1 (ko) | 세정장치및세정방법 | |
JP3958539B2 (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP3837026B2 (ja) | 基板洗浄装置及び基板洗浄方法 | |
US7404407B2 (en) | Substrate processing apparatus | |
KR102189980B1 (ko) | 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치 | |
KR100915645B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법 | |
JP3171822B2 (ja) | 洗浄装置及び洗浄方法 | |
JP3984004B2 (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP2007103956A (ja) | 基板処理装置 | |
JP3540550B2 (ja) | 処理装置及び処理方法 | |
JPH10335298A (ja) | 処理装置及び処理方法 | |
JP3193327B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP3892687B2 (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP3697063B2 (ja) | 洗浄システム | |
JP3336223B2 (ja) | 洗浄システム及び洗浄方法 | |
JP4995237B2 (ja) | 基板処理装置および基板処理方法 | |
KR102161794B1 (ko) | 부품 세정 장치 및 방법 | |
JPH10163158A (ja) | 板状体洗浄装置 | |
JP2000114228A (ja) | 基板処理装置および基板処理システム | |
JP3343845B2 (ja) | 処理装置 | |
JPH1116872A (ja) | 処理装置及び処理方法 | |
JPH08279482A (ja) | 半導体基板の洗浄方法および洗浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040113 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160402 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |