JPH0973790A - センスアンプ、半導体記憶装置、及びデータ処理装置 - Google Patents

センスアンプ、半導体記憶装置、及びデータ処理装置

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JPH0973790A
JPH0973790A JP7246960A JP24696095A JPH0973790A JP H0973790 A JPH0973790 A JP H0973790A JP 7246960 A JP7246960 A JP 7246960A JP 24696095 A JP24696095 A JP 24696095A JP H0973790 A JPH0973790 A JP H0973790A
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JP
Japan
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circuit
power supply
sense amplifier
level
channel type
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JP7246960A
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English (en)
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Minoru Morita
実 守田
Yoichi Sato
陽一 佐藤
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、動作速度を劣化させること
なく低消費電力化を図ったセンスアンプを提供すること
にある。 【構成】 センスアンプSAにおいて、電源供給用のn
チャンネル型MOSトランジスタQ33をレベルシフト
回路LS1、LS2、及びメインアンプ回路MAで共有
することにより、センスアンプSAの構成素子数を減少
させて消費電力の低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリセルデータを増
幅するためのセンスアンプの改良技術に関し、例えば、
スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRA
M)、及びそれを含むデータ処理装置に適用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数個のスタティック型メモリセ
ルをマトリクス配置して成るSRAMにおいては、メモ
リセルの選択端子がロウ方向毎にワード線に結合され、
メモリセルのデータ入出力端子がカラム方向毎に相補デ
ータ線(相補ビット線とも称される)に結合される。そ
れぞれの相補データ線は、相補データ線に1対1で結合
された複数個のカラム選択スイッチを含むY選択スイッ
チ回路を介して相補コモンデータ線に共通結合されてい
る。そのようなSRAMにおいては、メモリセルデータ
を増幅するためのセンスアンプが設けられている。
【0003】センスアンプとしては、例えば特開平4−
120908号公報に記載されているような3段センス
アンプが知られている。この回路方式は、初段と2段目
がレベルシフト回路であり、3段目がカレントミラー型
差動増幅回路とされ、電源電圧レベルの小振幅信号を高
感度にセンスするのに適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように3段セン
スアンプは、電源電圧レベルの小振幅信号を高感度にセ
ンスするのに適しているが、消費電力の点で改良の余地
がある。すなわち、プロセスの微細化に伴い搭載素子数
増大が進む中、消費電力の低減を図る必要が生じてい
る。例えば、近年の論理LSIにおいては、それに内蔵
されるRAM(チップ埋込型RAM)のCMOSセンス
アンプの動作速度を犠牲にしないで、消費電力の低減を
図ることが、特に必要とされている。
【0005】本発明の目的は、動作速度を劣化させるこ
となく低消費電力化を図ったセンスアンプを提供するこ
とにある。
【0006】また、本発明の別の目的は、製造ばらつ
き、電源電圧変動による回路の特性劣化の抑止を図った
センスアンプを提供することにある。
【0007】そして、本発明の別の目的は、そのような
センスアンプを備えた半導体記憶装置、さらにはそのよ
うな半導体記憶装置を含むデータ処理装置を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、センスアンプ回路(SA)にお
いて、入力信号に応じて回路への電源供給を可能とする
電源供給用トランジスタ(Q33)を設け、この電源供
給用トランジスタを、レベルシフト回路(LS1、LS
2)、及びメインアンプ回路(MA)で共有する。
【0011】このとき、差動対(Q17、Q18)の第
1差動出力に基づいて動作制御される第1電流源トラン
ジスタ(Q19)と、上記差動対の第2差動出力に基づ
いて動作制御される第2電流源トランジスタ(Q20)
とを互いに直列接続することにより、第1電流源トラン
ジスタと第2電流源トランジスタのプロセス変動や電源
電圧変動に起因して、レベルシフト回路の出力バイアス
レベルが変動するのを低減することができる。
【0012】また、メモリセルアレイ(MCA)と、上
記メモリセルアレイからの読出し信号を増幅する増幅手
段とを含んで半導体記憶装置が形成されるとき、上記増
幅手段として、上記センスアンプ回路(SA)を適用す
る。また、そのような半導体記憶装置を含んでデータ処
理装置を構成する。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、電源供給用トランジス
タを、レベルシフト回路(LS1、LS2)、及びメイ
ンアンプ回路(MA)で共有することは、それを共有し
ないで個別的に設ける場合に比べて、センスアンプの構
成素子数を減少させ、このことが、センスアンプ、さら
にはそれを含む半導体記憶装置の消費電力の低減化を達
成する。
【0014】
【実施例】図4には本発明の一実施例あるマイクロコン
ピュータシステムが示される。
【0015】このマイクロコンピュータシステムは、シ
ステムバスBUSを介して、マイクロコンピュータ3
1、SDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダ
ム・アクセス・メモリ)、SRAM(スタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)33、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)34、周辺装置制御部35、表示制御部
36などが、互いに信号のやり取り可能に結合され、予
め定められたプログラムに従って所定のデータ処理を行
う。上記マイクロコンピュータ31は、本システムの論
理的中核とされ、主として、アドレス指定、情報の読出
しと書込み、データの演算、命令のシーケンス、割り込
の受付け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動等
の機能を有し、演算制御系や、バス制御系、メモリアク
セス制御系などから構成される。上記SDRAM32
や、SRAM33、及びROM34は内部記憶装置とし
て位置付けられている。SDRAM32やROM34に
は、マイクロコンピュータ31での計算や制御に必要な
プログラム格納される。また、SRAM33は、リード
・ライト動作の高速性を活かしてメインメモリやキャッ
シュメモリなどとして利用される。周辺装置制御部35
によって、外部記憶装置38の動作制御や、キーボード
39などからの情報入力制御が行われ、さらに、表示制
御部36の制御によって、CRTディスプレイ40への
情報表示が行われる。
【0016】図5には上記マイクロコンピュータ31の
構成例が示される。
【0017】このマイクロコンピュータ31は、特に制
限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によって
単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成され
る。バス制御のためのバスコントローラ21、割込み制
御のための割込みコントローラ23、演算処理のための
CPU(中央処理装置)24、時間計測のためのタイマ
25、そして、CPU24で実行されるマイクロプログ
ラムが格納された内蔵ROM26、CPU24での演算
処理のための作業領域などとして使用される内蔵RAM
27、アナログ信号をディジタル信号に変換するための
A/D(アナログ/ディジタル)変換器28などが設け
られ、それらが信号のやり取り可能に内部バス22によ
って結合されている。内部バス22は、アドレス信号を
伝達するためのアドレスバス、データを伝達するための
データバス、及びコントロール信号を伝達するためのコ
ントロールバスを含む。バスコントローラ21は、この
内部バス22とシステムバスBUSとに結合され、信号
伝達のためのバス制御を行う。
【0018】図2には、マイクロコンピュータ31の内
蔵RAM27として適用されるSRAMの主要構成例が
示される。
【0019】図2に示される回路は、1ポートSRAM
の代表的な構成であり、主にデコーダADC、内部パル
ス発生回路CG、メモリセルアレイMCA、セレクタS
L、プリチャージ回路PRI、出力回路RDOにより構
成される。
【0020】デコーダADCは、行デコーダDC1、ラ
イト系の列デコーダDC2、及びリード系の列デコーダ
DC3を含む。
【0021】メモリセルアレイMCAは、複数のスタテ
ィック型メモリセルをマトリクス配置して成る。メモリ
セルMCは、そのうちの一つについての構成が代表的に
示されるように、インバータ回路5、6がリング状に結
合されてラッチ回路が形成され、それにnチャンネル型
MOSトランジスタQ5、Q6が結合されて成る。nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ5、Q6のゲート電極
は、それに対応するワード線WXA、WXBに結合さ
れ、ワード線が選択レベルに駆動された場合に、インバ
ータ回路5、6のノードが、対応するビット線DAA、
DAB、DBA、DBBに結合されるようになってい
る。
【0022】セレクタSLは、列デコーダDC2のデコ
ード出力に基づいて動作制御されるnチャンネル型MO
SトランジスタQ7〜Q10、列デコーダDC3の出力
に基づいて動作制御されるpチャンネル型MOSトラン
ジスタQ11〜Q14を含む。そして、入力データDI
Nを相補レベルにするためのインバータ7、8が設けら
れている。
【0023】プリチャージ回路PRIは、nチャンネル
型MOSトランジスタQ1〜Q4を含み、内部タイミン
グ信号φCLKに同期してビット線プリチャージが行わ
れるようになっている。
【0024】一般にチップ埋込型RAMは、高集積、高
速、低消費電力化が開発の要である。高集積化のために
はメモリセルサイズを縮小することが重要であり、通常
メモリセルMCに使用されるMOSは適用プロセスの最
小寸法をもってレイアウト設計が行われる。このため、
高集積され大容量となったRAMではビット線の負荷容
量が大きくなり、メモリセル保持データをビット線へ高
速伝送する上で、回路の接地電位から電源電圧までのい
わゆるフル振幅は不向きであり、消費電力も増加してし
まう。そこで、本実施例SRAMでは、内部パルス発生
回路CG、プリチャージ回路PRIを用い、メモリセル
保持データをビット線で小振幅の差動信号として、それ
をセンスアンプSAを用いて増幅することにより、リー
ド動作の高速化、及び低消費電力化を図っている。内部
パルス発生回路CGを用いた回路技術は、例えば特開平
1−209884号公報に示されるように、外部から入
力されるクロック入力信号を内蔵の内部パルス発生回路
によって、データの書込み、読み出しを行うために必要
最低限なパルス幅をもった内部クロック信号を生成し、
それに基づいて各部を動作させることで、回路に流れる
直流電流を低減して低消費電力化を図る方式として知ら
れている。
【0025】書込み動作について説明する。
【0026】入力クロックCLKが回路の接地電位と同
じローレベルであれば、内部タイミング信号φCLKも
ローレベルであり、プリチャージ回路PRIのpチャン
ネル型MOSトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4がオ
ンされ、ビット線DAA、DAB、DBA、DBBは回
路の電源電圧と同じ高電位側電源Vddレベルに固定さ
れ、データ書込み、データ読出しはできなくなり、SR
AMはオフ状態となる。
【0027】入力クロックCLKが高電位側電源Vdd
と同じハイレベルとなったとき、内部タイミング信号φ
CLKもハイレベルとなり、プリチャージ回路PRIの
pチャンネル型MOSトランジスタQ1、Q2、Q3、
Q4がオフし、その出力がハイインピーダンスとなるこ
とにより、メモリセルMCのデータ書込み、及びデータ
読出しが可能な状態、すなわち、SRAMはオン状態と
なる。SRAMがオン状態であるとき、行アドレスAD
Xにより行デコーダDC1にて行ワード線WXAが選択
されたとすると、行ワード線WXAは内部タイミング信
号φCLKがハイレベルであるときの高電位側電源Vd
dと同じハイレベルに駆動され、この行ワード線WXA
に接続されている全てのメモリセルMCのnチャンネル
型MOSトランジスタQ5、Q6がオンされる。このM
OSトランジスタQ5、Q6を介してインバータ回路
5、6から成るラッチ回路の入出力ノードとビット線D
AA、DABとが接続される。メモリセルMCへのデー
タ書込み時、リードライト信号RWをローレベルにする
ことによりライト系の列デコーダDC2が選択され、列
アドレスADYにより任意の列ワード線が選択される。
例えば、列ワード線WYAが選択された場合、列ワード
線WYAはハイレベルになり、セレクタSLのnチャン
ネル型MOSトランジスタQ7、Q8がオンされる。デ
ータ入力信号DINがインバータ回路7、8により、そ
れぞれ反転、非反転されたデータがセレクタSLのnチ
ャンネル型MOSトランジスタQ7、Q8、及びビット
線DAA、DAB、さらにはメモリセルMCのnチャン
ネル型MOSトランジスタQ5、Q6を介して、インバ
ータ回路5、6から成るラッチ回路の入出力ノードへ伝
えられる。仮りに、新たな書込みデータがこのラッチ回
路に伝えられる前の状態、すなわちメモリセルMCの保
持データが、インバータ回路5の入力ノードにおいてロ
ーレベル、インバータ回路6の入力ノードにおいてハイ
レベルあったときに、新たな書込みデータとしてビット
線DAAには回路の接地電位と同じローレベルが、また
ビット線DABには高電位側電源Vddと同じハイレベ
ルが伝えられた場合、インバータ回路5、6から成るラ
ッチ回路の保持データが反転することにより、データ入
力信号DINが書込まれたことになる。このとき、イン
バータ回路5、6の負荷駆動能力が、インバータ回路
7、8の負荷駆動能力より小さく設定されることで、イ
ンバータ回路5、6から成るラッチ回路の保持データの
論理を反転させることができる。
【0028】次にデータ読み出し動作について説明す
る。
【0029】SRAMがオン状態のとき、データ書込み
動作の場合と同様に、プリチャージ回路PRIのpチャ
ンネル型MOSトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4は
オフし、ビット線はハイインピーダンスレベルにある。
行アドレスADXにより行ワード線WXAが選択された
とすると、行ワード線WXAは、内部タイミング信号φ
CLKがハイレベルであるときに、高電位側電源Vdd
と同じハイレベルになり、メモリセルMCのnチャンネ
ル型MOSトランジスタQ5、Q6がオンされる。この
MOSトランジスタQ5、Q6を介して、インバータ回
路5、6から成るラッチ回路の入出力ノードの電位がビ
ット線DAA、DABに伝えられる。インバータ回路5
の出力ノードが高電位側電源Vddと同じハイレベル、
インバータ回路6の出力ノードが回路の接地電位と同じ
ローレベルである場合、ビット線DAAにはMOSトラ
ンジスタQ6を介して、インバータ回路6のローレベル
出力が伝えられる。ビット線DAAには、内部タイミン
グ信号φCLKにより制御される行ワード線WAXによ
り、インバータ回路6のローレベル出力が高電位側電源
Vddレベルより数百mV下降した振幅が伝達されるよ
うに設定されている。ビット線DABは、インバータ回
路5の出力ノードが高電位側電源Vddと同じハイレベ
ルであるため、高電位側電源Vddレベルから変化しな
い。このとき、リードライト信号RWをハイレベルにす
ることにより、インバータ回路15を介してリード系の
列デコーダDC3が選択され、列アドレス信号ADYに
より列ワード線RYAが選択された場合、列ワード線R
YAは回路の接地電位と同じローレベルになり、セレク
タSLのpチャンネル型MOSトランジスタQ11、Q
12がオンされる。リードコモンデータ線RDAには、
MOSトランジスタQ12を介してビット線DAAの高
電位側電源Vddレベルより数百mV下降した電位が伝
達され、リードコモンデータ線RDBにはビット線DA
Bと同じハイレベルが伝達される。リードコモンデータ
線RDA、RDBの信号は、数百mVのレベル差をもつ
差動入力信号として、センスアンプSAに入力される。
センスアンプSAにより数百mVのレベル差が、回路の
接地電位から高電位側電源Vddまでの振幅に変換さ
れ、後段のインバータ回路15により波形成形が行われ
て出力データDOUTが得られる。
【0030】図1には上記センスアンプSAの構成例が
示される。
【0031】図1に示されるセンスアンプSAは、いわ
ゆるCMOSセンスアンプとされ、前述のように、リー
ドコモンデータ線RDA、RDBの信号を差動入力し
て、このリードコモンデータ線RDA、RDBにおける
レベル差を接地電位から高電位側電源Vddレベルまで
の振幅に増幅するための回路であり、レベルシフト回路
LS1、レベルシフト回路LS2、及びカレントミラー
型のメインアンプ回路MAを含む。内部タイミング信号
φCLKは、イネーブル信号としてセンスアンプSAに
取込まれる。
【0032】レベルシフト回路LS1は、pチャンネル
型MOSトランジスタQ15、Q16、nチャンネル型
MOSトランジスタQ17、Q18、Q19、Q20を
含んで次のように構成される。
【0033】pチャンネル型MOSトランジスタQ15
とnチャンネル型MOSトランジスタQ17とが直列接
続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ16とn
チャンネル型MOSトランジスタQ18とが直列接続さ
れる。pチャンネル型MOSトランジスタQ15、Q1
6のソース電極は高電位側電源Vddに結合される。p
チャンネル型MOSトランジスタQ15、Q16のゲー
ト電極は回路の接地ラインに結合される。nチャンネル
型MOSトランジスタQ17、Q18は、それらのソー
ス電極がnチャンネル型MOSトランジスタQ19のド
レイン電極に共通結合されることで、差動結合される。
nチャンネル型MOSトランジスタQ19にはnチャン
ネル型MOSトランジスタQ20が直列接続される。n
チャンネル型MOSトランジスタQ17、Q18のゲー
ト電極には、それぞれリードコモンデータ線RDA、R
DBを介してメモリセルデータが入力されるようになっ
ている。pチャンネル型MOSトランジスタQ15、及
びnチャンネル型MOSトランジスタQ17の直列接続
箇所には、nチャンネル型MOSトランジスタQ20の
ゲート電極が結合され、pチャンネル型MOSトランジ
スタQ16、及びnチャンネル型MOSトランジスタQ
18の直列接続箇所には、nチャンネル型MOSトラン
ジスタQ19のゲート電極が結合される。nチャンネル
型MOSトランジスタQ20のソース電極は、電源供給
用のnチャンネル型MOSトランジスタQ33に結合さ
れる。
【0034】レベルシフト回路LS2は、pチャンネル
型MOSトランジスタQ21、Q22、nチャンネル型
MOSトランジスタQ23、Q24、Q25を含み、次
のように構成される。
【0035】pチャンネル型MOSトランジスタQ21
とnチャンネル型MOSトランジスタQ23とが直列接
続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ22とn
チャンネル型MOSトランジスタQ24とが直列接続さ
れる。pチャンネル型MOSトランジスタQ21、Q2
2のソース電極は高電位側電源Vddに結合される。p
チャンネル型MOSトランジスタQ21、Q22のゲー
ト電極は回路の接地ラインに結合される。そして、nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ23、Q24は、それ
らのソース電極が、nチャンネル型MOSトランジスタ
Q25のドレイン電極に共通結合されることで、差動結
合される。nチャンネル型MOSトランジスタQ25の
ゲート電極は高電位側電源Vddに結合される。nチャ
ンネル型MOSトランジスタQ23、24のゲート電極
には、上記レベルシフト回路LS1の出力線RAS、R
SBが結合される。nチャンネル型MOSトランジスタ
Q25のソース電極は、電源供給用のnチャンネル型M
OSトランジスタQ33に結合される。
【0036】カレントミラー型のメインアンプ回路MA
は、pチャンネル型MOSトランジスタQ26、Q2
7、Q28、Q29、nチャンネル型MOSトランジス
タQ30、Q31、Q32、Q33、及びインバータ回
路17を含み次のように構成される。
【0037】pチャンネル型MOSトランジスタQ2
6、Q27が並列接続され、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ28、Q29が並列接続される。pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ26、Q27、Q28、Q2
9のソース電極は、高電位側電源Vddに結合される。
pチャンネル型MOSトランジスタQ26、Q27のド
レイン電極は、nチャンネル型MOSトランジスタQ3
0のドレイン電極に結合される。また、pチャンネル型
MOSトランジスタQ28、Q29のドレイン電極は、
nチャンネル型MOSトランジスタQ31のドレイン電
極に結合される。このnチャンネル型MOSトランジス
タQ30、Q31のゲート電極には、それぞれ上記レベ
ルシフト回路LS2の出力線RSC、RSDが結合され
る。また、カレントミラーを形成するため、pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ27、Q28のゲート電極
に、それらのドレイン電極、及びnチャンネル型MOS
トランジスタQ30のドレイン電極が結合される。nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ30、Q31のソース
電極は、nチャンネル型MOSトランジスタQ32を介
して電源供給用のnチャンネル型MOSトランジスタQ
33に結合される。pチャンネル型MOSトランジスタ
Q28、Q29のドレイン電極、及びnチャンネル型M
OSトランジスタQ31のドレイン電極から出力線RS
Fが引出され、この出力線の信号が、インバータ回路1
7を介して後段のインバータ回路16(図2参照)に出
力される。回路を内部タイミング信号φCLKに同期動
作させるため、上記pチャンネル型MOSトランジスタ
Q26、Q29、及び電源供給用のnチャンネル型MO
SトランジスタQ33のゲート電極に、内部タイミング
信号φCLKが入力されるようになっている。
【0038】図3にはセンスアンプSAにおける主要部
の動作波形が示される。
【0039】上記の構成において、内部タイミング信号
φCLKが回路の接地電位と同じローレベルであると
き、電源供給用のnチャンネル型MOSトランジスタQ
33はオフされ、pチャンネル型MOSトランジスタQ
26、Q29がオンされるため、センスアンプSAはオ
フ状態とされ、レベルシフト回路LS1、LS2、及び
メインアンプ回路MAの出力線RSFは、リードコモン
データ線RDA、RDBのレベルに関係無く、高電位側
電源Vddレベルに固定される。
【0040】内部タイミング信号φCLKが選択的に回
路の高電位側電源Vddと同じレベルとされたときセン
スアンプSAはオン状態とされる。すなわち、電源供給
用のnチャンネル型MOSトランジスタQ33がオンさ
れ、pチャンネル型MOSトランジスタQ26、Q29
がオフされ、リードコモンデータ線RDA、RDBの信
号レベルにより、レベルシフト回路LS1、LS2、メ
インアンプ回路MAの出力論理が決定される。センスア
ンプSAがオン状態とされたとき、リードコモンデータ
線RDA、RDBの信号がレベルシフト回路LS1のn
チャンネル型MOSトランジスタQ17、Q18のゲー
ト電極に入力される。MOSトランジスタQ15、Q1
6、Q19、Q20、Q33の合成インピーダンス比に
よって決まる所定のバイアスレベルを中心として出力線
RSA、RSBにレベル差を生じる。この出力線RS
A、RSBに生じるレベル差は、nチャンネル型MOS
トランジスタQ17、Q18の入出力特性と出力線RD
A、RDBのレベル差によって決定される。このとき、
レベルシフト回路LS1では、nチャンネル型MOSト
ランジスタQ19、Q20のゲート電極に、出力線RS
A、RSBの信号レベルが加えられることで製造ばらつ
きによるプロセス変動や、電源電圧変動に起因するnチ
ャンネル型MOSトランジスタQ19、Q20のオン抵
抗の変動が抑えられ、レベルシフト回路LS1の出力線
RSA、RSBのバイアスレベルを安定させることがで
きる。図3に示されるように、出力線RSA、RSBに
は、約4.2Vを中心に約0.4Vのレベル差を生じて
いる。
【0041】レベルシフト回路LS2もレベルシフト回
路LS1と同じ原理で動作する。つまり、nチャンネル
型MOSトランジスタQ23、Q24のゲート電極に、
レベルシフト回路LS1の出力線RSA、RSBの信号
が入力され、信号線RSA、RSBで生じたレベル差が
所定のバイアスレベルを中心にさらに増幅されて、出力
線RSC、RSDに出力される。図3に示されるよう
に、信号線RSC、RSDには、約3.3Vを中心に約
1.3Vのレベル差が出力される。
【0042】メインアンプ回路MAにおいては、pチャ
ンネル型MOSトランジスタQ27、Q28と、nチャ
ンネル型MOSトランジスタQ32、Q33の合成イン
ピーダンス比によって決る所定のバイアスレベルを中心
にレベル差を生じ、nチャンネル型MOSトランジスタ
Q30、Q31の入出力特性に従い、出力線RSC、R
SDのレベル差をさらに増幅して出力線RSE、RSF
に出力する。このとき、出力線RSEは、pチャンネル
型MOSトランジスタQ27、Q28のゲート電極に入
力される。図3に示されるように、メインアンプ回路M
Aの出力線RSE、RSFの信号レベルは、回路の電源
電圧の1/2を中心として出力される。メインアンプ回
路MAの出力線RSFの信号は、インバータ回路17に
より回路の接地電位から電源電圧レベルまでの振幅に変
換されて出力される。
【0043】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0044】(1)電源供給用のnチャンネル型MOS
トランジスタQ33をレベルシフト回路LS1、LS
2、及びメインアンプ回路MAで共有することにより、
センスアンプSAの構成素子数を減少させることができ
る。つまり、電源供給用トランジスタQ33を共有しな
い回路構成では、レベルシフト回路LS1、LS2、及
びメインアンプ回路MAのそれぞれに、トランジスタQ
33に相当するものを設ける必要があるが、電源供給用
トランジスタQ33をレベルシフト回路LS1、LS
2、及びメインアンプ回路MAで共有する場合には、レ
ベルシフト回路LS1、LS2に電源供給用のnチャン
ネル型MOSトランジスタを設ける必要がないから、そ
の分、素子数を低減することができる。そのように素子
数を低減することによって、センスアンプの消費電力の
低減、さらにはそれを含むSRAMやマイクロコンピュ
ータ31の消費電力の低減を図ることができる。そし
て、そのようにnチャンネル型MOSトランジスタQ3
3共有するようにしても、センスアンプSA動作速度を
低下させることはない。つまり、SRAMの動作速度を
犠牲にすること無く、消費電力の低減を図ることができ
る。
【0045】(2)差動対を形成するMOSトランジス
タQ18の出力に基づいて動作制御されるMOSトラン
ジスタQ19と、上記差動対を形成するMOSトランジ
スタQ17の出力に基づいて動作制御されるMOSトラ
ンジスタQ20とを互いに直列接続することにより、M
OSトランジスタのオン抵抗が合成されて大きくなるの
で、MOSトランジスタQ19、Q20のプロセス変動
や電源電圧変動に起因するオン抵抗の変動量を低減する
ことができ、それにより、レベルシフト回路LS1の出
力線RSA、RSBにおけるバイアスレベルの変動を抑
えることができる。また、そのようにトランジスタQ1
9、Q20が直列接続される場合には、nチャンネル型
MOSトランジスタQ19のドレイン電極からnチャン
ネル型MOSトランジスタQ20のソース電極間におい
ては、トランジスタQ19、Q20にそれぞれ存在する
MOS接合容量が合成されて低減される。そのことは消
費電力の低減を図る上で有利とされる。つまり、MOS
トランジスタQ33の共有化に加え、MOSトランジス
タQ19、Q20を直列接続して用いることで、さらに
消費電力が低減される。
【0046】(3)上記(1),(2)の作用効果を有
するセンスアンプSAを含むSRAM、さらにはマイク
ロコンピュータにおいては、センスアンプSAでの消費
電力の低減により、SRAM全体、さらにはマイクロコ
ンピュータ全体としての消費電力の低減を図ることがで
きる。
【0047】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0048】例えば、上記実施例ではマイクロコンピュ
ータ31に搭載される内蔵RAM27に含まれるセンス
アンプについて説明したが、例えば、図4に示されるS
RAM33のように、単体のメモリLSIにおいても、
上記実施例の場合と同様の作用効果を得ることができ
る。また、ATMスイッチや、クロスコネクトスイッチ
等と称される電話交換機用LSIにおいても、SRAM
が内蔵されているから、そのような専用LSIに内蔵さ
れるSRAMにおいても、上記実施例の場合と同様の作
用効果を得ることができる。
【0049】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
M、さらにはマイクロコンピュータに適用した場合につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、各種半導体記憶装置、さらにはそれを含む各種デー
タ処理装置に広く適用することができる。
【0050】本発明は、少なくともレベルシフト回路、
及びメインアンプを含むことを条件に適用することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0052】すなわち、電源供給用トランジスタを、レ
ベルシフト回路、及びメインアンプ回路で共有すること
により、センスアンプの構成素子数を減少させることが
でき、それによって、センスアンプ、さらにはそれを含
む半導体記憶装置やデータ処理装置の消費電力の低減を
図ることができる。
【0053】また、差動対の第1差動出力に基づいて動
作制御される第1電流源トランジスタと、上記差動対の
第2差動出力に基づいて動作制御される第2電流源トラ
ンジスタとを互いに直列接続することにより、第1電流
源トランジスタと第2電流源トランジスタのプロセス変
動や電源電圧変動に起因して、レベルシフト回路の出力
バイアスレベルの変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるSRAMに含まれるセ
ンスアンプの構成例回路図である。
【図2】上記SRAMの主要構成例回路図である。
【図3】上記センスアンプにおける主要部の動作波形図
である。
【図4】上記SRAMを含むマイクロコンピュータが適
用されたデータ処理装置の全体的な構成例ブロック図で
ある。
【図5】上記マイクロコンピュータの構成例ブロック図
である。
【符号の説明】
21 バスコントローラ 22 内部バス 23 割込みコントローラ 24 CPU 25 タイマ 26 内蔵ROM 27 内蔵RAM 28 A/D変換器 31 マイクロコンピュータ 32 SDRAM 33 SRAM 34 ROM 35 周辺装置制御部 36 表示制御部 38 外部記憶装置 39 キーボード 40 CRTディスプレイ LS1,LS2 レベルシフト回路 MA メインアンプ回路 SA センスアンプ ADC デコーダ CG 内部パルス発生回路 MCA メモリセルアレイ PRI プリチャージ回路 SL セレクタ RDO 出力回路 MC メモリセル DC1 行デコーダ DC2 ライト系の列デコーダ DC3 リード系の列デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守田 実 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号レベルをシフトするレベルシフ
    ト回路と、上記レベルシフト回路によってレベルシフト
    された信号を増幅するメインアンプ回路とを含むセンス
    アンプにおいて、 入力信号に応じて回路への電源供給を可能とする電源供
    給用トランジスタを含み、この電源供給用トランジスタ
    が、上記レベルシフト回路、及びメインアンプ回路で共
    有されて成ることを特徴とするセンスアンプ。
  2. 【請求項2】 上記レベルシフト回路は、入力信号の差
    動増幅を可能とする差動対と、上記差動対の電流源とを
    含み、 上記電流源は、上記差動対の第1差動出力に基づいて動
    作制御される第1電流源トランジスタと、上記差動対の
    第2差動出力に基づいて動作制御される第2電流源トラ
    ンジスタとを含み、上記第1電流源トランジスタ、及び
    第2電流源トランジスタが互いに直列接続されて成る請
    求項1記載のセンスアンプ。
  3. 【請求項3】 複数のスタティック型メモリセルが配列
    されて成るメモリセルアレイと、上記メモリセルアレイ
    からの読出し信号を増幅する増幅手段とを含む半導体記
    憶装置において、 上記増幅手段として、請求項1又は2記載のセンスアン
    プを適用して成る半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置と、それ
    をアクセス可能な中央処理装置とが、一つの半導体基板
    に形成されたデータ処理装置。
JP7246960A 1995-08-31 1995-08-31 センスアンプ、半導体記憶装置、及びデータ処理装置 Withdrawn JPH0973790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001576A1 (en) * 1999-06-30 2001-01-04 Intel Corporation A low power multiplexer with shared, clocked transistor

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