JPH0971266A - 自動車の後部車体補強構造 - Google Patents
自動車の後部車体補強構造Info
- Publication number
- JPH0971266A JPH0971266A JP23022095A JP23022095A JPH0971266A JP H0971266 A JPH0971266 A JP H0971266A JP 23022095 A JP23022095 A JP 23022095A JP 23022095 A JP23022095 A JP 23022095A JP H0971266 A JPH0971266 A JP H0971266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcement
- inner panel
- pillar inner
- panel
- rear pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体の上側部コーナー部の変形を抑えること
ができ、車体のねじれ剛性を向上することができる自動
車の後部車体補強構造を提供する。 【解決手段】 自動車後部のストラットタワー部１８に
外接しリアフェンダパネル１３と共にリアピラー１４を
構成するリアピラーインナパネル１２の外側に、横断面
略コ字状のレインフォースメント１９を接合してなる自
動車の後部車体補強構造において、レインフォースメン
ト１９の上部は車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅
方向内側へ延長されてルーフパネル１６と接合されると
共に、その延長されたレインフォースメント１９の端部
がリアピラーインナパネル１２と接合される。
ができ、車体のねじれ剛性を向上することができる自動
車の後部車体補強構造を提供する。 【解決手段】 自動車後部のストラットタワー部１８に
外接しリアフェンダパネル１３と共にリアピラー１４を
構成するリアピラーインナパネル１２の外側に、横断面
略コ字状のレインフォースメント１９を接合してなる自
動車の後部車体補強構造において、レインフォースメン
ト１９の上部は車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅
方向内側へ延長されてルーフパネル１６と接合されると
共に、その延長されたレインフォースメント１９の端部
がリアピラーインナパネル１２と接合される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の後部車体
補強構造に関する。
補強構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の自動車の後部車体補強構
造としては、実開昭６３−１２２１５８号に記載された
ものがある。図５にこの従来の自動車の後部車体補強構
造の断面図を示す。リアピラーインナパネル２とリアフ
ェンダパネル３とがその下端及び前後端において接合さ
れることによって車体後両側部にそれぞれ位置づけられ
るリアピラー４が構成されており、リアピラーインナパ
ネル２の上端はリアルーフレール５に、リアフェンダパ
ネル３の上端はルーフパネル６にそれぞれ接合されてい
る。
造としては、実開昭６３−１２２１５８号に記載された
ものがある。図５にこの従来の自動車の後部車体補強構
造の断面図を示す。リアピラーインナパネル２とリアフ
ェンダパネル３とがその下端及び前後端において接合さ
れることによって車体後両側部にそれぞれ位置づけられ
るリアピラー４が構成されており、リアピラーインナパ
ネル２の上端はリアルーフレール５に、リアフェンダパ
ネル３の上端はルーフパネル６にそれぞれ接合されてい
る。
【０００３】リアピラーインナパネル２の車室内側に
は、リアサスペンション７を支持するストラットタワー
部８が接合しており、さらにこのリアピラーインナパネ
ル２の外側には、リアピラーインナパネル２の車体前後
方向（図５で紙面に垂直な方向）の略全域に亘ってリア
ピラーインナパネル２と重なり合うようにして横断面略
コ字状のレインフォースメント９が接合されている。こ
うして、レインフォースメント９とリアピラーインナパ
ネル２とによって形成される閉断面がストラットタワー
部８に外接することにより、リアサスペンション７から
の入力荷重に対して剛性を高めている。
は、リアサスペンション７を支持するストラットタワー
部８が接合しており、さらにこのリアピラーインナパネ
ル２の外側には、リアピラーインナパネル２の車体前後
方向（図５で紙面に垂直な方向）の略全域に亘ってリア
ピラーインナパネル２と重なり合うようにして横断面略
コ字状のレインフォースメント９が接合されている。こ
うして、レインフォースメント９とリアピラーインナパ
ネル２とによって形成される閉断面がストラットタワー
部８に外接することにより、リアサスペンション７から
の入力荷重に対して剛性を高めている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の構造にあっては、レインフォースメント９とリア
ピラーインナパネル２とによって形成される閉断面がス
トラットタワー部８からの入力を直接受ける構造にはな
っているものの、ストラットタワー部８からの入力によ
って生じる車体の上側部コーナー部の変形を抑えること
ができず、車体のねじれに対する剛性が弱く補強が不十
分であるという問題がある。
従来の構造にあっては、レインフォースメント９とリア
ピラーインナパネル２とによって形成される閉断面がス
トラットタワー部８からの入力を直接受ける構造にはな
っているものの、ストラットタワー部８からの入力によ
って生じる車体の上側部コーナー部の変形を抑えること
ができず、車体のねじれに対する剛性が弱く補強が不十
分であるという問題がある。
【０００５】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、車体の上側部コーナー部の変形を抑えることがで
き、車体のねじれ剛性を向上することができる自動車の
後部車体補強構造を提供することを目的とする。
ので、車体の上側部コーナー部の変形を抑えることがで
き、車体のねじれ剛性を向上することができる自動車の
後部車体補強構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明では、自動車後部のストラット
タワー部に外接しリアフェンダパネルと共にリアピラー
を構成するリアピラーインナパネルの外側に、横断面略
コ字状のレインフォースメントを接合してなる自動車の
後部車体補強構造において、レインフォースメントの上
部は車体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延
長されてルーフパネルと接合されると共に、その延長さ
れたレインフォースメントの端部がリアピラーインナパ
ネルと接合されることを特徴とする。
に、請求項１記載の発明では、自動車後部のストラット
タワー部に外接しリアフェンダパネルと共にリアピラー
を構成するリアピラーインナパネルの外側に、横断面略
コ字状のレインフォースメントを接合してなる自動車の
後部車体補強構造において、レインフォースメントの上
部は車体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延
長されてルーフパネルと接合されると共に、その延長さ
れたレインフォースメントの端部がリアピラーインナパ
ネルと接合されることを特徴とする。
【０００７】ストラットタワー部からの入力を、ストラ
ットタワー部に外接するリアピラーインナパネルとレイ
ンフォースメントとによって形成される閉断面で直接受
けることができ、さらに、レインフォースメントの上部
が車体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延長
されてルーフパネルと接合されるために、車体の上側部
コーナー部の変形を抑え、ストラットタワー部からの入
力をルーフパネルまで分散させることで、車体のねじり
剛性を向上させることができる。
ットタワー部に外接するリアピラーインナパネルとレイ
ンフォースメントとによって形成される閉断面で直接受
けることができ、さらに、レインフォースメントの上部
が車体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延長
されてルーフパネルと接合されるために、車体の上側部
コーナー部の変形を抑え、ストラットタワー部からの入
力をルーフパネルまで分散させることで、車体のねじり
剛性を向上させることができる。
【０００８】また、ルーフパネルの圧壊強度を向上させ
ることもできる。請求項２記載の発明では、請求項１記
載の自動車の後部車体補強構造において、前記レインフ
ォースメントの後端部が、車体のリアウインド用開口部
の縁部に沿って配置され、リアフェンダパネルとリアピ
ラーインナパネルと共に接合されることを特徴とする。
ることもできる。請求項２記載の発明では、請求項１記
載の自動車の後部車体補強構造において、前記レインフ
ォースメントの後端部が、車体のリアウインド用開口部
の縁部に沿って配置され、リアフェンダパネルとリアピ
ラーインナパネルと共に接合されることを特徴とする。
【０００９】これにより、リアウインド用開口部の縁部
が補強され、リアウインドガラスの支持剛性を向上させ
ることができる。請求項３記載の発明では、請求項１ま
たは２記載の自動車の後部車体補強構造において、前記
レインフォースメントの前端部が、リアピラーインナパ
ネルの車体前後方向中程位置において室内側へ折曲され
てリアピラーインナパネルと接合されることを特徴とす
る。
が補強され、リアウインドガラスの支持剛性を向上させ
ることができる。請求項３記載の発明では、請求項１ま
たは２記載の自動車の後部車体補強構造において、前記
レインフォースメントの前端部が、リアピラーインナパ
ネルの車体前後方向中程位置において室内側へ折曲され
てリアピラーインナパネルと接合されることを特徴とす
る。
【００１０】これにより、リアピラーインナパネルとリ
アフェンダパネルとにより構成されるリアピラー内の車
体前後方向中程位置においてレインフォースメントの前
端部が室内側へ折曲された、即ち車幅方向に伸びる面が
存在することになるので、リアピラーの車幅方向の強度
が向上する。
アフェンダパネルとにより構成されるリアピラー内の車
体前後方向中程位置においてレインフォースメントの前
端部が室内側へ折曲された、即ち車幅方向に伸びる面が
存在することになるので、リアピラーの車幅方向の強度
が向上する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図１は、本発明の実施の形態例を示
す断面図であり、図２はその斜視図、図３は図２のＢ矢
視図、図４はその側面図である。図２、図３、図４は、
説明のためにリアフェンダパネル、ルーフパネル等を省
略している。
の形態を説明する。図１は、本発明の実施の形態例を示
す断面図であり、図２はその斜視図、図３は図２のＢ矢
視図、図４はその側面図である。図２、図３、図４は、
説明のためにリアフェンダパネル、ルーフパネル等を省
略している。
【００１２】図において、１４は車体後両側部にそれぞ
れ位置づけられるリアピラー１４であり、リアピラー１
４は、リアピラーインナパネル１２とリアフェンダパネ
ル１３とがそれらの下端及び前後端において接合されて
構成される。本形態例では、リアピラーインナパネル１
２は、その下部において車室外側に伸びるホイルハウス
アウタ１２ｃと一体的に形成されて、ホイルハウスアウ
タ１２ｃの下端がリアフェンダパネル１３と接合されて
いるが、リアピラーインナパネルはホイルハウスアウタ
と別体であってもよく、その場合はリアピラーインナパ
ネルの下端がホイルハウスアウタに接合される。
れ位置づけられるリアピラー１４であり、リアピラー１
４は、リアピラーインナパネル１２とリアフェンダパネ
ル１３とがそれらの下端及び前後端において接合されて
構成される。本形態例では、リアピラーインナパネル１
２は、その下部において車室外側に伸びるホイルハウス
アウタ１２ｃと一体的に形成されて、ホイルハウスアウ
タ１２ｃの下端がリアフェンダパネル１３と接合されて
いるが、リアピラーインナパネルはホイルハウスアウタ
と別体であってもよく、その場合はリアピラーインナパ
ネルの下端がホイルハウスアウタに接合される。
【００１３】リアピラーインナパネル１２の車室内側に
は、リアサスペンション７を支持するストラットタワー
部１８が接合されており、リアピラーインナパネル１２
の車室外側には、リアピラーインナパネル１２を挟んで
ストラットタワー部１８と対向するようにして横断面コ
字状のレインフォースメント１９が接合されている。即
ち、レインフォースメント１９の下端フランジ１９ａ
は、リアピラーインナパネル１２（またはホイルハウス
アウタ１２ｃ）と共にスポット溶接され、レインフォー
スメント１９の前端部は、リアピラーインナパネル１２
の車体前後方向中程位置において、室内側へ折り曲げら
れて車幅方向に伸びる前壁１９ｅを形成し、さらにその
前端フランジ１９ｂがリアピラーインナパネル１２とス
ポット溶接される。また、レインフォースメント１９の
後端フランジ１９ｃは、リアピラーインナパネル１２の
後端フランジ１２ａと重なり、リアピラーインナパネル
１２とリアフェンダパネル１３との間に挟まれて一緒に
スポット溶接されて、リアウインド用開口部２０の縁部
を構成する。さらに、レインフォースメント１９の上部
は、車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅方向内側へ
延長されて、ルーフパネル１６の側端フランジ１６ａと
リアフェンダパネル１３の上端フランジ１３ａと重なり
合って一緒にスポット溶接され、さらにその延長された
レインフォースメント１９の上端部は、リアピラーイン
ナパネル１２の方へ折り曲げられてその上端フランジ１
９ｄがリアピラーインナパネル１２にスポット溶接され
る。
は、リアサスペンション７を支持するストラットタワー
部１８が接合されており、リアピラーインナパネル１２
の車室外側には、リアピラーインナパネル１２を挟んで
ストラットタワー部１８と対向するようにして横断面コ
字状のレインフォースメント１９が接合されている。即
ち、レインフォースメント１９の下端フランジ１９ａ
は、リアピラーインナパネル１２（またはホイルハウス
アウタ１２ｃ）と共にスポット溶接され、レインフォー
スメント１９の前端部は、リアピラーインナパネル１２
の車体前後方向中程位置において、室内側へ折り曲げら
れて車幅方向に伸びる前壁１９ｅを形成し、さらにその
前端フランジ１９ｂがリアピラーインナパネル１２とス
ポット溶接される。また、レインフォースメント１９の
後端フランジ１９ｃは、リアピラーインナパネル１２の
後端フランジ１２ａと重なり、リアピラーインナパネル
１２とリアフェンダパネル１３との間に挟まれて一緒に
スポット溶接されて、リアウインド用開口部２０の縁部
を構成する。さらに、レインフォースメント１９の上部
は、車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅方向内側へ
延長されて、ルーフパネル１６の側端フランジ１６ａと
リアフェンダパネル１３の上端フランジ１３ａと重なり
合って一緒にスポット溶接され、さらにその延長された
レインフォースメント１９の上端部は、リアピラーイン
ナパネル１２の方へ折り曲げられてその上端フランジ１
９ｄがリアピラーインナパネル１２にスポット溶接され
る。
【００１４】また、リアピラーインナパネル１２の上端
はリアルーフレール１５に接合される。ルーフパネル１
６の側端フランジ１６ａの上にはルーフモール２１が埋
設される。各部材の組立の手順としては、まずレインフ
ォースメント１９をリアピラーインナパネル１２に取り
付けた後、リアフェンダパネル１３をリアピラーインナ
パネル１２に取り付ける。そして、レインフォースメン
ト１９の上部をリアフェンダパネル１３の上端フランジ
１３ａとルーフパネル１６の側端フランジ１６ａと共に
スポット溶接する。このとき、リアピラーインナパネル
１２の上部に形成された開口部１２ｂからスポットガン
を挿入する。そして、リアピラーインナパネル１２の上
端とリアルーフレール１５の側端をスポット溶接する。
このとき、リアルーフレール１５に形成された開口部１
５ａからスポットガンを挿入する。
はリアルーフレール１５に接合される。ルーフパネル１
６の側端フランジ１６ａの上にはルーフモール２１が埋
設される。各部材の組立の手順としては、まずレインフ
ォースメント１９をリアピラーインナパネル１２に取り
付けた後、リアフェンダパネル１３をリアピラーインナ
パネル１２に取り付ける。そして、レインフォースメン
ト１９の上部をリアフェンダパネル１３の上端フランジ
１３ａとルーフパネル１６の側端フランジ１６ａと共に
スポット溶接する。このとき、リアピラーインナパネル
１２の上部に形成された開口部１２ｂからスポットガン
を挿入する。そして、リアピラーインナパネル１２の上
端とリアルーフレール１５の側端をスポット溶接する。
このとき、リアルーフレール１５に形成された開口部１
５ａからスポットガンを挿入する。
【００１５】以上のように構成された後部車体補強構造
では、ストラットタワー部８からの入力を、ストラット
タワー部８に外接するリアピラーインナパネル１２とレ
インフォースメント１９とによって形成される閉断面で
直接受けることができ、さらに、レインフォースメント
１９の上部が車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅方
向内側へ延長されてルーフパネル１６と接合されるため
に、車体の上側部コーナー部Ｃの変形を抑え、ストラッ
トタワー部８からの入力をルーフパネル１６まで分散さ
せることで、車体のねじり剛性を向上させることができ
る。また、ルーフパネル１６の圧壊強度を向上させるこ
ともできる。
では、ストラットタワー部８からの入力を、ストラット
タワー部８に外接するリアピラーインナパネル１２とレ
インフォースメント１９とによって形成される閉断面で
直接受けることができ、さらに、レインフォースメント
１９の上部が車体の上側部コーナー部Ｃを越えて車幅方
向内側へ延長されてルーフパネル１６と接合されるため
に、車体の上側部コーナー部Ｃの変形を抑え、ストラッ
トタワー部８からの入力をルーフパネル１６まで分散さ
せることで、車体のねじり剛性を向上させることができ
る。また、ルーフパネル１６の圧壊強度を向上させるこ
ともできる。
【００１６】また、レインフォースメント１９の後端フ
ランジ１９ｃは、車体のリアウインド用開口部２０の縁
部に沿って配置され、リアフェンダパネル１３とリアピ
ラーインナパネル１２と共に接合されるので、リアウイ
ンド用開口部２０の縁部が補強され、リアウインドガラ
スの支持剛性を向上させることができる。さらに、レイ
ンフォースメント１９の前端部がリアピラーインナパネ
ル１２の車体前後方向中程位置において折曲されて、そ
の前端フランジ１９ｂがリアピラーインナパネル１２に
接合されるため、リアピラー１４内部の車体前後方向中
程位置においてレインフォースメント１９の略車幅方向
に伸びる前壁１９ｅが存在することになるので、リアピ
ラー１４の車幅方向の強度が向上することになる。
ランジ１９ｃは、車体のリアウインド用開口部２０の縁
部に沿って配置され、リアフェンダパネル１３とリアピ
ラーインナパネル１２と共に接合されるので、リアウイ
ンド用開口部２０の縁部が補強され、リアウインドガラ
スの支持剛性を向上させることができる。さらに、レイ
ンフォースメント１９の前端部がリアピラーインナパネ
ル１２の車体前後方向中程位置において折曲されて、そ
の前端フランジ１９ｂがリアピラーインナパネル１２に
接合されるため、リアピラー１４内部の車体前後方向中
程位置においてレインフォースメント１９の略車幅方向
に伸びる前壁１９ｅが存在することになるので、リアピ
ラー１４の車幅方向の強度が向上することになる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明によれば、ストラットタワー部からの入力を、ストラ
ットタワー部に外接するリアピラーインナパネルとレイ
ンフォースメントとによって形成される閉断面で受ける
ことができ、さらに、レインフォースメントの上部が車
体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延長され
てルーフパネルと接合されるために、車体の上側部コー
ナー部の変形を抑え、ストラットタワー部からの入力を
ルーフパネルまで分散させることで、車体のねじり剛性
を向上させることができる。また、ルーフパネルの圧壊
強度を向上させることもできる。
明によれば、ストラットタワー部からの入力を、ストラ
ットタワー部に外接するリアピラーインナパネルとレイ
ンフォースメントとによって形成される閉断面で受ける
ことができ、さらに、レインフォースメントの上部が車
体の上側部コーナー部を越えて車幅方向内側へ延長され
てルーフパネルと接合されるために、車体の上側部コー
ナー部の変形を抑え、ストラットタワー部からの入力を
ルーフパネルまで分散させることで、車体のねじり剛性
を向上させることができる。また、ルーフパネルの圧壊
強度を向上させることもできる。
【００１８】請求項２記載の発明によれば、リアウイン
ド用開口部の縁部が補強され、リアウインドガラスの支
持剛性を向上させることができる。請求項３記載の発明
によれば、リアピラーインナパネルとリアフェンダパネ
ルよりなる閉断面となるリアピラー内の車体前後方向中
程位置においてレインフォースメントの前端部が室内側
へ折曲された、即ち車幅方向に伸びる面を形成すること
になるので、リアピラーの車幅方向の強度を向上させる
ことができる。
ド用開口部の縁部が補強され、リアウインドガラスの支
持剛性を向上させることができる。請求項３記載の発明
によれば、リアピラーインナパネルとリアフェンダパネ
ルよりなる閉断面となるリアピラー内の車体前後方向中
程位置においてレインフォースメントの前端部が室内側
へ折曲された、即ち車幅方向に伸びる面を形成すること
になるので、リアピラーの車幅方向の強度を向上させる
ことができる。
【図１】本発明の実施の形態例を示す断面図であり、図
２のＡ−Ａ線に沿った断面相当図である。
２のＡ−Ａ線に沿った断面相当図である。
【図２】説明のためにリアフェンダパネル、ルーフパネ
ル等を省略した図１の後部車体補強構造の斜視図であ
る。
ル等を省略した図１の後部車体補強構造の斜視図であ
る。
【図３】説明のためにリアフェンダパネル、ルーフパネ
ル等を省略した図２のＢ矢視図である。
ル等を省略した図２のＢ矢視図である。
【図４】説明のためにリアフェンダパネル、ルーフパネ
ル等を省略した図１の後部車体補強構造の側面図であ
る。
ル等を省略した図１の後部車体補強構造の側面図であ
る。
【図５】従来の自動車の後部車体補強構造を示す断面図
である。
である。
１２ リアピラーインナパネル １２ａ 後端フランジ １３ リアフェンダパネル １３ａ 上端フランジ １４ リアピラー １６ ルーフパネル １６ａ 側端フランジ １８ ストラットタワー部 １９ レインフォースメント １９ａ 下端フランジ １９ｂ 前端フランジ １９ｃ 後端フランジ １９ｄ 上端フランジ ２０ リアウインド用開口部
Claims (3)
- 【請求項１】 自動車後部のストラットタワー部に外接
しリアフェンダパネルと共にリアピラーを構成するリア
ピラーインナパネルの外側に、横断面略コ字状のレイン
フォースメントを接合してなる自動車の後部車体補強構
造において、 レインフォースメントの上部は車体の上側部コーナー部
を越えて車幅方向内側へ延長されてルーフパネルと接合
されると共に、その延長されたレインフォースメントの
端部がリアピラーインナパネルと接合されることを特徴
とする自動車の後部車体補強構造。 - 【請求項２】 前記レインフォースメントの後端部は、
車体のリアウインド用開口部の縁部に沿って配置され、
リアフェンダパネルとリアピラーインナパネルと共に接
合されることを特徴とする請求項１記載の自動車の後部
車体補強構造。 - 【請求項３】 前記レインフォースメントの前端部は、
リアピラーインナパネルの車体前後方向中程位置におい
て室内側へ折曲されてリアピラーインナパネルと接合さ
れることを特徴とする請求項１または２記載の自動車の
後部車体補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23022095A JP3430727B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 自動車の後部車体補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23022095A JP3430727B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 自動車の後部車体補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971266A true JPH0971266A (ja) | 1997-03-18 |
| JP3430727B2 JP3430727B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=16904445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23022095A Expired - Fee Related JP3430727B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 自動車の後部車体補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430727B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU741872B2 (en) * | 1999-12-31 | 2001-12-13 | Hyundai Motor Company | Reinforcement structure for rear pillar of automobiles |
| US6659540B1 (en) * | 2001-12-20 | 2003-12-09 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle rear body structure |
| EP1369341A2 (en) * | 1997-12-04 | 2003-12-10 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Operator's cab in construction machine |
| KR100643961B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 쇽업소버 장착브라켓의 보강구조 |
| JP2008296846A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Kanto Auto Works Ltd | 車輌横断面の補強構造 |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP23022095A patent/JP3430727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1369341A2 (en) * | 1997-12-04 | 2003-12-10 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Operator's cab in construction machine |
| EP1369341A3 (en) * | 1997-12-04 | 2004-02-04 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Operator's cab in construction machine |
| AU741872B2 (en) * | 1999-12-31 | 2001-12-13 | Hyundai Motor Company | Reinforcement structure for rear pillar of automobiles |
| US6659540B1 (en) * | 2001-12-20 | 2003-12-09 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle rear body structure |
| KR100643961B1 (ko) * | 2004-12-22 | 2006-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 쇽업소버 장착브라켓의 보강구조 |
| JP2008296846A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Kanto Auto Works Ltd | 車輌横断面の補強構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3430727B2 (ja) | 2003-07-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4950025A (en) | Automobile rear body structure | |
| KR960005858B1 (ko) | 자동차의 후부차체구조 | |
| JP3951507B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
| JPH02246877A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JPS6320278A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JP2000016338A (ja) | リヤダンパハウス構造 | |
| JP3852733B2 (ja) | 車体の補強構造 | |
| JP2000225966A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JP3430727B2 (ja) | 自動車の後部車体補強構造 | |
| JP3182970B2 (ja) | 自動車の車体の構造 | |
| JP3514033B2 (ja) | サイドシル補強構造 | |
| JP2000038165A (ja) | 自動車の車体下側部補強構造 | |
| JPH06144299A (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
| JPH0323909Y2 (ja) | ||
| JPH0139393B2 (ja) | ||
| JP2000255451A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JPS6239375A (ja) | 自動車のセンタピラ−下端部構造 | |
| JP2000142467A (ja) | 自動車の車体の上側部構造 | |
| JP3537669B2 (ja) | 自動車の車体下側部補強構造 | |
| JPH0622594Y2 (ja) | 自動車のエンジンマウント取付け体構造 | |
| JPH11291947A (ja) | 自動車の車体構造 | |
| KR100280940B1 (ko) | 자동차의 차체 하부 보강구조 | |
| JPH11192977A (ja) | 自動車の車体フレーム補強構造 | |
| JPH01244983A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
| JPS61215178A (ja) | 自動車の前部車体構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |