JPH0969477A - 半導体ウエハ分類装置 - Google Patents

半導体ウエハ分類装置

Info

Publication number
JPH0969477A
JPH0969477A JP7245392A JP24539295A JPH0969477A JP H0969477 A JPH0969477 A JP H0969477A JP 7245392 A JP7245392 A JP 7245392A JP 24539295 A JP24539295 A JP 24539295A JP H0969477 A JPH0969477 A JP H0969477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
reading
semiconductor wafer
identification code
delivery device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7245392A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Nagai
晴夫 長井
Kazuhiro Yamatani
和弘 山谷
Haruo Iizuka
春雄 飯塚
Kazuhiko Matsuoka
一彦 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Priority to JP7245392A priority Critical patent/JPH0969477A/ja
Publication of JPH0969477A publication Critical patent/JPH0969477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2223/00Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
    • H01L2223/544Marks applied to semiconductor devices or parts
    • H01L2223/54493Peripheral marks on wafers, e.g. orientation flats, notches, lot number

Landscapes

  • Character Input (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 占拠面積、作業時間、価格を抑制できるウエ
ハ分類装置の提供。 【構成】 ウエハ1を払い出すローディングステーショ
ン12と、ウエハ識別コード読取装置40およびウエハ
受渡し装置21を有するウエハ識別装置20と、識別さ
れたウエハ1を指定位置に収納するアンローディングス
テーション13を備えている。読取装置40は一対の読
取エリア47A、47Bを撮像するテレビカメラを有す
る。受渡し装置21は読取ステージ31に配置されて識
別コード4を両読取エリア47A、47Bのいずれかに
合致させるように構成されている。 【効果】 払い出されたウエハは受渡し装置によりそれ
に配置の読取ステージに移送される。受渡し装置は読取
ステージで識別コード位置を一方の読取エリアに合致さ
せる。読取装置は識別コードを読み取る。つまり、受渡
し装置自体がアライメント装置を構成するため、占拠面
積、作業時間、価格を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハの分類技
術、特に、半導体ウエハに付された識別コードを読み取
って個々の半導体ウエハを識別し、その識別に基づいて
分類、抜き取り、編成等の作業を実行する技術に関し、
例えば、半導体製造工程において、半導体ウエハを分類
するのに利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造工程において、ワー
クとしての半導体ウエハ(以下、ウエハという。)は複
数枚(例えば、25枚)を1ロットに編成されて取り扱
われている。例えば、RAM(ランダム アクセス メ
モリー)等の少品種大量生産向きの製品については、ウ
エハのライン投入時にロット編成が実施された後に、そ
のロットを再編成する必要が殆どない。ところが、マス
クROM(リード オンリー メモリー)やASIC
(特別注文の半導体集積回路装置)等の多品種少量生産
が要求される製品については、ウエハのライン投入時に
編成されたロットをそのまま維持し続けたのでは、生産
性が低下してしまう場合が発生する。そこで、ウエハ投
入後にロットを編成し直す必要が発生する。
【0003】このようにウエハ投入後にロットを編成す
る場合においては、各ウエハに固有の標識(以下、識別
コードという。)を予め付しておき、各ウエハの識別コ
ードを読み取って当該識別コードを利用することによ
り、各ウエハの分類が実施されることになる。したがっ
て、ウエハ群についてロットを編成するためには、ウエ
ハの識別コードを読み取って個々のウエハを識別してこ
れを分類するためのウエハ分類装置を備える必要があ
る。また、ウエハ分類装置はウエハを識別するためのウ
エハ識別装置を備えている必要がある。
【0004】従来のこの種のウエハ識別装置は、ウエハ
に付された識別コードを読み取る読取装置と、読取装置
の読取ステージにウエハを受け渡す受渡し装置とを備え
ており、読み取り対象のウエハが受渡し装置によって読
取装置の読取ステージに移送された後に、読取ステージ
に設けられたアライメント装置によって識別コードの位
置が読取装置の読取エリアに位置合わせされるように構
成されている。
【0005】なお、ウエハのロット編成技術を述べてあ
る例として、特開平4−273115号公報、特開平4
−239152号公報、特開平4−260318号公報
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウエハ分類装置においては、ウエハ識別装置の受渡し装
置と読取装置とが別の場所にそれぞれ配置され、読取ス
テージにアライメント装置が付帯されているため、ウエ
ハ分類装置全体としての占有床面積が大きくなるばかり
でなく、タクトタイムも長くなり、また、ウエハ分類装
置全体としての価格が高くなるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、占有床面積、タクトタイ
ムおよび価格を抑制することができる半導体ウエハ分類
装置を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0010】すなわち、半導体ウエハを払い出すローデ
ィングステーションと、払い出された半導体ウエハに付
された識別コードを光学的に読み取ってその半導体ウエ
ハを識別する半導体ウエハ識別装置と、識別されたウエ
ハを受け取って指定された位置に収納するアンローディ
ングステーションとを備えている半導体ウエハ分類装置
において、前記半導体ウエハ識別装置は識別コードを光
学的に読み取る読取装置と、半導体ウエハを受け渡す受
渡し装置とを備えており、この読取装置はその読取ステ
ージの異なる2箇所に設定された各読取エリアをそれぞ
れ撮像する一対の画像取込み装置を有し、前記受渡し装
置はこの読取装置の読取ステージに配置されているとと
もに、半導体ウエハの識別コードが付された位置を前記
両読取エリアのいずれかに合致させるように構成されて
いることを特徴とする。
【0011】
【作用】前記した手段において、ローディングステーシ
ョンから払い出された半導体ウエハは受渡し装置によっ
て識別装置における読取装置の読取ステージに移送され
る。この際、半導体ウエハを受け取った受渡し装置はそ
れ自体に配置された読取ステージにおいて半導体ウエハ
の識別コードが付された位置を読取装置における両方の
画像取込み装置の読取エリアのうちいずれか一方の読取
エリアに合致させる。つまり、受渡し装置自体がアライ
メント装置を兼ねている。識別コードが読取エリアに合
致された方の画像取込み装置は識別コードの画像を取り
込み、読取装置はこの画像によって識別コードを読み取
る。識別コードが読み取られると、受渡し装置は半導体
ウエハを読取ステージからアンローディングステーショ
ンに移送して受け渡す。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるウエハ分類装
置を示す一部省略斜視図である。図2は同じく平面図で
ある。図3はそのウエハ分類装置に使用されたウエハ識
別装置を示しており、(a)は正面図、(b)は(a)
のb−b線に沿う平面図である。図4はその位置合わせ
の作用を説明するための各説明図である。図5はその持
ち替え作用を説明するための各説明図である。
【0013】本実施例において、本発明に係る半導体ウ
エハ分類装置は、半導体装置の製造工程にあってウエハ
に付された識別コードを索引として各ウエハを予め指定
された通りに分類するように構成されており、ウエハ識
別装置を備えている。ウエハ識別装置は識別対象物品と
してのウエハにそれぞれ予め付された識別コードを光学
的手段によって読み取ることにより個々のウエハとして
順次識別するように構成されている。
【0014】ウエハ1はシリコン等の半導体によって円
形の薄板形状に形成されており、円周の一部にオリエン
テーションフラット(以下、オリフラという。)3が直
線状に切設されている。ウエハ1の半導体素子が作り込
まれる側の主面(以下、第1主面という。)2における
オリフラ3と反対側の位置には、識別対象物品としての
ウエハを識別するための識別コード4が各ウエハに固有
のものとして付されている。識別コード4はエッチング
加工法やレーザ刻印法等の適当な手段が用いられて数字
および英文字により描画されている。個々のウエハを識
別するための識別コード4は、ウエハ1のロット番号を
表示するロットコードと、当該ロット中の個々のウエハ
番号を表示するウエハコードとにより構成されている。
【0015】そして、ウエハ分類装置のワークとしての
ウエハ1は複数枚(例えば、1ロット分の25枚)が、
カセット5に収納される。すなわち、カセット5には保
持溝(以下、スロットという。)が多数段(通例、25
段)列設されており、このスロット内にウエハがそれぞ
れ挿入されることにより、複数枚のウエハが規則的に整
列された状態で収納される。
【0016】本実施例に係るウエハ分類装置11は大略
箱形状に形成されている機台(図示せず)を備えてお
り、この機台の上にはローディングステーションと、ア
ンローディングステーションと、ウエハ識別装置とが設
備されている。ローディングステーション12およびア
ンローディングステーション13は機台の上の片側(以
下、左側とする。)部分に前後対称形に配設されてい
る。ローディングステーション12およびアンローディ
ングステーション13はコントローラ(図示せず)によ
り制御されるエレベータ14および15をそれぞれ備え
ている。エレベータ14、15はその上に乗せられたカ
セット5を1ピッチずつ上昇または下降させるように構
成されている。
【0017】ウエハ識別装置20はウエハを受け渡す受
渡し装置21を備えており、受渡し装置21は機台上の
右側部分の中央位置に配設されている。受渡し装置21
はエレベータ22を備えており、エレベータ22の上に
はロータリーアクチュエータ23が垂直方向上向きに搭
載されている。ロータリーアクチュエータ23の出力軸
には旋回軸24が垂直方向上向きに固定されており、旋
回軸24は水平面内において180度以上360度未満
(例えば、約270度)往復旋回されるようになってい
る。旋回軸24の上端部には水平に配置された第1アー
ム25の一端部が一体回転するように固定されている。
第1アーム25の自由端部には平行に配置された第2ア
ーム26の一端部が回転自在に軸支されており、第2ア
ーム26は内蔵されたベルト伝動装置27によって回転
駆動されるようになっている。第2アーム26の他端部
には水平に配置されたハンド29の一端部が回転自在に
軸支されており、ハンド29は内蔵されたベルト伝動装
置28によって回転駆動されるようになっている。
【0018】ハンド29は断面が略長方形の棒形状に形
成されており、その長手方向の寸法はウエハ1の直径よ
りも大きくなるように設定されている。ハンド29の上
面における回動中心と反対側の端部には、真空吸着ヘッ
ド(以下、吸着ヘッドという。)30が直角方向上向き
に設備されており、吸着ヘッド30はウエハ1の主面に
当てがわれた状態でウエハ1を真空吸着保持し得るよう
に構成されている。すなわち、ハンド29の上面には真
空吸引口が開口されているとともに、この真空吸引口に
はハンド29の内部を通して負圧供給路(図示せず)が
流体連結されている。以上のように構成された受渡し装
置21はハンド29の上面によって読取ステージ31を
構成するとともに、ウエハ1の識別コード4を後記する
読取装置の読取エリアに位置合わせするためのアライメ
ント装置を構成している。
【0019】受渡し装置21の上方にはウエハ仮置き装
置35が旋回軸24の同軸上に配されて、機台の上にお
ける右端部分に立設されたスタンド(図示せず)によっ
て支持されている。すなわち、ウエハ仮置き装置35は
旋回軸24の中心の延長線に左右対称形に配置されてい
る一対の支持プレート36、36を備えており、両支持
プレート36、36は水平面内においてピン37、37
を中心にしてロータリーアクチュエータ38、38によ
って回転駆動されるように構成されている。そして、両
支持プレート36、36は互いに近接する位置に停止し
た状態において内側端の間隔がウエハ1の直径よりも小
さくなり、また、互いに離れる位置に停止した状態にお
いて内側端の間隔がウエハ1の直径よりも大きくなるよ
うに構成されている。
【0020】なお、ウエハ1との接触面積を可及的に減
少させて異物の付着や金属汚染を防止するために、ハン
ド29の吸着ヘッド30、また、ウエハ仮置き装置35
の支持プレート36はウエハ1を浮かせた状態で支持す
るように構成することが望ましい。
【0021】識別装置20のウエハ仮置き装置35のさ
らに上方には識別コード読取装置(以下、読取装置とい
う。)40が、機台の右端部分に立設されたスタンド
(図示せず)によって支持されて設備されている。すな
わち、読取装置40は照明装置および画像取り込み装置
としてのテレビカメラを左右一対ずつ備えている。左右
の照明装置41A、41Bはスタンドに垂直方向下向き
にそれぞれ支持されており、受渡し装置21の読取ステ
ージ31の左右対称位置にそれぞれ設定された左右一対
の読取エリア47A、47Bをそれぞれ平行の可視光に
よって照明するように構成されている。左右のテレビカ
メラ42A、42Bはスタンドに垂直方向下向きにそれ
ぞれ支持されており、左右の照明装置41A、41Bに
よってそれぞれ照明された読取ステージ31の上の左右
の読取エリア47A、47Bにおける識別コード4をそ
れぞれ撮映するように構成されている。
【0022】左右のテレビカメラ42A、42Bには1
台の識別コード認識装置(以下、認識装置という。)4
3が兼用し得るように電気的に接続されており、この認
識装置43は画像処理装置等から構成され、左右のテレ
ビカメラ42A、42Bからの撮像信号に基づいてウエ
ハ1に付された識別コード4を認識し得るように構成さ
れている。認識装置43にはモニタ44が接続されてお
り、このモニタ44によりテレビカメラ42A、42B
の撮映状況がモニタリングされるようになっている。さ
らに、認識装置43には識別コードを逐次記録するため
の記録手段としてのメモリー45が接続されており、こ
のメモリー45は認識装置43によって認識された識別
コード4を逐次記録するように構成されている。メモリ
ー45はコンピュータ等から構築されているデータ処理
装置46に接続されており、データ処理装置46はメモ
リー45に記録されたデータを随時呼び出すことによっ
て、ウエハ分類のためのデータを作成するように構成さ
れている。なお、メモリー45はデータ処理装置46側
に装備してもよい。また、以上の構成各部はコンピュー
タ等から構築されるコントローラ(図示せず)によって
統括的に制御されるように構成することが望ましい。
【0023】次に作用を説明する。まず、図2に示され
ているように、ローディングステーション12のエレベ
ータ14の上には、複数枚のウエハ1が収納された実カ
セット5Aがセットされ、アンローディングステーショ
ン13のエレベータ15の上には空のカセット5がセッ
トされる。受渡し装置21の第1アーム25および第2
アーム26がロータリーアクチュエータ23およびベル
ト伝動装置27、28によって伸長作動されて、ハンド
29が実カセット5Aに挿入される。この際、ローディ
ングステーション12のエレベータ14がピッチ作動さ
れることにより、コントローラが指定したウエハ1がハ
ンド29の真上に対向される。
【0024】図4(a)に示されているように、ハンド
29がウエハ1の真下に対向された状態において、ハン
ド29の吸着ヘッド30はウエハ1の中心O1 と一致さ
れる。このヘッド30とウエハの中心O1 との一致作動
は受渡し装置21の教示・再生機能によって実行され
る。すなわち、ローディングステーション12の実カセ
ット5Aにおけるウエハ1の中心O1 に吸着ヘッド30
が一致するように、受渡し装置21における第1アーム
25および第2アーム26の伸長作動についての制御が
予め教示されて記憶されており、各ウエハ1のローディ
ング作業毎にその記憶された制御が再生される。
【0025】ハンド29がウエハ1を吸着ヘッド30に
よって保持すると、受渡し装置21の第1アーム25お
よび第2アーム26がロータリーアクチュエータ23お
よびベルト伝動装置27、28によって短縮作動され
て、ウエハ1がハンド29によって実カセット5Aから
引き出される。続いて、図4(b)に示されているよう
に、ハンド29の吸着ヘッド30が受渡し装置21の旋
回軸24の中心O24の真上に移動されて、ウエハ1が読
取ステージ31に実質的に移送される。この際、吸着ヘ
ッド30の旋回軸24の中心O24への一致作動も受渡し
装置21の教示・再生機能によって実行される。ウエハ
1を吸着保持した吸着ヘッド30が旋回軸24の中心O
24に合致されることにより、吸着ヘッド30に中心O1
が吸着されたウエハ1は当該中心O1 を旋回軸24の中
心O24に合致される。
【0026】ウエハ1の中心O1 が旋回軸24の中心O
24に合致されると、図4(c)に示されているように、
ウエハ1の外周縁部は読取装置40の読取位置としての
左右の読取エリア47A、47Bに含まれた状態にな
る。すなわち、ウエハ1は受渡し装置21のハンド29
の上に設定された読取ステージ31に移送されたことに
なる。しかし、ウエハ1に付された識別コード4は両読
取エリア47A、47Bから外れた状態になっている。
すなわち、例えば、読取装置40の右側のテレビカメラ
42Bによって撮像された読取エリア47Bの画像は、
図4(e)に示されているように、識別コード4が映し
出されない状態になっている。
【0027】そこで、図4(d)に示されているよう
に、受渡し装置21の旋回軸24がロータリーアクチュ
エータ23によって一方向に旋回されることにより、ウ
エハ1が中心O1 を中心に旋回されて、ウエハ1の識別
コード4が読取エリア47Bに移動される。すなわち、
図4(f)に示されているように、読取装置40のテレ
ビカメラ42Bによって撮像された読取エリア47Bの
画像に識別コード4が適正に映し出された状態になった
時に旋回軸24の旋回が停止される。この際、ウエハ1
のオリフラ3を認識装置43によって認識した後に、ウ
エハ1の識別コード4を読取エリア47Aに配置するよ
うに受渡し装置21を制御してもよい。
【0028】以上の作動により、ハンド29の上に設定
された読取ステージ31においてウエハ1の識別コード
4の表示位置が読取装置40の読取エリア47Bに合致
された状態になる。この状態において、ウエハ1の識別
コード4の読み取り作業が読取装置40によって実行さ
れる。すなわち、テレビカメラ42Bが撮影した識別コ
ード4の画像信号が認識装置43に送信されて、認識装
置43によって画像処理されることにより識別コード4
が読み取られる。
【0029】読み取られた識別コード4は認識装置43
に接続されているメモリー45に記録される。そして、
データ処理装置46は記録された識別コード4を呼び出
して空カセット5におけるアンローディングすべきスロ
ットの位置を指定して、受渡し装置21のコントローラ
に所定の指令信号を送信する。ちなみに、テレビカメラ
42Bまたは42Aによる映像はモニタ44に適宜に映
し出すことができるため、作業者は識別コード4を必要
に応じて監視することができる。
【0030】次いで、識別コード4を読み取られたウエ
ハ1は受渡し装置21によってアンローディングステー
ョン13に移送されて、空カセット5の指定されたスロ
ットにアンローディングされる。ここで、ウエハ1が空
カセット5にアンローディングされるに際しては、以降
の作業の便宜を図るために、ウエハ1はオリフラ3の方
向を揃えて空カセット5に収納させることが望ましい。
ところが、受渡し装置21の旋回軸24の旋回によって
ウエハ1の識別コード4が読取エリア47Bに位置合わ
せされるため、ウエハ1のオリフラ3とハンド29との
位置関係は一定しないことになる。
【0031】そこで、ウエハ1を空カセット5にオリフ
ラ3の方向を揃えてアンローディングさせる必要がある
場合には、図5に示されているように、仮置き装置35
を利用したウエハ1の持ち替え作業が実施される。ま
ず、旋回軸24が90度旋回されることにより、オリフ
ラ3が持ち替え指定位置に移動される。次いで、エレベ
ータ22によって受渡し装置21が上昇されて、ウエハ
1が仮置き装置35の上方へ持ち上げられる。続いて、
仮置き装置35の支持プレート36、36がロータリー
アクチュエータ38、38によってピン37、37を中
心にして180度回転された後に、エレベータ22が下
降される。この作動により、図5(a)および(b)に
示されているように、受渡し装置21のウエハ1はオリ
フラ3が持ち替え位置に配置された状態で、仮置き装置
35に移載される。
【0032】次に、旋回軸24が旋回されることによっ
て、ハンド29が持ち替え位置に移動される。次いで、
エレベータ22によって受渡し装置21が上昇され、ハ
ンド29はウエハ1を吸着ヘッド30によって吸着保持
するととともに、両支持プレート36、36から持ち上
げて受け取る。この際、ハンド29の吸着ヘッド30は
ウエハ1の中心O1 を吸着保持した状態になる。ウエハ
1がハンド29によって受け取られると、仮置き装置3
5の支持プレート36、36がロータリーアクチュエー
タ38、38によってピン37、37を中心にして18
0度回転された後に、エレベータ22が下降される。こ
の作動により、図5(c)および(d)に示されている
ように、ウエハ1は受渡し装置21のハンド29にオリ
フラ3を所定の持ち替え位置に一致された状態に持ち替
えられたことになる。
【0033】以上のようにしてウエハ1が予め指定され
た向きにハンド29によって持ち替えられると、ハンド
29に保持されたウエハ1は第1アーム25および第2
アーム26の伸長作動によってアンローディングステー
ョン13に移送されて、空カセット5の指定されたスロ
ットにアンローディングされる。この際、ウエハ1はハ
ンド29に予め指定された向きで保持されているため、
ウエハ1は空カセット5のスロットに所定の向きで受け
渡されることになる。
【0034】今、例えば、読取装置40によって読み取
られた識別コード4のウエハコードの番号が「N0.
1」であった場合、アンローディングステーション13
のコントローラの指令によりエレベータ15が1ピッチ
送られ、空カセット5における第1スロットが挿入作動
位置にセットされる。そして、第1スロットが挿入作動
位置にセットされると、受渡し装置21により搬送され
て来たNO.1のウエハ1がこの第1スロットに挿入さ
れる。
【0035】次のウエハ1の読取装置40によって読み
取られた識別コード4のウエハコードの番号が「N0.
3」であった場合には、アンローディングステーション
13のコントローラの指令によってエレベータ15がさ
らに2ピッチ送られ、空カセット5における第3スロッ
トが挿入作動位置にセットされる。続いて、受渡し装置
21により搬送されて来たN0.3のウエハ1がこの第
3スロットに挿入される。
【0036】さらに、次のウエハ1のウエハコードの番
号が「NO.2」であった場合、アンローディングステ
ーション13のコントローラの指令によりエレベータ1
5が1ピッチだけ戻されるように送られ、空カセット5
における第2スロットが挿入作動位置にセットされる。
続いて、受渡し装置21により搬送されて来たN0.2
のウエハ1がこの第2スロットに挿入される。
【0037】以上の作動が繰り返されることにより、ウ
エハ1群はアンローディングステーション13の空カセ
ット5内へ、各ウエハコードによる順番に従ってスロッ
ト番号通りに並べられて収容されることになる。この場
合、第1スロットにはウエハコードN0.1のウエハ
が、第2スロットにはウエハコードN0.2のウエハ
が、第NスロットにはウエハコードN0.nのウエハが
それぞれ挿入されていることになる。しかも、各スロッ
トに収容された各ウエハ1は向きを揃えられた状態、す
なわち、オリフラ3の位置が全て揃えられた状態になっ
ている。
【0038】以上の作用により、識別コード読み取り作
業およびウエハ分類作業が実施されるのであるが、これ
らの作業と同時に、読取装置40の読み取りデータに基
づき、メモリー45においては各ウエハの処理およびウ
エハ来歴ファイル等を作成することができる。
【0039】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) ウエハの識別コード読取装置の読取ステージに
ウエハを受け渡す受渡し装置自体に読取ステージを設定
するとともに、ウエハの識別コード表示位置を読取ステ
ージの読取エリアに合致させるアライメント機能を設け
ることにより、読取装置および受渡し装置と別に読取ス
テージおよびアライメント装置を付帯させなくて済むた
め、ウエハ分類装置全体としての占有床面積、タクトタ
イムおよび価格を抑制することができる。
【0040】(2) 旋回軸によって回転される第1ア
ームと、第1アームの自由端部に軸支されて回転される
第2アームと、第2アームの回転中心から離れた位置に
軸支されて回転されるハンドと、ハンドの中心から離れ
た位置に配置されておりウエハ下面の中心部位に真空吸
着する吸着ヘッドとによって受渡し装置を構成すること
により、直線運動する部分を省略することができるた
め、ウエハ分類装置全体としての占有床面積、タクトタ
イムおよび価格をより一層抑制することができる。
【0041】(3) 受渡し装置の上方に物品を仮置き
する仮置き装置を設備することにより、受渡し装置がウ
エハを持ち替えることができるため、ウエハの向きを揃
えてアンローディングすることができる。
【0042】(4) ローディングされたウエハの識別
コードを読み取ってウエハカセットにアンローディング
することができるため、識別コードを索引としてウエハ
群の分類作業や、並べ換え作業、ロット編成作業、ウエ
ハの抜き取り作業、ウエハの識別コード確認作業等を自
動的に実施することができる。
【0043】(5) ウエハの識別コードをメモリーに
記憶することにより、ロットの再分割再合成等の特殊な
作業を実施することができるとともに、各ウエハの来歴
を識別コードを索引として作成することができる。
【0044】図6は本発明の他の実施例であるウエハ分
類装置に使用されたウエハ識別装置を示しており、
(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿う平面
図である。
【0045】本実施例2が前記実施例1と異なる点は、
第2アームとして直進形のアーム(以下、直進アームと
いう。)26Aが第1アーム25の上に往復直線運動す
るように搭載されている点である。すなわち、第2アー
ムとしての直進アーム26Aの伸長作動によってハンド
29の吸着ヘッド30がウエハ1の中心O1 に当てがわ
れると、ハンド29は吸着ヘッド30によってウエハ1
を真空吸着保持する。次いで、直進アーム26Aが短縮
作動されることによってウエハ1の中心O1 が旋回軸2
4の中心O24に合致される。その後は前記実施例1と同
様に、受渡し装置21の旋回軸24の旋回によってウエ
ハ1の識別コード4が読取装置40の読取エリア47A
または47Bに位置合わせされ、識別コード4が読み取
られる。識別コード4を読み取られたウエハ1は旋回軸
24の旋回作動および直進アーム26Aの伸長作動によ
って、所定の位置にアンローディングされる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、ウエハ分類装置におけるローディ
ングステーションおよびアンローディングステーション
のエレベータを省略して、ウエハ識別装置の受渡し装置
に持ち替え作業用のエレベータに加えてローディング作
業およびアンローディング作業用のエレベータを設けて
もよい。また、持ち替え作業用のエレベータはローディ
ング作業およびアンローディング作業用のエレベータを
兼用するように構成してもよい。
【0048】また、ウエハ分類装置におけるローディン
グステーションおよびアンローディングステーションは
ウエハを置く置き台によってそれぞれ構成してもよい。
さらに、ウエハ分類装置におけるローディングステーシ
ョンおよびアンローディングステーションはそれぞれ1
基ずつ設備するに限らず、それぞれ2基以上設備しても
よい。
【0049】ウエハ分類装置はウエハのロット編成作業
やウエハ抜き取り作業、ウエハ並べ換え作業およびウエ
ハの識別コード確認作業等に使用することができ、要
は、識別コード読み取り前後のウエハの取り扱いに限定
はない。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0051】半導体ウエハ分類装置における識別コード
読取装置の読取ステージに半導体ウエハを受け渡す受渡
し装置自体に読取ステージを設定するとともに、半導体
ウエハの識別コード表示位置を読取ステージの読取エリ
アに合致させるアライメント機能を設けることにより、
読取装置および受渡し装置と別に読取ステージおよびア
ライメント装置を付帯させなくて済むため、半導体ウエ
ハ分類装置全体としての占有床面積、タクトタイムおよ
び価格を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるウエハ識別装置を備え
たウエハ分類装置を示す一部省略斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】そのウエハ識別装置を示しており、(a)は正
面図、(b)は(a)のb−b線に沿う平面図である。
【図4】読み取り作用を説明するための図であり、
(a)、(b)、(c)、(d)は各部分平面図、
(e)、(f)は各画面図である。
【図5】持ち替え作用を説明するための図であり、
(a)、(c)は各部分正面図、(b)、(d)は各部
分平面図である。
【図6】本発明の他の実施例であるウエハ分類装置に使
用されたウエハ識別装置を示しており、(a)は正面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う平面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(ワーク)、2…第1主面、3…オリエンテ
ーションフラット(オリフラ)、4…識別コード、5…
カセット、5A…実カセット、11…ウエハ分類装置、
12…ローディングステーション、13…アンローディ
ングステーション、14、15…エレベータ、20…ウ
エハ識別装置、21…受渡し装置、22…エレベータ、
23…ロータリーアクチュエータ、24…旋回軸、25
…第1アーム、26…第2アーム、27、28…ベルト
伝動装置、29…ハンド、30…吸着ヘッド、31…読
取ステージ、35…ウエハ仮置き装置、36…支持プレ
ート、37…ピン、38…ロータリーアクチュエータ、
40…識別コード読取装置、41A、41B…照明装
置、42A、42B…テレビカメラ(画像取込み装
置)、43…識別コード認識装置、44…モニタ、45
…メモリー、46…データ処理装置、47A、47B…
読取エリア、26A…直進形の第2アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 春雄 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 松岡 一彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハを払い出すローディングス
    テーションと、払い出された半導体ウエハに付された識
    別コードを光学的に読み取ってその半導体ウエハを識別
    する半導体ウエハ識別装置と、識別されたウエハを受け
    取って指定された位置に収納するアンローディングステ
    ーションとを備えている半導体ウエハ分類装置であっ
    て、 前記半導体ウエハ識別装置は識別コードを光学的に読み
    取る読取装置と、半導体ウエハを受け渡す受渡し装置と
    を備えており、この読取装置はその読取ステージの異な
    る2箇所に設定された各読取エリアをそれぞれ撮像する
    一対の画像取込み装置を有し、前記受渡し装置はこの読
    取装置の読取ステージに配置されているとともに、半導
    体ウエハの識別コードが付された位置を前記両読取エリ
    アのいずれかに合致させるように構成されていることを
    特徴とする半導体ウエハ分類装置。
  2. 【請求項2】 前記受渡し装置は、旋回軸によって旋回
    される第1アームと、第1アームに支持されて移動され
    る第2アームと、第2アームに支持されて半導体ウエハ
    を規則的に保持するハンドとを備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体ウエハ分類装置。
  3. 【請求項3】 前記受渡し装置は教示・再生機能によ
    り、半導体ウエハの中心位置をハンドによって真空吸着
    保持するように構成されていることを特徴とする請求項
    2に記載の半導体ウエハ分類装置。
  4. 【請求項4】 前記受渡し装置の上方に物品を仮置きす
    る仮置き装置が設備されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3に記載の半導体ウエハ
    分類装置。
JP7245392A 1995-08-30 1995-08-30 半導体ウエハ分類装置 Pending JPH0969477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7245392A JPH0969477A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 半導体ウエハ分類装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7245392A JPH0969477A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 半導体ウエハ分類装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0969477A true JPH0969477A (ja) 1997-03-11

Family

ID=17132981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7245392A Pending JPH0969477A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 半導体ウエハ分類装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0969477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1280186A2 (en) * 2001-07-24 2003-01-29 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Wafer transfer system, wafer transfer method and automatic guided vehicle system
DE19733412B4 (de) * 1997-08-01 2005-08-04 Infineon Technologies Ag Verfahren zur automatischen Nachbeschriftung von Wafern.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19733412B4 (de) * 1997-08-01 2005-08-04 Infineon Technologies Ag Verfahren zur automatischen Nachbeschriftung von Wafern.
EP1280186A2 (en) * 2001-07-24 2003-01-29 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Wafer transfer system, wafer transfer method and automatic guided vehicle system
EP1280186A3 (en) * 2001-07-24 2010-02-24 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Wafer transfer system, wafer transfer method and automatic guided vehicle system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0510108B1 (en) Devices and methods for reading identification marks on semiconductor wafers
EP1112550B1 (en) An automated wafer defect inspection system and a process of performing such inspection
TWI626707B (zh) Mark detection method
KR19980032904A (ko) 반도체 웨이퍼를 검사용 접촉체와 정렬하기 위한 정렬 장치
CN109075104B (zh) 用于翻转及多次检测电子装置的转送***
JP2591464B2 (ja) ダイボンディング装置
JP2995435B2 (ja) チップ自動選別搬送装置
JPH0969477A (ja) 半導体ウエハ分類装置
KR20010070510A (ko) 칩 사이즈 패키지 기판 절단방법
JPH0969476A (ja) 物品識別装置
WO2018134873A1 (ja) 被実装物作業装置
JP4117762B2 (ja) 基板の位置決め方法と装置
JPH0758175A (ja) ウエハ搬送方法とその装置並びにウエハ検査装置
JPH1154585A (ja) 物品識別装置
JP3303968B2 (ja) ウエハと接触子の位置合わせ装置
JPH08321539A (ja) ウェハの識別記号認識装置
JPH11233555A (ja) バンプボンディング装置
JPH1167876A (ja) ダイ認識方法および半導体製造装置
JP2000030991A (ja) ウェハid読み取り方法および装置
JP2017069370A (ja) 搬送機構
KR20010073299A (ko) 웨이퍼 마킹 장치
JP2966020B2 (ja) ウエハの識別装置およびウエハの並べ換え装置並びにウエハのデータ管理方法
JPH05147723A (ja) 物流管理システム
JPH1126551A (ja) 半導体ウエハ払出方法および装置
CN215266225U (zh) 一种洁净室专用晶圆自动上下料设备