JPH0969300A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0969300A
JPH0969300A JP8016738A JP1673896A JPH0969300A JP H0969300 A JPH0969300 A JP H0969300A JP 8016738 A JP8016738 A JP 8016738A JP 1673896 A JP1673896 A JP 1673896A JP H0969300 A JPH0969300 A JP H0969300A
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Kiyohiro Furuya
清広 古谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良ビットを冗長回路で救済するばかりでな
く、不良ビットからのリーク電流を抑制できる半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 ビット線プリチャージ電位供給配線50
とビット線対BL0a、/BL0aとは、ゲート電位が
イコライズ信号φE で制御されるNチャネルMOSトラ
ンジスタ26および27ならびにそれらの接続点と接続
するPチャネルMOSトランジスタ32とを介して接続
される。PチャネルMOSトランジスタ32のゲートは
列選択線Y0と接続される。ビット線BL0aとワード
線WL0aとに短絡故障がある場合、列選択線Y0は、
スタンバイ期間中は“H”レベルとなるように、ヒュー
ズ素子12を切断することにより設定される。したがっ
て、スタンバイ期間中はビット線対とプリチャージ電位
供給配線との接続は遮断され、リーク電流の発生が防止
され消費電流の増大が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
の回路構成に関し、特に冗長回路を備えた半導体記憶装
置の回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、特にダイナミック型R
AM(以下、DRAM)の高集積化が進行するにつれ、
待機動作時の消費電力は増加していく傾向にある。特
に、回路を構成するトランジスタサイズの微細化に伴
い、ショートチャネル効果等によりそのサブスレッショ
ルド特性も劣化していくので、そのサブスレッショルド
リーク電流により待機中の消費電力の低減も律速される
傾向にある。
【0003】しかし、たとえばDRAMを大量に使用す
るシステムにおいては、この待機中の消費電力を少しで
も減少させることが必要ある。また、DRAMをバッテ
リ等で動作させる場合はこの待機動作中の消費電力の低
減が必須の技術課題となっている。
【0004】一方で、高集積化に伴い必然的に、メモリ
セルにおける欠陥の発生頻度も増加する。
【0005】このようなメモリセルの欠陥により不良が
発生した場合、一般には、欠陥メモリセルの存在するメ
モリセル列等を予備のメモリセル列等と置換する、いわ
ゆる冗長回路による救済が行なわれる。
【0006】すなわち、外部からのアドレス信号により
上記欠陥メモリセルのアドレスが指定された場合は、予
め記憶されている欠陥メモリセルのアドレス情報に応じ
て予備のメモリセル列等が選択される。
【0007】この置換により、メモリセルのデータの読
出、書込等の基本動作が問題なく行なわれる。しかし、
当該不良を冗長回路で救済しても、不良部に発生した電
流のリークパスは依然として存在する。したがって、こ
の点でもDRAM等の待機中の消費電力は増加してしま
う結果となる。
【0008】また、読出および書込動作に対しては動作
不良を示さないメモリセル列に対しても、微小なリーク
電流パスが存在している場合がある。この場合も、DR
AM等の待機中の消費電力の増加を招く結果となる。
【0009】以上の事情を第1の従来例の半導体記憶装
置100の構成を示す図19により、さらに詳しく説明
する。
【0010】図19を参照して、制御回路7は、外部制
御信号を受けて、内部回路の動作を制御する列アドレス
活性化信号φac、行アドレス活性化信号φar、イコライ
ズ信号φE 、行アドレスラッチ信号φR および列アドレ
スラッチ信号φC 等を出力する。アドレスバッファ回路
8は、外部アドレス信号A[n](n=0、1、…)を
受けて、内部行アドレス信号RA[n]、/RA[n]
および内部列アドレス信号CA[n]、/CA[n]を
出力する。
【0011】行デコーダ4はアドレスバッファ回路8か
らの内部行アドレス信号に応じて、対応する行に相当す
るワード線、たとえば、WL0aを活性化する。ワード
線WL0aの活性化に応じてメモリセル38中のトラン
ジスタ30が導通し、メモリセルキャパシタ36に蓄え
られていた電荷に応じて、ビット線対BL0aおよび/
BL0aの間に微小電位差が発生する。この微小電位差
は、センスアンプ34により増幅される。列デコーダ1
は、内部列アドレス信号に応じて、対応するメモリセル
列を選択する。列デコーダ1からの列選択信号CSL0
に応じて、トランジスタ21および22が導通状態とな
り、ビット線対BL0aおよび/BL0aと差動増幅器
5の入力とが接続される。差動増幅器5は、ビット線対
BL0aおよび/BL0a間電位差に応じた出力信号を
出力ピンDout [0]に出力する。
【0012】以下の説明では、簡単のために、メモリセ
ルアレイ63には、トランジスタ30およびキャパシタ
36で構成されるメモリセル38と同等なものが4行・
4列で配置され、2つのメモリセルアレイで列デコーダ
が共有されているものとする(図示は2行2列分のみで
ある)。
【0013】すなわち、行デコーダ4は2ビットの行ア
ドレス信号によって、4本のワード線WL0a,WL0
b,WL1a,WL1bから1本のワード線を選択す
る。一方、列デコーダ1は、2ビットの列アドレス信号
によって、4本の列選択線Y0〜Y3から1本の列選択
線を選択する。
【0014】図20は、図19中のアドレスバッファ回
路8の1ビット分の構成の一例を示す回路図である。図
21は、列アドレス活性化信号φac、行アドレス活性化
φar、イコライズ信号φE 、行アドレスラッチ信号φR
および列アドレスラッチ信号φC を発生する制御回路7
中の信号生成回路の構成の一例を示す回路図である。
【0015】以下、図19の半導体記憶装置100の動
作について、図20および図21の回路図ならびに図2
2のタイミングチャートを参照して説明する。
【0016】時刻t1以前は、信号/RASは“H”レ
ベルであり、半導体記憶装置100は待機状態である。
このときイコライズ信号φE が“H”レベルであるの
で、トランジスタ26〜28が導通し、ビット線BL0
a、/BL0aは、VCC/2の電位に充電される。
【0017】時刻t1に信号/RASが“L”レベルに
なると、この信号がインバータ99を通過した後、NA
ND回路112の一方の入力にはそのまま入力し、時刻
t2に信号φR が“L”レベルになるので、アドレスピ
ンA[0]、A[1]に入力された行アドレスが図20
中のインバータ83、84で構成されたラッチ回路に保
持される。また、時刻t2に、インバータ99の出力信
号を入力に受けたNAND回路111の出力信号がイン
バータ105で反転された行アドレス活性化信号φar
“H”レベルとなり、NAND回路93および94に入
力することにより、内部行アドレス信号RA[n]、/
RA[n]が出力される。内部行アドレス信号RA
[n]、/RA[n](n=0、1)に従って、たとえ
ば、入力行アドレスがA[0]=0、A[1]=0のと
き、行デコーダ4はWL0aおよびWL0bを“H”レ
ベルにする。
【0018】すると、メモリセル38に保持されたデー
タがビット線BL0aに読出される。センスアンプ80
は、ビット線に読出されたデータを増幅する。
【0019】列アドレスラッチ信号φC は、時刻t1〜
t5においては、NAND回路の第1の入力信号である
インバータ99の出力が“H”レベルであり、第2の入
力信号である/CASが“H”レベルであり、かつ、第
3の入力信号であるインバータ108の出力も“H”レ
ベルであるので、その出力信号は“L”レベルであるの
で、それがインバータ109で反転される結果、“H”
レベルである。時刻t4に信号/CASが“L”レベル
になると、NAND回路113の出力は“H”レベルと
なりインバータ109の出力信号であるφC は時刻t5
に“L”レベルになる。そのため、アドレスピンA
[0]、A[1]に入力された列アドレス信号が、イン
バータ88および89で構成されたラッチ回路に保持さ
れる。
【0020】また、/RAS信号が“L”レベルとなっ
た時刻t1からインバータ100〜103の遅延時間分
経過後の時刻t3に列アドレス活性化信号φacが“H”
レベルとなるので、列アドレス信号CA[n]、/CA
[n]がアドレスバッファ回路8から出力される。
【0021】列デコーダ1は、列アドレス信号CA
[n]、/CA[n](n=0、1)に従って、入力列
アドレスがA[0]=0、A[1]=0のとき、列選択
線Y0を“H”レベルにする。
【0022】したがって、トランジスタ21、22が導
通するので、入出力線I/O、/I/Oにビット線BL
0a、/BL0aのデータが読出される。差動増幅器5
は、入出力線対の電位差を増幅して出力ピンD
out [0]にデータを出力する。
【0023】従来の半導体記憶装置100は、以上のよ
うに構成されているので、待機時にはイコライズ信号φ
E が“H”レベルであって、ビット線BL0a、/BL
0a等をトランジスタ26、27を介して中間電位VCC
/2に充電している。したがって、製造時の欠陥81に
より、ビット線BL0とワード線WL0が短絡している
場合、待機時においてワード線WL0aは“L”レベル
であるので、中間電位VCC/2であるビット線BL0a
からワード線WL0aへリーク電流が流れるため(図1
9中点線矢印で示した)、消費電流が規格値をオーバし
て半導体記憶装置100が不良品になってしまうという
問題がある。
【0024】以上のような問題点を解決するための第2
の従来例として、図23に特開平3−232200号公
報に開示されている半導体記憶装置の要部回路図を示
す。
【0025】図23において、メモリセルアレイ部20
1は、複数のメモリセルMCが接続された対をなす第1
および第2のビット線DL1、/DL1、トランジスタ
Q1を介して伝達されたプリチャージ制御信号φP に従
ってビット線DL1、/DL1を所定のレベルにプリチ
ャージするプリチャージ回路211、ならびに制御信号
φC によりオン/オフしプリチャージ制御信号φP をプ
リチャージ回路211へ伝達するトランジスタQ1をそ
れぞれ備えた複数の通常のメモリセル列と、冗長用のメ
モリセル列(図示せず)とを含んで構成されている。
【0026】冗長デコーダ回路203は、メモリセルア
レイ部201の通常のメモリセル列に不良部分があると
き、この不良部分のメモリセル列のアドレスを設定する
置換アドレスプログラム回路231を備え、外部からの
Yアドレス信号が不良部分のアドレスを指定したとき、
この不良部分があるメモリセル列と冗長用のメモリセル
列とを置換するための信号(A1、/YSWR )を出力
する構成となっている。すなわち、置換アドレスを設定
する各ヒューズ(F1、F2、…)の一端から置換アド
レスを検出するための信号を取出す構成となっている。
【0027】置換アドレス検出制御回路207は、複数
の論理回路271を備え、プリチャージ制御信号φP
活性化レベルとなっているプリチャージ時に、アクティ
ブ信号φA1により置換アドレスプログラム回路231に
より設定された置換アドレスを検出して出力し、プリチ
ャージ制御信号φP が非活性化レベルのアクティブ時に
は、アクティブ信号φA1により外部からのYアドレス信
号を出力する。
【0028】Yデコーダ回路202は、置換アドレス検
出制御回路207の出力アドレス信号を入力して、これ
をデコードするデコード部221と、制御部222とを
備え、プリチャージー制御信号φP が活性化レベルのと
き置換アドレスと対応するメモリセルアレイ部201の
通常のメモリセル列のトランジスタQ1をオフにする制
御信号φCCを発生する機能を持つ。
【0029】プリチャージ制御信号φP が“H”レベル
であるプリチャージ時に、置換アドレスと対応するYデ
コーダ回路202のデコード部221の出力、すなわち
制御信号φC は“L”レベルとなり、不良部分のある通
常のメモリセル列のトランジスタQ1はオフとなるの
で、このメモリセル列のビット線DL1、/DL1はプ
リチャージされない。
【0030】つまり、たとえばワード線WLとビット線
DL1とが短絡していても、プリチャージ回路からワー
ド線へのリーク電流が流れないので、消費電流が増大す
るのを防止することができる構成となっている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の半導体記憶装置においては、ビット線とワード線間
に短絡不良がある場合以下に述べるような問題点があっ
た。
【0032】第1には、第1の従来例において示したよ
うに、待機動作中にビット線対のプリチャージ動作が行
なわれると、短絡しているビット線からワード線を介し
てリーク電流が発生し、半導体記憶装置の消費電流が増
大してしまうという点である。
【0033】第2には、上記問題点に対して対策を取っ
た第2の従来例においても、上記問題点を解決するため
には、列選択回路(Yデコーダ)からビット線対によっ
て構成されるメモリセル列に対して、入出力線とセンス
アンプとの接続を制御する列選択信号を伝達する配線、
およびプリチャージ回路へのプリチャージ制御信号φ P
の伝達を遮断するトランジスタQ1を制御する信号φCC
を伝達する配線を各メモリセル列に対して配置すること
が必要で、集積度の向上した半導体記憶装置において
は、配線のレイアウトが困難になるという問題点を有し
ていた。
【0034】第3には、動作不良には至らないものの待
機動作中の消費電力を増加させるような微小リークパス
が存在する場合、この微小リークパスを有するメモリセ
ル列等を検出する有効なテスト方法が存在しないという
点である。
【0035】したがって、本発明は、上記のような問題
点を解決するためになさえたもので、ビット線とワード
線の短絡故障があった場合、リーク電流が流れる経路を
遮断できる回路構成を有する半導体記憶装置を提供する
ことである。
【0036】この発明の他の目的は、メモリセル等が微
細化された場合においても、余分な配線を増加させるこ
となく、冗長回路を構成することが可能でレイアウト面
積の縮小に有利な半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0037】この発明のさらに他の目的は、製造工程中
において、短絡不良等が生じた場合でも、待機動作中の
消費電流の増大が発生する確率を低減した半導体記憶装
置を提供することである。
【0038】この発明のさらに他の目的は、微小リーク
パスの存在するメモリセル列等を容易に検出できる動作
テストが可能で、このような微小リークパスの存在する
メモリセル列等を冗長回路で置換することで、待機動作
中の消費電力を低減することが可能な半導体記憶装置を
提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体記
憶装置は、複数のワード線、複数のワード線に交差する
複数のビット線対およびそれらのワード線とビット線対
とに接続された複数のメモリセルを含むメモリセルアレ
イと、ビット線対のプリチャージ電位を供給するプリチ
ャージ電位供給配線と、ビット線対に応じて存在し、外
部からのアドレス信号に応じて、対応するビット線対を
選択する列選択信号を出力する列選択手段とを備え、各
列選択手段は、ビット線対の不良ビットの有無に応じ
て、待機期間中の列選択信号を第1および第2の電位レ
ベルのいずれか一方とする待機状態設定手段を含み、ビ
ット線対に応じて存在し、ビット線対とプリチャージ電
源との接続を、列選択信号が前記第1の電位レベルの場
合外部からのビット線イコライズ信号に応じて開閉し、
第2の電位レベルの場合非導通状態とする、ビット線イ
コライズ手段とをさらに備える。
【0040】請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置の構成に加えて、列選択手段
は、ビット線対中の不良ビットの有無を不揮発的に記憶
する不良アドレス記憶手段をさらに含み、待機状態設定
手段は、不良アドレス記憶手段の記憶情報に応じて、待
機期間中の列選択信号レベルを決定する。
【0041】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置の構成に加えて、ビット線イコ
ライズ手段は、ビット線対間に直列に接続され、ゲート
に共通にビット線イコライズ信号を受ける第1および第
2のMOSFETと、第1および第2のMOSFETの
接続点とプリチャージ電位供給配線との間に接続し、ゲ
ートに列選択信号を受ける第3のMOSFETとを含
む。
【0042】請求項4記載の半導体記憶装置は、複数の
ワード線、複数のワード線に交差する複数のビット線対
およびそれらのワード線とビット線対とに接続された複
数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、ビット線対
のプリチャージ電位を供給するプリチャージ電位供給配
線と、ビット線対に対して並行に配置され、ビット線対
の組ごとに少なくとも1つ存在して、電源電位を供給す
る電源配線と、電源配線ごとに存在し、対応する前記ビ
ット線対中の不良ビットの有無に応じて供給電位を第1
の電位および第2の電位のいずれか一方とする電源配線
電位設定手段と、ビット線対に応じて存在し、ビット線
対とプリチャージ電源との接続を、電源配線電位が第1
の電位の場合外部からのビット線イコライズ信号に応じ
て開閉し、第2の電位レベルの場合非導通状態とするビ
ット線イコライズ手段とをさらに備える。
【0043】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項4記載の半導体記憶装置の構成において、ビット線対
の組は、2対のビット線対からなる。
【0044】請求項6記載の半導体記憶装置は、請求項
4または5記載の半導体記憶装置の構成に加えて、電源
配線電位設定手段は、ビット線対の組における不良ビッ
トの有無を不揮発的に記憶する不良アドレス記憶手段
と、不良アドレス記憶手段の記憶情報に応じて、第1の
電源配線電位を第1および第2の電位のいずれか一方と
する駆動手段とを含む。
【0045】請求項7記載の半導体記憶装置は、請求項
4または5記載の半導体記憶装置に加えて、ビット線イ
コライズ手段は、ビット線対間に直列に接続され、ゲー
トに共通にビット線イコライズ信号を受ける第1および
第2のMOSFETと、第1および第2のMOSFET
の接続ノードとプリチャージ電位供給配線との間に接続
し、ゲートが前記電源配線と接続する第3のMOSFE
Tとを含む。
【0046】請求項8に記載の半導体記憶装置は、請求
項1または4記載の半導体記憶装置の構成に加えて、行
デコーダ活性化信号の活性化時に活性化され、行アドレ
ス信号に従ってワード線を選択する行選択手段と、ビッ
ト線対に応じて配置され、センスアンプ活性化信号の活
性化時に活性化されて、選択されたワード線に接続され
たメモリセルのデータに応じてビット線対の電位差を増
幅するセンスアンプと、外部制御信号に応じて、ビット
線イコライズ信号、行デコーダ活性化信号およびセンス
アンプ活性化信号を出力する制御手段とを備え、制御手
段は、外部制御信号に応じて、テストモードが指定され
ている期間は、指定されていない期間よりも、ビット線
イコライズ信号を不活性としてビット線対とプリチャー
ジ電源との接続を遮断状態とした後、行デコーダ活性化
信号およびセンスアンプ活性化信号を活性とするまでの
遅延時間を大きくする。
【0047】請求項9に記載の半導体記憶装置は、複数
のワード線、複数のワード線に交差する複数のビット線
対およびそれらのワード線とビット線対とに接続された
複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、ビット線
対に対して並行に配置され、ビット線対の組ごとに少な
くとも1つ存在して、第1の電源電位を供給する第1の
電源配線と、第1の電源配線と対をないして並行に配置
され、第2の電源電位を供給する第2の電源配線と、ビ
ット線対に応じて存在し、外部からのアドレス信号に応
じて対応するビット線対を選択する列選択信号を出力す
る、第1および第2の電源電位により駆動される列選択
手段と、列選択信号に応じて、ビット線対と外部へビッ
ト線対電位を伝達する入出力データ線との接続を開閉す
るスイッチ手段と、ビット線対に並行に配置され、列選
択手段と前記スイッチ手段を接続する列選択信号配線と
を備え、第1の電源配線と列選択信号配線との距離が第
2の電源配線と列選択信号配線との距離よりも大きい。
【0048】請求項10記載の半導体記憶装置は、複数
のワード線、複数のワード線に交差する複数のビット線
対およびそれらのワード線とビット線対とに接続された
複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、行アドレ
ス信号に従って、ワード線を選択する行選択手段と、ビ
ット線対に対して並行に配置され、ビット線対の組ごと
に少なくとも1つ存在して電源電位を供給する電源配線
と、電源配線に応じて配置される電位制御手段と、ビッ
ト線対に応じて配置され、センスアンプ活性化信号の活
性化に応じて電源配線から電位が供給され、選択された
ワード線に接続されたメモリセルのデータに応じて、ビ
ット線対の電位差を増幅するセンスアンプとを備え、電
位制御手段は、テストモード信号が活性の場合、センス
アンプ活性化信号の活性化後、所定の期間電源配線を電
気的にフローティング状態とする分離手段を含む。
【0049】請求項11記載の半導体記憶装置は、請求
項10記載の半導体記憶装置の構成に加えて、ビット線
対のプリチャージ電位を供給するプリチャージ電位供給
配線と、ビット線対に応じて存在し、ビット線対とプリ
チャージ電源との接続を、電源配線の電位が第1の電位
の場合ビット線イコライズ信号に応じて開閉し、第2の
電位レベルの場合遮断状態とするビット線イコライズ手
段とをさらに備え、電位制御手段は、テストモード信号
の不活性期間、対応するビット線対の組における不良ビ
ットの有無に応じて、供給する電源電位を第1および第
2の電位の一方とする配線電位設定手段をさらに含む。
【0050】請求項12記載の半導体記憶装置は、請求
項11記載の半導体記憶装置の構成に加えて、列デコー
ダ活性化信号の活性化時に活性化され、列アドレス信号
に従って選択されたビット線対の組に対して、第1の電
位の列選択信号を出力する列選択手段と、ビット線対と
並行に配置され、列選択信号を伝達する列選択配線と、
テストモード信号の活性化時には、列デコーダ活性化信
号を不活性とする制御手段とをさらに備える。
【0051】請求項13記載の半導体記憶装置は、請求
項11記載の半導体記憶装置の構成に加えて、行選択手
段は、行デコーダ活性化信号の活性化時に活性化され、
外部制御信号に応じて、テストモード信号、ビット線イ
コライズ信号、行デコーダ活性化信号およびセンスアン
プ活性化信号を出力する制御手段をさらに備え、制御手
段は、テストモード信号が活性である期間は、不活性で
ある期間よりも、ビット線イコライズ信号を不活性とし
てビット線対とプリチャージ電源との接続を遮断状態と
した後、行デコーダ活性化信号およびセンスアンプ活性
化信号を活性とするまでの遅延時間を大きくする。
【0052】請求項1記載の半導体記憶装置において
は、待機期間中はビット線対に不良ビットがある場合、
列選択信号が第2の電位レベルとなってビット線対とプ
リチャージ電位供給配線との接続を遮断する。
【0053】請求項2記載の半導体記憶装置において
は、ビット線対中の不良ビットの有無が不揮発的に不良
アドレス記憶手段に記憶され、それに基づいて待機期間
中の列選択信号レベルが決定され、不良ビット存在する
場合プリチャージ電位供給配線とビット線対の接続が遮
断される。
【0054】請求項3記載の半導体記憶装置において
は、ビット線イコライズ手段に含まれる第3のMOSF
ETは、待機期間中は列選択信号レベルに応じて遮断状
態となり、プリチャージ電位供給配線とビット線対との
接続を遮断する。
【0055】請求項4記載の半導体記憶装置において
は、ビット線対にビット不良が存在する場合、待機期間
中において、プリチャージ電位供給配線とビット線対と
の接続がビット線イコライズ手段により遮断される。
【0056】請求項5記載の半導体記憶装置において
は、第1の電源配線は、2対のビット線対ごとに存在す
る。
【0057】請求項6記載の半導体記憶装置は、ビット
線対の組における不良ビットの有無を不良アドレス記憶
手段が不揮発的に記憶し、その記憶情報に応じて待機期
間中においてはプリチャージ電位供給配線とビット線対
との接続が遮断される。
【0058】請求項7記載の半導体記憶装置において
は、ビット線イコライズ手段中の第3のMOSFETに
より、待機期間中においてプリチャージ電位供給配線と
ビット線対との接続が遮断される。
【0059】請求項8記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は、ビット線対とプリチャージ
電源との接続が遮断された後、センスアンプが活性化し
てメモリセル中のデータを増幅するまでの時間が長くな
るため、ビット線対にリークパスが存在するとセンスア
ンプ動作時のビット線対電位が低下する。
【0060】請求項9記載の半導体記憶装置において
は、第1の電源配線と列選択信号配線との距離が第2の
電源配線と列選択信号配線との距離よりも大きいため、
配線間の短絡故障が起こる確率は第1電源配線および列
選択信号配線間のほうが第2電源配線および列選択信号
配線間よりも小さい。
【0061】請求項10記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は、電源配線が電気的にフロー
ティング状態となるため、電源配線にリークパスが存在
するとセンスアンプに供給される電源電位が低下する。
【0062】請求項11記載の半導体記憶装置は、対応
するビット線対の組における不良ビットの有無に応じて
電源配線の電位レベルが固定されるため、ビット線対の
プリチャージ電源との接続が遮断される。
【0063】請求項12記載の半導体記憶装置は、テス
トモード期間中は列デコーダ活性化信号が不活性となる
ため、列選択配線の電位レベルは“L”レベルとなって
いる。
【0064】請求項13記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は、ビット線対とプリチャージ
電源との接続が遮断された後、センスアンプが選択され
たメモリセル中のデータを増幅するまでの時間が長くな
るので、センスアンプが増幅動作を開始するまでにビッ
ト線対の電位レベルが低下する。
【0065】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1の半導体
記憶装置100の構成を示す要部回路図である。
【0066】図1においては、簡単のために、入出力ピ
ンが2本ずつあり、それぞれに対してメモリセルが対応
しており、2つのメモリセルアレイで列デコーダを共有
する場合を示している。図中、図19の第1の従来例と
同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0067】第1の従来例と異なる点は以下の点であ
る。第1には、メモリセルアレイ制御部2および134
において、イコライズ信号φE によってゲート電位が制
御されるN型MOSトランジスタ23および24と26
および27、118および119、121および122
の接続点とプリチャージ電位供給配線50および150
との間にP型MOSトランジスタ31、32、126、
127がそれぞれ接続される構成となっている点であ
る。
【0068】第2には、上記P型MOSトランジスタ3
1、32、126、127のゲートは、列選択線Y0お
よびY1と接続し、これらのトランジスタの開閉が列選
択信号CSL0およびCSL1によって制御される構成
となっている点である。
【0069】第3には、列デコーダ1中において、ヒュ
ーズ素子9、10、11および12により、待機期間中
の列選択信号CSL0およびCSL1の信号レベルが設
定可能な構成となっている点である。
【0070】図2は、図1中のアドレスバッファ回路8
の1ビット分についてその構成の一例を示す回路図であ
る。
【0071】図2を参照して、アドレス信号A[n]は
インバータ35に入力する。行アドレスラッチ信号φR
により制御されるMOSトランジスタ46を介して、イ
ンバータ35の出力が、インバータ36および37で構
成されるラッチ回路と接続する。インバータ36および
37から構成されるラッチ回路の出力は、行アドレス活
性化信号φarにより制御される、NAND回路48およ
び49ならびにインバータ39および40より構成され
る論理ゲート回路に入力し、内部行アドレス信号RA
[n]、/RA[n]として出力される。
【0072】一方、インバータ35の出力は、列アドレ
スラッチ信号φC により制御されるMOSトランジスタ
47を介して、列アドレス活性化信号により制御される
NAND回路50およびインバータ41からなるラッチ
回路と接続している。このラッチ回路のラッチ信号は、
列アドレス活性化信号φacが“H”レベルとなること
で、NAND回路51およびインバータ42、43、4
4および45からなる論理ゲート回路から内部列アドレ
ス信号CA[n]、/CA[n]として出力される。
【0073】図3は、図1中のφ2、/φ2の発生回路
を示す回路図である。図3の回路図および図4のタイミ
ングチャートを参照して次に動作について説明する。
【0074】イコライズ信号φE 、行アドレスラッチ信
号φR 、列アドレスラッチ信号φC、行アドレス活性化
信号φar、列アドレス活性化信号φacの動作は従来例と
同様である。
【0075】まず、ビット線BL0aとワード線WL0
aに短絡故障がない場合について説明する。
【0076】この場合、図3のヒューズ60は切断しな
い。すると、トランジスタ59のチャネル抵抗は高く設
定してあるので、ノードN1の電位が高くなる。したが
って、トランジスタ56、58が導通し、トランジスタ
55、57が非導通になるので、信号/φ2はφ2と同
様/RAS信号の反転波形になる。
【0077】したがって、図1の列デコーダ1のNAN
Dゲート14の入力端子N2は、信号/RASが“H”
の期間中は“L”レベルである。つまり、列選択線Y0
は、インバータ17の出力の列選択信号CSL0を受け
て、“L”レベルである。
【0078】信号/RASが“L”レベルになって、時
刻t3に列アドレス活性化信号φacが“H”レベルにな
ると、入力アドレスがA[0]=0、A[1]=0のと
き、列選択線Y0が“H”レベルとなり、ビット線対B
L0a、/BL0aを入出力線/I/O、I/Oに接続
する。
【0079】差動増幅器5は、I/O線対の電位差を増
幅して読出データを出力ピンDout[0]に出力する。
【0080】次に、ビット線BL0aとワード線WL0
aに短絡故障があり、ビット線BL1a〜BL3a、ビ
ット線/BL1a〜/BL3aとワード線WL0aに短
絡故障がない場合について説明する。
【0081】この場合、図3のヒューズ60を切断す
る。するとノードN1はトランジスタ59によって
“L”レベルに放電される。したがって、トランジスタ
55、57が導通し、トランジスタ56、58が非導通
となり、信号φ2は/RAS信号の反転波形となり、信
号/φ2は/RAS信号と同じ波形になる。
【0082】短絡故障があるビット線BL0a、/BL
0aを選択する列選択線Y0を駆動する列デコーダのヒ
ューズ素子12を切断して、ノードN2を/φ2の電位
にする。短絡故障のないビット線BL1a〜BL3a、
/BL1a〜/BL3aを選択する列選択線Y1〜Y3
を駆動する列デコーダのヒューズ素子9を切断して、ノ
ードN3をφ2の電位にする。
【0083】行ストローブ信号/RAS=“H”レベル
のとき、信号φ2は“L”レベルであるので、列選択線
Y1〜Y3は第1の従来例と同様に“L”レベルであ
る。
【0084】また、列アドレス活性化信号φac=“L”
レベルであるので、内部アドレス信号/CA[n]、C
A[n]は“H”レベルである。一方/φ2は“H”レ
ベルである。したがって、列選択線Y0は“H”レベル
となる。つまり、PチャネルMOSトランジスタ32が
非導通となるのでビット線BL0aとワード線WL0a
に短絡故障があった場合にも、VCC/2電位を供給する
配線50からワード線WL0aへのリーク電流が流れな
い。
【0085】行ストローブ信号/RASが“L”レベル
となって、時刻t3に列アドレス活性化信号φac
“H”レベルになると、入力アドレスが、たとえばA
[0]=1、A[1]=0のとき、信号φ2=“H”、
CA[0]=“H”、/CA[1]=“H”なので、列
選択線Y1が“H”レベルとなり、ビット線BL1a、
/BL1aが入出力線I/O、/I/Oに接続される。
【0086】一方、短絡故障のあるビット線BL0a、
/BL0aを選択する列選択線Y0を駆動するNAND
ゲート14には、信号/φ2が接続されているものの信
号/φ2は“L”レベルなので、列選択線Y0は“L”
レベルのままである。
【0087】したがって、短絡故障したビット線BL
0、/BL0は入出力線I/O、/I/Oから切離され
ている。つまり、列選択線Y1によって選択されたビッ
ト線BL1a、/BL1aのデータは短絡故障したビッ
ト線BL0a、/BL0aと干渉することなく入出力線
I/O、/I/Oに読出される。
【0088】差動増幅器5は入出力線対I/O、/I/
Oの電位差を増幅して読出し、データを出力ピンDout
[0]に出力する。
【0089】なお、以上は読出動作について説明した
が、書込動作において、書込回路6を介して入力ピンD
in[0]からのデータを入力する場合も同様に、正常ビ
ット線対と短絡故障したビット線対を干渉なく動作させ
ることが可能である。
【0090】したがって、この発明によれば、ビット線
とワード線に短絡故障があった場合にも行ストローブ信
号/RASが“H”レベルの期間(スタンバイ状態)に
リーク電流が流れない。したがって、スタンバイ状態の
消費電流が規格値をオーバして不良品となることを防止
することができる。
【0091】[実施の形態2]図1の実施の形態1で
は、不良ビット線とイコライズ電位VCC/2を供給する
配線との間の経路を遮断するために挿入したトランジス
タ31、32、126および127のゲートを、列選択
信号Yi (i=0、1)によって制御する構成とした。
しかし、図5に示した実施の形態2においては、アレイ
状の電源配線によって制御する構成としている。
【0092】図5は、本発明の実施の形態2の半導体記
憶装置100の構成を示す回路図である。図中、第1の
従来例と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。
【0093】実施の形態2が実施の形態1と異なってい
るのは以下の点である。すなわち、第1には、イコライ
ズ信号φE によってゲート電位が制御されるN型MOS
トランジスタ23および24等の接続ノードとプリチャ
ージ電位供給配線50等との間にはNチャネルMOSト
ランジスタ31等が配置される構成となっている点であ
る。
【0094】第2には、上記NチャネルMOSトランジ
スタ31等のゲートと、電源電位を供給する配線PV0
とが接続される構成となっている点である。
【0095】第3には、電源電位供給配線PV0の電位
がヒューズ素子260によって設定される構成となって
いる点である。
【0096】図6は、図5中のセンスアンプ33、3
4、132および133の構成の一例を示す回路図であ
る。図6においてセンスアンプSAは、PチャネルMO
SFET262〜264およびNチャネルMOSFET
265〜267を含む。電源電位供給配線PVi と、P
チャネルMOSトランジスタ263および264との接
続は、ゲート電位がセンスアンプ活性化信号φpeで制御
されるPチャネルMOSFETを介して行なわれる。接
地電位供給配線PSi とNチャネルMOSトランジスタ
266および267との接続は、ゲート電位がセンスア
ンプ活性化信号φ neにより制御されるNチャネルMOS
トランジスタ265を介して行なわれる。
【0097】図5において、列選択線Y0とY1の間
に、電源電位を供給する配線PV0と接地電位を供給す
る配線PS0が配置されている。図5のトランジスタ2
36のチャネル抵抗を大きく設定しているので、ヒュー
ズ260を切らない場合、ノードN1は“L”レベルに
なる。
【0098】したがって、配線PS0はセンスアンプ3
3、34、132および133に接地電位を供給し、配
線PV0はセンスアンプ33、34、132および13
3に電源電位を供給する。
【0099】ビット線BL0aとワード線WL0aに短
絡故障がある場合について、以下に説明する。
【0100】この場合、ヒューズ260を切断する。す
るとノードN1はトランジスタ236によってVCCに充
電されるので、インバータ240によって配線PV0は
接地電位に放電される。したがって、トランジスタ32
のゲート電位“L”レベルになるので、トランジスタ3
2は非導通となる。つまり、VCC/2電位を供給する配
線50からビット線BL0aとワード線WL0aの短絡
故障を介したワード線WL0aへのリーク電流は遮断さ
れる。
【0101】ビット線とワード線間に短絡故障がない場
合、ヒューズ260はそのままの状態にする。この場
合、前述のようにセンスアンプ246〜249には配線
PV0、PS0を介して電源電圧と接地電圧が供給され
る。アドレスバッファ回路8は、図22に示される従来
のアドレスバッファ8と同一の構成である。
【0102】次に動作について図22のタイミングチャ
ートを用いて説明する。時刻t1以前は、行ストローブ
信号/RASは“H”レベルであり、半導体記憶装置1
00は待機状態である。このとき、イコライズ信号φE
が“H”レベルであるので、トランジスタ25〜28、
118〜123が導通する。配線PV0は電源電圧なの
で、トランジスタ31、32、126、127が導通す
る。したがって、ビット線BL0a、BL1a、BL0
b、BL1b、/BL0a、/BL1a、/BL0bお
よび/BL1bはVCC/2に充電される。
【0103】時刻t1に行ストローブ信号/RASが
“L”レベルになると、時刻t2において信号φR
“L”レベルになるので、アドレスピンA[0]、A
[1]に入力された行アドレスが図20のインバータ8
3、84で構成されたラッチ回路に保持される。
【0104】また、時刻t2に信号φarが“H”レベル
となるので、内部行アドレス信号RA[n]、/RA
[n]が出力される。内部行アドレス信号RA[n]、
/RA[n](n=0、1)に従って、入力行アドレス
がA[0]=0、A[1]=0のときは、ワード線WL
0aを“H”レベルにする。すると、メモリセル38に
保持されたデータがビット線BL0に読出される。セン
スアンプ34は、配線PV0によって電源電圧が、配線
PS0によって接地電圧が供給されているので、センス
アンプ活性化信号φpeが“L”レベルとなり、センスア
ンプ活性化信号φ neが“H”レベルとなると、ビット線
に読出されたデータを増幅する。
【0105】時刻t4において列ストローブ信号/CA
Sが“L”レベルになると、時刻t5に列アドレスラッ
チ信号φC が“L”レベルになるので、アドレスピンA
[0]、A[1]に入力された列アドレスが88、89
で構成されたラッチ回路に保持される。
【0106】また、時刻t3に列アドレス活性化信号φ
acが“H”レベルとなるので、内部列アドレス信号CA
[n]、/CA[n]が出力される。
【0107】列デコーダ1は、内部列アドレス信号CA
[n]、/CA[n](n=0、1)に従って、入力列
アドレスがA[0]=0、A[1]=0のとき、列選択
線Y0を“H”レベルにする。
【0108】したがって、トランジスタ21、22が導
通し、入出力線I/O、/I/Oにビット線BL0a、
/BL0aのデータが読出される。差動増幅器5は入出
力線対の電位差を増幅して出力ピンDout [0]にデー
タを出力する。
【0109】なお、上記の説明では、NチャネルMOS
トランジスタ31、32、126および127のゲート
電位を電源配線PV0により制御する構成としたが、こ
れらをPチャネルMOSトランジスタとし、接地配線P
S0で制御する構成とすることも可能である。
【0110】以上のように、センスアンプに電源電圧な
いし接地電圧を供給する配線を用いて、不良ビット線と
イコライズ電位にVCC/2を供給する配線との間の経路
を遮断するために挿入したトランジスタのゲート電位を
制御する構成とすることによって、ビット線とワード線
との短絡故障によるリーク電流を防止することができ
る。
【0111】[実施の形態3]図1の半導体記憶装置1
00において列デコーダ1は、メモリセルブロック3と
135の両方の選択に使用しているので、列選択線Y0
〜Y3は、メモリセルアレイ3の上を通過する。
【0112】図7および図8に、メモリセルアレイ3上
の列選択線Y0〜Y3および電源配線VCCと接地配線V
SSのレイアウトの例を示す。図7においては、列選択線
Yの間隔を一定にして、電源配線VCCを接地配線VSS
りも細くすることによって、電源配線VCCと列選択線Y
との間隔を接地配線VSSと列選択線Yとの間隔よりも大
きくしている。
【0113】一方、図8においては、電源配線VCCと接
地配線VSSの太さを同じにして、列選択線Yの位置をず
らすことにより、電源配線VCCと列選択線Yとの間隔を
接地配線VSSと列選択線Yとの間隔よりも大きくしてい
る。
【0114】図7および図8においては、列選択線Yの
間に電源配線VCCと接地配線VSSを配置している。行ス
トローブ信号/RASが“H”レベルの待機時において
は、列選択線Yの電位は“L”レベルであるので、列選
択線Yと接地配線VSSの間に製造工程中におけるパーテ
ィクル等によって発生する短絡故障があっても、待機時
において両者の間にリーク電流は流れない。これに対
し、列選択線Yと電源配線VCCの間に短絡故障がある
と、待機時にリーク電流が流れることになる。したがっ
て、図7、図8のレイアウトでは、列選択線Yと電源配
線VCCとの距離を列選択線Yと接地配線VSSとの距離よ
りも大きくすることにより、上記短絡故障により待機期
間中においてリーク電流が発生する確率を低減すること
が可能である。
【0115】[実施の形態4]図9は、本発明の実施の
形態4の半導体記憶装置200の構成を示す要部ブロッ
ク図である。
【0116】図9において、半導体記憶装置200は、
外部制御信号入力端子を介して与えられる外部制御信号
/RAS、/CAS、/OEおよび/WEを受けて、内
部制御信号を発生する制御回路7と、メモリセルが行列
状に配列されるメモリセルアレイ3と、アドレス信号入
力端子を介して与えられる外部アドレス信号A0〜Ai
を受け、制御回路7の制御のもとに内部行アドレス信号
RA[0],/RA[0],…RA[j],/RA
[j]および内部列アドレス信号CA[0],/CA
[0]…CA[k],/CA[k]を発生するアドレス
バッファ回路8と、制御回路7の制御のもとに活性化さ
れ、アドレスバッファ回路8から与えられる内部行アド
レス信号をデコードし、メモリセルアレイ3の行(ワー
ド線)を選択する行デコーダ1を含む。
【0117】制御回路7へ与えられる信号/WEは、デ
ータ書込を指定するライトイネーブル信号である。ま
た、信号/OEは、データ出力を指定する出力イネーブ
ル信号である。信号/RASは、半導体記憶装置200
の内部動作を開始させ、かつ内部動作の活性期間を決定
する行アドレスストローブ信号である。この信号/RA
Sの活性時、行デコーダ1とメモリセルアレイ3の行を
選択する動作に関連する回路は活性状態とされる。信号
/CASは、列アドレスストローブ信号であり、メモリ
セルアレイ3における列を選択する回路を活性状態とす
る。
【0118】制御回路7は、さらに、外部制御信号に応
じて、行デコーダ活性化信号WDE、列デコーダ活性化
信号CDES、N型センスアンプ活性化信号φN 、P型
センスアンプ活性化信号/φP およびビット線イコライ
ズ信号BLEQを発生する。
【0119】メモリセルアレイ3は、さらに、正規のメ
モリセルアレイ3aと冗長メモリセル3bとを含み、後
に述べるように、正規のメモリセルアレイ3a中に欠陥
メモリセルが含まれている場合は、正規のメモリセルア
レイ中のメモリセル列が冗長メモリセルアレイ中のメモ
リセル列と置換される。
【0120】半導体記憶装置200は、さらに、アドレ
スバッファ回路8からの内部列アドレス信号を受けて、
その変化を検出し、内部回路のプリチャージ動作等の開
始を指示するATD信号を発生するアドレス遷移検出回
路40と、ATD信号により起動され、アドレスバッフ
ァ回路8からの内部列アドレス信号を受けて、指定され
た内部列アドレスが予め記憶された不良メモリセルを含
むメモリセル列のアドレスと一致するか否かを検出する
比較器42〜45と、比較器42〜45の比較結果に応
じて、活性化される冗長メモリセル列選択回路52〜5
5と、列アドレス信号が、比較器42〜45に記憶され
ている不要アドレス列のいずれかと一致する場合に、正
規のメモリセルアレイ3aに対する列デコーダ1の動作
を不活性とする内部制御信号NCEを出力する列デコー
ダ不活性化回路60とを含む。
【0121】半導体記憶装置200は、さらに、信号C
DESおよびNCEに応じて活性化され、アドレスバッ
ファ回路8からの内部列アドレス信号をデコードし、メ
モリセルアレイ3a中の列を選択する列選択信号を発生
する列デコーダ1を含む。列選択信号が伝達される列選
択線1本あたり、後に述べるように、たとえば2つの列
が1度に選択され、選択されている行とこの同時に選択
された2つの列の交点に属する2つのメモリセルから2
ビットのデータが同時に読出される。
【0122】半導体記憶装置200は、さらに、メモリ
セルアレイ3中の選択された行に接続するメモリセルの
データを検知し増幅するセンスアンプと、列デコーダ回
路1からの列選択信号に応答して、メモリセルアレイ3
の選択された列を対応する内部データバスに接続するI
/O回路と、を含む。
【0123】図9においては、センスアンプとI/O回
路は、1つのブロック2で示す。図10は、図9に示し
た半導体記憶装置200における制御回路7とメモリセ
ルアレイ3の周辺回路部分をより概略的に示すブロック
図である。
【0124】制御回路7は、信号/RAS、/CASお
よび/WEの他に、アドレス信号A[0]、A[1]お
よびA[2]を受ける。後に述べるように、これらの信
号の組合せにより所定のテストモードが指定されると、
制御回路7は、メモリセルアレイ部へ電源電位を供給す
る配線の電位レベルを制御する信号、すなわち配線電位
制御信号φL を出力する。
【0125】図10に示したメモリセルアレイ部の構成
では、センスアンプ+I/O回路2の両側にメモリセル
アレイ3が配置されるいわゆるシェアード型のメモリセ
ルアレイ配置となっている。列デコーダ回路1の配置さ
れる側と対向する側にテスト回路70が配置され、テス
ト回路70の動作は、信号φL により制御される構成と
なっている。
【0126】図11は、図10に示したメモリセルアレ
イ部、センスアンプ+I/O回路2およびテスト回路7
0の構成をより詳細に示す回路図である。
【0127】図11においては、列選択線CSLiによ
り同時に選択されるビット線対BL[i,1],/BL
[i,1]およびBL[i,2],/BL[i,2]
と、列選択線CSLi+1により選択されるビット線対
BL[i+1,1],/BL[i+1,1]およびBL
[i+1,2],/BL[i+1,2]に関する回路構
成が示されている。
【0128】各ビット線対に対応した回路構成はほぼ同
様であるので、以下ビット線対BL[i,1],/BL
[i,1]部分について、まず説明する。
【0129】ビット線対BL[i,1],/BL[i,
1]においては、メモリセルアレイ3中のメモリセルキ
ャパシタ302〜308が、それぞれNチャネルMOS
トランジスタ352〜358を介して、対応するビット
線に接続されている。
【0130】ビット線対BL[i,1],/BL[i,
1]に対応して設けられるセンスアンプ400は、Nチ
ャネルMOSトランジスタNi1、Ni2およびPチャネル
MOSトランジスタPi1、Pi2を含む。NチャネルMO
SトランジスタNi1およびN i2のソースは、N型センス
アンプ活性化信号φN によって導通状態とされるN型セ
ンスアンプ駆動トランジスタ402および414を介し
て接地配線GNDと接続している。PチャネルMOSト
ランジスタPi1およびPi2のソースは、P型センスアン
プ活性化信号φP によって導通状態とされるP型センス
アンプ駆動トランジスタ406および410を介して電
源電位Vccを供給する電源配線PV0 と接続している。
【0131】NチャネルMOSトランジスタNi1のドレ
イン、PチャネルMOSトランジスタPi1のドレイン、
NチャネルMOSトランジスタNi2のゲートおよびPチ
ャネルMOSトランジスタPi2のゲートは、信号φSL
より駆動されるNチャネルMOSトランジスタ422ま
たは信号φSRにより駆動されるNチャネルMOSトラン
ジスタ440を介して、ビット線BL[i,1]と接続
する。
【0132】NチャネルMOSトランジスタNi2のドレ
イン、PチャネルMOSトランジスタPi2のドレイン、
NチャネルMOSトランジスタNi1のゲートおよびPチ
ャネルMOSトランジスタPi1のゲートは、信号φSL
より駆動されるNチャネルMOSトランジスタ424ま
たは信号φSRにより駆動されるNチャネルMOSトラン
ジスタ444を介して、ビット線/BL[i,1]と接
続している。
【0133】したがって、センスアンプ400は、信号
φSLが活性化すると、ビット線対BL[i,1]および
/BL[i,1]のうち、メモリセルトランジスタ35
2および354の属する側と接続し、信号φSRが活性化
すると、メモリセルトランジスタ356および358の
属する側と接続することになる。
【0134】以下、センスアンプ400の、Nチャネル
MOSトランジスタNi2およびPチャネルMOSトラン
ジスタPi2の接続するノードを入力ノードI1と呼び、
NチャネルMOSトランジスタNi1およびPチャネルM
OSトランジスタPi1の接続するノードを入力ノードI
2と呼ぶことにする。
【0135】入力ノードI1およびI2は、ゲートにビ
ット線イコライズ信号BLEQを受けるNチャネルMO
Sトランジスタ502を介して接続される。また、入力
ノードI1およびI2は、それらの間に直列に接続さ
れ、ともにゲートにビット線イコライズ信号BLEQを
受けるNチャネルMOSトランジスタ510および51
2ならびにトランジスタ510および512の接続点
と、ビット線プリチャージ電位供給配線VBLとの間に
接続されるNチャネルMOSトランジスタ514を介し
て、それぞれ配線VBLと接続している。
【0136】NチャネルMOSトランジスタ514のゲ
ートは、実施の形態2と同様に電源供給配線BV0と接
続している。
【0137】したがって、電源配線PV0 の電位レベル
が“H”レベルである場合、信号BLEQが“H”レベ
ルとなると、入力ノードI1およびI2は、Nチャネル
MOSトランジスタ502により短絡されるとともに、
トランジスタ510、512および514により配線V
BLと接続されることで、プリチャージ電位にプリチャ
ージされる。
【0138】入力ノードI1およびI2は、さらに、列
選択信号CSLiにより導通状態となるNチャネルMO
Sトランジスタ516および518を介して、それぞれ
データ入出力線I/O1,/I/O1と接続している。
つまり、列選択線CLSiが“H”レベルとなること
で、ノードI1およびI2は、それぞれデータ入出力線
I/O1および/I/O1と接続される。
【0139】以上の構成は、他のビット線対BL[i,
2],/BL[i,2]〜BL[i+1,2],/BL
[i+1,2]についても同様であり、その説明は省略
する。
【0140】図11に図示される4列のメモリセル列
は、2列ごとに列選択線CSLiまたはCSLi+1に
よって選択される。列選択線の間に、電源線PV0 と接
地線GNDが交互に配置される。
【0141】テスト回路70は、電源線PV0 の電位レ
ベルを制御する電位制御回路702を含む。
【0142】電位制御回路702は、ソースが電源電位
ccと接続し、ゲートに信号φL を受けるPチャネルM
OSトランジスタ704と、トランジスタ704のドレ
インとドレインが接続し、ゲートに信号φL を受けるN
チャネルMOSトランジスタ706と、トランジスタ7
06のソースと接地電位VSSとの間に接続されるヒュー
ズ素子708と、電源電位VccとNチャネルMOSトラ
ンジスタ706のドレインとの間に接続され、ゲートが
電源配線PV0 と接続するPチャネルMOSトランジス
タ710とを含む。
【0143】以下、PチャネルMOSトランジスタ70
4および710のドレインならびにNチャネルMOSト
ランジスタ706のドレインが接続するノードをノード
N1と呼ぶことにする。
【0144】電位制御回路702は、さらに、電源電位
ccと電源配線PV0 との間に接続され、ゲートがノー
ドN1と接続するPチャネルMOSトランジスタ712
と、ドレインが電源配線PV0 と接続し、ゲートがノー
ドN1と接続するNチャネルMOSトランジスタ714
と、トランジスタ714のドレインと接地電位VSSとの
間に接続され、ゲートに信号φL を受けるNチャネルM
OSトランジスタ716とを含む。
【0145】以下に説明するように、メモリセル列BL
[i,1],/BL[i,1]〜BL[i+1,2],
/BL[i+1,2]のいずれかに不良メモリセルが含
まれている場合は、実施の形態2と同様にヒューズ素子
708を切断することで、電源配線PV0 の電位レベル
が“L”レベル固定となって、プリチャージ電位供給配
線BVLとビット線対との接続が遮断されることで、プ
リチャージ電源から接地電位に至るリークパスが遮断さ
れる構成となっている。
【0146】実施の形態4の半導体記憶装置200が、
実施の形態2の半導体記憶装置100と異なる点は、以
下に説明するようにφL によって、電源配線PV0 の電
位レベルやインピーダンス状態を制御することが可能な
構成となっていることである。
【0147】以下に、テスト回路70の動作についてさ
らに詳しく説明する。図12は、テスト回路70の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【0148】i) ヒューズ素子708が溶断されてい
ない場合。 時刻t1において電源が投入されると、信号φL は、
“L”レベルであるため、PチャネルMOSトランジス
タ704と導通状態であって、ノードN1は“H”レベ
ルに充電される。後に説明するように、電源投入後所定
の時間経過した時刻t2において、信号φL が“H”レ
ベルに変化すると、NチャネルMOSトランジスタ70
6が導通状態となり、ノードN1は放電されて、その電
位レベルは“L”レベルとなる。それに応じて、Pチャ
ネルMOSトランジスタ712が導通状態となって、電
源配線PV0 の電位レベルは電源電位Vccまで引上げら
れる。
【0149】時刻t3において信号/RASが活性状態
(“L”レベル)に変化するのに応じて、制御回路7
は、所定の時間が経過する時刻t4まで、信号φL を再
び“L”レベルへと変化させる。これに応じて、ノード
N1の電位レベルも、“H”レベルに変化するが、時刻
t4において、信号φl が再び“H”レベルとなるのに
応じて、ノードN1の電位レベルも“L”レベルに引下
げられる。この間、電源配線PV0 の電位レベルはほと
んど変化することがない。
【0150】ここで、信号/RASが時刻t3において
“L”レベルとなった場合、時刻t3〜時刻t4の期間
において、信号φL が“L”レベルとなるのは、ノード
N1の電位レベルを確定するためにテスト回路70に対
するリセット動作を行なう必要があるためである。
【0151】ii) ヒューズ素子708が溶断されて
いる場合。 この場合のノードN1および電源配線PV0 の電位レベ
ルは、図12中点線で示されている。時刻t1において
電源が投入されると、ノードN1の電位レベルは、
“H”レベルまで上昇する。時刻t2において信号φL
が“H”レベルとなって、NチャネルMOSトランジス
タ706が導通状態となっても、ノードN1を放電する
経路が存在しないため、ノードN1の電位レベルは
“H”レベルのままである。
【0152】したがってNチャネルMOSトランジスタ
714および716がともに導通状態となって、電源線
PV0 の電位が接地電位にまで引下げられる。すると、
トランジスタ710が導通状態となり、ノードN1の電
位レベルは“H”レベルを維持する。
【0153】したがって、電源線PV0 が接地電位とな
って、NチャネルMOSトランジスタ514、524、
535および544が非導通状態となり、プリチャージ
電位供給配線VBLとビット線対との接続が遮断され
る。このため、仮にビット線とワード線との間に短絡故
障(以下、モードS1と呼ぶ)が存在する場合でも、待
機期間中のリーク電流が遮断される。
【0154】また、電源線PV0 と列選択線CSLは、
待機動作中はともに“L”レベルとなり、その電位差が
なくなるため、電源線PV0 と列選択線CSLとの間の
短絡故障(以下、モードS2と呼ぶ)が存在する場合で
も、リーク電流が抑制される。
【0155】以上の構成では、短絡故障があった場合メ
モリセル列を4列ごとに非活性化する構成となってい
る。非活性化した列は、図9に示したように、冗長メモ
リセルアレイ3b中の予備のメモリセル列と置換えられ
る。この置換により、実施の形態4においても、短絡故
障のために動作不良が存在するメモリセル列の代わりに
冗長メモリセル列が活性化されることとなり、動作不良
が救済される。そればかりでなく、短絡故障の存在する
メモリセル列でのリーク電流パスが遮断されるため、待
機動作中のリーク電流の増加も抑制される。
【0156】しかしながら、上記モードS1またはモー
ドS2の短絡故障によるリーク電流が微小な場合、メモ
リセル列自体の動作には不良が生じず、したがって、通
常の動作テストでは、上記のような微小リーク電流が存
在しているメモリセル列を発見することができな場合が
ある。
【0157】このような場合でも、上記のようなリーク
電流の存在は、半導体記憶装置200をバッテリ動作さ
せるような場合には深刻な問題となる。
【0158】図11に示した実施の形態4の半導体記憶
装置100では、上記のような微小リーク電流の存在す
るメモリセル列を、以下に説明するようなテストモード
における動作試験により発見することが可能である。
【0159】次に、そのテストモードの動作について説
明する。 (1) 電源線PV0 と列選択線CSLとの短絡故障モ
ードS2を検出するテストモード 図14は、電源線PV0 と列選択線CSLとの間に微小
リーク電流を生じるような短絡故障モードS2を検出す
るためのテストモードを説明するタイミングチャートで
ある。
【0160】サイクル1において、通常の書込動作と同
様にして、テストしたいメモリセル列に対して“H”レ
ベルのデータを書込む。
【0161】サイクル2において、信号/RASより
も、信号/CASと信号/WEを先に“L”レベルとす
るとともに(いわゆる、CBRモード)、パルス信号A
[0]の電位を電源電位よりも3|Vthp|以上高く
する(ここで、Vthpは、PチャネルMOSトランジ
スタのしきい値電圧である)。さらに、アドレス信号A
[1]を“L”レベル、アドレス信号A[2]を“H”
レベルとする。これに応じて、信号/RASが“H”レ
ベルとなるタイミングで、テストモード信号TEST1
が“H”レベルになる。このテストモード信号TEST
1が“H”レベルとなることにより、後述するように、
制御回路7はテストモードに対応した内部制御信号の出
力を行なう。
【0162】サイクル3で、サイクル1において“H”
レベルを書込んだメモリセルからデータの読出を行な
う。サイクル3においては、“H”レベルのデータをセ
ンスアンプが増幅した後、所定の時間経過後信号φL
“L”レベルとなる。これに応じて、図11中のNチャ
ネルMOSトランジスタ716が非導通状態となる。さ
らに、PチャネルMOSトランジスタ704が導通状態
となって、ノードN1の電位レベルが“H”レベルとな
るため、PチャネルMOSトランジスタ712も非導通
状態となる。したがって、電源線PV0 は、電源電位V
ccおよび接地電位VSSのいずれとも遮断されたフローテ
ィング状態となっている。
【0163】さらに、テストモード期間中は、信号TE
ST1が“H”レベルとなるのに応じて、列デコーダ活
性化信号CDESは“L”レベルとなっている。このた
め、列選択線CSLの電位は、“L”レベルとなってい
る。
【0164】つまり、電源線PV0 と、列選択線CSL
の間に短絡故障があるときには、電源線PV0 の電位が
リーク電流のために“L”レベルとなる。このため、サ
イクル3におけるメモリセルへのデータの再書込の際
に、センスアンプに供給される電位レベルが低下するた
め、メモリセルに再書込される“H”レベルの電位レベ
ルが低下する。
【0165】サイクル4で、信号/RASよりも、信号
/CASと信号/WEを先に“L”レベルとするととも
に、アドレス信号A[0]の電位を電源電位よりも3|
Vthp|以上高くする。さらに、アドレス信号A
[1]を“H”レベルにする。すると、テストモード信
号TEST1が“L”レベルとなり、テストモードが終
了する。
【0166】サイクル5において、サイクル1で“H”
レベルを書込んだメモリセルからデータの読出を行な
う。電源線PV0 と、列選択線CSLの間に短絡故障モ
ードS2があるときは、メモリセルには、“H”レベル
に対応する正常な電位レベルでの再書込が行なわれてい
ないので、このメモリセルからは“H”レベルのデータ
が読出されない。したがって、このテストモードによっ
て、電源線PV0 と、列選択線CSLの間に短絡故障モ
ードS2が存在するメモリセル列を検出することが可能
となる。
【0167】(2) ワード線とビット線の短絡故障を
検出するテストモード 図14は、ワード線とビット線との間に短絡故障モード
S1が存在する場合、故障モードS1を検出するための
テストモード動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0168】サイクル1において、対象となるメモリセ
ル列に“L”レベルのデータを書込む。
【0169】サイクル2において、信号/RASより
も、信号/CASと信号/WEを先に“L”レベルとす
るとともに、アドレス信号A[0]の電位を電源電位よ
りも3|Vthp|以上高くする。さらに、アドレス信
号A[1]を“L”レベルに、アドレス信号A[2]を
“L”レベルにする。すると、信号/RASが“H”レ
ベルとなるタイミングで、テストモード信号TEST2
が“H”レベルになる。
【0170】サイクル3において、サイクル1で“L”
レベルを書込んだメモリセルからデータの読出を行な
う。後に述べるように、テストモード信号TEST2が
“H”レベルであると、制御回路7は、ビット線イコラ
イズ信号BLEQを“L”レベルとし、ビット線対とプ
リチャージ電源との接続を切離した後、行デコーダ活性
化信号WDE、センスアンプ活性化信号φN 、/φP
活性状態となるまでの時間を長くする。すなわち、通常
動作におけるのよりも、ビット線対がプリチャージ電位
に保持され、ワード線が非選択状態(その電位レベルが
“L”レベルとなっている状態)となっている期間が長
くなるため、ワード線とビット線との間に短絡故障が存
在する場合は、ビット線のプリチャージ電位レベルが低
下する。
【0171】したがって、メモリセルからの“L”レベ
ルデータの読出における動作マージンが小さくなり、こ
のサイクル3において“L”レベルデータの読出に失敗
することになる。
【0172】サイクル4では、信号/RASよりも、信
号/CASと信号/WEを先に“L”レベルとするとと
もに、アドレス信号A[0]の電位を電源電位よりも3
|Vthp|以上高くする。さらに、アドレス信号A
[1]を“H”レベルにする。これにより、テストモー
ド信号TEST2が“L”レベルとなりテストモードが
終了する。
【0173】以上のようなテストモードにおけるテスト
動作によって、ワード線とビット線との間に短絡故障モ
ードS1が存在する列を検出することが可能となる。
【0174】つまり、実施の形態4では、微小電流リー
クが存在するメモリセル列の検出が可能となるととも
に、そのようなメモリセル列を不活性化することで、上
記のようなリークパスを遮断することも可能となる。
【0175】図15は、制御回路7の要部回路図であ
る。制御回路7は、内部制御信号発生部72とテストモ
ード信号発生回路74とを含む。以下では、まず外部制
御信号/RAS、/CAS、/WE、アドレス信号A
[0]、A[1]およびA[2]等により、所定のテス
トモードが指定され、テストモード信号TEST1また
はTEST2が“H”レベルとなっているものとして、
内部制御信号発生回路72の構成およびその動作につい
て説明することにする。
【0176】その後、テストモード信号発生回路74の
構成および動作について説明する。内部制御信号発生回
路72は、外部制御信号/RASを受ける反転回路70
2と、反転回路702の出力を受けて、所定の遅延時間
d1だけ信号を遅延させる遅延回路704と、遅延回路
704の出力を受けて所定の遅延時間d2だけ信号を遅
延させる遅延回路706と、テストモード信号TEST
2を受ける反転回路710と、テストモード信号TES
T2と反転回路710の出力により制御され、遅延回路
704の出力信号または遅延回路706の出力信号のい
ずれかを通過させる複合ゲート回路708と、反転回路
702の出力と複合ゲート回路708の出力を受けて、
信号WDEを出力するAND回路712と、複合ゲート
回路708の出力を受けて所定の遅延時間d3だけ信号
を遅延させる遅延回路714と、反転回路702の出力
を受けて所定の遅延時間d4だけ信号を遅延させる遅延
回路716と、遅延回路714および716の出力を受
けて、信号φN を出力するAND回路718と、AND
回路718の出力を受けて、信号/φP を出力する反転
回路720とを含む。
【0177】ここで、遅延時間d3は、遅延時間d4よ
りも大きいものとする。内部制御信号発生回路72は、
さらに、遅延回路716の出力を受けて、遅延時間d5
だけ信号を遅延させる遅延回路722と、反転回路70
2の出力と遅延回路722の出力とを受けて、信号BL
EQを出力するNOR回路724と、遅延回路714の
出力を受けて、遅延時間d9だけ信号を遅延させる遅延
回路734と、遅延回路716と734の出力を受けて
信号CDEを出力するAND回路736とを含む。
【0178】内部制御信号発生回路72はさらに、信号
/RASの立下がりのエッジ、すなわち、反転回路70
2の立上がりのエッジに応答して、所定のパルス幅d6
を有し“H”レベルのパルス信号を出力するパルス発生
回路726と、電源電位Vccに一端が接続する抵抗体7
38と、抵抗体738の他端と接地電位VSSとの間に接
続されるキャパシタ740と、抵抗体738とキャパシ
タ740との接続点の電位を受けて、信号PORを出力
する反転回路742と、テストモード信号TEST1に
制御され、信号TEST1が“H”レベルである場合
に、信号φN が“H”レベルとなるのに応じて、所定の
パルス幅d7を有する“H”レベルのパルス信号を出力
するパルス発生回路744と、パルス発生回路726の
出力、信号PORおよびパルス発生回路744の出力を
受け、信号φL を出力する3入力NOR回路732とを
含む。
【0179】次に、内部制御信号発生回路72の動作に
ついて説明する。 i) 信号TEST1=“H”レベル,信号TEST2
=“L”レベルの場合。
【0180】図16は、テストモード信号TEST1が
“H”レベルであり、信号TEST2が“L”レベルの
場合の内部制御信号発生回路72の動作を説明するタイ
ミングチャートである。行アドレスストローブ信号/R
ASが“L”レベルに立下がると、それに応答して遅延
回路704の出力信号は時間d1だけ遅延して“H”レ
ベルに変化する。このとき、信号TEST2は“L”レ
ベルであるため、複合ゲート回路708は遅延回路70
4の出力信号を通過させる。したがって、反転回路70
2の出力と複合ゲート回路708の出力を受けるAND
回路712は、信号/RASの立下がりのエッジから遅
延時間d1だけ経過した後、時刻t2において“H”レ
ベルの信号WDEを出力する。
【0181】時刻t1において、反転回路702の出力
レベルが“H”レベルとなるのに応じて、時間d4だけ
遅延して遅延回路716の出力レベルも“H”レベルと
なる。一方、複合ゲート回路708の出力レベルが
“H”レベルとなるのに応じて、時間d3だけ遅延して
遅延回路714の出力レベルも“H”レベルとなる。上
述したとおり、時間d3は時間d4よりも大きいため、
遅延回路714および716の出力を受けるAND回路
718は、時刻t2から時間d3だけ遅延した時刻t3
において、その出力信号であるφN を“H”レベルとす
る。これに応じて、反転回路720から出力される信号
/φP も“H”レベルから“L”レベルの活性状態とな
る。
【0182】一方、反転回路702の出力レベルが時刻
t1において“H”レベルとなるのに応じて、その出力
を入力として受けるNOR回路724は、その出力信号
BLEQを“L”レベルとする。
【0183】一方、反転回路702の出力レベルが
“L”レベルから“H”レベルに立上がるのに応じて、
パルス発生回路726から出力されるパルス信号に応じ
て、NOR回路732は、その出力信号φL を時間d6
の期間“L”レベルとする。一方、遅延回路714の出
力レベルが“H”レベルとなった時刻t3から時間d9
だけ遅延した後にAND回路736に入力する遅延回路
716および734の出力はともに“H”レベルとなる
ため、時刻t4において信号CDEが“H”レベルとな
る。
【0184】時刻t3において信号φN が“H”レベル
となるのに応じて、信号TEST1が“H”レベルであ
るため、時刻t3から時間d7だけ遅延した後に遅延ゲ
ート回路744の出力レベルは“H”レベルとなる。こ
れに応じて、NOR回路732の出力信号であるφL
再び“L”レベルとなる。
【0185】時刻t6において信号/RASが“H”レ
ベルに立上がるのに応じて、AND回路712への一方
の入力が“L”レベルとなるため信号WDEは“L”レ
ベルに立下がる。さらに、遅延回路716により遅延し
た時間d4経過後の時刻t7において、AND回路71
8への一方の入力レベルが“L”レベルとなり、信号φ
N も“L”レベルに立下がる。一方時刻t7から時間d
5だけ遅延した後に遅延回路722の出力レベルが
“L”レベルとなって、NOR回路724への入力がと
もに“L”レベルとなるため、時刻t8において信号B
LEQは“H”レベルへと立上がる。遅延ゲート回路7
44の出力レベルは信号φN が“L”レベルとなるのに
応じて“L”レベルとなるため、これを入力として受け
るNOR回路732の出力信号φL も時刻t7において
“H”レベルに立上がる。
【0186】さらに、遅延回路716の出力レベルが
“L”レベルとなる時刻t7において、AND回路73
6の出力信号CDEも“L”レベルへと立下がる。
【0187】以上の内部制御信号の出力動作により、図
13において示したように信号TEST1=“H”レベ
ルである期間は、故障モードS2を発見するテスト動作
が可能となる。
【0188】すなわち、信号WDEによりワード線が活
性化され、信号φN および/φP によってセンスアンプ
が活性化され、選択されたメモリセルからのデータの読
出が行なわれてビット線対の電位レベルが増幅された
後、図16に示した時刻t5から時刻t7までの期間は
信号φL が“L”レベルとなる。これに応じて、電源配
線PV0 がフローティング状態となって、電源配線PV
0 と列選択線との間にリークがある場合、センスアンプ
に供給される電位レベルが低下するため上記リークが存
在するメモリセル列に対しては正常な電位レベルの
“H”レベル信号の書込が行なわれないことになる。
【0189】ii) 信号TEST1=“L”レベル,
信号TEST2=“H”レベルの場合。
【0190】この場合は、図15に示した内部制御信号
発生回路72において、複合ゲート回路708は、信号
TEST2が“H”レベルであることに応じて、遅延回
路706からの出力信号を通過させる。したがって、図
16に示した場合の信号変化のタイミングに比べて、信
号/RASが“L”レベルに立下がった後、信号WDE
が“H”レベルに立上がるまでの時間が時間d1から時
間(d1+d2)へと変化する。信号/RAS,WD
E,φN ,/φP ,信号BLEQとについても、この遅
延時間d2だけ変化の時間が遅れること以外は図16に
示した場合と同様である。
【0191】一方、信号φL については、信号TEST
1が“L”レベルであることに応じて、遅延ゲート回路
744の出力レベルが常に“L”レベルとなるため、信
号φ L は、パルス発生回路726の出力に応じて、時刻
t1から時刻t2までの期間“L”レベルとなるのみで
ある。
【0192】したがって、ビット線イコライズ信号BL
EQが“L”レベルとなってビット線対とプリチャージ
電源との接続が遮断された後、信号WDEが“H”レベ
ルとなって、ワード線が活性化されるまでの時間が図1
6の場合に比べて図17の場合は長くなるため、図14
において説明したとおりワード線とビット線との短絡故
障モードS1が存在する場合の検出が可能となる。
【0193】次に、図15中のテストモード信号発生回
路74の構成と動作について説明する。
【0194】テストモード信号発生回路74は、信号/
RASを受ける反転回路752と、反転回路752の出
力、信号/CASおよび信号WEを受けるOR回路75
4と信号/RASおよび/CASを受けるNAND回路
760と、OR回路754とNAND回路760の出力
を受けるフリップフロップ回路756と、フリップフロ
ップ回路756の出力を受ける反転回路758と、信号
/RASの立下がりのエッジに応じてパルス幅d8を有
する“H”レベルのパルス信号を発生するパルス信号発
生回路762と、パルス信号発生回路762の出力と反
転回路758の出力を受けて、信号φA を出力するAN
D回路764とを含む。図18は、信号φA の変化を示
すタイミングチャートである。
【0195】時刻t1において信号CASおよび信号/
WEがともに“L”レベルに立下がり、時刻t2におい
て信号/RASが“L”レベルに立下がると、パルス幅
d8を有する“H”レベルの信号φA がAND回路76
4から出力される。
【0196】信号/RAS,/CASおよび/WEのそ
の他の組合せでは、信号φA は“L”レベルのままであ
る。
【0197】テストモード信号発生回路74は、さら
に、一端にアドレス信号A[0]を受け直列に接続され
た、各々がダイオード接続されたPチャネルMOSトラ
ンジスタ770〜774と、PチャネルMOSトランジ
スタ770〜774の他端とドレインが接続しゲートに
信号φA を受けるNチャネルMOSトランジスタ776
と、NチャネルMOSトランジスタ776と一方の電源
入力が接続するカレントミラー回路778と、信号φA
を受ける反転回路780と、反転回路780の出力をゲ
ートに受け、ソースが接地電位に接続するNチャネルM
OSトランジスタ784と、カレントミラー回路778
の他方の電源入力端およびNチャネルMOSトランジス
タ784のドレインと、電源電位Vccとの間に接続され
るカレントミラー回路782と、カレントミラー回路7
82とNチャネルMOSトランジスタ784との接続点
の電位を入力として受け直列に接続された2つの反転回
路を有する遅延回路786とを含む。
【0198】したがって、遅延回路786の出力レベル
は、アドレス信号A[0]が電源電位よりも3|Vth
p|以上高くかつ信号φA が“H”レベルとなっている
期間は、“H”レベルとなる。
【0199】テストモード信号発生回路74はさらに、
信号POR、アドレス信号A[1]および遅延回路78
6の出力を受ける複合ゲート788と、アドレス信号A
[2]および遅延回路786の出力を受けるNAND回
路792と、信号A[2]を受ける反転回路790と、
遅延回路786および反転回路790の出力を受けるN
AND回路794と、複合ゲート788およびNAND
回路792の出力を受けるフリップフロップ回路796
と、複合ゲート788およびNAND回路794の出力
を受けるフリップフロップ回路798と、フリップフロ
ップ回路796の出力を受ける反転回路800と、フリ
ップフロップ回路798の出力を受ける反転回路802
と、反転回路800の出力および信号/RASを入力と
して受けるNAND回路804と、反転回路802の出
力と信号/RASを入力として受けるNAND回路80
6と、NAND回路804の出力および複合ゲート回路
788の出力を受けるフリップフロップ回路808と、
NAND回路806の出力と複合ゲート788の出力を
受けるフリップフロップ回路810と、フリップフロッ
プ回路808の出力を受けて信号TEST1を出力する
反転回路812と、フリップフロップ回路810の出力
を受けて信号TEST2を出力する反転回路814とを
含む。
【0200】信号PORは、内部制御信号発生回路72
から出力される信号であり、電源投入後にその電位レベ
ルが“L”レベルとなる信号である。
【0201】ここで、まずアドレス信号A[1]が
“L”レベルであり、アドレス信号A[2]が“H”レ
ベルであるものとする。このときに、反転回路786の
出力レベルが“H”レベルに変化すると、その変化に応
じてNAND回路792の出力レベルが“H”レベルか
ら“L”レベルに変化する。複合ゲート回路788およ
びNAND回路794の出力レベルは変化しない。
【0202】したがって、NAND回路792の出力レ
ベルの変化に応じて、フリップフロップ回路796の状
態が遷移して、反転回路800の出力レベルが“H”レ
ベルに変化する。この後、信号/RASが“H”レベル
となるのに応じて、NAND回路804の出力レベルも
“L”レベルに変化する。これに応じて、フリップフロ
ップ回路808の状態も遷移して、反転回路812の出
力レベルは“L”レベルから“H”レベルに変化する。
【0203】したがって、信号TEST1が“L”レベ
ルから“H”レベルとなって、短絡故障S2を検出する
テストモードが開始する。
【0204】つまり、CASビフォアRAS条件が満た
され、アドレス信号A[0]が電源電位よりも3|Vt
hp|以上高く、かつアドレス信号A[1]が“L”レ
ベル、信号A[2]が“H”レベルである場合に、信号
/RASが“H”レベルとなるのに応じて、信号TES
T1は活性状態(“H”レベル)となる。
【0205】すなわち、図13に示したサイクル2にお
ける信号TEST1の“H”レベルへの変化が実現され
る。
【0206】一方、アドレス信号A[1]が“H”レベ
ルであって、遅延回路786の出力レベルが“H”レベ
ルに変化すると、これに応じて、複合ゲート788の出
力レベルは“L”レベルへと変化する。これに応じて、
フリップフロップ回路796の状態が再び遷移し、反転
回路800の出力レベルは“L”レベルとなる。信号/
RASが“L”レベルとなるのに応じて、NAND回路
804の出力レベルは“H”レベルへと変化する。これ
に応じて、フリップフロップ回路808の状態が再び遷
移して、反転回路812の出力、すなわち、信号TES
T1が“L”レベルへと変化する。
【0207】すなわち、図13に示したサイクル4にお
ける信号TEST1の“H”レベルから“L”レベルへ
の変化が実現される。
【0208】次に、短絡故障S1を検出するテストモー
ドの開始および終了の方法について説明する。
【0209】図14に示したサイクル2において、CA
SビフォアRAS条件が満たされ、アドレス信号A
[0]の電位が電源電位よりも3|Vthp|以上高く
なり、かつアドレス信号A[1]が“L”レベル、信号
A[2]が“L”レベルである場合、遅延回路786の
出力レベルが“H”レベルとなるのに応じて、NAND
回路794の出力レベルが“H”レベルから“L”レベ
ルへ変化する。これに応じて、フリップフロップ回路7
98の状態が遷移して、反転回路802の出力レベルが
“H”レベルに変化する。この状態で、信号/RASが
“H”レベルに変化すると、NAND回路806の出力
レベルが“L”レベルとなって、フリップフロップ回路
810の状態が遷移する。これに応じて、信号TEST
2は“H”レベルに変化する。
【0210】つまり、図14に示したサイクル2におけ
る信号TEST2の変化が実現される。
【0211】一方、アドレス信号A[1]を“H”レベ
ルとしている状態で、遅延回路786の出力レベルが
“H”レベルに変化すると、複合ゲート788の出力レ
ベルが“L”レベルとなって、フリップフロップ回路7
98の状態が遷移する。これに応じて、反転回路802
の出力レベルが“L”レベルとなる。したがって、信号
/RASが“L”レベルとなるのに応じて、NAND回
路806の出力レベルが“H”レベルとなって、フリッ
プフロップ回路810の状態が遷移し、信号TEST2
は“L”レベルへと復帰する。
【0212】つまり、図14に示したサイクル4におけ
る信号TEST2の変化が実現されることになる。
【0213】以上の制御回路7の動作により、信号/R
AS,/CAS,/WE、アドレス信号A[0],A
[1],A[2]の信号レベルの変化の組合せにより、
短絡故障モードS1またはS2を検出するテストモード
の開始および終了が指定されることになる。
【0214】したがって、これらのテストモードによ
り、微小リーク電流が発生しているメモリセル列を検出
し、その結果に基づいて図11に示したヒューズ素子7
08を溶断することで、スタンバイ状態における微小リ
ークパスを遮断することが可能となる。
【0215】つまり、通常の動作テストにおいては検出
することが不可能な微小なリーク電流の存在するメモリ
セル列を検出することが可能となり、半導体記憶装置2
00のスタンバイ状態における消費電力を低減すること
が可能となる。
【0216】
【発明の効果】請求項1記載の半導体記憶装置は、不良
ビットの存在するビット線対において、待機期間中はプ
リチャージ電位供給配線とビット線対とが電気的に遮断
されているので、プリチャージ電位供給配線からワード
線へのリーク電流の発生を防止し、消費電流の増大を抑
制することが可能である。
【0217】請求項2記載の半導体記憶装置において
は、不良ビットの存在するビット線対に対応するアドレ
スを不揮発的に不良アドレス記憶手段に記憶させておく
ので、待機期間中においてプリチャージ電位供給配線と
ビット線対との接続を上記記憶情報似応じて遮断し消費
電流の増大を防止することが可能である。
【0218】請求項3記載の半導体記憶装置において
は、ビット線対中に不良ビットが存在する場合、ビット
線イコライズ手段中の第3のMOSFETが、待機期間
中は遮断状態とされるので、プリチャージ電位供給配線
とビット線対との接続が遮断されリーク電流の発生が防
止されて消費電流の増大が抑制される。
【0219】請求項4記載の半導体記憶装置において
は、ビット線対中に不良ビットが存在する場合、待機期
間中は第1の電源配線電位に応じてプリチャージ電位供
給配線とビット線対との接続が遮断されるので、プリチ
ャージ電位供給配線からワード線へのリーク電流の発生
が防止され、消費電流の増大が抑制される。
【0220】請求項5記載の半導体記憶装置は、2対の
ビット線対ごとに第1の電源配線が接地され、この第1
の電源配線電位に応じて、待機期間中におけるプリチャ
ージ電位供給配線とビット線対との接続が遮断される。
【0221】請求項6記載の半導体記憶装置において
は、第1の電源配線の電位は、対応するビット線対中の
不良ビットの有無を不揮発的に記憶する不良アドレス記
憶手段の記憶情報に応じて設定され、上記第1の電源配
線電位により、待機期間中のプリチャージ電位供給配線
とビット線対との接続が遮断される。
【0222】請求項7記載の半導体記憶装置において
は、ビット線対にビット不良が存在する場合、対応する
ビット線イコライズ手段中の第3のMOSFETが遮断
状態となり、プリチャージ電位供給配線とビット線対と
の接続を遮断する。
【0223】請求項8記載の半導体記憶装置は、テスト
モード期間中は、ビット線対とプリチャージ電源との接
続が遮断された後、ワード線が活性化されるまでの時間
が長くなるため、ビット線対に存在する微小リーク電流
の影響が顕在化し、このような微小リーク電流の存在す
るメモリセル列を検出することが可能となる。
【0224】請求項9記載の半導体記憶装置において
は、第1の電源配線と列選択信号配線との距離が、第2
の電源配線と列選択信号配線との距離よりも大きく設定
してあるので、待機期間中において、第1の電源配線と
列選択信号配線との間の短絡故障によるリーク電流の発
生の確率を低減することが可能である。
【0225】請求項10記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は、電源配線が電気的にフロー
ティング状態となるため、この電源配線に微小リーク電
流が存在する場合、その影響を顕在化させてこのような
微小リーク電流が存在するメモリセル列を検出すること
が可能となる。
【0226】請求項11記載の半導体記憶装置において
は、不良ビットの有無に応じて、プリチャージ電位供給
配線とビット線対との接続を遮断状態とすることが可能
なため、スタンバイ状態における消費電力の低減が可能
である。
【0227】請求項12記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は列選択配線の電位レベルを固
定状態とすることが可能で、この列選択配線と平行に配
置される電源配線との間のリーク電流の影響を顕在化さ
せることができ、このようなリーク電流の存在するメモ
リセル列を検出することが可能である。
【0228】請求項13記載の半導体記憶装置において
は、テストモード期間中は、ビット線対へのプリチャー
ジ電位の供給が遮断された後、ワード線が活性状態とな
るまでの時間を長くすることが可能で、ビット線対に存
在するリーク電流の影響を顕在化させることができ、こ
のようなリーク電流の存在するメモリセル列を検出する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の構
成を示す要部回路図である。
【図2】 実施の形態1におけるアドレスバッファ回路
の構成を示す回路図である。
【図3】 実施の形態1における列デコーダ駆動回路の
構成を示す回路図である。
【図4】 実施の形態1の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図5】 本発明の実施の形態2の半導体記憶装置の構
成を示す要部回路図である。
【図6】 実施の形態2におけるセンスアンプの構成を
示す回路図である。
【図7】 本発明の実施の形態3の一例を示す平面パタ
ーン図である。
【図8】 本発明の実施の形態3の他の例を示す平面パ
ターン図である。
【図9】 実施の形態4の半導体記憶装置200の構成
を示す概略ブロック図である。
【図10】 実施の形態4の半導体記憶装置の制御回路
7およびメモリセル3の要部ブロック図である。
【図11】 メモリセル3およびテスト回路70の構成
を示す回路図である。
【図12】 テスト回路70の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図13】 電源配線と列選択線との間の短絡故障を検
出するためのテストモードを説明するためのタイミング
チャートである。
【図14】 ワード線とビット線対との間の短絡故障を
検出するためのテストモードの動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図15】 制御回路7の要部回路図である。
【図16】 内部制御信号発生回路72の動作を説明す
る第1のタイミングチャートである。
【図17】 内部制御信号発生回路72の動作を説明す
る第2のタイミングチャートである。
【図18】 テストモード信号発生回路74の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図19】 第1の従来例の半導体記憶装置の構成を示
す要部回路図である。
【図20】 第1の従来例のアドレスバッファ回路の構
成を示す回路図である。
【図21】 第1の従来例の制御信号発生回路の構成を
示す回路図である。
【図22】 第1の従来例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図23】 第2の従来例の半導体記憶装置の構成を示
す要部回路図である。
【符号の説明】
1 列デコーダ、2 メモリセルアレイ制御部、3 メ
モリセルアレイ、4行デコーダ、5 差動増幅器、6
書込回路、7 制御回路、8 アドレスバッファ回路、
9、10、11、12 ヒューズ素子、13、14、1
5 NANDゲート、16、17、18 インバータ、
19、20、21、22、23、24、25、26、2
7、28、29、30 NチャネルMOSFET、3
1、32PチャネルMOSFET、33、34 センス
アンプ、35、36 メモリセルキャパシタ、37、3
8 メモリセル、72 内部制御信号発生回路、74テ
ストモード信号発生回路、134 メモリセルアレイ制
御部、135 メモリセルアレイ、136 行デコー
ダ、137 差動増幅器、138 書込回路。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線、前記複数のワード線に
    交差する複数のビット線対およびそれらのワード線とビ
    ット線対とに接続された複数のメモリセルを含むメモリ
    セルアレイと、 前記ビット線対のプリチャージ電位を供給するプリチャ
    ージ電位供給配線と、 前記ビット線対に応じて存在し、外部からのアドレス信
    号に応じて、対応する前記ビット線対を選択する列選択
    信号を出力する列選択手段とを備え、 前記各列選択手段は、 前記ビット線対の不良ビットの有無に応じて、待機期間
    中の前記列選択信号を第1および第2の電位レベルのい
    ずれか一方とする待機状態設定手段を含み、 前記ビット線対に応じて存在し、前記ビット線対と前記
    プリチャージ電源との接続を、前記列選択信号が前記第
    1の電位レベルの場合外部からのビット線イコライズ信
    号に応じて開閉し、前記第2の電位レベルの場合非導通
    状態とする、ビット線イコライズ手段をさらに備える、
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記列選択手段は、 前記ビット線対中の不良ビットの有無を不揮発的に記憶
    する不良アドレス記憶手段をさらに含み、 前記待機状態設定手段は、前記不良アドレス記憶手段の
    記憶情報に応じて、待機期間中の前記列選択信号レベル
    を決定する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線イコライズ手段は、 前記ビット線対間に直列に接続され、ゲートに共通に前
    記ビット線イコライズ信号を受ける第1および第2のM
    OSFETと、 前記第1および第2のMOSFETの接続点と前記プリ
    チャージ電位供給配線との間に接続し、ゲートに前記列
    選択信号を受ける第3のMOSFETとを含む、請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 複数のワード線、前記複数のワード線に
    交差する複数のビット線対およびそれらのワード線とビ
    ット線対とに接続された複数のメモリセルを含むメモリ
    セルアレイと、 前記ビット線対のプリチャージ電位を供給するプリチャ
    ージ電位供給配線と、 前記ビット線対に対して並行に配置され、前記ビット線
    対の組ごとに少なくとも1つ存在して、電源電位を供給
    する電源配線と、 前記電源配線ごとに存在し、対応する前記ビット線対中
    の不良ビットの有無に応じて、供給電位を第1の電位お
    よび第2の電位のいずれか一方とする電源配線電位設定
    手段と、 前記ビット線対に応じて存在し、前記ビット線対と前記
    プリチャージ電源との接続を、前記電源配線電位が第1
    の電位の場合外部からのビット線イコライズ信号に応じ
    て開閉し、前記第2の電位レベルの場合非導通状態とす
    るビット線イコライズ手段とをさらに備える、半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ビット線対の組は、2対のビット線
    対からなる請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記電源配線電位設定手段は、 前記ビット線対の組における不良ビットの有無を不揮発
    的に記憶する不良アドレス記憶手段と、 前記不良アドレス記憶手段の記憶情報に応じて、前記電
    源配線電位を第1および第2の電位のいずれか一方とす
    る駆動手段とを含む、請求項4または5記載の半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ビット線イコライズ手段は、 前記ビット線対間に直列に接続され、ゲートに共通に前
    記ビット線イコライズ信号を受ける第1および第2のM
    OSFETと、 前記第1および第2のMOSFETの接続ノードと前記
    プリチャージ電位供給配線との間に接続し、ゲートが前
    記電源配線と接続する第3のMOSFETとを含む、請
    求項4または5記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 行デコーダ活性化信号の活性化時に活性
    化され、行アドレス信号に従って前記ワード線を選択す
    る行選択手段と、 前記ビット線対に応じて配置され、センスアンプ活性化
    信号の活性化時に活性化されて、選択された前記ワード
    線に接続されたメモリセルのデータに応じて前記ビット
    線対の電位差を増幅するセンスアンプと、 外部制御信号に応じて、前記ビット線イコライズ信号、
    前記行デコーダ活性化信号および前記センスアンプ活性
    化信号を出力する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記外部制御信号に応じて、テストモードが指定されて
    いる期間は、指定されていない期間よりも、前記ビット
    線イコライズ信号を不活性として前記ビット線対と前記
    プリチャージ電源との接続を遮断状態とした後、前記行
    デコーダ活性化信号および前記センスアンプ活性化信号
    を活性とするまでの遅延時間を大きくする、請求項1ま
    たは4記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 複数のワード線、前記複数のワード線に
    交差する複数のビット線対およびそれらのワード線とビ
    ット線対とに接続された複数のメモリセルを含むメモリ
    セルアレイと、 前記ビット線対に対して並行に配置され、前記ビット線
    対の組ごとに少なくとも1つ存在して、第1の電源電位
    を供給する第1の電源配線と、 前記第1の電源配線と対をないして並行に配置され、第
    2の電源電位を供給する第2の電源配線と、 前記ビット線対に応じて存在し、外部からのアドレス信
    号に応じて対応する前記ビット線対を選択する列選択信
    号を出力する、前記第1および第2の電源電位により駆
    動される列選択手段と、 前記列選択信号に応じて、前記ビット線対と外部へビッ
    ト線対電位を伝達する入出力データ線との接続を開閉す
    るスイッチ手段と、 前記ビット線対に並行に配置され、前記列選択手段と前
    記スイッチ手段を接続する列選択信号配線とを備え、 前記第1の電源配線と前記列選択信号配線との距離が前
    記第2の電源配線と前記列選択信号配線との距離よりも
    大きい、半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 複数のワード線、前記複数のワード線
    に交差する複数のビット線対およびそれらのワード線と
    ビット線対とに接続された複数のメモリセルを含むメモ
    リセルアレイと、 行アドレス信号に従って、前記ワード線を選択する行選
    択手段と、 前記ビット線対に対して並行に配置され、前記ビット線
    対の組ごとに少なくとも1つ存在して電源電位を供給す
    る電源配線と、 前記電源配線に応じて配置される電位制御手段と、 前記ビット線対に応じて配置され、センスアンプ活性化
    信号の活性化に応じて前記電源配線から電位が供給さ
    れ、選択された前記ワード線に接続されたメモリセルの
    データに応じて前記ビット線対の電位差を増幅するセン
    スアンプとを備え、 前記電位制御手段は、 テストモード信号が活性の場合、前記センスアンプ活性
    化信号の活性化後、所定の期間前記電源配線を電気的に
    フローティング状態とする分離手段を含む、半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 前記ビット線対のプリチャージ電位を
    供給するプリチャージ電位供給配線と、 前記ビット線対に応じて存在し、前記ビット線対と前記
    プリチャージ電源との接続を、前記電源配線の電位が第
    1の電位の場合ビット線イコライズ信号に応じて開閉
    し、第2の電位レベルの場合遮断状態とするビット線イ
    コライズ手段とをさらに備え、 前記電位制御手段は、 前記テストモード信号の不活性期間、対応する前記ビッ
    ト線対の組における不良ビットの有無に応じて、供給す
    る電源電位を前記第1および前記第2の電位の一方とす
    る配線電位設定手段をさらに含む、請求項10記載の半
    導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 列デコーダ活性化信号の活性化時に活
    性化され、列アドレス信号に従って選択された前記ビッ
    ト線対の組に対して、前記第1の電位の列選択信号を出
    力する列選択手段と、 前記ビット線対と並行に配置され、前記列選択信号を伝
    達する列選択配線と、 前記テストモード信号の活性化時には、前記列デコーダ
    活性化信号を不活性とする制御手段とをさらに備える、
    請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記行選択手段は、行デコーダ活性化
    信号の活性化時に活性化され、 外部制御信号に応じて、前記テストモード信号、前記ビ
    ット線イコライズ信号、前記行デコーダ活性化信号およ
    び前記センスアンプ活性化信号を出力する制御手段をさ
    らに備え、 前記制御手段は、 前記テストモード信号が活性である期間は、不活性であ
    る期間よりも、前記ビット線イコライズ信号を不活性と
    して前記ビット線対と前記プリチャージ電源との接続を
    遮断状態とした後、前記行デコーダ活性化信号および前
    記センスアンプ活性化信号を活性とするまでの遅延時間
    を大きくする、請求項11記載の半導体記憶装置。
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