JPH0968614A - 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法 - Google Patents

面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法

Info

Publication number
JPH0968614A
JPH0968614A JP7223126A JP22312695A JPH0968614A JP H0968614 A JPH0968614 A JP H0968614A JP 7223126 A JP7223126 A JP 7223126A JP 22312695 A JP22312695 A JP 22312695A JP H0968614 A JPH0968614 A JP H0968614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
guide plate
light guide
light source
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7223126A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Ishinaga
宏基 石長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP7223126A priority Critical patent/JPH0968614A/ja
Publication of JPH0968614A publication Critical patent/JPH0968614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な手法によって裏面反射印刷を形成し、
全面均一発光を都合よく達成できる面照明装置を提供す
ること。 【解決手段】 表面を照明光照射面とし、裏面に反射印
刷14が施された導光板11を有する面照明装置であっ
て、上記反射印刷14は、インクジェット印刷法による
多数個の印刷ドット14aにより形成されていることに
特徴づけられる。好適には、上記印刷ドットの大きさを
一定とするとともに、その密度を、光源から遠ざかるに
しがって密となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、いわゆるバックライトとして
使用されるに好適な面照明装置、およびこの面照明装置
用導光板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器や携帯電話等の表示部に
は、多様な表示が可能であることから、液晶表示装置が
多く採用されるにいたっている。この液晶表示装置は、
2枚のガラス板で挟まれた微小な隙間に液晶を封入する
一方、ガラス板の内面にパターン化された透明電極を配
置して構成されており、選択された電極に通電を行うこ
とにより、この電極の形状に見合った液晶が透光性を失
い、黒く表示される。このような液晶表示装置の視認性
を高めるために、その背後にバックライトが配置される
場合が多い。機器が小型化されるにともなって、このバ
ックライトには、薄型化が求められる。このような薄型
化されたバックライトaの従来例を、図12ないし図1
4に示す。
【0003】所定厚みの透明導光板bの縁部には、LE
D光源cが組み込まれる。このLED光源cは、ケース
h内に透明樹脂で封止されたLEDチップiが組み込ま
れたものであり、ケース開口を横向きにして上記透明導
光板bに形成されたスリットd内に組み込まれる。透明
導光板bの裏面には、図14(B),(C) に示すように、こ
の導光板bの内部において光を乱反射させるための細か
な凹部(シボ)eが形成されている。上記LED光源c
から導光板bにその側面から入射された光は、導光板b
の表面での全反射、裏面での乱反射を繰り返しながら導
光板bの全域に行き渡り、その結果、外部から見た場
合、導光板bの表面全面が光っているように見える。
【0004】上記導光板bの表面の各所での明るさを均
一にするために、上記導光板bの裏面に形成した細かな
凹部eの大きさを、LED光源cからの距離によって違
えている。すなわち、LED光源cに近い場合には上記
凹部eが小さく、LED光源cから遠ざかるほど、上記
凹部eの大きさを大きくする。その理由は、LED光源
cの近くにおいては、上記凹部eによる光の反射量が少
なくとも、十分明るいが、LED光源cから遠い場合に
は、上記凹部を大きくして、光の反射量を多くして、L
ED光源から遠いことによる明るさの低下を補っている
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記導光板bは、アク
リルあるいはポリカーボネイトを、たとえばインジェク
ション成形法により型成形することにより得られる。し
たがって、上記のように、導光板bの裏面に形成される
べき細かな凹部eは、金型gに細かな凸部fを形成して
おくことにより形成される。
【0006】ところで、金型上に形成することができる
凸部fの大きさは、一定以下にすることが困難である。
また、凸部が細かくなれば細かくなるほど、その加工に
多大な時間と費用がかかる。しかも、光源からの距離の
関数として上記細かな凹部eの大きさを決定したとして
も、実際にLED光源cを装着して発光させてみない
と、導光板b表面が均等に光るかどうかはわからない。
そのため、従来、一定の予測のもとに上記細かな凹部e
のための凸部fを金型g上に形成した後、試行錯誤を繰
り返しながら、金型上の上記細かな凸部fの修正を行っ
ていかざるをえない。このような作業もまた、多大な時
間と費用がかかるものである。
【0007】また、実開平5−55103号公報には、
上記透明導光板bの裏面に形成される乱反射のための細
かな凹部eに代え、透明導光板の裏面に乱反射のための
印刷(以下、本願明細書においてこのような印刷を「反
射印刷」という。)を施すアイデアが開示されている。
この場合、光源からの距離によって、導光板の裏面に設
けるべき円形の印刷模様の大きさを変えてゆくものであ
る。同公報に開示されている上記印刷模様の形成方法
は、いわゆるスクリーン印刷によるものである。スクリ
ーン印刷の場合、印刷スクリーンの作製が必要であり、
そうすると、前述のように金型によって細かな凹部を形
成するのと同様、試行錯誤を繰り返して導光板全域から
の光の均一性を得るためには、スクリーンの修正を繰り
返し行わねばならず、これも非常に時間と費用がかかる
ものである。そして、スクリーン印刷による限り、印刷
パターンの大きさを所定以上に小さくすることができな
い。また、スクリーン印刷による場合、導光板の裏面が
平面となっていないと、適正な印刷をすることができな
い。
【0008】さらに、上記の2種の従来例に共通してい
えることは、導光板の裏面の細かな凹部にしろ、印刷模
様にしろ、所定の大きさより小さなものを形成すること
ができず、そのため、導光板表面全域の明るさを完全な
均一にすることができず、ムラができてしまう場合があ
る。そうすると、この導光板bの表面に、いわゆる拡散
シートを配置せねばならない問題が生じることがある。
拡散シートを付加する場合、部品点数の増加によるコス
トアップと、作業工数の増加によるコストアップが避け
られず、全体として、バックライトの製造コストが上昇
する。
【0009】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、バックライトのような面照明装
置における導光板を、簡単な手法によって、全面均等発
光が可能なものとすることをその課題としている。
【0010】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を採用した。
【0011】本願発明の第1の側面によれば、たとえば
バックライトとして使用される面照明装置が提供され、
この面照明装置は、表面を照明光照射面とし、裏面に反
射印刷が施された導光板と、この導光板に光を供給する
ための光源とを備える面照明装置であって、上記反射印
刷は、インクジェット印刷による多数個の印刷ドットに
より形成されていることに特徴づけられる。
【0012】好ましい実施の形態においては、上記印刷
ドットの密度は、上記光源から遠ざかるにしたがって密
となるようにしてある。
【0013】好ましい実施の形態においてはさらに、上
記導光板の周縁部に、光源としてのLEDが配置されて
いる。すなわち、この実施の形態は、いわゆるLEDバ
ックライトとなる。
【0014】本願発明においては、上記導光板の裏面に
形成されるべき反射印刷の手法として、インクジェット
印刷法を採用している。このインクジェット印刷法は、
インクジェットプリントヘッドに設けられた複数内のノ
ズル孔から、印刷データにしたがって細かなインク液滴
を飛翔させ、これを印刷対象面に付着させるという手法
である。ノズルからインク液滴を飛翔させる手段として
は、ノズルの背後に設けられた圧力室に圧電素子によっ
て瞬間的な圧力を与える手段や、圧力室に瞬間的な高温
加熱を行って気泡を発生させ、この気泡発生による圧力
上昇によってインク液滴を飛翔させる手段などがある。
【0015】このようなインクジェット印刷法は、印刷
対象面に対して非接触で印刷データにしたがった印刷を
行うことができる。したがって、導光板の裏面側にたと
えばこの導光板に傾斜を与えるために桁部などの凹凸が
形成されているような場合であっても、問題なくこの導
光板の裏面に上記反射印刷を行うことができる。
【0016】さらに、このインクジェット印刷法は、印
字データさえ作成すれば、この印刷データにしたがった
インクジェットプリンタの駆動が可能である。したがっ
て、スクリーン印刷による場合にように、印刷スクリー
ンを作製する必要がない。また、いったんインクジェッ
ト印刷法によって反射印刷を施した導光板の発光状態を
チェックすることにより、反射印刷のための印刷データ
の修正を、たとえばパーソナルコンピュータ上で容易に
行うことができる。したがって、全面均一発光させるた
めの反射印刷のドットのパターンの試行錯誤による修正
も、それほど時間がかからない。
【0017】さらには、最近のインクジェットプリント
ヘッドの技術進歩により、たとえば600dpiや12
00dpiの解像度の印刷を行うことができる。したが
って、反射印刷を構成する印刷ドットを、スクリーン印
刷による場合に比較し、著しく小さくすることができ
る。その結果、導光板表面全域での均一発光がさらに促
進されてムラのない発光を達成することができる。そう
すると、導光板として、透明な材料を採用したとして
も、その表面側に拡散シートを添着する必要を無くすこ
ともでき、この場合、本願発明の面照明装置は、さらに
その製造コストを低減することができる。
【0018】上記印刷ドットの密度は、通常、光源から
遠ざかるにしたがって密となるようにする。ここで特徴
的なのは、各印刷ドットを細かなものとしたまま、その
密度を変化させるのであって、ドットの大きさを変化さ
せるのではないということである。そうすると、前述し
たように、発光ムラの発生を防ぎながら、光源からの距
離の相違による光度の違いを都合よく補正し、導光板全
面での均一発光を達成することができる。
【0019】さらに、導光板の周縁部に光源としてのL
EDを配置する場合、LEDチップはきわめて小さいも
のであることから、たとえば、導光板の厚み寸法内に上
記LEDを配置することができ、薄型の面照明装置(L
EDバックライト)が実現される。
【0020】本願発明の第2の側面によれば、面照明装
置用導光板の製造方法が提供され、この製造方法は、表
面を照明光放射面とし、裏面に反射印刷が施された面照
明装置用導光板の製造方法であって、光源が配置される
べき位置からの距離にしたがってドット密度が変化する
ように印刷データを作成し、この印刷データにしたがっ
てインクジェット印刷法により多数個の印刷ドットを上
記導光板の裏面に形成することに特徴づけられる。
【0021】この第2の側面による製造方法によって製
造される面照明装置用導光板もまた、前述したと同様の
利点が得られることは明らかである。
【0022】本願発明の第3の側面によれば、やはり面
照明装置用導光板の製造方法が提供され、この方法は、
表面を照明光放射面とし、裏面に反射印刷が施された面
照明装置用導光板の製造方法であって、光源が配置され
るべき位置からの距離にしたがってドット密度が変化す
るように印刷データを作成し、この印刷データにしたが
ってインクジェット印刷法により裏面に多数個の印刷ド
ットを印刷した試作導光板を形成するステップ、上記試
作導光板の表面の各位置での光度を計測し、各位置での
光度が平均化されるように上記印刷データを修正するス
テップ、上記修正された印刷データにしたがってインク
ジェット印刷法により、導光板の裏面に対する多数個の
印刷ドットの本印刷を行うステップ、を含むことに特徴
づけられる。
【0023】この方法は、インクジェット印刷法が、印
刷データにしたがって、たとえば印刷スクリーン等の作
製を介することなく、所望の印刷パターンの印刷を行う
ことができ、しかも、この印刷データは、たとえばパー
ソナルコンピュータ上で簡便に作成することないし修正
することができることに着目した方法である。
【0024】試作用の印刷データを作成するのも容易で
あれば、試作された導光板の各位置での光度を計測し、
この光度が平均化されるように上記印刷データの修正を
行うことも簡単である。
【0025】したがって、この方法によれば、前述した
特徴を有する面照明装置用導光板が、きわめて簡便に製
造可能である。
【0026】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明より、より明ら
かとなろう。
【0027】
【好ましい実施の形態】図1は、本願発明の面照明装置
の1実施形態であるLEDバックライト10を構成する
ための導光板11の全体斜視図である。この導光板11
は、たとえば透明アクリル樹脂あるいはポリカーボネイ
トを成形することによって得られる。全体としてこの導
光板11は一定厚みをもっており、裏面4隅には、この
導光板11を所定の傾斜をもって機器類に組み込むため
の桁部12が一体成形されている。また、この導光板1
0の左右側縁部には、後述するLED光源20を装着す
るためのスリット13が形成されている。なお、表面側
および裏面側は、滑らかな平面としておけばよい。
【0028】図2は、上記スリット13に装着されるL
ED光源20を示している。側部が開放するボックス状
の反射ケース21の底面には、所定個数のLEDチップ
22がボンディングされている。このケース21の底部
には、リード線23につながる配線パターン24が形成
されている。ボンディングされたLEDチップ22と配
線パターンとの間は、ワイヤボンディングによって結線
されている。そうして、反射ケース21の内部空間は、
エポキシ樹脂等の透明樹脂25が充填されている。
【0029】さて、上記透明導光板11の裏面側には、
上記LED光源20から導光板11の内部に出射された
光を乱反射させるための反射印刷14が施される。この
反射印刷14は、図4および図6に表れているように、
細かなドット14aによって構成され、このドットの色
彩は、白色とされる。この白色ドット14aの密度は、
LED光源20に近い領域においては粗く図4(D) ,図
6(D′) 、LED光源20から遠い領域においてより密
となっている(図4(E) ,図6(E′) 。そうして、この
ような白色ドット14aは、本願発明において、インク
ジェット印刷法によって印刷形成される。
【0030】LED光源20の特性、導光板11の透明
度、LED光源20の特性を加味したこのLED光源か
らの距離等により、まず、ドットパターンを表す印刷デ
ータが、たとえばパーソナルコンピュータ上で作成され
る(図8,S1)。この印刷データの作成は、上記のよ
うな、LED光源20の特性や導光板11の透明度、あ
るいはその大きさ、導光板におけるLED光源の配置位
置等から、経験則を加味したソフトウェアにより、導光
板11の表面各部位からの光度が均一となるように作成
される。
【0031】そして、こうして作成された印刷データに
基づき、インクジェット印刷法により、導光板11の裏
面にドットパターンを印刷した試作品が作製される(図
8,S2)。
【0032】こうした作製された試作導光板11′にL
ED光源20を装着し、このLED光源20を発光させ
た状態において、導光板表面の発光をチェックする。た
とえば、LED駆動状態において、導光板11′の表面
に光センサを走査させ、導光板11′表面上の光度分布
データを収集する(図8,S3)。
【0033】このような光度分布データに基づき、上記
印刷データの修正を行う(図8,S4,S5)。具体的
には、平均光度を超過して明るい部位についてはドット
密度をより粗くし、平均光度より暗い部位についてはド
ット密度をより密とするという修正を行う。この修正
は、たとえばデータに基づくドットパターンと計測され
た光度分布とを合わせ画面に表示させ、オペレータがマ
ニュアルで上記データの修正を行うようにしてもよい
し、ソフトウェアの力を借りて自動的に修正を行っても
よい。
【0034】こうして修正された印刷データに基づき、
再度上記導光板11の裏面にインクジェット印刷法によ
る印刷を行い(図8,S2)、こうして再度ドットパタ
ーンの印刷が行われた導光板につき、上記と同様な光度
分布のチェックを行う(図8,S3,S4)。この分布
が、許容される範囲であれば(図8,S4でYES)、
上記修正された印刷データを本印刷用のデータとして確
定し(図8,S5)、この修正データに基づき、本印刷
としての大量印刷を行う(図8,S7)。
【0035】すでに説明したように、インクジェット印
刷法は、印刷データに基づき、インクジェットプリント
ヘッドを駆動して印刷を行う方式である。このインクジ
ェットプリントヘッド30は、図7に模式的に示すよう
に、微小な圧力室31に導入されたインクをノズル32
から飛翔させ、これを印刷対象に付着させる印刷方式で
ある。圧力室31の圧力を高める手法としては、圧電素
子を作動させるものや、圧力室の一部の温度を瞬間的に
高めて気泡を発生させて、この気泡発生による圧力によ
りインク液滴を飛翔させるものなどがある。そして、図
7に表れているように、このインクジェット印刷法は、
インクジェットプリントヘッド30を印刷対象Sから離
した状態で印刷を行える方式である。
【0036】したがって、図に示した実施形態のよう
に、裏面に桁部12等の凹凸が存在する導光板11に対
しても、問題なく、印刷データにしたがった正確な印刷
を行うことができるのである。
【0037】最近の技術進歩により、上記インクジェッ
トプリントヘッド30の解像度は、600dpiないし
1200dpiに至っている。したがって、画像を構成
する最小単位のドットは、きわめて小さなものとするこ
とができる。したがって、上記ドットパターンを構成す
る各白色ドットの大きさを、スクリーン印刷等による場
合に比較して大いに小さくすることができる。本願発明
においては、このような個々の白色ドットの大きさを変
化させることなく、その密度をLED光源からの距離に
よって違えるのである。
【0038】LED光源20から発せられて導光板11
の内部に側面から入射された光は、導光板11の表面で
の全反射、裏面における白色ドット印刷部以外の部位で
の全反射、白色ドット14aが印刷された部位での乱反
射を繰り返すことにより、導光板11の全域に行き渡
る。このうち、導光板11の表面に対する垂線に対して
所定角度以下の入射角で進む光が外部に放射されること
になるが、外部からみた場合、導光板の全域に光が行き
渡っているために、上記のようにして外部に放射される
光によって、導光板の表面全域に光っているように見え
る。
【0039】そして、LED光源20からの距離が遠い
ほど上記白色ドット14aの密度が高められていること
から、LED光源20から遠いほど、すなわち、図に示
す実施の形態においては中央部ほど、導光板11の裏面
から逃げる光を少なくしてLED光源から遠いことによ
る表面側光度低下を補償し、導光板の表面全域が均等に
光って見えるようになる。しかも、各白色ドットは、そ
の大きさが小さいので、表面側の光度にムラが生じるこ
とを都合よく回避することができる。
【0040】もちろん、本願発明の範囲は、図に示し、
かつ上述した実施の形態に限定されるものではない。実
施形態では、個々の白色ドットの大きさを一定にし、そ
の密度を変化させるようにしたが、インクジェット印刷
法によれば、あらゆる印刷パターンの形成が可能であ
り、ドットパターンの具体的形態は種々変更可能であ
る。要は、データを修正することにより、印刷スクリー
ン等の中間物を介在させることなく、直接的にプリント
ヘッドを駆動して印刷を行うことによる利点を本願発明
は享受できるのである。
【0041】また、図に示す実施の形態においては、導
光板11の左右側縁部にスリット13を設け、このスリ
ット内にLED光源20を組み込んだが、導光板11と
LED光源を別体とし、LED光源を導光板の周辺部に
配置する場合も、もちろん本願発明の範囲に含まれる。
この場合、光源としての、LEDチップを透明樹脂に組
み込んだケースを有する光源以外に、図9に示すよう
に、基板26にLEDチップ22をボンディングし、そ
のボンディング部を樹脂封止した形態のものや、図10
に示すようないわゆるLEDランプ27を用いることも
でき、さらには、図11に示すようなチップ型LED2
8を採用してこれを所定形状の導光板11の周辺部に配
置する場合も、もちろん本願発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の面照明装置の一実施形態であるLE
Dバックライトの一例の全体斜視図である。
【図2】図1のLEDバックライトに組み込まれるLE
D光源を示す拡大斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】(D) は図3のD部拡大断面図、(E) は図3のE
部拡大断面図である。
【図5】図1に示すLEDバックライトの底面図であ
る。
【図6】(D′) は図5のD′部拡大図、(E′) は図5の
E′部拡大図である。
【図7】インクジェットプリントヘッドによる印刷原理
を説明するための模式図である。
【図8】本願発明の導光板の製造方法の一形態を説明す
るための流れ図である。
【図9】LED光源の他の例の説明図である。
【図10】LED光源のさらに他の例の説明図である。
【図11】LED光源のさらに他の例の説明図である。
【図12】従来のLEDバックライトの一例を示す斜視
図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】(A) は図13のA部拡大断面図、(B) は図1
3のB部拡大断面図、(C) は図13のC部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10 LEDバックライト 11 導光板 14 反射印刷 14a 印刷ドット 20 LED光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を照明光放射面とし、裏面に反射印
    刷が施された導光板と、この導光板に光を供給するため
    の光源とを備える面照明装置であって、 上記反射印刷は、インクジェット印刷による多数個の印
    刷ドットにより形成されていることを特徴とする、面照
    明装置。
  2. 【請求項2】 上記印刷ドットの密度は、上記光源から
    遠ざかるにしたがって密となるようにしてある、請求項
    1に記載の面照明装置。
  3. 【請求項3】 表面を照明光放射面とし、裏面に反射印
    刷が施された面照明装置用導光板の製造方法であって、 光源が配置されるべき位置からの距離にしたがってドッ
    ト密度が変化するように印刷データを作成し、この印刷
    データにしたがってインクジェット印刷法により多数個
    の印刷ドットを上記導光板の裏面に形成することを特徴
    とする、面照明装置用導光板の製造方法。
  4. 【請求項4】 表面を照明光放射面とし、裏面に反射印
    刷が施された面照明装置用導光板の製造方法であって、 光源が配置されるべき位置からの距離にしたがってドッ
    ト密度が変化するように印刷データを作成し、この印刷
    データにしたがってインクジェット印刷法により裏面に
    多数個の印刷ドットを印刷した試作導光板を形成するス
    テップ、 上記試作導光板の表面の各位置での光度を計測し、各位
    置での光度が平均化されるように上記印刷データを修正
    するステップ、 上記修正された印刷データにしたがってインクジェット
    印刷法により、導光板の裏面に対する多数個の印刷ドッ
    トの本印刷を行うステップ、を含むことを特徴とする、
    面照明装置用導光板の製造方法。
JP7223126A 1995-08-31 1995-08-31 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法 Pending JPH0968614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223126A JPH0968614A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223126A JPH0968614A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968614A true JPH0968614A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16793227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7223126A Pending JPH0968614A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0968614A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002260425A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Temusu:Kk 照明表示装置
JP2012109235A (ja) * 2010-10-25 2012-06-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 導光板の製造方法
US20120148757A1 (en) * 2010-12-09 2012-06-14 Seiren Co., Ltd. Method for manufacturing light guide plate
JP2012128971A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Okura Ind Co Ltd 導光板
WO2012105294A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 住友化学株式会社 導光板用紫外線硬化型インクジェットインク及びこれを用いた導光板
JP2012151048A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Sumitomo Chemical Co Ltd 導光板の製造方法および製造装置、導光板、これを備えた面光源装置および透過型画像表示装置
WO2012137537A1 (ja) 2011-04-08 2012-10-11 武藤工業株式会社 導光板作成方法及び装置
JP2012220953A (ja) * 2012-03-28 2012-11-12 Muto Kogyo Kk 導光板作成方法及び装置
EP2546316A1 (en) * 2011-07-11 2013-01-16 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Masking film-attached original plate for light guide plate
CN103322435A (zh) * 2012-03-22 2013-09-25 北京美科艺数码科技发展有限公司 照明装置
WO2014045910A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 武藤工業株式会社 面発光照明装置の色温度の調整方法及び面発光照明装置を作成するための印刷装置
WO2014045911A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 武藤工業株式会社 導光板作成方法及び装置
KR20140135765A (ko) 2012-03-30 2014-11-26 무토 고교 가부시키가이샤 도광판 작성 방법 및 장치
CN104698527A (zh) * 2015-01-26 2015-06-10 深圳市天诺通光电科技有限公司 一种在pmma导光板上制备微点阵图案的方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002260425A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Temusu:Kk 照明表示装置
JP2012109235A (ja) * 2010-10-25 2012-06-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 導光板の製造方法
US20120148757A1 (en) * 2010-12-09 2012-06-14 Seiren Co., Ltd. Method for manufacturing light guide plate
JP2012128971A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Okura Ind Co Ltd 導光板
JP2012151048A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Sumitomo Chemical Co Ltd 導光板の製造方法および製造装置、導光板、これを備えた面光源装置および透過型画像表示装置
WO2012105294A1 (ja) * 2011-01-31 2012-08-09 住友化学株式会社 導光板用紫外線硬化型インクジェットインク及びこれを用いた導光板
JP2012220694A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Muto Kogyo Kk 導光板作成方法及び装置
CN102729677A (zh) * 2011-04-08 2012-10-17 武藤工业株式会社 导光板制作方法以及装置
WO2012137537A1 (ja) 2011-04-08 2012-10-11 武藤工業株式会社 導光板作成方法及び装置
EP2546316A1 (en) * 2011-07-11 2013-01-16 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Masking film-attached original plate for light guide plate
CN103322435A (zh) * 2012-03-22 2013-09-25 北京美科艺数码科技发展有限公司 照明装置
JP2012220953A (ja) * 2012-03-28 2012-11-12 Muto Kogyo Kk 導光板作成方法及び装置
KR20140135765A (ko) 2012-03-30 2014-11-26 무토 고교 가부시키가이샤 도광판 작성 방법 및 장치
US9921365B2 (en) 2012-03-30 2018-03-20 Mutoh Industries Ltd. Light-guide-plate creation method and device
WO2014045910A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 武藤工業株式会社 面発光照明装置の色温度の調整方法及び面発光照明装置を作成するための印刷装置
WO2014045911A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 武藤工業株式会社 導光板作成方法及び装置
CN104620042A (zh) * 2012-09-20 2015-05-13 武藤工业株式会社 导光板制作方法以及装置
CN104698527A (zh) * 2015-01-26 2015-06-10 深圳市天诺通光电科技有限公司 一种在pmma导光板上制备微点阵图案的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0167700B1 (ko) 칼라 필터, 칼라 필터를 사용하는 디스플레이 디바이스, 디스플레이 디바이스 및 잉크 젯 헤드를 포함하는 장치 및 칼라 필터 제조 방법 및 장치
US7706050B2 (en) Integrated modulator illumination
US6244702B1 (en) Method and apparatus for producing color filter, color filter, liquid crystal display device and apparatus having the liquid crystal display device
JPH0968614A (ja) 面照明装置および面照明装置用導光板の製造方法
TWI596406B (zh) 光導元件
KR100574206B1 (ko) 조명 장치 및 액정 표시 장치
TWI502230B (zh) 光導元件
KR100639575B1 (ko) 광 추출 도트를 가진 광학소자 및 이를 이용한 표시장치
JP5299771B2 (ja) 面発光装置
JP2010080280A (ja) 面光源装置及び表示装置
KR101227287B1 (ko) 도광판, 면광원 장치, 및 투과형 화상 표시 장치
JP2010073574A (ja) 面光源装置及び表示装置
KR20100094341A (ko) 도광판의 제조방법, 도광판, 및 이 도광판을 이용한 발광식 간판
JP2004240294A (ja) 電気光学パネルの製造方法及び電気光学パネル、並びにこの電気光学パネルを備えた電気光学装置及び電子機器
JP4175299B2 (ja) カラーフィルタおよび表示装置
EP2562590B1 (en) Illumination unit and display apparatus using the same
JP5929102B2 (ja) 印刷方法、および印刷装置
JP4438801B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4752378B2 (ja) 光学板の製造方法
JP5533611B2 (ja) バックライトユニット及びこれを用いた映像表示装置
CN215151891U (zh) 光固化3d打印机光机以及打印机
JP2008275916A (ja) 表示装置
TWI479208B (zh) Method and device for making light guide plate for LCD TV
KR101096514B1 (ko) 백라이트 어셈블리, 그것의 제조 방법, 이 백라이트 어셈블리를 포함하는 액정표시장치
JP4618256B2 (ja) パターン形成方法、配向膜形成方法、液滴吐出装置及び配向膜形成装置