JPH0968247A - ブッシュ - Google Patents

ブッシュ

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Publication number
JPH0968247A
JPH0968247A JP22223595A JP22223595A JPH0968247A JP H0968247 A JPH0968247 A JP H0968247A JP 22223595 A JP22223595 A JP 22223595A JP 22223595 A JP22223595 A JP 22223595A JP H0968247 A JPH0968247 A JP H0968247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
elastic member
peripheral surface
stopper member
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22223595A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Moriwaki
文弘 森脇
Toshiro Kurusu
俊郎 来栖
Katsuyuki Miyabayashi
克行 宮林
Eiichi Kusama
栄一 草間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP22223595A priority Critical patent/JPH0968247A/ja
Publication of JPH0968247A publication Critical patent/JPH0968247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブッシュの使用時において異音が発生しない
ようにするとともに、同ブッシュの耐久性の向上を図
る。 【解決手段】 同軸的に配置した内筒11と外筒12と
の間に弾性部材13を介装してブッシュ本体10を一体
的に構成する。弾性部材13に軸線方向へ貫通した空隙
13a,13bを形成し、同空隙13a,13bにブッ
シュ本体10に組み付けたストッパ部材20の脚部2
2,23を侵入させる。脚部22,23の外周面上に周
方向の複数の溝22a,23aを設け、外筒12に軸方
向と直角方向の外力が作用しても、空隙13a,13b
の内周面と脚部22,23の外周面とが面全体で接触す
ることをなくす。この状態でブッシュ本体10にこじり
力が作用しても、接触部分の空気、水、泥、氷、ほこり
などの異物は溝22a,23aを介して外部に放出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のサス
ペンション装置に組み込まれるブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のブッシュとしては、
例えば特開平5−10359号公報に示されているよう
に、同軸的に配置された内筒と外筒との間に弾性部材を
介装して固着してなるとともに同弾性部材に軸線方向へ
貫通した空隙を形成してなるブッシュ本体と、ブッシュ
本体に組み付けられて一部を前記空隙に侵入させてなる
ストッパ部材とからなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のブ
ッシュにあっては、外筒に軸線方向と直角方向の外力が
作用した状態でブッシュ本体にこじり力が作用すると、
弾性部材の空隙内周面と同内周面に対向したストッパ部
材の外周面とが面全体で接触した状態で擦れるために、
接触部分に空気、水、泥などがたまっていたり、氷が付
着している場合、不快な異音が発生する。また、同接触
部分に泥、ほこりなどがたまっている場合には、弾性部
材とストッパ部材との接触面の摩耗も大きく、ブッシュ
の耐久性が悪化する。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、異音が発生しないとともに耐久
性の良好なブッシュを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、同軸的に配置された内筒
と外筒との間に弾性部材を介装して固着してなるととも
に同弾性部材に軸線方向へ貫通した空隙を形成してなる
ブッシュ本体と、ブッシュ本体に組み付けられて一部を
前記空隙に侵入させてなるストッパ部材とからなるブッ
シュにおいて、弾性部材の空隙内周面又は同内周面に対
向するストッパ部材の外周面に複数の溝を設けたことに
ある。
【0006】
【発明の作用効果】上記のように構成した本発明におい
ては、弾性部材の空隙内周面又は同内周面に対向するス
トッパ部材の外周面に複数の溝を設けたので、外筒に軸
方向と直角方向の外力が作用しても、弾性部材の空隙内
周面と同内周面に対向したストッパ部材の外周面とが面
全体で接触することはなく、溝部において非接触に保た
れる。したがって、この状態でブッシュ本体にこじり力
が作用しても、接触部分にたまった空気、水、泥、氷、
ほこりなどは溝を介して外部に放出され、前記こじり力
が作用した状態でも異音を発生することがなくなる。ま
た、泥、ほこりなどによる弾性部材とストッパ部材との
接触面の摩耗も少なくなり、ブッシュの耐久性も向上す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は同実施形態に係り車両用サ
スペンション装置内に組み込まれるブッシュの縦断正面
図であり、図2は図1のブッシュの左側面図である。
【0008】このブッシュは、円筒状に金属成形した内
筒11及び外筒12と、内筒11及び外筒12との間に
介装して固着したゴムなどからなる弾性部材13とを一
体的に構成したブッシュ本体10を備えている。弾性部
材13は同軸的に配置した内筒11と外筒12との間に
加硫接合されて形成され、同部材13には周方向に沿っ
た一対の長孔が軸線方向に貫通して空隙13a,13b
を形成している。なお、弾性部材13の端面であって内
筒11の外周面に接するように設けられた方形状の一対
の突起13c,13dは、ブッシュをサスペンションア
ームに圧入固定する際の位置決め用のものである。
【0009】このブッシュ本体10には、ストッパ部材
20が組み付けられている。ストッパ部材20は、弾性
部材13より硬質のゴム、金属にゴムを加硫させたも
の、樹脂などの剛性の比較的高い材料により一体成形さ
れており、環状部21と一対の脚部22,23とからな
る。環状部21の内径は内筒11の外径にほぼ等しく設
定され、同環状部21は内筒11の端部外周面上に圧入
固定されている。脚部22,23は環状部21の相対向
する位置から軸線方向に延設されており、弾性部材13
に設けた空隙13a,13b内に侵入している。ストッ
パ部材20の組付け状態にて空隙13a,13bの内周
面に対向する脚部22,23の外周面上には、図3に示
すように、複数の溝22a,23aが周方向に沿って設
けられている。
【0010】なお、ストッパ部材20の環状部21の端
部外周面上に設けた切欠き21a,21bは、その形状
によりストッパ部材20の材質などの種類の違いを表す
ものである。これにより、ブッシュ本体10を共通にし
て種々の特性のストッパ部材20をブッシュ本体10に
組み付けた場合に、切欠き21a,21bの形状により
ブッシュの特性を識別できるようになる。
【0011】次に、上記のように構成したブッシュの作
用について説明すると、ストッパ部材20を内筒11上
に組み付けた状態では、図1に示すように、ストッパ部
材20の脚部22,23の内周面は弾性部材13の空隙
13a,13bの内周面に当接している。また、この状
態では、脚部22,23の外周面は弾性部材13の空隙
13a,13bの内周面から若干離れている。
【0012】一方、前記のようにストッパ部材20を組
み付けたブッシュを車両のサスペンション装置内に組み
込んだ状態で、図4の矢印で示すような軸線方向と直角
な方向から外筒12に外力が付与されると、ストッパ部
材20の脚部22の外周面は弾性部材13の空隙13a
の内周面に当接する。しかし、ストッパ部材20の脚部
22の外周面には複数の溝22aを設けてあるので、同
脚部22の外周面は弾性部材13の空隙13aの内周面
に対して面全体で接触することはなく溝22aの部分に
おいて非接触に保たれる。また、図4の矢印方向と反対
方向の外力が外筒12に付与されて、ストッパ部材20
の脚部23の外周面と弾性部材13の空隙13bの内周
面とが当接した場合にも、これらの両面は溝23aの部
分において非接触に保たれる。
【0013】したがって、この状態で、ブッシュ本体1
0にこじり力が作用しても、脚部22,23の外周面と
弾性部材13の空隙13a,13bの内周面との接触部
分にたまった空気、水、泥、氷、ほこりなどは溝22
a,23aを介して外部に放出され、前記こじり力が作
用した状態でも異音を発生することがなくなる。また、
泥、ほこりなどが外部に放出される結果、前記接触面の
摩耗も少なくなり、ブッシュの耐久性も向上する。
【0014】なお、上記実施形態においては脚部22,
23の外周面側に溝22a,23aを設けるようにした
が、図5に示すように、同外周面と対向する弾性部材1
3の空隙13a,13bの内周面上に周方向に沿った複
数の溝13a1,13b1(ただし、溝13a1のみを
図示)を設けるようにしてもよい。これによっても、溝
13a1,13b1は上記実施形態の溝22a,23a
と同じ機能を発揮するので、上記実施形態と同様な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るブッシュの縦断正
面図である。
【図2】 同ブッシュの左側面図である。
【図3】 図1のA部の拡大断面図である。
【図4】 外筒に軸線方向と直角な外力が付与された状
態を示す同ブッシュの縦断正面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係るブッシュの前記
A部に対応する部位の拡大断面図である。
【符号の説明】
10…ブッシュ本体、11…内筒、12…外筒、13…
弾性部材、13a,13b…空隙、20…ストッパ部
材、21…環状部、22,23…脚部、22a,23a
…溝、13a1,13b1…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 栄一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的に配置された内筒と外筒との間に
    弾性部材を介装して固着してなるとともに同弾性部材に
    軸線方向へ貫通した空隙を形成してなるブッシュ本体
    と、前記ブッシュ本体に組み付けられて一部を前記空隙
    に侵入させてなるストッパ部材とからなるブッシュにお
    いて、前記弾性部材の空隙内周面又は同内周面に対向す
    るストッパ部材の外周面に複数の溝を設けたことを特徴
    とするブッシュ。
JP22223595A 1995-08-30 1995-08-30 ブッシュ Pending JPH0968247A (ja)

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