JPH0968094A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

Info

Publication number
JPH0968094A
JPH0968094A JP7221506A JP22150695A JPH0968094A JP H0968094 A JPH0968094 A JP H0968094A JP 7221506 A JP7221506 A JP 7221506A JP 22150695 A JP22150695 A JP 22150695A JP H0968094 A JPH0968094 A JP H0968094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
control
inactive state
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7221506A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Uchikawa
晶 内川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP7221506A priority Critical patent/JPH0968094A/ja
Priority to US08/700,971 priority patent/US5671720A/en
Publication of JPH0968094A publication Critical patent/JPH0968094A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1493Details
    • F02D41/1495Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1473Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation method
    • F02D41/1474Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation method by detecting the commutation time of the sensor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】酸素センサの非活性状態において、空燃比制御
精度を維持して、排気性状,運転性を向上させる。 【解決手段】水温,機関回転速度,機関負荷,排気温等
に基づいて酸素センサの非活性状態を検出する(S1〜
S5)。そして、酸素センサの非活性時には、リッチ時
間TR とリーン時間Tl との比TA/F (TA/F =TR
l )に基づいて(S6,7)、空燃比フィードバック
制御における制御点のずれを検出する。例えば前記比T
A/F が1.1 を越えていて、制御点がリッチ側にずれてい
る場合には、空燃比フィードバック補正係数αの減少比
例制御に用いる比例分PL を増大させるなどして、制御
点をリーン方向に修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の空燃比制
御装置に関し、詳しくは、機関吸入混合気の空燃比を目
標空燃比にフィードバック制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空燃比フィードバック制御装置と
しては、特開昭60−240840号公報等に開示され
るようなものがある。このものは、機関吸入混合気の空
燃比と密接な関係にある排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサ(空燃比センサ)を設け、この酸素センサから
排気中の酸素濃度に応じて出力される検出信号と目標空
燃比である理論空燃比に相当するスライスレベルとの比
較に基づいて、燃料噴射量を補正するための空燃比フィ
ードバック補正係数を比例・積分制御によって実際の空
燃比が目標空燃比に近づくように設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイドル時
などの低排温時には、酸素センサが非活性状態となって
その出力特性が変化するため(図8参照)、高精度な空
燃比制御が行えなくなるという問題があった。即ち、低
排温状態で酸素センサが非活性であると、酸素濃度変化
に対する応答が悪化し、また、リーン出力の持ち上がり
などが発生するため、空燃比変化に追従できずに空燃比
がオーバーリッチ又はオーバーリーン化したり、制御点
がずれる惧れがあった。
【0004】ここで、低排温時にも活性状態を維持させ
るべく、酸素センサにヒータを付加する場合があるが、
かかる構成では、コスト高になってしまうという問題が
ある。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、
酸素センサ(空燃比センサ)の非活性状態においても、
空燃比制御の精度を確保できるようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる内燃機関の空燃比制御装置は、図1に示すよう
に構成される。図1において、空燃比センサは、機関吸
入混合気の空燃比によって変化する排気中の特定成分の
濃度に感応して出力値が変化するセンサである。
【0006】空燃比フィードバック制御手段は、空燃比
センサの出力値に基づいて機関吸入混合気の空燃比を目
標空燃比にフィードバック制御する。一方、非活性状態
検出手段は、前記空燃比センサの非活性状態を検出す
る。また、制御点ずれ検出手段は、非活性状態検出手段
で前記空燃比センサの非活性状態が検出されているとき
に、前記空燃比フィードバック制御手段における制御点
のずれを検出する。
【0007】そして、制御点ずれ補正手段は、制御点ず
れ検出手段により検出された制御点のずれを相殺する方
向に前記空燃比フィードバック制御手段における制御を
補正する。かかる構成によると、空燃比センサが非活性
状態であることによって、制御点のずれ発生が推定され
るときに、実際のずれを検出してこれを補正するので、
非活性状態で空燃比センサの出力特性が活性状態におけ
る特性と異なる特性を示しても、機関吸入混合気の空燃
比を目標空燃比に制御させることが可能となる。
【0008】請求項2記載の発明では、前記制御点ずれ
検出手段が、前記空燃比フィードバック制御手段による
空燃比フィードバック制御中のリッチ時間とリーン時間
との比を、制御点のずれを示すパラメータとして算出す
る構成とした。かかる構成によると、例えば空燃比セン
サの出力特性の変化によって空燃比がリーンシフトして
いることを、リッチ時間に対してリーン時間が長くなっ
ていることに基づいて検出でき、以て、リーン時間をリ
ッチ時間に対して相対的に短くするように補正すること
で、制御点のずれを補正できる。
【0009】請求項3記載の発明では、前記非活性状態
検出手段が、排気温度に基づいて非活性状態を検出する
構成とした。かかる構成によると、空燃比センサの素子
温に相関する排気温度に基づいて空燃比センサの非活性
状態を精度良く検出できる。請求項4記載の発明では、
前記非活性状態検出手段が、機関負荷と機関回転速度と
に基づいて非活性状態を検出する構成とした。
【0010】かかる構成によると、機関負荷と機関回転
速度とに基づいて推定される排気温度に応じて、空燃比
センサの非活性状態を温度センサを必要とせずに検出で
きる。請求項5記載の発明では、前記空燃比フィードバ
ック制御手段が、機関への燃料供給量の比例・積分制御
によって実際の空燃比を目標空燃比に近づけるように制
御する構成であり、前記制御点ずれ補正手段が、前記比
例・積分制御における比例分,積分分,比例制御ディレ
ー時間のうちの少なくとも1つを補正することで、制御
点のずれを補正する構成とした。
【0011】かかる構成によると、例えば制御点がリー
ンシフトしている場合には、リッチ化制御に用いる比例
分,積分分を相対的に増大させるか、又は、リーン方向
への比例制御のディレー時間を増大させることで、制御
点をリッチ方向に修正することが可能となる。請求項6
記載の発明では、前記非活性状態検出手段で前記空燃比
センサの非活性状態が検出されているときに、前記空燃
比フィードバック制御手段における空燃比の制御周期を
検出する制御周期検出手段と、該制御周期検出手段で検
出された制御周期を基準周期に近づける方向に前記空燃
比フィードバック制御手段における制御を補正する制御
周期補正手段と、を設ける構成とした。
【0012】かかる構成によると、制御点のずれと共
に、制御周期が補正され、空燃比センサの非活性状態に
より、運転性や排気性状を悪化させるような制御周期に
なっている状態を所期の制御周期状態に補正することが
できる。請求項7記載の発明では、前記空燃比フィード
バック制御手段が、機関への燃料供給量の比例・積分制
御によって実際の空燃比を目標空燃比に近づけるように
制御する構成であり、前記制御周期補正手段が、前記比
例・積分制御における積分分を補正することで、制御周
期を補正する構成とした。
【0013】かかる構成によると、積分分の増大によっ
て制御周期の短縮が図られ、また、積分分の減少によっ
て制御周期の増大が図られ、基準周期に近づけるように
積分分を補正することで、空燃比センサの非活性状態で
基準周期での空燃比フィードバック制御を行わせること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。内燃機関のシステム構成を示す図2において、内
燃機関1にはエアクリーナ2から吸気ダクト3,スロッ
トル弁4及び吸気マニホールド5を介して空気が吸入さ
れる。吸気マニホールド5の各ブランチ部には、各気筒
別に燃料噴射弁6が設けられている。この燃料噴射弁6
は、ソレノイドに通電されて開弁し、通電停止されて閉
弁する電磁式燃料噴射弁であって、後述するコントロー
ルユニット12からの駆動パルス信号により通電されて開
弁し、図示しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャ
レギュレータにより所定の圧力に調整された燃料を、機
関1に噴射供給する。
【0015】機関1の各燃焼室には点火栓7が設けられ
ていて、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させ
る。そして、機関1からは、排気マニホールド8,排気
ダクト9,三元触媒10及びマフラー11を介して排気が排
出される。コントロールユニット12は、CPU,RO
M,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェイス等
を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種
のセンサからの入力信号を受け、後述の如く演算処理し
て燃料噴射弁6による燃料噴射量を設定して、該燃料噴
射量に応じて燃料噴射弁6の開弁を制御する。
【0016】前記各種のセンサとしては、吸気ダクト3
中にエアフローメータ13が設けられていて、機関1の吸
入空気流量Qに応じた信号を出力する。また、クランク
角センサ14が設けられていて、4気筒の場合、クランク
角180°毎の基準信号REFと、クランク角1°又は2
°毎の単位信号POSとを出力する。ここで、基準信号
REFの周期、或いは、所定時間内における単位信号P
OSの発生数を計測することにより、機関回転速度Nを
算出できる。
【0017】また、機関1のウォータジャケットの冷却
水温度Twを検出する水温センサ15が設けられている。
また、排気マニホールド8の集合部に空燃比センサとし
ての酸素センサ16が設けられており、この酸素センサ16
の出力が排気中の酸素濃度に感応して変化することで機
関吸入混合気の空燃比を検出できるようになっている。
前記酸素センサ16は、例えば大気中の酸素濃度に対する
排気中の酸素濃度の比に応じた起電力を発生する一種の
濃淡電池である。
【0018】更に、排気温度を検出する排温センサ17、
吸気温度を検出する吸気温センサ18が設けられている。
ここにおいて、コントロールユニット12に内蔵されたマ
イクロコンピュータのCPUは、前記吸入空気流量Qと
機関回転速度Nとに基づいて基本燃料噴射量Tpを演算
すると共に、前記酸素センサ16で検出される実際の空燃
比を目標空燃比としての理論空燃比に近づけるように、
空燃比フィードバック補正係数αを比例・積分制御す
る。
【0019】そして、前記基本燃料噴射量Tpを前記空
燃比フィードバック補正係数α等で補正して最終的な燃
料噴射量Tiを演算し、該燃料噴射量Tiに相当するパ
ルス幅の駆動パルス信号を、機関回転に同期した所定タ
イミングで燃料噴射弁6に出力する。前記空燃比フィー
ドバック補正係数αの比例・積分制御は、図6に示すよ
うに、実際の空燃比が目標空燃比よりもリッチである状
態からリーンに反転すると、所定の比例分PR だけ補正
係数αを増大制御し、その後、所定の積分分IR に従っ
て徐々に補正係数αを増大させる。そして、空燃比がリ
ッチに反転すると、今度は、所定の比例分PL だけ補正
係数αを減少制御し、その後、空燃比がリーンに反転す
るまで、所定の積分分IL に従って徐々に補正係数αを
減少制御する(空燃比フィードバック制御手段)。
【0020】更に、酸素センサ16の非活性状態における
空燃比制御精度を維持すべく、図3〜図5のフローチャ
ートに示すルーチンに従って、前記空燃比フィードバッ
ク制御が補正されるようになっている。尚、非活性状態
検出手段,制御点ずれ検出手段,制御点ずれ補正手段,
制御周期検出手段,制御周期補正手段としての機能は、
前記図3〜図5のフローチャートに示すように、コント
ロールユニット12が備えている。
【0021】図3〜図5のフローチャートにおいて、ス
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)〜ステ
ップ5では、酸素センサ16の非活性状態の検出を行う。
即ち、ステップ1〜ステップ5では、下記a〜eの全て
の条件が成立しているか否かを判別し、下記a〜eの条
件が全て成立しているときには、酸素センサ16の非活性
状態を判定してステップ6へ進む。
【0022】a.冷却水温度が所定温度A以下 b.機関回転速度Nが所定速度B以下 c.機関負荷を代表する基本燃料噴射量Tpが所定値C
以下 d.吸気温が所定温度D以下 e.排気温が所定温度E以下 尚、酸素センサ16の非活性状態の検出は、前記a〜eの
中から選択した条件の組み合わせであっても良く、例え
ば排温センサ17及び吸気温センサ18を備えない機関で
は、a〜cの条件が成立しているときに非活性を判定す
る構成であっても良く、逆に、排温センサ17を備える場
合には、b,cの条件を判別しない構成としても良い。
【0023】ステップ6では、前記空燃比フィードバッ
ク制御中におけるリッチ時間TR とリーン時間TL とを
それぞれに計測する(図7参照)。ステップ7では、前
記リッチ時間TR とリーン時間TL との比TA/F (T
A/F=TR /TL )を算出する。尚、前記比TA/F の演
算においては、前記リッチ時間TR 及びリーン時間TL
の平均値を用いるか、複数の比TA/F の平均値を最終的
な値として設定することが好ましい。
【0024】ステップ8では、前記比TA/F が、1.1 以
下でかつ0.9 以上であるか否かを判別する。ここで、前
記比TA/F が、1.1 以下でかつ0.9 以上である場合に
は、リッチ時間TR とリーン時間TL とが略同じで平均
的には目標空燃比に制御されていることになるので、そ
のまま本ルーチンを終了させる。一方、前記比TA/F
1.1 を越えている場合、即ち、リッチ時間が相対的に長
い場合には、空燃比制御点がリッチ側にずれていること
になり、この場合には、かかるリッチ側へのずれを補正
すべくステップ9へ進む。
【0025】ステップ9では、酸素センサ16のリッチ・
リーン反転の周期TAを計測する。ステップ10では、前
記リッチ側にずれている制御点をリーン側に修正すべ
く、リーン→リッチ反転時における補正係数αの減少制
御に用いる比例分PL を増大修正するか、リッチ状態に
おける補正係数αの減少制御に用いる比例分IL を増大
修正するか、補正係数αの比例分PR による増大補正タ
イミングを、リッチ→リーンの反転に対してディレーさ
せる時間を増大させるか、更には、これらの中の複数を
組み合わせて実行することで、リッチ側にずれている制
御点のリーン方向への修正を図る。かかるリーン方向へ
の修正によって、酸素センサ16の非活性によるリッチ側
への制御点のずれを補正して、目標空燃比への制御精度
を確保できるようになる。
【0026】ステップ11では、機関運転条件に応じて設
定される基準周期Toと前記制御周期TAの差ΔTA
(ΔTA=To−TA)を算出する。ステップ12では、
前記差ΔTAが略ゼロであるか否かを判別し、基準周期
Toと実際の制御周期TAとが略同じであって、前記差
ΔTAが略ゼロであるときには、そのまま本ルーチンを
終了させる。
【0027】一方、ステップ12で、前記差ΔTAが、所
定以上のプラスの値を示していると判別された場合に
は、実際の制御周期TAが基準周期Toよりも短いこと
になり、この場合には、制御周期TAを基準周期Toに
近づけるべく、ステップ13へ進んで、補正係数αの積分
制御に用いる積分分IL R にそれぞれ0.9 を乗算し、
該乗算結果をその後の積分制御に用いる積分分とするこ
とで、制御周期TAが延びるようにし、空燃比の振れを
抑制する。
【0028】また、ステップ12で、前記差ΔTAが、所
定以上のマイナスの値を示していると判別された場合に
は、実際の制御周期TAが基準周期Toよりも長いこと
になり、この場合には、制御周期TAを基準周期Toに
近づけるべく、ステップ14へ進んで、補正係数αの積分
制御に用いる積分分IL R にそれぞれ1.1 を乗算し、
該乗算結果をその後の積分制御に用いる積分分とするこ
とで、制御周期TAが短縮され、要求される応答性が確
保されるようにする。
【0029】一方、ステップ8で、前記比TA/F が0.9
を下回っていると判別された場合、即ち、リッチ時間が
相対的に短い場合には、空燃比制御点がリーン側にずれ
ていることになり、この場合には、かかるリーン側への
ずれを補正すべくステップ15以降へ進む。ステップ15〜
ステップ20の処理は、前記ステップ9〜ステップ14と同
様にして行われるが、ステップ16における補正方向がリ
ッチ側へ制御点をずらす方向に行われる点が異なる。
【0030】即ち、ステップ16では、前記リーン側にず
れている制御点をリッチ側に修正すべく、リッチ→リー
ン反転時における補正係数αの増大制御に用いる比例分
Rを増大修正するか、リーン状態における補正係数α
の増大制御に用いる比例分I R を増大修正するか、補正
係数αの比例分PL による減少補正タイミングを、リー
ン→リッチの反転に対してディレーさせる時間を増大さ
せるか、更には、これらの中の複数を組み合わせて実行
することで、リーン側にずれている制御点のリッチ方向
への修正を図る。かかるリッチ方向への修正によって、
酸素センサ16の非活性によるリーン側への制御点のずれ
を補正して、目標空燃比への制御精度を確保できるよう
になる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる内燃機関の空燃比制御装置によると、非活性状態
で空燃比センサの出力特性が活性状態における特性と異
なる特性を示しても、機関吸入混合気の空燃比を目標空
燃比に制御させることができるという効果がある。
【0032】請求項2記載の発明によると、リーン時間
とリッチ時間との比に基づいて制御点のずれを検出し、
リーン時間とリッチ時間とが略同じになって平均的に目
標空燃比になるように、制御点のずれを修正できるとい
う効果がある。請求項3記載の発明によると、排気温度
に基づいて空燃比センサの非活性状態を検出すること
で、空燃比センサの素子温に対応する非活性状態を精度
良く検出できるという効果がある。
【0033】請求項4記載の発明によると、機関負荷と
機関回転速度とに基づいて空燃比センサの素子温に相関
する排気温度を推定して、空燃比センサの非活性状態を
簡便に検出できるという効果がある。請求項5記載の発
明によると、例えば制御点がリーンシフトしている場合
に、リッチ化制御に用いる比例分,積分分を相対的に増
大させるか、又は、リーン方向への比例制御のディレー
時間を増大させることで、制御点をリッチ方向に修正し
て、空燃比センサの非活性状態による制御点のずれを補
正できるという効果がある。
【0034】請求項6記載の発明によると、制御点のず
れと共に、制御周期が補正され、空燃比センサの非活性
状態(応答性悪化)による制御周期の変化を補正するこ
とができるという効果がある。請求項7記載の発明によ
ると、基準周期に近づけるように積分分を補正すること
で、空燃比センサの非活性状態で基準周期での空燃比フ
ィードバック制御を行わせることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明にかかる空燃比制御装置の
構成ブロック図。
【図2】実施の形態を示す内燃機関のシステム構成図。
【図3】制御点ずれの修正制御を示すフローチャート。
【図4】制御点ずれの修正制御を示すフローチャート。
【図5】制御点ずれの修正制御を示すフローチャート。
【図6】空燃比フィードバック制御の様子を示すタイム
チャート。
【図7】リーン時間とリッチ時間との計測の様子を示す
タイムチャート。
【図8】酸素センサの活性状態による出力特性の変化を
示す線図。
【符号の説明】
1 内燃機関 6 燃料噴射弁 12 コントロールユニット 13 エアフローメータ 14 クランク角センサ 15 水温センサ 16 酸素センサ(空燃比センサ) 17 排温センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関吸入混合気の空燃比によって変化する
    排気中の特定成分の濃度に感応して出力値が変化する空
    燃比センサと、 該空燃比センサの出力値に基づいて機関吸入混合気の空
    燃比を目標空燃比にフィードバック制御する空燃比フィ
    ードバック制御手段と、 前記空燃比センサの非活性状態を検出する非活性状態検
    出手段と、 該非活性状態検出手段で前記空燃比センサの非活性状態
    が検出されているときに、前記空燃比フィードバック制
    御手段における制御点のずれを検出する制御点ずれ検出
    手段と、 該制御点ずれ検出手段により検出された制御点のずれを
    相殺する方向に前記空燃比フィードバック制御手段にお
    ける制御を補正する制御点ずれ補正手段と、 を含んで構成された内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御点ずれ検出手段が、前記空燃比フ
    ィードバック制御手段による空燃比フィードバック制御
    中のリッチ時間とリーン時間との比を、制御点のずれを
    示すパラメータとして算出することを特徴とする請求項
    1記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】前記非活性状態検出手段が、排気温度に基
    づいて非活性状態を検出することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】前記非活性状態検出手段が、機関負荷と機
    関回転速度とに基づいて非活性状態を検出することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の空燃比制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記空燃比フィードバック制御手段が、機
    関への燃料供給量の比例・積分制御によって実際の空燃
    比を目標空燃比に近づけるように制御する構成であり、
    前記制御点ずれ補正手段が、前記比例・積分制御におけ
    る比例分,積分分,比例制御ディレー時間のうちの少な
    くとも1つを補正することで、制御点のずれを補正する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    内燃機関の空燃比制御装置。
  6. 【請求項6】前記非活性状態検出手段で前記空燃比セン
    サの非活性状態が検出されているときに、前記空燃比フ
    ィードバック制御手段における空燃比の制御周期を検出
    する制御周期検出手段と、 該制御周期検出手段で検出された制御周期を基準周期に
    近づける方向に前記空燃比フィードバック制御手段にお
    ける制御を補正する制御周期補正手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つ
    に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  7. 【請求項7】前記空燃比フィードバック制御手段が、機
    関への燃料供給量の比例・積分制御によって実際の空燃
    比を目標空燃比に近づけるように制御する構成であり、
    前記制御周期補正手段が、前記比例・積分制御における
    積分分を補正することで、制御周期を補正することを特
    徴とする請求項6記載の内燃機関の空燃比制御装置。
JP7221506A 1995-08-30 1995-08-30 内燃機関の空燃比制御装置 Pending JPH0968094A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7221506A JPH0968094A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 内燃機関の空燃比制御装置
US08/700,971 US5671720A (en) 1995-08-30 1996-08-21 Apparatus and method for controlling air-fuel ratio of an internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7221506A JPH0968094A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 内燃機関の空燃比制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968094A true JPH0968094A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16767786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7221506A Pending JPH0968094A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 内燃機関の空燃比制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5671720A (ja)
JP (1) JPH0968094A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412726B1 (ko) * 2001-10-29 2003-12-31 현대자동차주식회사 자동차의 공연비 제어방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3813044B2 (ja) * 2000-01-05 2006-08-23 本田技研工業株式会社 内燃機関の空燃比制御装置
US7658184B2 (en) * 2008-05-15 2010-02-09 Lycoming Engines, a division of Avco Corportion Method and apparatus for providing fuel to an aircraft engine
CN106996341B (zh) * 2017-03-27 2019-08-23 宁波吉利汽车研究开发有限公司 一种宽域氧传感器响应失效的诊断方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4452207A (en) * 1982-07-19 1984-06-05 The Bendix Corporation Fuel/air ratio control apparatus for a reciprocating aircraft engine
JPS60240840A (ja) * 1984-05-16 1985-11-29 Japan Electronic Control Syst Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JP2592342B2 (ja) * 1990-03-22 1997-03-19 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JPH06504349A (ja) * 1991-01-14 1994-05-19 オービタル、エンジン、カンパニー、(オーストラリア)、プロプライエタリ、リミテッド エンジン総合制御システム
US5239971A (en) * 1991-08-03 1993-08-31 Mitsubishi Denki K.K. Trouble diagnosis device for exhaust gas recirculation system
DE4304966A1 (de) * 1993-02-18 1994-08-25 Bosch Gmbh Robert Lambdawert-Ermittlungsvorrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412726B1 (ko) * 2001-10-29 2003-12-31 현대자동차주식회사 자동차의 공연비 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
US5671720A (en) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2858288B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置における自己診断装置
US5157920A (en) Method of and an apparatus for controlling the air-fuel ratio of an internal combustion engine
US5568725A (en) Apparatus and method for controlling the air-fuel ratio of an internal combustion engine
JP2916831B2 (ja) 空燃比制御装置の診断装置
US6470674B1 (en) Deterioration detecting apparatus and method for engine exhaust gas purifying device
JPH0758054B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置における学習補正装置及び自己診断装置
JPH07229439A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2906205B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0968094A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0552140A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2596054Y2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH04116237A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
US6901920B2 (en) Engine control apparatus having cylinder-by-cylinder feedback control
JPH09324691A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2958595B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH0833126B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH077562Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JPH0968075A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH05248285A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH077563Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JP2855381B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0833133B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH07103040A (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH0953495A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH06272594A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置