JPH0966057A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JPH0966057A
JPH0966057A JP7225376A JP22537695A JPH0966057A JP H0966057 A JPH0966057 A JP H0966057A JP 7225376 A JP7225376 A JP 7225376A JP 22537695 A JP22537695 A JP 22537695A JP H0966057 A JPH0966057 A JP H0966057A
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JP
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ultrasonic
treatment
image
irradiation
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JP7225376A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Etsu
泰行 鉞
Hideki Kosaku
秀樹 小作
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全体のシステムとして小型にし、操作性の向上
を図る。 【解決手段】圧力センサにより検出したアプリケータ内
の超音波伝搬媒体の圧力変化により超音波の照射トリガ
を発生させるもの。また、タッチパネルモニタ26-1上
の治療部位の軌跡を入力して、超音波の焦点をその軌跡
に追従して移動させるもの。さらに、超音波の照射情報
と画像情報とを関連付けて一緒に記憶し、表示装置の画
面上に超音波の照射情報と画像情報とを同時にそれぞれ
関連付けて表示し、操作パネルの操作により指定した画
像を拡大表示するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体内の治療部
位に超音波を集束させて治療を行う超音波治療装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波治療装置は、例えば、生体内の管
状組織に詰まった結石に超音波を集束させて、結石を破
砕して治療を行うものである。結石の他にも、腫瘍等の
治療部位に超音波を集束させて腫瘍等を破砕又は高温度
加熱して組織変性させて排除する場合もある。
【0003】ところで、管状組織に詰まった結石や腫瘍
等は組織に付着しており、呼吸、心拍等の各種体動に応
じて移動しており、静止していない。超音波治療装置で
は、このように移動する照射目標に対して、超音波の照
射を正確に的中させるために、各種同期装置を必要とし
ていた。
【0004】例えば、呼吸同期を取る呼吸モニタ装置と
しては、特願昭61−73869号に記載されているよ
うに、患者の鼻や口の付近を覆ったトランジューサを使
用して、呼吸流量を測定することにより呼吸パターンを
検出するものや、腹部又は胸部にベルトを巻き付けて、
その伸縮を測定することで呼吸パターンを検出するもの
がある。また、心拍同期を取る装置としては、心電図を
使用したものがある。
【0005】このような呼吸モニタ装置や心拍同期装置
を超音波治療装置に接続して、超音波の照射タイミング
を連動させることにより、常に超音波の焦点を治療部位
に一致させた時の患者の状態と同じ時に、超音波を発射
して超音波の焦点が照射目標の治療部位から外れないよ
うにしていた。
【0006】また、従来の超音波治療装置では、治療を
行う治療部位に関する画像を表示するモニタは1つの装
置として一体化されていたが、この画像を記憶する装置
や照射した超音波に関する履歴情報を記録する装置は、
別体として独立して存在しており、それぞれ個別に操作
する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の超音波治療装置では呼吸モニタ装置や心拍同期装置と
接続しなければならないので、全体のシステムとして大
きくなり、コストが高くなるという問題がある。
【0008】また、呼吸モニタ装置や心拍同期装置によ
り呼吸同期や心拍同期を取っていため、呼吸モニタ装置
や心拍同期装置( 心電図 )等の測定装置を患者に取付け
なければならず、しかも同期のタイミングを待つため、
治療時間が長くかかり、患者の負担が大きいという問題
があった。
【0009】さらに、従来の超音波治療装置では、画像
記憶装置や超音波の照射の履歴情報を記録する装置等を
接続しなければならず、全体のシステムとして大きくな
り、コストが高くなるという問題がある。
【0010】また、画像記憶装置や超音波の照射の履歴
情報を記録する装置がそれぞれ独立して存在していたた
め、治療画像及び超音波の履歴情報がそれぞれ関係付け
られて記録( 記憶 )されていないので、人的に治療画像
の履歴情報と超音波の履歴情報との関係( 例えば照射数
過程的関係 )を書き留めておく等の対処が必要であり、
治療画像と超音波の履歴情報の管理が複雑になり、治療
後に記憶された治療画像の履歴情報と超音波の照射の履
歴情報とを解析する時にも、それらの書き留めておいた
情報を参照しなければならず、診断能が悪いという問題
があった。そこでこの発明は、全体のシステムとして小
型にすることができ、操作性の向上を図ることができる
超音波治療装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
生体内の治療部位に超音波を集束させて治療を行う超音
波治療装置において、超音波を生体内へ伝搬するための
溶液を内包する膜と、この膜内における溶液の圧力を検
出する圧力センサと、この圧力センサにより検出された
圧力に基づいて超音波の照射を制御する照射制御手段と
を設けたものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、照射制御手段は、圧力センサにより検出さ
れた圧力に基づいて、超音波の集束位置を移動する焦点
制御手段を備えたものである。
【0013】請求項5記載の発明は、生体内の治療部位
に超音波を集束させて治療を行う超音波治療装置におい
て、生体の画像を表示するモニタと、このモニタに表示
されている画像から、治療部位の位置を指定入力する画
像位置入力手段と、この画像位置入力手段により指定入
力された位置情報に基づいて、超音波の照射を制御する
照射制御手段とを設けたものである。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5又は請求
項6のいずれか一項記載の発明において、照射制御手段
は、画像位置入力手段により指定入力された位置情報に
基づいて、超音波の集束位置を移動する焦点制御手段を
備えたものである。
【0015】請求項10記載の発明は、生体内の治療部
位に超音波を集束させて治療を行う超音波治療装置にお
いて、生体内へ照射された超音波の超音波照射情報及び
生体内の治療部位を示す画像情報を記録する治療情報記
録手段と、治療情報記録手段により記録された超音波照
射情報及び画像情報を関連付けて並列表示する治療情報
表示手段とを設けたものである。
【0016】請求項1記載の発明においては、生体の体
動は、膜を介して溶液に伝搬し、この溶液の圧力が圧力
センサにより検出される。この体動周期に応じて圧力セ
ンサにより検出される圧力が変化する。照射制御手段に
より、超音波の照射が圧力センサにより検出された圧力
に基づいて制御される。
【0017】従って、呼吸同期装置又は心拍同期装置等
を接続せずに、自動的に生体の体動に応じて、超音波の
照射が制御される。最も単純な制御の例としては、所定
のしきい値を越えるタイミングを、超音波の照射タイミ
ングとするものがあり、その所定のしきい値は任意に設
定できる。
【0018】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の作用の照射制御手段による圧力センサによ
り検出された圧力に基づく超音波の照射の制御として、
焦点制御手段により、その検出圧力に基づいて機械的又
は電気的な制御で超音波の集束位置が移動させられる。
【0019】請求項5記載の発明においては、モニタに
より生体内の治療部位を示す画像が表示され、このモニ
タに表示されている画像から、治療部位の位置が画像位
置入力手段により指定入力される。
【0020】すると、この指定入力された位置情報に基
づいて、照射制御手段により、超音波の照射が制御され
る。すなわち、生体の体動に応じて超音波を照射する治
療部位も周期的に同一軌道上を移動し、この対象の軌道
が位置情報から認識することができ、この認識された軌
道に基づいて、超音波の照射が制御される。最も単純な
制御の例としては、軌道上の所定点を照射点として登録
して、この所定点に対象が到達するタイミングを、超音
波の照射タイミングとするものである。
【0021】請求項7記載の発明においては、請求項5
又は請求項6のいずれか一項記載の発明の作用の照射制
御手段による指定入力された位置情報に基づく超音波の
照射の制御として、焦点制御手段により、その位置情報
に基づいて、機械的又は電気的な制御で超音波の集束位
置が移動させられる。
【0022】請求項10記載の発明においては、生体内
へ照射された超音波の超音波照射情報及び生体内の治療
部位を示す画像情報が治療情報記録手段により記録さ
れ、治療情報表示手段により、治療情報記録手段により
記録された超音波照射情報及び画像情報が関連付けられ
て並列表示される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図1乃至図4を参照して説明する。図1は、この発
明を適用した超音波治療装置の要部構成を示すブロック
図である。1は、アプリケータである。このアプリケー
タ1は、集束超音波を発生する複数個の振動子と、この
振動子の超音波照射面側に設けられた患者に接触する膜
とを備え、その振動子と膜との間には、超音波伝搬媒体
( 例えば水 )が封入されている。このアプリケータ1に
は、前記超音波伝搬媒体に作用する圧力を検出して、検
出圧力信号を出力する圧力センサ2が設けられている。
【0024】保持装置駆動回路3は、前記アプリケータ
1全体を保持すると共にその位置の移動及び向きの調節
を行う保持装置4を駆動する。パルサ5は、前記アプリ
ケータ1の複数個の振動子を通電制御により駆動させ
て、各振動子から超音波を送波させる。
【0025】また、前記圧力センサ2からの検出圧力信
号は、過圧迫回路6及び同期回路7へ供給される。前記
過圧迫回路6は、患者にかける圧力の許容最大値として
の閾値が設定されており、前記圧力センサ2からの検出
圧力信号がこの閾値を超えたときに、強制停止信号を制
御回路8へ出力する。前記同期回路7では、超音波の照
射タイミングを発生させるための設定値が任意に設定で
き、前記圧力センサ2からの検出圧力信号がその設定値
を超えた瞬間に、前記同期回路7は、照射トリガを前記
制御回路8へ出力する。
【0026】この制御部本体を構成する制御回路8は、
同期回路7から出力される照射トリガに基づいて、超音
波を照射する制御信号を遅延回路9へ出力する。この遅
延回路9は、前記制御回路8からの超音波照射の制御信
号を入力すると、前記パルサ5へ複数個の各振動子を制
御するための遅延制御信号を出力する。
【0027】この遅延制御信号により、前記パルサ5
は、各振動子を駆動して、各振動子から発生した超音波
を集束させて焦点を形成させる。すなわち集束超音波を
形成させる。
【0028】また、前記制御回路8は前記保持装置駆動
回路3を制御し、この制御により前記保持装置4は、前
記アプリケータ1の位置の移動を行うと共に、前記アプ
リケータ1の向きの調整を行う。前記過圧迫回路6から
強制停止信号が出力されたときには、前記制御回路8
は、前記保持装置駆動回路3を制御して、前記保持装置
4による前記アプリケータ1の位置の移動及び前記アプ
リケータ1の向きの調整を停止する。
【0029】一方、前記圧力センサ2から出力される検
出圧力信号は、前記同期回路7に入力された後、前記制
御回路8へ入力される。この制御回路8は、その検出圧
力信号に基づいて、前記アプリケータ1の複数個の振動
子から照射される超音波の集束位置( 焦点位置 )を、常
に患者の治療部位に位置させるように、前記保持装置駆
動回路3へ制御信号を出力する。この制御信号により、
前記保持装置駆動回路3は、前記保持装置4により前記
アプリケータ1の位置及び向きを変更する。
【0030】あるいは、前記制御回路8は、その検出圧
力信号に基づいて、前記アプリケータ1の複数個の振動
子から照射される超音波の集束位置( 焦点位置 )を、常
に患者の治療部位に位置させるように、前記遅延回路9
へ制御信号を出力する。この制御信号により、前記遅延
回路9は、前記パルサ5を介して前記アプリケータ1の
複数の振動子から照射される超音波の集束位置を移動さ
せる。
【0031】図2( a )、( b )は、それぞれアプリケ
ータ1を示す上面図、正面図である。前記アプリケータ
1は、内部に振動子を配列収容したアプリケータ本体1
-1とそのアプリケータ本体1-1の超音波放射面に設けら
れた弾性材から形成されたアプリケータ膜1-2と、前記
アプリケータ本体1-1と前記アプリケータ膜1-2との間
に封入された超音波伝搬媒体( 水 )1-3と、この超音波
伝搬媒体の圧力を検出する圧力センサ2とから構成され
ている。
【0032】治療時には、アプリケータ膜1-2が患者の
体表11に接触する。図2( b )に示すように、患者の
呼吸などにより体表11が移動( 呼吸性移動 )した際、
前記保持装置4で保持された前記アプリケータ1の位置
( 高さ )は変化せず、アプリケータ膜1-2が変形する。
【0033】このとき、図3に示すように、患者の体表
11と前記アプリケータ本体1-1とを当接させ近づける
と、前記アプリケータ1に対する負荷又は患者に対する
負荷が変化する。これにより、前記アプリケータ1内の
超音波伝搬媒体1-3の圧力が変動する。
【0034】一般的に、呼吸性移動に伴う前記圧力セン
サ2からの検出圧力信号は、図4に示す圧力センサ出力
のグラフのように時間的に変化することになる。そこ
で、前記同期回路7で任意に設定できる設定値をAとす
れば、この図4に示すように、圧力センサ出力がその設
定値Aを越えた瞬間に照射トリガが出力される。
【0035】このような構成の第1の実施の形態におい
ては、図4に示すように、患者の呼吸性移動における同
位相点で超音波の照射トリガが発生する。従って、照射
トリガが発生した状態において、超音波の集束位置( 焦
点位置 )を患者の治療部位に一致するように調整すれ
ば、周期的に移動する治療部位が同じ位置に戻ってきた
時点で超音波を照射することができるので、超音波が間
違いなく治療部位に照射される。
【0036】あるいは、超音波の集束位置を患者の治療
部位に一致するように調整した瞬間の圧力センサ出力の
値を設定値Aとして設定すれば、周期的に移動する治療
部位が超音波の集束位置を患者の治療部位に一致するよ
うに調整した位置に戻ってきた時点で、照射トリガが発
生して超音波を照射することができるので、超音波が間
違いなく治療部位に照射される。
【0037】さらに、制御回路8は必要に応じて、図5
に示す焦点自動合わせ処理を行う。ステップ1( ST1
)の処理として、圧力センサ2から同期回路7を介して
得られた検出圧力信号を圧力データとして取込む。ステ
ップ2( ST2 )の処理として、前回取込んだ圧力デー
タと今回取込んだ圧力データとの差から圧力変化量を算
出する。ステップ3( ST3 )の処理として、その圧力
変化量から治療部位の移動量を算出する。
【0038】ステップ4( ST4 )の処理として、予め
キーボード等により指定されたデータに基づいて、超音
波の焦点合わせを機械的制御により行うか否かを判断す
る。ここで、超音波の焦点合わせを機械的制御により行
うと判断すると、ステップ5( ST5 )の処理として、
ステップ3で得られた治療部位の移動量からアプリケー
タ1の移動量を算出する。
【0039】次に、ステップ6( ST6 )の処理とし
て、その算出された移動量に基づいて、保持装置駆動装
置3を介して保持装置4を駆動し、アプリケータ1をそ
の算出された移動量で移動させる。このステップ6の処
理を終了すると、再び前述したステップ1の処理へ戻る
ようになっている。
【0040】また、前述したステップ4の処理で、超音
波の焦点合わせを機械的制御ではなく、電気的な制御(
電子制御 )により行うと判断すると、ステップ7( ST
7 )の処理として、ステップ3で得られた治療部位の移
動量から電気的焦点の移動量を算出する。
【0041】次に、ステップ8( ST8 )の処理とし
て、その算出された移動量に基づいて、遅延回路のパル
サ( 振動子 )に対する複数の遅延レートの設定を変更す
る。このステップ8の処理を終了すると、再び前述した
ステップ1の処理へ戻るようになっている。
【0042】このようにして、呼吸性移動による圧力セ
ンサ2からの検出圧力信号の変動に応じて、アプリケー
タ1が機械的制御により移動し、又はアプリケータ1の
複数の振動子から照射される超音波の集束位置( 焦点位
置 )がそれぞれ電気的な制御により移動することができ
る。その結果、患者の治療部位の体動による移動に、超
音波の焦点を追従させて移動させることができ、常に超
音波の集束位置( 焦点位置 )が治療部位に一致するの
で、上述したように、患者の呼吸性移動における同位相
点だけでなく、任意の瞬間に超音波を照射させても、照
射された超音波は確実に治療部位に照射される。
【0043】このように第1の実施の形態によれば、ア
プリケータ1の超音波伝搬媒体1-3の圧力を検出する圧
力センサ2を設け、この圧力センサ2により、患者の周
期的な体表の変位を圧力変化として検出する。
【0044】この検出された圧力変化に基づいて、超音
波の照射トリガを発生させることにより、患者の状態が
同じ瞬間に超音波を照射することになり、集束超音波を
患者の治療部位に確実に一致させて照射することができ
る。
【0045】従って、従来の治療装置のように、装置本
体とは別に呼吸モニタ装置等を用意する必要がなく、し
かも患者に負担をかけずに治療を行うことができる。そ
の結果、全体のシステムとして小型にすることができ、
操作性の向上を図ることができ、しかも、患者の治療部
位以外の健康な部位への照射を防止することができる。
【0046】さらに、圧力センサ2により検出された圧
力変化に応じて、アプリケータ1を機械的制御により移
動させ、あるいはアプリケータ1の複数個の振動子から
放射される超音波の焦点を電気的な制御により移動させ
ることにより、患者の治療部位の移動に超音波の集束位
置( 焦点位置 )を追従させて移動させることができる。
その結果、常に超音波の集束位置を患者の治療部位に一
致させた状態に保つことができる。従って、任意の瞬間
でも集束超音波を確実に患者の治療部位に照射すること
ができる。そのため、体動の周期による待ち時間をなく
して治療時間の短縮を図り、患者への負担を軽減するこ
とができる。
【0047】この発明の第2の実施の形態を図6及び図
7を参照して説明する。図6は、この発明を適用した超
音波治療装置の要部構成を示すブロック図である。アプ
リケータ21は、複数個の振動子、膜及び超音波伝搬媒
体から構成され、このアプリケータ21の近傍に、治療
部位の位置を特定するための撮像装置( 例えばX線シス
テム、超音波診断装置、CT(computed tomography )、
MR( magnetic resonance)など )が設置されている。
ここでは、一例として超音波診断装置を適用した場合に
ついて説明する。
【0048】プローブ22は治療部位の断層画像を得る
ために超音波を送受波するものであり、この受波信号を
撮像信号として後述のイメージング装置26に出力する
ものである。
【0049】保持装置駆動回路23は保持装置24を駆
動する。複数のブロックに分割されたパルサ25-1、2
5-2、25-3、25-4、…( 以下、複数個のパルサ全体
を指す時に、パルサ25と称する )は、前記アプリケー
タ21のそれぞれ対応する振動子を通電制御により駆動
する。
【0050】また、前記プローブ22からの撮像信号
は、イメージング装置26へ供給される。このイメージ
ング装置26は、撮像信号をイメージに再構成する撮像
処理回路( 図示せず )と、この撮像処理回路により再構
成されたイメージを表示するタッチパネルモニタ26-1
とから構成されている。
【0051】このタッチパネルモニタ26-1は、指又は
専用ペン等の指示器により、その表示画面上を触れる
と、その指示器により指定した位置の座標データを得る
機能を有している。この座標データは、イメージング装
置26の所定の演算処理により画像上の座標へと変換す
ることができる。これにより、画面上の治療部位をなぞ
ると、治療部位の位置を特定入力することができる。前
記イメージング装置26及び前記タッチパネルモニタ2
6-1におけるイメージデータ及び座標データはメモリ2
7に記憶される。
【0052】制御部本体を構成する制御回路28は、メ
モリ27に記憶された各種データ等に基づいて、前記保
持装置駆動回路23を介して前記保持装置24により、
前記アプリケータ21の位置の移動及び向きの調整を行
い、遅延回路29を介して前記パルサ25により前記ア
プリケータ21の各振動子を駆動するようになってい
る。
【0053】患者の治療部位は、呼吸動作により一定周
期で移動するので、タッチパネルモニタ26-1でその様
子をモニタすると、図7に示すようになる。時刻t1で
は、体腔は扇形の画像エリアの左側に表示され、治療部
位はその体腔の下部中央に位置している。次に時刻t2
では、体腔は画像エリアの中央に移動し、治療部位はそ
の体腔の下部中央に位置する。次に時刻t3では体腔は
画像エリアの右側に移動し、治療部位はその体腔の下部
中央に位置する。
【0054】ここで、治療部位が呼吸動作により移動し
ている状態で、タッチパネルモニタ26-1の画面上で表
示された治療部位を、指又は専用ペン等の指示器により
なぞっていくと、呼吸性移動による移動軌跡データ及び
その時間データを得ることができる。これらのデータは
メモリ27に保存される。
【0055】制御回路28は、このメモリ27に保存さ
れた移動軌跡データ及びその時間データに基づいて、保
持装置駆動回路23へ制御信号を出力する。この制御信
号により保持装置駆動回路23は、保持装置24を駆動
してアプリケータ21の位置を制御して、超音波の集束
位置( 焦点位置 )を移動し、治療部位は常に超音波の集
束位置と一致させようとする。
【0056】一方、制御回路28はまた、遅延回路29
にも上記制御信号を出力する。この制御信号により、遅
延回路29は、パルサ25へ遅延制御信号を出力する。
この遅延制御信号により、パルサ25は、アプリケータ
21の複数個の振動子に対してそれぞれ遅延駆動等を行
い、超音波の集束位置( 焦点位置 )を治療部位に常に一
致するように移動させる。
【0057】このように第2の実施の形態によれば、治
療部位を撮影するプローブ22と、このプローブ22か
らの撮像信号をイメージ画像に再構成する撮像処理回路
及びその再構成されたイメージ画像を表示すると共にそ
の表示画面上に触れることにより画面上の座標データを
発生するタッチパネルモニタ26-1を備えたイメージン
グ装置26と、このイメージング装置26で得られたイ
メージ画像データ、治療部位の移動軌跡データ、その時
間データを記憶するメモリ27とを設け、制御回路28
は、メモリ27に記憶されたそれらのデータに基づい
て、保持装置24によるアプリケータ21の位置の移動
又は遅延回路29及びパルサ25による振動子から照射
される超音波の焦点の移動を行うことにより、前述した
第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0058】さらに、超音波の焦点を治療部位の移動に
正確に追従させて移動させることができ、常に超音波の
焦点を治療部位に一致させることができる。従って、治
療部位が超音波焦点に移動してくるまでに照射を待つと
いうような無駄な時間は存在しなくなり、治療時間を短
縮することができると共に、治療部位が超音波の焦点と
一致していない時に照射するというような状態を防ぐこ
とができる。
【0059】この発明の第3の実施の形態を図8乃至図
16を参照して説明する。図8は、この発明を適用した
超音波治療装置の要部構成を示すブロック図である。
【0060】制御装置31には、患者の治療部位の画像
を撮像する画像収集装置( 例えばX線システム、超音波
装置、CT(computed tomography )、MR( magneticre
sonance)など )32、集束超音波を照射する超音波照射
装置33、この超音波照射装置33による超音波の照射
情報や前記画像収集装置により撮像された画像イメージ
が記憶される記憶装置( メモリ、ハードディスク、光デ
ィスク、磁気テープなど )34、前記画像収集装置32
により撮像された画像イメージ又は記憶装置34に記憶
されたデータ等を表示する表示装置35、上述した各種
装置を操作するための操作パネル36等が接続されてい
る。
【0061】すなわち、前記制御装置31は、前記操作
パネル36における操作入力に基づいて、前記画像収集
装置32、前記超音波照射装置33、前記記憶装置3
4、前記表示装置35を制御する。
【0062】このような構成の第3の実施の形態におい
ては、制御装置31は、図9に示す画像取込処理を行
う。まず、ステップ11( ST11 )の処理として、画
像取込みの方式として予め設定された時間間隔で画像イ
メージデータを取込むか否かを判断する。
【0063】ここで、設定された時間間隔で画像イメー
ジデータを取込むと判断すると、ステップ12( ST1
2 )の処理として、設定された時間になったか否かを判
断する。ここで、設定された時間になっていないと判断
すると、ステップ13( ST13 )の処理として、操作
パネル36により画像取込操作があるか否かを判断す
る。ここで、画像取込操作がないと判断すると、ステッ
プ14( ST14 )の処理として、治療終了したか否か
を判断する。ここで、治療が終了していないと判断する
と、再び前述したステップ12の処理へ戻るようになっ
ている。
【0064】このステップ14の処理で、治療終了した
と判断すると、この画像取込処理を終了するようになっ
ている。一方、前述したステップ12の処理で設定時間
になったと判断するか又は前述したステップ13の処理
で画像取込操作があると判断すると、ステップ15( S
T15 )の処理として、現在の照射数を取込む。
【0065】次に、ステップ16( ST16 )の処理と
して、その取込んだ照射数に基づいて、このときの画像
イメージデータを記憶装置34に書込み、再び前述した
ステップ12の処理へ戻るようになっている。一方、前
述したステップ11の処理で、設定された時間間隔では
画像イメージデータを取込まないと判断すると、ステッ
プ17( ST17 )の処理として、設定された照射数で
画像イメージデータを取込むとして、設定された照射数
になったか否かを判断する。ここで、設定された照射数
になっていないと判断すると、ステップ18( ST18
)の処理として、操作パネル36により画像取込操作が
あるか否かを判断する。ここで、画像取込操作がないと
判断すると、ステップ19( ST19 )の処理として、
治療が終了したか否かを判断する。ここで、治療が終了
していないと判断すると、再び前述したステップ17の
処理へ戻るようになっている。
【0066】このステップ19の処理で、治療が終了し
たと判断すると、この画像取込処理を終了するようにな
っている。一方、前述したステップ17の処理で設定さ
れた照射数になったと判断するか又は前述したステップ
18の処理で画像取込操作があると判断すると、ステッ
プ20( ST20 )の処理として、現在の照射数に基づ
いて、このときの画像イメージデータを記憶装置34に
書込み、再び前述したステップ17の処理へ戻るように
なっている。
【0067】このようにして、設定された時間間隔、又
は設定された照射数( 例えば、照射数3回毎や、1、
6、11、15、18、20、21、22、…の照射数
)で、あるいは操作パネル36による画像取込操作によ
り所望の瞬間に、その瞬間の照射数のデータと共にその
時モニタした画像のデータが記憶装置34に関連づけら
れて記憶される。
【0068】記憶装置34に記憶された照射情報及び画
像情報を呼出して表示器に表示させるときには、制御装
置31は図10に示す表示処理を行う。まず、ステップ
21( ST21 )の処理として、記憶装置34に記憶さ
れた照射情報( 照射した超音波の強さ、照射数等の情報
)を読取り、ステップ22( ST22 )の処理として、
制御装置34内のメモリ( 図示せず )に形成された第1
の描画フレームに、照射数における超音波の強さの変化
のグラフのイメージを作成する。
【0069】次に、ステップ23( ST23 )の処理と
して、記憶装置34に記憶された画像情報及びこの画像
情報に対応する照射数のデータを読取り、ステップ24
( ST24 )の処理として、制御装置34内のメモリに
形成された第2の描画フレームに、各画像に対応する照
射数のデータに対応する配置位置に、各画像のイメージ
を作成する。
【0070】次に、ステップ25( ST25 )の処理と
して、第1の描画フレームに作成されたグラフのイメー
ジ上に、第2の描画フレームに作成された画像のイメー
ジを上書きするようにして表示装置35に表示する。
【0071】なお、この時の表示装置35の画面上の表
示の一例を図11に示す。照射数における超音波の強さ
の変化のグラフの下部に、各照射数に対応するその時の
治療部位の超音波画像が枠( 小さなウインドウ )の中に
表示される。さらに、この図11には示していないが、
グラフや画像の表示に重ならない位置に患者データ等を
表示することもできる。
【0072】次に、ステップ26( ST26 )の処理と
して、表示終了か否かを判断し、表示終了ではないと判
断すると、ステップ27( ST27 )の処理として、操
作パネル36による拡大表示のための画像の指定操作が
行われた( 有 )か否かを判断する。
【0073】ここで、拡大表示のための画像の指定操作
は行われていないと判断すると、ステップ28( ST2
8 )の処理として、操作パネル36による拡大表示され
ている画像をクリア( 消去 )する操作が行われた( 有 )
か否かを判断する。ここで、拡大表示されている画像を
クリアする操作は行われていないと判断すると、再び前
述したステップ26の処理へ戻るようになっている。
【0074】一方、前述したステップ27の処理で、拡
大表示のための画像の指定操作が行われたと判断する
と、ステップ29( ST29 )の処理として、指定され
た画像を拡大処理し、この拡大処理した画像のイメージ
を制御装置34内のメモリに形成された第3の描画フレ
ームに作成する。
【0075】なお、拡大表示のための画像の指定操作
は、図12に示すように、表示装置35の表示画面上に
おいて表示されているカーソルを、操作パネル36での
操作により拡大を所望する画像に合わせて、指定を決定
する操作を行うことにより終了する。
【0076】次に、ステップ30( ST30 )の処理と
して、第1の描画フレームのイメージ上に第2の描画フ
レームのイメージを上書きしたイメージ上に、さらに第
3の描画フレームに作成されたイメージを上書きして、
表示装置35に表示し、再び前述したステップ26の処
理へ戻るようになっている。
【0077】なお、このときの表示装置35の画面上の
表示の例を図13及び図14に示す。図13に示すもの
は、1つの画像を拡大表示したものである。図14に示
すものは、複数の画像を拡大表示したものである。な
お、これらの拡大は、操作パネル36での操作により、
自由にその拡大率を設定変更でき、さらにその拡大画像
の表示位置も自由に変化させることができる。
【0078】一方、前述したステップ28の処理で、拡
大表示されている画像をクリアする操作が行われたと判
断すると、ステップ31( ST31 )の処理として、第
3の描画フレームをクリア( 削除 )し、ステップ32(
ST32 )の処理として、表示装置35の表示画面にお
いて、第1の描画フレームのイメージ上に第2の描画フ
レームのイメージを上書きしたイメージ上から、第3の
描画フレームのイメージを消去して、再び前述したステ
ップ26の処理へ戻るようになっている。
【0079】このように、超音波治療後にその治療結果
( 治療過程 )を表示装置35に表示すると、照射数にお
ける超音波の強さの変化のグラフと、照射数における治
療部位の画像が、図11に示すように同一画面に同時に
表示される。
【0080】その表示された画像の1個又は複数個を、
図12に示すようにカーソル等により指定すると、その
指定された画像が拡大されて図13又は図14に示すよ
うに表示される。
【0081】なお、表示例としては、例えば図15に示
すように、各画像について説明コメント( 例えば治療前
画像、治療中画像、治療後画像の他に、対応する照射数
など)を近傍につけて表示しても良いものである。
【0082】また、画像としては超音波画像だけでな
く、X線画像でも、さらに他の画像でも良く、さらに図
16に示すように、複数種類( 2種類 )の画像( 例えば
超音波画像とX線画像 )を並列に表示しても良いもので
ある。なお、表示装置35の構成として余裕があり、複
数の表示画面を有するものであれば、それぞれ各種類の
画像をそれぞれ専用の画面に表示しても良いものであ
る。
【0083】図16に示すように複数種類の画像を表示
するもので、カーソルにより拡大表示の画像を指定した
時には、例えば図17乃至図19に示すように、図16
に示した画面とは別の画面に拡大した画像を表示する。
なお、拡大画像の表示について、それぞれその拡大率及
び表示位置を自由に変更することができる。
【0084】このように第3の実施の形態によれば、超
音波の照射情報と一緒に画像情報を記憶することがで
き、しかも画像情報は超音波の照射数に関連付けて記憶
することができる。また、治療終了後に、超音波の照射
情報及び画像情報を解析する時には、画面上に超音波の
照射情報と画像情報とを同時に表示することができると
共に、画像情報を照射数に関連付けて表示することがで
き、さらに、必要に応じて画像を指定することにより、
所望の画像を拡大して表示することができる。
【0085】また、超音波の照射情報と画像情報との関
係を人的に書き留めておく等の対処が全く必要がなく、
人的な負担を軽減して操作性の向上を図ることができ
る。さらに、超音波の照射情報と画像情報とが同時に関
連付けて表示されるので、正確な解析を容易に行うこと
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
全体のシステムとして小型にすることができ、操作性の
向上を図ることできる超音波治療装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の超音波治療装置
の要部構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態の超音波治療装置のアプリケータ
を示す上面図及び正面図。
【図3】同実施の形態の超音波治療装置のアプリケータ
への負荷に対する圧力センサにより検出される圧力の変
化を示す図。
【図4】同実施の形態の超音波治療装置の圧力センサに
より検出される圧力変化に対する照射トリガの発生タイ
ミングを示す図。
【図5】同実施の形態の超音波治療装置で行われる焦点
自動合せ処理の流れを示す図。
【図6】この発明の第2の実施の形態の超音波治療装置
の要部構成を示すブロック図。
【図7】同実施の形態の超音波治療装置のイメージング
装置の表示画面における治療部位の移動軌跡データ及び
その時間データを得る方法を説明する図。
【図8】この発明の第3の実施の形態の超音波治療装置
の要部構成を示すブロック図。
【図9】同実施の形態の超音波治療装置で行われる画像
取込処理の流れを示す図。
【図10】同実施の形態の超音波治療装置で行われる表
示処理の流れを示す図。
【図11】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける表示画面の一例を示す図。
【図12】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける拡大表示する画像の指定する時の表示画面の一例
を示す図。
【図13】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける画像を拡大表示した時の表示画面の一例を示す
図。
【図14】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける複数の画像を拡大表示した時の表示画面の一例を
示す図。
【図15】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける表示画面の他の一例を示す図。
【図16】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける複数種類の画像を表示する表示画面の一例を示す
図。
【図17】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける複数種類の画像を表示する場合の拡大した画像を
表示する他の表示画面の一例を示す図。
【図18】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける複数種類の画像を表示する場合の拡大した複数の
画像を表示する他の表示画面の一例を示す図。
【図19】同実施の形態の超音波治療装置の表示装置に
おける複数種類の画像を表示する場合の拡大した複数の
画像を表示する他の表示画面の他の例を示す図。
【符号の説明】
1,21…アプリケータ、 2…圧力センサ、 3,23…保持装置駆動回路、 4,24…保持装置、 5,25-1〜25-4〜…パルサ、 7…同期回路、 8,28,31…制御回路、 9,29…遅延回路、 22…撮像装置、 26…イメージング装置( 26-1…タッチパネルモニタ
)、 27…メモリ、 32…画像収集装置、 33…超音波照射装置、 34…記憶装置、 35…表示装置、 36…操作パネル。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内の治療部位に超音波を集束させて
    治療を行う超音波治療装置において、 前記超音波を前記生体内へ伝搬するための溶液を内包す
    る膜と、 この膜内における溶液の圧力を検出する圧力センサと、 この圧力センサにより検出された圧力に基づいて超音波
    の照射を制御する照射制御手段とを設けたことを特徴と
    する超音波治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音波治療装置におい
    て、前記照射制御手段は、前記圧力センサにより検出さ
    れた圧力に基づいて、超音波の集束位置を移動する焦点
    制御手段を備えたことを特徴とする超音波治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の超音波治療装置におい
    て、前記焦点制御手段は、機械的な制御により、前記超
    音波の集束位置を移動させることを特徴とする超音波治
    療装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の超音波治療装置におい
    て、前記焦点制御手段は、電気的な制御により、前記超
    音波の集束位置を移動させることを特徴とする超音波治
    療装置。
  5. 【請求項5】 生体内の治療部位に超音波を集束させて
    治療を行う超音波治療装置において、 前記生体の画像を表示するモニタと、 このモニタに表示されている画像から、治療部位の位置
    を指定入力する画像位置入力手段と、 この画像位置入力手段により指定入力された位置情報に
    基づいて、超音波の照射を制御する照射制御手段とを設
    けたことを特徴とする超音波治療装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の超音波治療装置におい
    て、前記画像位置入力手段は、前記モニタの画面の表面
    に構成され、この画面の表面への接触を検出して治療部
    位の位置を指定入力することを特徴とする超音波治療装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6のいずれか一項記
    載の超音波治療装置において、前記照射制御手段は、前
    記画像位置入力手段により指定入力された位置情報に基
    づいて、前記超音波の集束位置を移動する焦点制御手段
    を備えたことを特徴とする超音波治療装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の超音波治療装置におい
    て、前記焦点制御手段は、機械的な制御により、前記超
    音波の集束位置を移動させることを特徴とする超音波治
    療装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の超音波治療装置におい
    て、前記焦点制御手段は、電気的な制御により、前記超
    音波の集束位置を移動させることを特徴とする超音波治
    療装置。
  10. 【請求項10】 生体内の治療部位に超音波を集束させ
    て治療を行う超音波治療装置において、 前記生体内へ照射された超音波の超音波照射情報及び前
    記生体内の治療部位を示す画像情報を記録する治療情報
    記録手段と、 前記治療情報記録手段により記録された前記超音波照射
    情報及び前記画像情報を関連付けて並列表示する治療情
    報表示手段とを設けたことを特徴とする超音波治療装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の超音波治療装置にお
    いて、前記超音波治療情報記録手段は、予め設定された
    時間間隔で前記生体内の治療部位を示す画像情報を記録
    することを特徴とする超音波治療装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の超音波治療装置にお
    いて、前記超音波治療情報記録手段は、超音波の照射タ
    イミングに基づいて前記生体内の治療部位を示す画像情
    報を記録することを特徴とする超音波治療装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の超音波治療装置にお
    いて、前記超音波治療情報記録手段は、操作又は所定の
    センサからの検出信号により発生した記録を指示するタ
    イミングで前記生体内の治療部位を示す画像情報を記録
    することを特徴とする超音波治療装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の超音波治療装置にお
    いて、前記超音波治療情報記録手段により記録される画
    像情報は、超音波画像とX線画像のうち少なくともいず
    れかであることを特徴とする超音波治療装置。
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