JPH0965720A - 田植機 - Google Patents

田植機

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Publication number
JPH0965720A
JPH0965720A JP22615595A JP22615595A JPH0965720A JP H0965720 A JPH0965720 A JP H0965720A JP 22615595 A JP22615595 A JP 22615595A JP 22615595 A JP22615595 A JP 22615595A JP H0965720 A JPH0965720 A JP H0965720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling planting
seedling
planting device
divided
fertilizer application
Prior art date
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Application number
JP22615595A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kitai
浩昭 北井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割型苗植付装置を有する田植機において、
苗植付装置を作業姿勢に戻した際の、下作溝器の装着忘
れを防止する。 【解決手段】 植付幅中央に位置するセンタフロートの
左作溝器51を上下の作溝器部51A、51Bに分割
し、上下作溝器部51A,51Bが連結されていること
を検出する導通センサ52を設け、苗植付装置が作業姿
勢にある状態で、下作溝器51Bが上作溝器51Aに連
結されていない場合には、苗植付機構が作動しないよう
にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗植付装置を、少
なくとも分割苗載せ台部とその分割苗載せ台部から苗を
取り出す苗植付機構とを備えた、左右の分割苗植付装置
部で構成するとともに、前記左右の分割苗植付装置部
を、前記分割苗載せ台部が機体左右方向に沿う作業姿勢
と、前記分割苗載せ台部が機体前後方向に沿う格納姿勢
とに切換可能に構成し、前記苗植付装置に施肥装置を並
設してある田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記のように施肥装置
を並設した苗植付装置を格納姿勢に分割可能に構成する
には、施肥装置も分割可能に構成する必要があるが、種
々の要因より、施肥装置を形成する貯留タンク、流下パ
イプ、作溝器等を左右の分割苗植付装置部に亘って取り
付けなければならないのである。具体的には、実施の形
態で示すように、整地フロートが3フロート形態を採る
ので、センターフロートは一方の分割苗植付装置部に属
して格納姿勢に移行する必要があり、施肥装置の連続す
る系を格納時においては分離可能に構成しているのであ
る。ここで、問題となるのは、格納姿勢から作業姿勢に
戻した場合に、一旦分離した前記系をもとに戻すことを
忘れることがある。そうすると、種々の不都合を発生す
ることがあった。本発明の目的は、前記した不都合を解
消する点にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明に
よる特徴構成は、苗植付装置を、少なくとも分割苗載せ
台部とその分割苗載せ台部から苗を取り出す苗植付機構
とを備えた、左右の分割苗植付装置部で構成するととも
に、前記左右の分割苗植付装置部を、前記分割苗載せ台
部が機体左右方向に沿う作業姿勢と、前記分割苗載せ台
部が機体前後方向に沿う格納姿勢とに切換可能に構成
し、前記苗植付装置に並設して施肥装置を設け、前記施
肥装置に貯留タンク、流下ホース、作溝器を備え、前記
貯留タンクから作溝器に至る連続した系を、左右の分割
苗植付装置部に亘って取り付けるとともに、前記系を非
連続状態にすべく分離可能に構成し、前記系が連続状態
にあることを検出する検出手段を設け、前記作業姿勢に
おいて前記検出手段が前記連続状態を検出しない場合に
は、警報装置を作動させる制御手段を設けてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0004】〔作用・効果〕つまり、検出手段によって
前記系が非連続状態にあると、制御手段によって警報装
置を作動させる。これによって、作業者は前記系を連続
状態に復帰させることができ、施肥作業を適切に行うこ
とができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項2にかかる発明に
よる特徴構成は、苗植付装置を、少なくとも分割苗載せ
台部とその分割苗載せ台部から苗を取り出す苗植付機構
とを備えた、左右の分割苗植付装置部で構成するととも
に、前記左右の分割苗植付装置部を、前記分割苗載せ台
部が機体左右方向に沿う作業姿勢と、前記分割苗載せ台
部が機体前後方向に沿う格納姿勢とに切換可能に構成
し、前記苗植付装置に並設して施肥装置を設け、前記施
肥装置に貯留タンク、流下ホース、作溝器を備え、前記
貯留タンクから作溝器に至る連続した系を、左右の分割
苗植付装置部に亘って取り付けるとともに、前記系を非
連続状態にすべく分離可能に構成し、前記系が連続状態
にあることを検出する検出手段を設け、前記作業姿勢に
おいて前記検出手段が前記連続状態を検出しない場合に
は、前記苗植付機構の作動を阻止する制御手段を設けて
ある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】〔作用・効果〕つまり、検出手段によって
前記系が非連続状態にあると、制御手段によって苗植付
機構の作動を阻止する。これによって、作業者は前記植
付作業が行われないことに気付き、前記系を連続状態に
戻し、施肥作業を適切に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝
えられる静油圧式無段変速装置(HST)5、及び、変
速ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座
席7を配置し、走行機体3の後端部に対し油圧シリンダ
8で駆動昇降するリンク機構9を介して苗植付装置Aを
連結して乗用型の田植機を構成する。前記運転座席7の
右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチ41の
入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転
座席7の左側部には変速装置に対する変速レバー11、
及び、ハンドルポストの左側面に前記無段変速装置5を
操作するHSTレバー19、右側面には中立復帰型の強
制昇降レバー42を備えている。
【0008】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、変速ケース6より前記伝動軸12を介し
て動力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、
この伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝
えられる動力で回転するロータリケース16、このロー
タリケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、
複数の整地フロート18夫々を備えて8条植え用に構成
されると共に、図13に示すように、ホッパー48、繰
出し機構49、流下ホース50、作溝器51等を有した
施肥装置Bを備え、作業時には苗載せ台13に載置され
たマット状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ず
つ切出して圃場面に植え付けると同時に、植付けた苗の
近傍の圃場面に施肥装置Bで肥料を供給する。尚、ロー
タリケース16、植付アーム17、及び、これらを駆動
する系で苗植付機構が構成されている。
【0009】図3及び図4に示すように、この田植機で
は苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2
分割自在に構成してあり、夫々の分割苗植付装置部A
L,ARを、その分割苗植付装置部AL,ARを構成す
るフレーム部材20に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1
周りで回動自在に支持し、更に、前記リンク機構9の後
端に備えた主フレーム21に対して、このフレーム部材
20を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支持
してある。
【0010】図3、図4及び図5に示すように、リンク
機構9は上部に配置されるトップリンク9Tと下部に配
置されるロアーリンク9Lとで成り、夫々の後端を支持
する縦フレーム9Aの下端部に連結するローリングボス
22に対して前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでロ
ーリング自在に連結プレート23を支持し、この連結プ
レート23に対して上部プレート21Aと下部パイプ2
1Bとで成る前記主フレーム21を固設すると共に、こ
の主フレーム21の左右両端部に前記第2軸芯X2と同
軸芯に配置した第2軸24に回動自在に外嵌するボス部
材20Aに対して丸パイプ状の前記フレーム部材20を
固設して該フレーム部材20を第2軸芯X2周りで回動
自在に支持し、又、夫々のフレーム部材20,20の外
端部に前記第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25
に対してチャンネル状のブラケット26を介して角パイ
プ状の支持フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自
在に支持し、この支持フレーム27に対して前記左右の
伝動ケース14、及び、前記チェーンケース15を固設
し、更に、分割苗植付装置部AL,AR夫々の一対のチ
ェーンケース15,15の上面に対して前記苗載せ台1
3を支持する左右の摺動レール28,28を設けてあ
る。
【0011】図3に示すように、左側の伝動ケース14
の動力で回転駆動される螺旋軸29を、該伝動ケース1
4と、この側の支持フレーム27の端部の軸受部材30
との間に亘って備えてあり、この螺旋軸29の螺旋溝に
係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ
台部13Lに伝える移動部材31を備えて、苗載せ台1
3の横送り機構Cを構成してある。尚、苗載せ台13は
左右の分割苗載せ台部13L,13R夫々がロック具D
(図9、図10を参照)で連結されることで、この横送
り機構Cからの動力で摺動レール28,28上を一体的
に横方向に往復移動する。
【0012】前記ローリングボス22に対して、前記伝
動軸12からの動力が伝えられる軸体(図示せず)を前
記ローリング軸芯Yと同軸芯に遊転支承してあり、図2
(イ),(ロ)に示すように、この軸体の動力をベベル
ケース〔動力伝達機構の一例〕32、ベベルケース32
に備えた一対の出力軸33,33、クラッチ機構34、
中間軸35夫々を介して左右の伝動ケース14,14に
伝える伝動系を形成してある。
【0013】図5、図6、図7に示すように、第2軸2
4を主フレーム21に対して回転不能に設け、第1軸2
5をフレーム部材20に回転不能に設けてある。第2軸
24の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケッ
ト36を固設すると共に、この第2軸24の上端位置に
第2軸芯X2周りで回動自在にプレート状の回動部材3
7を備えている。又、第1軸25に対して回動自在に前
記ブラケット26を支持すると共に、このブラケット2
6と一体回転し、かつ、前記主スプロケット36の歯数
の1/2の歯数の従動スプロケット38を第1軸芯X1
と同軸芯に配置し、主スプロケット36と従動スプロケ
ット38とに亘ってチェーン39を巻回してある。
【0014】左右の回動部材37,37夫々を左右のフ
レーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、
このフレーム部材20,20の回動力に連動して回動す
るよう吊り下げ姿勢のロッド40,40を介して連結固
定し、又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に
回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ4
4,44を張設してある。ここに、左右一方の支持フレ
ーム27を図7に示す如く第1軸芯X1周りで回動させ
ることによって、対応するフレーム部材20が第2軸芯
X2周りで回動し、ワイヤ44で連結された他方のフレ
ーム部材20と支持フレーム27の追従して回動する。
【0015】前記ロッド40は中間部にターンバックル
40Aが介装されると共に、一方の端部が回動部材37
に溶接固定され、他方の端部がフレーム部材20に固設
された支持部材45を介してネジ式に連結され、又、ロ
ッド40は傾斜姿勢で直線的に回動部材37とフレーム
部材20との間を結ぶことによって、回動部材37に対
してフレーム部材20を吊り下げる形態として強度を向
上させている。又、前記ワイヤ44の中間部にはネジ式
に長さを調節する長さ調節部44Aを備えている。
【0016】このような構成から、苗植付装置Aを格納
する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置
Aを上昇させた状態で、図9に示す如く、苗載せ台13
を左側に寄せた状態から、次に、図10に示すように、
連結部材Dの連結を解除して右側の分割苗載せ台部13
Rを人為的に右側の移動端まで移動させて該分割苗載せ
台部13Rの摺動レール28上での移動をロック手段
(図示せず)で阻止する(この状態で、左右の分割苗載
せ台部13R,13L夫々の間隔は約30センチメート
ルに達する)。
【0017】次に、前記クラッチ機構34を人為的に分
離し、一方の分割苗載せ台部13L,13Rを格納姿勢
に切換るように揺動させると、ブラケット26とともに
従動スプロケット38が回転し、その回転によって、ロ
ッド40で連結された左回動部材37が回転し、左回動
部材37の回動がワイヤ44を介して右回動部材37に
伝達されてその右回動部材37が回転し、この回転によ
って右フレーム部材20が逆転する。つまり、左右の回
動部材37,37、一対のワイヤ44,44からの力に
よって夫々のフレーム部材20,20が連動して第2軸
芯X2,X2周りで、その外端側が後方側に向かう側に
回動すると共に、この回動と同時に第1軸芯X1,X1
周りでブラケット26,26に支持された系が主スプロ
ケット36、従動スプロケット38、チェーン39から
の力によってフレーム部材20,20の回動速度の2倍
の速度でフレーム部材20,20の回動方向と逆方向、
即ち、その左右外端部が走行機体3の前方に向かう側に
回動する。
【0018】尚、この格納姿勢への回動時には図11に
示す如く、左右の分割苗載せ台部13L,13Rの内端
上部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で
分割苗載せ台部13L,13Rが互いに離間する位置で
回動するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避
した回動が可能となっている。そして、図12に示すよ
うに、分割苗植付装置部AL,ARの格納が完了する。
この格納姿勢の苗植付装置Aを作業姿勢に復元する際に
は、分割苗載せ台部13L,13Rを逆方向に操作すれ
ばよい。この姿勢変更で苗植付装置Aが図9に示す姿勢
に達すると、クラッチ機構34を連結し、右側の分割苗
載せ台部13Rを左側の分割苗載せ台部13Lの側に寄
せて夫々13L,13Rをロック具Dで連結することで
作業可能な状態に達する。
【0019】つぎに、苗植付装置Aの後進強制上昇制御
について、図14に示すフロー図を参考に説明する。H
STレバー19を後進位置に操作すると、自動的に苗植
付装置Aは設定高さ位置(最上昇位置)まで上昇して停
止する(#1、#2、#3、#6)。この場合には、図
示していないが、次のような制御形態になっていた。つ
まり、後進状態で苗植付装置Aの強制上昇途中に、HS
Tレバー19が前進側に操作されると、苗植付装置Aは
その時点で停止する。したがって、苗植付装置Aを下降
操作するには、強制昇降レバー42を操作して下降させ
る必要がある。このような構成を採っている場合には、
例えば、畦際で旋回して隣接などに入る場合に少し位置
を修正する為に、一旦後進状態を採って苗植付装置Aが
上がりきらないうちに前進側に操作することがあるが、
苗植付装置Aを下降させる為に強制昇降レバー42を操
作しなければならない。そうすると、レバーの持ち替え
操作等を必要とし、迅速な操作性に欠けることになる。
そこで、つぎのような制御構成を採る。つまり、後進状
態で苗植付装置Aが上昇途中であれば、前進状態に切り
変わると、自動的に苗植付装置Aが下降するようにす
る。苗植付装置Aが、後進時に上昇する最大位置より低
い位置で停止していても、前進状態に切り変わると、自
動的に苗植付装置Aが下降するようにする(#4、#
5、#7)。これによって、レバーを持ち替えることな
く苗植付装置Aの下降操作が可能になる。このような下
降制御としては、HSTレバー19を後進操作した時点
から一定短時間内に前進操作した場合には、自動的に苗
植付装置Aが下降するようにしてもよい。HSTレバー
19の操作位置は、基端部に設けられたポテンショメー
タ46で検出され、その検出信号を制御手段としての制
御装置43で受けて、昇降バルブ47を制御して、苗植
付装置Aの昇降制御を行う。尚、強制昇降レバー42に
よる苗植付装置Aの昇降操作は、昇降レバー10を自動
位置に操作している場合のみ機能する。植付クラッチ4
1の入り切りは、昇降レバー10を植付位置に操作する
ことによっても行えるが、強制昇降レバー42を二度下
向き操作することによっても行える。
【0020】次に施肥装置Bについて説明する。図13
に示すように、8条植えに適用する施肥装置Bで説明す
ると、粉粒体貯留タンク48は、2条ずつに対応して4
個あり、各タンク48には、左右一対の繰り出し機構4
9、流下ホース50、作溝器51が設けてあり、側条施
肥を行う。中央2条分に対応する2つの作溝器51のう
ち左側に位置する作溝器51を上下に二分割可能に構成
してある。これは、図13に示すように、整地フロート
18の構成が、中央に1個と左右に2個配置する構成と
関係する。中央に一個必要なのは、この中央フロート1
8Aが接地センサを兼ねるものであり、昇降制御にかか
せないものであるからである。そうすると、苗植付装置
Aが格納姿勢に切り換わる場合においては、中央フロー
ト18Aは左右苗植付装置部AL,ARの一方に属する
必要があり、図示するように、右苗植付装置部ARに属
している。ところで、図13に示すように、中央フロー
ト18の左側面に取り付けられた作溝器51は、左苗植
付装置部ALに属する、粉粒体貯留タンク48、繰り出
し機構49、流下ホース50と繋がった系と連結されて
いる。つまり、タンク48から作溝器51に至る系の一
部に分割可能な部位を設ける必要があり、それを実現す
る手段として、作溝器51を上下分割する構成を採用す
ることになった。したがって、格納される際には、図8
に示すように、上下作溝器51A,51Bのうち下作溝
器51Bが上作溝器51Aより取り外される。このよう
に、作溝器51を分割可能に構成すると、格納姿勢より
作業姿勢に戻した場合に、取り外した下作溝器51Bを
装着するのを忘れることがあり、施肥作業が旨く行かな
いことがある。そこで、図15に示すように、上下作溝
器51A,51Bに亘って導通センサ52を形成し、両
者51A,51Bが繋がっているか否かを検出する検出
手段を構成する。この検出手段52としては、リミット
スイッチであってもよい。これによって、作業姿勢に戻
った場合においても、上下作溝器51A,51Bが繋が
ってない場合には、制御手段としての制御装置43を通
して警報装置53を作動させる。作業姿勢に戻っている
か否かの判断は、前記ロック具Dに導通センサを設ける
か又は作業姿勢に戻ったことを検出するリミットスイッ
チ等の接触センサ、或いは、光学式等の非接触式センサ
を設けて、行うようにする。警報装置53としては、ブ
ザー形式等の聴覚に訴えるもの又はランプの点滅等視覚
に訴えるものを採用してもよい。
【0021】〔別実施例〕 貯留タンク48から作溝器51までの連続する系の
うち、作溝器51以外の部位で分離可能に構成してもよ
い。例えば、流下ホース50を上下に二分割する構成で
もよい。 分割の対象となる、貯留タンク48から作溝器51
までの連続した系は、上記実施の形態においては、一つ
の系だけであるが、植付条数やフロートの数等に応じ
て、複数の系を対象としてもよい。 上記実施の形態においては、上下作溝器51A,5
1Bが繋がってない場合には、警報装置53を作動させ
ることにしているが、その変わりに植付作動を停止する
構成を採ってもよい。具体的には、図15に示すよう
に、植付クラッチ41用の駆動モータ54を制御して、
植付作動を停止する構成を採る。 HSTレバー19の握り部19Aに、図16に示す
ような、手指操作可能なスイッチ類を設けてもよい。ス
イッチの内訳は、植付クラッチ41用の駆動モータ54
をクラッチ入り側に操作するモーメンタリ式の植付スイ
ッチ55、左右のマーカー56,56を作業姿勢に出操
作するモーメンタリ式の左右マーカースイッチ57,5
7と、苗植付装置Aを強制昇降させるトグル式の強制昇
降スイッチ58を設けて、単一のレバー19で複数種の
操作を行えるようにする。マーカー56はバネによって
作業姿勢に出付勢されており、待機姿勢に維持するロッ
ク機構に対する電磁ソレノイドを作動させることによっ
てロックを解除し、作業姿勢に切り換えられる。左右の
マーカースイッチ57,57で電磁ソレノイドを制御す
る。植付スイッチ55によるクラッチ入り操作は、苗植
付装置Aを下降作動させる場合のみ効く。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】(イ) クラッチの連結状態を示す背面図 (ロ) クラッチの解除状態を示す背面図
【図3】苗植付装置の伝動系の平面図
【図4】格納姿勢の苗植付装置の伝動系の平面図
【図5】主フレーム、フレーム部材の一部切欠き後面図
【図6】索体による操作系の平面図
【図7】格納姿勢での索体による操作系の平面図
【図8】苗植付装置を格納姿勢に切り換えた状態を示す
側面図
【図9】両分割苗載せ台部を作業姿勢から左端に移動さ
せた状態を示す平面図
【図10】苗載せ台を分割した状態の田植機の平面図
【図11】苗植付装置を分割して旋回させた状態の田植
機の平面図
【図12】苗植付装置の分割苗植付装置部の旋回を終了
した状態の田植機の平面図
【図13】施肥装置と整地フロートとの対応関係を示す
【図14】苗植付装置の前後進に対応した昇降制御図
【図15】全体制御構成図
【図16】HSTレバーの握り部にスイッチを設けた状
態を示す平面図
【符号の説明】
13L,13R 分割苗載せ台部 43 制御手段 48 貯留タンク 50 流下ホース 51 作溝器 52 検出手段 53 警報装置 A 苗植付装置 AL,AR 分割苗植付装置部 B 施肥装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗植付装置(A)を、少なくとも分割苗
    載せ台部(13L),(13R)とその分割苗載せ台部
    (13L),(13R)から苗を取り出す苗植付機構と
    を備えた、左右の分割苗植付装置部(AL),(AR)
    で構成するとともに、前記左右の分割苗植付装置部(A
    L),(AR)を、前記分割苗載せ台部(13L),
    (13R)が機体左右方向に沿う作業姿勢と、前記分割
    苗載せ台部(13L),(13R)が機体前後方向に沿
    う格納姿勢とに切換可能に構成し、前記苗植付装置
    (A)に並設して施肥装置(B)を設け、前記施肥装置
    (B)に貯留タンク(48)、流下ホース(50)、作
    溝器(51)を備え、前記貯留タンク(48)から作溝
    器(51)に至る連続した系を、左右の分割苗植付装置
    部(AL),(AR)に亘って取り付けるとともに、前
    記系を非連続状態にすべく分離可能に構成し、 前記系が連続状態にあることを検出する検出手段(5
    2)を設け、前記作業姿勢において前記検出手段(5
    2)が前記連続状態を検出しない場合には、警報装置
    (53)を作動させる制御手段(43)を設けてある田
    植機。
  2. 【請求項2】 苗植付装置(A)を、少なくとも分割苗
    載せ台部(13L),(13R)とその分割苗載せ台部
    (13L),(13R)から苗を取り出す苗植付機構と
    を備えた、左右の分割苗植付装置部(AL),(AR)
    で構成するとともに、前記左右の分割苗植付装置部(A
    L),(AR)を、前記分割苗載せ台部(13L),
    (13R)が機体左右方向に沿う作業姿勢と、前記分割
    苗載せ台部(13L),(13R)が機体前後方向に沿
    う格納姿勢とに切換可能に構成し、前記苗植付装置
    (A)に並設して施肥装置(B)を設け、前記施肥装置
    (B)に貯留タンク(48)、流下ホース(50)、作
    溝器(51)を備え、前記貯留タンク(48)から作溝
    器(51)に至る連続した系を、左右の分割苗植付装置
    部(AL),(AR)に亘って取り付けるとともに、前
    記系を非連続状態にすべく分離可能に構成し、 前記系が連続状態にあることを検出する検出手段(5
    2)を設け、前記作業姿勢において前記検出手段(5
    2)が前記連続状態を検出しない場合には、前記苗植付
    機構の作動を阻止する制御手段(43)を設けてある田
    植機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166929A (ja) * 2010-04-19 2010-08-05 Kubota Corp 水田作業機の走行変速操作構造
CN102224776A (zh) * 2011-06-07 2011-10-26 安徽农业大学 一种可调行距水稻高速插秧机分插机构
JP2012085646A (ja) * 2011-12-05 2012-05-10 Kubota Corp 水田作業機

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