JPH096282A - 擬似紋様処理回路 - Google Patents

擬似紋様処理回路

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JPH096282A
JPH096282A JP7173944A JP17394495A JPH096282A JP H096282 A JPH096282 A JP H096282A JP 7173944 A JP7173944 A JP 7173944A JP 17394495 A JP17394495 A JP 17394495A JP H096282 A JPH096282 A JP H096282A
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Seiji Matsunaga
誠司 松永
Masamichi Nakajima
正道 中島
Asao Kosakai
朝郎 小坂井
Junichi Onodera
純一 小野寺
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Isato Denda
勇人 傳田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力映像信号の輝度レベルが低い場合に、擬
似紋様消去のために加えた雑音信号が画面中の明るい点
となって目立つのを防止すること。 【構成】 誤差拡散処理回路28において、入力映像信
号の輝度レベルを検出する入力レベル検出回路60と、
その検出出力が設定値以上のときには、雑音レベルが+
k、0、−kの雑音信号を出力し、設定値未満のときに
は雑音レベルが0、−kの雑音信号を出力する擬似ラン
ダムパルス発生回路62と、この擬似ランダムパルス発
生回路62から出力する雑音信号を誤差拡散処理回路2
8中の信号に加算する補正加算回路50とを具備し、入
力映像信号の輝度レベルが低いとき(暗い画面のとき)
に、擬似紋様消去のために誤差拡散処理回路28中の信
号に加算する雑音信号の雑音レベルを0レベル以下の
0、−kとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
パネル(PDP)や液晶ディスプレイパネル(LCD)
などの表示装置における誤差拡散処理回路において、擬
似紋様を軽減するための擬似紋様処理回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量の表示装置として、P
DP表示装置が注目されている。このPDP表示装置の
駆動方式は、従来のCRT駆動方式とは全く異なってお
り、ディジタル化された映像入力信号による直接駆動方
式である。したがって、パネル面から発光される輝度階
調は、扱う信号のビット数によって定まる。
【0003】PDPは基本的特性の異なるAC型とDC
型の2方式に分けられる。このうち、AC型PDPで
は、輝度と寿命については十分な特性が得られているが
階調表示に関しては、試作レベルで最大64階調表示ま
での報告しかなかった。しかし、アドレス・表示分離型
駆動法(ADSサブフィールド法)による将来の256
階調の手法が提案されている。
【0004】このAC駆動方式では、階調数を増やせば
増やすほど、1フレーム期間内でパネルを点灯発光させ
る準備期間としてのアドレス期間のビット数が増加する
ため、発光期間としてのサスティン期間が相対的に短く
なり、最大輝度が低下する。このように、パネル面から
発光される輝度階調は、扱う信号のビット数によって定
まるため、扱う信号のビット数を増やせば、画質は向上
するが、発光輝度が低下し、逆に扱う信号のビット数を
減らせば、発光輝度が増加するが、階調表示が少なくな
り、画質の低下を招く。
【0005】そこで、本出願人は、図3に示すような、
入力信号のビット数よりも出力駆動信号のビット数を低
減しながら、入力信号と発光輝度との濃淡誤差を最小に
するとともに、同一レベルの映像信号が連続して入力し
た場合にも擬似紋様が発生するのを防止できる誤差拡散
処理回路28を提案した。
【0006】この図3において、誤差検出回路35の荷
重回路40、41の出力側には、原画素A(i,j)よ
りhライン前の画素、例えば1ラインだけ過去に生じた
再現誤差E(i,j−1)を出力するhライン遅延回路
36を介して垂直方向加算回路31が接続されるととも
に、原画素A(i,j)よりdドット前の画素、例えば
1ドットだけ過去に生じた再現誤差E(i−1,j)を
出力するdドット遅延回路37を介して水平方向加算回
路32が接続されている。
【0007】前記垂直方向加算回路31、水平方向加算
回路32によって誤差を組み入れて拡散させた拡散出力
信号をビット変換回路33に送り、このビット変換回路
33でnビットで量子化された拡散出力信号を、m(≦
n−1)ビットに変換して映像出力端子34からPDP
へ駆動信号として出力する。
【0008】このままでは、映像信号入力端子30に同
一レベルの映像信号が連続して入力した場合、例えば、
8ビットの原画素映像信号が55H、55H、…、55
Hと同一のレベルで連続して入力したような場合、荷重
回路40、41からhライン遅延回路36、dドット遅
延回路37へ出力する誤差荷重出力値が、それぞれ連続
した同一値となるため、PDPが規則的な繰り返しパタ
ーンである擬似紋様を表示するという問題点がある。
【0009】そこで、この擬似紋様を除去するため、さ
らに、擬似ランダムパルス発生回路52を設け、この擬
似ランダムパルス発生回路52が、擬似雑音入力端子5
4にランダムに入力した擬似雑音信号(例えば2ビット
の信号)に基づいて、雑音レベルが+k、0、−k(例
えば、kは1以下の正の実数)の擬似ランダムパルスを
発生し、この擬似ランダムパルスを補正加算回路50を
介して誤差拡散処理回路28中の信号に加算している。
このため入力する原画素映像信号のレベルが連続した同
一値であっても、映像出力端子34から表示パネル(例
えばPDP)へ出力する映像出力信号(駆動信号)に揺
らぎができ、連続した同一値とならない。したがって、
表示パネルにおける擬似紋様の発生を防止(抑制)する
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、擬似ランダムパルス発生回路52で発生し、
補正加算回路50から加えられる擬似ランダムパルスの
雑音レベルが、入力映像信号の輝度レベルに無関係であ
った。このため、入力映像信号のレベルが比較的低い画
面(映像が暗い画面)では、擬似紋様消去のために加え
られた擬似ランダムパルスのうちの雑音レベルが+kの
部分が明るく目立ち、画質を低下させるという問題があ
った。
【0011】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、擬似紋様消去のために加えられる擬似ランダムパ
ルスの雑音レベルを、入力映像信号の輝度レベルに応じ
て制御することにより、擬似ランダムパルスによって暗
い画面に不要な明るい点が表示されることのないように
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による擬似紋様処
理回路は、入力したnビットの原画素の映像信号に、前
記原画素より過去に生じた再現誤差を加算する再現誤差
加算回路と、この再現誤差加算回路から出力する拡散出
力信号をm(≦n−1)ビットの信号に変換して表示パ
ネルへ出力するビット変換回路と、前記表示パネルの輝
度階調補正用に予め設定された補正輝度レベルと前記再
現誤差加算回路から出力する拡散出力信号との差を検出
し、重み付けをして出力する誤差検出回路と、この誤差
検出回路から出力する誤差荷重出力信号を所定画素分遅
延させ再現誤差として前記再現誤差加算回路に出力する
遅延回路とを具備した誤差拡散処理回路において、前記
入力映像信号の輝度レベルを検出する入力レベル検出回
路と、この入力レベル検出回路の検出出力が予め設定し
た設定値以上のときには、擬似雑音信号に基づいて、少
なくとも0レベルを越えた雑音信号と0レベル以下の雑
音信号を含む複数の雑音信号を出力し、前記検出出力が
前記設定値未満のときには、前記擬似雑音信号に基づい
て、前記複数の雑音信号のうちの0レベル以下の雑音信
号を出力する擬似ランダムパルス発生回路と、この擬似
ランダムパルス発生回路から出力する信号を前記誤差拡
散処理回路中の信号に加算する補正加算回路とを具備し
てなることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】入力レベル検出回路は入力映像信号の輝度レベ
ルを検出する。この入力映像信号の輝度レベルが予め設
定した設定値以上のときには(映像画面が設定値より暗
くない部分では)、擬似ランダムパルス発生回路は、擬
似雑音信号に基づいて、0レベルを越えた雑音信号(例
えば雑音レベルが+kのパルス信号)と0レベル以下の
雑音信号(例えば雑音レベルが0、−kのパルス信号)
を含む複数(例えば3種類)の雑音信号を出力する。こ
れらの雑音信号が補正加算回路によって誤差拡散処理回
路中の信号に加算される。
【0014】このため、入力映像信号の輝度レベルが連
続した同一値であっても、擬似ランダムパルス発生回路
から出力した複数の雑音信号(例えば雑音レベルが+
k、0、−kのパルス信号)が誤差拡散処理回路中の信
号に加算され、連続したデ−タに揺らぎができるので、
拡散出力に規則的な繰り返しパターンが発生するのを防
止している。
【0015】入力映像信号の輝度レベルが設定値未満の
ときには(映像画面が設定値より暗い部分では)、擬似
ランダムパルス発生回路は、擬似雑音信号に基づいて、
0レベル以下の雑音信号(例えば雑音レベルが0、−k
のパルス信号)を出力する。これらの雑音信号が補正加
算回路によって誤差拡散処理回路中の信号に加算され
る。
【0016】このように入力映像信号の輝度レベルが低
いときには、擬似ランダムパルス発生回路から出力し誤
差拡散処理回路中の信号に加算される雑音信号は、その
レベルが0レベル以下(例えばレベルが0、−k)であ
るので、暗い画面中に雑音信号による明るい点が生じる
ことがなくなり、画質を改善できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による擬似紋様処理回路の一実
施例を図1を用いて説明する。図2と同一部分は同一符
号とする。30は、nビットの原画素A(i,j)の映
像信号入力端子で、この映像信号入力端子30は、垂直
方向加算回路31、補正加算回路50および水平方向加
算回路32を経、さらにビット変換回路33でビット数
を減らす処理をして映像出力端子34に接続される。前
記垂直方向加算回路31と水平方向加算回路32は再現
誤差加算回路を構成している。
【0018】60は、前記映像信号入力端子30に入力
した映像信号の輝度レベルを検出する入力レベル検出回
路である。62は、擬似ランダムパルス発生回路で、こ
の擬似ランダムパルス発生回路62は、前記入力レベル
検出回路60の検出出力が予め設定した設定値以上のと
きには、擬似雑音入力端子54に入力した擬似雑音信号
に基づいて、少なくとも0レベルを越えた雑音信号と0
レベル以下の雑音信号を含む複数の雑音信号を出力し、
検出出力が前記設定値未満のときには、擬似雑音入力端
子54に入力した擬似雑音信号に基づいて、前記の複数
の雑音信号のうちの0レベル以下の雑音信号を出力する
ように構成されている。
【0019】例えば、入力映像信号が8ビット(256
階調)のときには、擬似ランダムパルス発生回路62の
設定値を4ビット(16階調のレベル)に設定する。そ
して、擬似雑音入力端子54に入力した擬似雑音信号が
2ビットの時には、擬似ランダムパルス発生回路62
は、図2(a)に示すような雑音信号を出力する。
【0020】すなわち、入力レベル検出回路60の検出
出力が設定値以上の時には、擬似ランダムパルス発生回
路62は、擬似雑音入力端子54にランダムに入力する
擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、「11」
に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、「+k」、
「−k」の対応した雑音信号を出力する。また、入力レ
ベル検出回路60の検出出力が設定値未満の時には、擬
似ランダムパルス発生回路62は、ランダムに入力する
擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、「11」
に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、「0」、
「−k」の対応した雑音信号を出力する。
【0021】その他の回路構成は、図2と同様で、前記
水平方向加算回路32の出力側には誤差検出回路35が
接続されている。この誤差検出回路35は、予め輝度階
調補正用の補正輝度レベルのデータが設定記憶されたR
OM38と、このROM38で設定された補正輝度レベ
ルと前記水平方向加算回路32から出力する拡散出力信
号との和を演算して誤差検出信号を出力する加算回路3
9と、この加算回路39から出力する誤差検出信号に所
定の重み付けをした誤差荷重信号を出力する荷重回路4
0、41とからなっている。
【0022】前記誤差検出回路35の荷重回路40と4
1の出力側には、それぞれhライン遅延回路36とdド
ット遅延回路37を介して前記垂直方向加算回路31と
水平方向加算回路32とが結合している。前記hライン
遅延回路36は、前記荷重回路40から出力する誤差荷
重出力信号をhライン遅延するもので、原画素A(i,
j)よりhライン前の画素についての再現誤差(例え
ば、h=1のときは1ラインだけ過去に生じた再現誤差
E(i,j−1))を出力し、前記dドット遅延回路3
7は、前記荷重回路41から出力する誤差荷重出力信号
をdドット遅延するもので、原画素A(i,j)よりd
ドット前の画素についての再現誤差(例えば、d=1の
ときは1ドットだけ過去に生じた再現誤差E(i−1,
j))を出力する。
【0023】つぎに、図1に示した実施例の作用を説明
する。2つの輝度階調で密度変調を行い、ある広がりを
持った小領域内で視覚上擬似的な階調を作り出し、多階
調を得るものである。さらに詳しく説明する。 A(i,j) :現処理対象の入力画素値 A(i,j−1):1ライン前の入力画素値(h=1の
場合) A(i−1,j):1ドット前の入力画素値(d=1の
場合) δv:1ライン前からの拡散出力画素の誤差荷重値 δh:1ドット前からの拡散出力画素の誤差荷重値 とすると、誤差検出回路35に入力した拡散出力信号と
ROM38からのデータとが、加算回路39でその和が
とられて誤差出力信号が得られる。
【0024】この誤差出力信号は、荷重回路40、41
でそれぞれKv(<1)、Kh(=1−Kv)の重み付
けされた誤差荷重出力信号δv、δhとなり、1ライン
遅延回路36(h=1の場合)と1ドット遅延回路37
(d=1の場合)に入力し、垂直方向加算回路31と水
平方向加算回路32で原画素A(i,j)に組み入れら
れ、 C(i,j)=A(i,j)+δv+δh となる。
【0025】なお、C(i,j):現処理対象の拡散出
力画素値 δv=Kv×〔f{C(i,j−1)}−Br〕 δh=Kh×〔f{C(i−1,j)}−Br〕 f{C(i,j)}:C(i,j)に対する補正輝度 Br:発光輝度レベルである。
【0026】誤差を組み入れて拡散させた拡散出力信号
をビット変換回路33に送り、このビット変換回路33
にてnビットで量子化された拡散出力信号を、m(≦n
−1)ビットに変換して映像出力端子34より出力す
る。このようにして、原映像入力信号を誤差を組み入れ
て拡散させ、かつ、原映像入力信号よりも少ないビット
数の信号により、発光輝度が低下することなく、しか
も、滑らかな応答が得られる。
【0027】つぎに、補正加算回路50は、擬似ランダ
ムパルス発生回路62から出力した雑音信号を、ドット
またはライン毎に垂直方向加算回路31の出力側で入力
信号に加算している。入力レベル検出回路60は、常
時、映像入力端子30に入力した映像信号の輝度レベル
を検出している。擬似ランダムパルス発生回路62は、
入力レベル検出回路60の検出出力が設定値以上か未満
かで出力する雑音信号が相違する。このため、映像信号
入力端子30に入力する原画素映像信号(例えば8ビッ
ト(256階調)の映像信号)の輝度レベルが設定値
(例えば4ビット(16階調)のレベル)以上の場合と
未満の場合に分けて説明する。
【0028】(1)入力映像信号の輝度レベルが設定値
以上の場合 擬似ランダムパルス発生回路62は、図2(a)の左側
に示すように、擬似雑音入力端子54にランダムに入力
する擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、「1
1」に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、「+
k」、「−k」の対応した3種類の雑音信号を出力す
る。このため、映像入力端子30に入力した原画素映像
信号の輝度レベルが連続した同一値であっても、擬似ラ
ンダムパルス発生回路62から出力した雑音レベルの異
なる3種類の雑音信号を加えることにより連続したデ−
タに揺らぎができ、拡散出力に規則的な繰り返しパター
ンが発生するのを防止する。したがって、PDPにおけ
る擬似紋様の発生を防止(抑制)することができる。
【0029】このとき、擬似ランダムパルス発生回路6
2は、擬似雑音信号に基づいて所定長さの周期(例えば
周期524,287)でランダムパルス信号(雑音信
号)を発生し、この周期内の+k(Hレベル)と−k
(Lレベル)の出現回数は等しいので、524,287
のパルス数期間で補正加算を行なったときのデ−タの総
和と、補正加算を行なわないときのデ−タの総和とは等
しくなり、画像デ−タの補正加算量は±0である。
【0030】(2)入力映像信号の輝度レベルが設定値
未満の場合 擬似ランダムパルス発生回路62は、図2(a)の右側
に示すように、擬似雑音入力端子54にランダムに入力
する擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、「1
1」に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、
「0」、「−k」の対応した2種類の雑音信号を出力す
る。この雑音信号には正レベルが含まれていないので、
擬似紋様消去のために加えられた雑音信号(ランダムパ
ルス信号)が暗い画面中で明るい点となることがなく、
画質を改善できる。
【0031】前記実施例では、擬似雑音入力端子にラン
ダムに入力する擬似雑音信号を2ビットとしたが、本発
明はこれに限るものでなく、2ビット以外の場合につい
ても利用できる。また、前記実施例では、擬似ランダム
パルス発生回路は、図2(a)に示すように、入力レベ
ル検出回路の検出出力が設定値以上の時には、ランダム
に入力する擬似雑音信号「00」、「01」、「1
0」、「11」に基づいて、雑音レベルが「0」、
「0」、「+k」、「−k」の対応した雑音信号を出力
し、検出出力が設定値未満の時には、ランダムに入力す
る擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、「1
1」に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、
「0」、「−k」の対応した雑音信号を出力するように
構成したが、本発明はこれに限るものではない。
【0032】例えば、擬似ランダムパルス発生回路は、
入力レベル検出回路の検出出力が設定値以上の時には、
図2(a)の場合と同様に、ランダムに入力する擬似雑
音信号「00」、「01」、「10」、「11」に基づ
いて、雑音レベルが「0」、「0」、「+k」、「−
k」の対応した雑音信号を出力するが、検出出力が設定
値未満の時には、図2(b)に示すように、ランダムに
入力する擬似雑音信号「00」、「01」、「10」、
「11」に基づいて、雑音レベルが「0」、「0」、
「−k」、「−k」の対応した雑音信号を出力するよう
に構成してもよい。
【0033】前記実施例では、再現誤差加算回路を垂直
方向加算回路31と水平方向加算回路32とで構成し、
補正加算回路50を垂直方向加算回路31と水平方向加
算回路32の間に挿入するようにしたが、本発明はこれ
に限るものではない。例えば、再現誤差加算回路は垂直
方向加算回路31と水平方向加算回路32のいずれか一
方のみで構成してもよい。また、補正加算回路50は誤
差拡散処理回路28中の信号にノイズ信号を加算できる
適宜の個所に設けるものであればよい。例えば、図1に
おいて、映像信号入力端子30と垂直方向加算回路31
との間、水平方向加算回路32の出力側、または加算回
路39と荷重回路40、41の間に、補正加算回路50
を挿入するようにしてもよい。
【0034】前記実施例では、表示パネルがPDPの場
合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、PDP以外の表示パネル(例えば、液晶ディスプレ
イパネル)の場合についても利用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明による擬似紋様処理回路は、上記
のように、再現誤差加算回路(例えば垂直方向加算回路
31や水平方向加算回路32)とビット変換回路33と
誤差検出回路35と遅延回路36、37とを具備し、こ
の誤差検出回路35は、補正輝度レベルと拡散出力信号
との和を検出し重み付けをして遅延回路36、37に出
力しているので、原映像入力信号よりも少ないビット数
の信号により、発光輝度が低下することなく、しかも、
滑らかな応答が得られる。
【0036】しかも、入力映像信号の輝度レベルが設定
値以上の暗くない画面では、擬似ランダムパルス発生回
路が0レベルを越えた雑音信号と0レベル以下の雑音信
号を含む複数の雑音信号を出力し、補正加算回路50が
この擬似ランダムパルス発生回路から出力する複数の雑
音信号を誤差拡散処理回路中の信号に加算しているの
で、入力する原画素映像信号のレベルが連続した同一値
であっても、映像出力端子から表示パネル(例えばPD
P)へ出力する映像出力信号(駆動信号)に揺らぎで
き、連続した同一値とならない。したがって、表示パネ
ルにおける擬似紋様の発生を防止(抑制)することがで
きる。
【0037】さらに、入力レベル検出回路を設け、入力
映像信号の輝度レベルが設定値未満の暗い画面では、擬
似ランダムパルス発生回路が前記複数の雑音信号のうち
の0レベル以下の雑音信号を出力し、この雑音信号を補
正加算回路によって誤差拡散処理回路中の信号に加算し
ているので、擬似紋様を消去するために加えられた雑音
信号が暗い画面中の明るい点となって目立つという問題
点を解決でき、画質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による擬似紋様処理回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の擬似ランダムパルス発生回路の作用を説
明する説明図である。
【図3】本出願人が既に提案した擬似中間調表示装置の
誤差拡散処理回路のブロック図である。
【符号の説明】 28…誤差拡散処理回路、 30…映像信号入力端子、
31…垂直方向加算回路、 32…水平方向加算回路、
33…ビット変換回路、 34…映像出力端子、 35
…誤差検出回路、36…hライン遅延回路、 37…d
ドット遅延回路、 38…ROM、39…加算回路、
40、41…荷重回路、 50…補正加算回路、52…
擬似ランダムパルス発生回路、 54…擬似雑音入力端
子、60…入力レベル検出回路、 62…擬似ランダム
パルス発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したnビットの原画素の映像信号
    に、前記原画素より過去に生じた再現誤差を加算する再
    現誤差加算回路と、この再現誤差加算回路から出力する
    拡散出力信号をm(≦n−1)ビットの信号に変換して
    表示パネルへ出力するビット変換回路と、前記表示パネ
    ルの輝度階調補正用に予め設定された補正輝度レベルと
    前記再現誤差加算回路から出力する拡散出力信号との差
    を検出し、重み付けをして出力する誤差検出回路と、こ
    の誤差検出回路から出力する誤差荷重出力信号を所定画
    素分遅延させ再現誤差として前記再現誤差加算回路に出
    力する遅延回路とを具備した誤差拡散処理回路におい
    て、前記入力映像信号の輝度レベルを検出する入力レベ
    ル検出回路と、この入力レベル検出回路の検出出力が予
    め設定した設定値以上のときには、擬似雑音信号に基づ
    いて、少なくとも0レベルを越えた雑音信号と0レベル
    以下の雑音信号を含む複数の雑音信号を出力し、前記検
    出出力が前記設定値未満のときには、前記擬似雑音信号
    に基づいて、前記複数の雑音信号のうちの0レベル以下
    の雑音信号を出力する擬似ランダムパルス発生回路と、
    この擬似ランダムパルス発生回路から出力する信号を前
    記誤差拡散処理回路中の信号に加算する補正加算回路と
    を具備してなることを特徴とする擬似紋様処理回路。
  2. 【請求項2】 擬似ランダムパルス発生回路は、入力レ
    ベル検出回路の検出出力が設定値以上のときには、2ビ
    ットの擬似雑音信号に基づいて+k、0、−k(kは正
    の実数)の3段階のレベルの雑音信号を出力し、前記検
    出出力が前記設定値に達しないときには、2ビットの擬
    似雑音信号に基づいて、前記+k、0、−kの3段階の
    レベルの雑音信号のうちの−k、0レベルの雑音信号を
    出力してなる請求項1記載の擬似紋様処理回路。
  3. 【請求項3】 再現誤差加算回路は、垂直方向加算回路
    と水平方向加算回路とで構成し、これらの垂直方向加算
    回路と水平方向加算回路の間に補正加算回路を挿入する
    ようにした請求項1または2記載の擬似紋様処理回路。
  4. 【請求項4】 再現誤差加算回路は、垂直方向加算回路
    31と水平方向加算回路32の一方のみで構成した請求
    項1または2記載の擬似紋様処理回路。
  5. 【請求項5】 表示パネルは、PDPまたは液晶ディス
    プレイパネルからなる請求項1、2、3または4記載の
    擬似紋様処理回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100577764B1 (ko) * 2004-09-08 2006-05-10 엘지전자 주식회사 다중 레벨 노이즈를 이용한 에러 확산 패턴 무늬의 개선방법 및 장치
US7126563B2 (en) * 2002-06-14 2006-10-24 Chunghwa Picture Tubes, Ltd. Brightness correction apparatus and method for plasma display
CN100466041C (zh) * 2005-05-18 2009-03-04 中华映管股份有限公司 等离子显示器的亮度校正方法及装置
WO2012081155A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 パナソニック株式会社 表示装置、表示方法及び集積回路

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