JPH0962239A - 表示制御装置及び方法 - Google Patents

表示制御装置及び方法

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JPH0962239A
JPH0962239A JP7220146A JP22014695A JPH0962239A JP H0962239 A JPH0962239 A JP H0962239A JP 7220146 A JP7220146 A JP 7220146A JP 22014695 A JP22014695 A JP 22014695A JP H0962239 A JPH0962239 A JP H0962239A
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JP
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signal
display
clock
input
output
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JP7220146A
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English (en)
Inventor
Masayuki Sawada
昌幸 澤田
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリングクロックと画像データの位相調
整及び表示モードに対応する位相時間に調整可能とする
ことにより表示器の画像を鮮明とした表示制御装置を提
供する。 【解決手段】 同期信号の水平同期信号を入力して画素
同期クロック信号を発生するクロック発生ぶ1.04
と、クロック発生部1.04を制御するシステム制御部
1.91と、クロック発生部1.04が発生した画素同
期クロックに同期して入力ビデオ信号の画像信号を対応
するディジタル信号に変換するA/D変換器1.03
と、同期信号と画素同期クロックと前記ディジタル信号
を入力して表示器105に出力する出力手段1.4とを
備え、クロック発生部1.04は水平同期信号の遅延を
調整する遅延手段を含むる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号と同期信
号とを含むビデオ信号を入力して表示器に表示させる表
示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータは、化
学技術データ処理ばかりでなく、CADやデザインなど
グラフィック表示を必要とする用途に幅広く普及するよ
うになってきた。それに伴い、コンピュータ・ディスプ
レイのグラフィック表示の画質の向上・高品位化が求め
られている。
【0003】このような要望を満たす方法として、表
示解像度を大きくする方法、フレーム(フィールド)
周波数を高くする方法、等がある。前者の手法により、
きめ細かい画像が得られ、後者の手法により、ちらつき
の少ない表示が可能となる。そのため、パーソナル・コ
ンピュータでは、以前主流だった640×480の解像
度のあるVGAモードに加え、800×600、102
4×768、更には1280×1024の高解像度なS
VGAモードも表示できるディスプレイが一般的になり
つつあり、しかも垂直同期周波数が60Hzから70H
zヘと高くなる傾向にある。このように、パーソナル・
コンピュータの表示能力は、ワークステーションのそれ
と遜色ないほど向上しつつある。一方、ディスプレイ・
デバイス・テクノロジーとして、液晶等を用いたフラッ
ト・パネル・ディスプレイが近年注目を集めている。フ
ラット・パネル・ディスプレイはラップトップ・コンピ
ュータやノートブック・コンピュータはもとよりデスク
トップ・コンピュータ用のモニタとしても、コンパクト
性や電磁波の放出の極めて低いことなどから、これまで
のCRTに代わって今後広く用いられるようになると予
想される。
【0004】そのようなフラット・パネルディスプレイ
のひとつとして強誘電性液晶(FLC)を用いたドット
マトリクスタイプのディスプレイ(以下、[FLCD」
と略す。)が実用化されている。FLCはメモリ性と呼
ばれる性質(スイッチングに必要な電界を取り去っても
液晶のON/OFF状態が保たれるという性質)を持っ
ており、これを生かすことで従来の液晶技術では非常に
困難であった大画面フラット・ディスプレイを実現する
ことができる。
【0005】すなわち、表示すべき画像データに変化の
あったラインを選択してディスプレイ上で優先的に走査
するという部分書換走査を用いれば、画面の効率的なリ
フレッシュ動作を行うことが可能になり、ディスプレイ
の大型/高精細化にともなう表示ラインの増加によって
フレーム全面書き換え上限周波数(以降、簡単のため単
にフレーム周波数と呼ぶ)が低下傾向に陥っても、コン
ピュータ画面としては十分な応答速度を実現できるので
ある。現在のFLCDの技術ではディスプレイの各画素
はON状態かOFF状態のいずれかの状態しかとり得な
いため、基本的には2値ディスプレイとなる。そのた
め、より多くの表示色数を得るためには、以下の各方法
を取る必要があった。(1)画素分割を行い、サブピク
セルの組合わせによる面積階調を行う方法。 (2)「ディザ法」、「誤差拡散法」などのディジタル
中間調処理を行って擬似中間調表現を行う方法。
【0006】といった方法を個別に或いは組み合わせて
とる必要がある。
【0007】リアルタイムに表示の変化するディスプレ
イの場合、サブピクセルの駆動やディジタル中間調処理
もそれに匹敵する高速処理スピードが要求されるが、高
度な半導体技術を用いてこれらの手法をLSI化するこ
とができる。
【0008】これまで、高精細FLCDにワークステー
ションのビデオ信号を表示することは、以下のように行
うことにより実現していた。すなわち、コンピュータか
らの画像/同期信号を入力して、まず同期信号から水平
および垂直同期信号を分離する。次にこの分離された水
平同期信号を用いてワークステーションのドットクロッ
クと同期しているFLCD用ドットクロックを再生し、
A/D変換のサンプリングクロックとして出力する。
【0009】一方で、同期分離された画像信号は、直接
A/D変換器に入力されてディジタル変換される。それ
によって得られたディジタル・データにγ特性調整と中
間調処理を施し、FLCDの出力コントロールにディジ
タル画像データを転送することにより表示が可能とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法によってFLCD上に画像を表示すると、以下のよ
うな問題が生じてしまう。
【0011】(1)A/D変換器に入力されるドットク
ロックと画像信号は、各々異なる処理系を通るために、
それらの間に位相時間差が生じてしまう。そのために、
サンプリングポイントが、ホストコンピュータマシーン
内で各ピクセル値のD/A変換によるアナログ画像デー
タの生成ポイントからずれてしまい、A/D変換による
忠実なディジタル画像データの再生ができなくなり、F
LCDの画像が不鮮明になってしまう。
【0012】(2)VGAやSVGAなど複数の表示モ
ードを有するパーソナルコンピュータのビデオ信号をF
LCDに表示する際、水平および垂直同期信号、更にド
ットクロックのタイミングは、各マシーンに固有となっ
ている。そのために、各表示モードに対応して位相時間
調整を行なわなければいけない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたもので、係る目的を
達成する一手段として以下の構成を備える。
【0014】即ち、画像信号と同期信号とを含むビデオ
信号を入力して表示器に表示させる表示制御装置であっ
て、前記同期信号の水平同期信号を入力して画素同期ク
ロック信号を発生するクロック発生手段と、前記クロッ
ク発生手段を制御する制御手段と、前記クロック発生手
段が発生した画素同期クロックに同期して前記ビデオ信
号の画像信号を対応するディジタル信号に変換するA/
D変換手段と、前記同期信号と前記画素同期クロックと
前記ディジタル信号を入力して前記表示器に出力する出
力手段とを備え、前記クロック発生手段は前記水平同期
信号の遅延を調整する遅延手段を含むことを特徴とす
る。
【0015】そして例えば、前記クロック発生手段は、
前記画素同期クロック信号を分周する分周手段とを含
み、前記分周手段により分周されたクロック信号と前記
遅延手段で遅延調整された前記水平同期信号の位相をロ
ックして前記画素同期クロック信号を出力することを特
徴とする。そして、前記発振手段は、電圧制御発振器で
あることを特徴とし、前記分周手段は、前記制御手段に
よって分周比が任意に制御可能であることを特徴とす
る。
【0016】更に、例えば、前記遅延手段は、前記制御
手段によって遅延時間が任意に制御可能であることを特
徴とし、前記A/D変換手段は、前記画素同期クロック
に同期して前記ビデオ信号をサンプリングして対応する
ディジタル信号に変換することを特徴とする。
【0017】以上の構成において、サンプリングクロッ
クと画像データの位相調整が可能となるために表示器の
画像が鮮明となり、更に、様々な表示モードに対応する
位相時間に調整することにより、パーソナルコンピュー
タをはじめ、様々な画像データを表示器に鮮明に表示す
ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一実施例について説明する。
【0019】図1は、本発明に係る一実施例の表示制御
装置のブロック図である。本実施例の表示制御装置は、
NTSC,PAL,SECAMなどのコンポジットビデ
オ信号、YC(輝度、色差)分離信号、PC(パソコ
ン)、WS(ワークステーション)等のアナログコンピ
ュータ入力信号を受け取ることができる。
【0020】まず、チューナ部1.21を通して、また
は直接入力されたNTSC,PAL,SECAM等のコ
ンポジットアナログ画像信号は、カラーデコーダ部1.
22によりA/D変換、色差復調、RGB信号へのマト
リクス変換がほどこされる。また、YC分離画像信号
は、カラーデコーダ部1.22によりA/D変換、RG
B信号へのマトリクス変換がほどこされる。
【0021】該RGBフィールドデータは、フィールド
/フレーム変換部1.24において、60Hzフィール
ドデータから60Hzフレームデータへ変換される。該
フレームデータは水平補間処理部1.25により、FL
CDである表示装置1.5の水平解像度と等しい水平解
像度に補間処理される。ただし、ここで行われる補間処
理は、水平方向に2倍の解像度に補間処理するものであ
るため、同じデータを2度読み出しすることによりなさ
れるものである。
【0022】次に、音声処理部1.7について説明す
る。音声処理部1.7の遅延調整部1.71は、システ
ム制御部1.91により制御され、表示装置1.5にお
ける画像表示と、スピーカ1.73から出力される音声
とのずれの調整を行う。
【0023】表示装置1.5においては、表示装置本体
の使用温度によって、表示画面の左上と右隅とではわず
かながら画像表示に遅延が生じる。このためTV信号の
様に動画と音声の同期が必要な場合、温度によって影響
を受ける画像と影響を受けない音声に時間的な不一致が
発生してしまう。この現象を解消するために、表示装置
1.5の温度情報をシステム制御部1.91にフィード
バックして、その情報をもとに遅延調整部1.71をコ
ントロールして画像と音声が同期するような音声遅延時
間を発生させる。つまり、画像表示の遅延がない場合に
は音声のディレイを発生させず、画像表示の遅延がある
場合には音声のディレイを発生させるようにする。ただ
し、発生させる音声遅延時間は、予め用意されている表
示装置1.5の温度と画像表示遅延時間の相関テーブル
から参照され引き出される。この遅延調整を行うことに
より、表示装置1.5の温度に依存せず画像と音声の同
期がとれるようになる。
【0024】遅延調整部1.71で遅延調整された音声
信号は、音声処理部1.72に送られる。音声処理部
1.72は、サウンドプロセッサ、オーディオアンプ等
より構成されている。サウンドプロセッサは、システム
制御部1.91からのコントロールにより音声入力の音
量調整、ステレオ/モノラル切換、左右スピーカバラン
ス調整、トーンコントロール、サラウンド処理等を行
う。
【0025】サウンドプロセッサから出力された音声信
号はオーディオアンプに送られ、スピーカ1.73用に
増幅処理が行われる。増幅された音声信号はスピーカ
1.73に送られ音声出力される。
【0026】一方、PC,WS等のアナログコンピュー
タ画像信号は、同期信号分離部1.01において、水
平、垂直同期信号とアナログRGB信号に分離される。
この同期信号分離部1.01について以下詳細に説明す
る。
【0027】同期信号分離部1.01は、コンピュータ
などからのRGB画像信号とコンポジットシンク、セパ
レートシンクまたはシンクオングリーンなどの同期信号
から成るビデオ信号s1.01を入力し、画像信号s
1.02、同期信号cs1.01および同期信号極性判
別信号cs1.02を出力する。
【0028】画像信号s1.02は、A/D変換器1.
03ヘ出力される。同期信号cs1.01は入力された
同期信号を分離し、負極性の同期信号に変換して同期信
号測定部1.02、クロック発生部1.04、補間処理
部1.05およびシステム制御部1.91ヘ出力され
る。同期信号極性判別信号cs1.02は、入力された
同期信号s1.01の極性を示すものであり、システム
制御部1.91へ出力される。
【0029】同期信号分離部1.01において分離され
た水平、垂直同期信号は、同期信号測定部1.02に入
力され、水平、垂直周波数、および水平、垂直同期信号
極性等が測定される。ここで、同期信号測定部1.02
においてなされる処理について、図2乃至図4を用いて
詳細に説明する。
【0030】図2は同期信号分離部1.01の詳細構成
を示すブロック図である。図2において、2.01は、
クロックジェネレータであって、水平同期信号(以後
「HD」と称す。)cs2.01および垂直同期信号
(以後「VD」と称す。)cs2.02の周期測定のた
めに、前記周期よりも十分高い周波数で、あらかじめ決
められた周波数のクロック、cs2.03、およびcs
2.04を発生する。
【0031】2.02は、水平同期信号HDcs2.0
1の周期測定用のカウンタであって、水平同期信号cs
2.01の立ち下がりでリセットされ、そこから次の立
ち下がりまでの一周期に、クロックジェネレータ2.0
1より周波数のクロックcs2.03をカウントする。
そのカウント結果である測定カウント値「THD1」c
s2.05は、HDcs2.01の立ち上がりに同期し
て、後述するFIFO2.05ヘ書き込まれる。
【0032】2.03は、水平同期信号HDcs2.0
1の周期測定用のカウンタであって、水平同期信号cs
2.01の立ち上がりでリセットされ、そこから次の立
ち上がりまでの一周期、クロックジェネレータ2.01
より周波数のクロックcs2.03をカウントする。そ
のカウント結果である測定カウント値「THD2」cs
2.06は、HDcs2.01の立ち上がりに同期し
て、後述するFIFO2.05ヘ書き込まれる。
【0033】2.04は、水平同期信号HDcs2.0
1の帰線時間TH Blank(垂直同期信号HDのレ
ベルが「0」)の測定を行うカウンタであって、水平同
期信号cs2.01の立ち下がりでリセットされ、そこ
から次の立ち上がりまでクロックジェネレータ2.01
より周波数のクロックcs2.03をカウントし、その
結果である測定カウント値「THBlank」cs2.
07は、HDcs2.01の立ち上がりに同期して、後
述するFIFO2.05ヘ書き込まれる。
【0034】2.05はFIFOであって、THD1c
s2.05,THD2cs2.06,THBlankc
s2.07のデータを1VD周期にわたって格納する。
この格納データは、後述するR/W制御部2.30を通
してcs1.19から読み出すことができる。
【0035】2.11は、垂直同期信号VD1周期中の
水平同期信号HDの数を測定するためのカウンタであっ
て、垂直同期信号VDcs2.02の立ち上がりでリセ
ットされ、そこから次の立ち上がりまでの一周期、水平
同期信号をクロックcs2.01としてカウントし、そ
の結果である測定カウント値「NHD」cs2.11
を、VDcs2.02の立ち上がりに同期して、後述す
るレジスタ2.14内へ書き込む。
【0036】2.12は、垂直同期信号VDcs2.0
2の周期測定用のカウンタであって、垂直同期信号cs
2.02の立ち上がりでリセットされ、そこから次の立
ち上がりまでの1周期に、クロックジェネレータ2.0
1より周波数のクロックcs2.04をカウントし、そ
の結果である測定カウント値「TVD」cs2.12
を、VDcs2.02の立ち上がりに同期して、レジス
タ2.14内へ書き込む。
【0037】2.13は、垂直同期信号VDcs2.0
2の帰線時間VBlank(垂直同期信号VDのレベル
が「0」)の測定を行うカウンタであって、垂直同期信
号VDcs2.02の立ち下がりでリセットされ、そこ
から次の立ち上がりまでクロックジェネレータ2.01
より周波数のクロックcs2.04をカウントし、その
結果である測定カウント値「TVBlank」cs2.
13を、VDの立ち上がりに同期して、レジスタ2.1
4内へ書き込む。
【0038】2.14はレジスタであって、NHDcs
2.11,TVDcs2.12,TVBlankcs
2.13、及びVD/HDの極性cs1.02,VDc
s2.02に同期して格納し、該格納値の書き込み終了
に伴って、R/W制御部2.30を通して、バスcs
1.19へ制御信号を出力する。
【0039】2.21はHD数比較レジスタであって、
比較したいHD(水平同期信号)の数をcs1.19を
通して、該比較レジスタに設定する。2.22はコンパ
レータであって、1HD数カウンタ出力cs2.11
と、比較レジスタ出力cs2.21と比較し、比較の結
果が一致すると制御信号cs2.22をアクティブに
し、後述するR/W制御部2.30を通して該制御信号
を出力する。2.30はR/W制御部であって、FIF
O2.05、レジスタ2.14、HD比較レジスタ2.
21、コンパレータ出力cs2.22と制御バスcs
1.19とのデータ転送を制御する。
【0040】同期信号測定部1.02において、測定さ
れた測定値から、入力信号の表示モードの判定を行う。
該システム制御部1.91は、この測定値から、入力信
号の表示モードの判定を行う。該システム制御部1.9
1は、この特定された表示モードに基づき、クロック発
生部1.04、垂直補間処理部1.05、OSD(オン
スクリーンディスプレイ)制御部1.93に所望の設定
を行う。
【0041】ここで表示モード判定について、図5のフ
ローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0042】システム制御部1.91はステップ100
1において、クロック発生部1.04からアンロック信
号を受け取ったか否かを調べる。ここで、クロック発生
部1.04がロック信号を出力している場合には、何も
せずに処理を終了する。
【0043】一方、ステップ1001でクロック発生部
1.04からアンロック信号を受け取った場合には、入
力信号の表示モード変更、またはホストコンピュータ自
身が別の信号仕様のものと変更されたものと判断してス
テップ1002に進み、新たに同期信号測定部1.02
から水平、垂直同期信号周波数を受け取る。そしてステ
ップ1003において、上記水平同期信号周波数が、最
低対応周波数(H_botom)からAHzの間であ
り、かつ、上記垂直同期信号周波数が最低対応周波数
(V_botom)からBHzの間であるか否かを判定
する。もしそうであるなら、ステップ1004におい
て、システム制御部1.91はクロック発生部1.04
にMODE0の場合の設定を行う。
【0044】そしてステップ1005において、システ
ム制御部1.91はクロック発生部1.04からロック
またはアンロック信号を受け取る。もしここでロック信
号を受け取ったのであればステップ1006に進み、現
在の入力信号の表示モードはMODE0であると判定す
る。そして当該処理を終了する。
【0045】一方、ステップ1005でもしアンロック
信号を受け取ったならば、現在の入力信号の表示モード
はMODE0ではないと判定し、引き続きステップ10
07〜ステップ1010でMODE1の判定処理にい
く。以後、同様の処理をMODE2、・・・、MODE
Mまで行う。MODE 0からMODE Mまでで入
力信号の特定がなされなかった場合、現在の入力信号は
対応不可信号であるとして、ステップ1015において
対応不可信号処理を行う。
【0046】そして、この同期信号分離後のアナログR
GB信号s1.02は、A/D変換部1.03により、
ドットマトリクスディスプレイの水平解像度と等しい水
平解像度になるようなサンプリングクロックでサンプリ
ングされる。該サンプリングクロックはクロック発生部
1.04により得られる。
【0047】ここで、クロック発生部1.04の機能を
図6を用いて詳細に説明する。図6は、上述した図1に
示すクロック発生部1.04の詳細構成を表示してお
り、本実施例のクロック発生部1.04は、位相比較器
3.05、チャージポンプ型ローパスフィルタ3.06
〜3.08、VCO(Voltage-controlled Oscillato
r)3.10および分周期3.04を基本構成とするP
LL(Phase Locked Loop)クロック発生器の構成と
なっている。
【0048】また、3.17は、クロック発生部1.0
4を制御するためにシステム制御部1.91に接続され
ているデータバスcs1.19とのインターフェース制
御部、及び以下に説明するクロック発生モジュール3.
01〜3.16を制御するためのレジスタ群である。
【0049】ビデオの水平同期信号は、信号線cs1.
01よりi/Fレベル選択部3.01に送られる。i/
Fレベル選択部3.01では、同期信号分離部1.01
から出力される信号インターフェース、例えばTTLや
PECLなどに対応するために制御レジスタ3.17が
定める制御信号cs3.01に応じてi/F信号インタ
ーフェースを切り替える。
【0050】極性反転部3.02は、位相比較を行う
際、水平同期信号の立ち上がりまたは立ち下がりの両方
のエッジで位相比較を行えるようにするものであり、極
性切替制御線cs3.02に応じて極性を切り替える。
【0051】ディレイライン(DERAY LINE)
3.03は、水平同期信号cs3.01とドットクロッ
ク信号s3.03を入力し、水平同期信号cs3.01
に対してドットクロック1周期分以上の遅延調整をプロ
グラマブルに行うものであり、遅延制御線cs3.03
に応じて遅延時間を調整する。s1.01に入力された
ビデオ信号は、同期信号分離部1.01で同期信号と画
像信号に分けられる。
【0052】それらは、各々異なる処理系に入力される
ため、A/D変換器1.03に入力される画像データs
1.02とこのクロック発生部1.04が生成するA/
D変換用サンプリングクロックcs1.03に位相差が
生じてしまう。そこでこのディレイライン(DERAY
LINE)3.03は、画像データs1.02とサン
プリングクロックcs1.03の位相を調整するもので
ある。遅延調整された水平同期信号は、基準水平同期信
号として信号線s3.02に出力される。
【0053】分周器3.04は、プログラマブルカウン
タ3.12から出力されたドットクロック信号s3.0
3を、システム制御部1.91がレジスタ3.17に設
定した分周値で分周するものであり、分周器制御線cs
3.04によって分周器のカウンタに分周値が設定され
る。
【0054】この分周器3.04のカウンタ部の詳細構
成を図7に示す。分周期制御線cs3.04は、図7に
示すように、CLOCK,DATA,LATCH信号で
構成されており、CLOCK信号同期でDATAがシフ
トレジスタ3.20にシリアル転送される。そして、D
ATA転送終了後、LATCH信号によってシフトレジ
スタ3.20のデータをメインデバイダのレジスタ3.
21に転送する。
【0055】図7の回路3.23は、メインデバイダ
3.22の値が0になるのを判別する回路であり、0に
なるとLOAD信号CS3.20をメインデバイダ3.
22に出力する。メインデバイダ3.22は、LOAD
信号CS3.20を受けて、レジスタ3.21のデータ
をメインデバイダ3.22に転送する。
【0056】位相比較器3.05は、遅延調整された基
準水平同期信号s3.02と分周期3.04からの出力
信号s3.04を入力し、それらの信号の位相を比較す
るものであり、位相差に応じた電圧、或いはパルス信号
を発生する。位相比較イネーブル制御信号cs3.05
は、位相比較器3.05が基準水平同期信号s3.02
と分周器3.04からの出力信号s3.04の位相比較
を行うか否かを制御する信号である。
【0057】チャージポンプ型ローパスフィルタは、チ
ャージポンプ3.06及びローパスフィルタ切替制御信
号cs3.06が定めるローパスフィルタ3.07また
は3.08で構成される。これは、位相比較器3.05
からの出力電圧から高周波成分と雑音を除去し、直流電
圧をVCO3.10に供給するものであり、チャージポ
ンプ電流を以下のように可変することによりPLLの位
相比較検出利得を調整することが可能なものである。
【0058】すなわち、システム制御部1.91が設定
したレジスタ3.17のディジタル値をゲイン制御信号
cs3.07経由でD/Aコンバータ3.09に送り、
その値に対応する電流に変換して供給することによりチ
ャージポンプ電流を制御する。また、PLLの応答特性
は、抵抗とコンデンサで構成されるフィルタ定数3.0
7または3.08により決定される。よって、本実施例
におけるPLLのダンピングファクタは、上記位相比較
検出利得とフィルタ定数の調整により可変できるように
なっている。
【0059】VCO3.10は、以下の方法でD/Aコ
ンバータ3.11とチャージポンプ3.06からの出力
信号に応じた、基準水平同期信号S3.02を逓倍した
周波数の信号を発生する。すなわち、システム制御部
1.91が設定したレジスタ3.17のディジタル値を
発振周波数制御信号cs3.08経由でD/Aコンバー
タ3.11に送り、D/Aコンバータ3.11はその値
に対応する電流をVCO3.10に供給する。
【0060】またVCO3.10は、D/Aコンバータ
3.11の出力電流によって、フリーラン時の発振周波
数が決定される。これは、そのフリーラン周波数を中心
としたある周波数レンジにおいて、VCO3.10は発
振可能となる。一方、その周波数レンジにおいて、フリ
ーラン周波数と分周器3.04に設定された発振周波数
との差に対応する信号がチャージポンプ3.06から出
力され、この出力信号によりVCO3.10の出力信号
の発振周波数が制御される。
【0061】プログラマブルカウンタ3.12は,VC
O3.10の出力信号を、システム制御部1.91がレ
ジスタ3.17に設定した分周値で分周するものであ
り、プログラマブルカウンタ制御線cs3.09によっ
てカウンタに分周値が設定される。このカウンタ3.1
2の存在により、VCO3.10の可変周波数レンジよ
り低周波信号出力を得ることが可能となり、結果として
可変周波数レンジを広げることができる。逆に、VCO
3.10の可変周波数レンジを狭くできるので、VCO
3.10の発振周波数のスタビリティーが向上する。プ
ログラマブルカウンタ3.12の出力信号は、ドットク
ロックs3.03として分周器3.04とDELAY
LINE3.03,3.13に入力される。
【0062】DELAY LINE3.13は、以下の
理由からドットクロックs3.03と基準水平同期信号
s3.02の位相調整を行うものである。すなわち、本
クロック発生部1.04の基本構成であるPLLは、基
準水平同期信号s3.02と分周器出力信号s3.04
の位相差をロックするものであり、その位相差を調節す
るものではない。
【0063】よって、基準水平同期信号s3.02とド
ットクロックs3.03には位相差が生じているので、
DELAY LINE3.13は、遅延制御線cs3.
10に応じて遅延時間を調整することにより、それらの
信号の位相差を調整する。更に詳細な説明は、1/2分
周出力レベル切替部3.15の機能説明にて行う。
【0064】出力レベル切替部3.14〜3.16は、
TTLやECL、PECLなど接続先の信号インターフ
ェースレベルや出力信号周波数に応じて出力レベルを変
換するものであり、出力コントロールcs3.11〜c
s3.13に応じてレベルを切り替える。出力レベル切
替部3.14は、DELAY LINE3.13からの
ドットクロックs3.03を入力してECLレベルに変
換し、そのコンプリメンタリ信号cs1.03をA/D
変換器1.03に出力する。1/2分周出力レベル切替
3.15は、DELAY LINE3.13からのドッ
トクロックs3.03とリセット信号としての基準水平
同期信号s3.02を入力し、ECLとTTLにレベル
変換した1/2分周信号を出力する。
【0065】図8に1/2分周出力レベル切替部3.1
5の動作タイミングチャートを示す。リセット信号s
3.02のLow状態をクロックs3.03の立ち上が
りエッジbで検出し、信号cs1.04とcs1.06
をクロックs3.03の4サイクル期間、リセット状態
にする。この時、立ち上がりエッジbで確実にLow状
態をラッチするために、bに対してセットアップタイム
を満足する必要がある。そこでDELAY LINE
3.13が、リセット信号s3.02とドットクロック
s3.03の位相調整を行うことにより、セットアップ
タイムを満足する様にしている。
【0066】その後、クロックs3.03の立ち上がり
エッジdで信号cs1.04とcs1.06をアクティ
ブにする。ECLコンプリメンタリ信号cs1.04
は、A/D変換1.03のデマルチプレクサ用信号とし
て出力し、TTLシングルエンド信号cs1.06は、
補間処理1.05のマスタークロックとして出力され
る。出力レベル切替3.16は、基準水平同期信号s
3.02を入力して、TTLレベルに変換し、そのシン
グルエンド出力信号cs1.05を補間処理1.05に
出力する。
【0067】続いてA/D変換後のRGB信号s1.0
3は、補間処理部1.05により、表示部1.5の垂直
解像度に合わせた解像度に補間処理される。
【0068】ここで補間処理部1.05においてなされ
る補間処理について、図9、図10、図11を参照にし
ながら詳細に説明する。
【0069】補間処理方法として、一般的によく用いら
れている方法としては、最近隣内挿法、線形補間法(1
次内挿法)、3次たたみ込み補間法などがある。最近隣
内挿法は、内挿したい画素に最も近い補間前画素を補間
画素とする方法である。また線形補間法は、内挿したい
画素の両脇にある画素の画素データを用いて、内挿する
画素の画素データを求める方法である。
【0070】例えば図9に示すように、距離間隔1で並
んでいる画素a1,a2からそれぞれu,vの距離にあ
る位置(画素a1とa2の間)に画素bを内挿する場
合、画素bの画素データは以下に示す式(1)で求めら
れる。
【0071】
【数1】
【0072】 b=a1*v/(u+v)+a2*u/(u+v) …(1) 一方、3次たたみ込み補間法は、内挿したい画素の両脇
2画素ずつの画素データと、3次たたみ込み関数を用い
て内挿する画素の画素データを求める方法である。3次
たたみ込み関数fは、内挿する画素と、距離間隔1で並
んでいる両脇2画素ずつとの距離をtとして式(2)で
与えられる。
【0073】
【数2】
【0074】 f(t)=sin(πt)/(πt) …(2) 式(2)はtの範囲により、式(3),(4),(5)
のように展開される。
【0075】
【数3】
【0076】 f(t)=1−2*|t|^2+|t|^3 (0≦|t|<1) …(3) f(t)=4−8*|t|+5*|t|^2−|t|^3 (1≦|t|<2) …(4) f(t)=0 (2≦|t|) …(5) ここで、A^2はA*Aを示す。例えば、図10に示す
ように、距離間隔1で並んでいる画素a1,a2,a
3,a4〜それぞれu1,u2,u3,u4の距離にあ
る位置(画素a2とa3の間)に画素bを内挿する場
合、画素bの画素データは該3次たたみ込み関数fを用
いて式(6)で求められる。
【0077】
【数4】
【0078】 b=a1*(4−8*u1+5*u1^2−u1^3)+ a2*(1−2*u2^2+u2^3)+ a3*(1−2*u3^2+u3^3)+ a4*(4−8*u4+5*u4^2−u4^3) …(6) ここで式(1),(6)を用いて、例として768画素
から960画素へ、線形補間法(1次内挿法)及び3次
たたみ込み補間法による補間処理を行う場合について、
図11を参照にしながら説明する。この例の場合、5画
素の補間前データから、8画素の補間データを作成す
る。そのため、線形補間後の画素データbn及び、3次
たたみ込み補間法による補間後の画素データbnは、補
間前の画素データanを用いてそれぞれ式(7)および
式(8)で与えられる。
【0079】
【数5】
【0080】 b(5n+1)=a(4n)+1 (n=0,1,2…) b(5n+2)(4/5)*a(4n) + (1/5)*a(4n)+2 b(5n+3)=(3/5)*a(4n+2) + (2/5)*a(4n) +3 b(5n+4)=(2/5)*a(4n+3) + (3/5)*a(4(n +1)) b(5n+5)=(1/5)*a(4(n+1)) + (4/5)*a(4(n+1)+1) …(7) b(5n+1)=a4n+1 (n=0,1,2…) b(5n+2)=(-4/125)*a(4n) + (29/125)*a(4n+1) + (116/125)*a(4n+2) + (-16/125)*a(4n+3) b(5n+3)=(-12/125)*a(4n+1) + (62/125)*a(4n+2) + (93/125)*a(4n+3) + (-18/125)*a(4(n+1)) b(5n+4)=(-18/125)*a(4n+2) + (93/125)*a(4n+3) + (62/125)*a(4(n+1))+(-12/125)*a(4(n+1)) +1 b(5(n+1))=(-16/125)*a(4n+3)+(116/125)*a(4(n+1 ))+ (29/125)*a(4(n+1)+1)+(-4/125)*a(4(n+1)) +2 …(8) しかし、式(7)および式(8)を用いて、線形補間法
または3次たたみ込み補間法による補間処理をハードウ
ェア(ASIC)で構成しようとすると、複雑な分数の
演算が必要なため非現実的な規模になってしまう。
【0081】本発明にかかる表示制御装置では、上記の
問題を鑑みて小規模のハードウエア(ASIC)で、線
形補間法または3次たたみ込み補間方による補間処理を
実現するために、式(7)および式(8)の計数を2の
指数の和で近似を行なう。式(7)および式(8)の近
似結果をそれぞれ式(9)および式(10)に示す。
【0082】
【数6】
【0083】 b(5n+1)=a(4n+1) (n=0,1,2…) b(5n+2)=(1/2+1/4)*a(4n+1) + (1/4)*a(4n+ 2) b(5n+3)=(1/2+1/8)*a(4n+2) + (1/4+1/8)*a(4n +3) b(5n+4)=(1/4+1/8)*a(4n+3) + (1/2+1/8)*a(4( n+1)) b(5n+5)=(1/4)*a(4(n+1)) + (1/2+1/4)*a(4(n+1)+1) …(9) b(5n+1)=a(4n+1) (n=0,1,2…) b(5n+2)=(-1/16)*a(4n) + (1/4)*a(4n+1) + (1/2+1/4+1/8+1/16)*a(4n+2) + (-1/8)*a(4n+ 3) b(5n+2)=(-1/8)*a(4n+1) + (1/2)*a(4n+2) + (1/2+1/4)*a(4n+3) + (-1/8)*a(4(n+1)) b(5n+3)=(-1/8)*a(4n+1) + (1/2)*a(4n+2) + (1/2+1/4)*a(4n+3) + (-1/8)*a(4(n+1)) b(5n+4)=(-1/8)*a(4n+2) + (1/2+1/4)*a(4n+3) + (1/2)*a(4(n+1)) + (-1/8)*a(4(n+1))+1 b(5(n+1))=(-1/8)*a(4n+3) + (1/2+1/4+1/8+1/16)*a(4(n+1)) + (1/4)*a(4(n+1)+1) + (-1/16)*a(4(n+1)+2) …(10) 式(7)から式(9)への近似は、なるべく係数項が少
なく、かつ最大近似誤差が1/20に収まるように近似
を行った。また式(8)から式(10)への近似も、な
るべく係数項が少なく、かつ最大近似誤差1/32に収
まるように近似を行った。もし、補間処理による画質の
劣化をより少なくしたい場合には、1/64よりもさら
に小さい項を追加することにより最大近似誤差をより小
さくする。また逆に、よりハード(ASIC)を小規模
にしたい場合には、1/64や1/32等の小さい項を
はぶくことにより、近似誤差は増加するがハード(AS
IC)規模は小さくすることができる。
【0084】また同様にして、480画素から960画
素ヘの保管を行なう場合の近似結果を、線形補間につい
ては式(11)、3次たたみ込み補間については式(1
2)に示す。
【0085】
【数7】
【0086】 b(2n+1)=a(n+1) (n=0,1,2…) b(2(n+1))=(1/2)*a(n+1) + (1/2)*a(n+2) …(11) b(2n+1)=an+1 (n=0,1,2…) b(2(n+1))=(−1/8)*a(n) + (1/2+1/8)*a(n+1) + (1/2+1/8)*a(n+2) + (−1/8)*a(n+3) …(12) さらに同様にして、600画素から960画素ヘの保管
を行なう場合の近似結果を、線形補間については式(1
3)、3次たたみ込み補間については式(14)に示
す。
【0087】
【数8】
【0088】 b(8n+1)=a(5n+1) (n=0,1,2…) b(8n+2)=(1/2+1/8)*a(5n+1) + (1/4+1/8)*a(5n +2) b(8n+3)=(1/4)*a(5n+2) + (1/2+1/4)*a(5n+ 3) b(8n+4)=(1/2+1/4+1/8)*a(5n+2) + (1/8)*a(5 n+3) b(8n+5)=(1/2)*a(5n+3) + (1/2)*a(5n+4) b(8n+6)=(1/8)*a(5n+4) + (1/2+1/4+1/8)*a(5(n+1)) b(8n+7)=(1/2+1/4)*a(5n+4) + (1/4)*a(5(n +1)) b(8(n+1))=(1/4+1/8)*a(5(n+1)) + (1/2+1/8)*a(5(n+1))+1 …(13) b(8n+1)=a(5n+1) (n=0,1,2…) b(8n+2)=(-1/16+-1/32)*a(5n) + (1/4+1/8+1/16+1/32)*a(5n+1) + (1/2+1/4)*a(5n+2) (-1/8)*a(5n+3) b(8n+3)=(-1/8)*a(5n+1) + (1/2+1/4+1/8)*a(5n+2) + (1/4+1/32)*a(5n+3) (-1/32)*a(5n+4) b(8n+4)=(-1/64)*a(5n+1) + (1/8+1/64)*a(5n+2) + (1/2+1/4+1/8+1/16+1/32)*a(5n+3) + (-1/16+-1/32)*a(5n+4) b(8n+5)=(-1/8)*a(5n+2) + (1/2+1/8)*a(5n+3) (1/2+1/8)*a(5n+4) + (-1/8)*a(5(n+1)) b(8n+6)=(-1/16+-1/32)*a(5n+3) + (1/2+1/4+1/8+1/16+1/32)*a(5n+4) + (1/8+1/64)*a(5(n+1)) + (-1/64)*a(5(n+1))+1 b(8n+7)=(-1/32)*a(5n+3) + (1/4+1/32)*a(5n+4) + (1/2+1/4+1/8)*a(5(n+1)) + (-1/8)*a(5(n+1))+1 b(8(n+1))=(-1/8)*a(5n+4) + (1/2+1/4)*a(5(n+1)) + (1/4+1/8+1/16+1/32)*a(5(n+1)+1) + (-1/16+-1/32)*a(5(n+1)+2) …(14) 続いて補間処理部1.05の詳細構成を図12を用いて
詳細に説明する。図12は、入力された有効表示画像デ
ータを垂直補間しドットマトリクスディスプレイに拡大
表示を行なう垂直補間装置の詳細ブロック図である。
【0089】図12において、4.01はADコンバー
タからの出力であるデジタル画像のデータを入力する入
力部、4.02はシステム制御部1.91から垂直補間
装置を制御するための制御入力部、4.02.01は、
システム制御部1.91より設定された設定データを保
存するメモリ装置、4.02.02は、保存された設定
データを他の処理装置に供給する設定供給装置である。
【0090】また、4.03は、クロックと同期信号を
入力する同期入力部、4.04は、デジタル処理部へ画
像データと同期信号を出力する出力部、4.05は、出
力が画像データを出力する転送レートを決定する出力ク
ロック供給部、4.06は、入力された画像データを用
いデジタル処理を行い水平ラインを増加させる垂直補間
処理部、4.07は、垂直補間処理部4.06の制御を
行なう補間制御部である。
【0091】上記構成において、補間制御部は以下のよ
うに動作する。入力部4.01は、A/D変換部1.0
3より出力され、データ信号線S1.03を介して入力
された画像データを、同期入力部4.03に入力される
各信号と同期させ、垂直補間処理部4.06に渡され
る。制御入力部4.02のメモリ装置4.02.01に
保存され、設定供給部4.02.02によって供給され
た設定データに基づき処理を行い、出力クロック供給部
4.05から供給されるクロックに同期して出力部4.
04よりスイッチ部1.06に画像データを送出する。
【0092】また、垂直補間処理を行なわない場合に
は、同期入力部4.03より供給されるクロックを用
い、出力部4.04よりスイッチ部1.06に画像デー
タを送出する。以上のように動作する。
【0093】図13は、図12で示した垂直補間処理部
4.06と補間制御部4.07の詳細構成を示す図であ
る。
【0094】図13において、4.06.01は、画像
データと同期信号との同期をとるためのフリップフロッ
プ(F/F)回路、4.06.02は、1水平ラインを
保存する入力Fast In Fast Out(FIFO)メモリ、
4.06.03は、補間係数によって入力された画像デ
ータと演算処理を行なう演算部、4.06.04は、補
間演算を行った後の画像データを保管する出力Fast In
Fast Out(FIFO)メモリ、4.06.05は、前記
出力FIFOメモリ4.06.04の出力を選択し後記
するスイッチ部4.06.06に転送する出力FIFO
メモリの出力を選択するスイッチ部である。
【0095】また、4.06.06は、補間係数が1つ
の場合つまり補間を行なわない場合のスルーパスを選択
するスイッチ部、4.07.01は、画像データの入力
タイミングと入力FIFOメモリ4.06.02ヘのデ
ータ書き込みタイミングと読み出しタイミングを制御す
る入力FIFO制御部、4.07.02は、演算部のタ
イミングと出力FIFOメモリ4.06.02の書き込
みタイミングを制御する出力FIFO書き込み制御部で
ある。
【0096】更に、4.07.03は出力FIFOメモ
リ4.06.04の読み出しタイミングを制御する出力
FIFO制御部、4.07.04は、表示開始位置を検
出する表示位置検出部、4.07.05は、垂直補間処
理部4.06から出力する画像データと同期信号のタイ
ミングを調整する出力表示位置補正装置、4.07.0
6は、核ライン毎の指数を制御する演算制御部である。
【0097】以上の構成において、入力された画像デー
タは、F/F回路4.06.01において入力FIFO
制御部4.07.01の信号において同期化され、入力
FIFOメモリ4.06.02に画像データが転送され
ていく。各入力FIFOメモリ4.06.02は、1水
平ラインづつおくれた画像データが順次転送されるよう
に入力FIFO制御部4.07.01によって制御され
ている。
【0098】演算部4.06.03は、演算制御部4.
07.06からの制御信号によって水平の同じカラムの
画像データを演算部4.06.03に各々入力し、垂直
補間ラインを生成し、出力FIFOメモリ4.06.0
4に出力FIFO制御部4.07.03の制御によって
格納される。格納された画像データは、出力FIFO制
御部4.07.03からの信号によって読み出され、ス
イッチ部4.06.05とスイッチ部4.06.06を
経由してスイッチ部1.06に画像データを転送する。
転送するときに画像データと同期した信号を出力表示位
置補正装置4.07.05より生成される。
【0099】図14は、図13に示す入力された画像デ
ータの演算部4.06.03の内部ブロック構成を示す
図である。
【0100】図14において、指数演算部4.06.0
3.01は、F/F回路4.06.01或は入力FIF
Oメモリ4.06.02より各々のラインの画像データ
を受け個々に予め決められた指数を掛けて、4入力の加
算器4.06.03.02に各々画像データを転送し加
算を行なう。加算結果の画像データを符号処理装置4.
06.03.03に送り計算結果が負になっている場合
は、最少値”00”(6bit,16進数)に変更し最
大値を超えている場合は最大値”3F”(6bit,1
6進数)に変更する。
【0101】図15は、指数演算部4.06.03.0
1の詳細ブロック図である。
【0102】同図において、指数演算部4.06.0
3.01は、入力された画像データを1/32から32
/32までの値を作り、2の補数演算器は前段の画像デ
ータを負の数に変換を行なう。選択器は2つの補数演算
器を通して画像データと通さない画像データを選択し4
入力の加算器4.06.03.02に画像データを転送
する。
【0103】以下、公知のグラフィックカードを用いた
各種表示モードにおける垂直補間処理を行うための概略
動作を説明する。
【0104】図16は、公知の汎用のIBM社のグラフ
ィックカードであるVGAの表示モードを説明するため
の図である。以下、図16を参照してVGAの表示モー
ドの場合の水平640ドット、垂直350ラインの場合
の垂直補間処理を行なうための概略動作を説明する。
【0105】この場合、入力画像信号は、水平640ド
ットを1ドット当たり2回のサンプリングし、1280
ドットに拡大される。また、垂直350ラインから補間
処理部1.05の垂直補間処理によって490ラインに
増加させ、かつドットマトリクスディスプレイ1.5内
でさらに2ライン拡大を行い、アスペクト比の近似した
垂直980ラインに増加する。
【0106】これによりドットマトリクスディスプレイ
1.5では、水平1280ドット、垂直980ラインの
有効表示エリアで表示が行われる。
【0107】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像データが入力される。この例の場合水平1ラインの
時間は31.778μSでありその中で25.422μ
S中に有効な画像データが含まれている。また、この垂
直補間処理の場合入力ライン5に対して出力が7ライン
作成されなければならない。
【0108】従って、図中の入力サイクル期間/出力サ
イクル期間の式のようになり、出力の周期が22.69
9μSに決まる。また更に、有効データの期間の関係か
ら出力の出力サイクルが決定する。この例の場合は、3
9.16MHzから28.196MHzに決まる。入力
のタイミングと出力のタイミングの関係は、2ライン入
力されてから出力を初め、5ライン入力される間に出力
を7ライン行なう必要がある。次に、入力ラインと出力
FIFOメモリ4.06.04の関係を記してあり、左
記の入力ラインのサイクル番号のラインが入力された場
合に、各出力FIFOメモリ内にそれぞれ図記載のサイ
クルライン番号のラインが入力されるように制御が行な
う。
【0109】図17は、VESA規格の水平800ドッ
ト、垂直600ラインの場合の垂直補間処理を行なうた
めの概略動作説明である。この場合入力画像信号は、水
平800ドットの有効表示期間を1280でサンプリン
グし1280ドットに拡大させ、垂直600ラインから
補間処理部1.05の垂直補間処理によってアスペクト
比の近似した垂直960ラインに増加する。これにより
ドットマトリックスディスプレイ1.5では、水平12
80ドット、垂直960ラインの有効表示エリアで表示
が行われる。
【0110】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像データが入力される。この例の場合水平1ラインの
時間は28.444μSでありその中で22.222μ
S中に有効な画像データが含まれている。また、この垂
直補間処理の場合入力ライン5に対して出力が8ライン
作成されなければならない。したがって図中の式の様に
なり出力の周期が17.778μSに決まる。また更
に、有効データの期間の関係から出力の出力サイクルが
決定する。この例の場合は、55.385MHzから3
6.000MHzに決まる。入力のタイミングと出力の
タイミングの関係は、2ライン入力されてから出力を初
め、5ライン入力される間に出力を8ライン行なう必要
がある。次に、入力ラインと出力FIFOメモリ4.0
6.04の関係を記してあり、左記の入力ラインのサイ
クル番号のラインが入力された場合に、各出力FIFO
メモリ内にそれぞれ図記載のサイクルライン番号のライ
ンが入力されるように制御が行なう。
【0111】図18は、VESA(60Hz)規格の水
平800ドット、垂直600ラインの場合の垂直補間処
理を行なうための概略動作説明である。この場合入力画
像信号は、水平800ドットの有効表示期間を1280
でサンプリングし1280ドットに拡大され、垂直60
0ラインから補間処理部1.05の垂直補間処理によっ
てアスペクト比の近似した垂直960ラインに増加す
る。これによりドットマトリクスディスプレイ1.5で
は、水平1280ドット、垂直960ラインの有効表示
エリアで表示が行われる。
【0112】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像データが入力される。この例の場合水平1ラインの
時間は26.400μSでありその中で20.000μ
S中に有効な画像データが含まれている。また、この水
平補間処理の場合、入力ライン5に対して出力が8ライ
ン作成されなければならない。したがって図中の式の様
になり出力の周期が16.500μSに決まる。また更
に、有効データの期間の関係から出力の出力サイクルが
決定する。この例の場合は、63.3663MHzから
38.7878MHzに決まる。
【0113】入力のタイミングと出力のタイミングの関
係は、2ライン入力されてから出力を初め5ライン入力
される間に出力を8ライン行なう必要がある。
【0114】次に、入力ラインと出力FIFOメモリ
4.06.04の関係を記してあり、左記の入力ライン
のサイクル番号のラインが入力された場合に、各出力F
IFOメモリ内にそれぞれ図に記載のサイクルライン番
号のラインが入力されるように制御を行なう。
【0115】図19は、VESA(72Hz)規格の水
平800ドット、垂直600ラインの場合の垂直補間処
理を行なうための概略動作説明である。この場合入力画
像信号は、水平800ドットの有効表示期間を1280
でサンプリングし1280ドットに拡大され、垂直60
0ラインから補間処理部1.05の垂直補間処理によっ
てアスペクト比の近似した垂直960ラインに増加す
る。これによりドットマトリクスディスプレイ1.5で
は、水平1280ドット、垂直960ラインの有効表示
エリアで表示が行われる。
【0116】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像データが入力される。この例の場合水平1ラインの
時間は20.800μSでありその中で16.000μ
S中に有効な画像データが含まれている。また、この垂
直補間処理の場合、入力ライン5に対して出力が8ライ
ン作成されなければならない。したがって図中の式の用
になり出力の周期が13.000μSに決まる。また更
に、有効データの期間の関係から出力の出力サイクルが
決定する。この例の場合は、78.048MHzから4
9.231MHzに決まる。
【0117】入力のタイミングと出力のタイミングの関
係は、2ライン入力されてから出力を初め、5ライン入
力される間に出力を8ライン行なう必要がある。
【0118】次に、入力ラインと出力FIFOメモリ
4.06.04の関係を記してあり、左記の入力ライン
のサイクル番号のラインが入力された場合に、各出力F
IFOメモリ内にそれぞれ図記載のサイクルライン番号
のラインが入力される様に制御が行なう。
【0119】図20は、VESA規格の水平1024ド
ット、垂直768ラインの場合の垂直補間処理を行なう
ための概略動作説明である。この場合入力画像信号は、
水平1024ドットの有効表示期間を1280でサンプ
リングし1280ドットに拡大させ、垂直768ライン
から補間処理部1.05の垂直補間処理によってアスペ
クト比の近似した垂直960ラインに増加する。これに
よりドットマトリクスディスプレイ1.5では、水平1
280ドット、垂直960ラインの有効表示エリアで表
示が行われる。
【0120】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像がデータが入力される。この例の場合、水平1ライ
ンの時間は17.707μSでありその中で13.65
3μS中に有効な画像データが含まれている。また、こ
の垂直補間処理の場合、入力ライン4に対して出力が5
ライン作成されなければならない。したがって図中の式
の用になり出力の周期が14.165μSに決まる。ま
た更に、有効データの期間の関係から出力の出力サイク
ルが決定する。この例の場合は、63.2MHzから4
5.2MHzに決まる。
【0121】入力のタイミングと出力のタイミングの関
係は、2ライン入力されてから出力を初め、4ライン入
力される間に出力を5ライン行なう必要がある。
【0122】次に、入力ラインと出力FIFOメモリ
4.06.04の関係を記してあり、左記の入力ライン
のサイクル番号のラインが入力された場合に、各出力F
IFOメモリ内にそれぞれ図記載のサイクルライン番号
のラインが入力されるように制御が行なう。
【0123】図21は、アップルコンピュータ社のマッ
キントッシュシリーズ(MAC)の1モードの水平10
24ドット、垂直768ラインの場合の垂直補間処理を
行なうための概略動作説明である。この場合入力画像信
号は、水平1024ドットの有効表示期間を1280で
サンプリングし1280ドットに拡大され、垂直768
ラインから補間処理部1.05の垂直補間処理によって
アスペクト比の近似した垂直960ラインに増加する。
これによりドットマトリクスディスプレイ1.5では、
水平1280ドット、垂直960ラインの有効表示エリ
アで表示が行われる。
【0124】補間処理では、図中に記載のタイミングで
画像データが入力される。この例の場合、水平1ライン
の時間は16.6μSでありその中で12.8μS中に
有効な画像データが含まれている。また、この垂直補間
処理の場合、入力ライン4に対して出力が5ライン作成
されなければならない。したがって図中の式のようにな
り出力の周期が13.28μSに決まる。また更に、有
効データの期間の関係から出力の出力サイクルが決定す
る。この例の場合は、67.5MHzから48.2MH
zに決まる。入力のタイミングと出力のタイミングの関
係は、2ライン入力されてから出力を初め、4ライン入
力される間に出力を5ライン行なう必要がある。次に、
入力ラインと出力FIFOメモリ4.06.04の関係
を記してあり、左記の入力ラインのサイクル番号のライ
ンが入力された場合に、各出力FIFOメモリ内にそれ
ぞれ図記載のサイクルライン番号のラインが入力される
ように制御が行なう。
【0125】次に、操作者からのキー入力処理につい
て、図22のフローチャートおよびユーザからのキー入
力を受け付けるキーの例を示した図23を参考にして詳
細に説明する。
【0126】システム制御部1.91は、キー入力がな
されると、図22に示すステップ1101でおいて、キ
ーマトリクス部1.92に対してキースキャンを行な
う。ステップ1102で、該キースキャンの結果、キー
入力があったかの判定を行なお。キー入力がなかった場
合には直ちにキー入力処理を終了する。
【0127】一方、ステップ1102キー入力があった
場合には、ステップ1103に進む。ステップ1103
では、検出されたキー入力が図23に示すTV/PC切
り替えキー(KEY1)であるかどうかを判定する。も
しTV/PC切り替えキーであった場合には、ステップ
1104に進み、TV/PCモード切り替え処理を行な
う。
【0128】該TV/PC切り替え処理は、 1.スイッチ部1.3の切り替え制御、 2.補間処理部1.05ヘのTV/PC切り替え情報の
設定、 3.TV/PC切り替え情報のOSD表示、よりなる。
【0129】そして、このTV/PC切り替え処理終了
後、キー入力処理は終了する。
【0130】一方、ステップ1103でTV/PC切り
替えキー(KEY1)でなかった場合にはステップ11
05に進み、検出されたキー入力が図23の音量UPキ
ー(KEY2)であるかどうかを判定する。音量UPキ
ーであった場合には、ステップ1106の音量UP処理
を行なう。該音量UP処理は、 1.音声処理部1.72ヘの音量UP設定、 2.更新音量のOSD表示、よりなる。そしてこの音声
UP処理終了後、キー入力処理は終了する。
【0131】一方、ステップ1105で検出されたキー
入力が音量UPキーでない場合にはステップ1107に
進み、検出されたキー入力が図23に示す音量DOWN
キー(KEY3)であるかどうかを判定する。もし音量
DOWNキーであった場合には、ステップ1108の音
量DOWN処理を行なう。該音量DOWN処理は、 1.音声処理部1.72ヘの音量DOWN設定、 2.更新音量のOSD表示、よりなる。該音声DOWN
処理終了後、キー入力処理は終了する。
【0132】一方、ステップ1107で検出されたキー
入力が音量DOWNキーでない場合にはステップ110
9に進み、図23に示すクリアーキーおよびセットキー
が同時に一定期間以上続けて押されたかどうかを判定す
る。そうであった場合にはリセットキー(KEY9)が
検出されたとして、ステップ1110のリセット処理を
行なう。該リセット処理は、 1.不揮発性メモリ部1.94から工場出荷時の初期設
定値を読み出し、デコーダ部1.22に設定、 2.不揮発性メモリ部1.94から工場出荷時の初期設
定値を読み出し、音声処理部1.72に設定、 3.不揮発性メモリ部1.94から工場出荷時の初期設
定値を読み出し、クロック発生部1.04に設定、 4.不揮発性メモリ部1.94から工場出荷時の初期設
定値を読み出し、補間処理部1.05に設定、によりな
る。該リセット処理終了後、キー入力処理は終了する。
【0133】一方、ステップ1109でリセットキーが
検出されなかった場合にはステップ1111に進み、検
出されたキー入力図23に示すメニューキー(KEY
4)であるかどうかを判定する。もしメニューキーであ
った場合には、ステップ1112に進む。そうでなく、
上記以外のキーすなわちセットキー(KEY5)、UP
キー(KEY6)、DOWNキー(KEY7)、クリア
キー(KEY8)のいずれかのキーが検出された場合に
は、何もせず直ちにキー入力処理を終了する。
【0134】ステップ1112では、現在TVモード
か、PCモードかの判定を行なう。そして、TVモード
のときはステップ1113に進み、PCモードのときは
ステップ1128に進む。
【0135】ステップ1113及びステップ1128で
は、共に、メニュー画面を見ながら操作者が設定項目を
選択するメニュー選択処理を行なう。このステップ11
13及びステップ1128のメニュー選択処理の詳細を
図24のフローチャートを参照して以下に説明する。
【0136】まずステップ1501で、前回選択された
項目を選択した状態でOSD表示を行なう。このOSD
表示については後述する。続いてステップ1502で操
作者からのキー入力処理があるまでウエイトを行なう。
キー入力があればステップ1502よりステップ150
3に進み、操作者が入力したキーがTV/PC切り替え
キー、音量UPキー、音量DONWキーのいずれかであ
るか否かを判定する。これらのキーである場合には、何
もせずに再度ステップ1502に戻る。
【0137】一方、ステップ1503でこれらのキーで
なかった場合にはステップ1504に進み、操作者が入
力したキーがメニューキーであるか否かを判定する。そ
うである場合には該処理を終了する。
【0138】一方、ステップ1504で操作者が入力し
たキーがメニューキーでない場合にはステップ1505
に進む。ステップ1505では、操作者が入力したキー
が設定キーであるか否かを判定する。そうである場合に
は設定項目確定とし、ステップ1114もしくは112
9に進む。
【0139】ステップ1506では、操作者が入力した
キーがクリアキーであるか否かを判定する。操作者が入
力したキーがクリアキーである場合にはステップ150
7に進み、選択項目を初期値にし、ステップ1501に
戻る。
【0140】一方、ステップ1506で操作者が入力し
たキーがクリアキーでない場合にはステップ1508に
進む。ステップ1508では、操作者がクリアキーとセ
ットキーを同時に一定時間以上押し続けたか否かの判定
を行なう。そして、操作者がクリアキーとセットキーを
同時に一定時間以上押し続けた場合にはリセット要求で
あるとしてステップ1509に進み、リセット処理を行
い、該処理を終了する。
【0141】一方、ステップ1508で、操作者がクリ
アキーとセットキーを同時に一定時間以上押し続けてい
ない場合にはステップ1510に進む。ステップ151
0では、操作者が入力したキーがUPキーであるか否か
の判定を行なう。もしそうである場合には、ステップ1
511に進み、選択項目を前項目にした後ステップ15
01に戻る。
【0142】一方、ステップ1510で操作者が入力し
たキーがUPキーでない場合には、ステップ1512に
進む。ステップ1512では操作者が入力したキーがD
OWNキーであるか否かの判定を行なう。もし操作者が
入力したキーがDOWNキーである場合にはステップ1
513に進み、選択項目を次項目にした後ステップ15
01に戻る。
【0143】一方、ステップ1512で操作者が入力し
たキーがDOWNキーでなく、上記すべてのキーでなか
った場合には、何もせずステップ1501に戻る。
【0144】従って、ステップ1504においてメニュ
ーキーが入力されているか、またはステップ1508に
おいてリセット要求である場合のみキー入力処理は終了
し、ステップ1505において操作者が入力したキーが
セットキーであった場合のみ、図22におけるステップ
1113またはステップ1128の処理が終了する。
【0145】再び図22の説明に戻り、ステップ111
3における以上のメニュー選択処理が終了するとステッ
プ1114に戻り、ステップ1113において選択され
た調整項目が、言語選択であるか否かの判定を行なう。
もし言語選択であった場合には、ステップ1115の言
語選択処理を行なう。
【0146】一方、ステップ1114において選択され
た調整項目が言語選択でなければステップ1116に進
み、選択された処理が入力選択であるか否かの判定を行
なう。選択された処理が入力選択であった場合にはステ
ップ1117に進み、入力選択(コンポジット信号入力
/YC分離信号入力)処理を行なう。
【0147】一方、ステップ1116で選択された処理
が入力選択でない場合にはステップ1118に進み、選
択された処理が音質選択であるか否かの判定を行なう。
選択された処理が音質選択であった場合にはステップ1
119の音質選択処理を行なう。
【0148】一方、ステップ1118で選択された処理
が音質選択でない場合にはステップ1120に進み、選
択された処理がコントラスト調整であるか否かの判定を
行なう。もし選択された処理がコントラスト調整であっ
た場合にはステップ1121に進み、コントラスト調整
処理を行なう。
【0149】一方、ステップ1120で選択された処理
がコントラスト調整でない場合にはステップ1122に
進み、選択された処理が明るさ調整であるか否かの判定
を行なう。選択され他処理がもし明るさ調整であった場
合にはステップ1123に進み、明るさ調整処理を行な
う。
【0150】一方、ステップ1122で選択された処理
が明るさ調整でない場合にはステップ1124に進み、
選択された処理が彩度調整であるか否かの判定を行な
う。もし選択された処理が彩度調整であった場合にはス
テップ1125に進み、彩度調整処理を行なう。
【0151】一方、ステップ1126では、選択された
処理が色相調整であるか否かの判定を行なう。選択され
た処理が色相調整であった場合にはステップ1127に
進み、色相調整処理を行なう。そうでなくもし、上記以
外の処理が選択された場合には直ちに処理を終了する。
【0152】ここで、以上に説明したステップ1115
における言語選択処理について図25を用いて説明す
る。ステップ1601では、言語選択画面をOSD表示
し、ステップ1602では操作者からキー入力があるま
でウエイトする。そして操作者からキー入力があるとス
テップ1603に進み、操作者からのキー入力がTV/
PC切り替えキーもしくは音量UPキーもしくは音量D
ONWキーであるか否かの判定を行なう。もしこれらの
キー入力である場合にはステップ1602に戻る。
【0153】一方、ステップ1603で操作者からのキ
ー入力がTV/PC切り替えキーもしくは音量UPキー
もしくは音量DONWキーでない場合にはステップ16
04に進む。ステップ1604では、操作者からのキー
入力がメニューキーもしくはセットキーであるかの判定
を行なう。もしこれらのキーキー入力であった場合に
は、ステップ1113もしくはステップ1128のメニ
ュー選択処理に戻る。
【0154】一方、もしステップ1604で操作者から
のキー入力がメニューキーもしくはセットキーでない場
合にはステップ1606に戻る。ステップ1606で
は、操作者からのキー入力がクリアキーであるか否かの
判定を行なう。もしクリアキー入力であった場合にはス
テップ1607に進み、設定値を該処理を始めたときの
設定値に戻した後ステップ1601に戻る。
【0155】一方、ステップ1606で操作者からのキ
ー入力がクリアキーでない場合にはステップ1608に
進む。ステップ1608では、操作者がクリアキーとセ
ットキーを同時に一定時間以上押しているか否かの判定
を行い、もしそうであった場合にはリセット要求である
としてステップ1609に進み、リセット処理を行な
い、その後該言語調整処理並びにキー入力処理を終了す
る。
【0156】一方、もしリセット要求でなかった場合に
はステップ1610に進む。ステップ1610では、操
作者からのキー入力がUPキーであるか否かの判定を行
なう。操作者からのキー入力がUPキーであった場合に
はステップ1611に進み、設定値を前項目にするか、
もしくは設定値をUPする。そしてステップ1601に
戻る。
【0157】一方、ステップ1610で操作者からのキ
ー入力がUPキーでない場合には、ステップ1612に
進む。ステップ1612では、操作者からのキー入力が
UPキーか否かの判定を行なう。操作者からのキー入力
がUPキーであった場合にはステップ1613に進み、
設定値を次項目にするか、もしくは設定値をDOWNす
る。そしてステップ1601に進む。
【0158】一方、ステップ1612で操作者からのキ
ー入力がUPキーでなく、もし操作者からのキー入力が
上記のいずれかのキーでもなかったなら何もせずステッ
プ1601に戻る。
【0159】図22のステップ1117の入力タイプ選
択処理、ステップ1119の音質選択処理、ステップ1
121のコントラスト調整処理、ステップ1123の明
るさ調整処理、ステップ1125の彩度調整処理、ステ
ップ1127の色相調整処理についても、上記と同様の
処理を行なう。
【0160】図22の処理において、ステップ1128
のメニュー処理では、ステップ1113で行ったのと同
様にして、PCモードのときのメニュー画面を通して設
定項目を選択する処理の選択を行なう。そしてステップ
1129に進む。ステップ1129では、選択された処
理が言語選択であるか否かの判定を行い、もし言語選択
であった場合には、ステップ1130の言語選択処理を
行なう。そうでない場合にはステップ1131に進む。
【0161】ステップ1131では、選択された処理が
音質選択であるか否かの判定を行い、もし音質選択であ
った場合には、ステップ1132の音質選択処理を行な
う。もしそうでない場合にはステップ1133に進む。
ステップ1133では、選択された処理がγ選択である
か否かの判定を行い、もしγ選択であった場合には、ス
テップ1134のγ選択処理を行なう。もしそうでない
場合にはステップ1135に進む。
【0162】ステップ1135では、選択された処理が
階調選択であるか否かの判定を行い、もし階調選択であ
った場合には、ステップ1136の階調選択処理を行な
う。もしそうでない場合にはステップ1137に進む。
ステップ1137では、選択された処理が位相調整であ
るか否かの判定を行い、もし位相調整であった場合に
は、ステップ1138の位相調整処理を行なう。もしそ
うでない場合にはステップ1139に進む。
【0163】ステップ1139では、選択された処理が
位置調整であるか否かの判定を行い、もしそうでない場
合にはステップ1141に進む。ステップ1141で
は、選択された処理がDPMS調整であるか否かの判定
を行い、もしDPMS調整であった場合には、ステップ
1142のDPMS調整処理を行なう。もしそうでない
場合にはステップ1143に進む。
【0164】ステップ1143では、選択された処理が
機種設定であるか否かの判定を行い、もし機種設定であ
った場合には、ステップ1144の機種設定処理を行な
う。そうでなく上記以外の処理が選択された場合には、
直ちに該キー入力処理を終了する。
【0165】なお、上記判定処理、OSD表示制御、各
種調整選択処理制御などは、システム制御部1.91に
おいて行なう。
【0166】続いて、表示部1.5の画面上に必要な情
報を表示して、操作者による各種調整処理の容易にする
OSD(オンスクリーンディスプレイ)表示について、
図26乃至図29に示す表示例および、本実施例の図1
に示す表示制御装置による文字サイズの拡大について示
した図30を参照にして説明する。
【0167】システム制御部1.91は、操作者による
キー入力処理等からのOSD表示要求に基づき、OSD
制御部1.93に対して、OSD表示開始位置(水平、
垂直)、表示パターン、フォントサイズ、表示色、ブリ
ンキング有無、フォント間スペース等の情報を転送する
ことにより、図26乃至図29に示す表示例の様なOS
D表示を行なう。
【0168】図26及び図27は、上述したキー入力処
理の説明において、図24を用いて説明した調整項目選
択処理における、メニュー画面のOSD表示例である。
図26及び図27では例として言語選択が設定項目とし
て選択されている場合を示している。
【0169】図26では、文字の背景が透かしではない
場合の表示例を示しており、選択されている言語(LA
NGUAGE)の項目部分は他の項目の背景と異なる色
となっているか、もしくはブリンクさせることにより、
他の項目と区別される。また図27では、文字の背景が
透かしになっている表示例を示している。この場合は、
選択項目の背景のみ透かしではなく色がついている。
【0170】図28は、図26及び図27に示したメニ
ュー画面において、図24のフローチャートに示す調整
項目選択処理によって言語選択(LANGUAGE)を
選択した場合のOSD表示例を示している。この場合は
2者選択型であるため、前述のようにUP、DOWNキ
ーを押すごとに英語(ENGLISH)と日本語(JA
PANESE)が交互に選択される。
【0171】図29は、上述したメニュー選択処理にお
いて明るさ調整を選択した場合のOSD表示例を示して
いる。この場合はUP、DOWNキーにより段階的に調
整値が変更される。例えば、255段階の設定値があ
り、OSD表示のレベルが10段階である場合には、設
定値が約25増減するごとにOSD表示のレベルも1つ
増減する。
【0172】次にOSD表示するフォントサイズについ
て図30及び図31を参考にして説明する。図30に示
す様に、NTSC/PAL等のTV信号であるコンポジ
ットビデオ信号s1.06およびYC分離ビデオ信号s
1.08表示時においては、OSD表示データs1.1
8はフィールド単位のデータからフレーム単位のデータ
への変換部1.24において、垂直方向に2倍サイズに
拡大される。
【0173】更に、補間部1.25により水平方向に2
倍のサイズに拡大される。そして最後に表示部1.5に
表示される際、垂直方向に2ライン同じデータを表示す
ることから、垂直方向に更に2倍サイズに拡大されたこ
とになり、トータルで、水平方向に2倍、垂直方向に4
倍サイズに拡大される。そのためOSD表示に用いるフ
ォントサイズとして、水平方向は2倍、垂直方向は1倍
サイズのフォントを用いることにより、表示装置1.5
上では水平方向、垂直方向ともに4倍サイズのフォント
を表示することができる。
【0174】一方、図31に示す様に、コンピュータ入
力信号s1.01表示時においては、OSD表示データ
s1.18は、スイッチ部1.06において、コンピュ
ータ入力信号s1.01と切り替えて出力される際、コ
ンピュータ入力信号s1.01と同じクロックスピード
で読み出しを行なうために、4回同じデータが読み出さ
れる。
【0175】そのため、水平方向に4倍サイズに拡大さ
れることになる。そのため、OSD表示に用いるフォン
トサイズとして、水平方向は1倍、垂直方向は4倍サイ
ズのフォントを用いることにより、表示装置1.5上で
は水平方向、垂直方向共に、上記の場合と同じ4倍サイ
ズのフォントを表示することができる。
【0176】図35に、ビデオ信号表示時およびコンピ
ュータ信号表示時において、OSD表示する項目の一覧
をそれぞれ示す。本実施例の表示制御装置においては、
それぞれの表示時において表1の様に異なる内容のOS
D表示を行なう。
【0177】したがって、本実施例の表示装置において
は、ビデオ信号表示時および、コンピュータ信号表示時
では、異なるフォントサイズ、異なる読み出しクロック
スピード、異なる表示内容のOSD表示を行なう。
【0178】OSD制御部1.93は、NTSC等のビ
デオ入力信号の場合には、スイッチ部1.23、また、
コンピュータ入力信号の場合には、スイッチ部1.06
を切り替えることにより、OSDデータs1.18を画
像データs1.10およびs1.04と切り替えること
により、OSDデータs1.18を画像データs1.1
0およびs1.04と切り替えて出力する。
【0179】スイッチ部1.32は、後述のキー入力処
理により操作者選択に基づいて、システム制御部1.9
1により切り替えられ、NTSC等のビデオ入力信号s
1.13と、コンピュータ入力信号s1.05を切り替
えて、デジタル処理部1.4に転送する。
【0180】続いて、デジタル処理部1.4において行
なう処理について、図32を用いて説明する。スイッチ
部1.3において切り替え入力された、NTSC等のビ
デオ入力信号s1.11およびコンピュータ入力信号s
1.14は、コントラスト調整部5.01においてγ補
正処理および階調調整処理される。
【0181】このコントラスト調整部5.01における
ガンマ補正処理について図33を参考にして説明する。
図33は、γ=2.2で8ビット入力、8ビット出力の
場合を示している。入力データが、例えばaの場合、γ
=1.0では出力データもaであるが、γ=2.2では
出力データはb(<a)となり、γ=1.0の場合より
もコントラストのある画像が得られる。
【0182】次に図34を参考にして本実施例のコント
ラスト調整部5.01における階調調整処理について説
明する。該階調調整処理を行わない場合は、図34に1
00%で示すように、入力値に対してリニアな出力値を
とるが、50%階調調整を行なうと、0から64まで、
および192から255までの入力データに対する出力
値は、それぞれ0と255に張り付けられ、その間の入
力データは図34に示すように、入力データの2倍の変
化量で変化する。
【0183】このように、階調調整の値を小さく(%を
下げる)するに従って、よりコントラストのある画像を
得ることができる。
【0184】なお、γ補正処理および階調調整における
調整値は、上述のキー入力処理により操作者選択され、
システム制御部1.91により、コントラスト変換部
4.01に設定される。
【0185】ガンマ補正および階調調整されたデータs
5.01は、中間調処理部5.02に送られ、ここで、
例えば、ED(誤差拡散)法やディザ法などの中間調処
理が施される。そして中間調処理が施されたデータs
5.02はメモリ部5.03に格納される。
【0186】動き検出部5.04は、中間調処理される
前の表示データをスチールして、一定値以上変化のあっ
たラインを検出し、この結果をシステム制御部1.91
に転送する。システム制御部1.91は、メモリ部5.
03に格納されているフレーム表示データの内、前記動
き検出部5.04で動きを検出されたライン表示データ
のみを読み出し、この読み出しデータs5.03をライ
ンアドレスデータと共にディスプレイ制御部5.05に
出力する。
【0187】該ディスプレイ制御部5.05は、表示装
置5.06のラインアドレスデータで指定された垂直位
置に前記ライン表示データを表示する。
【0188】続いて電源部1.8について説明する。図
1に示す電源部1.8は、TV信号処理部1.2、およ
びコンピュータ信号処理部1.1、およびデジタル処理
部1.4、およびその他各部に対して電源を供給する。
この電源部1.8はシステム制御部1.91により制御
され、TV信号処理部1.2、およびコンピュータ信号
処理部1.1、およびデジタル処理部1.4の電源をオ
ン、オフする。
【0189】以上説明したように本実施例によれば、ビ
デオ信号とサンプリングクロックの位相時間調整をDE
LAYLINEで行って、ドットマトリクスタイプのF
LCDに鮮明な画像を表示することが可能となる。
【0190】また、DELAYLINEの時間調整をプ
ログラマブルに行なうことにより、VGAやSVGAな
ど様々な表示モードを有するパーソナルコンピュータの
画像をFLCDに鮮明に表示することができる。
【0191】更に、クロック発生部を同一プロセスであ
る1チップICで構成することにより、温度特性が同一
となり、これまで素子によって異なる温度特性を補償す
るための回路が不要となる。
【0192】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ンプリングクロックと画像データの位相調整が可能とな
るために表示器の画像が鮮明となり、更に、様々な表示
モードに対応する位相時間に調整することにより、パー
ソナルコンピュータをはじめ、様々な画像データを表示
器に鮮明に表示することが可能となる。
【0194】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の全体構成を示す図であ
る。
【図2】図1に示す同期信号測定部の詳細区政を示す図
である。
【図3】図2のFIFOの内容を説明するための図であ
る。
【図4】図2のレジスタの内容を説明する図である。
【図5】本実施例におけるモード判定動作を示すフロー
チャートである。
【図6】図1に示すPLLクロック発生部の詳細構成を
説明する図である。
【図7】図6のPLLカウンタの詳細構成を説明する図
である。
【図8】図7の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図9】図1に示す補間処理部における補間処理の原理
を説明する図である。
【図10】図1に示す補間処理部における補間処理の原
理を説明する図である。
【図11】図1に示す補間処理部における補間処理の原
理を説明する図である。
【図12】図1に示す補間処理部の詳細構成を示す図で
ある。
【図13】図12に示した垂直補間処理部と補間制御部
の詳細構成を示す図である。
【図14】図13に示す入力された画像データの演算部
の内部ブロック構成を示す図である。
【図15】図14に示す指数演算部の詳細ブロック図で
ある。
【図16】本実施例の(VGA)表示モードにおける6
40ドット×350ライン補間の説明をする図である。
【図17】本実施例の(VESA)表示モードにおける
800ドット×600ライン補間の説明をする図であ
る。
【図18】本実施例の(VESA60Hz)表示モード
における800ドット×600ライン補間の説明をする
図である。
【図19】本実施例の(VESA72Hz)表示モード
における800ドット×600ライン補間の説明をする
図である。
【図20】本実施例の(VESA)表示モードにおける
1024ドット×768ライン補間の説明をする図であ
る。
【図21】本実施例の(MAC)シリーズにおける表示
モードにおける1024ドット×768ライン補間の説
明をする図である。
【図22】本実施例におけるキー処理を示すフローチャ
ートである。
【図23】本実施例におけるキー操作パネルを説明する
図である。
【図24】本実施例における図22に示すメニュー選択
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図25】本実施例における図22に示す言語選択処理
等のメニュー各種選択処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図26】本実施例におけるOSD表示メニューを説明
する図である。
【図27】本実施例におけるOSD表示メニューを説明
する図である。
【図28】本実施例におけるOSD表示メニューを説明
する図である。
【図29】本実施例におけるOSD表示メニューを説明
する図である。
【図30】本実施例における拡大表示時のOSD表示制
御を説明する図である。
【図31】本実施例における拡大表示時のOSD表示制
御を説明する図である。
【図32】図1に示すデジタル処理部の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図33】CRTのγ特性を説明する図である。
【図34】本実施例におけるFLCDのγ特性を説明す
る図である。
【図35】本実施例におけるOSDメニューの例を示す
図である
【符号の説明】
10 表示制御装置 1.01 同期信号分離部 1.02 同期信号測定部 s1.01 ビデオ信号 s1.02 画像信号 1.03 A/D変換器 1.04 クロック発生部 1.05 補間処理部 cs1.01 同期信号 cs1.02 同期信号極性判別信号 1.21 チューナー部 1.22 カラーデコーダ部 1.24 フィールド/フレーム変換部 1.5 表示装置 1.7 音声処理部 1.71 遅延調整部 1.72 音声処理部 1.73 スピーカ部 1.91 システム制御部 1.93 OSD制御部 2.01 クロックジェネレータ cs2.01 水平同期信号 cs2.02 垂直同期信号 cs2.03、cs2.04 周波数のクロック cs2.11 NHD cs2.12 TVD cs2.13 TVBlank cs2.22 コンパレータ出力 cs1.19 制御バス 2.02 周期測定用のカウンタ 2.03 周期測定用のカウンタ 2.04 帰線時間THBlank(垂直同期信号のH
Dレベルが「0」)の測定を行なうカウンタ 2.05 FIFO 2.11 垂直同期信号VD−周期中の水平同期信号H
Dの数を測定するためのカウンタ 2.12 垂直同期信号VDの周期測定用のカウンタ 2.13 垂直同期信号VDの帰線時間VBlank
(垂直同期信号VDのレベルが「0」)の測定を行なう
カウンタ 2.14 レジスタ 2.21 HD数比較レジスタ 2.22 コンパレータ 2.30 R/W制御部 3.05 位相比較器 3.06〜3.08 チャージポンプ型Lowパスフィ
ルタ 3.10 VCO(Voltage-controlled Oscillator) 3.04 分周期 3.01〜3.16 クロック発生モジュール 3.02 極性反転部 3.03 DERAYLINE cs3.01 水平同期信号 cs3.03 ドットクロック信号 3.04 分周期 3.17 レジスタ 3.12 プログラマブルカウンタ 3.20 シフトレジスタ 3.21 レジスタ 3.22 メインデバイス cs3.05 制御信号 3.06 D/Aコンバータ 3.07 ローパスフィルタ 3.08 ローパスフィルタ cs3.07 ゲイン制御信号 3.06 VCO 3.11 D/Aコンバータ 3.10 VCO 3.13 DELAYLINE 3.14 出力レベル切替 cs3.11 出力コントローラ 3.15 1/2分周出力レベル切替 3.16 出力レベル切替 4.01 入力部 4.02 制御入力部 4.02.01 メモリ装置 4.02.02 設定供給装置 4.03 同期入力部 4.04 出力部 4.05 出力クロック供給部 4.06 垂直補間処理部 4.07 補間制御部 4.06.01 フリップフロップ(F/F)回路 4.06.02 入力Fast In Fast Out(FIFO)メ
モリ 4.06.03 演算部 4.06.04 出力Fast In Fast Out(FIFO)メ
モリ 4.06.05 スイッチ部 4.06.06 スイッチ部 4.07.01 入力FIFO制御部 4.07.02 出力FIFO書き込み制御部 4.07.03 出力FIFO制御部 4.07.04 表示位置検出部 4.07.05 出力表示位置補正装置 4.07.06 演算制御部 5.01 コントラスト調整部 5.02 中間調処理部 5.03 メモリ部 5.04 動き検出部 5.05 ディスプレイ制御部 5.06 表示装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号と同期信号とを含むビデオ信号
    を入力して表示器に表示させる表示制御装置であって、 前記同期信号の水平同期信号を入力して画素同期クロッ
    ク信号を発生するクロック発生手段と、 前記クロック発生手段を制御する制御手段と、 前記クロック発生手段が発生した画素同期クロックに同
    期して前記ビデオ信号の画像信号を対応するディジタル
    信号に変換するA/D変換手段と、 前記同期信号と前記画素同期クロックと前記ディジタル
    信号を入力して前記表示器に出力する出力手段とを備
    え、 前記クロック発生手段は前記水平同期信号の遅延を調整
    する遅延手段を含むことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック発生手段は、 前記画素同期クロック信号を分周する分周手段とを含
    み、 前記分周手段により分周されたクロック信号と前記遅延
    手段で遅延調整された前記水平同期信号の位相をロック
    して前記画素同期クロック信号を出力することを特徴と
    する請求項1記載の表制御装置。
  3. 【請求項3】 前記発振手段は、電圧制御発振器である
    ことを特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記分周手段は、前記制御手段によって
    分周比が任意に制御可能であることを特徴とする請求項
    2記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延手段は、前記制御手段によって
    遅延時間が任意に制御可能であることを特徴とする請求
    項1記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記A/D変換手段は、前記画素同期ク
    ロックに同期して前記ビデオ信号をサンプリングして対
    応するディジタル信号に変換することを特徴とする請求
    項1記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 画像信号と同期信号とを含むビデオ信号
    を入力して表示器に表示させる表示制御装置における表
    示制御方法であって、 前記同期信号の水平同期信号を入力して前記水平同期信
    号の遅延を調整して画素同期クロック信号を発生させ、
    発生させた画素同期クロックに同期して前記ビデオ信号
    の画像信号を対応するディジタル信号に変換し、前記同
    期信号と前記画素同期クロックと前記ディジタル信号と
    を前記表示器に出力して表示させることを特徴とする表
    示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記画素同期クロック信号の発生は、 前記画素同期クロック信号を分周して得たクロック信号
    と前記水平同期信号の遅延を調整して前記水平同期信号
    の位相をロックして前記画素同期クロック信号を出力す
    ることを特徴とする請求項7記載の表示制御方法。
JP7220146A 1995-08-29 1995-08-29 表示制御装置及び方法 Withdrawn JPH0962239A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7978190B2 (en) 1997-08-20 2011-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electrooptical device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7978190B2 (en) 1997-08-20 2011-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electrooptical device

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