JPH0962151A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0962151A
JPH0962151A JP7214544A JP21454495A JPH0962151A JP H0962151 A JPH0962151 A JP H0962151A JP 7214544 A JP7214544 A JP 7214544A JP 21454495 A JP21454495 A JP 21454495A JP H0962151 A JPH0962151 A JP H0962151A
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paper
sheet
image forming
timing
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JP7214544A
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Yutaka Yamada
裕 山田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害が発生したときに印刷や記録動作をなる
べく停止せず、しかも信頼性の高い印刷物あるいは記録
物を得ることを可能にする。 【解決手段】 用紙41は給紙トレイ42から送り出さ
れてトナー像を転写され、定着されて排紙トレイ46に
排出される。その途中で障害が発生した場合には、位置
2 あるいはその上流側の用紙41はその搬送を一時的
に停止させられ、障害発生時のページのトナー像が感光
体ドラム43に作成されたとき、搬送が再開される。し
たがって、位置P1 、P2 に存在した用紙はパージ処理
される必要がなく、有効活用される他、印刷物等のペー
ジ順が確保され信頼性を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカット紙を使用して
印刷を行う印刷装置の動作を制御するための印刷制御装
置に係わり、詳細には印刷時に異常が発生したときの制
御に特徴を有する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばレーザプリンタでは、ホストコン
ピュータ等の情報源から得られる印刷データを使用して
感光体に静電潜像を形成して印刷を行っている。このよ
うなノンインパクトタイプの印刷装置の印刷技術の発展
は目ざましく、カット紙に対して印字品質の高い印字が
可能になると共に、ジャム(紙づまり)に対する装置の
信頼性も飛躍的に向上している。この結果、従来、信頼
性の観点から例えばファンフォールド紙に対してドット
プリンタで印字を行うようにしていた金融系等の特殊の
分野にも、このようなノンインパクトタイプの印刷装置
が積極的に使用されるようになってきている。
【0003】しかしながら、金融系の基幹システムに使
用される印刷装置のように印刷に高い信頼性が要求され
る分野では、印刷された内容に一文字でも印字のかすれ
があったり、黒点や白抜けがある等の印字異常がある
と、表示した金額等の内容が異なってくることになり、
致命的なエラーとなる。連続すべき文書の一部のページ
が欠けてしまうような場合も同様である。そこでこの種
の印刷装置には、印字の正当性を保証するための異常検
知機構が随所に配置されている。
【0004】一方、このような印刷装置は一般に大型で
高速の装置であり、昼夜を問わず稼働される場合も多
い。そこで、印字異常の検知が要請される一方で装置の
停止による生産性の低下や人間の介在は極力避け、でき
るだけ無停止運転が可能であり、かつ前記したような印
刷結果に異常がないといった性能の具備が求められてい
る。
【0005】そこで特開平4−187478号公報に
は、印刷実行中に各種異常が発生したときのジャムを回
避する技術が開示されている。この提案では、プリンタ
の全体的な制御を行うマスタCPU(中央処理装置)と
各部分の制御を分担するスレーブCPUとの間の通信エ
ラーのように印字に影響を生じさせることのないエラー
をこれ以外のエラーと区別している。そして、印字に影
響を生じさせないエラーが発生した場合には、印字済み
の用紙を正常な印刷物として排紙する一方、印刷のため
の用紙の供給をそれ以後停止してプリンタを停止させる
ことで、ジャムが不必要に発生する事態を防止してい
る。また、用紙の搬送系で厳密な動作タイミングが要求
される箇所のエラーとこの搬送系で厳密な動作タイミン
グが特に要求されてはいないエラーとを区別して、後者
のエラーに関しては再試行を行い、これが成功すれば、
印刷装置を停止させることなく連続運転させることで印
刷装置の停止の事態を極力回避している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案によればジャムの発生を回避するために識別あるいは
検知するエラーは印字に影響しないものに限定されてい
る。したがって、印字に影響するエラーが発生した場合
には制御範囲の対象外となり、印刷装置のジャムの発生
を防止する効果が十分ではないという問題がある。
【0007】また、この提案の装置でエラー発生時の再
試行は、用紙搬送系のタイミングに直接関係しないもの
に限定されている。したがって、現実には印刷装置を停
止させないでよいようなエラーのほんの一部が再試行さ
れるに過ぎず、結果的には印刷装置の停止する割合を十
分低減させることができない。すなわち、画像形成装置
の本体が故障した場合以外に発生する印刷中の電気的な
エラーの大多数は、外部ノイズ等による偶発的なもので
あるが、一般にこれらが用紙搬送系のタイミングに直接
関係しないと特定されることは少なく、提案の装置では
大半のエラーが印刷動作を停止させる制御に直結するこ
とになった。
【0008】以上、プリンタを中心に従来技術の問題を
説明したが、複写機、ファクシミリ装置のような一般に
画像形成とその記録を行う画像形成装置についても同様
の問題が発生する。
【0009】そこで本発明の第1の目的は、エラーある
いは障害が発生したときに印刷あるいは記録動作をなる
べく停止させず、しかも信頼性の高い印刷物あるいは記
録物を得ることのできる画像形成装置を提供することに
ある。
【0010】本発明の第2の目的は、各ページを1枚ず
つ全体で複数ページの画像の記録を行う場合にエラーあ
るいは障害が発生したとき、すでに給紙源から送り出さ
れた用紙を極力有効に活用して記録を行うようにした画
像形成装置に関する。
【0011】本発明の第3の目的は、各ページ1枚ずつ
全体で複数ページの画像の記録を行う場合にエラーある
いは障害が発生したときで複写機等の画像形成装置にソ
ータが接続されている場合に、各ページの印刷物あるい
は記録物が適切なビンにソートされて排出されるように
した画像形成装置に関する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ゼログラフィ等の各種の手法で画像の形成を
行う画像形成手段と、(ロ)この画像形成手段による画
像の形成に影響を与える障害の発生を検出する障害発生
検出手段と、(ハ)画像形成手段に向けて形成後の画像
を記録するための用紙を供給する用紙供給源と、(ニ)
この用紙供給源と画像形成手段の間に配置され、用紙供
給源から送り出された用紙が画像形成手段に到達するタ
イミングを調整するタイミング調整手段と、(ホ)障害
発生検出手段が障害の発生を検出したとき画像形成手段
に障害発生時の画像の形成を再度行わせる画像形成再実
行手段と、(ヘ)この画像形成再実行手段が画像の形成
を再度行うときタイミング調整手段をこの再度行われる
画像の形成に合わせて調整するタイミング調整手段制御
手段とを画像形成装置に具備させる。
【0013】すなわち、請求項1記載の発明では、ゼロ
グラフィ等の各種の手法でトナー像のような用紙自体に
転写すべき画像あるいはRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)等にまだ可視化されていない電気的な画像を形
成させる一方、これらの画像形成に影響を与える障害の
発生を障害発生検出手段によって検出させる。障害発生
検出手段による障害の検出は、画像に影響を与えるおそ
れがある障害(エラー)の検出であって、現実に画像に
障害が発生したかどうかを検出するものではない。これ
は、請求項2〜請求項4記載の発明についても同様であ
る。
【0014】本発明では、形成後の画像を記録する用紙
を画像形成手段に到達させるタイミングを調整するため
のタイミング調整手段のそのタイミング調整を、画像の
再形成に合わせて調整できるようにして、障害の発生し
た画像は再び形成し直すことにしている。この再形成し
た画像は、タイミングの調整された用紙に記録する。こ
のようにして、画像の記録に影響を与えるおそれのある
障害が検出されたときには、装置の画像形成等の記録制
御自体は停止させずに、画像を再形成させることで、し
かも搬送途中でタイミング調整された用紙を用いて、信
頼性の高い印刷物あるいは記録物を得ることができるよ
うにしている。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)ゼログラ
フィ等の各種の手法で画像の形成を行う画像形成手段
と、(ロ)この画像形成手段による画像の形成に影響を
与える障害の発生を検出する障害発生検出手段と、
(ハ)画像形成手段に向けて形成後の画像を記録するた
めの用紙を供給する用紙供給源と、(ニ)この用紙供給
源と画像形成手段の間に配置され、用紙供給源から送り
出された用紙を一時的に停止させこれを所定のタイミン
グで再度送り出すことで画像形成手段に対するこの用紙
の到達するタイミングを調整するタイミング調整手段
と、(ホ)障害発生検出手段が障害の発生を検出したと
き画像形成手段に障害発生時の画像の形成を再度行わせ
る画像形成再実行手段と、(ヘ)この画像形成再実行手
段が画像の形成を再度行うときタイミング調整手段に停
止中の用紙あるいはタイミング調整手段に到達前の用紙
をこのタイミング調整手段あるいはこの手前の所定の位
置で停止させておき画像の形成が再度行われたときには
この画像に対して停止中の用紙の送り出しのタイミング
を調整するタイミング調整手段制御手段とを画像形成装
置に具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、ゼログ
ラフィ等の各種の手法でトナー像のような転写すべき画
像あるいはRAM等にまだ可視化されていない電気的な
画像を形成させる一方、これらの画像形成に影響を与え
る障害の発生を障害発生検出手段によって検出させる。
そして、形成後の画像を記録する用紙を画像形成手段に
到達させるタイミングを調整するためのタイミング調整
手段のそのタイミング調整を、画像の再形成に合わせて
調整できるようにする一方、画像形成再実行手段が画像
の形成を再度行うときタイミング調整手段に停止中の用
紙あるいはタイミング調整手段に到達前の用紙をこのタ
イミング調整手段あるいはこの手前の所定の位置で停止
させておき、障害の発生したおそれのある画像の形成が
再度行われたときにはこの画像に対して停止中の用紙の
送り出しのタイミングを調整するようにしている。この
ようにタイミング調整手段よりも上流側の搬送路の用紙
も同時に停止させることで、すでに搬送路に送り出され
た用紙が複数枚存在する場合であっても、これらを無駄
にすることなく、しかも装置の画像形成等の記録制御自
体は停止させずに、再形成された画像を用いて信頼性の
高い印刷物あるいは記録物を得ることができる。
【0017】請求項3記載の発明では、(イ)各ページ
がそれぞれ用紙1枚に対応する形で連続するページに対
して所定の順番で画像の形成を行う画像形成手段と、
(ロ)この画像形成手段による画像の形成に影響を与え
る障害の発生を検出する障害発生検出手段と、(ハ)画
像形成手段に向けて形成後の画像を記録するための用紙
を供給する用紙供給源と、(ニ)この用紙供給源と画像
形成手段の間に配置され、用紙供給源から送り出された
用紙を一時的に停止させこれを所定のタイミングで再度
送り出すことで画像形成手段にこの用紙が到達するタイ
ミングを調整するタイミング調整手段と、(ホ)障害発
生検出手段が障害の発生を検出したとき画像形成手段に
障害発生時に形成した画像のページと同一のページから
画像の形成を再度行わせる画像形成再実行手段と、
(ヘ)この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行う
ときタイミング調整手段に停止中の用紙あるいはタイミ
ング調整手段に到達前の用紙をこのタイミング調整手段
あるいはこの手前の所定の位置で停止させておき画像の
形成が再度行われたときにはこの画像に対して停止中の
用紙の送り出しのタイミングを調整するタイミング調整
手段制御手段と、(ト)タイミング調整手段制御手段に
よってタイミングの再調整の行われる以前の用紙であっ
て障害発生検出手段が障害の発生を検出したページ以降
の画像の記録された用紙を正規に記録の行われた用紙以
外の用紙として特別のトレイに排出するパージ制御手段
とを画像形成装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、ゼログ
ラフィ等の各種の手法による画像形成手段で用紙1枚が
1ページに対応する形で所定の順番で画像の形成を行う
ときに関するもので、障害発生検出手段が障害の発生を
検出した場合には、用紙供給源から送り出された用紙を
一時的に停止させると共に、画像形成手段に障害発生時
に形成した画像のページと同一のページから画像の形成
を再度行わせるようにしている。また、このように画像
の形成が再度行われるページの用紙と、これに続くペー
ジの用紙のうちのすでに画像が形成されたものについて
は、パージ制御によって正規の排紙トレイ以外のトレイ
(パージトレイ)に排出することにして、たとえその用
紙に障害が発生していなくても、ページに対応させて順
序を崩さない状態で正規のトレイに用紙が排出されるこ
とを確保している。もちろん、請求項3記載の発明によ
れば、従来のように給紙トレイから一度送り出された用
紙すべてがパージトレイに収容されるものではなく、タ
イミング調整手段制御手段によってタイミングの再調整
が行われた用紙は、ページ順に再構成された画像によっ
て記録されるので、用紙の無駄は軽減され、かつ障害発
生時に装置が停止してしまうという事態の発生を防止す
ることができる。
【0019】請求項4記載の発明では、(イ)各ページ
がそれぞれ用紙1枚に対応する形で連続するページに対
して所定の順番で画像の形成を行う画像形成手段と、
(ロ)この画像形成手段による画像の形成に影響を与え
る障害の発生を検出する障害発生検出手段と、(ハ)画
像形成手段に向けて形成後の画像を記録するための用紙
を供給する用紙供給源と、(ニ)この用紙供給源と画像
形成手段の間に配置され、用紙供給源から送り出された
用紙を一時的に停止させこれを所定のタイミングで再度
送り出すことで画像形成手段にこの用紙が到達するタイ
ミングを調整するタイミング調整手段と、(ホ)障害発
生検出手段が障害の発生を検出したとき画像形成手段に
障害発生時に形成した画像のページと同一のページの画
像の形成を再度行わせる画像形成再実行手段と、(ヘ)
この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行うときタ
イミング調整手段に停止中の用紙あるいはタイミング調
整手段に到達前の用紙をこのタイミング調整手段あるい
はこの手前の所定の位置で停止させておき画像の形成が
再度行われたときにはこの画像に対して停止中の用紙の
送り出しのタイミングを調整するタイミング調整手段制
御手段と、(ト)タイミング調整手段制御手段によって
タイミングの再調整の行われる前の用紙であって障害発
生検出手段が障害の発生を検出したページを除くそれ以
降の画像の記録された用紙をソータの障害の発生を検出
したページに対応するビンを飛ばした形でそれ以降のビ
ンに順次収容する第1のソータビン制御手段と、(チ)
画像形成再実行手段で画像の形成が再度行われたページ
の用紙を障害の発生を検出したページに対応するビンに
収容する第2のソータビン制御手段とを画像形成装置に
具備させる。
【0020】すなわち請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明とは異なった観点から成立した発明であっ
て、この場合にはソータに接続された画像形成装置を扱
っている。ソータで各ページに順に対応させてビンの設
定を行った場合には、必ずしも現在進行している画像の
形成動作を中断して障害の発生したページから画像の形
成を再度行う必要がない。すなわち、仮にビンを飛ばし
て用紙を収容したとしても、その空きビンに対応する用
紙を後からそのビンに収容しても、ソータのビンとの対
応でページの順番は確保されるからである。また、これ
によりパージ制御の対象となり事実上廃棄される用紙の
割合を少なくすることができ、用紙の無駄を省くことが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】以下、本発明の画像形成装置がプリンタで
あり、ホストコンピュータからページ順に印刷データの
供給を受け印刷を行う場合を例にとって説明を行う。
【実施例】
【0023】図1はプリンタの構成の概要を表わしたも
のである。本実施例のプリンタ11は、図示しないホス
トコンピュータからプリントデータ12の供給を受ける
印字制御部13と、この印字制御部に接続されて画像の
記録を行う印字部14とで構成されている。
【0024】印字制御部13は、プリントデータ12を
受信する入力制御装置21を備えている。受信したプリ
ントデータ12は、スプール装置22にページ単位で順
に蓄積され、印刷のために所定のページ順で読み出され
るようになっている。入力制御装置21から読み出され
たプリントデータはイメージ発生装置23に入力されて
各ページのイメージが発生される。このイメージはペー
ジごとにページバッファ24に展開される。第1のメイ
ン制御CPU25はこの印字制御部13の全体的な制御
を行う他に、ページバッファ24に展開されたイメージ
データを、第1のビデオ制御装置26の制御によってプ
リントデータとして印字部14側に送信させる。また、
これ以外の各種の制御データについては第1の通信制御
装置27を介して印字部14側との間で送受信を行う。
【0025】このような制御データの一例としては、ス
プール装置22から印刷のために読み出されるプリント
データが昇順であるか降順であるかあるいは両面記録を
行うための所定のページ順であるかどうかを特定させる
ため印字部14から送られるページ識別情報がある。印
字部14はまた、ビデオデータの送信タイミングを示す
ビデオ同期信号を印字制御部13に送信する。印字制御
部13は、このビデオ同期信号を受信すると現在送信す
べきページを特定し、このプリントデータを印字部14
に送信することになる。
【0026】なお、第1のメイン制御CPU25による
制御動作は、スプール装置22と共用の図示しないハー
ドディスクに格納されたプログラムを制御することによ
って行われる。図示しないRAMはこれら実行対象のプ
ログラムを格納すると共に、プログラムの実行に伴う各
種データの一時的な格納処理を行う。
【0027】印字部14は、この全体的な制御を行うた
めの第2のメイン制御CPU31を備えている。第2の
メイン制御CPU31は、レーザプリンタの本体部分か
らなる印刷装置部32の制御を行って、この図に示して
いない用紙に対して画像の記録を行う。印字制御部13
の第1の通信制御装置27と各種データの送受信を行う
第2の通信制御装置33から得られる制御データを用い
て、第2のビデオ制御装置34は第1のビデオ制御装置
26からビデオデータを受信し、これをROS制御装置
35に送信して印刷装置部32における画像のラスタ走
査を行わせることになる。
【0028】図2は、印刷装置部の要部を表わしたもの
である。印字部14は所定のサイズに裁断された用紙4
1を積層した給紙トレイ42を備えている。この給紙ト
レイ42から送り出された用紙41は、感光体ドラム4
3とトランスファコロトロン44の間および定着装置4
5を介して排紙トレイ46に排出されるのが通常であ
り、この搬送ルートを主搬送路47と呼ぶことにする。
この主搬送路47の終端の手前の所定位置から分離して
パージトレイ48に至るルートをパージ用搬送路49と
呼ぶことにする。パージ用搬送路49は、パージ制御に
よって搬送される用紙を搬送するためのものである。な
お、この例ではパージ用搬送路49の終端にパージトレ
イ48を配置しているが、このようなトレイが配置され
ている必要は存在せず、装置によってはパージされた用
紙41を装置外にたれ流し式に排出させるようにしても
よい。
【0029】主搬送路47における感光体ドラム43と
トランスファコロトロン44の手前には、用紙41の搬
送タイミングを調整するためのレジストレーション用ゲ
ート51が配置されている。また、本実施例ではレジス
トレーション用ゲート51のすぐ上流側にはレジストロ
ール52、53が配置されている。また、これらの間に
は用紙41の先端を検出するための第1の用紙センサ5
4が配置されている。レジストレーション用ゲート51
は、給紙トレイ42から主搬送路47に送り出された用
紙41の先端がレジストロール52、53を通過して第
1の用紙センサ54によって検出された時点で閉じてお
り、用紙41の搬送を阻止するようになっている。この
とき、レジストロール52、53による用紙41の搬送
も停止される。レジストレーション用ゲート51は、こ
の後、感光体ドラム43上に形成された画像と同期をと
って開き、レジストロール52、53の定速回転によっ
て用紙41の送り出しが開始される。
【0030】図3は、感光体ドラムの周辺を表わしたも
のである。感光体ドラム43は印字開始が指示される
と、このサイクルアップ(起動)時に図示しないメイン
モータによって矢印61方向に定速で回転を開始するよ
うになっている。そして、印字部14の定着装置45を
含む各部が印字を開始できる状態になると、ページ識別
情報を付加した状態で前記したビデオ同期信号を送出す
ることになる。この感光体ドラム43の周囲には、例え
ばチャージコロトロンに代表される帯電器62と、現像
装置63と、前記したトランスファコロトロン44ある
いは転写器と、クリーニング装置64が時計方向に順に
配置されている。帯電器62は感光体ドラム43の表面
を所定の極性に一様に帯電する。
【0031】帯電器62と現像装置63の間のドラム表
面の所定の位置には、感光体ドラム43の軸方向にレー
ザビーム66が繰り返し走査されるようになっている。
このレーザビーム66は、図1にも示した第2のビデオ
制御装置34の制御によって半導体レーザ67が変調し
て出力するレーザ光を、図示しないレンズ等の光学部品
を通過させた後、偏向手段として代表的に使用されるポ
リゴンミラー68によって偏向したものである。
【0032】感光体ドラム43におけるレーザビーム6
6が照射された位置の電荷は、このビームのオン・オフ
制御によって選択的に消失し、ドラム表面に各ページの
画像に対応した静電潜像が形成されることになる。レー
ザビーム66によって各ページの画像の先頭のラインの
走査が行われたドラム表面の位置をP1 とする。ドラム
表面の回転移動によってその点P1 がトランスファコロ
トロン44の直上の位置P2 に到達する時点で、用紙4
1の先端の記録開始位置がこの位置P2 に到達すれば、
各ページの記録の開始位置が揃うことになる。図2に示
したレジストレーション用ゲート51の開閉制御はこの
タイミング調整のために行われることになる。
【0033】ところで本実施例のプリンタ11では、図
1に示した第1の用紙センサ54以外に各種のセンサが
装置内の各種の状態検出のために使用されている。この
プリンタ11に使用されるセンサは、大別すると用紙の
搬送状態を検知するための用紙センサと、画像そのもの
の形成に影響を与えたり、画像の記録された用紙の品質
に問題を与えるような装置の一般的な異常を検出するた
めの異常センサとに分けられる。これらを図2および図
3で説明する。
【0034】図2における給紙トレイ42の出口側には
第2の用紙センサ71が配置されており、用紙41の搬
送が開始される際のフィードミス等の検出が行われる。
トランスファコロトロン44の直後の搬送路あるいはド
ラム表面近傍には第3の用紙センサ72が配置されてお
り、感光体ドラム43に対する用紙41の剥離ミスの検
出が行われる。ヒートロールとプレッシャロールから構
成される定着装置45の直後には、第4の用紙センサ7
3が配置されている。第4の用紙センサ73は、用紙4
1が誤って定着装置45のロール表面に巻き付けられた
ときの検出を行なう。この代わりに、あるいはこの検出
と兼用して定着温度すなわち定着制御装置の異常を検出
するようにしてもよい。
【0035】主搬送路47とパージ用搬送路49の分岐
点の近傍には第5の用紙センサ74が配置されており、
分岐点における図示しない切替ゲートによるジャムの発
生の監視を行っている。排紙トレイ46の入口付近には
第6の用紙センサ75が配置されており、用紙41が正
常に排紙トレイ46に排出されたかどうかの監視が行わ
れるようになっている。パージトレイ48の入口付近に
は第7の用紙センサ76が配置されており、パージ制御
で排出される用紙が正常に排出されるかどうかの監視に
使用されている。
【0036】次に用紙の搬送以外の異常をチェックする
ための異常センサの配置について説明する。図3におけ
る第2のビデオ制御装置34内あるいはその近傍には第
1の異常センサ78が配置されている。第1の異常セン
サ78は、第2のビデオ制御装置34内あるいはその近
傍で発生したノイズや、ビデオデータのエラーを検出す
るセンサ回路である。ビデオデータのエラーの検出は、
例えば画像の走査範囲外におけるビデオデータが本来存
在しない区間に疑似的にビデオデータが発生しているこ
とを検出したり、ビデオデータとしての2値信号の振幅
を越えるような信号が発生しているときこれを検出する
ことによって行われる。
【0037】装置によっては、印字制御部13の所定の
回路部分を含めた形で2系統あるいは3系統以上の信号
処理回路を用意して、これらによってビデオデータを並
行処理させ、これらの出力側の信号状態を画素クロック
に同期してチェックするようにしてもよい。すなわち、
画素クロックに同期して平行に出力されるビデオデータ
の各信号状態が完全に一致していれば正常であるとし、
一致していない箇所があるときには異常の検出を行うよ
うにしてもよい。
【0038】ポリゴンミラー68から出力されるレーザ
ビーム66の通過する経路あるいはその近傍には、第2
の異常センサ79が配置されている。第2の異常センサ
79は、例えば画像に対応するレーザビーム66の走査
領域外のビームを検出することで、レーザ67から出力
されるレーザビーム66のレベルが正常であるかどうか
のチェックや、ポリゴンミラー68を回転させる図示し
ないポリゴンミラーモータの回転が正常に行われている
かどうかのチェックを行う。
【0039】現像装置63とトランスファコロトロン4
4の間のドラム表面近傍には、第3の異常センサ81が
配置されている。第3の異常センサ81は、正規の画像
についての現像が行われる前に感光体ドラム43上の所
定の領域にテスト的に作成した画像のトナー像について
実際の濃度を検出する。そして、帯電器62や現像装置
63が正常に動作しているかどうかの点検を行うように
なっている。画像濃度が狂ったときには、図示しない画
像濃度調整回路がその調整を行うようになっているの
で、この画像濃度調整回路に異常が発生したときにもそ
の検出が行われることになる。
【0040】図2に戻って、定着装置82には第4の異
常センサ82が配置されている。第4の異常センサ82
は、トナー像を用紙41に熱定着するための温度が正常
であるかどうかのチェックを行う。したがって、第4の
異常センサ82は定着温度制御回路内の既存の温度検出
素子または回路を代用することができる。プリンタある
いは他の画像形成装置によっては、その装置の独自の見
地により、これらとは別の異常センサを追加的にあるい
は以上説明した異常センサの一部または全部と交代する
ものとして使用することは自由である。
【0041】このような構成のプリンタ11で、感光体
ドラム43上における各ページの静電潜像の形成と用紙
41の搬送制御の様子を説明する。前記したようにサイ
クルアップの指示が行われてメインモータの駆動が開始
され、印字部14から印字制御部13に対してページ識
別情報を付加したビデオ同期信号が送出されると、所定
のタイミングで給紙開始が指示される。これにより、図
示しない送りロールが駆動され、図2における給紙トレ
イ42から用紙41のフィードが開始される。フィード
された1枚目の用紙41の先端がレジストロール52、
53を通過し、第1の用紙センサ54がこれを検出する
とレジストロール52、53の回転が停止する。このと
きレジストレーション用ゲート51は閉じている。印字
部14は用紙41が第1の用紙センサ54によって検知
されたとき、あるいは必要ならばこれよりも更に上流側
に用紙センサを配置しておいてこれが用紙41の先端を
検知したとき、印字制御部13に対して最初のページの
ビデオデータの送出タイミングを知らせるためのトリガ
信号を送出する。このトリガ信号はページ識別情報を付
加した形態で送出される。
【0042】これから所定時間が経過したらビデオデー
タ転送用のピクセル同期信号が発生し、ビデオデータの
受信が開始される。受信したビデオデータはレーザビー
ムのオン・オフ情報に変換され、これを用いて感光体ド
ラム43上に静電潜像が形成される。レジストレーショ
ン用ゲート51はこの感光体ドラム43の回転に同期し
て所定のタイミングで開き、用紙41の搬送を開始させ
る。このようにして、レジストロール52、53によっ
て搬送される第1枚目の用紙41に対してトナー像の転
写が行われる。転写されたトナー像は、用紙41が定着
装置45を通過するときに定着され、排紙トレイ46に
排出される。
【0043】1枚目の用紙41に対するこのような制御
が進行しているとき、2枚目以降の用紙41に対する静
電潜像の形成も時間を遅らせながら順に進行していく。
この結果、画像の形成や各用紙41の搬送に何らの問題
も発生しなければ、感光体ドラム43上に例えば昇順で
1ページずつ静電潜像の形成が行われ、第1ページ目か
らの画像が順に用紙41に記録されて、排紙トレイ46
に順次排出される。全ページの印刷が終了すると、印刷
サイクルを終了させるための制御が行われ、メインモー
タを始めとする各部品の動作が所定のシーケンスで停止
していき(サイクルダウン)、プリント動作が完了す
る。
【0044】次に用紙41をパージトレイ48に排出す
るパージ制御について説明する。パージトレイ48は、
印刷中に検出した印刷不良用紙を排出するためのもので
ある。仮に第2の異常センサ79が異常を検知したとす
ると、そのとき作成中のページの画像は画質に問題があ
る可能性がある。この例の場合、そのページの用紙41
を前記した切替ゲートによってパージ用搬送路49に進
ませ、パージトレイ48に排出させる。
【0045】この切替ゲートよりも上流側の主搬送路4
7の長さが比較的長い場合には、パージ用搬送路49に
進ませた以外の後続する用紙41が列をなして搬送され
ている可能性がある。従来では異常を発生させた用紙4
1以降の用紙41も、給紙トレイ42からすでに送り出
されているものはすべてパージトレイ48に排出される
ことになっていた。特に印刷の分野では、各用紙41に
対してページ順に記録が行われ、ページ順に排紙トレイ
46に排出されることが重要視されていることによる。
すなわち、異常を生じて画像の記録を再度やり直すペー
ジが発生した場合には、それ以後のページの画像に問題
がないことが推定できても、これらを先に排紙トレイ4
6に排出させるとページの順番が狂うので、すべてパー
ジトレイ48に排出することにしたのである。
【0046】本実施例でもこの原則は従来と同一であ
る。しかしながら、本実施例ではすでに給紙トレイ42
から送り出されている用紙41であっても、感光体ドラ
ム43の手前で停止できるものであればこれらの搬送を
一時的に停止させることにしている。そして、異常の発
生したページについて再度その画像を感光体ドラム43
に形成させ、停止させている用紙41のうちの最初のも
のにこの画像を記録させることにしている。すなわち本
実施例ではレジストレーション用ゲート51で搬送を停
止できる用紙41について、今までパージトレイ48に
排出していたのをやめて一時的に停止させ、これを異常
の発生したページの画像の記録に使用するようにしてい
る。
【0047】このように感光体ドラム43に至る前の搬
送中の用紙41の搬送を一時的に停止させた場合には、
これと無関係に給紙トレイ42から後続の用紙41の搬
送を開始させることができない。後続の用紙41が例え
ばレジストロール52、53の箇所でサイズ機器用紙4
1に追いついてしまいジャムを発生させる可能性が生じ
るからである。そこで本実施例では、後続の用紙41の
送り出しを遅延させる制御を行うようにしている。これ
らについては後に詳しく説明する。
【0048】図4は、本実施例のプリンタにおける各用
紙の搬送位置の関係を表わしたものである。次に説明す
る各用紙の搬送制御との関係で用紙の各位置を符号で示
すことにする。給紙トレイ42に存在する搬送開始直前
の用紙41の位置をP0 とし、用紙41の先端がレジス
トロール52、53を通過してレジストレーション用ゲ
ート51に停止させられた位置をP2 とする。この位置
2 にまで要する時間を所定の単位ピッチの2倍と仮定
し、給紙開始の位置P0 からこの単位ピッチだけ経過し
たときの用紙41の位置をP1 とする。
【0049】同様に給紙開始の位置P1 から用紙41が
順調に搬送されていったと仮定したときの単位ピッチの
3倍の時間が経過したときの位置をP3 とすると、これ
は主搬送路47からパージ用搬送路49が分岐する手前
の位置となる。また、給紙開始の位置P1 から同様に用
紙41が順調に搬送されていったと仮定したときの単位
ピッチの4倍の時間が経過したときの位置はP4 または
4 ′となる。ここで位置P4 は、主搬送路47だけ搬
送された場合に到達する位置であり、位置P4′はパー
ジ制御によってパージ用搬送路49に切り替えて搬送さ
れた場合に到達する位置である。
【0050】なお、以上の説明で用紙41が順調に搬送
されていったと仮定したのは、本発明の場合、用紙41
が位置P2 に比較的長い時間停止している場合があるの
で、このような場合を除外して位置関係を説明するため
である。
【0051】図5および図6は本実施例における用紙の
搬送制御の様子を表わしたものであり、このうち図5は
その前半を、また図6はこれに続く後半を表わしてい
る。これらの図で(a)はビデオデータの送信ページ番
号を示しており、図(b)は用紙41のID(識別番
号)とその用紙41の排出先を示している。図(c)
は、用紙41の位置、IDおよびページを表わしてい
る。また、これらの図で“−”はトナー像の転写前の状
態を表わし、“n”はトナー像を転写したページ番号を
表わす。“(n)”はトナー像の転写前のページ番号を
表わしている。更に、〜の各数字は用紙をそれぞれ
送り出すピッチ(周期)を表わしている。
【0052】この図では時刻t0 に矢印C−upで示す
サイクルアップが行われる。これから規定時間が経過し
た後の第1のピッチで用紙IDが“1”の一番目の用
紙41が給紙トレイ42から送り出しを開始される。次
の第2のピッチで用紙IDが“2”の2番目の用紙4
1の送り出しが開始されることになる。以下同様であ
る。
【0053】用紙IDが“1”の1番目の用紙41の送
り出しとそれ以後の制御について更に詳しく説明する。
時刻t0 にサイクルアップが行われてから所定の時間が
経過すると、第1番目の用紙41についての用紙フィー
ド信号H1 が印字部14から印字制御部13に送信され
る。印字制御部13はこの応答として用紙IDが“1”
のフィード命令F1 を送信する。このとき用紙41はま
だ給紙開始の位置P0にとどまっているので、ビデオデ
ータの展開を要求するビデオ要求信号は出力されていな
い。図5ではこれを符号R0 で表現している。
【0054】第2のピッチでは、第2番目の用紙41
についての用紙フィード信号H2 が印字部14から印字
制御部13に送信される。これに応答して印字制御部1
3は用紙IDが“2”のフィード命令F2 を送信する。
また、第1番目の用紙41に対する画像の転写に備えて
所定のタイミングでビデオ要求信号R1 が印字部14か
ら印字制御部13に送信される。これを基に、第3のピ
ッチが開始される前に第1ページのビデオ信号V1
印字部14に送られてくる。
【0055】以下、第3のピッチでは用紙IDが
“1”の1番目の用紙41が位置P2 に到達し、感光体
ドラム43にはこの第1番目の用紙41に対応するトナ
ー像が形成されている。第4のピッチでは、用紙IDが
“1”の1番目の用紙41はトナー像を転写されて位置
3 に到達しており、用紙IDが“2”の2番目の用紙
41はレジストロール52、53によって搬送が待機さ
れた状態にある。
【0056】次の第5のピッチで第5番目の用紙の送
り出しが行われる際に、図2に示した定着装置45に定
着温度のエラーが発生したものとする。このとき、第2
番目の用紙41はすでにトナー像の転写を行っている
が、まだパージ用搬送路49との分岐点には到達してい
ない。そこで、図5の(b)に示したように1番目の用
紙については通常の排紙トレイ46(bin)への排出
が実行されたが、問題の生じた第2番目の用紙について
はパージトレイ48(purge)への排出に搬送路の
変更が行われる。
【0057】ところでこの第5のピッチのとき、感光
体ドラム43には次の第3番目の用紙41についてのト
ナー像が形成されているが、定着温度の異常が検知され
たこの時点で第3番目の用紙41はトナー像を転写する
前の状態として位置P2 に存在している。このまま、プ
ロセスを進行させれば、第3番目の用紙41にこのペー
ジのトナー像が転写されることになる。しかしながら、
第2番目の用紙41が異常の生じたもの(正確には異常
が生じたおそれのあるもの)としてパージ制御でパージ
トレイ48に排出されるので、これでは1ページ分内容
が飛んでしまうことになり、第3ページ目のトナー像を
転写した第3番目の用紙41も、仮に記録に問題が生じ
ないとしてもパージ制御でパージトレイ48に排出され
る運命となる。
【0058】本実施例ではこのような無駄を生じさせな
いようにするため、図5(b)に示したように第3番目
の用紙を第2ページ目のトナー像を転写する第2番目の
用紙に振り替えることにする。そして、第6のピッチ
が開始する前に第4ページ目のビデオ信号V4 の代わり
に、第2ページ目のビデオ信号を印字部14に送出させ
る。この間、給紙トレイ42から用紙41の送り出しは
なく、位置P2 に停止していた第3番目の用紙41は依
然としてその位置に停止する。感光体ドラム43上には
第2ページ目のビデオ信号を基にしてそのトナー像が作
成される。一方、定着不良とされた第2番目の用紙41
はパージトレイ48に排出される。なお、図(c)でア
スタリスク*はパージ制御でパージトレイ48に排出さ
れる第2番目の用紙の用紙IDを表わしている。このよ
うに第2番目の用紙の用紙IDが欠番となるので、第5
のピッチの時点で“3”以上の用紙IDが“1”ずつ
減少してID情報の振り替えが行われる。
【0059】次の第7のピッチでは、第3ページ目の
ビデオ信号V3 の受信が行われ、そのページのトナー像
が作成される一方、位置P0 から新たに用紙41の送り
出しが行われる。この状態で、位置P2 に停止されてい
た用紙41もレジストレーション用ゲート51を通過し
て送り出され、第2ページ目のトナー像の転写が行われ
る。また、位置P1 に停止していた用紙41もこの部分
の搬送路の駆動再開によって位置P2 に向かって進行を
開始する。
【0060】更に次の第8のピッチでは、第4ページ
目のビデオ信号V4 の受信が行われ、そのページのトナ
ー像が作成される一方、第3ページ目のトナー像が用紙
41に転写されて位置P3 に到達する。このとき、再度
像形成を行った第2ページ目の画像を記録した用紙41
は正常に排紙トレイ46に排出されることになる。以下
同様に本実施例のプリンタによる印字が続行し、すべて
の印字が終了すると、指定の時点t1 にサイクルダウン
(C−dw)が行われることになる。
【0061】図7は、このプリンタの給紙制御部におけ
る用紙管理制御の内容を表わしたものである。給紙制御
部ではまず用紙IDを“0”にイニシャライズする(ス
テップS101)。そして、用紙41の搬送が現在行わ
れているかどうかをチェックして(ステップS10
2)、停止状態であれば(Y)、その用紙IDの用紙フ
ィード信号H0 を送出する(ステップS103)。これ
に対して、用紙41の搬送が行われている状態では(ス
テップS102;N)、この用紙IDを用紙管理テーブ
ル内に示されているIDの次の番号に変更する(ステッ
プS104)。そして、その用紙IDの用紙フィード信
号Hn を送出することになる(ステップS103)。
【0062】図8は、用紙管理テーブルの内容を表わし
たものである。用紙管理テーブル91は、用紙IDが
“1”から“N”までのN個の領域921 〜92N に分
けられている。ここで数値Nは、用紙41をプリンタ内
で識別できる最大数である。用紙管理テーブル91のそ
れぞれの領域921 〜92N には、用紙IDと、排出先
のビンの特定(本実施例では異常の発生していない用紙
41を排出する排紙トレイ46は1つだけであるが、複
数存在する場合にはその特定が行われる。パージトレイ
48は異常発生時に用意されたトレイであり、ここでは
指定されない。)、給紙トレイ(本実施例では給紙トレ
イ42のみであるが、複数存在する場合もある。)、用
紙サイズ、現用紙位置および印字状態情報が格納される
ようになっている。
【0063】図7に戻って説明を続ける。給紙制御部側
では印字制御部13から応答として指定の用紙IDのフ
ィード命令が到来するかどうかを監視している。フィー
ド命令が到来した場合には(Y)、設定した用紙IDを
用紙管理テーブル91に登録する(ステップS10
6)。フィード命令が到来しない場合(ステップS10
5;N)、この登録作業は行われない。次のステップ1
07では、異常が発生した場合における用紙番号の振替
による待機中の用紙41の搬送停止が完了したかどうか
の判別が行われる。待機中の用紙41の搬送が開始され
る場合には(Y)、その用紙の搬送停止を解除する(ス
テップS108)。具体的にはレジストレーション用ゲ
ート51が開かれることになる。
【0064】図9は排紙制御部の制御内容を表わしたも
のである。この部分は分岐点における前記した切替ゲー
トの切り替え制御を行うもので、まずパージ処理によっ
て排出が要求されているかどうかのチェックを行い(ス
テップS201)、このような特別な要求が存在しない
場合には、用紙管理テーブル91で指定したビンに排出
先が設定される(ステップS202)。パージ処理によ
る排出が要求された場合には(ステップS201;
Y)、パージトレイ48が排出先に設定される(ステッ
プS203)。そして、これらステップS202、20
3のいずれかで指定された排出先にその用紙41の排出
が行われる(ステップS204)。
【0065】図10は、異常検知制御部の制御内容を表
わしたものである。異常が発生した場合には、トナー像
が用紙に転写される前であるかどうかのチェックが行わ
れる(ステップS301)。レジストレーション用ゲー
ト51が開いており、すでに用紙41の先端が感光体ド
ラム43の近傍に到達している場合には(N)、転写後
でなくても用紙の転写が必然的に行われることになるの
で、ここでいう転写後のエラーとなる。トナー像の転写
後にエラーが発生した場合には(Y)、エラーの発生に
関連する最初の用紙からトナー像の転写が終了した用紙
までに対応する用紙IDを検索する(ステップS30
2)。そして、用紙管理テーブル91におけるこれらの
用紙の排出先をパージトレイ48に変更する(ステップ
S303)。そして、図6の第5のピッチで説明した
ようにトナー像の転写前の用紙IDの番号をそれぞれ振
り替える(ステップS304)。この後、トナー像の転
写前の各用紙41の搬送を一時的に停止させて、この間
にトナー像の再形成を行わせる(ステップS305)。
【0066】これに対して、ステップS301でトナー
像の転写が行われていない段階のエラーであると判別さ
れた場合には(N)、給紙トレイ42からすでに給送を
開始されたトナー像の転写されていない用紙41の搬送
を一時的に停止させる(ステップS305)。この停止
は、前記した位置P2 におけるものだけでなく、位置P
1 におけるものも含まれることになる。
【0067】変形例
【0068】以上説明した実施例では、障害が発生した
用紙をパージ制御によって排出するだけでなく、後続の
正常な用紙であってもすでにトナー像等の画像の転写あ
るいは記録された用紙については同様にパージ制御によ
ってパージトレイ48等の特別な排出手段に排出するこ
とにした。これは前記したように排紙トレイ46等の正
規の排出手段に排出される用紙がページに対して昇順あ
るいは降順とならないことによるものである。しかしな
がら、ソータを用いて各ビンをページに対応させて排出
する場合には、所定の工夫を行うことで障害の発生して
いないこれらの用紙を救済することができる。
【0069】図11は、画像形成装置としての複写機に
ソータが接続された状態を表わしたものである。本実施
例の複写機101には、ソータ102が接続されてい
る。このソータ102は第1〜第10のビン1031
10310と、1つパージトレイ104を備えている。複
写機101の内部は、画像の読取部が設けられている点
を除けば先の実施例のプリンタ11と実質的に同一の構
成を有することになるので、その詳細な図示および説明
を省略する。
【0070】複写機101から排出される用紙(図示せ
ず)は破線で示す搬送路106にそってソータ104内
部に送り込まれる。そして、パージ制御の行われる用紙
は上向きに搬送されてソータ本体上部に配置されたパー
ジトレイ104上に排出される。また、それ以外の用紙
は、例えば順に1ページごとに各ビン103に排出する
モードでは、第1のビン1031 、第2のビン10
2 、第3のビン1033というように若い番号のビン
から順に1ページごとに用紙の収容を行うようになって
いる。
【0071】このような複写システムで、前記したよう
に第2ページ目の用紙の複写時に何らかの障害が発生し
たものとする。したがって、この第2ページ目の用紙は
ソータ102のパージトレイ104上に排出される。一
方、先の実施例に従えば、第3ページ目の画像の形成が
行われている。そこでこの変形例では第3ページ以降の
用紙については通常通り画像の複写を行い、これらをそ
れぞれ該当するビン1033 、……に収容する。そし
て、全部のページの複写が終了したら、障害の発生した
第2ページ目の画像の形成を行い、これを第2のビン1
032 に収容する。したがって、コピー作業が終了した
段階では、ソータ102に用紙がページ順にソートされ
ていることになり、パージ制御による用紙の損失が最小
限に抑えられている。
【0072】図12は、この変形例における排紙制御部
の制御動作を表わしたものである。図11に示すソータ
102側に設けられた排紙制御部は、用紙が送られてく
るたびにその排出先がパージトレイ104であるかどう
かを判別する(ステップS401)。そして、排出先が
パージトレイ104のときには(Y)、これに排出する
ように図示しないゲートの制御を行う(ステップS40
2)。これ以外の場合には(ステップS401;N)、
図8で説明した用紙IDに従って、それに対応するビン
103にその用紙を収容する(ステップS403)。こ
のようにして、例えば第2ページの用紙に障害が発生し
た場合には、このページに該当する第2のビン1032
を飛ばしてそれぞれの用紙が本来対応するビン103に
収容される。すなわち、先の実施例のような用紙IDの
振り替えは行われない。
【0073】図13は、異常検知制御部の制御動作を表
わしたものである。複写機101の内部で画像に影響す
るエラーが発生したら、このエラーに対応するトナー像
が用紙に転写されたかどうかの判断が行われる(ステッ
プS501)。まだ転写されていない場合、すなわち転
写部位に用紙を搬送するタイミングが調整可能である場
合には、転写前の用紙の搬送路を一時停止状態にして、
トナー像の再形成を行い、その後にその用紙の搬送を開
始させる(ステップS502)。この例の場合には、ト
ナー像の再形成を行った用紙の排出先に変更はない。し
たがって、障害発生時から単に用紙排出のタイミングが
ずれるだけで、各ビン1031 、103 2 、……には順
に用紙が排出されることになる。
【0074】一方、トナー像の転写後、あるいは転写さ
れることが必然的に生じる状態で障害が発生した場合に
は(ステップS501;Y)、該当する用紙IDをパー
ジトレイ104に設定する(ステップS503)。そし
て、その用紙IDに対応する複写を、現在の一連の複写
が終了した後に開始するためのフラグをセットする(ス
テップS504)。そして、トナー像の転写前の用紙が
搬送路上に送り出されているときの状況を考慮して、転
写の行われていない用紙についての搬送路を一時停止状
態に設定する(ステップS502)。
【0075】図14は、この変形例における複写機の複
写開始制御部の制御動作を表わしたものである。現在行
われている一連の複写作業が終了したら(ステップS6
01;Y)、ステップS504で説明した複写再開のた
めのフラグがセットされているかどうかの点検が行われ
る(ステップS602)。このフラグがセットされてい
ない場合には(N)、パージ制御を行うことなくすべて
の用紙が正規のビン1031 、1032 、……に収容さ
れたことになる。したがって、この場合には複写作業を
最終的に終了させることになる。
【0076】これに対して、複写再開のためのフラグが
セットされている場合には(Y)、そのフラグに付随し
て示されたページ番号の画像の形成が行われ、対応する
ページ(障害の発生したページ)の複写が開始される
(ステップS603)。このとき、その用紙IDもソー
タ102側に伝達されるので、図12で説明したように
パージトレイ104に排出された画像が再度複写され
て、該当するページのビン103に収容されることにな
る。
【0077】以上説明した実施例および変形例では感光
体ドラムを使用しゼログラフィの原理を使った画像形成
装置について説明したが、感光体ベルト等のそれ以外の
感光体を使用することは可能である。また、他の原理で
画像を形成し、これを用紙に転写するような画像形成装
置にも本発明を適用することができる。更に本発明は、
画像の展開処理を電気的あるいは電子的に行い、これを
基にして所定の記録方式で記録を行うような画像形成装
置についても、例えば画像の展開中のエラーに対処する
際に同様に適用することができる。
【0078】更に実施例では説明を簡単にするために用
紙の片面にのみ画像を転写する画像形成装置について説
明したが、一度、片面に画像の転写あるいは記録を行っ
た後、他の面に同様の転写あるいは記録を行う画像形成
装置にも本発明を適用することができる。この場合に
は、障害の発生した用紙の両面に画像を形成すると共
に、用紙を画像の処理前の段階で一時的に停止させるこ
とになる。
【0079】また実施例では用紙のタイミング調整をロ
ーラとゲートとセンサの組み合わせによって行ったが、
装置によっては他の組み合わせあるいはもっと単純化あ
るいは複雑化された機構を用いて用紙の搬送のタイミン
グ調整を行うようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像形成に影響を与える障害の発生を障害発
生検出手段によって画一的に検出し、この検出時には用
紙の記録等に障害が発生したものと擬制した。したがっ
て、各種異常を検出するための制御を複雑にすることな
く障害の発生のおそれがある画像を再形成することにし
たので、簡単な制御で信頼性の高い印刷物あるいは記録
物を得ることができる。しかも装置側の画像形成等の処
理は停止することなく実行されるので、装置を効率的に
活用することができる。
【0081】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様の効果を得ることができる他、障
害発生時に用紙の搬送を一時的に停止させる際には、タ
イミング調整手段よりも上流側の搬送路の用紙も同時に
停止させることにしたので、、すでに搬送路に送り出さ
れた用紙が複数枚存在する場合であっても、これらを無
駄にすることがない。しかも装置の記録制御自体は停止
させずに、再形成された画像を用いて信頼性の高い印刷
物あるいは記録物を得ることができる。
【0082】更に請求項3記載の発明によれば、画像形
成手段で用紙1枚が1ページに対応する形で所定の順番
で複数枚の画像の形成を行うとき、障害発生検出手段が
障害の発生を検出した場合には、用紙供給源から送り出
された用紙を一時的に停止させると共に、画像形成手段
に障害発生時に形成した画像のページと同一のページか
ら画像の形成を再度行わせるようにしている。また、こ
のように画像の形成が再度行われるページの用紙と、こ
れに続くページの用紙のうちのすでに画像が形成された
ものについては、パージ制御によって正規の排紙トレイ
以外のトレイに排出することにしている。このため、正
規に排出される経路の用紙は障害が発生していないばか
りでなく、ページ順(昇順あるいは降順または両面記録
の際の所定のページ順を含む)が正確である。もちろ
ん、給紙トレイから一度送り出された用紙すべてが廃棄
されるものではないので、本発明は画像形成装置のラン
ニングコストの低減にも貢献することになる。
【0083】また請求項4記載の発明によれば、ソータ
に接続された画像形成装置でページ順に用紙をビンに収
容する場合には、障害の発生した用紙に対応するビンを
飛ばして各用紙をソータに取り合えず送出し、障害の発
生した用紙に対応させて再度画像の形成を行ったものに
ついては、飛ばしたビンに後から収容するようにした。
この結果、ページ順に用紙を取り出すことができるだけ
でなく、パージ制御によって事実上廃棄される用紙の数
を更に減少させ、効率的な画像形成を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の一形態としての本実施例のプ
リンタの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したプリンタの印刷装置部の要部を
表わした概略構成図である。
【図3】 図1に示したプリンタの感光体ドラムの周辺
を表わした概略構成図である。
【図4】 本実施例のプリンタにおける各用紙の搬送位
置の関係を表わした説明図である。
【図5】 本実施例における用紙の搬送制御の一例につ
いてその前半を表わした説明図である。
【図6】 本実施例における用紙の搬送制御の一例につ
いてその後半を表わした説明図である。
【図7】 本実施例のプリンタの給紙制御部における用
紙管理制御の内容を表わした流れ図である。
【図8】 各用紙の管理を行う用紙管理テーブルの内容
を示した説明図である。
【図9】 本実施例のプリンタの排紙制御部の制御内容
を表わした流れ図である。
【図10】 本実施例のプリンタの異常検知制御部の制
御内容を表わした流れ図である。
【図11】 本発明の変形例における排紙制御部の制御
動作を表わした流れ図である。
【図12】 この変形例における排紙制御部の制御動作
を表わした流れ図である。
【図13】 この変形例における異常検知制御部の制御
動作を表わした流れ図である。
【図14】 この変形例における複写機の副署開始制御
部の制御動作を表わした流れ図である。
【符号の説明】
13…印字制御部、14…印字部、25…第1のメイン
制御CPU、31…第2のメイン制御CPU、32…印
刷装置部、34…第2のビデオ制御装置、41…用紙、
42…給紙トレイ、43…感光体ドラム、46…排紙ト
レイ、48、104…パージトレイ、51…レジストレ
ーション用ゲート、52、53…レジストロール、54
…第1の用紙センサ、91…用紙管理テーブル、101
…複写機、102…ソータ、103…ビン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 G06F 3/12 M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の形成を行う画像形成手段と、 この画像形成手段による画像の形成に影響を与える障害
    の発生を検出する障害発生検出手段と、 前記画像形成手段に向けて形成後の画像を記録するため
    の用紙を供給する用紙供給源と、 この用紙供給源と前記画像形成手段の間に配置され、用
    紙供給源から送り出された用紙が画像形成手段に到達す
    るタイミングを調整するタイミング調整手段と、 前記障害発生検出手段が障害の発生を検出したとき前記
    画像形成手段に障害発生時の画像の形成を再度行わせる
    画像形成再実行手段と、 この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行うとき前
    記タイミング調整手段をこの再度行われる画像の形成に
    合わせて調整するタイミング調整手段制御手段とを具備
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像の形成を行う画像形成手段と、 この画像形成手段による画像の形成に影響を与える障害
    の発生を検出する障害発生検出手段と、 前記画像形成手段に向けて形成後の画像を記録するため
    の用紙を供給する用紙供給源と、 この用紙供給源と前記画像形成手段の間に配置され、用
    紙供給源から送り出された用紙を一時的に停止させこれ
    を所定のタイミングで再度送り出すことで前記画像形成
    手段に対するこの用紙の到達するタイミングを調整する
    タイミング調整手段と、 前記障害発生検出手段が障害の発生を検出したとき前記
    画像形成手段に障害発生時の画像の形成を再度行わせる
    画像形成再実行手段と、 この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行うとき前
    記タイミング調整手段に停止中の用紙あるいはタイミン
    グ調整手段に到達前の用紙をこのタイミング調整手段あ
    るいはこの手前の所定の位置で停止させておき画像の形
    成が再度行われたときにはこの画像に対して停止中の用
    紙の送り出しのタイミングを調整するタイミング調整手
    段制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 各ページがそれぞれ用紙1枚に対応する
    形で連続するページに対して所定の順番で画像の形成を
    行う画像形成手段と、 この画像形成手段による画像の形成に影響を与える障害
    の発生を検出する障害発生検出手段と、 前記画像形成手段に向けて形成後の画像を記録するため
    の用紙を供給する用紙供給源と、 この用紙供給源と前記画像形成手段の間に配置され、用
    紙供給源から送り出された用紙を一時的に停止させこれ
    を所定のタイミングで再度送り出すことで前記画像形成
    手段にこの用紙が到達するタイミングを調整するタイミ
    ング調整手段と、 前記障害発生検出手段が障害の発生を検出したとき前記
    画像形成手段に障害発生時に形成した画像のページと同
    一のページから画像の形成を再度行わせる画像形成再実
    行手段と、 この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行うとき前
    記タイミング調整手段に停止中の用紙あるいはタイミン
    グ調整手段に到達前の用紙をこのタイミング調整手段あ
    るいはこの手前の所定の位置で停止させておき画像の形
    成が再度行われたときにはこの画像に対して停止中の用
    紙の送り出しのタイミングを調整するタイミング調整手
    段制御手段と、 タイミング調整手段制御手段によってタイミングの再調
    整の行われる以前の用紙であって前記障害発生検出手段
    が障害の発生を検出したページ以降の画像の記録された
    用紙を正規に記録の行われた用紙以外の用紙として特別
    のトレイに排出するパージ制御手段とを具備することを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 各ページがそれぞれ用紙1枚に対応する
    形で連続するページに対して所定の順番で画像の形成を
    行う画像形成手段と、 この画像形成手段による画像の形成に影響を与える障害
    の発生を検出する障害発生検出手段と、 前記画像形成手段に向けて形成後の画像を記録するため
    の用紙を供給する用紙供給源と、 この用紙供給源と前記画像形成手段の間に配置され、用
    紙供給源から送り出された用紙を一時的に停止させこれ
    を所定のタイミングで再度送り出すことで前記画像形成
    手段にこの用紙が到達するタイミングを調整するタイミ
    ング調整手段と、 前記障害発生検出手段が障害の発生を検出したとき前記
    画像形成手段に障害発生時に形成した画像のページと同
    一のページの画像の形成を再度行わせる画像形成再実行
    手段と、 この画像形成再実行手段が画像の形成を再度行うとき前
    記タイミング調整手段に停止中の用紙あるいはタイミン
    グ調整手段に到達前の用紙をこのタイミング調整手段あ
    るいはこの手前の所定の位置で停止させておき画像の形
    成が再度行われたときにはこの画像に対して停止中の用
    紙の送り出しのタイミングを調整するタイミング調整手
    段制御手段と、 タイミング調整手段制御手段によってタイミングの再調
    整の行われる前の用紙であって前記障害発生検出手段が
    障害の発生を検出したページを除くそれ以降の画像の記
    録された用紙をソータの障害の発生を検出したページに
    対応するビンを飛ばした形でそれ以降のビンに順次収容
    する第1のソータビン制御手段と、 前記画像形成再実行手段で画像の形成が再度行われたペ
    ージの用紙を前記障害の発生を検出したページに対応す
    るビンに収容する第2のソータビン制御手段とを具備す
    ることを特徴とする画像形成装置。
JP7214544A 1995-08-23 1995-08-23 画像形成装置 Pending JPH0962151A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011230405A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Canon Inc シート供給ユニットおよびプリンタ

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