JPH0960778A - 自在管継手 - Google Patents

自在管継手

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JPH0960778A
JPH0960778A JP7217649A JP21764995A JPH0960778A JP H0960778 A JPH0960778 A JP H0960778A JP 7217649 A JP7217649 A JP 7217649A JP 21764995 A JP21764995 A JP 21764995A JP H0960778 A JPH0960778 A JP H0960778A
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JP
Japan
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joint body
joint
face
bodies
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP7217649A
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English (en)
Inventor
Akio Baba
暁夫 馬場
Naoshi Shimoda
直志 霜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Maezawa Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手内に排水などが溜まることなく排水が円
滑にできる。 【解決手段】 第1の継手体1の流出側に互いに端面を
摺動可能に接合する第2の継手体11と第1の継手体1の
流入側に互いに端面を摺動可能に接合する第3の継手体
31とを備えている。第1および第2の継手体1,11との
接合する端面の傾斜面3,13の傾斜角度を第1および第
3の継手体1,31との接合する端面の傾斜面3a,33の傾
斜角度より大きい傾斜角度とする。第3の継手体31の端
面の傾斜面33は、下側から上側に向って軸方向に突出す
る方向に傾斜した傾斜面とする。第3の継手体31の上面
に表示48を形成する。第1、第2および第3の継手体
1,11,31の傾斜した端面開口部は、それぞれ傾斜面
3,13,3a,33に対して直角方向から見た長径を短径に
合せた真円とし、長径から短径までの間の端面から継手
体の内周面に対して緩い曲線または直線面で結ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自在管継手に係り、
例えば、公共桝と下水本管とが高低差をもって埋設設置
されている場合に、公共桝と下水本管とを接続する取付
け管などの被接続管体を接続するために使用するものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自在管継手は、例えば、
特開平1−18269号公報または特開平6−4607
8号公報に記載されているように、一方の継手体の端面
を傾斜面に形成するとともに、他方の継手部材の端面を
一方の継手体の端面の傾斜面に合せた傾斜面として、こ
の両継手体の傾斜面の端面を互いに摺動可能に接合して
両継手体のなす角度を調整できるようにした自在管継手
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の特開平1−
18269号公報などに記載された構造の管継手では、
継手体の端面の傾斜角度が大きくなると、端面形状が長
径と短径との差が大きい楕円形状となるために開口面は
真円となりにくく、接合端面に段部が生じるため、曲り
角度が大きな自在管継手が得られなかった。
【0004】そこで、実開昭50−118518号公報
に記載されているように、端面を傾斜面として互いに摺
動可能に接合した自在管継手において、互いに摺動可能
に接合される両継手体の傾斜した端面開口部は、それぞ
れ傾斜面に対して直角方向から見た短径を長径に合せた
真円として修正するようにした構造の自在管継手が提案
されている。
【0005】しかしながら、このような構造の自在管継
手でも、継手体の端面の傾斜角度が大きくなると、端面
形状において、長径と短径との差が大きくなり、接合部
の内周が拡って窪み状の凹部が形成され、排水が継手体
内に溜まり易くなる。
【0006】さらに、一方の継手体の接続口を排水管な
どに接続すると、他方の継手体の接続口の向きが決ま
り、配管施工に際しては、両継手体の接続口の角度、向
きを合せてから接続口にそれぞれ排水管を接続しなくて
はならず、誤って一方の継手体の接続口に排水管を接続
した場合には他方の継手体の接続口の向きを調整できな
い問題を有している。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、継手体内に排水が溜まることなく円滑に流動し、排
水が円滑に行われ、また、配管作業性が良く、高さ差、
或いは水平方向にずれをもって排水管などを接続できる
自在管継手を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の自
在管継手は、第1の継手体と、この第1の継手体の流出
側に互いに端面を摺動可能に接合する流出側の第2の継
手体と、前記第1の継手体の流入側に互いに端面を摺動
可能に接合する第3の継手体とを備え、前記第1および
第2の継手体が互いに接合する端面をそれぞれ略同一角
度の傾斜面とするとともに第1と第3の継手体が互いに
接合する端面をそれぞれ略同一角度の傾斜面とし、前記
第3の継手体の前記第1の継手体と接合する端面の傾斜
面は、下側から上側に向って軸方向に突出する方向に傾
斜した傾斜面としたものである。
【0009】そして、排水管の流出端または排水桝の流
出管部に流入側の接続口となる第3の継手体の接続口を
上面を上側にして接続し、この状態で第1または第2の
いずれか一方または両方の継手体を円周方向に向けて互
いに相対方向に回動させて、第2の継手体の接続口を下
流側の排水管の流入端に接続する。この状態で、例え
ば、高さ差を有する排水管の接続、或いは、水平方向に
ずれている排水管の接続が容易にでき、第3の継手体に
対し第1および第2の継手体を互いに直線状態から第1
および第2の継手体の傾斜面の倍の角度と第3の継手体
の端面の傾斜面の角度との和の角度までの曲り状態にで
き、大きな曲りの管継手となる。
【0010】また、第3の継手体の前記第1の継手体と
接合する端面の傾斜面は、下側から上側に向って突出す
る方向に傾斜した傾斜面としたため、この第3の継手体
の端面の傾斜面に接合される第1の継手体の内周面は下
り勾配となり、継手体内に排水が溜まることがないもの
である。
【0011】また、第3の継手体の接続口を接続した状
態で第1およびまたは第2の継手体を回動させることに
より傾斜角度を調節できるとともに向きを調節できるの
で、誤って第2の継手体の接続口の向きを排水管に合せ
ることなく、第3の継手体の接続口を排水管に接続して
も、第1およびまたは第2の継手体を回動させることに
より第2の継手体の接続口の向き、傾斜角度を調整でき
る。
【0012】請求項2記載の発明の自在管継手は、請求
項1記載の自在管継手において、第3の継手体の上面に
表示を形成したものである。
【0013】そして、第3の継手体の上面を間違いなく
上側にして容易に施工できる。
【0014】請求項3記載の発明の自在管継手は、請求
項1または2記載の自在管継手において、第1の継手体
と第2の継手体とが接合する端面の傾斜面の傾斜角度を
前記第1の継手体と第3の継手体との接合する端面の傾
斜面の傾斜角度より大きい傾斜角度としたものである。
【0015】そして、第3の継手体を流入側の排水管に
接続することにより、第3の継手体に対し第1および第
2の継手体とが下向きに曲げた状態では第1および2の
継手体の内周は下向きと勾配となり、排水などが溜まる
ことがない。
【0016】請求項4記載の発明の自在管継手は、請求
項1ないし3記載の自在管継手において、第1、第2お
よび第3の継手体の傾斜した端面開口部は、それぞれ傾
斜面に対して直角方向から見た長径を短径に合せた真円
とし、長径から短径までの間の端面から継手体の内周面
に対して緩い曲線または直線面で結んだものである。
【0017】そして、第3の継手体を流入側の排水管に
接続することにより、第1および第2の継手体との接合
部、また、第1および第3の継手体との接合部の内周側
に段部が形成されず、また、長径から短径までの間の端
面から継手体の内周面に対して緩い曲線または直線面が
突出することがなく、排水などは継手体内に溜まること
なく、各接合部の開口端面の長径から短径までの間の端
面から第1および第2の継手体の内周面に対して緩い曲
線または直線面を円滑に流れる。
【0018】請求項5記載の発明の自在管継手は、請求
項1ないし4のいずれかに記載の自在管継手において、
第1の継手体は、両端面の傾斜面に沿ってそれぞれ外周
に環状の被嵌合径大部を形成し、この両被嵌合径大部の
外周面にそれぞれ環状の鍔部を形成するとともにOリン
グを嵌着する環状溝を形成し、第2の継手体は、一端部
に接続口を形成するとともに他端部の端面の傾斜面に沿
って外方に突出した段部を介して前記第1の継手体の被
嵌合径大部を嵌合する環状の嵌合径大部を突出形成し、
この嵌合径大部の内周面を前記第1の継手体の環状溝に
嵌着したOリングが摺動するOリング摺動面とするとと
もにこのOリング摺動面よりも径大の係合摺動面を形成
し、かつ、この係合摺動面の開口端側に前記第1の継手
体の鍔部に係合する係止爪を突設し、第3の継手体は、
一端部に接続口を形成するとともに他端部の端面の傾斜
面に沿って外方に突出した段部を介して前記第1の継手
体の被嵌合径大部を嵌合する環状の嵌合径大部を突出形
成し、この嵌合径大部の内周面を前記第1の継手体の環
状溝に嵌着したOリングが摺動するOリング摺動面とす
るとともにこのOリング摺動面よりも径大の係合摺動面
を形成し、かつ、この係合摺動面の開口端側に前記第1
の継手体の鍔部に係合する係止爪を突設したものであ
る。
【0019】そして、第1の継手体の両端部の被嵌合径
大部に第2および第3の継手体の嵌合径大部をそれぞれ
圧入嵌合することにより、第1の継手体の両端部の被嵌
合径大部にそれぞれ形成した鍔部に第2および第3の継
手体の嵌合径大部に形成した係止爪がそれぞれ係止さ
れ、第1の継手体に対し第2および第3の継手体が抜け
外れることなく、互いに端面を摺動自在に結合される。
【0020】また、第1の継手体の両端部の被嵌合径大
部にそれぞれ形成した環状溝にそれぞれ嵌着したOリン
グは第2および第3の継手体の嵌合部にそれぞれ形成し
たOリング摺動面に圧接され、第1の継手体に第2およ
び第3の継手体が液密に接続される。
【0021】請求項6記載の発明の自在管継手は、請求
項1ないし5のいずれかに記載の自在管継手において、
第1の継手体の外周には回動用の操作部を形成したもの
である。
【0022】そして、第1の継手体は回動用の操作部の
回動操作で第2および第3の継手体の曲り角度を容易に
調整できる。
【0023】請求項7記載の発明の自在管継手は、請求
項1ないし6のいずれかに記載の自在管継手において、
第2および第3の継手体に形成した係止爪は環状に形成
したものである。
【0024】そして、第1の継手体に第2および第3の
継手体が確実に抜け止め保持されるとともに外観性を良
好にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の構成を図
1について説明する。
【0026】1は塩化ビニルなどの合成樹脂にて成形し
た軸方向に対する垂直断面が円形の第1の継手体で、こ
の第1の継手体1は、両端部の端面をそれぞれ傾斜面
3,3aとしかつこの両傾斜面3,3aに沿って外周に環状
の被嵌合径大部4,35がそれぞれ形成されている。この
両被嵌合径大部4,35の外周面に環状の鍔部5,38をそ
れぞれ形成するとともにこの両鍔部5,38より他方端面
側にそれぞれOリング6,36を嵌着する環状溝7,37が
それぞれ形成されている。
【0027】また、この第1の継手体1の外周面に回動
用の操作部9が円周方向に環状または間欠的に突設さ
れ、この操作部9の外周に粗いローレットが形成されて
いる。
【0028】そして、前記第1の継手体1の一方の端面
の傾斜面3の傾斜角度θ1 を他方の端面の傾斜面3aの傾
斜角度θ2 より大きい傾斜角度となっている。
【0029】なお、この第1の継手体1の被嵌合径大部
4の接合端面には歪み防止の肉盗み溝8が形成されてい
る。
【0030】また、11は塩化ビニルなどの合成樹脂にて
成形した軸方向に対する垂直断面が円形の第2の継手体
で、この第2の継手体11は一端部に受口の接続口12を形
成するとともに他端部の端面を前記第1の継手体1の端
面傾斜面3と略同一角度の角度に傾斜した傾斜面13と
し、この傾斜面13に沿って外方に突出した段部14を介し
て前記第1の継手体1の被嵌合径大部4を嵌合する環状
の嵌合径大部15を突出形成する。この嵌合径大部15の内
周面を前記第1の継手体1の環状溝7に嵌着したOリン
グ6が摺動するOリング摺動面16とするとともにこのO
リング摺動面16よりも径大の係合摺動面17をこのOリン
グ摺動面16より他方端面側に形成する。また、この係合
摺動面17の開口端側に前記第1の継手体1の鍔部5に係
合する係止爪18が円周方向に環状に連続的にまたは間欠
的に突設形成されている。
【0031】次に、31は塩化ビニルなどの合成樹脂にて
成形した軸方向に対する垂直断面が円形の第3の継手体
で、この第3の継手体31は、一端部に接続口32を形成す
るとともに他端部の端面を前記第1の継手体1の端面の
傾斜面3aと同一角度の傾斜面33とし、この端面の傾斜面
33に沿って外周面に外方に突出した段部34を介して前記
第1の継手体1の被嵌合径大部35を嵌合する環状の嵌合
径大部40を突出形成し、この嵌合径大部40の内周面を前
記第1の継手体1の環状溝37に嵌着したOリング36が摺
動するOリング摺動面41とするとともにこのOリング摺
動面41よりも径大の係合摺動面42を形成する。また、こ
の係合摺動面42の開口端側に前記第1の継手体1の鍔部
38に係合する係止爪44を円周方向に環状に連続的または
間欠的に突設する。
【0032】そして、前記第1および第2の継手体1,
11の傾斜した端面開口部は、傾斜面3,13に対して直角
方向から見た長径を短径に合せた真円とし、長径から短
径までの間の端面から第1および第2の継手体1,11の
内周面に対して緩い曲線または直線面の内周面19,20で
結んでいる。また、前記第1および第3の継手体1,31
の傾斜した端面開口部は端面の傾斜面3a,33に対して直
角方向から見た長径を短径に合せた真円とし、長径から
短径までの間の端面から第1および第3の継手体1,31
の内周面46,47に対して緩い曲線または直線の内周面4
6,47で結んである。
【0033】さらに、第3の継手体31の外周面におい
て、端面の内周面47の傾斜面が下側から上側に向って軸
方向に突出する方向に傾斜した状態で上面側となる位置
に「天」などの表示48を形成する。
【0034】そして、第1の継手体1の被嵌合径大部
4,35を第2および第3の継手体11,31の嵌合径大部1
5,40にそれぞれ圧入嵌合することにより、第1の継手
体1の被嵌合径大部4,35に形成した鍔部5,38に第2
および第3の継手体11,31の嵌合径大部15,40に形成し
た係止爪18,44が係止され、第1の継手体1に第2およ
び第3の継手体11,31とは抜け外れることなく、互いに
他端面を摺動自在に結合される。
【0035】次にこの実施の形態の作用を説明する。
【0036】第1の継手体1の両端部の被嵌合径大部
4,35に形成した環状溝7,37に嵌着されているOリン
グ6,36は第2および第3の継手体11,31の嵌合径大部
15,40に形成したOリング摺動面16,41に圧接され、第
1の継手体1に第2および第3の継手体11,31とは液密
に接続される。
【0037】そして、第3の継手体31を流入側の排水管
などに表示48を上側にして第3の継手体31の接続口32に
上流側の排水管または排水桝の排出口を接続した状態
で、第1の継手体1を回動用の操作部9を把持して円周
方向への回動操作で第1の継手体1は第2および第3の
継手体11,31に対して円周方向に向けて互いに相対方向
に回動され、第1、第2および第3の継手体1,11,31
は図1に示す互いに直線状態から図2に示す第1および
第2の継手体1,11の端面傾斜面3, 13の傾斜角度の倍
の角度に第1および第3の継手体1,31の端面の傾斜面
3a,33の傾斜角度を加えた角度までの曲り状態に調節で
き、例えば、高さ差を有する排水管などの接続、或い
は、水平方向にずれている排水管などの接続が容易にで
きる。
【0038】さらに、第1の継手体1と第2の継手体11
との接合する端面の傾斜面3,13の傾斜角度を前記第1
の継手体1と第3の継手体31との接合する端面の傾斜面
3a,33の傾斜角度より大きい傾斜角度としたため、第3
の継手体31を流入側の排水管に接続することにより、第
3の継手体31に対し第1および第2の継手体1,11とが
下向きに曲げた状態では第3の継手体31の内周は下向き
と勾配となり、排水などが溜まることがない。
【0039】また、第3の継手体31の接続口32を流入側
の排水管に接続することにより、第3の継手体31の前記
第1の継手体1と接合する端面の傾斜面33は、下側から
上側に向って突出する方向に傾斜した傾斜面としたた
め、第3の継手体31に対し第1および第2の継手体1,
11とが下向きに曲げた状態ではこの第3の継手体31の端
面の傾斜面33に接合される第1および第2の継手体1,
11の内周面は下り勾配となり、第1および第3の継手体
1,31内に排水が溜まることがない。
【0040】この第1、第2および第3の継手体1,1
1,33の傾斜した端面開口部は端面の傾斜面3,13,3
a,33に対して直角方向から見た長径を短径に合せた真
円のため、第1および第2の継手体1,11との端面また
は第1および第3の継手体1,31をそれぞれ互いに摺動
回動させて第1および第2の継手体1,11とのなす曲り
角度または第1および第3の継手体1,31を調節した場
合、第1および第2の継手体1,11の回動角度または第
1および第3の継手体1,31がいかなる曲り角度でも接
合端面の内周に段部が形成されず、排水などは開口端面
の長径から短径までの間の端面から第1および第2の継
手体1,11または第1および第3の継手体1,31の内周
面に対して緩い曲線または直線面の内周面19,20,46,
47を円滑に流れる。
【0041】前記実施の形態では、第1の継手体1の被
嵌合径大部4,35の外周面には鍔部5,38をそれぞれ一
体に形成したが、鍔部5,38を硬質合成樹脂または金属
リングなどの割りリングで形成し、この割りリングを第
1の継手体1の被嵌合径大部4,35の外周面に形成した
環状保持溝に嵌着することができる。
【0042】次に、前記図1および図2に示す実施の形
態の自在管継手の具体的使用状態を図3に基いて説明す
る。
【0043】公共桝50の流出口51に第3の継手体31の接
続口32を接続し、第2の継手体11を下水道本管の取付け
管55に接続する。なお、公共桝50の掃除口52には掃除口
管53を接続し、掃除口管53の上面開口部には地表面と略
同一面となるマンホール蓋体54で閉塞する。また、前記
公共桝50の流入口58に宅地内の流出側の排水管57を接続
する。
【0044】
【実施例】図1に示す第1の継手体1の他端面の傾斜面
3と第2の継手体11の他端面の傾斜面13の傾斜角度は 2
2.5 °とし、第1の継手体1の他端面の傾斜面3aと第3
の継手体31の他端面の傾斜面13の傾斜角度は5°とする
と、第2の継手体11と第3の継手体31とのなす角度は直
線状態から50°の曲り角度までの範囲に調節できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、排水管の
流出端または排水桝の排出管部に流入側の接続口となる
第3の継手体の接続口を上面を上側にして接続すること
により、高さ差を有する排水管の接続、或いは、水平方
向にずれている排水管の接続が容易にでき、第3の継手
体に対し第1および第2の継手体を互いに直線状態から
第1および第2の継手体の傾斜面の倍の角度と第3の継
手体の端面の傾斜面の角度との和の角度までの曲り状態
にでき、大きな曲りの管継手が得られ、第3の継手体の
端面の傾斜面に接合される第1および第3の継手体の内
周面は下り勾配となり、継手体内に排水が溜まることが
ない。
【0046】また、第3の継手体の接続口を接続した状
態で第1およびまたは第2の継手体を回動させることに
より傾斜角度を調節できるとともに向きを調節できるの
で、誤って第2の継手体の接続口の向きを排水管に合せ
ることなく、第3の継手体の接続口を排水管に接続して
も、第1および第2の継手体を円周方向に向けて互いに
相対方向に回動させることにより第2の継手体の接続口
の傾斜、向きを調整でき排水管を接続できる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、第3の継手
体の表示を上側にして間違いなく容易に施工できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、第3の継手
体を流入側の排水管に接続することにより、第3の継手
体に対し第1および第2の継手体とが下向きに曲げた状
態では第1および第2の継手体の内周は下向きと勾配と
なり、排水などが溜まることがない。
【0049】請求項4記載の発明によれば、第3の継手
体を流入側の排水管に接続することにより、第1および
第2の継手体との接合部、また、第1および第3の継手
体との接合部に内周側に段部が形成されず、また、長径
から短径までの間の端面から継手体の内周面に対して緩
い曲線または直線面が突出することがなく、排水などは
継手体内に溜まることなく、各接合部の開口端面の長径
から短径までの間の端面から第1および第2の継手体の
内周面に対して緩い曲線または直線面を円滑に流れる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、第1の継手
体の両端部の被嵌合径大部にそれぞれ形成した鍔部に第
2および第3の継手体の嵌合径大部に形成した係止爪が
それぞれ係止され、第1の継手体に対し第2および第3
の継手体が抜け外れることなく、互いに端面を摺動自在
に結合され、また、第1の継手体に第2および第3の継
手体が液密に接続される。
【0051】請求項6記載の発明によれば、第1の継手
体は回動用の操作部の回動操作で第2および第3の継手
体の曲り角度を容易に調整できる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、第1の継手
体に第2および第3の継手体が確実に抜け止め保持され
るとともに外観性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自在管継手の縦断
正面図である。
【図2】同上自在管継手の曲げた状態を示す縦断正面図
である。
【図3】同上自在管継手の使用態様を示す縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の継手体 3,3a,13,33 傾斜面 4,35 被嵌合径大部 5,38 鍔部 6,36 Oリング 7,37 環状溝 9 操作部 11 第2の継手体 12,32 接続口 14,34 段部 15,40 嵌合径大部 16,41 Oリング摺動面 17,42 係合摺動面 18,44 係止爪 19,20,46,47 直線面の内周面 31 第3の継手体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の継手体と、この第1の継手体の流
    出側に互いに端面を摺動可能に接合する流出側の第2の
    継手体と、前記第1の継手体の流入側に互いに端面を摺
    動可能に接合する第3の継手体とを備え、 前記第1および第2の継手体が互いに接合する端面をそ
    れぞれ略同一角度の傾斜面とするとともに第1と第3の
    継手体が互いに接合する端面をそれぞれ略同一角度の傾
    斜面とし、 前記第3の継手体の前記第1の継手体と接合する端面の
    傾斜面は、下側から上側に向って軸方向に突出する方向
    に傾斜した傾斜面とした自在管継手。
  2. 【請求項2】 第3の継手体の上面に表示を形成したこ
    とを特徴とした請求項1記載の自在管継手。
  3. 【請求項3】 第1の継手体と第2の継手体とが接合す
    る端面の傾斜面の傾斜角度を前記第1の継手体と第3の
    継手体との接合する端面の傾斜面の傾斜角度より大きい
    傾斜角度としたことを特徴とする請求項1または2記載
    の自在管継手。
  4. 【請求項4】 第1、第2および第3の継手体の傾斜し
    た端面開口部は、それぞれ傾斜面に対して直角方向から
    見た長径を短径に合せた真円とし、長径から短径までの
    間の端面から継手体の内周面に対して緩い曲線または直
    線面で結んだことを特徴とした請求項1ないし3記載の
    自在管継手。
  5. 【請求項5】 第1の継手体は、両端面の傾斜面に沿っ
    てそれぞれ外周に環状の被嵌合径大部を形成し、この両
    被嵌合径大部の外周面にそれぞれ環状の鍔部を形成する
    とともにOリングを嵌着する環状溝を形成し、 第2の継手体は、一端部に接続口を形成するとともに他
    端部の端面の傾斜面に沿って外方に突出した段部を介し
    て前記第1の継手体の被嵌合径大部を嵌合する環状の嵌
    合径大部を突出形成し、この嵌合径大部の内周面を前記
    第1の継手体の環状溝に嵌着したOリングが摺動するO
    リング摺動面とするとともにこのOリング摺動面よりも
    径大の係合摺動面を形成し、かつ、この係合摺動面の開
    口端側に前記第1の継手体の鍔部に係合する係止爪を突
    設し、 第3の継手体は、一端部に接続口を形成するとともに他
    端部の端面の傾斜面に沿って外方に突出した段部を介し
    て前記第1の継手体の被嵌合径大部を嵌合する環状の嵌
    合径大部を突出形成し、この嵌合径大部の内周面を前記
    第1の継手体の環状溝に嵌着したOリングが摺動するO
    リング摺動面とするとともにこのOリング摺動面よりも
    径大の係合摺動面を形成し、かつ、この係合摺動面の開
    口端側に前記第1の継手体の鍔部に係合する係止爪を突
    設したことを特徴とした請求項1ないし4のいずれかに
    記載の自在管継手。
  6. 【請求項6】 第1の継手体の外周には回動用の操作部
    を形成したことを特徴とした請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の自在管継手。
  7. 【請求項7】 第2および第3の継手体に形成した係止
    爪は環状に形成したことを特徴とした請求項1ないし6
    のいずれかに記載の自在管継手。
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