JP2593179Y2 - 排水桝 - Google Patents

排水桝

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JP2593179Y2 JP1993074889U JP7488993U JP2593179Y2 JP 2593179 Y2 JP2593179 Y2 JP 2593179Y2 JP 1993074889 U JP1993074889 U JP 1993074889U JP 7488993 U JP7488993 U JP 7488993U JP 2593179 Y2 JP2593179 Y2 JP 2593179Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、宅内排水管路などの管
路途中に介在される排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排水桝と管路を形成する
パイプとの接続は、排水桝に設けられている受口にパイ
プの端部を差し込んで両者を接合するという手段によっ
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】排水管路の施工に際し
て、通常は、管路上流側から下流側に向かって、もしく
は管路下流側から上流側に向かって順番にパイプや排水
桝を接続していく。しかし、場合によっては、所定の間
隔を隔てて配備した2つの排水桝をパイプで接続するこ
とが必要になることもある。このような場合、従来は、
一方の排水桝の受口にパイプの一端部を差し込んだ後、
他方の排水桝を正規位置から少し後退させてその排水桝
の受口を上記パイプの他端部に対向させ、その後に排水
桝を正規位置に戻すことにより受口をパイプの端部に差
し込んで接続していた。
【0004】一方、台所などからの枝管路を主管路に接
続するには、枝管路となるパイプを排水桝の受口に差し
込む際に、該排水桝を正規位置から少し側方に寄せて枝
管路のパイプと排水桝の受口とを対向させ、その後、排
水桝を正規位置に戻すことでパイプの端部を受口に差し
込んで接続していた。
【0005】ところで、排水管路は地面を掘削して形成
した溝の中で排水桝やパイプを敷設した後、それらを土
で埋め戻すことによって施工されるが、上記したように
排水桝を正規位置から少し後退させた後、再び正規位置
に戻すという作業を行うには、上記溝の溝幅を、排水桝
を後退させ得る程度にあらかじめ広くしておかねばなら
ないという問題があった。
【0006】また、枝管路を主管路の排水桝に接続する
場合も同様に、溝幅を広くしておく必要がある上、既に
主管路が配管してある場合も多く、この場合にも排水桝
を側方に後退させにくいという問題もあった。
【0007】また、排水桝を挾む上流側のパイプと下流
側のパイプとを水平方向で曲げて施工する場合、従来
は、入口側受口と出口側受口とに必要な曲がり角度を持
たせて製作した排水桝が用いられていたけれども、実際
に施工される上流側のパイプと下流側のパイプとの曲が
り角度は一定ではなく、そのために入口側受口と出口側
受口とに45度、90度などの種々の曲がり角度を持た
せた排水桝を多種製作しておかねばならないという問題
があった。さらに、上流側パイプや下流側パイプが傾斜
するようなときには、受口に別途曲り継手を接続し、そ
の継手にパイプを接続しなければならなかったので、部
品点数が増えて施工にも手間がかかるという問題があっ
た。
【0008】本考案は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、排水桝におけるパイプとの接続に使われる部分
の構造に工夫を講じることによって、所定の間隔を隔て
て配備された2つの排水桝のいずれをも動かさずにそれ
ら両者をパイプで接続することができ、また接続部分に
段差を生じさせない排水桝を提供することを目的とす
る。また、本考案は、継手のような別部品を用いずにパ
イプを水平方向にも上下方向にも曲がり接続することの
できる排水桝を提供することを目的とする。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項記載の考案によ
る排水桝は、内部空間に連通する口部を備えた有底状の
桝本体と、桝本体の口部に一体に設けられた鍔体と、管
路を形成するパイプの端部に嵌合される短管部の一端側
に鍔体が一体に設けられ且つ短管部の一端側内周面に環
状突起が設けられてなる接続用ユニットと、桝本体側に
設けられた鍔体と接続用ユニット側の鍔体とを結合する
ための連結具とを有し、口部と接続用ユニットとパイプ
との各内周面を面一としてなるというものである。桝本
体に複数の口部が具備されている場合、上記鍔体はすべ
ての口部に設けてもよいし、一部の口部だけに設けても
よい。
【0011】請求項記載の考案による排水桝は、内部
空間に連通する口部を備えた有底状の桝本体と、桝本体
の口部に一体に設けられた鍔体と、短管部の一端側に鍔
体が一体に設けられていて管路を形成するパイプにスラ
イド自在に嵌合される接続用ユニットと、桝本体側に設
けられた鍔体と接続用ユニット側の鍔体とを結合するた
めの連結具とを備え、上記口部の内周部分に上記パイプ
の端部を差込み可能な凹入部が設けられているというも
のである。
【0012】
【0013】
【作用】請求項の考案の排水桝によると、パイプの端
部を接続用ユニットの短管部の環状突起まで挿入・嵌合
した後、パイプと共に接続用ユニットの鍔体を桝本体の
口部の軸心に直交する方向から桝本体側の鍔体に対向さ
せることができ、そのよに対向させた後、連結具により
桝本体側の鍔体とそれに対向している接続用ユニット側
の鍔体とを結合することができる。そうすると、桝本体
の口部と環状突起とパイプの各内周面が面一となる。
【0014】請求項の考案の排水桝によると、桝本体
側の口部の凹入部にパイプの端部を差し込んだ後、その
パイプにあらかじめ嵌合されている接続用ユニットをス
ライドさせてその鍔体を桝本体側の鍔体に対向させる
と、パイプによって桝本体側の鍔体と接続用ユニット側
の鍔体とが位置合わせされてそれらの鍔体を連結具で結
合することができる
【0015】
【実施例】図1は請求項1の考案による排水桝Aの使用
状態を示した一部破断側面図、図2は同使用状態の要部
の平面図、図3は同使用状態の要部を拡大した断面図、
図4は同使用状態の要部を拡大した正面図である。
【0016】排水桝Aは、桝本体10と、桝本体10側
の鍔体17〜19と、接続用ユニット50と、連結具7
0とからなり、桝本体10はポリプロピレン樹脂発泡体
やポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製である。連結具
70は強度の点から金属製のものが好ましく用いられ
る。
【0017】桝本体10は有底筒状に形成されており、
略円筒状の胴壁11の上端部に蓋または円筒状の埋設深
さ調節部材(アジャスター)を装着可能な環状溝部12
が設けられている。また、胴壁11には、その周方向の
複数箇所から突き出た筒状の口部13,14,15が設
けられている。このような桝本体10において、それぞ
れの口部13,14,15の先端に上記鍔体17,1
8,19が一体に設けられている。鍔体17には後述す
る連結具70が挿通される長孔形状の孔部17aが所要
数ずつ開設されていると共に、Oリングなどのシール材
81を保持するための環状溝20が設けられている。他
の鍔体18,19についても同様である。上記におい
て、各口部13,14,15は桝本体10の内部空間に
連通しており、また、口部13と口部15が水入口、口
部14が水出口として用いられる。
【0018】桝本体10側の水入口として用いられる口
部13に接続される接続用ユニット50は、短管部51
と短管部51の一端側に一体に設けられた鍔体52とを
有しており、鍔体52には連結具70が挿通される長孔
形状の孔部52aが所要数だけ開設されている。図1お
よび図3に示したように、短管部51の基端部内面側に
は環状突起53が具備されている。この環状突起53は
桝本体10側の口部13の内周直径と同一の内周直径を
有しており、接続用ユニット50の鍔体52を桝本体1
0の口部13の鍔体17に位置合わせして重ね合わせる
と、環状突起53の内周面(短管部51の基部側内周面
に相当する)が上記口部13の内周面に段差や隙間を生
じることなく面一に連続するようになっている。さら
に、短管部51を嵌合したパイプ100の端面110を
上記環状突起53に突き合わせると、パイプ100の内
面と環状突起53の内周面とが面一に連続するようにな
っている。また、短管部51の内面側には、Oリングな
どのシール材82を保持するための環状溝54が設けら
れている。水出口として用いられる口部14や他の水入
口として用いられる口部15に接続される接続用ユニッ
ト50についても同様である。
【0019】図3および図4に示したように、連結具7
0は、軸部71の両端部に軸部71の両側に突出する突
片部72が一体に設けられてなる。
【0020】次に、排水桝Aに管路を形成する上記パイ
プ100を接続する場合を説明する。まず、地面を掘削
して形成した所定幅の溝に鍔体17〜19を備える桝本
体10を向き調節を行って載置すると共に、溝外におい
てパイプ100の端部に接続用ユニット50の短管部5
1を嵌合することにより、パイプ100の端面110を
接続用ユニット50の環状突起53に突き合わせる。こ
のようにすると、短管部51の環状溝54にあらかじめ
保持させておいたシール材82がパイプ100の外周面
に密着してパイプ100と短管部51との隙間が水密に
塞がれる。
【0021】こうしてパイプ100の端部に装着した接
続用ユニット50の鍔体52を桝本体10側の鍔体17
に対向状に重ね合わせ、これらの鍔体17,52同士を
位置合わせして環状リブ53の内周面と口部13の内周
面とが段差無く連続するようにすると共に、双方の孔部
17a,52aを合わせる。そして、連結具70を用い
て鍔体17,52同士を結合する。連結具70で鍔体1
7,52同士を結合するときは、図4に仮想線で示した
ように連結具70の突片72の姿勢を孔部17a,52
aの形に合わせて孔部17a,52aに挿入した後、孔
部17a,52aの内部で軸部71を移動させること、
および軸部71を回転させて一対の突片72,72を各
鍔体17,52の外面に重ね合わせることとを行って、
一対の突片72,72により鍔体17,52を挾み付け
る。このようにすると、桝本体10側の鍔体17の環状
溝20にあらかじめ保持させておいたシール材81によ
り鍔体17,52の間が水密に塞がれる。
【0022】双方の鍔体17,52が重なり合った状態
では、口部13の内周面と環状突起53の内周面とが段
差や隙間を生じずに面一に連続する。また、パイプ10
0の内周面と環状突起53の内周面とも段差や隙間を生
じずに面一に連続しているから、パイプ100と口部1
3の内周面とが面一に連続して円滑に水が流れるように
なり、また、固形物が堆積しにくくなる。
【0023】この排水桝Aにおいて、連結具70の回り
止めとしての小突起21,55を鍔体17,52の外面
側に設けておくことができ、このような小突起21,5
5を設けておくことにより、連結具70が振動などで回
って孔部17a,52aから抜け落ちるといった事態が
未然に防止される。また、連結具70には図示したもの
に代えてボルト・ナットを用いることが可能であり、ボ
ルト・ナットを用いるときは孔部52aは真円状にして
おくことができる。そのほか、図5や図6に示したもの
を用いることも可能である。図5の連結具70は、桝本
体10側の鍔体17の外周部複数箇所から突設した係合
片によってなり、この係合片の先端の係合爪73を接続
用ユニット50の鍔体52の外面に係合させるようにな
っている。また、図6の連結具70は、一対の係合爪7
4,74を一体に有しており、双方の鍔体17,52の
外周部の複数箇所に跨がらせた連結具70の一対の係合
爪74,74をそれぞれの鍔体17,52の外面に係合
させるようになっている。なお、図6の連結具70を用
いる場合には、鍔体17,52の外面に係合爪74,7
4が嵌まり込む溝22,56を形成しておくと、連結具
70の離脱が防止される。
【0024】以上の説明から判るように、排水桝Aにお
いて、パイプ100を口部13に差し込まずに接続する
ことが可能である。すなわち、接続用ユニット50をパ
イプ100の端部に装着することによってパイプ100
に鍔体52を具備させておけば、パイプ100と共に接
続用ユニット50の鍔体52を桝本体10の口部13の
軸心に直交する方向(図1の矢印Y方向)から桝本体1
0側の鍔体17に対向させた後、連結具70により鍔体
17,52同士を結合することができる。このため、図
示していないが、所定の間隔を隔てて配備された2つの
排水桝のいずれをも動かさずにそれら両者をパイプで接
続することができる。
【0025】ところで、パイプ100の内周面と接続用
ユニット50の環状突起53の内周面と桝本体10の口
部13の内周面とを段差を生じさせずに連続させて固形
物の堆積を防ぐためには、接続用ユニット50側の鍔体
52を桝本体10側の鍔体17に対して正確に位置合わ
せする必要がある。このため、双方の鍔体17,52を
相互に位置決めして上記口部13の内周面と接続用ユニ
ット50の環状突起53の内周面(短管部の基部側内周
面)とを面一に連続させるための位置合わせ手段を設け
ておくことは有益である。図7および図8はそのような
位置合わせ手段の具体例を示してある。
【0026】図7の位置合わせ手段は、口部13の内周
部分に形成された凹入部23と、接続用ユニット50の
短管部51に形成された環状の凸条57とでなり、凸条
57が凹入部23に嵌まり込むことにより口部13の内
周面と接続用ユニット50の環状突起53の内周面とが
面一に連続するようになっている。なお、凹所を接続用
ユニット50の鍔体52側に設け、凸条を口部13側の
鍔体17に設けてもよい。
【0027】図8の位置合わせ手段は、口部13側の鍔
体17の外周の一部または複数箇所に突起58を設け、
この突起58に接続用ユニット50側の鍔体52を乗せ
ることによって口部13の内周面と接続用ユニット50
の環状突起53の内周面とが段差なく面一に連続するよ
うになっている。
【0028】この実施例の接続用ユニット50において
は、短管部51に環状突起53を具備させ、短管部51
に差し込んだパイプ100の端面110が環状突起53
に突き当たるようにしてあるけれども、短管部に環状突
起53を設けないこともある。このようなものでは、短
管部に差し込んだパイプの端面が口部13の端面に突き
当たる。したがって、この場合には、口部13の内周面
とパイプの内周面とが段差なく面一に連続させ得るよう
な位置合わせ手段を設けることが必要になる。この位置
合わせ手段の具体例としては、図示していないけれど
も、口部13側の鍔体17の外周の一部または複数箇所
に図8で説明ものと同様の突起を設け、この突起に接続
用ユニット50側の鍔体52を乗せることによって口部
13の内周面とパイプの内周面とが段差なく面一に連続
されるようにしたものがある。
【0029】固形物の堆積を防ぐためには、上記した位
置合わせ手段によって、口部13の内周面下部と接続用
ユニット50の環状突起53の内周面下部または接続用
ユニット50が装着されたパイプ100の内周面下部と
を面一に連続させておけばよい。したがって、上記位置
合わせ手段は、少なくとも、口部13の内周面下部と接
続用ユニット50の環状突起53の内周面下部または接
続用ユニット50が装着されたパイプ100の内周面下
部とを面一に連続させるものであればよい。
【0030】図9は変形例による接続用ユニット50を
備えた請求項の考案の実施例による排水桝Aの使用状
態を示している。この排水桝Aにおいて、桝本体10や
鍔体17〜19は図1で説明したものと同様である。し
たがって、同一部分に同一符号を付してある。接続用ユ
ニット50については、鍔体52の軸心と短管部51の
軸心とが交差している点で、図1〜図3で説明したもの
とは異なっている。その他の点については図1〜図3で
説明したものと同様であるので、同一部分に同一符号を
付してある。
【0031】この排水桝Aによると、桝本体10側の鍔
体17と接続用ユニット50側の鍔体52とを結合する
ことにより、桝本体10の口部13に対して接続用ユニ
ット50の短管部51が曲がり接続される。したがっ
て、パイプ100も桝本体10の口部13に対して曲が
り接続される。曲がり接続の態様は、水平方向での曲が
り接続や上下方向での曲がり接続(傾斜状態での接続)
などがあり、それらの態様は、接続用ユニット50を鍔
体52の軸心の回りに変位させることによって無段階に
選定することが可能である。
【0032】図10は請求項の考案の実施例による排
水桝Aの要部を示している。この実施例において、図示
していない桝本体は図1で説明したものとほゞ同じ構成
を備えているけれども、口部13の内周部分に図7で説
明したものと同様の凹入部23が設けられている。そし
て、この凹入部23には、図7で説明したように接続用
ユニット50側の凸条57を嵌合できることは勿論、パ
イプ100の端部を差し込むこともできるようになって
おり、パイプ100の端部を差し込んだときには、パイ
プ100の内周面が口部13の内周面に段差なく面一に
連続するようになっている。接続用ユニット50は、短
管部51と短管部51の一端側に設けられた鍔体52と
がパイプ100にスライド自在に嵌合可能となってい
る。連結具70は図4などで説明したものと同様であ
る。
【0033】この実施例によれば、桝本体10側の凹入
部23にパイプ100の端部を差し込んだ後、そのパイ
プ100に仮想線で示したようにあらかじめ嵌合してお
いた接続用ユニット50を矢印Xのようにスライドさせ
てその鍔体52を桝本体10側の鍔体17に対向させる
と、パイプ100によって桝本体10側の鍔体17と接
続用ユニット50側の鍔体52とが位置合わせされる。
【0034】なお、図10においては、図1などで説明
した部分と同一または相応する部分に同一符号を付して
詳細な説明を省略してある。上記各実施例においては、
桝本体10の口部13,14,15のすべてに鍔体1
7,18,19を設けた例を示したが、すべてに鍔体を
設ける必要はない。たとえば、図1において、主管路を
形成する口部13,14には鍔体を設けずに、枝管路を
形成する口部15のみに鍔体19を設けたものでもよ
い。枝管路は後から配管される場合が多いが、このよう
な排水桝を用いると、主管路は従来通り配管され、枝管
路は排水桝を側方に後退させずにパイプと接続すること
ができる。
【0035】
【考案の効果】請求項1の考案の排水桝によると、接続
用ユニットの短管部をパイプに嵌合することによってパ
イプ側に鍔体を具備させることができるので、所定の間
隔を隔てて配備された2つの排水桝のいずれかをも動か
さずにそれら両者をパイプで接続することができるし、
枝管路のパイプを接続するときにも排水桝を動かさずに
接続することができるので、排水桝を埋設するために地
面に掘削する溝の溝幅を、排水桝を後退させ得る程度に
あらかじめ広くしておく必要がなくなるという効果があ
る。そして、接続用ユニットの短管部の環状突起にパイ
プを突き合せて嵌合させることにより、パイプと環状突
起と口部との各内周面が面一に連続させることができ、
円滑に水が流れて固形物が堆積しにくいという効果があ
る。また、継手などの余分な部品を用いずに、排水桝が
具備する機能を活用してパイプを曲がり接続することが
できるので、部品点数を増やさずにパイプを水平方向で
曲がり接続したり傾斜させて接続したりすることができ
るようになるという効果がある。
【0036】
【0037】請求項の考案の排水桝によると、桝本体
の口部に接続したパイプが、その桝本体側の鍔体と接続
用ユニット側の鍔体とを位置合わせすることに役立つの
で、桝本体や接続用ユニットにその鍔体同士を位置合わ
せするための手段に別途に設けなくても連結具による鍔
体同士の結合を容易かつ迅速に行うことができるように
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案による排水桝の使用状態を示し
た一部破断側面図である。
【図2】同使用状態の要部の平面図である。
【図3】同使用状態の要部を拡大した断面図である。
【図4】同使用状態の要部を拡大した正面図である。
【図5】変形例による連結具の使用状態を示す断面図で
ある。
【図6】他の変形例による連結具の使用状態を示す断面
図である。
【図7】位置合わせ手段の使用状態を示す断面図であ
る。
【図8】変形例による位置合わせ手段の使用状態を示す
断面図である。
【図9】他の考案の実施例による排水桝の使用状態を示
した一部破断側面図である。
【図10】請求項の考案の実施例による排水桝の使用
状態を示した要部断面図である。
【符号の説明】
A 排水桝 10 桝本体 13 口部 17 鍔体 23,57,58 位置合わせ手段 51 短管部 52 鍔体 50 接続用ユニット 70 連結具 100 パイプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間に連通する口部を備えた有底状
    の桝本体と、桝本体の口部に一体に設けられた鍔体と、
    管路を形成するパイプの端部に嵌合される短管部の一端
    側に鍔体が一体に設けられ且つ短管部の一端側内周面に
    環状突起が設けられてなる接続用ユニットと、桝本体側
    に設けられた鍔体と接続用ユニット側の鍔体とを結合す
    るための連結具とを有し、口部と接続用ユニットとパイ
    プとの各内周面を面一としてなることを特徴とする排水
    桝。
  2. 【請求項2】 内部空間に連通する口部を備えた有底状
    の桝本体と、桝本体の口部に一体に設けられた鍔体と、
    短管部の一端側に鍔体が一体に設けられていて管路を形
    成するパイプにスライド自在に嵌合される接続用ユニッ
    トと、桝本体側に設けられた鍔体と接続用ユニット側の
    鍔体とを結合するための連結具とを備え、上記口部の内
    周部分に上記パイプの端部を差込み可能な凹入部が設け
    られていることを特徴とする排水桝。
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