JPH0958694A - 飲料水用貯蔵容器 - Google Patents
飲料水用貯蔵容器Info
- Publication number
- JPH0958694A JPH0958694A JP24100995A JP24100995A JPH0958694A JP H0958694 A JPH0958694 A JP H0958694A JP 24100995 A JP24100995 A JP 24100995A JP 24100995 A JP24100995 A JP 24100995A JP H0958694 A JPH0958694 A JP H0958694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drinking water
- water
- water injection
- injection cylinder
- storage container
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 災害時対策用の飲料水用貯蔵容器に一般的な
ポリタンクを安価で使用できるようにする。 【解決手段】 ポリタンク本体１の付属品である注水筒
体２を、抗菌作用を有する抗菌物質を含有した樹脂で形
成する。保存期間中に飲料水Ａ中に浸しておくことで、
飲料水の腐敗を防止する。
ポリタンクを安価で使用できるようにする。 【解決手段】 ポリタンク本体１の付属品である注水筒
体２を、抗菌作用を有する抗菌物質を含有した樹脂で形
成する。保存期間中に飲料水Ａ中に浸しておくことで、
飲料水の腐敗を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、緊急災害用の飲料水の
貯蔵容器に関するものである。
貯蔵容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地震、津波、風水害等の自然災害に備え
て飲料水を貯蔵しようとする場合に、飲料水の配給等に
多用されている一般的なポリ容器（ポリオレフィン容
器、ポリエチレン容器、ポリプロピレン容器）が便利で
ある。然し前記容器をその儘使用して飲料水を長期間保
存した場合、飲料水が腐敗するという問題が生ずる。
て飲料水を貯蔵しようとする場合に、飲料水の配給等に
多用されている一般的なポリ容器（ポリオレフィン容
器、ポリエチレン容器、ポリプロピレン容器）が便利で
ある。然し前記容器をその儘使用して飲料水を長期間保
存した場合、飲料水が腐敗するという問題が生ずる。
【０００３】また雑菌の侵入を排除する抗菌剤入り容器
としては、容器を抗菌物質を含有した樹脂で形成し、茸
栽培に使用する容器が知られている（特開平３−１５０
１２２号公報、特開平５−５１０７３号公報）。
としては、容器を抗菌物質を含有した樹脂で形成し、茸
栽培に使用する容器が知られている（特開平３−１５０
１２２号公報、特開平５−５１０７３号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記茸栽培用の抗菌剤
入り樹脂容器を飲料水用貯蔵容器に転用することも可能
であるが、災害時の緊急対策としてのみ使用され非生産
性の容器に、容器全体を高価な抗菌剤含有樹脂を使用す
ることは、合理的とは認められない。
入り樹脂容器を飲料水用貯蔵容器に転用することも可能
であるが、災害時の緊急対策としてのみ使用され非生産
性の容器に、容器全体を高価な抗菌剤含有樹脂を使用す
ることは、合理的とは認められない。
【０００５】そこで本発明の貯蔵容器の付属品を抗菌物
質含有樹脂で形成し、ポリ容器での飲料水の長期保存の
実現を提案したものである。
質含有樹脂で形成し、ポリ容器での飲料水の長期保存の
実現を提案したものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る飲料水用貯
蔵容器は、タンク本体と、タンク本体の注水口に挿入収
納可能にして着脱自在とした注水筒体と、注水筒体をタ
ンク本体の注水口に装着する装着部材とで構成される飲
料水貯蔵容器に於いて、注水筒体を、抗菌物質を含有し
た樹脂で形成したことを特徴とするものであり、特に前
記抗菌物質を銀担持多孔質物質としたものである。
蔵容器は、タンク本体と、タンク本体の注水口に挿入収
納可能にして着脱自在とした注水筒体と、注水筒体をタ
ンク本体の注水口に装着する装着部材とで構成される飲
料水貯蔵容器に於いて、注水筒体を、抗菌物質を含有し
た樹脂で形成したことを特徴とするものであり、特に前
記抗菌物質を銀担持多孔質物質としたものである。
【０００７】従ってタンク本体内に飲料水を貯蔵状態
で、注水筒体をタンク本体内に収納すると、注水筒体
は、貯蔵水と接触状態となるので、注水筒体の抗菌作用
で、貯蔵水の腐敗を防止できる。
で、注水筒体をタンク本体内に収納すると、注水筒体
は、貯蔵水と接触状態となるので、注水筒体の抗菌作用
で、貯蔵水の腐敗を防止できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
説明する。飲料水用貯蔵容器は、タンク本体１と、注水
筒体２と、装着部材３と、密閉栓４を備えてなり、タン
ク本体１は、従前から広く知られているポリタンクであ
り、上部適宜箇所に外周部分に螺子を形成した突出状の
給水口１１及び注水口１２を備え、給水口１１には蓋体
１３を装着してなる。
説明する。飲料水用貯蔵容器は、タンク本体１と、注水
筒体２と、装着部材３と、密閉栓４を備えてなり、タン
ク本体１は、従前から広く知られているポリタンクであ
り、上部適宜箇所に外周部分に螺子を形成した突出状の
給水口１１及び注水口１２を備え、給水口１１には蓋体
１３を装着してなる。
【０００９】注水筒体２は、前記注水口１２より本体に
挿入可能な大きさにして、適宜な長さの筒状で、基端に
注水口１２の口端と当接する鍔２１を具備せしめたもの
で、銀担持シリカゲル、銀担持ゼオライト、その他の銀
担持セラミックス等の銀担持多孔質物質を、ポリエチレ
ン樹脂若しくはポリプロピレン樹脂に１〜１０％重量比
混入して成形加工してなるものである。装着部材３は、
上面が前記注水筒体２の本体部分が挿通可能な透孔と
し、注水口１２に螺合することで、鍔２１を上面周囲部
分で押さえるようにしたものである。また密閉栓４は、
注水筒体２の基部を栓する大きさとしたものである。
挿入可能な大きさにして、適宜な長さの筒状で、基端に
注水口１２の口端と当接する鍔２１を具備せしめたもの
で、銀担持シリカゲル、銀担持ゼオライト、その他の銀
担持セラミックス等の銀担持多孔質物質を、ポリエチレ
ン樹脂若しくはポリプロピレン樹脂に１〜１０％重量比
混入して成形加工してなるものである。装着部材３は、
上面が前記注水筒体２の本体部分が挿通可能な透孔と
し、注水口１２に螺合することで、鍔２１を上面周囲部
分で押さえるようにしたものである。また密閉栓４は、
注水筒体２の基部を栓する大きさとしたものである。
【００１０】而して飲料水Ａの貯蔵に際しては、図２に
例示する通り、注水筒体２を飲料水Ａを満たしたタンク
本体１内に注水口から差し込み、装着部材３で止着し、
密閉栓４で密閉しておくもので、抗菌作用を備えている
銀担持多孔質物質を混合して形成した注水筒体２が飲料
水Ａ中に浸されていることになり、飲料水Ａの腐敗を抑
え、飲料水の長期保存が可能となる。而も飲料水Ａの使
用に際しては、注水筒体２を逆転して外部突出状態で、
タンク本体１に装着すると、給水に便利となるものであ
る（図３の状態）。
例示する通り、注水筒体２を飲料水Ａを満たしたタンク
本体１内に注水口から差し込み、装着部材３で止着し、
密閉栓４で密閉しておくもので、抗菌作用を備えている
銀担持多孔質物質を混合して形成した注水筒体２が飲料
水Ａ中に浸されていることになり、飲料水Ａの腐敗を抑
え、飲料水の長期保存が可能となる。而も飲料水Ａの使
用に際しては、注水筒体２を逆転して外部突出状態で、
タンク本体１に装着すると、給水に便利となるものであ
る（図３の状態）。
【００１１】次に前記注水筒体２を、銀担持シリカゲル
（日本電子材料（株）製：バクテノンＡＺ）５％重量比
をポリエチレンに混練成形したものを製作し、水道水を
１週間放置して塩素を揮発させた水を使用し、ポリエチ
レン製容器に前記注水筒体２（第一実施例）を浸けたも
のと、、注水筒体２を使用しない比較例を以て、その飲
料水中の一般細菌数を観察したところ、図４に示したグ
ラフの通りに推移した。また同様にポリプロピレン製容
器を用い、銀担持ゼオライト（特殊機化工業（株）製：
シーブライトＹＳ−４７）３％重量比を混入した注水筒
体２（第二実施例）を形成して同様に比較したところ図
５のグラフの通りの結果を得た。
（日本電子材料（株）製：バクテノンＡＺ）５％重量比
をポリエチレンに混練成形したものを製作し、水道水を
１週間放置して塩素を揮発させた水を使用し、ポリエチ
レン製容器に前記注水筒体２（第一実施例）を浸けたも
のと、、注水筒体２を使用しない比較例を以て、その飲
料水中の一般細菌数を観察したところ、図４に示したグ
ラフの通りに推移した。また同様にポリプロピレン製容
器を用い、銀担持ゼオライト（特殊機化工業（株）製：
シーブライトＹＳ−４７）３％重量比を混入した注水筒
体２（第二実施例）を形成して同様に比較したところ図
５のグラフの通りの結果を得た。
【００１２】
【発明の効果】以上の通り本発明は、ポリタンクの注水
筒体を、抗菌作用を有する抗菌物質を含有した樹脂で形
成したもので、タンク本体の抗菌対策を行わなくとも、
タンク貯蔵水の分配に便利な付属品である注水筒体を、
飲料水の保存期間中飲料水中に浸しておくことで、飲料
水の長期保存が可能となったもので、安価なポリタンク
を簡単に災害用の飲料水貯蔵容器に使用できたものであ
る。
筒体を、抗菌作用を有する抗菌物質を含有した樹脂で形
成したもので、タンク本体の抗菌対策を行わなくとも、
タンク貯蔵水の分配に便利な付属品である注水筒体を、
飲料水の保存期間中飲料水中に浸しておくことで、飲料
水の長期保存が可能となったもので、安価なポリタンク
を簡単に災害用の飲料水貯蔵容器に使用できたものであ
る。
【図１】本発明の実施形態の容器の各部材の斜視図。
【図２】同飲料水貯蔵状態の説明図。
【図３】同飲料水の分配状態の説明図。
【図４】第一実施例と比較例の貯蔵飲料水の細菌数の比
較グラフ。
較グラフ。
【図５】第二実施例と比較例の貯蔵飲料水の細菌数の比
較グラフ。
較グラフ。
１ タンク本体 １１ 給水口 １２ 注水口 １３ 蓋体 ２ 注水筒体 ２１ 鍔 ３ 装着部材 ４ 密閉栓
Claims (2)
- 【請求項１】 タンク本体と、タンク本体の注水口に挿
入収納可能にして着脱自在とした注水筒体と、注水筒体
をタンク本体の注水口に装着する装着部材とで構成され
る飲料水貯蔵容器に於いて、注水筒体を、抗菌物質を含
有した樹脂で形成したことを特徴とする飲料水貯蔵容
器。 - 【請求項２】 請求項１記載の飲料水用貯蔵容器に於い
て、抗菌物質を銀担持多孔質物質としたことを特徴とす
る飲料水用貯蔵容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24100995A JPH0958694A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 飲料水用貯蔵容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24100995A JPH0958694A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 飲料水用貯蔵容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0958694A true JPH0958694A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17067980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24100995A Pending JPH0958694A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 飲料水用貯蔵容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0958694A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297138A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Yeou Guang Industrial Co Ltd | 容器キャップの気密装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228767B2 (ja) * | 1977-12-27 | 1987-06-23 | Henkel Kgaa | |
| JPS633940B2 (ja) * | 1980-09-03 | 1988-01-26 | Chuetsu Metal Works | |
| JPH03150122A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-06-26 | Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd | 抗菌容器およびその製造方法 |
| JPH03289476A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-19 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 抗菌性容器 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP24100995A patent/JPH0958694A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6228767B2 (ja) * | 1977-12-27 | 1987-06-23 | Henkel Kgaa | |
| JPS633940B2 (ja) * | 1980-09-03 | 1988-01-26 | Chuetsu Metal Works | |
| JPH03150122A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-06-26 | Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd | 抗菌容器およびその製造方法 |
| JPH03289476A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-19 | Takeuchi Press Ind Co Ltd | 抗菌性容器 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297138A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Yeou Guang Industrial Co Ltd | 容器キャップの気密装置 |
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