JPH03289476A - 抗菌性容器 - Google Patents

抗菌性容器

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JPH03289476A
JPH03289476A JP2091509A JP9150990A JPH03289476A JP H03289476 A JPH03289476 A JP H03289476A JP 2091509 A JP2091509 A JP 2091509A JP 9150990 A JP9150990 A JP 9150990A JP H03289476 A JPH03289476 A JP H03289476A
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眞志 内田
Yasuo Kurihara
靖夫 栗原
Masataka Ozekawa
小瀬川 正隆
Seiichiro Akane
正一朗 赤根
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は抗菌性容器に関する。さらに詳しくは、食品の
カスが付着しやすく、かつ空気に触れやすい口部近辺に
おける雑菌の繁殖を抑制しうる容器に関する。
〔従来の技術] 従来より、エアゾール容器やチューブ容器などに化粧品
や食品を収納し、簡単に内容物を少量ずつ取り出せるよ
うにしたものがある。そのような容器、中でも食品容器
として用いられる容器、たとえばエアゾール容器、チュ
ーブ容器は、収納されている内容物を長期間安全かつ衛
生的に保存する必要がある。また、このばあいエアゾー
ル容器の噴出部の押釦、スパウトあるいはチューブ容器
のキャップ内表面に食品カスが付着しやすく、しかも空
気に触れるので、衛生管理がとくに重要である。しかし
、そのような衛生管理の観点から抗菌作用について工夫
をした容器は従来知られていない。
[発明が解決しようとする課8] 食品が長時間エアゾール容器内、あるいはチューブ容器
内に収納され、繰り返し噴出され、または押し出される
と、食品カスが噴出部の通路、あるいはチューブ容器の
キャップ内表面にこびり着くため、食品カスを媒介とし
て噴出部の通路、キャップの内表面に細菌やカビなどが
繁殖し、衛生上好ましくないという問題がある。
本発明は、このような従来の容器の問題に着目してなさ
れたもので、エアゾール容器の押釦またはスパウトの通
路、押し出し容器などのキャップの内表面、さらにはエ
アゾール容器のマウンティングカップなどを衛生的に保
持しつる抗菌性容器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1態様は、内容物を吐出するための通路に、
抗菌性ゼオライトを含有した被膜層を設けた容器である
本発明の第2の態様は、本体とキャップ部材とからなり
、該キャップ部材の内表面に、抗菌性ゼオライトを含有
する被膜層を設けた容器である。
本発明の第3の態様は、本体と、該本体と別個に製造さ
れるキャップ部材とからなり、該キャップ部材が抗菌性
ゼオライトを含有する可塑材料から成形加工したもので
ある。
本発明の第4の態様は、マウンティングカップの少なく
とも片面に、抗菌性ゼオライトを含有する被膜層を設け
たエアゾール用の容器である。
なお特許請求の範囲にいうキャップ部材とは、容器の口
部を密閉する通常のキャップのほか、エアゾール装置の
ノズルないしスパウトなど、本体と別個に形成されるキ
ャップ状のものをすべて含む概念である。
[作 用] エアゾール容器から内容物を噴出あるいは吐出させたと
き、あるいは押し出しチューブから内容物を絞り出した
ときは、内容物が通路や口部近辺に付着する。またさら
にキャップを被せるとキャップの内面にも内容物が付着
する。さらにその付着した内容物には外気が触れるので
、雑菌が付着する。
本発明の容器では被膜層内の抗菌性ゼオライトの抗菌作
用により、そのような付着した雑菌の繁殖が抑制される
。なお容器本体にも同じ被膜層を形成してもよい。
またエアゾール容器は内容物が減るとマウンティングカ
ップのとくに内面に内容物が付着し、それか容器内に侵
入してきた空気に晒されるばあいがある。かかるばあい
も抗菌性ゼオライトの作用で雑菌の繁殖が抑制される。
エアゾール装置のノズルやスパウトおよび押出容器など
の密閉キャップなどのキャップ部材を抗菌ゼオライトを
含有する合成樹脂などの可塑材料で成型するときは、被
膜層を塗布などで形成する必要がない。そのため、容器
全体の生産工数を減らすことができる利点がある。
【実施例] つぎに図面を参照しながら本発明の抗菌性容器の説明を
する。
第1図は本発明のエアゾール容器の一実施例を示す正面
断面図、第2図は本発明の第1実施例であるエアゾール
容器の押釦を示す一部切欠断面図、第3図および第4図
はそれぞれ本発明の第2実施例および第3実施例である
エアゾール容器のスパウトを示す一部切欠断面図、第5
図は第2〜4図および第8〜9図における(A)部の拡
大断面図、第6図は本発明のエアゾール容器のマウンテ
ィングカップを示す断面図、第7図は第6図における(
B)部拡大断面図、第8図および第9図はそれぞれ本発
明の第4実施例および第5実施例である容器およびキャ
ップを示す正面断面図である。
本発明の抗菌性容器の種類および大きさは、とくに限定
はなく、たとえばエアゾール容器の押釦(第1〜2図)
、スパウト(第3〜4図)、あるいは押し出しチューブ
、その他の容器のキャップ(第8〜9図)の内表面など
、通常用いられる容器に適用することができる。
第1〜2図に示す第1実施例は、噴出部(2)がスプレ
ー性状の微細な噴霧粒子を噴出する押釦(5)の通路(
3)に、抗菌性ゼオライトを含有した被膜層(4)を設
けたものである。
また第3図および第4図はエアゾール容器(1)の噴出
部+2)の第2実施例および第3実施例を示している。
この第2実施例および第3実施例は、それぞれ噴出部(
2)がムース状の内容物を噴出するスパウト(6)、(
9)の通路(3)に、抗菌性ゼオライトを含有した被膜
層(4)を設けたものである。
第5図は、第2図〜第9図における(A)部拡大断面図
を示している。
第8図に示す第4実施例は、チューブ容器を含む通常の
容器02)の口部のネジ部に密着螺合される、キャップ
nの内表面に被膜層(4)を設けたものである。
第9図に示す第5実施例は、ドレッシング容器圏のネジ
部に螺合される、上蓋(5)付きキャップ面の内表面に
被膜層(4)を設けたものである。
さらに、第6図はエアゾール容器(1)のマウンティン
グカップのの少なくとも片面に、被膜層(4)を設けた
ものである。
とくにマウンティングカップ優の上面には、押釦(5)
あるいはスパウト(6)、(9)から噴出した食品カス
が付着しやすいので、上面に被膜層(4)を設けたばあ
いは、細菌やカビなどの繁殖を有効的に防止できる。
なお、第2〜4図において、それぞれステム上端(7)
の通路(8)に被膜層(4)を設け、また容器02)、
ドレッシング容器5の口部内および外表面にそれぞれ被
膜層(4)を設けることにより、より一層の抗菌効果か
えられる。
上記のように、押釦(5)、スパウト(6)、(9)、
キャップ旧)の通路(3)または内表面に被膜層(4)
を設ける方法以外に、他の方法として、押釦(5、スパ
ウト(6)、(9)、キャップ0υを成形する際に、合
成樹脂に抗菌性ゼオライトを含有させて一体成形する方
法がある。押釦(5)、スパウト(6)、(7)および
容器復のキャップ01)の成形に用いられる合成樹脂と
しては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどが用いられる。
このばあいも有効な抗菌効果かえられる。そして具体的
に本発明にかかわるポリオレフィン成形体中に占める抗
菌性ゼオライトの含有量は、通常0.7〜5重量%が望
ましい。
本発明で用いられる抗菌性ゼオライトは、人体に対する
安全性がきわめて高く、長時間にわたり種々の細菌やカ
ビに対してすぐれた抗菌効果を呈し、しかも約550℃
まで安定であるという耐熱性をも有するものである。前
記抗菌性ゼオライトは、ゼオライト中のイオン交換可能
なイオンの一部または全部を抗菌性金属イオンでイオン
交換したものである。
ゼオライト中のイオン交換可能なイオンとしては、たと
えばナトリウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイ
オン、マグネシウムイオン、鉄イオンなどがあげられる
抗菌性金属イオンの具体例としては、たとえば銀、銅や
亜鉛などの金属のイオンがあげられる。また、本発明に
用いられる抗菌性ゼオライト中のイオン交換可能なイオ
ンの一部は、アンモニウムイオンでイオン交換されてい
るものであってもよい。アンモニウムイオンを含む抗菌
性ゼオライトを含有する被膜層は、経時的に変色するこ
とが少ないのでとくに好ましいものである。
抗菌性金属イオンとして銀イオンを用いるばあい、抗菌
性ゼオライト中の銀イオンの含有率は0.1〜15%(
重量%、以下同様)、なかんづ<0.1〜5%とするこ
とが好ましい。また、抗菌性金属イオンとして銅イオン
または亜鉛イオンを用いるばあい、抗菌性ゼオライト中
の銅イオンまたは亜鉛イオンの含有率は0.1〜8%と
することが好ましい。抗菌性金属イオンの含有率が、前
記範囲よりも小さいばあいには、抗菌力が小さくなりす
ぎる傾向があり、また前記範囲をこえるばあいでも、抗
菌効果は変わらないが経済的に不利となる傾向がある。
また、抗菌性ゼオライト中にアンモニウムイオンを含有
させるばあいには、抗菌性ゼオライト中のアンモニウム
イオンの含有率は0.5〜5%、好ましくは0.5〜2
%とすることが、抗菌性ゼオライトが変色するのを有効
に防止するという点から適切である。
本発明において抗菌性ゼオライトに用いられるゼオライ
トとしては、天然ゼオライトおよび合成ゼオライトのい
ずれを用いることもできる。
前記ゼオライトは、一般に三次元骨格構造を有するアル
ミノシリケートであり、一般式:%式% (式中、翼はイオン交換可能なイオンを示し、通常は1
価または2価の金属イオン、nは金属イオンの原子価、
XおよびYはそれぞれ金属酸化物、シリカのモル比率を
示し、2は結晶水の数を示す)で表わされる化合物であ
る。かかるゼオライトの具体例としては、たとえばA型
ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼオライトなどの合
成ゼオライト;モルデナイト、クリノプチロライト、チ
ャバサイト、エリオナイトなどの天然ゼオライトがあげ
られる。
これらの例示したゼオライトのイオン交換容量は、A型
ゼオライトが7ミリ当Jt/g%X型ゼオライトが6.
4 ミリ当*/g、、Y型ゼオライトが5ミリ当W/g
 、モルデナイトが2.6 ミリ当量/g、クリノプチ
ロライトが2.6 ミリ当Q /g。
チャバサイトが5ミリ当量/g1エリオナイトが3.8
 ミリ当m/gであり、いずれもアンモニウムイオンお
よび抗菌性金属イオンでイオン交換するのに充分な容量
を有している。
天然ゼオライトとしては、その粒子径が通常100〜2
50メツシユの比較的細かいものを使用するのが、被膜
への分散性がよいことから望ましい。
このうち、被膜層中の樹脂とのなじみが良好で抗菌性金
属との接触開度が高く抗菌力で安定して発揮されるとい
う観点より、孔体積が0.1cm37g以上であるゼオ
ライトが好ましいが、これに限定されるものではない。
孔体積0.IC■3/g以上のゼオライトとしては合成
ゼオライトでは実質的に粒子径が50」以下の結晶化度
85%以上のA型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼ
オライト、モルデナイト、エリオナイトなどをあげるこ
とができる。天然ゼオライトでは実質的に粒子径が1O
an以下の結晶化度、60%以上のクリノプチロライト
、モルデナイト、チャバサイトなどをあげることができ
る。
なお本明細書中、孔体積はゼオライト構造の細孔の体積
を意味しており、B、F、Roberts法(J、Co
11.& Interface 5cIence 23
巻 266頁)により測定された数値である。
本発明に用いられる抗菌性ゼオライトの製造法の一例を
以下に説明する。
抗菌性金属イオンを含む塩類の水溶液などをあらかじめ
調整し、これを用いて抗菌性金属イオン(銀イオン、銅
イオン、亜鉛イオン)および必要によりアンモニウムイ
オンを含有させた混合水溶液にゼオライトを接触させて
ゼオライト中のイオン交換可能なイオンと前記抗菌性金
属イオンとを置換させる。接触の際の条件は、温度は1
0〜70℃、好ましくは40〜60℃、時間は3〜24
時間、好ましくは10〜24時間、方法はバッチ式また
は連続式(たとえばカラム法など)である。なお、前記
混合水溶液のpHは、銀酸化物などがゼオライト表面ま
たは細孔内へ析出するのを防止するために3〜10、好
ましくは5〜7に調整される。また、前記混合水溶液中
の各イオンは、通常いずれも塩のかたちで供給される。
銀イオンはたとえば硝酸銀、硫酸銀など、銅イオンはた
とえば硝酸銅(1)、硫酸銅など、亜鉛イオンはたとえ
ば硝酸亜鉛(1)、硫酸亜鉛など、アンモニウムイオン
はたとえば硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸
アンモニウムなどの塩のかたちでそれぞれ供給される。
前記ゼオライト中の抗菌性金属イオンやアンモニウムイ
オンの含有率は、前記混合水溶液中の各イオン(塩)a
度を調節することによって適宜制御することができる。
たとえばゼオライトに銀イオンおよびアンモニウムイオ
ンを含有させるばあいには、前記混合水溶液中のアンモ
ニウムイオン濃度を0.85〜3.1 sol/N %
銀イオン濃度を0.002〜0.15mol#とするこ
とによって目的とするアンモニウムイオンの含有率が0
.5〜5%、銀イオンの含有率が0.1〜5%であるゼ
オライトをうろことができる。また、ゼオライトに銅イ
オンおよび亜鉛イオンを含有させるばあいには、前記混
合水溶液中の銅イオン濃度は0.1〜0.85a+ol
/N 、亜鉛イオン濃度は0.15〜1.2mol/g
とすることによって、銅イオン含有率が0.1〜8%、
亜鉛イオン含有率が0.1〜896であるゼオライトを
うることができる。
本発明においては、前記のごとき混合水溶液以外にも各
抗菌性金属のイオンを単独で含有する水溶液を用い、各
水溶液とゼオライトを逐次接触させることによってイオ
ン交換することもできる。各水溶液中の各イオンの濃度
は、前記混合水溶液中の各イオン濃度に準じて定めるこ
とができる。
イオン交換が終了したゼオライトを、水または温水で充
分に洗浄したのち乾燥することによって抗菌性ゼオライ
トがえられる。かかる乾燥は、常圧にて105〜115
℃、または減圧(1〜30torr)下で70〜90℃
で行なうことが好ましい。
本発明の抗菌性容器に用いる被膜層としては前記抗菌性
ゼオライトを含有する有機高分子化合物が用いられ、抗
菌性ゼオライトを均一に分散したものであれば、ベース
となるを機高分子化合物はとくに制限なく使用できる。
好適に使用できる有機高分子化合物としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリアクリレート、塩化ビニル樹脂、塩化
ビニリデン樹脂などをあげることができる。
抗菌性ゼオライトが含有された被膜層(4)を噴出部(
2の通路(3)、あるいは容器□□□のキャップ(In
の内表面に設ける方法としては、とくに限定はないが、
たとえば抗菌性ゼオライトを含んだ塗料を吹き付は塗装
した後、乾燥または焼き付は処理するなどの方法で設け
ることができる。
本発明にかかわるエアゾール容器(1)の噴出部(2)
の通路(3)、あるいは容器(至)のキャップ(It)
の内表面に設けられる被膜層(4)中の抗菌性ゼオライ
トの含有率は、これらの抗菌性容器の用途によって、ま
たは表面にもともと存在している細菌の数などにより要
求される抗菌性が異なるため一概に決定することはでき
ない。しかし試験結果によれば、1〜5%の抗菌性ゼオ
ライト50%含有高分子化合物を、たとえばポリエチレ
ン樹脂に混合して、この被膜層(4)の厚さを1〜20
0遍としたものを、エアゾール容器(1)の噴出部(2
)の通路(3)、あるいは容器(至)のキャップ(11
)の内表面に設けたばあいに、目的とする抗菌効果かえ
られた。さらに、好ましくは被膜層(4)の厚さが5〜
50項であれば、形成される被膜層(4)の表面に、ゼ
オライト粒子が露出するため充分な抗菌効果かえられる
と考えられる。
このような被膜層に含有される抗菌性ゼオライトは0.
5〜50%であることが好ましく、被膜層の 100g
nX  100−あたりに分散している抗菌性ゼオライ
ト粒子の個数(以下、分散個数という)は、1〜11.
000個、好ましくは12〜9.500個に調整される
ことが望ましい。なお、被膜層が含有する抗菌性ゼオラ
イト粒子の100007a2あたりの個数は、走査式電
子顕微鏡分析により計数してえた。かかる分散個数が前
記範囲未満のばあい、抗菌性が付与されず、また前記範
囲を超えるばあい、抗菌性は向上するが経済的に不利に
なる傾向がある。さらに、被膜層(4)の厚さが1−未
満であるばあい、成形上均一な膜になり難い傾向があり
、また200虜を超えるばあい、抗菌性ゼオライトが被
膜層(4)内に完全に埋もれてしまうことが多くなり、
同じく目的とする抗菌性かえられないことが判明した。
つぎに、抗菌性容器の実施例および比較例について行な
った抗菌性試験の結果を以下に示す。
■試 料 サンプルA1:抗菌性ゼオライト加工しない工アゾール
容器の噴出部 サンプルA2:抗菌性ゼオライト加工しないキャップ サンプルBl:抗菌性ゼオライト加工したエアゾール容
器の噴出部(Bl)および キャップ サンプルB2:抗菌性ゼオライト加工したキャップ ゼオライト加工の方法:抗菌性ゼオライト(銀2.5%
(重量%、以下同じ)、亜鉛8%、アンモニア1%含有
Y型ゼオ ライト;粒子径1.1虜、孔体積0.9cm” 7g)
 20%含有の低密度ポリエチレン85部(重量部、以
下同じ) 被膜層の厚さ:2oρ 被膜層中の抗菌性ゼオライト粒子数: 7000個/ 
10000an2 ■試験条件 実施例および比較例の噴出部の切断片(10ms+X1
0mm)およびキャップの天面部の切断片(10關X1
0mm)に菌液(5X103個/ml)1mlを滴下し
、37℃で4時間培養後、滅菌済み生理食塩水で菌液を
流し出した。流し出した液について菌液試験紙(−殺菌
用・大腸菌用)にて菌数を測定した。
■試験結果 サンプル  一般細菌   大腸菌 Al     7x 1031x 10’A2    
1X 104    2X 104Bl     2X
 10     5B2    3X10     0 以上のサンプルAI、BlおよびA2、B2の比較結果
から、噴出部(′2Jの通路(3)内表面またはキャッ
プ旧)の内表面に抗菌性ゼオライトを含有する被膜層(
4)を設けたばあい、その通路(3)の内表面またはキ
ャップ旧)の内表面が優れた抗菌性を呈することが判明
した。
また、前記サンプルについて保存試験および防臭試験を
行なった。
[試験例1]保存試験 前記サンプルA1、Blの各噴出部(4の通路(3)内
表面およびサンプルA2、B2のキャップ01)の内表
面に下記の配合の化粧水を塗布した。それらを20〜2
2℃の温度にて3週間放置した。放置後サンプルより分
取し、これを50〜60℃に加温し、蒸発する成分につ
いてガスクロマトグラフィーにて放置前のものと比較し
た。
結果:サンプルAI、A2に塗布した化粧水からはもと
の化粧水に含まれていない成分(グリコール分解物、微
生物分泌物)が検出された。一方、サン°プルBl、 
B2は放置前のものから何の変化もなかった。
(化粧水の処方) エタノール         6.0部di  −カン
フル       0.2部精製水         
 85.3部ベントナイト        0.3部l
、3−ブチレングリコール   6.0部タルク   
         2.0部香  料        
        0.2部[発明の効果] 本発明の抗菌性容器は、その噴出部の通路や容器の内表
面などに抗菌性ゼオライトが設けられているので人体に
安全でしかも抗菌剤によるすぐれた抗菌性を有している
。そのため内表面などに長期間細菌やカビなどが繁殖す
るのを防ぐことかできる。また、化粧品、食品などに対
する保存性および防臭性にも優れている。したがって、
本発明の抗菌性容器は、抗菌性が要求される、たとえば
医薬品用、食品用の容器などに好適に使用しうるちので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエアゾール容器の一実施例を示す正面
断面図、第2図は本発明の第1実施例であるエアゾール
容器の押釦を示す一部切欠断面図、第3図および第4図
はそれぞれ本発明の第2実施例および第3実施例である
エアゾール容器のスパウトを示す一部切欠断面図、第5
図は第2〜4図および第8〜9図における(A)部の拡
大断面図、第6図は本発明のエアゾール容器のマウンテ
ィングカップを示す断面図、第7図は第6図における(
B)部拡大断面図、第8図および第9図はそれぞれ本発
明の第4実施例および第5実施例である容器およびキャ
ップを示す正面断面図である。 (図面の主要符号) (1):エアゾール容器 (2):噴出部 (3):通 路 (4)、■:被膜層 η:容 器 01):キャップ (ト):マウンティングカップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内容物を外部に出すための通路に、抗菌性ゼオライ
    トを含有する被膜層を設けた抗菌性容器。 2 本体とキャップ部材とからなり、該キャップ部材の
    内表面に、抗菌性ゼオライトを含有する被膜層を設けた
    抗菌性容器。 3 本体と、該本体と別個に製造されるキャップ部材と
    からなり、該キャップ部材が、抗菌性ゼオライトを含有
    する可塑材料を成形加工したものである抗菌性容器。 4 マウンティングカップの少なくとも片面に、抗菌性
    ゼオライトを含有する被膜層を設けたエアゾール用の抗
    菌性容器。
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