JPH0951418A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0951418A
JPH0951418A JP7222480A JP22248095A JPH0951418A JP H0951418 A JPH0951418 A JP H0951418A JP 7222480 A JP7222480 A JP 7222480A JP 22248095 A JP22248095 A JP 22248095A JP H0951418 A JPH0951418 A JP H0951418A
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cadence
reception
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JP7222480A
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Masahito Otani
雅人 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は受信信号が呼出信号であるか否かを適
切に判別して、ファクシミリ受信動作の可否を制御する
ファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】信号を受信すると、受信信号が発信元電話
番号を通知するID起動信号であるかを判別するため
に、受信信号の周波数及び信号のオン時間とオフ時間で
あるカデンスを検出して、受信信号の周波数が呼出信号
及びID起動信号の周波数、すなわち、規定周波数範囲
であるか、また、ID起動信号のカデンスであるかを判
別する(ステップS1〜ステップS10)。受信信号の
カデンスがID起動信号のカデンスであると判別する
と、ファクシミリ受信を行わず、受信信号のカデンスが
ID起動信号のカデンスでないと判別すると、受信信号
は呼出信号であると判断して、着信して、ファクシミリ
受信動作を行う(ステップS11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、発信電話番号通知サービスの行われ
る電話回線網に接続され、自動着信を行うファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、電話回線網やファ
クシミリ網に接続され、回線からの呼出信号に応じて、
着信動作を行って、ファクシミリ受信を行う。
【0003】そこで、従来、呼出信号に適切に対応する
ために、電話回線からの呼出信号を入出力間の電気的分
離を保ちながら互いに異なる入力しきい値でそれぞれに
2値検出する複数の呼出信号検出手段と、上記複数の呼
出信号検出手段の出力から上記呼出信号のレベルを論理
的に判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果に基
づいてフックオフ動作を行わせる制御手段とを備えた自
動電話応答装置が提案されている(特開平3−3215
0号公報参照)。
【0004】この自動電話応答装置によれば、呼出信号
を互いに異なるしきい値で2値検出して、呼出信号のレ
ベルを論理的に判定することにより、呼出信号の規格レ
ベルが異なっても適切に呼出信号を検出することができ
る。
【0005】また、従来、それぞれ信号形態の異なる呼
出信号を検出する複数の検出回路を設け、これらの各検
出回路のうち到来する呼出信号の信号形態に対応する検
出回路の信号経路のみを選択的にオンとしてその出力を
検出信号として出力する呼出信号検出方式が提案されて
いる(特開昭60−124160号公報参照)。
【0006】この呼出信号検出方式によれば、複数の検
出回路を設けて、信号形態の異なる呼出信号を検出する
ことができる。
【0007】また、今日、電話回線網においては、発信
元の電話番号等の情報(以下、ID情報という。)を着
信側に通知する発信電話番号通知サービスが企画され、
実験段階に入っている。
【0008】この発信電話番号通知サービスにおいて
は、ID情報を通知する起動信号(以下、ID起動信号
という。)として、通常の呼出信号と同様の周波数と送
出電力であって、そのオン時間とオフ時間が通常の呼出
信号と異なる信号を使用するようになっているため、従
来のファクシミリ装置をそのままこの発信電話番号通知
サービスの提供される回線網に適用すると、ID起動信
号を通常の呼出信号と明確に区別することができず、I
D起動信号を通常の呼出信号と判断して、着信動作をお
こす可能性がある。
【0009】すなわち、発信電話番号通知サービスを提
供する回線網では、通常の呼出信号の前にID起動信号
を着信側に送出し、その所定時間後に、通常の呼出信号
を送出する。
【0010】したがって、ファクシミリ装置がID起動
信号により起動してファクシミリ受信動作を開始して、
従来のファクシミリ通信手順通りの動作を行うと、適切
にファクシミリ受信を行うことができないおそれがあ
る。
【0011】そこで、ID起動信号と通常の呼出信号と
を明確に区別して、通常の呼出信号を受信したときに、
ファクシミリ受信動作を開始させるために、上記従来の
呼出信号検出方式を適用することが考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の呼出信号検出方式にあっては、呼出信号を異
なるしきい値で2値化したり、複数の検出回路を設けて
呼出信号を検出するようになっていたため、ID起動信
号と呼出信号を明確に区別することができなかったり、
コストが高くつくという問題があった。
【0013】すなわち、特開平3−32150号公報記
載のものにあっては、呼出信号を異なるしきい値で2値
化するようになっていたため、オン時間とオフ時間の構
成が異なるだけのID起動信号と通常の呼出信号とを明
確に区別することができず、誤動作するおそれがあると
いう問題がある。
【0014】また、特開昭60−124160号公報記
載の呼出信号検出方式にあっては、複数の検出回路を設
けるようになっていたため、ID起動信号用に適用した
検出回路と通常の呼出信号用の検出回路の少なくとも2
つの検出回路を必要とし、コストが高くつくという問題
があった。
【0015】そこで、本発明は、安価で、かつ、適切に
ID起動信号と呼出信号を区別して、ファクシミリ受信
動作を適切に行い、また、発信元の電話番号等のID情
報を適切に取得できるファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、回線から呼出信号が入力されると、
ファクシミリ受信動作を行うファクシミリ装置におい
て、前記回線からの受信信号のオン/オフ時間を検出
し、該オン/オフ時間が特定のオン/オフ時間であるか
否かに基づいて、前記ファクシミリ受信動作を行うか否
かを制御することにより、上記目的を達成している。
【0017】ここで、オン/オフ時間を検出するとは、
受信信号が連続してオンしている時間及び連続してオフ
している時間を検出することであり、検出手段として
は、既知の手段を利用することができる。
【0018】特定のオン/オフ時間としては、通常の呼
出信号のオン/オフ時間、あるいは、ファクシミリ受信
動作を行う、あるいは、ファクシミリ受信動作を行わな
い特定の受信信号のオン/オフ時間であり、ファクシミ
リ装置が記憶している。
【0019】上記構成によれば、通常の呼出信号よりも
前に呼出信号の周波数と同様の周波数の信号、例えば、
近時予定されている発信電話番号通知サービスを行う回
線網の提供するID起動信号が送られてきた場合にも、
従来のように複数の検出回路を設けることなく、受信信
号が呼出信号であるかID起動信号であるかを適切に判
別して、ファクシミリ受信動作を行うか否か制御するこ
とができ、発信電話番号通知サービスを行う回線網に接
続した場合にも、適切にファクシミリ受信動作を行うこ
とのできるファクシミリ装置を安価に提供することがで
きる。
【0020】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記受信信号のオン/
オフ時間が前記呼出信号のオン/オフ時間とは異なる特
定のオン/オフ時間のときには、前記ファクシミリ受信
動作を行わないものであってもよい。
【0021】このようにすると、例えば、ID起動信号
を受信したときに、ファクシミリ受信動作を行わないよ
うにすることができる。
【0022】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記受信信号のオン/オ
フ時間を指定するオン/オフ時間指定手段を備え、前記
受信信号のオン/オフ時間が前記指定されたオン/オフ
時間であるか否かにより、前記ファクシミリ受信動作を
行うか否かを制御するものであってもよい。
【0023】このようにすると、回線網から提供される
呼出信号の周波数と同様の周波数の種々の起動信号に対
応して、ファクシミリ装置のファクシミリ受信動作を適
切に制御することができる。
【0024】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記起動信号のオン/オ
フ時間が前記指定された特定のオン/オフ時間のときに
のみ、前記ファクシミリ受信動作を行うものであっても
よい。
【0025】このようにすると、例えば、回線網が、フ
ァクシミリ装置に受信動作を行わせるための専用の起動
信号を提供するような場合に、当該起動信号の受信を適
切に判別して、ファクシミリ受信動作を行わせることが
でき、ファクシミリ装置の利用性を向上させることがで
きる。
【0026】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記回線からの所定の変
調方式で変調された受信信号を復調するモデムを備え、
前記受信信号のオン/オフ時間が前記特定のオン/オフ
時間であるか否かにより、前記ファクシミリ受信動作と
前記モデムによる前記受信信号の復調を選択的に行うも
のであってもよい。
【0027】このようにすると、例えば、回線網がファ
クシミリ信号とは異なる変調方式の信号を提供する場合
にも、ファクシミリ受信の誤動作を防止しつつ、この信
号を復調して、その内容を取得することができ、ファク
シミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0028】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記受信信号のオン/
オフ時間が前記特定のオン/オフ時間のとき、前記モデ
ムによる前記受信信号の復調を行い、前記ファクシミリ
受信動作を行わないものであってもよい。
【0029】このようにすると、回線網が上記ID起動
信号としてファクシミリ信号と異なる変調方式の信号を
提供する場合にも、ファクシミリ受信の誤動作を防止し
つつ、ID起動信号から発信電話番号等の発信元情報を
取得することができ、ファクシミリ装置の利用性を向上
させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0032】図1及び図2は、本発明のファクシミリ装
置の第1の実施の形態を示す図である。
【0033】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロ
ック図である。
【0034】図1において、ファクシミリ装置1は、画
像メモリ2、読取部3、記録部4、カデンス検出部5、
モデム部6、NCU(Network Control Unit)部7、操
作表示部8、システムメモリ9、システム制御部10、
符号化・復号化部11及び通信制御部12等を備えてお
り、各部は、バス13により接続されている。
【0035】画像メモリ2は、大容量のハードディスク
装置あるいはRAM(Random Access Memory)等の読み
/書き可能なメモリで構成され、主に送信用の画情報や
受信した画情報を蓄積する。
【0036】画像メモリ2内の画情報は、システム制御
部7により管理され、所定時期に読み出されて、送信処
理や記録部4による記録紙への記録処理等が行われる。
【0037】読取部3は、例えば、CCD(Charge Cou
pled Device )を利用したラインイメージスキャナ等が
用いられており、読取部3は、原稿の画像を所定の解像
度で読み取って画情報として出力する。
【0038】記録部4は、例えば、サーマル素子を利用
したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等が
用いられており、記録部4は、例えば、サーマル記録装
置が用いられているときには、感熱記録紙に直接あるい
はインクシートを介して間接的に普通記録紙に画情報等
を記録出力する。
【0039】カデンス検出部5は、NCU部7で2値化
された受信信号の周波数及びその受信信号が連続してオ
ンしている時間(以下、オン時間)と連続してオフして
いる時間(以下、オフ時間)を検出し、システム制御部
10に出力する。
【0040】カデンスとは、ある周波数の信号のオン時
間とオフ時間をいい、カデンス検出部5は、受信信号の
周波数とその受信信号のカデンスを検出している。
【0041】具体的には、カデンス検出部5は、カデン
スオン時間カウンタとカデンスオフ時間カウンタを備え
ており、図1に一点鎖線で示すように、NCU部7から
2値化された受信信号が入力されると、カデンスオン時
間カウンタとカデンスオフ時間カウンタを0クリア(リ
セット)して、受信信号のオン時間とオフ時間をカデン
スオン時間カウンタ及びカデンスオフ時間カウンタによ
りカウントする。
【0042】システム制御部10は、後述するように、
このカデンス検出部5の検出結果により、受信信号が通
常の呼出信号であるか、通信回線網の提供する発信元の
電話番号等の情報(ID)を通知するための信号(ID
起動信号)であるか、を判定する。
【0043】モデム部6は、V.21あるいはV.17
のモデムを有し、システム制御部7の制御下で動作し
て、プロトコル信号や画情報等の送信信号の変調及びN
CU部7を介して入力される受信信号の復調をV.21
あるいはV.17等の規格に基づいて行う。
【0044】NCU部7には、回線L(例えば、電話回
線)が接続されており、NCU部7は、通信制御部12
の制御下で動作して、回線Lとのインターフェースとし
ての処理、すなわち、回線Lからの発呼に対して自動着
呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を行う。また、N
CU部7は、呼出信号検出部を備えており、呼出信号検
出部は、回線から呼出信号と同じ周波数の信号が入力さ
れると、この受信信号を2値化してカデンス検出部5に
出力する。
【0045】操作表示部8は、テンキーやスタートキー
及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとと
もに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備
え、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力さ
れ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内
容やファクシミリ装置からオペレータに通知する各種情
報が表示される。
【0046】システムメモリ9は、例えば、ROM(Re
ad Only Memory)及びRAM等で構成され、ROM内に
は、ファクシミリ装置1の基本処理プログラム及び後述
する着信制御処理プログラムを格納しているとともに、
着信制御処理プログラム及び基本処理プログラムを実行
するために必要な各種データ、例えば、ID起動信号及
び呼出信号のカデンスデータやシステムデータ等が格納
されている。
【0047】システム制御部10は、CPU(Central
Processing Unit )等で構成され、システムメモリ9の
ROM内のプログラムに基づいて、システムメモリ9の
RAMをワークメモリとして利用して、ファクシミリ装
置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本
処理を実行するとともに、後述する着信制御処理を実行
する。
【0048】符号化・復号化部11は、画情報の画像メ
モリ2への蓄積の効率化や伝送時間の短縮化を図るため
のものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号
化し、また、符号化された画情報を復号化する。
【0049】通信制御部12は、システム制御部10と
のハンドシェイクを行い、モデム部6やNCU部7等の
通信部分の制御を行う。すなわち、通信制御部12は、
相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を
交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0050】次に、作用を説明する。
【0051】上記ファクシミリ装置1は、回線Lを介し
て発信元電話番号の通知サービスを行う電話回線網に接
続され、回線Lからの受信信号がID起動信号である
か、通常の呼出信号であるかを適切に判別して、ファク
シミリ受信動作を行うか否かを制御するところにその特
徴がある。
【0052】ファクシミリ装置1は、図2に示すよう
に、回線Lから信号を受信すると(ステップS1)、N
CU部7の呼出信号検出部で受信信号を2値化して、カ
デンス検出部5に転送する。
【0053】カデンス検出部5は、NCU部7から2値
化された受信信号が入力されると、カデンスオン時間カ
ウンタ及びカデンスオフ時間カウンタを0クリア(リセ
ット)し(ステップS2)、NCU部7から入力される
2値化された受信信号の立ち上がりから立ち下がりまで
の時間、あるいは、立ち下がりから立ち上がりまでの時
間を計測することにより、受信信号の周波数を検出し
て、その検出結果をシステム制御部10に出力する。
【0054】システム制御部10は、カデンス検出部5
から受信信号の周波数の検出結果が入力されると、受信
信号の周波数が規定範囲であるかどうかチェックし(ス
テップS3)、周波数が規定範囲でないときには、呼出
信号あるいはID起動信号ではないと判断して、ステッ
プS1に戻る。
【0055】すなわち、呼出信号及びID起動信号は、
その周波数の規定範囲が15Hzから20Hzの信号が
使用されており、システム制御部10は、ステップS3
で、受信信号の周波数がこの規定範囲の周波数であるか
どうかを判別している。
【0056】ステップS3で、周波数が規定範囲である
ときには、カデンス検出部5は、カデンスオン時間カウ
ンタを1だけインクリメントして(ステップS4)、信
号の受信をチェックし(ステップS5)、信号を受信し
ているときには、ステップS3に戻って、周波数が規定
範囲であるかどうかチェックして、規定範囲であると、
カデンスオン時間カウンタを「1」だけインクリメント
した後(ステップS4)、再度、信号の受信をチェック
する(ステップS5)。
【0057】すなわち、カデンス検出部5は、所定時間
毎に受信信号の有無を判別して、受信信号があると、カ
デンスオン時間カウンタをインクリメントする。
【0058】また、オン時間の計測中に、上記ステップ
S3で、カデンス検出部5の検出した周波数が規定範囲
外であると判別すると、システム制御部10は、受信信
号が呼出信号及び起動信号ではないと判断して、ステッ
プS1に戻る。
【0059】ステップS5で、信号を受信しないと、カ
デンス検出部5は、カデンスオン時間カウンタを保持し
て(ステップS6)、カデンスオフ時間カウンタを
「1」だけインクリメントし(ステップS7)、信号の
受信をチェックする(ステップS8)。
【0060】ステップS8で、信号を受信しないと、カ
デンス検出部5は、オフ時間が継続していると判断し
て、ステップS7に戻って、カデンスオフ時間カウンタ
をインクリメントし(ステップS7)、上記カデンスオ
フ時間のカウント処理を信号を受信するまで継続する。
【0061】ステップS8で、信号を受信すると、カデ
ンス検出部5は、カデンスオフ時間カウンタ値を保持し
て(ステップS9)、上記計測したカデンスオン時間カ
ウンタのカウンタ値とカデンスオフ時間カウンタのカウ
ンタ値をシステム制御部10に出力し、システム制御部
10は、カデンス検出部5から入力されるカデンスオン
時間値とカデンスオフ時間値とによりカデンスが規定範
囲であるかどうかチェックする(ステップS10)。
【0062】すなわち、ID起動信号のカデンスは、オ
ン時間が0.5秒で、オフ時間が0.5秒と現在のとこ
ろ予定されており、呼出信号のカデンスは、オン時間が
1秒で、オフ時間が2秒である。
【0063】そして、ファクシミリ装置1は、このID
起動信号のカデンスの値をシステムメモリ9に記憶して
おり、システム制御部10は、このシステムメモリ9の
記憶するID起動信号のカデンス値とカデンス検出部5
から入力されるカデンス値を比較して、規定範囲である
かどうか判断している。
【0064】システム制御部10は、受信信号のカデン
スが上記ID起動信号のカデンスの範囲内、すなわち、
規定範囲内のときには、受信信号がID起動信号である
と判断して、着信動作(ファクシミリ受信動作)を行わ
ず、ステップS1に戻って、次の受信信号を待つ。
【0065】なお、上記ステップS10での受信信号の
カデンスがID起動信号のカデンスの範囲内であるかど
うかの判断においては、ID起動信号のカデンスの上記
規定範囲をそのまま適用せずに、ID起動信号のカデン
スの範囲に、所定の許容範囲、例えば、20%程度の許
容範囲を持たせることにより、判断の適切性を確保する
ようにしてもよい。
【0066】上記ステップS10において、受信信号の
カデンスが規定範囲外であると、システム制御部10
は、受信信号が呼出信号であると判断して、着信動作を
行い、通常のファクシミリ受信動作を行う(ステップS
11)。
【0067】このように、ファクシミリ装置1によれ
ば、従来のファクシミリ装置にカデンス検出部5を設け
て、受信信号がID起動信号であるか、呼出信号である
かを判別して、その判別結果によりファクシミリ受信動
作を行うか否かを制御することができ、ファクシミリ装
置1を発信元電話番号の通知サービスを行う回線網に接
続した場合においても、安価に、かつ、適切にファクシ
ミリ受信動作を行うことができる。
【0068】なお、上記実施の形態においては、予め設
定されたID起動信号のカデンスに基づいて受信信号が
ID起動信号であるか呼出信号であるかを判別している
が、これに限るものではなく、例えば、第2の実施の形
態として図3に示すように、判定機順としてのカデンス
を指定可能とし、受信信号のカデンスがこの指定された
カデンスの規定範囲であるか否かにより、ファクシミリ
受信動作を行うか否かを制御するようにしてもよい。
【0069】本実施の形態においては、ファクシミリ装
置1は、操作表示部8のキー操作によりカデンスの指定
入力を行うことができ、入力されたカデンスをシステム
メモリ9に記憶する。
【0070】いま、ファクシミリ装置1は、受信信号の
カデンスが指定されたカデンスの範囲内であればファク
シミリ受信を行うものとして、図3に基づいて、以下説
明する。
【0071】なお、図3の説明において、上記図2と同
様の処理内容については、同一のステップナンバーを付
して、その説明を省略する。
【0072】ファクシミリ装置1は、信号を受信すると
(ステップS1)、上記図2の場合と同様に、カデンス
検出部5により受信信号の周波数の検出とカデンスの検
出を行い(ステップS2〜ステップS9)、受信信号の
周波数の検出とカデンスの検出を完了すると、システム
制御部10は、カデンス検出部5の検出したカデンスが
指定されたカデンスの範囲内であるかどうかチェックす
る(ステップS20)。
【0073】ステップS20で、受信信号のカデンスが
指定範囲でないときには、システム制御部10は、受信
信号がファクシミリ受信すべき信号ではないと判断し
て、着信を行うことなく、ステップS1に戻って、次の
信号の受信を待つ。
【0074】ステップS20で、受信信号のカデンスが
指定範囲のときには、システム制御部10は、受信信号
がファクシミリ受信すべき信号であると判断して、着信
動作を行い、通常のファクシミリ受信動作を行う(ステ
ップS21)。
【0075】したがって、本実施の形態においては、回
線網から、例えば、ファクシミリ専用のカデンスの信号
が提供される場合、当該信号のカデンスを判定基準のカ
デンスとして指定することにより、当該ファクシミリ受
信すべきファクシミリ専用の信号を受信した際、確実に
着信して、ファクシミリ受信を行うことができ、ファク
シミリ通信の利用性を向上させることができる。
【0076】また、この場合、ファクシミリ装置1は、
指定されたカデンスによりファクシミリ受信を行うの
か、ファクシミリ受信を拒否するのかを設定可能となっ
ていてもよい。
【0077】この場合、指定されたカデンスの信号を受
信すると、着信を拒否するように設定すると、発信元電
話番号の通知サービスを行う回線網がID起動信号のカ
デンスを変更した場合にも、カデンスを指定することに
より適切に対応することができる。
【0078】また、上記第1の実施の形態においては、
受信信号がID起動信号のときには、着信を行わず、そ
のまま次の受信信号の検出に移行しているが、これに限
るものではなく、例えば、第3の実施の形態として、図
4に示すように、直流ループを閉結して、ID起動信号
を取得するようにしてもよい。
【0079】この場合、ファクシミリ装置1は、ID起
動信号の内容を取得するために、ID起動信号の変調方
式による変調信号を復調可能な所定のモデム、例えば、
V.23規格のモデムを備えている必要があり、いま、
図1に示したモデム部6に、通常のファクシミリ信号用
のモデムの他にこの規格のモデムも内蔵しているものと
する。
【0080】なお、図4の説明において、図1及び図2
と同様の構成及び処理ステップには、同一の符号及び同
一のステップナンバーを付して、その説明を省略する。
【0081】ファクシミリ装置1は、信号を受信すると
(ステップS1)、上記図2の場合と同様に、カデンス
検出部5により受信信号の周波数の検出とカデンスの検
出を行い(ステップS2〜ステップS9)、受信信号の
周波数の検出とカデンスの検出を完了すると、システム
制御部10は、カデンス検出部5の検出したカデンスが
規定の範囲内であるかどうかチェックする(ステップS
10)。
【0082】ステップS10で、受信信号のカデンスが
規定範囲でないときには、システム制御部10は、図2
の場合と同様に、受信信号が呼出信号であると判断し
て、着信動作を行い、通常のファクシミリ受信動作を行
う(ステップS11)。
【0083】ステップS10で、受信信号のカデンスが
規定範囲のときには、システム制御部10は、受信信号
がID起動信号であると判断して、直流ループを閉結し
て、モデム部6のV.23モデムにより、V.23規格
のモデム信号で送信されてくるID起動信号を受信・復
調し、ID起動信号の受信が完了すると、直流ループを
開放して処理を終了する(ステップS30)。
【0084】そして、ID起動信号の次に、通常の呼出
信号を受信すると、上記と同様の処理を行って、ファク
シミリ受信動作を行う(ステップS11)。
【0085】したがって、受信信号がID起動信号であ
ると判断すると、V.23モデムによりID起動信号を
受信して、ID起動信号の内容を取得することができ、
発信元の電話番号等の情報(ID)を取得することがで
きる。
【0086】その結果、ファクシミリ受信動作を適切に
制御しつつ、発信元が誰であるかを知ることができ、フ
ァクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0087】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0088】例えば、上記各実施の形態においては、受
信信号の周波数とカデンスを検出することにより、ID
起動信号であるか否かを判別しているが、これに限るも
のではなく、例えば、受信信号の周波数とカデンスを検
出することにより、呼出信号であるか否かを判別するよ
うにしてもよい。
【0089】この場合、受信信号が呼出信号であると、
着信動作を行って、ファクシミリ受信を行う。また、受
信信号が呼出信号でない場合、上記第3の実施の形態に
おいては、直流ループを閉結してID駆動信号を受信す
る。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、回線からの受信信号のオン/オフ時間を検出
し、該オン/オフ時間が特定のオン/オフ時間であるか
否かに基づいて、前記ファクシミリ受信動作を行うか否
かを制御しているので、通常の呼出信号よりも前に呼出
信号の周波数と同様の周波数の信号、例えば、近時予定
されている発信電話番号通知サービスを行う回線網の提
供するID起動信号が送られてきた場合にも、従来のよ
うに複数の検出回路を設けることなく、受信信号が呼出
信号であるかID起動信号であるかを適切に判別して、
ファクシミリ受信動作を行うか否か制御することがで
き、発信電話番号通知サービスを行う回線網に接続した
場合にも、適切にファクシミリ受信動作を行うことので
きるファクシミリ装置を安価に提供することができる。
【0091】この場合、請求項2に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、受信信号のオン/オフ時間が呼出信
号のオン/オフ時間とは異なる特定のオン/オフ時間の
ときには、ファクシミリ受信動作を行わないようにする
と、例えば、ID起動信号を受信したときに、ファクシ
ミリ受信動作を行わないようにすることができる。
【0092】また、請求項3に記載するように、ファク
シミリ装置が、受信信号のオン/オフ時間を指定するオ
ン/オフ時間指定手段を備え、受信信号のオン/オフ時
間が指定されたオン/オフ時間であるか否かにより、フ
ァクシミリ受信動作を行うか否かを制御するようにする
と、回線網から提供される呼出信号の周波数と同様の周
波数の種々の起動信号に対応して、ファクシミリ装置の
ファクシミリ受信動作を適切に制御することができる。
【0093】さらに、請求項4に記載するように、ファ
クシミリ装置が、起動信号のオン/オフ時間が指定され
た特定のオン/オフ時間のときにのみ、ファクシミリ受
信動作を行うようにすると、例えば、回線網が、ファク
シミリに受信動作を行わせるための専用の起動信号を提
供するような場合に、当該起動信号の受信を適切に判別
して、ファクシミリ受信動作を行わせることができ、フ
ァクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0094】また、請求項5に記載するように、ファク
シミリ装置が、回線からの所定の変調方式で変調された
受信信号を復調するモデムを備え、受信信号のオン/オ
フ時間が特定のオン/オフ時間であるか否かにより、フ
ァクシミリ受信動作とモデムによる受信信号の復調を選
択的に行うようにすると、例えば、回線網がファクシミ
リ信号とは異なる変調方式の信号を提供する場合にも、
ファクシミリ受信の誤動作を防止しつつ、この信号を復
調して、その内容を取得することができ、ファクシミリ
装置の利用性を向上させることができる。
【0095】この場合、請求項6に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、受信信号のオン/オフ時間が特定の
オン/オフ時間のとき、モデムによる受信信号の復調を
行い、ファクシミリ受信動作を行わないようにすると、
回線網が上記ID起動信号としてファクシミリ信号と異
なる変調方式の信号を提供する場合にも、ファクシミリ
受信の誤動作を防止しつつ、ID起動信号から発信電話
番号等の発信元情報を取得することができ、ファクシミ
リ装置の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による着信制御処理を
示すフローチャート。
【図3】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
の着信制御処理を示すフローチャート。
【図4】本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態
の着信制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 画像メモリ 3 読取部 4 記録部 5 カデンス検出部 6 モデム 7 NCU 8 操作表示部 9 システムメモリ 10 システム制御部 11 符号化・復号化部 12 通信制御部 13 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線から呼出信号が入力されると、ファク
    シミリ受信動作を行うファクシミリ装置において、 前記回線からの受信信号のオン/オフ時間を検出し、該
    オン/オフ時間が特定のオン/オフ時間であるか否かに
    基づいて、前記ファクシミリ受信動作を行うか否かを制
    御することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、 前記受信信号のオン/オフ時間が前記呼出信号のオン/
    オフ時間とは異なる特定のオン/オフ時間のときには、
    前記ファクシミリ受信動作を行わないことを特徴とする
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、 前記受信信号のオン/オフ時間を指定するオン/オフ時
    間指定手段を備え、 前記受信信号のオン/オフ時間が前記指定されたオン/
    オフ時間であるか否かにより、前記ファクシミリ受信動
    作を行うか否かを制御することを特徴とする請求項1記
    載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、 前記起動信号のオン/オフ時間が前記指定された特定の
    オン/オフ時間のときにのみ、前記ファクシミリ受信動
    作を行うことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ
    装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、 前記回線からの所定の変調方式で変調された受信信号を
    復調するモデムを備え、 前記受信信号のオン/オフ時間が前記特定のオン/オフ
    時間であるか否かにより、前記ファクシミリ受信動作と
    前記モデムによる前記受信信号の復調を選択的に行うこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3記載のファクシ
    ミリ装置。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、 前記受信信号のオン/オフ時間が前記特定のオン/オフ
    時間のとき、前記モデムによる前記受信信号の復調を行
    い、前記ファクシミリ受信動作を行わないことを特徴と
    する請求項5記載のファクシミリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004313A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Oki Data Corp 通信端末装置及び通信端末装置の受信制御方法

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