JPH09512971A - 少なくとも第1及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化する符号化システム及び符号化方法 - Google Patents

少なくとも第1及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化する符号化システム及び符号化方法

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも第1及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化する符号化システム及び符号化方法である。符号化システムは、ディジタル成分のバンド幅をMの連続的な周波数バンドに分割するとともに、これらディジタル信号成分Mに応答してディジタル信号成分のそれぞれに対する副信号(SBml,SBmr)を発生させ、信号成分の各副信号を周波数帯域(m)のうちの一つに関連させる分割手段(2,12)と、副信号の時間等価信号に必要なビットを決定する必要ビット決定手段(16)と、少なくとも一つの周波数帯域で、少なくとも第1及び第2信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、少なくとも一つの周波数帯域の各々で複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得する信号結合手段(25,26,27)と、複合副信号が利用できない周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックを量子化するとともに、複合副信号が利用できる少なくとも一つの周波数帯域の複合副信号の対応する時間等価信号ブロックを量子化し、副信号SBmiの信号ブロックの各標本をnmiビットによって量子化し、この場合mを、複合副信号が利用できない周波数帯域とし、複合副信号SBmcの各標本をnmcビットによって量子化し、この場合mを、複合副信号が利用できる周波数帯域とする量子化手段(Qml,Qmr,32.j)とを具える。さらに、ビット割り当て手段(7)は、必要ビット決定手段で獲得した必要なビット及び値Bから割り当て情報を獲得するのに利用する。この場合、Bは、利用できるビットプールのビット数に相当する。必要ビット決定手段(16)を、共通の必要なビットbmcを重み付けられた必要なビットbmiの和をとることにより、複合副信号の時間等価信号ブロックが獲得した周波数帯域の少なくとも二つの信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックの必要なビットbmiから、周波数帯域mの複合副信号SBmcの時間等価信号ブロックに対する共通の必要なビットbmcを決定するように適合させる。符号化システムを、サブバンド符号化システム又は変換符号化システムとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 少なくとも第1及び第2ディジタル信号成分を有する ディジタル信号を符号化する符号化システム及び符号 化方法 本発明は、特定の標本周波数及びバンド幅を有する少なくとも第1ディジタル 信号成分及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化する符号 化システムであって、この符号化システムは、 前記ディジタル成分のバンド幅をMの連続的な周波数バンドに分割するととも に、これらディジタル信号成分Mに応答してディジタル信号成分のそれぞれに対 する副信号を発生させ、信号成分の各副信号を周波数帯域のうちの一つに関連さ せる分割手段と、 前記副信号の時間等価信号に必要なビットを決定し、前記信号ブロックの各々 が副信号のqの標本を含み、周波数帯域mの信号成分iの副信号SBmiの信号ブ ロックに必要なビットbmiが、信号ブロックを存在させる必要がある前記qの標 本のビット数に相当し、前記bmiが、相違する信号ブロック及び相違する副信号 に対して変動しうる必要ビット決定手段と、 少なくとも一つの周波数帯域で、少なくとも第1及び第2信号成分の対応する 副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記少なくとも一つの周波数帯域の 各々で複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得する信号結合手段と、 複合副信号が利用できない周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックを量子 化するとともに、複合副信号が利用できる前記少なくとも一つの周波数帯域の複 合副信号の対応する時間等価信号ブロックを量子化し、前記副信号SBmiの信号 ブロックの各標本をnmiビットによって量子化し、この場合mを、複合副信号が 利用できない周波数帯域とし、前記複合副信号SBmcの各標本をnmcビットによ って量子化し、この場合mを、複合副信号が利用できる周波数帯域とする量子化 手段と、 前記必要ビット決定手段で獲得した必要なビット及び値Bから変数nmi及びnmc を限定し、この場合Bが、利用できるビットプールのビット数に相当し、qを 零より大きい整数とし、前記nmi,nmc,bmi,bmc変数とし、前記nmi及びnmc を零以上の整数とし、Mを零より大きい定数とし、Bを整数とし、mを、1≦ m≦Mのような整数とするビット割り当て手段とを具える符号化システム、並び に、ディジタル信号を符号化する符号化方法に関するものである。冒頭で説明し たような符号化システムは、参考文献のリストの文献(6a)及び(6b)にそ れぞれ対応する欧州特許出願公開明細書第457,390 号及び欧州特許出願公開明細 書第457,391 号から既知である。 従来技術の明細書は、ステレオ信号のようなディジタル信号を、データを減少 したディジタルオーディオ信号に符号化できる符号化システムを開示している。 両信号成分、ステレオオーディオ信号の左及び右側信号成分は個別に符号化され る。 従来の符号化システムの分割手段は、ディジタル信号成分のバンド幅をサブバ ンド信号と称する複数の副信号に分割する分割手段として開示されている。この ような符号化システムの周波数範囲はサブバンドと称される。このような符号化 をサブバンド符号化と称する。 しかしながら、本発明はこのようなサブバンド符号化に限定されるものではな い。変換符号化をディジタル信号で実施する変換符号化システムのような他の種 類の符号化システムも、可能である。このような変換符号化により、各々が所定 の周波数範囲に対応する複数の変換係数となる。その結果、この場合q=1とな る。 しかしながら、以下の説明では、サブバンド符号化システムに基づいて議論す る。 参考文献のリストの文献(2)である欧州特許出願公開明細書402,973 号は、 強度ステレオ符号化をサブバンドの少なくとも二つのサブバンド信号成分で実行 して、符号化すべきデジタル信号のデータ圧縮の増大を獲得することができるこ とを開示している。これは、データが減少した情報を伝送する必要がある伝送チ ャネルが非常に小さいバンド幅を有する場合に必要とすることができる。 強度ステレオモードに対する切替に関する他の文献は、参考文献のリストの文 献(7)である。 本発明の目的は、強度ステレオ符号化を実現できる符号化システムを提供する ことである。本発明による符号化システムは、前記必要ビット決定手段を、共通 の必要なビットbmcが対応する重み付け係数を乗算した前記必要なビットbmiの 和に等しくなるように、前記複合副信号の時間等価信号ブロックが獲得した周波 数帯域の少なくとも二つの信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックの 前記必要なビットbmiから、周波数帯域mの複合副信号SBmcの時間等価信号ブ ロックに対する共通の必要なビットbmcを決定するように適合させ、前記ビット 割り当て手段を、複合副信号が利用しない周波数帯域に対して利用する前記必要 なビットbmi及び少なくとも一つの前記共通の必要なビットbmcから、複合副信 号が利用しない周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックの前記変数nmi及び 複合副信号が利用しない少なくとも一つの周波数帯域の副信号の時間等価信号ブ ロックの少なくとも一つの変数nmcを獲得するように適合させたこと特徴とする ものである。 より詳細には、最大の必要なビットbmiに対応する重み付け係数を、少なくと も一つの必要なビットのうちの他のものに対応する重み付け係数より大きくし、 又は、最大の必要なビットbmiに対応する重み付け係数を1に等しくし、少なく とも一つの重み付け係数のうちの他のものを零に等しくする。 本発明は、以下の認識に基づくものである。強度ステレオの選択で開示された 利用しうる従来技術は、このような強度ステレオモードを実現できる方法及びそ れを実現すべき方法については説明していない。より詳細には、サブバンドの複 合サブバンド信号に対して必要なビットbmcの決定方法は未知である。 本発明によれば、所定のサブバンドに対して、サブバンドの少なくとも二つの 信号成分を結合する必要がある場合、サブバンドSBmの複合サブバンド信号に 対して必要なビットbmcを、前記サブバンドの少なくとも二つの信号成分に対応 する少なくとも二つのbmiの最上位に等しいbmcをとることによって決定する。 少なくとも二つのbmiの値の重み付けられた和に等しいbmcをとることにより、 複合信号の符号化によって量子化手段で複合信号の正確な量子化が確実に行われ ることが確認される。 さらに、種々のMのサブバンドの少なくとも二つのサブバンド信号成分の完全 に個別の符号化を実行する完全ステレオモードの符号化とx1のサブバンドの複 合信号の符号化を実行するとともに個別の符号化を残りのM−x1のサブバンド で実行する符号化との間で決定する決定プロセスを実現する方法は、従来の文献 から未知である。 これを実現するために、符号化システムは、前記符号化システムは、 全てのMの周波数帯域の少なくとも第1及び第2副信号の時間等価信号ブロッ クを個別に符号化する際に要求されるビット数に相当する値B0を算出する算出 手段と、 この値B0を値Bと比較し、B0がBを越える場合には出力部に第1制御信号を 発生させるように適合した比較手段と、 少なくとも前記第1制御信号の発生に応答して第1結合制御信号を発生させる 結合制御信号発生手段とを具え、 前記信号結合手段を、複数x1の周波数帯域で、そのx1の周波数帯域の少なく とも第1及び第2信号成分の対応する副信号の時間等価ブロックを結合して、前 記第1結合制御信号に応答した前記x1の周波数帯域の複合副信号の時間等価信 号ブロックを獲得するように適合させ、 前記ビット割り当て手段を、jを前記x1の周波数帯域のうちの一つとする場 合、前記第1結合制御信号に応答した前記x1の周波数帯域の複合副信号の時間 等価信号ブロックに対する変数njcを獲得するように適合させ、 前記量子化手段を、前記x1を零より大きい整数とする場合、前記第1結合制 御信号に応答して、前記x1の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロック を前記njcによって量子化するように適合させたことを特徴とするものである。 以上の説明から、符号化プロセスに対してビットプールで利用できるビット数 が完全ステレオモードの符号化に対して十分であるか否かを決定する算出を実行 するのは明らかである。十分でないと結論されると、強度ステレオモードの複数 x1のサブバンドのディジタル信号成分を符号化することを決定する。強度ステ レオモードの符号化が前記x1のサブバンドで実行すべきとき又はしないときを 決定するのに一つ以上の要求を用いることができる。一例では、強度ステレオモ ードの符号化を実行するときに要求されるビット数B1を計算して、x1のサブバ ンドで、サブバンドの少なくとも二つの信号成分を結合する。B1がBを越えな い場合、前記x1のサブバンドの前記強度ステレオモードの符号化を実行するこ とを決定することができる。 他の例では、符号化システムはさらに、前記算出手段を、前記BOと前記B1と の間の差D1を決定するようにも適合させ、前記比較手段を、この差D1と第1し きい値T1とを比較するように適合させ、前記比較手段を、前記差D1が前記第1 しきい値T1を越える際に第3制御信号を発生させるように適合させ、前記結合 制御信号発生手段を、少なくとも前記第1及び第3制御信号の発生に応答して前 記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とするものであ る。 これにより、B0がBを越えるとともにB1がBを越えない場合、前記x1のサ ブバンドで強度ステレオ符号化を実行しないことを決定することができる。この 場合、ビットプールがこのような完全ステレオモードの符号化に不十分であって も、完全ステレオモードの符号化を実行することを決定する。x1のサブバンド の強度ステレオ符号化モードに移らない理由は、x1のサブバンドの強度ステレ オモードに移る際の「利益」が非常に低いからである。このように選択する理由 は、x1のサブバンドの強度ステレオモードを実行するために生じるおそれのあ るアーティファクトが、完全ステレオモードの種々のサブバンド信号により少な いビットが割り当てられる理由により、高量子化ノイズより聞こえやすくなるお それがあるからである。 さらに好適な符号化システムは、前記符号化システムは、前記x1の周波数帯 域のうちの少なくとも一つの対応する時間等価信号ブロック間の逆位相状態を決 定するとともに、にx1のサブバンドのうちの少なくとも一つの逆位相状態が存 在しない場合に第4制御信号を決定する逆位相決定手段も具え、前記結合制御信 号発生手段を、少なくとも前記第1及び第4制御信号に応答して前記第1結合制 御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とするものである。 サブバンド符号化中に生じる逆位相状態は、参考文献のリストの文献(3)の 欧州特許公開明細書第497,413 号に既に記載されている。強度ステレオモードで 互いに逆位相であるサブバンドの二つのサブバンド信号成分を符号化すると、不 正確に信号成分の符号化が行われるおそれがあり、これにより、符号化の際に二 つの信号成分のレプリカに生じる大きな歪み成分が発生するおそれがある。した がって、このような逆位相状態が一つ以上のx1のサブバンドで生じる場合、前 記x1のサブバンドのこのような逆位相ステレオ符号化を決定し、その結果、完 全ステレオ符号化を前記x1のサブバンドで実行すべきである。 したがって、x1のサブバンドの強度ステレオモード符号化へ移ることの決定 を、既に説明した一つ以上の要求によって決定することができる。 また、符号化システムは、第2結合制御信号に応答して、前記信号結合手段を 、複数x2の周波数帯域で、そのx2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信号 成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数帯 域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得するように適合させ、前記 ビット割り当て手段を、jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前 記第2結合制御信号に応答して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価 信号ブロックに対する変数njcを獲得するように適合させ、前記量子化手段を、 前記第2結合制御手段に往々して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等 価信号ブロックを前記njcビットによって量子化するように適合させ、前記結合 制御信号発生手段を、前記x2を零より大きい整数とする場合、少なくとも前記 第2制御信号が存在しないことを検出したことに応答して前記第2結合制御信号 を発生させるようにも適合させたことを特徴とするものである。 以上の説明から、符号化プロセスに対してビットプールで利用できるビット数 がMのサブバンドのx1の強度ステレオモードの符号化に対して十分であるか否 かを決定する計算を実行するのは明らかである。そうでないと決定した場合、強 度ステレオモードの符号化を行うのに何ビット必要であるかを計算して、x2の サブバンドでサブバンドの少なくとも二つの信号成分を結合する。x2のサブバ ンドは、x1のサブバンドを含むことができ、又は、相違するサブバンドとする ことができる。B2がBを越えない場合、x2のサブバンドの前記強度ステレオモ ードの符号化を決定することができる。 既に説明した一つ以上の要求を、x2のサブバンドの強度ステレオモードへの 移動を決定するのにも用いることができる。 好適には、x1のサブバンドを最上位サブバンドとする。この理由は、耳の位 相感度が高周波数に対して低いからである。 請求の範囲23〜43を、ディジタル信号を一つ以上のサブバンドの強度ステ レオ符号化モードに符号化する符号化方法の主題とする。 本発明のこれらのおよび他の態様を、以下の図の説明における符号化システム のいくつかの実施例の参照と共にさらに説明する。 図1は、ステレオオーディオディジタル信号を符号化する符号化システムの一 部を示す。 図1aは、完全ステレオモードにおいてディジタル信号を符号化する場合の、 Mのサブバンドにおいて存在する2Mのサブバンド信号の順次の時間等価信号ブ ロックを示す。 図2は、強度ステレオモードにおいて符号化を行う、図1の符号化システムの 残りの部分を示す。 図3は、強度ステレオモードにおいてディジタル信号を符号化する場合の、順 次の時間等価信号ブロックを示す。 図4は、符号化システムの機能のフローチャートを示す。 図5は、符号化システムの機能の他のフローチャートを示す。 図1は、ステレオオーディオ信号を符号化する符号化システムの実施例を示す 。例えば、オーディオ信号の左信号成分の16ビット以上の標本を、44.1k Hzの標本化周波数によって入力部1に印加する。前記オーディオ信号を、サブ バンド分割器2に印加する。サブバンド分割器2は、前記左オーディオ信号成分 をM個のフィルタ、すなわち、1つのローパスフィルタLP、M−2個のバンド パスフィルタBPおよび1つのハイパスフィルタHPによってMのサブバンド信 号に分割する。例えば、Mを32とする。前記Mの左サブバンド信号成分の標本 化周波数を、符号9で示すブロックにおいて低下させる。これらのブロックにお いて、標本化周波数を、Mの係数によって減少させる。このように得られた信号 を、出力部3.1,3.2,...,3.Mに存在させる。出力部3.1におい て、サブバンド信号SB1lを存在させ、この信号は、インデックスm=1を有す るサブバンドである最下位のサブバンドにおいて現れるサブバンド信号である。 出力部3.2において、信号SB2lを存在させ、この信号は、1つを除いて最下 位でインデックスm=2を有するサブバンドにおいて現れる。出力部3.Mにお いて、サブバンド信号SBMlが利用でき、この信号は、インデックスm=Mを有 する最上位のサブバンドにおいて現れるサブバンド信号である。出力部3.1〜 3.Mにおける信号は、16以上、例えば24ビット数において表される連続す る標本の形態を有する。このように前記左サブバンド信号成分の標本は、図1に おける出力部3.1〜3.Mにおいて現れる。これらの標本に符号1[k]を付 ける。 オーディオ信号の右信号成分の16ビット標本を、44kHz標本化周波数に よって入力部11に付与する。この信号を、サブバンド分割器12に供給し、こ の分割器12は、それらのフィルタ機能に関しては分割器2におけるフィルタと 同一のM個のフィルタによって、Mのサブバンドに亘る右オーディオ信号成分を 分配する。その後、Mの右サブバンド信号成分の標本化周波数を、符号19で示 すブロックにおいて低下させる。このようにして得られた信号を、出力部3.1 〜3.Mに付与する。出力部13.1においても、インデックスm=1を有する 最下位のサブバンドからのサブバンド信号SB1rが利用でき、出力部13.Mに おいて、最上位サブバンドからのサブバンド信号SBMrが利用できる。これらの 信号も、分割器2の出力部3.1〜3.Mにおいて供給される信号と同じビット 数を有する標本の形態におけるものである。これらの標本に符号r[k]を付け る。 図1aは、時間に対してプロットした各々のサブバンドの2つの信号成分を示 す。図1aから明らかなように、各々のサブバンドにおける前記2つの信号成分 における連続する標本の信号ストリームを、q標本信号ブロックに結合する。例 えば、qを12とする。 本実施例において、インデックスm=1〜m=Mを有するサブバンドは、すべ て同じ幅を有する。しかしながら、これは必須ではない。先行技術の刊行物(4 )で、Krasner は、例えば、個々の周波数範囲において、人間の聴覚システムの クリティカルなバンドのバンド幅にほぼ対応するバンド幅を有する多数のサブバ ンドへの分割を論じている。 サブバンド分割器2および12の動作は、すでに広範囲に論じられているため 、さらには論じない。このために、必要と思われる場合本明細書に含まれると考 察される先行技術文献(1)、(4)および(5)を参照すればよい。 前記左サブバンド信号成分のq個の連続する標本の対応する信号ブロックを、 関係する量子化器Q1lないしQMlに供給する。量子化器Qmlにおいて、信号ブロ ック内の標本を、複数のビットnmlを具える量子化標本に量子化し、ここでnml は、一般的に16より小さい。 同様に、前記左サブバンド信号成分の対応する信号ブロックを、関係する量子 化器Q1r〜QMrに印加する。量子化器Qmrにおいて、信号ブロック内の標本を、 複数のビットnmrを具える量子化標本に量子化し、ここでnmrは、一般的に16 より小さい。 量子化の前に、信号ブロック内のq個の標本に最初の規格化を行う。この規格 化を、前記q個の標本の振幅を、信号ブロック内で最も大きい絶対値を有する標 本の振幅で割ることによって行う。前記信号ブロック内で最も大きい振幅を有す る標本の振幅は、スケール係数SFを提供する。文献(2)参照。その結果とし て、−1〜+1の範囲の振幅範囲にある規格化された標本の振幅が量子化される 。 先行技術文献(2)において、この量子化が広範囲に論じられている。この文 献の図24、25および26と関連する記述を参照されたい。 その後、Mのサブバンドにおける左信号成分の量子化標本を、個々の出力部4 .1〜4.Mに供給する。Mのサブバンドにおける右信号成分の量子化標本を、 個々の出力部14.1〜14.Mに供給する。 さらに出力部3.1〜3.Mを、必要なビットを決定する手段として機能する ユニット16の個々の入力部5.1〜5.Mに結合する。さらに、出力部13. 1〜13.Mを、ユニット16の個々の入力部15.1〜15.Mに結合する。 ユニット16は、Mのサブバンドにおける左および右サブバンド信号成分の時間 に対応するq標本信号ブロックに必要なビットbmlおよびbmrを決定する。必要 なビットbmlおよびbmrは、量子化すべきインデックスmを有するサブバンドに おける左および右信号成分のq標本信号ブロックのビット数に関係する数である 。 必要なビットを決定する手段16によって得られた必要なビットb1l〜bMlお よびb1r〜bMrを、ビット割り当て手段7に印加する。ビット割り当て手段7は 、前記必要なビットを基礎として、サブバンドm=1〜m=Mにおける左および 右サブバンド信号成分の対応する信号ブロックのq個の標本が量子化される実際 のビット数n1lないしnMlおよびn1rないしnMrを決定する。数n1l〜nMlに対 応する制御信号を、個々の量子化器Q1l〜QMlに、ライン8.1〜8.Mによっ て印加して、前記量子化器が左信号成分の標本を正確なビット数で量子化できる ようにする。数n1r〜nMrに対応する制御信号を、関係する量子化器Q1r〜QMr に、ライン18.1〜18.Mによって印加して、これらの量子化器が右信号成 分の標本を正確なビット数で量子化できるようにする。 参考文献のリストの文献(6a)および(6b)は、必要なビットを決定する 手段16およびビット割り当て手段7がどのように機能するのかを、広範囲に論 じている。 文献(6a)および(6b)は、出力vmlおよび量wmlを、左サブバンド信号 成分の対応する信号ブロックにおける標本からどのようにして得るかと、必要な ビットbmlを、量wmlおよびスケール係数SFmlからどのようにして得るかとを 説明する。ここで、量wmlは、サブバンドSBmにおける左サブバンド信号成分 の信号ブロックにおけるマスクされた量子化ノイズの出力を表す。同様に、ユニ ット16は、出力vmrおよび量wmrを右サブバンド信号成分の対応する信号ブロ ック内の標本から得て、必要なビットを量wmrおよびスケール係数SFmrから得 る。ここで、量wmrは、サブバンドmにおける右サブバンド信号成分の信号ブロ ックにおけるマスクされた量子化ノイズの出力を表す。 前記文献は、ビット割り当て手段7において行われるビット割り当てを記載し ている。このビット割り当ては、主にモノ信号に関して記述されている。記載さ れているオーディオ信号の左信号成分に対するビット割り当てアルゴリズムにお いて、計算された必要なビットb1l〜bMlから始まる利用可能なビット数Bは、 量n1l〜nMlが得られるように、Mのサブバンドにおける時間等価信号ブロック 内の標本に分配される。前記記載されている方法において、常に最大の必要なビ ットが複数の周期的なステップにおいて決定され、その後、標本ごとのビット数 pがサブバンドjにおける時間等価信号ブロックに割り当てられ、このサブバン ドは、前記最大の必要なビットを有する時間等価ブロックのサブバンドである。 最初のサブバンドjにおける信号ブロックにビットを割り当てる場合、qは、例 えば2である。後にサブバンドjの信号ブロックに再びビットを割り当てる場合 、小さい値を有する。この場合、例えば、pは1である。 上述した文献は、ステレオ信号を、ビット割り当て手段7によって処理できる ことも記載する。この場合において、2つの選択が存在する。第1の選択は、以 下の通りである。 この選択において、ビット割り当てを、左および右サブバンド信号成分に関し て別々に行う。前記で論じた方法において、Bの値をビット割り当てに使用した 。このとき、Bは、利用できるビット数に等しい。今の場合において、利用でき るビット数の丁度半分が、n1l〜nMlの計算のためのBに選択されることは明ら かである。利用できるビット数の他の半分は、n1r〜nMrを得るために右サブバ ンド信号に割り当てられるのに用いられる。 左および右サブバンド信号に対して別々にビット割り当てを行う前記第1の選 択に反して、第2の選択においては、2Mの必要なビットb1l〜bMlおよびb1r 〜bMrを、モノ信号に関して2つの文献において記載されているのと同じ方法に おいて、利用できるビットの実際の数Bから得る。 図2は、図1の符号化システムの残りの回路部分を示し、この部分は、強度ス テレオモードにおける符号化を実現する回路部分である。図2は、各々2Mのサ ブバンド信号を供給する出力部3.1〜3.Mおよび13.1〜13.Mを有す るサブバンド分割器2および12を再び示す。 参照番号25、26および27によって示す信号結合手段が存在する。サブバ ンド分割器2のx1個の出力部を、信号結合器25の対応するx1個の入力部に結 合する。分割器2のx1個の出力部を、出力部3.M−x1+1〜3.Mとし、こ れらの出力部において、左側信号成分のx1の最上位のサブバンドにおけるサブ バンド信号が利用できる。サブバンド分割器12のx1個の出力部を、信号結合 器25の対応するx1個の他の入力部に結合する。分割器12のx1個の出力部を 、出力部13.M−x1+1〜13.Mとし、これらの出力部において、 右側信号成分のx1の最上位のサブバンドにおけるサブバンド信号が利用できる 。信号結合器25を、サブバンドにおける左および右側信号成分の対応するサブ バンド信号の時間等価信号ブロックを結合して各々の前記x1のサブバンドにお ける複合サブバンド信号の時間等価信号ブロックが得られるように適合させる。 例えば、分割器2および12の出力部3.Mおよび13.Mにおけるサブバン ド信号を各々加算して2で割り、インデックスm=Mを有するサブバンドに関す る複合サブバンド信号SBMcを得る。出力部3.M−1および13.M−1にお けるサブバンド信号を加算して2で割り、インデックスM−1を有するサブバン ドに関する複合サブバンド信号SB(M-1)cを得る。このようにして、x1の複合 サブバンド信号を得て、これらの信号は、信号結合器25のx1個の出力部にお いて利用できる。これらの出力信号を、29.1〜29.x1によって示し、サ ブバンドMにおける複合サブバンド信号は、出力部29.1において利用でき、 サブバンドm=M−x1における複合サブバンド信号は、出力部29.x1におい て利用できる。 サブバンド分割器2のx2個の出力部を、信号結合器26の対応するx2個の入 力部に結合する。分割器2のx2個の出力部を、出力部3.M−x1−x2+1〜 3.M−x1とし、これらの出力部において、左側信号成分のx2の次に下位のサ ブバンドにおけるサブバンド信号が利用できる。信号結合器26を、インデック スm=M−x1−x2+1ないしm=M−x1を有するサブバンドにおける左およ び右側信号成分の対応するサブバンド信号の時間等価信号ブロックを結合して各 々の前記x2のサブバンドにおける複合サブバンド信号の時間等価信号ブロック が得られるように適合させる。 例えば、分割器2および12の対応する出力部3.mおよび13.mにおける サブバンド信号を各々加算して2で割り、インデックスmを有するサブバンドに 関する複合サブバンド信号SBmcを得る。ここで、mはm=M−x1−x2+1か らm=M−x1まで続く。このようにして、x2の複合サブバンド信号を得て、こ れらの信号は、信号結合器26のx2個の出力部において利用できる。これらの 出力信号を、30.1〜30.x2によって示し、サブバンドm=M−x1におけ る複合サブバンド信号は、出力部30.1において利用でき、サブバンド m=M−x1−x2+1における複合サブバンド信号は、出力部30.x2におい て利用できる。 サブバンド分割器2のx3個の出力部を、信号結合器27の対応するx3個の入 力部に結合する。分割器2のx3個の出力部を、出力部3.M−x1−x2−x3+ 1〜3.M−x1−x2とし、これらの出力部において、左側信号成分のx3のさ らに次に下位のサブバンドにおけるサブバンド信号が利用できる。サブバンド分 割器12のx3個の出力部を、信号結合器27の対応するx3個の他の入力部に結 合する。分割器12のx3個の出力部を、出力部13.M−x1−x2−x3+1〜 13.M−x1−x2とし、これらの出力部において、右側信号成分のx3のさら に次に下位のサブバンドにおけるサブバンド信号が利用できる。信号結合器27 を、インデックスm=M−x1−x2−x3+1〜m=M−x1−x2を有するサブ バンドにおける左および右側信号成分の対応するサブバンド信号の時間等価信号 ブロックを結合して各々の前記x3のサブバンドにおける複合サブバンド信号の 時間等価信号ブロックが得られるように適合させる。 例えば、分割器2および12の対応する出力部3.mおよび13.mにおける サブバンド信号を各々加算して2で割り、インデックスmを有するサブバンドに 関する複合サブバンド信号SBmcを得る。ここで、mはm=M−x1−x2−x3 +1からm=M−x1−x2まで続く。このようにして、x3の複合サブバンド信 号を得て、これらの信号は、信号結合器27のx3個の出力部において利用でき る。これらの出力信号を、31.1〜31.x3によって示し、サブバンドm= M−x1−x2における複合サブバンド信号は、出力部31.1において利用でき 、サブバンドm=M−x1−x2−x3+1における複合サブバンド信号は、出力 部31.x3において利用できる。 信号結合手段25を、その出力信号入力部33に供給される第1制御信号の作 用によって制御してx1の最上位のサブバンドにおける対応する時間等価信号ブ ロックを結合する。信号結合手段26を、その出力信号入力部34に供給される 第2制御信号の作用によって制御してx2の次に下位のサブバンドにおける対応 する時間等価信号ブロックを結合する。信号結合手段27を、その出力信号入力 部35に供給される第3制御信号の作用によって制御してx3の次に下位のサブ バンドにおける対応する時間等価信号ブロックを結合する。これらの信号結合器 に供給される制御信号は、丸で囲んだDによって示す制御ラインを経て到達する 。これらの制御信号を発生する方法を、後に説明する。 信号結合器25のx1個の出力部を、32.1〜32.x1によって各々示され る対応する量子化器の入力部に各々結合する。同様に、信号結合器26のx2個 の出力部を、32.x1+1〜32.x1+x2によって各々示される対応する量 子化器の入力部に各々結合する。同様に、信号結合器27のx3個の出力部を、 32.x1+x2+1〜32.x1+x2+x3によって各々示される対応する量子 化器の入力部に各々結合する。量子化器32.1〜32.x1+x2+x3の出力 部において、インデックスmを有するサブバンドにおける複合サブバンド信号の 量子化された信号が利用でき、ここで、mは、Mから下向きにM−x1−x2−x3 +1まで続く。 サブバンドmにおける複合サブバンド信号の時間等価信号ブロックにおいて量 子化を行うために、nmc値の形態のビット割り当て情報を利用できるようにすべ きである。このビット割り当て情報を、前記量子化器に、量子化器32.1〜3 2.x1に対しては丸で囲んだAによって示される制御信号ラインを経て供給し 、量子化器32.x1+1〜32.x1+x2に対しては丸で囲んだBによって示 される制御信号ラインを経て供給し、量子化器32.x1+x2+1〜32.x1 +x2+x3に対しては丸で囲んだCによって示される制御信号ラインを経て供給 する。図2において制御ラインA、B、CおよびDを経て到達する制御信号を、 図1に示す符号化システムの部分において発生させる。前記複合サブバンド信号 に関するビット割り当て情報を発生させる方法を、後に説明する。 図2における量子化器32.mは、これらが図1の2M個の量子化器Qmlおよ びQmrに加えて存在する場合において、追加の量子化器とする必要はないことに 注意されたい。前記から理解されるように、量子化器32.mを、強度ステレオ モードにおいて使用する。サブバンドmにおけるこの強度ステレオモードにおい て、そのサブバンドにおける元の左および右側サブバンド信号成分ではなく、複 合サブバンド信号を符号化する。これは、量子化器QmlおよびQmrは、そのサブ バンドにおける元の左および右側サブバンド信号成分を量子化する必要はなく、 これらの1つを量子化器32.mとして使用できることを意味する。これを、前 記2つの量子化器の1つを信号結合器25、26または27の対応する出力部に 対して適切に切り替えることによって実現することができる。 図1に戻って、ステレオ強度モードに関するビット割り当て情報nmcを得る方 法を記述する。上述したように、必要なビットb1l〜bMlおよびb1r〜bMrを、 必要なビットを決定する手段16において、先行技術において既知の方法におい て得た。時には、ビットプール、すなわち、2Mのサブバンド信号の完全に別々 な符号化に利用できる総ビット数は、不十分である。これは、完全ステレオ符号 化を実行すると、1以上のサブバンドの荒すぎる量子化が発生し、復号化時に可 聴量子化ノイズが生じる恐れがあることを意味する。このような状況において、 1つ以上のサブバンドにおけるサブバンド信号を結合して前記サブバンドの各々 に関して複合サブバンド信号を得るようにする。 前記ビットプールが完全ステレオ符号化を行うのに不十分であるかどうかを確 認するために行うことができる計算の一例は、以下のものである。 先行技術文献(6a)および(6b)において規定されているような必要なビ ットbmlおよびbmrは、dBスケールにおける相対的な数量であり、右および左 側信号成分の各々に関する信号対マスク比に関係する。必要なビット数を6で割 ると、マスキング曲線全体の信号範囲を含むのに必要なビット数になる。6によ る除算を、例えば各ビットが6dBをカバーすることにより実行する。6で割っ た2Mの必要なビットをすべて加算すると、完全ステレオ符号化に必要なビット 数に関する値B1になる。この値を、符号化に利用できるビット数であるビット プールBと比較することができる。B1がBを越える場合、完全ステレオモード において信号を符号化するにはビット数が不十分である。 1つ以上のサブバンドの各々における左および右側サブバンド信号を結合して 、上述したように各々の前記サブバンドにおける複合サブバンド信号を得る強度 ステレオモードを調べると、利用できるビットプールが十分であるという状況を 導くことができる。 ここで、必要なビットbjcを、インデックスjを有するサブバンドに関する複 合サブバンド信号に対して得る必要がある。そのサブバンドの元のサブバンド信 号に対してビットbjlおよびbjrが利用できることから、bjcを、bjlおよびbjr に関する値の重み付けした和に等しく選択する。すなわち、 bjc=c1・bjl+c2・bjr とし、ここで、c1およびc2を重み付け係数とする。2つの値bjlおよびbjrの 大きい方に対する重み付け係数を、前記2つの値の小さい方に対する重み付け係 数より大きく選択することができる。さらに特に、2つの値bjlおよびbjrの大 きい方に対する重み付け係数を1とし、他の重み付け係数を0とする。この状況 において、bjcは、2つの必要なビットの値bjlおよびbjrの大きい方と等しく なる。 強度ステレオ符号化を1つのサブバンドに行う場合、2M−2の必要なビット bmlおよびbmrと、1つの必要なビットbjcとを有する。すでに説明したように 、2M−1の必要なビットの値を6で割り、加算すると、より小さい値になる。 図2の実施例において、強度ステレオモードを、x1の最上位サブバンドにお いて、サブバンド信号を結合してx1の複合信号を得るように行うことができる 。この結果、x1の値bjcが、インデックスM−x1+1〜Mを有するサブバンド の各々に対して1つ生じ、ここで、jはM−x1からMまで続く。2M−x1の必 要なビットを6で割り、その結果を加算すると、2M−x1のより下位のサブバ ンドの各々における分離したサブバンド信号と、x1の最上位のサブバンドにお ける複合サブバンド信号とを符号化する符号化に必要なビット数を示す値B1が 示される。B1がBを超えない場合、このような符号化は、他の要求が好適に満 たされないときには不可能である。 x1の最上位のサブバンドにおいて強度ステレオ符号化を行うとする。ここで 、第1制御信号を手段16によって発生させ、この制御信号を出力部55に印加 する。この制御信号を手段7の入力部56に印加し、さらに信号結合器25の制 御信号入力部33に印加する。x1の値bjcを、参照符50によって示される必 要なビットを決定する手段16のx1の出力部に供給し、参照符51によって示 されるビット割り当て手段7のx1の入力部に供給すると、制御信号入力部56 に印加される第1制御信号の作用により、nmlに関するM−x1の値、nmrに関 するM−x1の値およびnjcに関するx1の値に至るビット割り当てが可能になる 。これらのnjcに関するx1の値を、参照符52によって示されるビット割り当 て手段7のx1の出力部に印加する。これらのx1のnjcの値を、丸で囲んだAに よって示されるx1の信号ラインを経て、図2における量子化器32.1〜32 .x1に供給する。さらに、信号結合器25は、その入力部33に印加される第 1制御信号に応じてx1の最上位サブバンドの各々におけるサブバンド信号を結 合し、x1の複合サブバンド信号を得て、量子化器32.1〜32.x1に印加す る。その結果、量子化された複合サブバンド信号が、これらの量子化器の出力部 において利用できる。 さらなる説明を、図4のフローチャートを参照して行う。図4は100におい て開始するフローチャートを示す。流れの順序は、2Mのサブバンド信号の各々 の1つの時間等価ブロックを具える’メガブロック’において実行されるステッ プの順序である。最初に、2Mの必要なビットの値bmlおよびbmrを計算する。 ここで、Mを32と仮定する。すなわち、32の値bmlおよび32の値bmrを、 ブロック102において計算する。次に、ブロック104において、値B1を、 上述したような方法において、すなわち、64の必要なビットの値を6で割り、 その結果を加算することによって計算する。ブロック106において値B0をB と比較し、B0がB以下の場合、完全ステレオ符号化を行うことができる。この 結果、ビット割り当て手段において、32のnmlに関する値および32のnmrに 関する値が得られる。ブロック108を参照されたい。ブロック110において 処理が終了する。これに続いて、図1に示す2Mの量子化器において2Mのサブ バンド信号の完全ステレオ符号化を行う。 ブロック106において、B0がBを越えることが決定された場合、処理はブ ロック112において続き、bjcの値を、この場合16であるx1の最上位バン ドに対して、前記で説明した方法において計算する。次に、16の最下位のサブ バンドにおけるサブバンド信号を別々に符号化し、最上位の16のサブバンドに おける複合サブバンド信号を符号化する場合に必要なビット数であるB1を計算 する。ブロック114を参照されたい。次に、ブロック116において、B1と Bとを比較する。B1がB以下の場合、処理をブロック118において続け、B1 とB0との差D1を計算し、ブロック120において、前記差があるしきい値T1 を越えるかどうかを決定する。もし越えない場合、ビット数における’利益’が 、完全ステレオ符号化の代わりに強度ステレオ符号化を行うことを正しいとする には低すぎると判断する。これは、強度ステレオ符号化が、ビットプールにおけ る少なすぎるビット数による完全ステレオ符号化の場合における量子化ノイズの 増加よりも悩まされる恐れがあるアーティファクトを導く恐れがあるためである 。 ビット数におけるゲインが低すぎると判断した場合、処理をライン128を経 てブロック108に続ける。前記ゲインがしきい値T1を越えた場合、処理をブ ロック122に続け、逆位相状態がサブバンド17ないし32の1つに生じるか どうかを決定する。あるサブバンドにおける左信号成分が、そのサブバンドにお ける右信号成分の極性と逆の極性を有する場合、逆位相状態が生じる。その場合 、処理を、ライン130および128を経てブロック108に続ける。これは、 逆位相を有するサブバンドにおける2つのサブバンド信号の強度ステレオ符号化 は、ビットプールにおいて少なすぎるビットによる完全ステレオ符号化の場合に おいて量子化ノイズが増加する場合よりも大きいアーティファクトが再生信号中 に生じるためである。 ブロック122(および、図4におけるブロック142,162および図5に おける202,222,242のような、後に論じるべきすべての他のブロック )の他の特徴は、逆位相状態がサブバンドにおいて存在する場合、前記サブバン ドにおける少なくとも2つの信号成分の一方は、広帯域ディジタル信号のマスキ ングしきい値より下にあり、したがって不可聴であり、もう一方を、強度ステレ オ符号化を行えると決定することとすることができる。 逆位相状態が存在しない場合、処理をブロック124に続け、ビット割り当て ステップにおいて、16の最下位サブバンドに関してnmlおよびnmrに関する1 6の値と、16の最上位サブバンドに関して16の値njcとを得る。この処理は 、ブロック126において終了する。これに続いて、16の最下位サブバンドの 各々において2つのサブバンド信号と、16の最上位サブバンドの各々において 1つの複合サブバンド信号とにおける強度ステレオ符号化を行う。 ブロック116においてB1がBを越えることを決定した場合、処理をブロッ ク132において続け、ここで、bjcの値を、この場合において4であるx2の 次に下位のサブバンドに対して、前記で説明した方法において計算する。次に、 12の最下位のサブバンドにおけるサブバンド信号を別々に符号化し、最上位の 20のサブバンドにおける複合サブバンド信号を符号化する場合に必要なビット 数であるB2を計算する。ブロック134を参照されたい。次に、ブロック13 6において、B2とBとを比較する。B2がB以下の場合、処理をブロック138 において続け、B2とB0との差D2を計算し、ブロック140において、前記差 が特定のしきい値T2を越えるかどうかを決定する。もし越えない場合、ビット 数における’利益’が、20の最上位サブバンドにおいて強度ステレオ符号化を 行うことを正しいとするには低すぎると判断する。これは再び、強度ステレオ符 号化が、ビットプールにおける少なすぎるビット数による完全ステレオ符号化の 場合における量子化ノイズの増加よりも悩まされる恐れがあるアーティファクト を導く恐れがあるためである。 ビット数のゲインが低すぎると判断した場合、処理を、ライン148を経てブ ロック118に続ける。前記ゲインがしきい値T2を越えた場合、処理をブロッ ク142に続け、逆位相状態がサブバンド13〜32の1つに生じるかどうかを 決定する。生じる場合、処理を、ライン148を経てブロック118に続ける。 これは、逆位相を有するサブバンドにおける2つのサブバンド信号の強度ステレ オ符号化は、ビットプールにおいて少なすぎるビットによる完全ステレオ符号化 の場合において量子化ノイズが増加する場合よりも大きいアーティファクトが再 生信号中に生じるためである。 そうでない場合、処理をブロック144に続け、ビット割り当てステップにお いて、12の最下位サブバンドに関してnmlおよびnmrに関する12の値と、2 0の最上位サブバンドに関して20の値njcとを得る。ここで、第2制御信号を 発生させ、必要なビットを決定する手段16の出力部55に供給する。 図1および2の符号化システムに関して、これは、ビット決定手段16は、x1 (=16)の必要なビットbjcを出力部50において供給し、x2(=4)の 必要なビットbjcを出力部60において供給することを意味する。x2の必要な ビットbjcを、ビット割り当て手段7の入力部61に供給する。さらに、12の 最下位サブバンドに関して、M−x1−x2(=12)の値bmlおよび12の値bmr を、ビット割り当て手段7に供給する。割り当て手段7は、その入力部56に 印加された第2制御信号に応じて、受けた必要なビットの値から、12の値nml 、12の値nmrおよびnjcに関する20の値を得る。さらに、前記第2制御信号 を、丸で囲んだDによって示すラインを経て、結合ユニット25および26に供 給し、この第2制御信号に応じて、x1(=16)の複合信号を結合ユニット2 5によって発生させ、x2(=4)の複合信号を結合手段26によって発生させ る。 最上位サブバンドに対して得られたx1(=16)の値njcを、手段7の出力 部52に供給し、x2の次に下位のサブバンドに関するx2(=4)の値njcを、 手段7の出力部62に供給する。これらの値を、丸で囲んだAおよびBによって 示すラインを経て、量子化器32.1〜32.x1+x2に供給すると、前記複合 サブバンド信号を量子化することができる。 ブロック136においてB2がBを越えることを決定した場合、処理をブロッ ク152において続け、bjcの値を、この場合において4であるx3の次に下位 のサブバンドに対して、前記で説明した方法において計算する。次に、8の最下 位のサブバンドにおけるサブバンド信号を別々に符号化し、最上位の24のサブ バンドにおける複合サブバンド信号を符号化する場合に必要なビット数であるB3 を計算する。ブロック154を参照されたい。次に、ブロック156において 、B3とBとを比較する。B3がB以下の場合、処理をブロック158において続 け、B3とB0との差D3を計算し、ブロック160において、前記差が特定のし きい値T3を越えるかどうかを決定する。もし越えない場合、ビット数における ’利益’が、24の最上位サブバンドにおいて強度ステレオ符号化を行うことを 正しいとするには低すぎると判断する。これは再び、24の最上位サブバンドに おける強度ステレオ符号化が、ビットプールにおける少なすぎるビット数による 、20の最上位サブバンドおよび16の最上位サブバンドの完全ステレオ符号化 の場合、または完全ステレオモードにおける符号化の場合における量子化ノ イズの増加よりも悩まされる恐れがあるアーティファクトを導く恐れがあるため である。 ビット数のゲインが低すぎると判断した場合、処理を、ライン168を経てブ ロック138に続ける。前記ゲインがしきい値T3を越えた場合、処理をブロッ ク162に続け、逆位相状態がサブバンド9〜32の1つに生じるかどうかを決 定する。生じる場合、処理を、ライン168を経てブロック138に続ける。 そうでない場合、処理をブロック164に続け、ビット割り当てステップにお いて、8の最下位サブバンドに関してnmlおよびnmrに関する8の値と、24の 最上位サブバンドに関して24の値njcとを得る。ここで、第3制御信号を発生 させ、必要なビットを決定する手段16の出力部55に供給する。 図1および2の符号化システムに関して、これは、ビット決定手段16は、x1 (=16)の必要なビットbjcを出力部50において供給し、x2(=4)の必 要なビットbjcを出力部60において供給し、x3(=4)の必要なビットbjc を出力部64において供給することを意味する。x3の必要なビットbjcを、ビ ット割り当て手段7の入力部65に供給する。さらに、8の最下位サブバンドに 関して、M−x1−x2−x3(=8)の値bmlおよび8の値bmrを、ビット割り 当て手段7に供給する。割り当て手段7は、その入力部56に印加された第3制 御信号に応じて、受けた必要なビットの値から、8の値nml、8の値nmrおよび njcに関する24の値を得る。さらに、前記第3制御信号を、丸で囲んだDによ って示すラインを経て、結合ユニット25、26および27に供給し、この第3 制御信号に応じて、x1(=16)の複合信号を結合ユニット25によって発生 し、x2(=4)の複合信号を結合手段26によって発生し、x3(=4)の複合 信号を結合手段27によって発生する。 最上位サブバンドに対して得られたx1(=16)の値njcを、手段7の出力 部52に供給し、x2の次に下位のサブバンドに関するx2(=4)の値njcを、 手段7の出力部62に供給し、次に下位のサブバンドに関するx3(=4)の値 njcを、手段7の出力部67に供給する。これらの値を、丸で囲んだA、Bおよ びCによって示すラインを経て、量子化器32.1〜32.x1+x2+x3に供 給すると、前記複合サブバンド信号を量子化することができる。 この処理は、ブロック166において終了する。B3がBを越えた場合、前記 処理をブロック156からライン170を経て続けることができる。強度ステレ オ符号化を行うことができるさらに増加したサブバンド数のための他の信号経路 がない場合、ブロック156を省くことができる。 図4に記述した方法は、相違する全体的な作用を導くことなしに、このフロー チャートの他の位置においていくつかのブロックを有することができる。例とし て、逆位相状態を決定するブロック122を、ブロック106の’no’出力部 に結合した枝路107において、ブロック112と共に位置させることができる 。この状態において、B0がBより大きいと判断した場合、逆位相状態が16の 最上位サブバンドの1つ以上において存在するかどうかを判断する。存在する場 合、この方法をブロック108に続ける。そうでない場合、この方法をブロック 112に続ける。同様に、ブロック142を、ブロック116の’no’出力部 に結合した枝路117においてブロック132と共に位置させることができ、ブ ロック162を、ブロック136の’no’出力部に結合した枝路137におい てブロック152と共に位置させることができる。 さらに、より簡単な方法において、図4において示す必要条件のすべては必要 でないことを理解されたい。例として、ビット数における’利益’が、値T1、 T2およびT3のようなあるしきい値を越えるべきであるという必要条件が関係し ない場合、ブロック118、120、138、140、158および160を省 いた図4の方法のような方法が導かれる。 図3は、サブバンド信号の時間等価信号ブロックのその後の’マクロブロック ’の符号化を示す。図3は、完全ステレオ符号化を行う、MB1によって示され るマクロブロックを示す。すなわち、すべての2M(=64)のサブバンド信号 が符号化される。MB2を、最上位のx1(=16)のサブバンドにおける強度 ステレオモードにおける符号化を行うことを決定されたマクロブロックとする。 これは、最下位のM−x1(=16)のサブバンドに関して、別々のサブバン信 号が存在し、m=16〜m=32に関する最上位サブバンドにおいて、標本c[ 1],c[2],...,c[q]を有する複合サブバンド信号が利用できるこ とを意味する。次のマクロブロックMB3は、20の最上位サブバンドにおける 複合信号を示し、マクロブロックMB4(このマクロブロックの一部のみを示す )は、24の最上位サブバンドにおける複合信号を示す。 図5は、強度ステレオ符号化モードにおいてディジタル信号を符号化する方法 の他の実施例を示す。 この方法をブロック100において開始し、ブロック102、104および1 06を経て、図4に示すのと同様に続ける。ブロック108および110を経て 完全ステレオ符号化に至る決定処理を含む枝路は、図4における同じブロックを 含む枝路と完全に等価である。 B0がBより大きい場合、このプログラムを、値BTをB0に等しくするブロッ ク200を経てブロック202に続ける。このブロック202において、(この 場合において)8の最上位サブバンドの1つ以上において逆位相状態が存在する かどうかを決定する。存在しない場合、このプログラムはブロック204に進み 、8の最上位サブバンドに関する値bjcを計算する。次に、24の最下位サブバ ンドを完全ステレオモードにおいて符号化し、8の最上位サブバンドを強度ステ レオモードにおいて符号化する場合に必要なビット数B1を、ブロック206に おいて、1≦m≦24に関するbmiおよび25≦j≦32に関するbjcを使用し て計算する。 ブロック210において、D1が第1しきい値T1より大きいかどうかを決定す る。そうである場合、ブロック214において、強度ステレオモード符号化を、 8の最上位サブバンドにおいて行う。さらに、ブロック212において、値BT を、BTから差の値D1を減算して、BTに関する元の値によって置き換え、ブ ロック216において、BTがB以下かどうかを決定する。そうである場合、こ のプログラムを経路217を経てブロック256に続け、値nmiを1≦m≦24 に関して決定し、値njcを25≦j≦32に関して決定する。その結果、強度ス テレオモード符号化を、8の最上位サブバンドにおいて行う。 ブロック202において逆位相状態が存在すると決定した場合において、この プログラムを経路218を経てブロック222に続ける。同様に、D1がT1より 大きくない場合(ブロック210参照)、このプログラムを経路218を経てブ ロック222に続ける。双方の場合において、強度ステレオモード符号化を、 前記8の最高位サブバンドにおいて行わない。さらに、ブロック216において BTがBよりも大きいと思われる場合、このプログラムを経路218を経てブロ ック222に続ける。しかしながらこの状況において、ブロック214において 、強度ステレオモード符号化を少なくとも前記8の最高位サブバンドに行うこと が決定される。 ブロック222において、(この場合において)8の次に下位の17≦j≦2 4であるサブバンドの1つまたはそれ以上において逆位相状態が存在するかどう かを決定する。存在しない場合、このプログラムはブロック224に進行し、8 の次に下位のサブバンドに関して値bjcを計算する。次に、1≦m≦16および 25≦m≦32であるサブバンドmを完全ステレオモードにおいて符号化し、1 7≦m≦24であるサブバンドjを強度ステレオモードにおいて符号化する場合 に必要なビット数B2を、ブロック226において、1≦m≦16および25≦ m≦32に関するbmiと17≦j≦24に関するbjcとを使用して計算する。 ブロック228において、B0とB2との差D2を計算する。 ブロック230において、D2が第1しきい値T2より大きいかどうかを決定す る。そうである場合、ブロック234において、強度ステレオモード符号化を、 8の次に下位のサブバンドにおいて行う。さらに、ブロック232において、値 BTを、BTから差の値D2を減算して、BTに関する現在値によって置き換え 、ブロック236において、BTがB以下かどうかを決定する。そうである場合 、このプログラムを経路217を経てブロック256に続け、値nmiを1≦m≦ 16に関して決定し、値njcを17≦j≦24に関して決定する。さらに、この プログラムがブロック214を回避する場合、完全ステレオ符号化を8の最上位 サブバンドにおいて行い、値nmiを25≦m≦32に関して計算する。このプロ グラムがブロック214を通過する場合、強度ステレオ符号化を16の最上位サ ブバンドにおいて行い、ブロック256において25≦j≦32に関する値njc を計算する。その結果、強度ステレオモード符号化を、8の次に上位のサブバン ド又は16の最高サブバンドで行う。 ブロック222において、逆位相状態が存在すると決定した場合、このプログ ラムを、経路238を経て、ブロック222〜236を含むような枝路(図示せ ず)に続ける。同様に、D2がT2より大きくない場合(ブロック230参照)、 このプログラムを経路238を経て前記枝路に続ける。双方の場合において、強 度ステレオモード符号化を、前記8の次に下位のサブバンドにおいて行わない。 さらに、ブロック236においてBTがBよりも大きいと思われる場合、このプ ログラムを経路238を経て前記枝路に続ける。しかしながらこの状況において 、ブロック234において、強度ステレオモード符号化を少なくとも前記8の次 に下位のサブバンドに行うことが決定される。 図5は、最後、すなわちi番目の枝路を示し、この枝路は、ブロック222と 等価のブロック242によって開始する。ブロック224、226および228 と等価のブロックが、この最後の枝路においても存在する。ブロック242にお いて、サブバンド5〜8の1つまたはそれ以上において逆位相状態が存在するか どうかを決定する。存在する場合、このプログラムをブロック256に続け、強 度ステレオモード符号化をサブバンド5〜8において行わない。ブロック250 において、B0とBiとの差に関係するDiがTiより大きいかどうかを決定する。 そうでない場合、再び、強度ステレオモード符号化をサブバンド5〜8において 行わない。そうである場合、このプログラムをブロック254および256に続 け、強度ステレオモード符号化を少なくともサブバンド5〜8において行う。 前記において論じた実施例において、すべての場合において、例えば、左およ び右信号成分によって構成されたステレオ信号である、第1および第2信号成分 によって構成された広帯域ディジタル信号を符号化する問題を仮定した。しかし ながらこの広帯域ディジタル信号を、3つまたはそれ以上の信号成分によって構 成してもよい。3つの信号成分に関して、1つを、左、中央および右成分と考え てもよい。4つの信号成分に関して、1つを、例えば、左、中央、右およびサラ ウンド信号と考えてもよい。5つの信号成分に関して、1つを、左、中央、右、 左サラウンドおよび右サラウンド信号と考えてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 を、複合副信号が利用できない周波数帯域とし、複合副 信号SBmcの各標本をnmcビットによって量子化し、こ の場合mを、複合副信号が利用できる周波数帯域とする 量子化手段(Qml,Qmr,32.j)とを具える。さら に、ビット割り当て手段(7)は、必要ビット決定手段 で獲得した必要なビット及び値Bから割り当て情報を獲 得するのに利用する。この場合、Bは、利用できるビッ トプールのビット数に相当する。必要ビット決定手段 (16)を、共通の必要なビットbmcを重み付けられた 必要なビットbmiの和をとることにより、複合副信号の 時間等価信号ブロックが獲得した周波数帯域の少なくと も二つの信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロ ックの必要なビットbmiから、周波数帯域mの複合副信 号SBmcの時間等価信号ブロックに対する共通の必要な ビットbmcを決定するように適合させる。符号化システ ムを、サブバンド符号化システム又は変換符号化システ ムとすることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特定の標本周波数及びバンド幅を有する少なくとも第1ディジタル信号成分 及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化する符号化システ ムであって、この符号化システムは、 前記ディジタル成分のバンド幅をMの連続的な周波数バンドに分割するとと もに、これらディジタル信号成分Mに応答してディジタル信号成分のそれぞれに 対する副信号を発生させ、信号成分の各副信号を周波数帯域のうちの一つに関連 させる分割手段と、 前記副信号の時間等価信号に必要なビットを決定し、前記信号ブロックの各 々が副信号のqの標本を含み、周波数帯域mの信号成分iの副信号SBmiの信号 ブロックに必要なビットbmiが、信号ブロックを存在させる必要がある前記qの 標本のビット数に相当し、前記bmiが、相違する信号ブロック及び相違する副信 号に対して変動しうる必要ビット決定手段と、 少なくとも一つの周波数帯域において、少なくとも第1及び第2信号成分の 対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記少なくとも一つの周波 数帯域の各々で複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得する信号結合手段と、 複合副信号が利用できない周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックを量 子化するとともに、複合副信号が利用できる前記少なくとも一つの周波数帯域の 複合副信号の対応する時間等価信号ブロックを量子化し、前記副信号SBmiの信 号ブロックの各標本をnmiビットによって量子化し、この場合mを、複合副信号 が利用できない周波数帯域とし、前記複合副信号SBmcの各標本をnmcビットに よって量子化し、この場合mを、複合副信号が利用できる周波数帯域とする量子 化手段と、 前記必要ビット決定手段で獲得した必要なビット及び値Bから変数nmi及び nmcを限定し、この場合Bが、利用できるビットプールのビット数に相当し、q を零より大きい整数とし、前記nmi,nmc,bmi,bmc変数とし、前記nmi及び nmcを零以上の整数とし、Mを零より大きい定数とし、Bを整数とし、m を、1≦m≦Mのような整数とするビット割り当て手段とを具える符号化システ ムにおいて、 前記必要ビット決定手段を、共通の必要なビットbmcが、対応する重み付け 係数を乗算した前記必要なビットbmiの和に等しくなるように、前記複合副信号 の時間等価信号ブロックが獲得した周波数帯域の少なくとも二つの信号成分の対 応する副信号の時間等価信号ブロックの前記必要なビットbmiから、周波数帯域 mの複合副信号SBmcの時間等価信号ブロックに対する共通の必要なビットbmc を決定するように適合させ、前記ビット割り当て手段を、複合副信号が利用しな い周波数帯域に対して利用する前記必要なビットbmi及び少なくとも一つの前記 共通の必要なビットbmcから、複合副信号が利用しない周波数帯域の副信号の時 間等価信号ブロックの前記変数nmi及び複合副信号が利用しない少なくとも一つ の周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックの少なくとも一つの変数nmcを獲 得するように適合させたこと特徴とする符号化システム。 2.最大の必要なビットbmiに対応する重み付け係数を、少なくとも一つの必要 なビットのうちの他のものに対応する重み付け係数より大きくしたことを特徴と する請求の範囲1記載の符号化システム。 3.最大の必要なビットbmiに対応する重み付け係数を1に等しくし、少なくと も一つの重み付け係数のうちの他のものを零に等しくしたことを特徴とする請求 の範囲2記載の符号化システム。 4.前記符号化システムは、 全てのMの周波数帯域の少なくとも第1及び第2副信号の時間等価信号ブロ ックを個別に符号化する際に要求されるビット数に相当する値B0を算出する算 出手段と、 この値B0を値Bと比較し、B0がBを越える場合には出力部に第1制御信号 を発生させるように適合した比較手段と、 少なくとも前記第1制御信号の発生に応答して第1結合制御信号を発生させ る結合制御信号発生手段とを具え、 前記信号結合手段を、複数x1の周波数帯域で、そのx1の周波数帯域の少 なくとも第1及び第2信号成分の対応する副信号の時間等価ブロックを結合して 、前記第1結合制御信号に応答した前記x1の周波数帯域の複合副信号の時間等 価信号ブロックを獲得するように適合させ、 前記ビット割り当て手段を、jを前記x1の周波数帯域のうちの一つとする 場合、前記第1結合制御信号に応答した前記x1の周波数帯域の複合副信号の時 間等価信号ブロックに対する変数njcを獲得するように適合させ、 前記量子化手段を、前記x1を零より大きい整数とする場合、前記第1結合 制御信号に応答して、前記x1の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロッ クを前記njcによって量子化するように適合させたことを特徴とする請求の範囲 1,2又は3記載の符号化システム。 5.前記第1制御信号の発生に応答して、前記算出手段を、値B1を算出するよ うに適合させ、ここで、このB1は、前記x1の周波数帯域の複合副信号の対応す る時間等価信号ブロックを符号化させるとともに残りのM−x1の周波数帯域の 少なくとも第1及び第2副信号の対応する時間等価信号ブロックを個別に符号化 する際に要求されるビット数に対応し、前記比較手段を、前記値B1と前記値B とを比較するようにも適合させ、前記比較手段を、前記B1が前記Bを越えない 場合に第2制御信号を発生させるように適合したことを特徴とする請求の範囲4 記載の符号化システム。 6.前記結合制御信号発生手段を、少なくとも前記第1及び第2制御信号の発生 に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴と する請求の範囲5記載の符号化システム。 7.前記算出手段を、前記B0と前記B1との間の差D1を決定するようにも適合 させ、前記比較手段を、この差D1と第1しきい値T1とを比較するように適合さ せ、前記比較手段を、前記差D1が前記第1しきい値T1を越える際に第3制御信 号を発生させるように適合させ、前記結合制御信号発生手段を、少なくとも前記 第1及び第3制御信号の発生に応答して前記第1結合制御信号を発生させるよう にも適合させたことを特徴とする請求の範囲4記載の符号化システム。 8.前記符号化システムは、前記x1の周波数帯域のうちの少なくとも一つの対 応する時間等価信号ブロック間の逆位相状態を決定するとともに、にx1のサブ バンドのうちの少なくとも一つの逆位相状態が存在しない場合に第4制御信号を 決定する逆位相決定手段も具え、前記結合制御信号発生手段を、少なくとも前記 第1及び第4制御信号に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適 合させたことを特徴とする請求の範囲4記載の符号化システム。 9.前記結合制御発生手段を、少なくとも前記第1、第2及び第3制御信号の発 生に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴 とする請求の範囲6及び7記載の符号化システム。 10.前記結合制御信号発生手段を、少なくとも前記第1、第2及び第4制御信号 の発生に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを 特徴とする請求の範囲6及び8記載の符号化システム。 11.前記結合制御信号発生手段を、少なくとも前記第1、第3及び第4制御信号 の発生に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを 特徴とする請求の範囲6及び8記載の符号化システム。 12.前記第1結合制御信号発生手段を、前記第1、第2、第3及び第4制御信号 の発生に応答して前記第1結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを 特徴とする請求の範囲6,7及び8記載の符号化システム。 13.前記x1の周波数帯域を、M周波数帯域のx1の最上位周波数帯域としたこと を特徴とする請求の範囲4記載の符号化システム。 14.第2結合制御信号に応答して、前記信号結合手段を、複数x2の周波数帯域 で、そのx2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信号成分の対応する副信号 の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数帯域の各々の複合副信号 の時間等価信号ブロックを獲得するように適合させ、前記ビット割り当て手段を 、jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記第2結合制御信号に 応答して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックに対する 変数njcを獲得するように適合させ、前記量子化手段を、前記第2結合制御信号 に応答して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記 njcビットによって量子化するように適合させ、前記結合制御信号発生手段を、 前記x2を零より大きい整数とする場合、少なくとも前記第 2制御信号が存在しないことを検出したことに応答して前記第2結合制御信号を 発生させるようにも適合させたことを特徴とする請求の範囲5記載の符号化シス テム。 15.第2結合制御信号に応答して、前記信号結合手段を、複数x2の周波数帯域 で、そのx2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信号成分の対応する副信号 の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数帯域の各々の複合副信号 の時間等価信号ブロックを獲得するように適合させ、前記ビット割り当て手段を 、jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記第2結合制御信号に 応答して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価ブロックに対する変数 njcを獲得するように適合させ、 前記量子化手段を、前記第2結合制御信号に応答して、前記x2の周波数帯 域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記njcビットによって量子化するよ うに適合させ、前記結合制御信号発生手段を、前記x2を零より大きい整数とす る場合、少なくとも前記第3信号が存在しないことを検出することに応答して前 記第2結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とする請求の範 囲7記載の符号化システム。 16.第2結合制御信号に応答して、前記信号結合手段を、複数x2の周波数帯域 で、前記x2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信号成分の対応する副信号 の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数帯域の各々の複合副信号 の時間等価信号ブロックを獲得するように適合させ、前記ビット割り当て手段を 、jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記第2結合制御信号に 応答して、前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックに対する 変数njcを獲得するように適合させ、 前記量子化手段を、前記第2結合制御信号に応答して、前記x2の周波数帯 域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記njcビットで量子化するように適 合させ、前記結合制御信号発生手段を、前記x2を零より大きい整数とする場合 、少なくとも前記第4信号が存在しないことを検出することに応答して前記第2 結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とする請求の範囲8記 載の符号化システム。 17.前記算出手段を、前記複数x2の周波数帯域の複合副信号の対応する時間等 価信号を符号化するとともに残りのM−x2の周波数帯域の少なくとも第1及び 第2副信号の対応する時間等価信号ブロックを個別に符号化する際に要求される ビット数に相当する値B2を算出するようにも適合させたことを特徴とする請求 の範囲14,15又は16記載の符号化システム。 18.前記比較手段を、前記値B2と値Bとを比較するようにも適合させ、前記比 較手段を、前記B2がBを越えない場合第5制御信号を発生させるように適合さ せたことを特徴とする請求の範囲17記載の符号化システム。 19.前記結合制御信号発生手段を、前記第5制御信号の存在も検出された場合の み第2結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とする請求の範 囲18記載の符号化システム。 20.前記算出手段を、B0とB2との間の差D2を決定するようにも適合させ、前 記比較手段を、前記差D2と第2しきい値T2とを比較するようにも適合させ、前 記比較手段を、前記差D2が前記第2しきい値T2を越える際に第6制御信号を発 生させるように適合させ、前記結合制御信号発生手段を、前記第6信号の存在も 検出した場合のみ前記第2結合制御信号を発生させるようにも適合させたことを 特徴とする請求の範囲17記載の符号化システム。 21.前記逆位相決定手段を、前記x2の周波数帯域の少なくとも一つの対応する 時間等価信号ブロック間の逆位相状態を決定するとともに前記x2の周波数帯域 の少なくとも一つの逆位相状態の第7制御信号を決定するように適合させ、前記 結合制御信号発生手段を、前記第7制御信号の存在も検出した場合に前記第2結 合制御信号を発生させるようにも適合させたことを特徴とする請求の範囲14, 15又は16記載の符号化システム。 22.前記第2しきい値T2を前記第1しきい値T1より大きくしたことを特徴とす る請求の範囲20記載の符号化システム。 23.前記x2のサブバンドを、次に下位のx2のサブバンドとしたことを特徴とす る請求の範囲14記載の符号化システム。 24.特定の標本周波数及びバンド幅を有する少なくとも第1ディジタル信号成分 及び第2ディジタル信号成分を有するディジタル信号を符号化するに当たり、 前記ディジタル信号成分のバンド幅をMの連続的な周波数帯域に分割し、Mの副 信号を、前記ディジタル信号成分に応じて各ディジタル信号成分に対して発生さ せ、信号成分の各副信号を、前記周波数帯域のうちの一つに関連させ、前記副信 号の時間等価信号ブロックに対して必要なビットを決定し、前記信号ブロックが 副信号のqの標本を含み、周波数帯域mの信号成分iの副信号SBmiの信号ブロ ックに必要なビットbmiが、信号ブロックを存在させる必要がある前記qの標本 のビット数に相当し、前記bmiが、相違する信号ブロック及び相違する副信号に 対して変動することができ、少なくとも一つの周波数帯域の少なくとも第1及び 第2信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記少なく とも一つの周波数帯域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得できる ようにし、複合副信号が利用できない周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロッ クを量子化するとともに、複合副信号が利用できる前記少なくとも一つの周波数 帯域の複合副信号の対応する時間等価信号ブロックを量子化し、mを、複合副信 号が利用できない周波数帯域とする場合、副信号SBmiの信号ブロックの各標本 をnmiによって量子化し、mを、複合副信号が利用できる周波数帯域とする場合 、副信号SBmcの信号ブロックの各標本をnmcによって量子化し、変数nmi及び nmcを、獲得した必要なビット数及び値Bから獲得し、この場合、このBが、利 用できるビットプールのビット数に相当し、前記qを零より大きい整数とし、前 記nmi,nmc,bmi,bmcを変数とし、この場合nmi及びnmcを零以上とし、M を、零より大きい定数とし、前記Bを整数とし、mを、1≦m≦Mのような整数 とする符号化方法において、 周波数帯域の複合副信号SBmiの時間等価信号ブロックに対する必要な共通 ビットbmcを、対応する重み付け係数を乗算した必要なビットbmiの和に等しい 必要な共通ビットbmiを獲得することにより、複合副信号の時間等価信号ブロッ クを獲得する周波数帯域の少なくとも二つの信号成分の対応する副信号の時間等 価信号ブロックの必要なビットbmiから決定し、複合副信号が利用できない周波 数帯域の副信号の時間等価信号ブロックに対する変数nmi及び複合副信号が利用 できる少なくとも一つの周波数帯域の副信号の時間等価信号ブロックに対する少 なくとも一つの変数nmcを、複合副信号が利用できない周波数帯 域に対して利用できる必要なビットbmi及び少なくとも一つの必要な共通ビット bmcから獲得することを特徴とする符号化方法。 25.必要な最上位のビットbmiに対応する重み付け係数を、少なくとも一つの必 要なビットに対応する重み付け係数より大きくとることを特徴とする請求の範囲 24記載の符号化方法。 26.必要な最上位のビットbmiに対応する重み付け係数を1に等しくとり、その 他の少なくとも一つの重み付け係数を零に等しくとることを特徴とする請求の範 囲25記載の符号化方法。 27.全てのMの周波数帯域の少なくとも第1及び第2副信号の時間等価信号ブロ ックを個別に符号化する際に要求されるビット数に相当する値B0を算出し、こ の値B0を前記値Bと比較し、前記B0が前記Bを越えると第1制御信号を発生さ せ、少なくとも前記第1制御信号の発生に応答して第1結合信号を発生させ、こ の第1結合制御信号の発生に応答して、 複数x1の周波数帯域で、そのx1の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信 号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記x1の周波数 帯域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得し、 jを前記x1の周波数帯域うちの一つとする場合、前記x1の周波数帯域の複 合副信号の時間等価信号ブロックの変数njcを発生させ、 前記x1を零より大きい整数とする場合、前記x1の周波数帯域の複合副信号 の時間等価信号ブロックを前記njcで量子化することを特徴とする請求の範囲2 4,25又は26記載の符号化方法。 28.前記第1制御信号の発生に応答して、 前記x1の周波数帯域の複合副信号の対応する時間等価信号ブロックを符号化 するとともに残りのM−x1の周波数帯域の少なくとも第1及び第2副信号の対 応する時間等価信号ブロックを個別に符号化する際に要求されるビット数に相当 する値B1を算出し、 この値B1を値Bと比較し、B1がBを越えない場合第2制御信号を発生させ ることを特徴とする請求の範囲27記載の符号化方法。 29.前記第1結合制御信号を、少なくとも前記第1及び第2制御信号の発生に応 答して発生させることを特徴とする請求の範囲28記載の符号化方法。 30.前記B0とB1との差D1を決定し、この差D1を第1しきい値T1と比較し、 前記差D1が前記第1しきい値T1を越えると第3制御信号を発生させ、前記第1 結合制御信号を、少なくとも前記第1及び第3制御信号の発生に応答して発生さ せることを特徴とする請求の範囲27記載の符号化方法。 31.前記x1の周波数帯域のうちの少なくとも一つの対応する時間等価信号ブロ ック間で逆位相状態を決定し、前記x1のサブバンドのうちの少なくとも一つに 逆位相状態が存在しない場合第4制御信号を発生させ、前記第1結合制御信号を 、少なくとも前記第1及び第4制御信号の発生に応答して発生させることを特徴 とする請求の範囲27記載の符号化方法。 32.前記第1結合制御信号を、少なくとも前記第1、第2及び第3制御信号の発 生に応答して発生させることを特徴とする請求の範囲29及び30記載の符号化 方法。 33.前記第1結合制御信号を、少なくとも前記第1、第2及び第4制御信号の発 生に応答して発生させることを特徴とする請求の範囲29及び31記載の符号化 方法。 34.前記第1結合制御信号を、少なくとも前記第1、第3及び第4制御信号の発 生に応答して発生させることを特徴とする請求の範囲30及び31記載の符号化 方法。 35.前記第1結合制御信号を、前記第1、第2、第3及び第4制御信号の発生に 応答して発生させることを特徴とする請求の範囲29,30及び31記載の符号 化方法。 36.第2結合制御信号に応答して、 複数x2の周波数帯域で、そのx2の周波数帯域の少なくとも前記第1及び第 2信号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周 波数帯域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得し、 jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記x2の周波数帯域の 複合副信号の時間等価信号ブロックの変数njcを獲得し、 前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記njcビッ トによって量子化し、 前記x2を零より大きい整数とする場合、前記第2結合制御信号を、少なく とも前記第2制御信号が存在しないことを検出することに応答して発生させるこ とを特徴とする請求の範囲28記載の符号化方法。 37.第2結合制御信号に応答して、 複数x2の周波数帯域で、そのx2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信 号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数 帯域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得し、 jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記x2の周波数帯域の 複合副信号の時間等価信号ブロックに対する変数njcを獲得し、 前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記njcビッ トによって量子化し、 前記x2を零より大きい整数とする場合、前記第2結合制御信号を、少なく とも前記第3制御信号が存在しないことを検出したことに応答して発生させるこ とを特徴とする請求の範囲30記載の符号化方法。 38.第2結合制御信号に応答して、 複数x2の周波数帯域で、そのx2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2信 号成分の対応する副信号の時間等価信号ブロックを結合して、前記x2の周波数 帯域の各々の複合副信号の時間等価信号ブロックを獲得し、 jを前記x2の周波数帯域のうちの一つとする場合、前記x2の周波数帯域の 複合副信号の時間等価信号ブロックに対する変数njcを獲得し、 前記x2の周波数帯域の複合副信号の時間等価信号ブロックを前記njcビッ トによって量子化し、 前記x2を零より大きい整数とする場合、前記第2結合制御信号を、少なく とも前記第4制御信号が存在しないことを検出したことに応答して発生させるこ とを特徴とする請求の範囲31記載の符号化方法。 39.前記複数x2の周波数帯域の複合副信号の対応する時間等価信号ブロックを 符号化するとともに残りのM−x2の周波数帯域の少なくとも第1及び第2副信 号の対応する時間等価信号ブロックを個別に符号化する際に要求されるビッ ト数に相当する値B2を算出することを特徴とする請求の範囲36,37又は3 8記載の符号化方法。 40.前記値B2を値Bと比較し、前記B2が前記Bを越えない場合第5制御信号を 発生させることを特徴とする請求の範囲39記載の符号化方法。 41.前記第2結合制御信号を、前記第5信号の存在も検出された場合のみ発生さ せることを特徴とする請求の範囲40記載の符号化方法。 42.前記B0とB2との間の差D2を決定し、この差D2を第2しきい値T2と比較 し、前記差D2が前記第2しきい値を越える場合第6制御信号を発生させ、前記 第2結合制御信号を、前記第6信号の存在も検出した場合のみ発生させることを 特徴とする請求の範囲39記載の符号化方法。 43.逆位相状態を、前記x2の周波数帯域のうちの少なくとも一つの対応する時 間等価信号ブロック間で決定し、前記x2のうちの少なくとも一つに逆位相状態 が存在しない場合第7制御信号を発生させ、前記第2結合制御信号を、前記第7 制御信号の存在も検出した場合に発生させることを特徴とする請求の範囲36, 37又は38記載の符号化方法。
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