JPH09511554A - 錠及びその錠に各々適合する複数の鍵を有するロック装置 - Google Patents

錠及びその錠に各々適合する複数の鍵を有するロック装置

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JPH09511554A
JPH09511554A JP7519347A JP51934795A JPH09511554A JP H09511554 A JPH09511554 A JP H09511554A JP 7519347 A JP7519347 A JP 7519347A JP 51934795 A JP51934795 A JP 51934795A JP H09511554 A JPH09511554 A JP H09511554A
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locking device
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JP7519347A
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アイザーマン、アーミン
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シュルテ−シュラグバウム・アクチェンゲゼルシャフト
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B35/08Locks for use with special keys or a plurality of keys ; keys therefor operable by a plurality of keys
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、錠(1)とこの1つの錠に適合する複数のキー(49、53)とを有するロック装置に関し、キー・チャネルに選択的に挿入可能なこれらの適合するキー(49、53)は、錠(1)に作用する互いに異なるロック・コードを有する。ロック装置の安全性強化の観点から、錠(1)の各ロック・コードに関連するロック機構(15、16)が存在し、それぞれ個別で独立して作動可能であり、1つのロック・コードにのみ適応する。

Description

【発明の詳細な説明】 錠及びその錠に各々適合する複数の鍵を有するロック装置 本発明は、錠とその錠に各々適合する複数の鍵(キー)とを有するロック装置に 関し、キー・チャネルに選択的に挿入可能な適合するキーが、錠の中の互いに異 なるロック機構を作動させるロック・コードを有する。 上記の種類のロック装置は、様々な具体例が知られている。マスターキー・ロ ック機能は、このようなロック装置を用いて実現可能である。マスターキー・シ ステムにおいては、特定の人々からなるグループのメンバーが、各々個別のキー を交付され、各々のキーが1つの錠に適合する。しかしながら、マスターキー・ システムの全ての錠は、マスターキーを用いて操作することができる。キーに関 して、例えば磁気的にコード化されたキーの場合、錠の磁気タンブラー・ピンと 相互作用する。錠シリンダのタンブラー・ピンをラインアップする(所定の配置 にする)ためにキーの前面上又は細い側縁上にロック窪みを設けたフラット・キ ーも知られている。しかしながら、このようなロック装置の欠点は、マスターキ ーのコードが複数の個別キーの入手可能性のために決定可能であることであり、 このことにより、このようなロック装置の安全性が低下する。 本発明の内容は、簡単な構造でかつロック・システムの安全性を強化するとい う観点に基づき、従属するキーすなわち個別キーが入手可能であることに起因し てマスターキーのロック・コードを決定することを不可能とするような方法によ り当該種類のロック装置を開発するという課題に基づいている。 開発するという課題に基づいている。 この問題は、本発明の種類のロック装置において解決される。すなわち、錠の 各ロック・コードに関連するロック機構が設けられ、このロック機構は、個別で 、独立して作動可能で、そしてただ1つのロック・コードにのみ適応する。 この種類の実施例の結果として、安全性を強化された当該種類のロック装置が 提供される。ロック・コードをもつ従属キーの数に関係なく、マスターキーのロ ック・コードは決定することができない。個々のロック機構は、各キーのロック ・コードに関して有効となる。関連するキーが挿入された際には、そのロック機 構のみが作動される。他のロック機構は、影響を及ぼされないままである。従っ て、マスターキーのロック・コードを計算可能又は決定可能であるようなキー・ コード間の関係は一切存在しない。 ロック装置に関して、磁気コード及びこのコードにより作動される磁気タンブ ラー・ピンによるロック機構を備えた装置も存在し、このロック機構は、適合す るキーの挿入の際の変位(位置変化)により結合を作動させる。この場合、本発明 の特徴は、各キーがその表面の一部分のみにロック・コードを有し、表面のその 他の部分にはロック・コードがなく、そしてキーの先行エッジがロック機構の1 つのみを変位させるように作用する一方、ロック・コードのないキー表面部分に 関連するロック機構は作動されないままであることである。キーとして、表面部 分にロック・コードを備えるキー・カードが供与される。キーを挿入すると、こ の表面部分がこの部分に関連するロック機構と重なる位置に達し、そしてこの表 面部分の前方に設けられた先行エッジにより当該ロック機構を引きずるすなわち 連動させるような方法で磁気タンブラーをラインアップする。表面 の他の部分にはロック・コードがない。従って、この他の部分はタンブラー・ピ ンに対して何ら影響を及ぼさず、よってそのロック機構はロックされたままであ る。結果的に、ロック機構の1つが前方へ移動するとき、他のロック機構はこれ に連動されない。キーに関しては、異なる種類のコードをもつキーが存在する。 例えば、磁気ストライプ又は孔の形式によるコードである。特に、後者の形式に ついてはその安全性に関して多大な利点がある。なぜなら、孔形式のコードは、 最も容易に認識可能であり、そしてマスターキー及び従属キーとして1つの物品 上に存在する場合に最も単純に分析されるからである。 更なる具体例における有利性は、磁気タンブラー・ピンを設けた隣接するボル ト(ドアロックの舌)としてロック機構を形成し、さらにロック機構ボルトの連動 ストッパを受容するための切欠きをキーに設けることにある。この切欠きは、ロ ック・コードのないキー表面部分に関連する。従って、同等の形式の錠において 証明されている満足できる構造を、維持することが可能である。必要なことは、 その移動方向に沿った分離間隙によりボルトを分割することのみである。ロック ・コードを含むキー表面部分もまた、ロック機構ボルトのサイズに対応する大き さとされる。キーの1つが挿入されるとき、そのロック・コードが関連するロッ ク機構ボルトの磁気タンブラー・ピンをラインアップする。このロック・コード をもつ表面部分の前方に設けられた先行エッジが、ロック機構ボルトの連動スト ッパに突当ることにより、このロック機構ボルトはこれに沿って結合位置へと移 動させられる。一方、他のロック機構ボルトについては、ロック・コードのない 表面部分の前方面に、キーが前方へ移動したとき連動ストッパが挿入される切欠 きを有するので静止したま まである。 本発明の思想は、さらに、回転可能なシリンダコアを有するロック機構へも転 用可能である。このロック機構は、そのキーのコードを規定するロック・ノッチ により解除位置に配置されたタンブラー・ピンを設ける。この場合、本発明の本 質は、2個のシリンダコア部を設けることにある。各シリンダコア部は1つのロ ック機構を構成し、各々が1組のタンブラー・ピンを有し、そして各々が適合す るハーフキーによりラインアップされた後、駆動部材に対する結合位置へ別個に 変位可能である。この場合も、ロック・コードからすなわち従属キーのロック・ ノッチからマスターキーを決定できないことは同様である。すなわち、個々のキ ーのコードとマスターキーとの間には何ら関係がないからである。ロック機構に は2個のシリンダコア部があり、各シリンダコア部が一連のタンブラー・ピンを 具備する。一方の又は他方のシリンダコア部のタンブラー・ピンが、対応するハ ーフキーによりラインアップされることにより、ロックされていないシリンダコ ア部が駆動部材に対する結合位置へと変位させられる。しかしながら、他方のシ リンダコア部はロックされたままである。 上記の場合、2個のシリンダコア部が、縦方向の分割継ぎ手上で互いに当接す るハーフシリンダとして形成され、各ハーフシリンダに1組のタンブラー・ピン が設けられていることが利点である。タンブラー・ピンには中間ハウジングの対 向ピンが関連する。各ハーフシリンダは別々の縦方向のキー・ガイドを有してい るので、駆動部材とのロック係合位置へ軸方向にキーを用いて独立して変位可能 である。中間ハウジングは、外側ハウジング内に回転可能に配置される。このこ とは、対応するハーフキーの挿入の後にのみロック動 作が始動されることを意味する。これを実行するために、双方のハーフキーを挿 入する必要はない。ハーフキーの1つが挿入されると、そのロック・ノッチによ りタンブラー・ピンのラインアップがなされ、そのシリンダコア部の結合位置へ の変位に関連してそのシリンダコア部が解除される。このとき、ハーフキーによ り回転運動が生じる。この動きは、もう一方のロックされたシリンダコア部を介 して中間ハウジングへ伝えられ、それにより中間ハウジングは外側ハウジング内 のキーと共に回る。 ここで、駆動部材が外側ハウジングの後端壁に装着され、そしてシリンダコア 部の突起との非円形の係合断面を有することが有益であることを説明する。双方 の突起は、駆動部材の非円形の係合断面を補填するものである。駆動部材の係合 断面へ突起の1つが挿入されること自体、連動を生ずるに十分である。 別の手段として、2個のシリンダコア部に関連する中間ハウジング内でこれら のシリンダコア部を前後に配置し、そして各々に対して、中間ハウジングの対向 ピンと相互作用する1組のタンブラー・コア・ピンを設けてもよい。両シリンダ コア部は、互いに並んだ縦方向のキー・ガイドを有する。これは、長さの異なる キーのためである。これにより駆動部材とのロック係合位置になるべくシリンダ コア部の変位を始動することができる。中間ハウジングは、外側ハウジング内に 回転可能に設置されている。いずれの場合においても、キーのロック・コードは 互いに何の関係も生じない。例えば、長い方のキーのロック・コードを、短い方 の個別キーのロック・コードから推測することはできない。例えば、短いキーが 挿入されると、個々のタンブラー・ピンをラインアップしてシリンダコア部の1 つを変位させることにより駆動部材への結合を実現する。このことは、 長いキーが挿入されるときにも実行される。この長いキーは、シリンダコア部の 挿入端位置の縦方向キー・ガイドを突き抜けると共に、そこに設けられているタ ンブラー・ピンのラインアップを行う。これにより、このシリンダコア部のその 後の変位が可能となる。 この実施例は、キー挿入端位置におけるシリンダコア部の背後に放射状に突出 するアームを設けることにより、隣接する中間ハウジングの移動片の変位及びこ の中間ハウジングの回転的接続を行う点でさらに改良される。この移動片は、内 部に配置されたシリンダコア部の放射状ブロック・アームから離隔した位置に終 端があり、その非円形の突起は駆動部材の係合断面内へ延びている。ブロック・ アームは、内部に配置されたシリンダコアの回転を止める。短いキーが用いられ る場合、挿入端位置におけるシリンダコアの放射状突出アームは、挿入端位置の シリンダコア部が変位すると移動片に突き当たり、空移動部分を経た後、ブロッ ク・アームに突き当たり、そしてこのブロック・アームと外側ハウジングの凹部 との係合を解除させる。こうして放射状アームが、内部に配置された中間ハウジ ングと積極的に接続されることにより、このハウジングの回転が内部に配置され たシリンダコアへ伝えられ、シリンダコアが駆動部材を引っ張っていく。長いキ ーによる内部配置されたシリンダコア部の変位は、同様に、ブロック・アームを 回転させるべく解放させる。これにより、関連する中間ハウジング内のシリンダ コア部の回転が可能となる。これには駆動部材の移動も伴う。 さらに、内部中間ハウジングの安全ボルト(safety bolt)と相互作用する制御 カムを有する移動片が設けられる。短いキーの使用の際、移動片が前方へ移動す るとき、安全ボルトは制御カムにより解除位置へ動かされる。安全ボルトは、長 いキーガイドへアクセサリ 治具を挿入することにより、内部に配置されたシリンダコア部が中間ハウジング と共に回転することを防ぐ。錠の動作を有効とするためには、常に、規定された キーを用いることが必要である。 錠を操作した後に規定された初期位置に復帰するためには、ブロック・アーム 及び内部中間ハウジングの双方が、係合結合方向に対抗する圧縮バネによる作用 を受ける。 本発明による配置の可変性は、ロック機構が取り外し可能でかつ挿入可能であ る点で強化されている。1つの錠に設けられるロック機構同士の間にコードの関 係がないので、相互交換が可能である。このことは、磁気コードによるキーを具 備するロック装置についても、またロック・ノッチ形式のコードによるキーを具 備するロック装置についても有効である。磁気コードをもつロック装置において は、1つの又は双方のロック機構ボルトをロック・ハウジングから取り出すこと ができ、他のものと置き換えることができる。例えば、構築された後に、ロック 機構ボルトを取り外して、異なるコードをもつロック機構ボルトに置き換えるこ とができ、それが挿入された後はロック・ハウジング内に不可逆的に留まる。そ の後のロックは、それぞれの先使用キーでは不可能となる。この手段により、全 てのロックが導入された後にロック・システムに対するロック方式を実現するこ とを可能とする。そしてこのことは、製造業者によるロック装置の製造とは独立 して行うことが可能である。 可変性は、キーの動きにより変位可能な磁気ピンホルダーの形式のコード変換 装置を具備する少なくとも1つのロック機構により最適化することができる。こ れらのホルダーは、回転可能な構成要素の形態で設けることができる。置換キー が用いられるとき、相互に咬み合う磁気ピン・キャリアにより段階的回転が開始 されることに より、以前のキーはもはや使用不能となる。これにより、錠の幾つかのロック機 構と関係するコード化において更なる最適化が可能となる。 磁気コード機能をもつロック装置を操作するキーは、切欠きを有する先行エッ ジが、個別のただ1つのロック機構ボルトの連動ストッパを作動させることを特 徴とする。切欠きは、先行エッジにより作動されるロック機構ボルトの移動スト ロークの長さだけ先行エッジから後方へ延びている。キーがロック装置の挿入ス ロットへ挿入されると、コード面部分の先頭に位置する先行エッジがそのロック 機構ボルトの連動ストッパを共に動かすことにより、このボルトを変位させる。 これに対して、隣のロック機構ボルトの連動ストッパは、先行エッジから後方へ 入り込んだ切欠きへ挿入される。この後方への入り込みの長さは、先行エッジに より作動されるロック機構ボルトの移動ストロークに対応するので、そのボルト の連動ストッパは、切欠き内で何の障害もなくまたこの連動ストッパに対して何 の負荷も及ぼすことなく、係合することができる。一方、その表面の一部に規定 されたコードを設けられているキーは切欠きを有しておらず、当該ロック機構ボ ルトを前方へ移動できない。また、切欠きが十分に深くない場合はキーの、完全 な前方移動が行えないため、目的とする結合が達成できない。 さらに、キーの秘密構成要素は、中心から外れた先行エッジ及び切欠きに存在 する。挿入されるキーの切欠きが、接近する連動ストッパに沿っていない場合、 同様に、目的とする結合が達成できない。 動作上の利点は、識別マークを設けられているキーの表面の1つにある。これ は、例えば、キーが個別キーであるかマスターキーであるかを示す。識別マーク は、そのキーが間違った面を上にして挿 入されないように標示してもよい。間違った面を上にすると、同様に、結合位置 にすることができなくなる。 結論として、切欠きは、表面のロック・コードのない部分に配置されることを 注記すべきであろう。従って、表面のコード化される部分の大きさが切欠きのた めに減らされることはない。 本発明の幾つかの実施例は、図面を参照して以下に説明される。 図1は、本発明により形成された第1の実施例に関連する錠を設けたドアを、 その断面方向から示している。 図2は、錠とその関連するキー・カード形式の双方のキーの平面図を示してお り、キー・カードの面は磁化されている。 図3は、反転運動の引き出し末端位置にある、すなわち外側回転ハンドルが非 結合位置にあるロック機構ボルトを有する錠の縦断面図である。 図4は、図3に相当する図であるが図3と異なり、ロック機構ボルトの1つが キーの1つにより前方へ移動されており、外側の回転ハンドルへの結合を生じて いる。 図5は、ロック・カバーを取り外したロック・ハウジングの平面図、及びカー ド形式のキーを挿入する前の双方の隣接するロック機構ボルトの図である。 図6は、図5に続く図であり、ロック機構ボルトの1つがキー・カードにより 非結合位置へ移動させられている。 図7は、図5と類似の図であるが図5と異なり、2つのロック機構ボルトの間 の分割継ぎ手が中心から外れた位置にあり、ロック機構ボルトの1つが相互咬み 合わせ型の一対の回転体で形成されたコード変換装置を有する。これは第2の実 施例に関する。 図8は、ハーフキーを導入されたロック装置の第3の実施例の縦断面図であり 、シリンダコア部の上側に設けられたタンブラー・ビンをラインアップしている 。 図9は、キーのない当該錠の前面図である。 図10は、シリンダコア部の突起のレベルにおける錠の断面図である。 図11は、図8に対応する図であるが、シリンダコア部の上側が駆動部材と結 合するへ移動させられている。 図12は、図8に対応する縦断面図であるが、もう一方のハーフキーが導入さ れており、このシリンダコア部を移動する前にシリンダコア部の下側のタンブラ ー・ピンをラインアップしている。 図13は、第4の実施例によるロック装置のキーのない縦断面図である。 図14は、錠の前面領域のキーのない横断面を示す図である。 図15は、図13のXV−XV線に沿った断面図である。 図16は、図13に対応する縦断面図であるが、短いキーが挿入されその挿入 端位置のシリンダコア部が軸方向に変位している。 図17は、同様に、錠の縦断面を示す図であり、長いキーが挿入され、内部に 配置されたシリンダコア部が変位している。 図1では、本発明の第1の実施例において形成された錠1が、例えばホテル客 室ドア等のドア2に固定されている。錠1は、ドアの外側に設けられる長方形の 形状のケース3を有する。このケースは、その端部の1つに外部回転ハンドル4 を取り付けている。ラッチ・ボルト5は、ハンドルを用いて引き出すことができ る。これに対してドア2の内側に設けられる内部回転ハンドル6は、ラッチ・ボ ル ト5に直接的に結合されているので、こちら側からは常にドア2を開くことがで きる。 ケース3は、その外部回転ハンドル4の反対側の端に、カード形式のキー8、 9のための挿入スロット7を設けている。これらのキーの各々は、その表面の一 部の上にのみ外部からは見えない磁化された点の形態のコードを有する。 ケース3は、マルチパート錠ハウジング10を収容し、このハウジングは、基 板11、中央部12、及びカバー部13を有する。これらの3つの部分は、詳細 には示さないがネジを用いて1つのユニットを形成するべく組み合わされる。中 央部12には射出成形材料が用いられ、基板11及びカバー部13はプラスチッ クからなる。平行に互いに隣接しかつロック機構を形成する2つのロック機構ボ ルト14、15は、カバー部13と中央部12との間に通される。ロック機構ボ ルト14、15の片面は、中央部12と係合する。その反対側のガイド面は検査 板16により形成され、これはカバー部13により移動不能に受容される。検査 板16の孔17は、図3に示すようにロック機構ボルト14、15の貫通孔とし て形成された軸受凹部18と共に錠のロック状態の配置となっている。磁気タン ブラー・ピン19は、軸受凹部18に収容される。各軸受凹部18に対してタン ブラー・ピン19を設ける必要はない。なぜなら、タンブラー・ピン19の数、 位置、及び極性は、錠1のそれぞれの開コードの組合せに依存するからである。 検査板16のもう一方の側にはガイド板20が配置され、ガイド板20の反対 側にはアンカー板21が置かれている。アンカー板21は、カバー部13上に支 持された圧縮バネ22によりその位置に保持される。 磁気タンブラー・ピン19は、強磁性材料を含むアンカー板21により引き寄 せられる結果、検査板16の対応する孔17を通過する。この位置では、ロック 機構ボルト14、15を、図3に示されたロック位置から移動させることができ ない。なぜならタンブラー・ピン19が、ハウジングに固定された検査板16に 係合することにより移動が妨げられるからである。この実施例では、挿入された 回転体23及び24がそれぞれ各ロック機構ボルトに存在する。各回転体も同様 に磁気タンブラー・ピンを収容するために機能する。各回転体23、24は4個 の孔を有するが、それらの全てに磁気ピンが挿入されるわけではない。 復帰バネ25はその一端をハウジングに固定されているが、中央部12のスロ ットを突き抜けるロック機構ボルト14、15の突起26に対して係合する。ボ ルト方向に動く分割継ぎ手27は、この突起26を通り抜けてこれを2つの部分 に分割する。突起26の前側には、ガイド斜面28が設けられている。この斜面 28は、バネ材からなる舌30の斜角のラグ29に対して係合する。舌30は、 錠のハウジングのキー挿入最終領域に固定的に設置されている。バネ舌30の装 着端の反対側の端は、フォーク状に形成されており、内側に歯のついた結合スリ ーブ32の環状溝31と係合する。非結合位置では結合スリーブ32が、ピニオ ン(小歯車)33を包囲し、大きい方の断面積をもつ環部34が基板11の軸受口 に回転可能に配置される。環部34は回転可能に固定され、ドアハンドル主軸3 5に引きずられて動く。環部34の端には内側回転ハンドル6が取り付けられる 。 ギア36は、結合スリーブ32の内側の歯に適合する。このギアは、ピニオン 33と並んでおり、ハウジングの外側に外側回転ハン ドル4を取り付ける。図3では、結合スリーブ32とギア36とが互いに結合位 置にないため、外側ドアハンドル4によるギア36の回転は、それと関連するド アハンドル主軸35の動きを生じない。圧縮バネ37は、結合スリーブ32の外 側を取り巻きかつこのスリーブを係合結合の方向に対して付勢している。 各ロック機構ボルト14、15は、その外側縦方向エッジ上に停止カム38を 旋回可能に取り付けている。各停止カム38は、それぞれ、舌状バネ30のバネ 部分39と協同的に機能する。各バネ部分39の末端は、曲がったラッチ鼻部3 9′を形成しており、非結合位置では、図3に示すように停止カム38の前方に 位置する。 キー・カードの形式で与えられるキー8は、表面部分F1上にのみコードを有 する。残りの表面部分F1′にはロック・コードがない。切欠きを有する先行エ ッジ40が、コード化表面部分F1の前側に設けられる。切欠き41は、この先 行エッジから始まって、ロック・コードのない表面部分F1′の手前まで延びて いる。図2に示されるように、先行エッジ40及び切欠き41の双方とも、キー 8の中心から外れて配置されている。切欠き41はさらに、その後方への入り込 みが、先行エッジにより作動されるロック機構ボルト15の移動ストロークに対 応する長さだけ先行エッジから後ろへ設定されている。さらに、切欠き41の幅 は、もう一方のロック機構ボルトの連動ストッパ44の幅に適合する。 もう一方のカード・キー9は、同様に2つの表面部分F2及びF2′へ分割さ れる。表面部分F2は、ロック機構ボルト14と協同的に機能するロック・コー ドを含む。この表面部分F2は、その前側に先行エッジ40′を有する。ロック ・コードのない表面部分F2′は、先行エッジ40′に対して後方へ延びる切欠 き42を有す る。ここでもまた、先行エッジ40′及び切欠き42が中心から外れて配置され ている。切欠きの後方への入り込みは、先行エッジにより作動されるロック機構 ボルト14の移動ストロークに対応する十分な長さに選択される。挿入移動の際 、切欠き42がロック機構ボルト15の連動ストッパ43に填ることにより、キ ー9の挿入によるこのロック機構ボルト15の連動は生じない。 図2から明らかなとおり、各キー8、9の片面には、識別マークが設けられる 。これは、平らなキーの形である。この識別マークは、ユーザがキーの挿入時に 認識可能とするためであることを注記する。こうして、キー8、9の切欠き41 、42及び先行エッジ40、40′は、前述のように機能する。さらに、識別マ ークは、そのキーが個別キーであるかマスターキーであるかを識別可能とするた めに設けてもよい。 以下は、動作態様である。 キー9をスロット7へ挿入すると、キー9は、ガイド板20とアンカー板21 との間を通る。挿入端位置において、表面F2上のロック・コードは、ロック機 構ボルト14の磁気ピン19が検査板16の孔17から出るようにこれらの磁気 ピン19を配置させる。キーを挿入し続けると、表面部分F2の前側に位置する 先行エッジ40′がロック機構ボルト14の連動ストッパ44に突き当たり、そ の結果、連動ストッパ44はキーと共に前方へ移動する。これに対し、もう一方 のロック機構ボルト15は静止したままである。キー9のこの前方への移動の間 、その連動ストッパ43は、ロック・コードのない表面部分F2′の前側に位置 する切欠き42と係合している。突起26に付設された半片は、ロック機構ボル ト14の前方移動のために連動する。この突起半片が舌状バネ30に突き当たる と、舌状バネ30はその固定端の周りを旋回する。舌状バネ30の連動により図 4に示す状態となり、舌状バネ30は結合スリーブ32を変位させる。こうして スリーブは、一方の側でピニオン33と咬み合い、もう一方の側でギア36と咬 み合う。この結果、外部ドアハンドルの回転運動が、ドアハンドル主軸35を連 動させることとなる。このロック機構ボルト14の前方へ移動した位置において は、停止カム38がラッチ鼻部39′の前に移動しているため、復帰バネ25が ロック機構ボルト14を元へ戻さない。この復帰は、キー9が任意に引き抜かれ るまでは生じない。キー9が復帰バネ25に支持された停止カム38を通ると、 直ちに停止カムが旋回し、ロック機構ボルト14が逆に初期位置へと動くように 解放する。 キー8が用いられる場合、ロック機構ボルト15の関係する磁気ピン19の配 置は、今度は表面部分F1のロック・コードにより作用を受ける。ロック機構ボ ルト15の前方への移動が先行エッジ40を用いて実行されるが、もう一方のロ ック機構ボルト14は、その後側に留まる。そのとき連動ストッパ44は、切欠 き41内に入る。 図7の第2の実施例においては、類似の部品には同じ参照符号が付されている 。この場合は、ロック機構ボルト45、46の設計が異なっており、ロック機構 ボルト45は、ロック機構ボルト46よりも幅を広くされている。幅の広いロッ ク機構ボルト45は、互いに前後に並んだ2対の磁気ピン・ホルダ47、48を 設けており、磁気ピン・ホルダの各対は互いに咬み合っている。ロック機構ボル ト45はキー49を用いて移動可能であり、キー49の先行エッジ50は、ロッ ク・コードのない表面部分F2′に切欠き51を有する。キー49を挿入すると 、ロック機構ボルト46の連動ストッパ 52がこの切欠き51と係合する。従って、キー49のロック・コード(表面部 分F2)は、キー49が挿入されたとき、キーとロック機構ボルト45との重な った領域にある。もう一方のキー53は、挿入された位置において、そのロック ・コード表面部分F1がロック機構ボルト46と重なる領域にある。その前側に 位置する先行エッジ50′は切欠き54と隣り合っており、キー53が挿入され たとき切欠き54へロック機構ボルト45の連動ストッパ55が入る。キーが挿 入されるときは必ず、いずれかのロック機構が連動して動かされる。 この実施例においては、ロック機構ボルト45を作動させる置換キーが挿入さ れたとき、回転される磁気ピン・ホルダ47、48によりコードを変更させるこ とが選択的に設けられる。そのとき、前述のように先のキー49はもはやこのロ ック機構ボルト45の磁気ピンをラインアップできなくなる。従って、結合は不 可能となる。 図8乃至図12に示す第3の実施例は、機械的ロック・シリンダにおいて実現 されたものである。ロック・シリンダはポット形状の外側ハウジング56を有し 、外側ハウジング56はその背面を末端壁57で閉じられている。駆動部材58 は、このハウジングの中心に回転可能に装着されている。駆動部材58は、ポッ トの内側に向いた非円形係合断面59を有する。 中間ハウジング60は、外側ハウジング56に回転可能に装着されている。こ の中間ハウジング内には、2つのシリンダコア部61及び62が存在する。これ らの各々がロック機構を形成しており、縦方向の分割継ぎ手上で互いに当接する ハーフシリンダとして形成された部分61及び62である。中間ハウジング60 内に設けられたコア通路63は、ハーフシリンダを収容するためのものである。 コア通路は、シリンダコア部61、62よりも長い。各シリンダコア部61、6 2は、1組のタンブラー・コア・ピン64及び65をそれぞれ設けられ、これら のピンに関係して中間ハウジング60のバネにより付勢された対向ピン66及び 67がある。各内側末端壁において、各シリンダコア部61、62はそれぞれ突 起68及び69を有し、これらの突起は駆動部材58の係合断面59を補足する 。 初期位置においてシリンダコア部61は、挿入端ピン61′により中間ハウジ ング60の凹部70に確かに係合している(図8参照)。 錠は、2つのハーフキー71、72を用いて作動可能である。各ハーフシリン ダすなわちシリンダコア部6L62は、各ハーフキー71、72のために別々の 縦キーガイド73及び74をそれぞれ設けている。異なる断面形状であるので、 対応するハーフキーのみをその固有の縦キーガイドに挿入することができる。 動作態様は次の通りである。ロック・シリンダがハーフキー71により作動さ れようとする場合、このハーフキーはシリンダコア部61の縦キーガイド73へ 挿入されるべきである。挿入が完了するとタンブラー・ピン64、66は、キー シャンクの狭い側部の1つに設けられたロック・ノッチ75によりラインアップ され、これによりこれらの分割継ぎ手がコア通路63と同一面になる。ハーフキ ー71は、ここでさらに挿入することができる。そのキー先端は、シリンダコア 部61を連動させるように作用し、もう一方のシリンダコア部62に対して移動 させる。この移動の間、突起68は連動されて駆動部材58の係合断面59内へ 入る。図11を参照されたい。シリンダコア部はキー71を用いて回転可能であ る。シリンダコア部61の回転運動は、もう一方のシリンダコア部62へ伝えら れ、それにより中間ハウジング60へ伝えられる。キー71を引き 抜くと再び初期位置に復帰する。当該構成部品の復帰動作は、例えば圧縮バネに より補助することができる。 図12は、他のキー72がシリンダコア部62に導入された様子を示している 。関係するタンブラー・ピン65、67は、これらの分割継ぎ手がシリンダコア 通路63と同一面になるように配置される。これにより、ロック機構を構成する シリンダコア部62の前方移動及びこれに伴う出口要素58への結合が可能とな る。タンブラー・ピンのラインアップは、この場合、ハーフキー72のロック・ ノッチ76を用いて行われる。各ハーフキー71及び72のそれぞれのロック・ ノッチ75、76を入手することによりもう一方のキーのロック・コードを決定 することはできない。以上のことは、この種のキーがマスターキー・システムに 関係しているときも適用できる。マスターキーのロック・コードは、多数の個別 キーからでさえ導出することができない。 第4の実施例においても、ロック・シリンダの形式の機械的ロックが対象とな っている。この例では、ポット形状の外側ハウジング78を有する。駆動部材8 0は、後側末端壁79に、すなわちポットの底部に装着される。2つの中間ハウ ジング82、83は、ポット通路81内に前後に並んで設けられる。これらのハ ウジングは、シリンダコア部84、85を規定するロック機構を収容するための ものであり、中間ハウジング82、83のコア通路86、117に位置している 。互いに並んだ縦キーガイド87、88は、シリンダコア部84、85に設けら れる。各シリンダコア部84、85には、タンブラー・コア・ピンの各組89、 90がそれぞれ設けられ、これらは中間ハウジング82及び83の対向ピン9L 92とそれぞれ協同的に動作する。対向ピン9L92は、同様にコア・ピンの 方向へバネにより付勢されている。 キー挿入端におけるシリンダコア部84は、短い方の長さのキー93により作 動可能である。そのシャンクの長さは、図16に示すようにシリンダコア部84 の長さに対応する。中間ハウジング82は、外側ハウジング78内に回転可能に 装着される。中間ハウジング82の放射状に並べられたピン94は、外向き方向 にバネにより付勢されており、引き抜かれないことを確保するためである。すな わち図14に示すように、ピン94は外側ハウジング78の内側の環状溝95に 係合する。この図14から明らかなように、中間ハウジング82の初期位置は、 バネにより付勢された回り止めピン96により確保され、回り止めピン96は外 側ハウジング78の内側凹部と係合する。シリンダコア部84の放射状ピン98 は、シリンダコア部84がその中間ハウジング82に対して回転できないように しているが、長手方向には移動可能である。このために、中間ハウジング82は 、放射状ピン98と関係する縦方向溝99を設けている。 キー挿入端におけるシリンダコア部84には、その後側に放射状突出アーム1 00を設けている。これは、移動片101を動かす働きをする。この移動片を受 け入れるために、中間ハウジング83に外側縦溝102が設けられる。アーム1 00は、シリンダコア部84の移動の際、確実にこの外側縦溝102内に入りさ らに移動片101をシリンダコア部85の放射状ブロック・アーム103の方向 に移動させるように配置される。このために、移動片101の末端はブロック・ アーム103から間隙を設けた位置にある。すなわち錠がロック位置にあるとき 、移動片101の末端は外側ハウジング78の放射状溝104にちょうど適合す る。放射状溝104は、外 側ハウジング78の環状スペース105へ開放されている。円錐形圧縮バネ10 6が、ポット底部すなわち末端壁79に対して当接し、ブロック・アーム103 及び中間ハウジング83の双方に対して作用する。この結果、シリンダコア部8 5及び中間ハウジング83を有するユニットは、タンブラー・ピンが回転を抑止 するので、外側ハウジング78内で回転不能である。 ブロック・アーム103に向き合う移動片101の末端には、放射状に内側に 向いた制御カム107が設けられる。このカムは、中間ハウジング83内で放射 状に案内される安全ボルト108と協同的に動作する。圧縮バネ109は、この 安全ボルトを外向きに付勢している。図15に示すように、安全ボルト108は フォーク状の構造を有する。フォークの脚部110は、移動片101を取巻くと 共に、外側ハウジング78の放射状溝104へちょうど入る。フォークの基部1 11は、安全ボルト108の外方向への移動を制限し、移動片101の制御カム 107と係合するように働く。前述の実施例と対照的に、シリンダコア部85は 、その初期位置において既に駆動部材80と回転的連動関係にある。すなわち、 シリンダコア部85の突起112が既に、駆動部材80の係合断面113へある 程度入っている。シリンダコア部85を解放するために、キー93よりも長く形 成されたキー114が機能する。キー114は、シリンダコア部84を貫通して シリンダコア部85に同軸的に接するように十分に長いものである。そのシャン クの狭い側部に設けられたロック・ノッチ115は、タンブラー・ピンをライン アップするために働く。 この実施例による動作態様は、次の通りである。図16では、短く形成された キー93がシリンダコア部84内に挿入されている。 このキー93のロック・ノッチ116により、シリンダコア部84が中間ハウジ ング82に対して内側方向へ続いて変位可能であるようにタンブラー・ピン89 、91がラインアップされる。この内側への移動の途中で、アーム100が外側 縦溝102へ入ることにより、中間ハウジング83と回転的接続を生じる。移動 片101は、アーム100により軸方向に同時に移動させられる。制御カム10 7は、安全ボルト108を外側ハウジング78との係合から外す。さらに、移動 片101は、シリンダコア部85のブロック・アーム103を移動させることに より、結果的にシリンダコア部85を移動させる。タンブラー90、92は、同 時に、中間ハウジング83の連動を生じさせる。この前方へ変位した位置におい て、ブロック・アーム103は、外側ハウジング78の環状スペース105に位 置する。従って、キー93の回転運動は、アーム100を介して中間ハウジング 83へ伝えられ、そしてそこに位置するタンブラー・ピン90、92を介してシ リンダコア部85へ伝えられ、シリンダコア部85は駆動部材80を連動させる 。 シリンダコア部84は、アクセサリ治具を用いての回転可能であり、その回転 により中間ハウジング82も回転可能である。しかしながら、このことは、中間 ハウジング83の回転的連動を生じない。開錠治具がシリンダコア部85の縦キ ーガイド88へ真っ直ぐに挿入された場合、ブロック・アーム103及び安全ボ ルト108があるためにこの部分は回転できない。中間ハウジング83とシリン ダコア部85を含むユニットの軸方向変位が生じたとしても、安全ボルト108 が外側ハウジングと係合したままであるので、いかなる回転運動も止められる。 従って、錠の作動は、長い設計のキー114を用いてのみ可能で ある。このキーが挿入されると、挿入端シリンダコア部84の縦キーガイド87 を通り、そして次のシリンダコア部85の縦キーガイド88へと入る。キー・シ ャンク上のロック・ノッチ115がタンブラー・ピン90、92をラインアップ することにより、キー先端によるシリンダコア部85の縦方向移動が可能となる 。この縦方向移動が起きると、シリンダコア部105のブロック・アーム103 が放射状溝104を離れて外側ハウジング78の環状スペース105へと入る。 図17を参照されたい。そして、シリンダコア部85を用いて駆動部材80を回 転させることができる。回転運動はシリンダコア部84へ、そしてそれに関連す る中間ハウジング82へも同様に伝えられる。 キーが引き抜かれた後、円錐状圧縮バネ106は、これら関係する構成要素を 初期位置へ復帰させる。 中間ハウジング82は、外側ハウジング78の横孔95′を通るように治具を 挿入することにより置き換えることができる。横孔95′は、内側環状溝95へ 開通しており、ピン94を押し返す。 以上の説明、図面及び請求の範囲において開示された本発明の特徴は、本発明 を個別に実現する場合にも任意の所望の組合せにより実現する場合にも重要であ る。開示された全ての特徴は、本発明に関連する。本出願の開示には、関連する 又は付随する優先書類(先の出願のテキスト)の開示内容はその全内容が含まれる 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 錠及びその錠に各々適合する複数のキーを含むロック装置であって、キー ・チャネルに選択的に挿入可能な前記適合するキーが、前記錠のロック機構を作 動させる互いに異なるロック・コードを有し、前記錠において各ロック・コード が、個別で独立に作動可能でかつ前記ロック・コードの1つのみに対して適応さ れるロック機構(14、15、45、46、61、62、84、85)と関連する ことを特徴とするロック装置。 2. 磁気コード及び該磁気コードにより作動される前記ロック機構の磁気タン ブラー・ピン(19)を有し、前記ロック機構は、適合するキーの挿入の際の変位 により結合を作動させ、各キー(8、9、49、53)は、その表面の一部分(F 1、F2)上にのみ前記コードを有しかつ該表面の残りの部分(F1′、F2′) にはロック・コードがなく、そして前記ロック機構の1つ(それぞれ14又は1 5、45又は46)の変位のみを生じさせる一方ロック・コードのない該表面部 分に関連する該ロック機構は作動されないままとする先行エッジ(40、40′ 、50、50′)を有することを特徴とする請求項1に記載のロック装置。 3. 前記ロック機構が、磁気タンブラー・ピンと共に設けられた隣接するボル ト(14、15、45、46)として形成され、そして前記キー(それぞれ8、9 及び49、53)が、ロック・コードのない前記キー表面部分(それぞれF1′及 びF2′)に関連するロック機構ボルトの連動ストッパ(それぞれ43、44及び 52、55)を受容する切欠きを設けられることを特徴とする請求項2に記載の ロック装置。 4. 前記ロック機構がタンブラー・ピンを設けた回転可能なシリンダコアを有 し、該タンブラー・ピンは前記キーのコード規定によるロック・ノッチによりそ の解除位置にラインアップされ、そして2つのシリンダコア部(61,62)の各 々が1つのロック機構を構成し、各々が1組のタンブラー・ピンを設けられ、か つ適合するハーフキー(71又は72)によりラインアップされた後に各々が個別 に駆動部材(58)へ結合される結合位置へと変位可能であることを特徴とする請 求項1に記載のロック装置。 5. 前記2つのシリンダコア部(61、62)が縦方向継ぎ手(L)において互い に当接するハーフシリンダとして形成され、各ハーフシリンダが1組のタンブラ ーコアピン(それぞれ64及び65)を設けられ、これらに関連して中間ハウジン グ(60)の対向ピン(それぞれ66及び67)が存在し、そして各ハーフシリンダ が別々の縦キーガイド(それぞれ73及び74)を有しかつ前記キー(71、72) を用いて前記駆動部材(58)とのロック係合の位置へと軸方向に独立に変位可能 であり、前記中間ハウジング(60)が外側ハウジング(56)内に回転可能に設置 されることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のロック装置。 6. 前記駆動部材(58)が前記外側ハウジング(56)の後端壁(57)に装着さ れ、かつ前記シリンダコア部(61、62)の突起(68、69)に対して非円形係 合断面(59)を有することを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のロック装 置。 7. 前記2つのシリンダコア部(84、85)がこれらのシリンダコア部に関連 する中間ハウジング(それぞれ82及び83)内に前後に設けられ、かつ各シリン ダコア部が1組のタンブラー・コア・ピン(それぞれ89及び90)を設けられ、 これらのタンブラー・コア・ピンは前記中間ハウジング(それぞれ82及び83) の対向ピン(それぞれ91及び92)と協同的に機能し、前記シリンダコア部(8 4、85)は異なる長さのキー(それぞれ93及び114)のために互いに並んだ 縦キーガイド(それぞれ87及び88)を有し、これらのキーを用いて駆動部材( 80)とのロック係合の位置となるべく前記シリンダコア部の変位が実行可能で あり、前記中間ハウジング(82、83)が外側ハウジング(78)内に回転可能に 設置されることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のロック装置。 8. 前記キー挿入端における前記シリンダコア部(84)が、隣接する中間ハウ ジング(83)の移動片(101)の変位のため及びこの中間ハウジングとの回転的 結合のためにその後側に放射状突出アーム(100)を有し、該移動片(101)は 内側に置かれたシリンダコア部(85)の放射状ブロック・アーム(103)から間 隙を設けて終端を有し、該シリンダコア部(85)の非円形突起(112)が駆動部 材(80)の係合断面(113)へと突出することを特徴とする先の請求項のいずれ かに記載のロック装置。 9. 前記移動片(101)が、内側中間ハウジング(83)の安全ボルト(108) と協同的に機能する制御カム(107)を設けられることを特徴とする先の請求項 のいずれかに記載のロック装置。 10.前記ブロック・アーム(103)及び内側に置かれた中間ハウ ジング(83)の双方が、係合結合の方向に対して圧縮バネ(106)により作用を 受けることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のロック装置。 11.少なくとも1つのロック機構が取外し可能かつ挿入可能であることを特徴 とする先の請求項のいずれかに記載のロック装置。 12.前記キー挿入端における前記中間ハウジング(82)が、放射状に配列した 外向きにバネにより付勢されたピン(94)を設けており、このピンが外側ハウジ ング(78)の内側環状溝(95)に嵌合し、該外側ハウジング(78)が該環状溝( 95)に沿った横孔(95′)を有することを特徴とする先の請求項のいずれかに 記載のロック装置。 13.少なくとも1つのロック機構(ロック機構ボルト45)が、前記キーの移動 により変位可能な磁気ピン・ホルダ(47、48)の形態のコード変換装置を有す ることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のロック装置。 14.切欠きを設けた先行エッジ(40、40′)が、それぞれ一方のロック機構 ボルト(14、15)のみの連動ストッパ(43、44)を作動させるために、該切 欠き(41、42)が、該先行エッジにより作動されるロック機構ボルト(それぞ れ14及び15)の移動ストロークと同じ長さだけ該先行エッジ(40、40′) から後方へ延びていることを特徴とする請求項1に記載のロック装置のためのキ ー。 15.前記先行エッジ(40、40′)及び切欠き(41、42)は、中心から外れ て配置されていることを特徴とする請求項14に記載 のキー。 16.前記キー(8、9)の両面のうち1つの面に識別マーク(平面キーの描写)を 設けることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のキー。 17.前記切欠き(41、42)が、ロック・コードのない表面部分(F1′、F 2′)上に位置していることを特徴とする先の請求項のいずれかに記載のキー。
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