JPH09508543A - 経皮的に薬物を供給するクロージャ装置 - Google Patents

経皮的に薬物を供給するクロージャ装置

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JPH09508543A JP7520681A JP52068195A JPH09508543A JP H09508543 A JPH09508543 A JP H09508543A JP 7520681 A JP7520681 A JP 7520681A JP 52068195 A JP52068195 A JP 52068195A JP H09508543 A JPH09508543 A JP H09508543A
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ナッシュ,ジョン・イー
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Abstract

(57)【要約】 生体内の内部に位置する貫通可能な組織構造まで伸長する経皮切開口または穿孔(22、24)内に位置決めし、少なくとも第1の生物学的活性材料(72)を供給して生体内に取り込ませる再吸収性供給装置(20、20′)。経皮切開口または穿孔は貫通可能な構造を形成する組織内の開口(22)および開口から伸長する連絡管(24)を含む。供給装置は止血クロージャとして使用可能であり、基本的にアンカー手段(32、32′、32″、32′′′)、シール手段(30、30′)及び位置決め手段(34)、例えばフィラメントを含む。アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)は、開口(24)を通過して貫通可能な組織構造の一方の側まで導入され、これにより開口に隣接する組織の部分と係合してアンカー手段が所定位置に保持される。シール手段(30、30′)は、アンカー手段に隣接する管(24)内に導入され、位置決め手段(34)により組織のアンカー手段とは反対側の組織において位置決めするように形成され、これにより装置(20、20′)全体を経皮切開口または所定位置に保持する。第1の生物学的活性材料(72)は生体の血液に対し殆ど又は顕著な凝血効果または凝血防止効果を有しないが、少なくとも1つの顕著な生理学的効果、例えば治療的、診断的又は予防的効果を有するように選択され、また第1の生物学的活性材料は、アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)、シール手段(30)の少なくとも1つに担持される。止血クロージャとして使用されるとき、シール手段は通常の凝血剤たとえば組織トロンボプラスチンを担持してもよい。アンカー手段が血管内に位置決めされる場合、通常の非トロンボーゲン材料を担持してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 経皮的に薬物を供給するクロージャ装置 本発明は一般的に医療装置およびその使用方法に関し、さらに詳細には医薬、 薬物またはその他の生物学的活性材料を経皮的に生体内に供給して生体内に取り 込ませる装置およびその使用方法に関するものである。 発明の背景 本発明と同一の譲受人に譲渡され、かつその開示が本明細書において引用され ている、1992年3月5日付で出願された「止血穿孔クロージャシステムおよ びその使用方法」というタイトルの同時係属米国特許出願第07/846322 号において、経皮穿孔を介して血管の位置を決定しかつ血管内の経皮穿孔をシー ルするシステム、クロージャ(閉鎖体)およびその使用方法が開示されかつ請求 されている。特に本システムは、導入シースおよびそれに付属の位置決め装置、 止血穿孔クロージャおよび挿入器具を含む。位置決め装置は、導入シースが血管 内の希望位置において位置決めされることを可能にする。挿入器具は、クロージ ャを格納する管状キャリヤを含む。キャリヤは、導入シースを介して穿孔内を通 過して伸長された末端の自由端部およびそれに付属の管を有している。 クロージャは、放射線不透過性の剛性部材の形態のアンカー、圧縮コラーゲン (膠原質)プラグの形態のシール部材、及びこれらの2つをプーリ状配置に結合 する細いフィラメントを含む。キャリヤは、導入シースおよび穿孔内を通過して アンカーを突出させ、次にアンカーを引き寄せて導入シースの自由端部に当接さ せる。器具および導入シースは、次に一緒に引き出されてアンカーを引き寄せ、 これによりアンカーを動脈壁内の切開口または穿孔に隣接する組織の内面に当接 させる。さらに引き出すことによりプラグをキャリヤから穿孔管内に引き出し、 ここでプラグはアンカーに対して動脈壁の外側に隣接する位置に移動し、これに より穿孔または切開口をシールする。緊張装置はフィラメントにかかる力を制限 する。キャリヤはまたタンパ(突き固め具)をも含み、タンパは管内でプラグを 機械的に変形するのに使用される。位置決めされると急速に止血され、これによ りクロージャを所定の位置にロックする。 本出願のシステムは、同一譲受人の以前のシステム、たとえば米国特許第47 44364号(Kensey)、第4852568号(Kensey)、第4890612号 (Kensey)、第5021059号(Kenseyほか)、第5061274号(Kensey )および第5222974号(Kenseyほか)等のシステムを改良するもので、こ れらの開示もまた本明細書において引用される。 本発明と同一譲受人に譲渡されかつその開示が本明細書において引用されてい る、1993年2月3日付で出願された「血管から間隔を置いて穿孔管内に配置 されたプラグを使用する血管穿孔止血閉塞システムおよびその使用方法」という タイトルの他の同時係属米国特許出願第08/012816号において、アンカ ー手段とシール手段との間に挿入されているが血管壁内の開口から間隔を置いて 穿孔管内に設けられたスペーサ部材を有し、これによりシール手段の任意の部分 が破壊した場合にそれが血管内に入り込まないようにするクロージャを使用した システムが開示されかつ請求されている。 上記全ての特許および特許出願においてクロージャは相違しているが、クロー ジャは、全て、血管またはルーメン(管腔)、例えば動脈の内部に配置されるよ うに設けられた部分と、穿孔管すなわち皮膚の表面から動脈壁内の穿孔または切 開口まで伸長する通路内に配置される部分とを含んでいる。最近の特許および特 許出願にあっては、穿孔管内に配置される手段は、シール手段、例えば止血プラ グを含み、該シール手段はフィラメント手段を介して動脈内に配置されたアンカ ー手段に結合される。 穿孔管内に配置されたシール手段を使用するタイプのクロージャを利用する場 合、その管内の止血はシール手段内に通常の凝血剤、例えば組織トロンボプラス チンを含むことにより促進され、このことは上記特許の中の幾つかに開示されて いる。しかしながら、クロージャが動脈内の経皮切開口をシールするのに使用さ れるとき、凝血の形成を防止するために動脈の内部に配置されたアンカー部材に 非トロンボーゲン材料を塗布してもよい(上記特許の幾つかにも同様のことが説 明されている)。米国特許第5108421号(Fowler)には凝血剤または放射 線不透過性材料を含む血管プラグが開示され、国際特許出願公報第WO90/1 4796号(Van de Moer)には狭窄症防止剤を含むクロージャ要素を開示して いる。 上述した先行技術にあっては、いずれも、経皮挿入血管穿孔クロージャを、生 体の血管に対して殆ど又は顕著な凝血効果または凝血防止効果を有しないが、少 なくとも1つの顕著な生理学的効果たとえば治療的、診断的、予防的効果を有す ることがある生物学的活性材料を供給する手段として使用することを開示、示唆 してはいない。 特許文献内に種々の皮膚装着または埋込みが可能な装置が開示され、あるもの は生体内に1つまたは複数の生物学的活性材料を供給するものとして市販されて いる。たとえば米国特許第1794221号(Washburnほか)には、医薬含有パ ッドを腟内に挿入するアプリケーターが開示されている。パッドは、所定位置に 残されかつ付属の糸により除去される。米国特許第1191736号(Roberson )には、医薬を含むタンポンのアプリケーターが開示されている。米国特許第4 356572号(Guilleminほか)には、生分解性の骨のインプラント又は人工 器官が開示されているが、その組成は骨の成長を促進するだけであって遊離薬物 を含んではいない。米国特許第4606337号(Zimmermanほか)には、再吸 収性シート材料が開示され、このシート材料はトロンビンおよびフィブリノーゲ ンを使用して凝血させる層を提供することにより治療を促進させている。これは 徐放性活性物質たとえば抗生物質を含有する層を含んでもよい。米国特許第47 74091号(山平)は活性成分および生分解性のキャリヤからなる固体の棒状 または鉢状の埋込み可能な徐放性製剤を開示している。 上記の装置は概してそれらの所定の目的に対しては適切ではあるが、これらは 1つまたは複数の種々の観点から、たとえば各々の設置、広範囲の埋込み部位に 対する適用性、構造の単純性などの観点から、さらに改良の余地がある。したが って、生物学的活性材料たとえば薬物、化学薬品、ホルモン、酵素、抗体を経皮 的に供給可能な薬物供給システムに対する要望が存在している。 上記のように開示されかつ本発明と同一譲受人に譲渡された上記特許の種々の クロージャは、それらのきわめて僅かな修正によりこのような薬物供給システム として使用可能であることがわかる。特に、上記特許および特許出願のクロージ ャ は簡単な修正でそれらをとくに任意のタイプの生物学的活性材料たとえば治療的 、診断的、予防的活性材料を生体内に供給するのに適した形態にすることができ る。 発明の目的 したがって、本発明の目的は、従来の欠点を排除した供給装置およびその使用 方法を提供することである。 また、本発明の他の目的は、生体内の経皮切開口または穿孔内に位置決めし、 生物学的活性材料をそれから供給して生体内に取り込ませる供給装置を提供する ことである。 本発明のさらに他の目的は、生体内の経皮切開口または穿孔内に位置決めし、 生物学的活性材料をそれから供給して生体内に取り込ませる再吸収性供給装置を 提供することである。 本発明のさらに他の目的は、生体内の経皮切開口または穿孔をシールしかつ生 物学的活性材料をそれから供給して人体内に取り込ませる再吸収性クロージャを 提供することである。 本発明のさらに他の目的は、生体内の経皮切開口または穿孔内に位置決めして それから生物学的活性材料を供給する供給装置であって、構造が簡単で、使い方 が容易であり、低コストである、前記供給装置を提供することである。 発明の概要 本発明のこれらの種々の目的は、生体内の血管、管、ルーメン(管腔、内腔) 、器官又はその他の貫通可能な組織構造まで伸長する経皮切開口または穿孔内の 所定位置において、少なくとも第1の生物学的活性材料を供給して生体のある内 部部位に取り込ませ、これにより所望の生理学的効果を達成する再吸収性供給装 置およびその使用方法を提供することによって達成される。経皮切開口または穿 孔は、血管、管、ルーメン(管腔)、器官又はその他の貫通可能な組織構造を形 成する組織内の開口、及び該開口から伸長する連絡管を含む。 供給装置は、アンカー手段、シール手段及び位置決め手段を含む。アンカー手 段は、開口を通過して血管、管、ルーメン、器官、又はその他の貫通可能な組織 構造を形成する組織の一方の側まで導入されるように形成され、これにより該開 口に隣接する組織の部分と係合してアンカー手段が組織に対して所定位置に保持 される。シール手段は、アンカー手段に隣接する管内に導入されるように形成さ れる。位置決め手段は、アンカー手段及びシール手段に結合され、アンカー手段 とは反対側の組織上においてシール手段をアンカー手段に対して位置決めするよ うに働いて装置を所定位置に保持する。 第1の生物学的活性材料は、生体の血液に対し殆ど又は顕著な凝血効果または 凝血防止効果を有しないが、少なくとも1つの顕著な生理学的効果、例えば治療 的、診断的、予防的効果を有するように選択される。第1の生物学的活性材料は 、アンカー手段又はシール手段の少なくとも1つによって経皮切開口または穿孔 内に搬送され、該アンカー手段又はシール手段から放出されて、生体の部分内に 取り込まれ、所望の生理学的効果を達成する。 本発明の1つの態様によれば、供給装置は穿孔管をシールして止血するシール 手段を備えた止血クロージャを含む。このような配置においては、シール手段は 、通常の凝血剤、例えば組織トロンボプラスチンを担持しても、又はその中に含 んでもよく、これにより管内の止血を促進することができる。もし、クロージャ が、血管、例えば動脈内に配置されたアンカー手段と共に使用された場合、アン カー手段は、通常の非トロンボーゲン材料を担持しても、又はその中に含んでも よい。 生物学的活性材料は、任意の所望の配合のものでよく、また任意の所望の形態 をとってもよい。例えば、生物学的活性材料は、装置が経皮切開口または穿孔内 の所定の位置に位置決めされた後に所定時間経過後、該装置から放出される経時 放出剤であってもよく、又は経皮切開口または穿孔内に位置決めされた後に直ち に所定の割合で装置から放出されてもよく、あるいは装置が経皮切開口または穿 孔内に位置決めされた後に、所定の時間、所定の割合で装置から放出されてもよ い。 図面の簡単な説明 本発明のその他の目的および多くの付属利点は、添付図面と組み合わせて評価 されたときに以下の詳細説明によりさらによく理解されるので、これらの目的お よび利点は容易に評価されよう。ここで、 図1は非圧縮状態にあるシール要素を示す本発明により構成された供給クロー ジャ装置の頂面図、 図2は上記の同時係属特許出願に記載のような器具によって経皮切開口又は穿 孔内に挿入可能な圧縮状態にあるシール要素を示した図1と同様の頂面図、 図3は図1および2に示す供給クロージャ装置のアンカー要素の側立面図、 図4は図3に示すアンカー要素の頂面図、 図5は本発明により構成されたアンカー要素の代替例の斜視図、 図6は図5に示すアンカー要素の拡大側立面図、 図7は生物学的活性材料をアンカー要素から動脈内に供給するために動脈内の 経皮切開口または穿孔内に位置決めされた図1−4の供給クロージャ装置を示す 略解部分断面図、 図8は本発明により構成されたアンカー要素の他の代替例の側立面図、 図9は生物学的活性材料をシール要素から穿孔管内に供給するために動脈内の 経皮切開口または穿孔内に位置決めされた供給クロージャ装置の代替例を示す図 7と同様の略解断面図、 図10はアンカー要素の代替例の斜視図である。 好ましい実施態様の詳細な説明 同一部品には同一符号が付けられている種々の図面をより詳細に参照すると、 本発明により構成された供給装置が符号20で示されている。この供給装置20 は、生物学的活性材料を切開口または穿孔内に供給して生体内に取り込ませるた めに、皮膚から生体内に位置する貫通可能な組織まで伸長する経皮切開口又は穿 孔内に配置される。経皮切開口又は穿孔は、貫通可能な組織の開口22(図7及 び9)、例えば、血管、管、ルーメン(管腔、内腔)、器官、又は他の貫通可能 な組織構造、及び該開口22から皮膚の表面に伸長する連絡管24又は通路を含 む。 ここで、図7および9に示す好ましい実施態様においては、貫通可能な組織構 造は、動脈26からなっている。開口22は動脈の壁を貫通伸長し、したがって 開口22は動脈26の内側のルーメン28と連絡し、また穿孔管24とも連絡す る。 供給装置20及びその種々の構成部品の構造を以下に詳細に説明する。ここで は、ここに示した好ましい実施態様において、装置20は上記の特許および特許 出願のクロージャに類似のクロージャの形をなしていると説明するだけで十分で あろう。したがって、供給クロージャは、体液が穿孔管から流出しないように穿 孔管をシールするためのシール部分(後に説明する)を含む。ここで、図1−4 を参照すると、供給クロージャ20は、3つの基本要素、すなわちシール部材3 0、動脈貫通アンカー部材32及び位置決め部材34を有している。 シール部材、すなわちプラグ30は、ニュージャージー州のプレーンスボロに あるColla-Tec、Inc.,により市販されているような圧縮性および吸水性のある 発泡コラーゲンから形成された円筒部材からなり、穿孔管24をシールするよう に形成され、例えば図9に示す実施態様においては生物学的活性材料を穿孔管内 に供給するように形成されている。 アンカー部材32は、細長で、高さの低い剛性の再吸収性部材であり、この再 吸収性部材は、貫通された内部構造の内側で開口に隣接する該内部構造の組織に 対し当接されるように形成され、この開口を介して最初にクロージャを位置決め するようにアンカー部材32が既に挿入されている。アンカー部材32は、非ト ロンボーゲン再吸収性材料、例えば再吸収性ポリマーからなり、この再吸収性ポ リマーは、Medisorb Technologies International L.P.によりMEDISORBの商標で 販売されている吸収性ラクチド/グリコリドポリマーのような再吸収性縫合糸に 類似する。ストリップは、十分に剛性を有しているので、それが貫通可能な構造 たとえば動脈26内の開口22内に通されて所望の位置に挿入されると、曲がっ て最初に挿入された穿孔開口から抜けてくるのを防止するために変形に対して抵 抗力がある。 位置決め部材34は、好ましくはフィラメント、例えば再吸収性縫合糸からな り、該フィラメントは、プーリ状配置によりアンカー部材32及びシール部材3 0(コラーゲンプラグ)を連結している。したがって、図7および9に明確に示 されているように、穿孔管24から外に伸長するフィラメント34の基端部が手 前方向に引っ張られたときに、この作用によりプラグ部材30は穿孔管24内を 通過して(開口22に隣接する動脈の内面と係合している)アンカー32の方向 に移動され、これにより動脈壁の外部を閉鎖するがそれと係合はしない。実際に は、シール手段が開口22内に伸長するアンカーのドーム型部分と当接する。こ の作用によりシール部材は動脈から引き離されて保持され、ここで一部分がたと え破壊して末端部のほうに流れても穿孔管24内に流れるだけで、これによりシ ール部材は流体(体液)が穿孔管から流出しないように該穿孔管をシールして止 血することができる。 プラグ30は、図1に示す大径の形状から図2に示す小径で伸長い形状に圧縮 されるように形成されている。図2の形状において、プラグの直径は極めて小さ く、例えば1.32mmであり、したがって挿入器具(図示されていない)内に 配置して導入するのに適している。この器具は、上記の特許出願、すなわち19 92年3月3日付で出願された第07/846322号および1993年2月3 日付で出願された第08/012816号に記載されている。プラグ30は、そ の基端部に隣接するその外周の周りに伸長する環状凹部40を含む。3つの開口 42、44および46がプラグを貫通して伸長している。特に、開口42は、凹 部40に隣接して配置されており、プラグの中心線を貫通して径方向に位置して いる。開口46は、プラグの末端部に近接して配置され、プラグの中心線に対し て一方の側でプラグ内を貫通して横方向に伸長している。開口44は、開口42 及び開口44の間に配置され、プラグの中心線に対して他方の側でプラグを貫通 して横方向に伸長している。これらの開口は、フィラメント34が該開口を貫通 して伸長し、アンカー部材32をプラグ部材30に結合する通路として働き、ま たこれらの開口は、相互に間隔を設けて配置されてプラグの引裂きを防止してい る。 プラグ部材をアンカー部材に結合するこの方法は、一旦穿孔又は切開口におい て貫通可能な体内構造、例えば動脈内の所望位置にアンカー要素を位置決めする と、プラグ要素をアンカー要素の方向に移動させるのに好都合な配置に、プラグ 要素をアンカー要素に結合する働きをする。特にプラグ要素のアンカー要素との 結合は、所望の機械的効果を達成するプーリの形状に類似する。 アンカー部材32は、略平坦な頂面48(図3)と、半径方向の輪郭が付けら れた底面50と、周囲側面52とを有している。部材32の各端部は丸く形成さ れている。アンカー部材32の側面52は、頂面48からその底面50に向けて 僅かに内方にテーパを形成し、これによりプラグを製作するときのプラグの型抜 きを容易にしている。半球状のドーム型突起部54が頂面48の中心に配置され ている。ドーム54の頂面は僅かに平坦に形成されている。 円筒形開口60は、ドーム型突起部54の下側でアンカー部材32を横切って 横方向に伸長している。特に、フィラメント34は、円筒形開口60を通ってプ ラグ部材30をアンカー部材32に結合する。アンカー部材とプラグ部材との間 のプーリ状結合に関しては、フィラメント34を挿入器具の基端部内の室内(図 示されていない)の遠隔地点から横方向開口42に通し、プラグに沿って開口4 6まで下げて該開口を貫通してプラグの反対側に通し、ここからアンカー部材ま で通し、ここでフィラメント34を開口60に通すことにより達成される。この 開口60から、フィラメント34はプラグまで伸長して戻り、ここでフィラメン ト34は開口44内に入り、該開口を貫通してプラグの反対側に到達し、ここで フィラメント34は環状凹部40の周りを伸長するループ66を作って終わる。 ループは結節68により固定される。 図3および4から明らかなように、アンカー32は、その両側の丸みを有する 端部に隣接したアンカーの頂面48内に2つの室、すなわち凹部70を有する。 これらの凹部の各々は、生体に対し少なくとも1つの顕著な生理学的効果、例え ば治療的、診断的、予防的効果を有する任意の適切な生物学的活性材料72を受 け入れるように形成されている。図5のアンカーの実施態様に示すように、アン カー32′のドーム型部分54の平坦頂部に第3の凹部又は室を設けてもよい。 いずれの場合も、当業者に明らかなように、生物学的活性材料72は任意の適切 な形状を有していてもよく、例えば固体、圧縮粉末すなわちタブレット、粒子ま たは粉末、液体またはマイクロカプセル球またはペレットであってもよい。図1 −7に示す実施態様により、生物学的活性材料72は、例えばアンカーと同じ材 料の薄いフィルムからなるそれぞれのカバー74により各室70内に保持され、 薄いフィルムは付属凹部の周縁の周りのアンカー部材に熱または溶剤により固定 される。 図8に示すアンカー32″の実施態様においては、生物学的活性材料72はア ンカー部材を形成する材料全体に分散され、すなわちアンカー部材は、その内部 に材料72を含んで成形される。 図10に本発明により構成されたアンカー要素の代替例である要素32′′′ が示されている。この要素32′′′は、その端部の非対称形状、ドーム型部分 54の平坦な側部54′及びフィラメント34を受け入れる通路または開口60 ′の形状を除いて上記の要素32、32′および32″に類似している。 生物学的活性材料72を包囲するアンカー材料が再吸収性を有するいかなる場 合においても、生物学的活性材料はアンカー部材の再吸収により放出され、生体 内に取り込ませることができよう。 当業者には明らかなように、用途に応じて所望のアンカー部材を構成してもよ く、また生物学的活性材料72は供給クロージャ装置20を経皮切開口或いは穿 孔内に設置した直後に生物学的活性材料72が放出されまたは排出されるように 選んでもよく、あるいは患者の体内に挿入された後に所定時間経過後放出または 排出されるように設けてもよい。実際に、材料72の放出は直ちに行われても、 又はある時間経過後に行われてもよく、この時間経過は長くても又は短くてもよ く、また放出が開始される時間にかかわらず、所定の割合又は制御された割合で 放出されてもよい。これらの目的を達成するために、アンカー部材および/また は材料72は当業者に明らかなような種々の方法で構成することができる。 上記から明らかなように、供給クロージャ装置20が図1−7の教示に従って 構成され、アンカー部材32が動脈26、管またはその他の流体(体液)搬送ル ーメン内に位置決めされるように使用されたとき、生物学的活性材料72がアン カーから放出されると、直ちに生物学的活性材料72はそのルーメン内を流れる 流体によりすぐ近くの組織またはその位置から離れた組織に搬送される。 図9には本発明により構成される供給クロージャ装置の代替例が示され、この 供給クロージャ装置は、生物学的活性材料を直接穿孔管24内に供給し、所望す るならば、ここからさらに貫通可能な構造の組織内の開口22を通過して構造自 体、例えば動脈内に生物学的活性材料を供給する。この目的を達成するために、 図9に示す供給クロージャ装置20′は、シール部材またはプラグ30′が生物 学的活性材料72を含むことを除いては、その構造が図7の装置20に類似して いる。この場合、アンカー部材32′は生物学的活性材料72を含む必要はない (所望するならば、同一または他の生物学的活性材料を含んでもよい)。もし生 物学的活性材料をアンカー部材により生体内に搬送する必要がない場合、アンカ ー部材はいかなる凹部70を利用する必要はない。しかしながら、もし所望する ならば、アンカーは、上記特許出願第07/846322号に開示されているよ うに、凹部を使用して放射線不透過性材料をその中に保持して蛍光透視法により 供給クロージャ装置20の位置決めを容易にすることができる。実際に、アンカ ー内に凹部70が設けらて中空のまま残された場合、たとえカバー74により覆 われていても、通常の映像化技術を用いて容易に見ることができる1対の中空空 間を形成することができる。 生物学的活性材料72は、任意の方法でプラグ30内に組み込んでもよく、例 えばプラグの表面上のコーティングとして、プラグ材料内に内包された微小球ま たは微粒子として、例えばプラグおよび生物学的活性材料72を形成するコラー ゲンの発泡コラーゲンの微小繊維マトリックスとしてプラグ30内に組み込んで もよく、または当業者に明らかなような他の任意の適切な方法で組み込んでもよ い。 供給クロージャ装置20は次のように使用される。医師は装置20を含む供給 または挿入器具(図示されていない)を、患者の体内に伸長する通常の導入シー ス(図示されていない)内に挿入して、貫通されかつ生物学的活性材料が供給さ れる構造の位置まで到達させる。生物学的活性材料が動脈内に伸長する経皮切開 口または穿孔内に導入される場合、供給手順は次のとおりである。アンカー部材 32/32′が上記の特許出願に開示のように導入シースの末端部から外に押し 出され、これによってアンカー部材は動脈ルーメン(管腔)内に挿入される。次 に、挿入器具が導入シースから引き出され、アンカー部材が導入シースの末端部 に当接するときに抵抗が感じられるまで引き出される。これが生じたとき(アン カー部材が導入シースの端部に当接したときにアンカーが正しい位置にあると仮 定して)、次に挿入器具および導入シースが直ちに共に引き出される。この引出 し動作は、アンカー部材32/32′を穿孔開口22に隣接する動脈壁の内面に 係合(当接)させる。器具および導入シースをさらに引き出すと、フィラメント 34のプーリ状形状によりコラーゲンプラグ30/30′をアンカー部材32/ 32′の方向に引き寄せ、これによりプラグを穿孔に隣接する動脈の外面付近の 穿孔管24内に設置する。プラグ30/30は、動脈壁と係合しないで、むしろ アンカー部材32/32′の平坦なドーム型部分54と接触する。この部分54 は、動脈の内部から動脈壁内の開口22内へ伸長して、略開口22内を貫通する (図7および9参照)。この作用はプラグ30/30が動脈内部に引き込まれる ことを防止する。フィラメント34を引っ張ってシール部材すなわちプラグ30 /30′をアンカーのドーム54と係合させることにより、プラグ30/30′ を直径の大きい本体に変形して該プラグ30/30′を図7および9に示すよう に穿孔管24内に保持するのを補助する。さらに、プラグ30/30′は、圧縮 コラーゲン又はその他の親水性材料で形成されているので、挿入されたときに穿 孔管24内で血液の存在下で自動的に膨張し、これによりさらに拡大する。さら に、挿入器具はタンパ(つき固め器具)(図示されていない)を含み、該タンパ はフィラメント34上に装着されかつフィラメント34上で摺動可能である。 供給クロージャ装置20の挿入により、タンパもまた穿孔管内のプラグ30/ 30′の基端側へ挿入される。次に、タンパを利用して、穿孔管24内でしかも 動脈の外側で縫合フィラメント34上のコラーゲンプラグ30/30′を静かに 圧縮しかつロックする。クロージャ20は、このとき、止血コラーゲンプラグの 凝血、及びばね手段(図示されていない)によって与えられるばね張力によりロ ックされ、フィラメント34上に位置する挿入システムの一部を形成する。 アンカー32は、位置決めされた後に直ちに水を吸収しかつ加水分解により分 解を開始する。動脈壁によるアンカーの被包工程もまた開始される。約30日経 過後、アンカー材料の少量部分が残留するにすぎない。実際に、すべての要素の 再吸収は約60日後に終了する。 供給クロージャ装置20が図7に示す実施態様のように構成されかつ図示のよ うに経皮切開口または穿孔内に位置決めされたとき、アンカー部材32/32′ /32″それ自身又は室カバー74を形成する材料74が再吸収されると、生物 学的活性材料72がアンカー部材から出て符号80の矢印で図示されるように血 液の流れに乗る。生物学的活性材料は次に患者の体内に取り入れられる。供給ク ロージャ装置20が図9に示す実施態様のように構成されかつ図示のように経皮 切開口または穿孔内に位置決めされたとき、シールプラグ30′内の生物学的活 性材料72はシールプラグから排出され、符号82の矢印で図示されるように血 液によりまたは穿孔管24に隣接する組織内の他の流体(体液)の流れに乗る。 生物学的活性材料72の組成に応じて、そのあるものは開口22を貫通して動脈 の内部に流れて患者の体内の遠隔部分内に取り込まれる。もし所望するならば、 上記の同時係属特許出願第08/012816号に記載されかつ請求されるよう なスペーサ部材(図示されていない)をアンカー部材32とシール又はプラグ部 材30との間に挟んで用い、プラグ部材を動脈からさらに離してもよい。もし所 望するならば、スペーサ部材はその中に任意のタイプの生物学的活性材料72を 含むように形成してもよい。このような場合、スペーサ部材もまた生物学的活性 材料を穿孔管24内に供給して体内に取り込ませる働きをする。 上記の説明は本発明を十分に説明しているのでさらに付け加えることはなく、 これにより現在または将来の知識を適用することにより、第三者は本発明を種々 の使用条件下で使用することが可能であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AM,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,MD ,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,RO, RU,SD,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,V N (72)発明者 ナッシュ,ジョン・イー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19335, ダウニングタウン,オーク・ストリート 145 (72)発明者 エヴァンス,ダグラス アメリカ合衆国ペンシルバニア州19335, ダウニングタウン,フォックス・テイル・ レーン 202 【要約の続き】 物学的活性材料(72)は生体の血液に対し殆ど又は顕 著な凝血効果または凝血防止効果を有しないが、少なく とも1つの顕著な生理学的効果、例えば治療的、診断的 又は予防的効果を有するように選択され、また第1の生 物学的活性材料は、アンカー手段(32、32′、3 2″、32′′′)、シール手段(30)の少なくとも 1つに担持される。止血クロージャとして使用されると き、シール手段は通常の凝血剤たとえば組織トロンボプ ラスチンを担持してもよい。アンカー手段が血管内に位 置決めされる場合、通常の非トロンボーゲン材料を担持 してもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生体内の血管、管、ルーメン(管腔、内腔)、器官またはその他の貫通可 能な組織構造まで伸長する経皮切開口または穿孔(22、24)内の所定位置に 位置決めし、前記位置において少なくとも第1の生物学的活性材料(72)を供 給して前記生体のある内部部位に取り込ませ、これにより所望の生理学的効果を 達成する再吸収性供給装置であって、前記経皮切開口又は穿孔が、前記血管、管 、ルーメン、器官またはその他の貫通可能な組織構造を形成する組織内の開口( 22)および前記開口から伸長する連絡管(24)を含む再吸収性供給装置(2 0、20′)において、 前記装置(20)はアンカー手段(32、32′、32″、32′′′)、シ ール手段(30、30′)及び位置決め手段(34)を含み、前記アンカー手段 (32、32′、32″、32′′′)は、前記開口(22)を通過して前記血 管、管、ルーメン、器官またはその他の貫通可能な構造を形成する組織の一方の 側まで導入され、前記開口に隣接する前記組織の部分と係合して前記組織に対し て所定位置に保持されるように形成され、前記シール手段(30、30′)は、 前記アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)に隣接する前記管(2 4)内に導入されるように形成され、前記位置決め手段(34)は、前記アンカ ー手段(32、32′、32″、32′′′)及び前記シール手段(30、30 ′)に結合され、前記シール部材を前記アンカー手段に対して前記組織の他方の 側に位置決めするように作用して前記装置を所定位置に保持し、前記第1の生物 学的活性材料(72)は、前記生体の血液に対し殆ど又は顕著な凝血効果または 凝血防止効果を有しないが、少なくとも1つの顕著な生理学的効果を有するよう に選択され、前記第1の生物学的活性材料は、前記アンカー手段(32、32′ 、32″、32′′′)、前記シール手段(30)の少なくとも1つにより担持 され、それらから放出されて前記生体の前記部分内に取り込まれて所望の生理学 的効果を達成することを特徴とする再吸収性供給装置。 2.前記生理学的効果が治療的効果であるように前記生物学的活性材料(72 )が選択されることを特徴とする請求項1の装置(20、20′)。 3.前記生理学的効果が診断的効果であるように前記生物学的活性材料(72 )が選択されることを特徴とする請求項1の装置(20、20′)。 4.前記生理学的効果が予防的効果であるように前記生物学的活性材料(72 )が選択されることを特徴とする請求項1の装置(20、20′)。 5.前記生物学的活性材料(72)が経時放出形態であることを特徴とする請 求項1の装置(20、20′)。 6.前記生物学的活性材料(72)は前記装置が所定位置に設置された後に所 定時間経過後に前記装置から放出されることを特徴とする請求項5の装置(20 、20′)。 7.前記生物学的活性材料(72)が所定の割合で前記装置から放出されるこ とを特徴とする請求項5の装置(20、20′)。 8.前記生物学的活性材料(72)が所定の割合で前記装置から放出されるこ とを特徴とする請求項6の装置(20、20′)。 9.前記装置がクロージャ(閉塞部材)を含み、ここで前記シール手段(30 、30′)が前記穿孔管をそれから流体が排出されないようにシールして止血す ることを特徴とする請求項1の装置(20、20′)。 10.前記シール手段(30′)が通常の凝血剤の形態の第2の生物学的活性 材料を担持することを特徴とする請求項9の装置(20′)。 11.前記アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)が非トロンボ ーゲン材料の形態の第2の生物学的活性材料(72)を含むことを特徴とする請 求項9の装置(20、20′)。 12.前記アンカー手段(32′)が非トロンボーゲン材料の形態である第3 の生物学的活性材料(72)を含むことを特徴とする請求項10の装置(20′ )。 13.アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)、シール手段(3 0、30′)および位置決め手段(34)を含む再吸収性装置(20、20′) の使用方法であって、前記装置(20、20′)を生体内の経皮切開口又は穿孔 (22、24)内の所定位置に挿入することにより生体内の血管、管、ルーメン (管腔、内腔)、器官またはその他の貫通可能な組織構造内に少なくとも第1の 生物学的活性材料(72)を供給し、前記経皮切開口又は穿孔が、生体内の血管 、管、 ルーメン、器官または構造を形成する組織内の開口(22)及び前記開口から生 体の皮膚の表面まで伸長する管(24)を含む前記再吸収性装置(20、20′ )の使用方法において、 前記方法が、前記第1の生物学的活性材料(72)を供給して前記装置により 前記経皮切開口又は穿孔内に搬送するステップであって、前記第1の生物学的活 性材料(72)が前記生体の血液に対し殆ど又は顕著な凝血効果または凝血防止 効果を有しないが、少なくとも1つの顕著な生理学的効果を有するように選択さ れる前記供給搬送ステップと、前記開口(22)内を通過させて前記アンカー手 段(32、32′、32″、32′′′)を血管、管、ルーメン、器官又は貫通 可能な組織構造の内部まで導入して前記開口に隣接するこれらの組織の一部と係 合させるステップと、前記シール手段(30、30′)を前記管(24)内に導 入するステップと、前記位置決め手段(34)を前記アンカー手段と前記シール 手段との間で結合させるステップ、及び前記位置決め手段を作動して前記シール 手段を前記アンカー手段に対して所望位置に位置決めさせ、これにより前記シー ル手段を前記管に隣接する組織と係合させるステップとを具備し、前記位置に位 置決めされた後に前記第1の生物学的活性材料が前記装置から放出されて前記生 体のある内部部分内に取り込まれることを特徴とする再吸収性装置(20、20 ′)の使用方法。 14.シール手段(30、30′)を導入する前記ステップが、前記管(24 )をそれから液体が排出されないようにシールして止血するように行われること を特徴とする請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 15.シール手段(30′)に通常の凝血剤の形態の第2の生物学的活性材料 を供給し、これにより前記凝血剤が前記シール手段(30′)により前記管(2 4)内に搬送されることをさらに特徴とする請求項14に記載の再吸収性装置( 20′)の使用方法。 16.前記アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)に非トロンボ ーゲン材料の形態の第2の生物学的活性材料(72)を供給し、これにより前記 非トロンボーゲン材料が前記アンカー手段により前記血管、管、ルーメン、器官 または貫通可能な組織構造内に搬送されることを特徴とする請求項14に記載の 再 吸収性装置(20、20′)の使用方法。 17.前記アンカー手段(32、32′、32″、32′′′)に非トロンボ ーゲン材料の形態の第3の生物学的活性材料(72)を供給し、これにより前記 非トロンボーゲン材料が前記アンカー手段により前記血管、管、ルーメン、器官 または貫通可能な組織構造内に搬送されることを特徴とする請求項15に記載の 再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 18.前記第1の生物学的活性材料を放出して治療的効果を提供することを特 徴とする請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 19.前記第1の生物学的活性材料を放出して診断的効果を提供することを特 徴とする請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 20.前記第1の生物学的活性材料を放出して予防的効果を提供することを特 徴とする請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 21.前記第1の生物学的活性材料を経時放出形態で供給することを特徴とす る請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 22.前記第1の生物学的活性材料を前記装置が所定位置に挿入された後に所 定時間経過後に前記装置から放出することを特徴とする請求項13に記載の再吸 収性装置(20、20′)の使用方法。 23.前記第1の生物学的活性材料を所定の割合で前記装置から放出すること を特徴とする請求項13に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。 24.前記第1の生物学的活性材料を所定の割合で前記装置から放出すること を特徴とする請求項22に記載の再吸収性装置(20、20′)の使用方法。
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