JPH09504549A - (e)−20(22)−デヒドロビタミンd化合物 - Google Patents

(e)−20(22)−デヒドロビタミンd化合物

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JPH09504549A
JPH09504549A JP7513253A JP51325394A JPH09504549A JP H09504549 A JPH09504549 A JP H09504549A JP 7513253 A JP7513253 A JP 7513253A JP 51325394 A JP51325394 A JP 51325394A JP H09504549 A JPH09504549 A JP H09504549A
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エフ. デルーカ,ヘクター
アール. シシンスキー,ラフアエル
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C401/00Irradiation products of cholesterol or its derivatives; Vitamin D derivatives, 9,10-seco cyclopenta[a]phenanthrene or analogues obtained by chemical preparation without irradiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J71/00Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton is condensed with a heterocyclic ring
    • C07J71/0036Nitrogen-containing hetero ring
    • C07J71/0042Nitrogen only

Abstract

(57)【要約】 二重結合が、炭素20と炭素22との間の側鎖に導入されているビタミンD3類似体。前記化合物は、顕著な腸のカルシウム輸送活性を特徴とし、一方、骨からカルシウムを移動する能力では1α,25−ジヒドロキシビタミンD3よりもさらに低い活性を示す。その優先的なカルセミック活性のため、これらの化合物は、骨の形成が望まれる病気、例えば骨粗鬆症の治療に有用である。前記化合物は、比較的高いHL−60細胞の分化活性をも有していて、異常な細胞分化または細胞増殖を特徴とする病気、例えば乾癬の治療に有用なものとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】 (E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物 発明の背景 本発明は、生物学的に活性なビタミンD化合物に関する。より具体的には、本 発明は、(E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物、一般的なその製造 方法、並びに骨粗鬆症および乾癬の治療におけるその使用に関する。 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3をビタミンの活性形態として発見した ことより、選択活性を有する類似体の発見を目指してビタミンDのこのホルモン 形態の類似体が盛んに研究されている。今日まで、ほとんどまたはまったくカル シウム活性を有さないで1,25−ジヒヒドロキシビタミンD3の分化的役割を 担ういくつかの化合物が発見されている。さらに、腸のカルシウム輸送を刺激す る有意の活性を有し、骨からのカルシウムの移動に最低限の活性を有する、ほか の化合物が発見されている。24−炭素で側鎖を長くすることによるビタミンD 側鎖の修飾は、カルシウム活性の損失をもたらし、また増強されたまたは乱され ない分化活性をもたらしている。1α,25−ジヒドロキシビタミンD2の24 −メチルをエピ−立体配置に位置させると、骨からのカルシウムの移動における 活性を減少させると思われる。一方、26−炭素および27−炭素上で増大され た疎水性は、もし25−ヒドロキシルが存在するならばそのビタミンD化合物の 全活性を増大すると考えられる。 これらの公知の化合物のいくつかは、生体内および生体外で高い効力ある活性 を示し、有利な活性プロフィールを有している。したがって、これらの化合物の いくつかは、さまざまな病気、例えば、腎性骨異栄養症、ビタミンD抵抗性くる 病、骨粗鬆症、乾癬および ある種の悪性腫瘍の治療に、使用されているか、または使用を提案されている。 閉経時の女性が、骨質量の顕著な喪失を受け、最終的にオステオペニア(os teopenia)となり、これがさらには、長い骨の骨折および椎骨の自然な 圧迫骨折を起こすことが良く知られている。この病気は、一般的には閉経後骨粗 鬆症として知られていて、米国および女性の寿命が少なくとも60、70才の年 齢に到達するほとんどのほかの国で重大な医学的問題を提起する。一般的には、 骨の痛みと減退した身体的活動とをしばしば伴う病気は、減少された骨質量を徴 候とする1つまたは2つの椎骨の圧迫骨折により診断される。この病気は、カル シウムを吸収する能力の減少、性ホルモン、特にエストロゲン及びアンドロゲン の低下したレベル、並びに負のカルシウムバランスを伴うことが知られている。 骨喪失の同様な徴候は、老年の骨粗鬆症およびステロイドにより誘発される骨 粗鬆症の特徴となっていて、ステロイドにより誘発される骨粗鬆症は、ある種の 病気の状態に対する長期に渡るグルココルチコイド(コルチコ−ステロイド)治 療の認識された結果である。 この病気を治療する方法はかなり多様であるが、今日まで、完全に満足のいく 治療法は、まだ知られていない。従来の治療法は、患者にカルシウム補充物を投 与することである。しかしながら、カルシウムの補充それ自体、この病気を防ぐ または治療するのにうまくいっていない。別の従来の治療法は、閉経後の女性が 受ける骨質量の急速な喪失を防ぐのに有効であると報告されている性ホルモン、 特にエストロゲンの注射である。しかしながら、この方法は、その 可能性のある発癌性の事実により複雑なものとされている。変わりやすい結果が 報告されているほかの治療法は、多量投与量のビタミンD、カルシウムおよびフ ッ化物の組み合わせを含む。このアプローチの主な問題は、フッ化物が無層骨( woven bone)と呼ばれる構造的に健康でない骨を誘発し、さらには、 多数の副作用、例えば発生率が増大される骨折および投与された多量のフッ化物 への胃腸の反応を生じることである。提案されている別の方法は、カルシトニン を注射するかまたはホスホン酸塩を供給することにより骨吸収を遮断することで ある。 米国特許第4,255,596号は、骨質量の喪失に対する生理学的傾向を有 するまたは徴候を示す、ほ乳動物の身体の中でカルシウムの吸収または保持を増 大させるビタミンD3のさまざまな代謝産物を用いることを示唆している。前記 特許で特に挙げられている代謝産物、すなわち1α−ヒドロキシビタミンD3、 1α−ヒドロキシビタミンD2、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3、1α, 25−ジヒドロキシビタミンD2および1α,24,25−トリヒドロキシビタ ミンD3は、前記特許において権利が請求されかつ記載されている活性があり得 るとされるが、特に従来のカルシウム補充物治療法により用いらると、過カルシ ウム血症を起こすという欠点によっても特徴付けられている。したがって、骨粗 鬆症を治療するこれらの化合物の使用は、広く受け入れられてはいない。米国特 許第3,833,622号および同第3,901,928号は、それぞれ、これ らの化合物の有用性の一般的表現において骨粗鬆症の治療に対して1α−ヒドキ シビタミンD3および25−ヒドキシビタミンD3の水和物を用いることを示唆し ている。これらの 化合物の両方は、過カルシウム血症の危険を含む従来のビタミンD様の活性を示 すことが良く知られている。 米国特許第4,588,716号も、骨粗鬆症のような骨質量の喪失を特徴と する骨の障害を治療するために1α,25−ジヒドロキシ−24−エピ−ビタミ ンD2の使用を示唆している。この化合物は、腸カルシウム輸送を増大させ、新 たな骨のミネラル化を刺激するようなカルシウム代謝に影響を与えるビタミンD 様の特徴のいくつかを示す。これは、また、骨からカルシウムを移動することへ の最小の影響の利点を有する。この24−エピ化合物は、単独で投与してもよく または骨移動を誘発する化合物、例えばホルモン、または1α−ヒドロキシビタ ミンD3もしくはD2または1α,25−ヒドキシビタミンD3もしくはD2などの ビタミンD化合物と組み合わせて投与してもよい。 米国特許第5,194,431号は、骨粗鬆症の治療における24−シクロプ ロパンビタミンD2化合物の使用を開示している。また、米国特許第4,851 ,401号は、骨粗鬆症および関連する病気の治療におけるシクロペンタノ1, 25−ジヒドロキシビタミンD3化合物の使用を開示している。 骨粗鬆症の治療法を開発し、ビタミンD化合物の生物学的活性を研究するため に現在なされている活動において、側鎖の炭素20の位置が、研究されその潜在 能力が確認された。炭素20上における置換基の順番または置換パターンの変更 は、C17−C20結合のまわりの立体配座に対する最小のエネルギー位置の変化、 したがって、環システムに関する側鎖配向の変化をもたらし得る。C20上におけ る立体配座および環システムに関する側鎖の配向は、コレスタン誘 導体、特にビタミンD化合物の生物学的性質に対する重要な意義を有し得る。1 α,25−ジヒドロキシビタミンD3の結合が、環Aおよびトリエン系中さらに は側鎖中に活性中心を含むことが良く実証されている。ビタミンD中でC17−C20 結合のまわりの『正常な立体配座』を変更することは、分子内の活性中心間の 距離を変化させ、それによって、そのような化合物の活性の変化をもたらす。 発明の要約 本発明は、所望の非常に有利な生物学的活性パターンを示す、新規な(E)− 20(22)−デヒドロビタミンD化合物を提供する。これらの化合物は、1α ,25−ジヒドロキシビタミンD3のそれと比較して顕著な腸カルシウム輸送活 性を特徴とし、一方、骨からカルシウムを移動する能力に関して1α,25−ジ ヒドロキシビタミンD3よりもより低い活性を示す。よって、これらの化合物は 、そのカルシウム血症活性(calcemic activity、カルセミッ ク活性ともいう)に関して高度に特異的である。腸カルシウム輸送に関するその 優先的活性と骨での減ぜられたカルシウム移動活性は、骨の喪失が重大な関心事 である代謝性の骨の病気の治療におけるこれらの化合物の生体内投与を可能とす る。その優先的なカルセミック活性のため、これらの化合物は、骨の形成が望ま しい病気、例えば骨粗鬆症、骨軟化症および腎性骨異栄養症の治療に対する好ま しい治療薬であろう。これらの化合物は、これらの化合物を、異常な細胞分化お よび/または細胞増殖により特徴づけられる病気、例えば乾癬の治療で用いるの に特に適当なものとする比較的高いHL−60細胞分化活性をも有している。 構造的には、これらの望ましい生物学的な特性を有する化合物の 鍵となる特徴は、これらが、二重結合が炭素20と22との間の側鎖に導入され ているビタミンD3の類自体であることである。したがって、このタイプの化合 物は構造I及びIIによって特徴付けられる: 式中、Y1は、水素またはヒドロキシ保護基であってよく、R1は、水素、ヒドロ キシまたは保護されたヒドロキシを示し、そして、Rは、水素、アリール基、ア ルキル基、ヒドロキシアルキル基またはフルオロアルキル基であるか、またはR は、下記の側鎖フラグメントを示すものであってもよい: 式中、R1は、前記の定義の通りであり、R2およびR3は、アルキル、ヒドロキ シアルキルおよびフルオロアルキルからなる群からそれぞれ選択され、または一 緒になって、基−(CH2m−(ここで、mは、2〜5の値を有する整数である )を示し、R4は、水素、ヒドロキシ、フッ素、O−アシル、アルキル、ヒドロ キシアルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され、R5は、水素、 フッ素、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフルオロアルキルからなる群から 選択され、そしてnは、1〜5の値を有する整数である。 したがって、本発明は、腸のカルシウム輸送に優先的な活性を示し、骨での減 ぜられたカルシウム移動活性を示す新規化合物を提供し、骨の喪失が大きな関心 事である骨粗鬆症のような代謝性の骨の病気の治療に有用である。高度な細胞の 分化活性も、これら化合物を、異常な細胞分化および/または細胞増殖を特徴と する病気、例えば乾癬を治療するのに適したものとする。さらに具体的には、好 ましい化合物は、(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25ジヒドロキシビ タミンD3である。 本発明は、また、最終生成物の合成の間に形成される新規な中間体化合物を提 供する。構造的には、中間体化合物は、下記の一般的構造により特徴付けられる : 式中、Y1およびR1は、本明細書中で先に定義した通りである。 ほかの鍵となる中間体は、下記の一般構造により特徴付けられる: 式中、Y1およびR1は、前記の定義の通りである。 本発明の別の様相では、骨粗鬆症の特徴である骨質量の喪失が、骨質量を増加 するのに十分な量で(E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物を投与す ることにより効果的に治療され得ることが見いだされた。さらに具体的には、骨 粗鬆症を治療する方法は、 (E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物、好ましくは(E)−20( 22)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の有効量を投与する ことを含む。上記の化合物は、単独でまたは薬学的に受け入れられる他の薬剤と 組み合わせて投与される。個々の化合物自体または組み合わせて、約0.5μg /日以上約50μg/日までの投与量が、通常、有効である。この方法は、これ らの化合物の優先的な腸活性と有意的でない骨移動活性とに起因して骨質量を回 復させるであろうという明確な利点を有する。さらには、これらの化合物は、適 切な化合物の投与量が用いられるかぎり(投与レベルは、当業者に公知の方法に より監視されるように被験者の応答に依存して調節されるだろうことを理解して いるものとして)、前記化合物が毎日連続的に投与されても過カルシウム血症を 有利にも起こさない。 (E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物、例えば(E)−20(2 2)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の指示された投与量の 投与を含む上記の方法は、骨質量の回復または維持に有効であり、そしてそれに よって、骨粗鬆症の各種の形態、例えば閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症、およ びステロイドで誘発される骨粗鬆症を治療または予防する新規な方法を提供する 。この方法が、骨質量の喪失が指標であるような、ここに列記した以外の疾病の 状態の予防または治療に対する容易な適用を見いだすであろうことは明白であろ う。 本発明のさらに別の様相では、乾癬のごとき病気の特徴である異常な細胞分化 および/または細胞増殖が、そのような病気を治療するのに十分な量の(E)− 20(22)−デヒドロビタミンD化 合物の投与により効果的に治療され得ることが見いだされた。さらに具体的には 、乾癬を治療する方法は、有効量の(E)−20(22)−デヒドロビタミンD 化合物、好ましくは(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキ シビタミンD3の投与を含んでなる。上記の化合物は、単独でまたは薬学的に受 け入れられる他の薬剤と組み合わせて投与される。個々の化合物自体または組み 合わせて、約0.5μg/日以上50pg/日までの投与量が、通常、有効であ る。この方法は、この方法がそのような病気を治療し、さらにこれらの化合物が 、適切な化合物投与量が用いられるかぎり(投与レベルは、当業者に公知の方法 により監視されるように被験者の応答に依存して調節されるだろうことを理解し ているものとして)、前記化合物が毎日連続的に投与されても過カルシウム血症 を有利にも起こさないという明確な利点を有する。 発明の詳細な説明 本明細書および請求の範囲では、用語『ヒドロキシ保護基』とは、後続する反 応の間、ヒドロキシ官能基の保護に通常用いられる基に関し、例えば、アシルま たはアルキルシリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメ チルシリルおよび類似のアルキル化シリル基など)、またはアルコキシアルキル 基(メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエトキシメチル、テトラヒドロ フラニルまたはテトラヒドロピラニルなど)が挙げられる。『保護されたヒドロ キシ』は、前記ヒドロキシ保護基の1つにより誘導されたヒドロキシ官能基であ る。『アルキル』は、すべての異性体を含む直鎖または分岐した炭素数1〜10 個の炭化水素基を意味し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ チル、イ ソブチル、ペンチルなどであり、用語『ヒドロキシアルキル』および『フルオロ アルキル』は、それぞれ、1つまたはそれ以上のヒドロキシ基またはフルオロ基 により置換されたアルキル基に関する。用語『アシル』は、すべての異性体を含 む1〜6個の炭素を有するアルカノイル基を意味し、例えば、ホルミル、アセチ ル、プロピオニルなど、または、アロイル基(ベンゾイル、ニトロベンゾイルま たはハロベンゾイルなど)、またはジカルボキシルアシル基(オキサリル、マロ ニル、スクシノイル、グルタロイル、またはアジポイルなど)である。用語『ア リール』は、フェニル置換フェニル基、アルキル置換フェニル基、ニトロ置換フ ェニル基またはハロ置換フェニル基を意味する。C−20およびC−22の置換 基に対する波線は、これらの置換基がRまたはS立体配置のいずれかを有するこ とを示す。 本発明の治療法で有用なビタミンD化合物は、(E)−20(22)−デヒド ロビタミンD化合物、好ましくは(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25 −ジヒドロキシビタミンD3である。上記の化合物は、単独で投与されてもまた はほかの薬学的に受け入れられる薬剤と組み合わせて投与されてもよい。 (E)−20(22)−デヒドロビタミンD化合物またはその組み合わせは、 滅菌非経口溶液として注射によりまたは静脈内的に、または経口投与の形態とし て消化管により、または経皮的に、または坐薬によりまたは局所的処方により容 易に投与される。化合物自体またはほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合 物との組み合わせで(組み合わせ中の化合物のそれぞれの割合は、対象とした当 該病気の状態並びに所望の骨のミネラル化および/または骨の移動 の程度に依存する)約0.5マイクログラム〜約50マイクログラムを一日あた りとした投与量が、通常、本発明の実施に有効である。すべての場合に、十分な 量の化合物が骨質量の回復に使用されるべきである。一日当たり約50マイクロ グラムを越える量またはほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物との前記 化合物の組み合わせは、所望の結果を達成するのに通常不必要であり、過カルシ ウム血症を起こし、また、経済的に堅実な実施ではないであろう。実際には、病 気状態の治療処置が所望の目的である時にはより高い投与量が用いられ、一方、 より低い投与量が予防の目的で通常用いられ、一定の症例で投与される特定の投 与量は、投与される特定の化合物、治療される病気、被験者の状態および薬の活 性または被験者の応答を変え得るほかの重要な医学的事実に従って、当業者に良 く知られているように、調節されることが理解されるものとする。例えば、有効 であるためには、(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキシ ビタミンD3化合物は、0.5〜50μg/日の投与範囲で好ましくは投与され る。一般的には、本分野で良く知られているように、毎日一回の投与または毎日 分割された複数回の投与が用いられる。 さまざまな化合物の投与形態が、本分野で良く知られているように、無毒な薬 学的に受け入れられる担体と化合物を組み合わせて調製され、即放出性処方物ま たは遅放出性の処方物が得られる。そのような担体は、固体または液体でもよく 、例えば、コーンスターチ、ラクトース、ショ糖、落花生油、オリーブ油、ごま 油およびプロピレングリコールなどである。固体の担体が用いられるなら、化合 物の投与形態は、錠剤、カプセル、粉体、トローチまたはロゼン ジ(甘味入り錠剤)とすることができる。液体担体が用いられるなら、軟質ゼラ チンカプセル、またはシロップまたは液体懸濁物、エマルジョンまたは溶液を投 与形態とすることができる。投与形態は、また、補助薬例えば保存剤、安定剤、 湿潤剤、乳化剤、溶液化促進剤などを含んでいてもよい。それらは、また、ほか の薬学的に価値のある物質を含んでいてもよい。 局所投与に適した処方物には、液体または半液体の処方物、例えば、塗布薬、 ローション、アプリカント(applicant)、水中油エマルジョンまたは 油中水エマルジョン例えばクリーム、軟膏またはペースト;または溶液もしくは 懸濁物、例えば点滴剤;またはスプレーとしたものがある。 本発明の局所組成物は、好ましくはクリーム、ローション、軟膏などとして、 適当な担体の選択により処方される。適当な担体には、植物油、鉱油、白色ワセ リン(白色ソフトパラフィン)、分岐鎖脂肪もしくは油、動物性脂肪および高分 子量アルコール(C12より大きいもの)がある。好ましい担体は、有効成分が可 溶なものである。乳化剤、安定化剤および酸化防止剤も、所望により、着色剤ま たは着香剤とともに、含まれていてもよい。 局所クリームは、好ましくは鉱油、自己乳化性密ろうおよび水の混合物から処 方され、この混合物では、少量の油、例えばアーモンド油に溶解させてある有効 成分を混合してある。そのようなクリームの典型的な例は、約39部の水、約2 0部の密ろう、約40部の鉱油および約1部のアーモンド油を含むものである。 局所軟膏は、植物油、例えばアーモンド油中の有効成分の溶液を温ソフトパラ フィンと混合してから、この混合物を冷却することに より処方される。そのような軟膏の典型的な例は、約30重量%のアーモンド油 および約70重量%の白色ソフトパラフィンを含むものである。 局所ローションは、有効成分を適当な高分子量アルコール、例えばプロピレン グリコールまたはポリエチレングリコールに溶解させることにより都合よくつく ることができる。 本発明は、以下の例により、より具体的に説明するが、それらの例は、合成の 方法とそれにより得られる新規な化合物、最終生成物および中間体の説明のみ意 味するものである。これらの例では、アラビア数字(例えば、化合物1、2、3 、...など)により区別した特定の化合物は、プロセススキーム中でそのよう に番号をつけた構造を指す。新規化合物に特有の生物学的特徴、例えば、代謝性 の骨の病気および乾癬の治療におけるこれらの化合物の応用に対する基礎として 役立つ特徴を説明する例を追加的に示す。 化合物の製造 上記の基本的な構造を有する20(22)−デヒドロビタミン類似体の製造は 、構造IIIまたはIVのジエン保護された誘導体、またはY1およびR1が上記 定義の通りである一般構造V〜VIIIのビタミンD化合物から出発して達成さ れる。 C−22アルデヒドIII、VおよびVIと、構造RMgX(Rは前記定義の通 り、X=ハロゲン)を有するアルキルマグネシウムハライドまたは構造RLi( Rは前記定義の通り)を有するアルキルリチウム試薬との適切な不活性溶剤中で の反応は、一般式IX、XおよびXI(Y2=H)の22−ヒドロキシ化合物を 与える。 すべての残りのヒドロキシ基が保護されている22−ヒドロキシ中間体IX、 XおよびXI(Y2=H)は、次に、直接、脱水されて、それぞれ20(22) −デヒドロ類似体XII、IおよびIIにされる。 C−20アルコールの脱水プロセスは、一般的に側鎖オレフィン異性体の混合物 を与えることが周知である[(例えば、W.R.Nessら、J.Org.Ch em.,41,3929(1976)を参照]。したがって、ヒドロキシ化合物 IX、XおよびXIを適当な溶剤(例えば、ピリジン)中で、アルキル−または アリールスルホニルハライド(例えば、塩化メタンスルホニル、塩化p−トルエ ンスルホニル)と反応させて、対応する22−O−アルキル−またはアリールス ルホニル誘導体(上記の構造IX、XまたはXIを有する化合物;式中、Y2は アルキル−SO2−またはアリール−SO2−である。)を得ることが有利である 。次にこれらの化合物を、スルホネートエステル1,2脱離プロセスを促進する 適切な反応条件下にさらす(例えば、NaJによる処理、ピリジン、DBU、D BNまたはほかの塩基との反応、アルミナ(Al23)カラム上での反応など) 。これらの脱離反応は、(E)−20(22)−化合物I、IIおよびXIIの 満足な収率を与える。塩基性条件下にさらした付加物XIIは、次に、5,7− ジ エンステロイドに変換され、これはさらにUV光線の照射と熱異性体化からなる 周知の工程を経るとIを与える。 別法として、20−ケトンIV、VIIおよびVIIIをホスフィンオキサイ ド (Rは上記に定義した通り、X=ハロゲン)から調製したホスフィノキシカルバ ニオンまたは一般式 を有するトリフェニルホスホニウム塩から生成したアルキリデンホスホランとウ イッティヒ(またはウイッティヒ−ホーナー)反応させ、それぞれ対応する(E )−20(22)−デヒドロ化合物XII、IおよびIIを得てもよい。20− ケトステロイドとのウイッティヒ−型の反応が、(E)立体配置を有する20( 22)−不飽和生成物をもっぱら与えることは周知である[例えば、S.R.S howら、J.Org.Chem.,44、3760(1979)を参照]。 プロセスの次の工程は、ヒドロキシ保護基の除去を含み、上記のビタミンD構 造IおよびII(ここでY1は水素であり、R1は水素またはヒドロキシルであっ てよい)により表される遊離ヒドロキシ化合物を生じる。所望なら、5,6−シ ス化合物I、V、VIIおよびXは、ヨウ化物を触媒とした公知の異性化プロセ ス[A.Verloopら、Rec.Trav.Chim.Pays−Bas 78 、1004(1959)を参照]によりそれぞれ対応する 5,6−トランス対応物(およびその逆)II、IV、VIIIおよびXIに容 易に変換される。 例I ブロモ化合物Aから誘導されるグリニヤール試薬とのPTAD保護ジエン−アル デヒド1の反応(スキームI) 公知の4−ブロモ−2−メチル−2−トリエチルシリロキシ)ブタンA(28 1mg、1mmol)の無水エーテル(0.5ml、触媒量のヨウ素を含む)中 の溶液を、無水エーテル(0.5ml)中のマグネシウム粉末(29mg、1. 2mmol;〜50メッシュ、アルドリッチ(Aldrich))の攪拌混合物 に、室温でアルゴン下、時々35℃に加温しながら滴下した。添加を完了した後 、混合物を1時間室温で攪拌し、さらに、30分間40℃で攪拌した。次にこれ を0℃で冷却してから、無水THF(0.5ml、0℃に冷却)中の公知のPT AD保護ジエン(20S)−C−22アルデヒド1(123mg、0.2mmo l)の溶液を滴下した。混合物を20分間0℃で攪拌し、さらに、1時間室温で 攪拌した後、NH4Cl(2ml)の水溶液で反応を停止してから、ベンゼン( 20ml)で希釈した。有機層を分離し、食塩水及び希NaHCO3で洗浄し、 乾燥(NaSI4)し、蒸発させた。溶離剤としてヘキサン中の20%酢酸エチ ルを用いた残渣のフラッシュクロマトグラフィーにより、泡状の純粋な(22S )−アルコール2(135mg、83%)を得た:1H−NMR(CDCL3、5 00MHz):δ0.084および0.106(3Hおよび3H、それぞれs、 2xSiMe)、0.578(6H、q、J=8Hz、3xSiCH2)、0. 813(3H、s、18−H3)、 0.885(9H、s、Si−t−Bu)、0.936(3H、d、J=7.7 Hz、21−H3)、0.944(9H、t、J=8Hz、3xSiCH 2CH3 )、0.968(3H、s、19−H3)、1.222(6H、br s、26 −および27−H3)、3.12(1H、dd、J1=14.2Hz、J2=5. 1Hz、9α−H)、3.65(1H、m、22−H)、4.40(1H、br m、3α−H)、6.20および6.38(2H、それぞれd、J=8.2H z、6−および7−H)、7.3〜7.5(5H、br m、Ar−H);MS m/z(相対強度(rel intensity))819(M+、19)、 762(48)、644(M+−RDA、74)、497(61)、119(P hNCO、100)。 例2 塩化p−トルエンスルホニルとの22−ヒドロキシPTAD−保護−ジエン2の 反応 乾燥ピリジン(200μl)中のアルコール2(75mg、0.093mmo l)の溶液に、新たに再結晶させた塩化p−トルエンスルホニル(49mg、0 .26mmol)を加え、反応を64時間4℃で行った。反応混合物を、攪拌し ながら、氷/飽和NaHCO3に注いだ。40分間の攪拌後、水性懸濁物を、1 :1(v/v)ベンゼン/エーテル(3x10ml)で抽出した。抽出物を一緒 にして、飽和NaHCO3、水、飽和CuSO4、さら に、再度水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、蒸発させた。油状の帯黄色の残渣 (定量的な収率)が、次の合成段階に用いるのに十分な純度であった。トシレー ト3の分析サンプルは、ヘキサン中の10%酢酸エチル(Rv16ml)を用い たHPLC精製(Zorbax−Silicaカラム 6.2mmx25cm) の後に得られた:1H−NMR(CDCl3、500MHz):δ0.089およ び0.108(3Hおよび3H、それぞれs、2xSiMe)、0.537(6 H、q、J=7.9Hz、3xSiCH2)、0.723(3H、s、18−H3 )、0.887(9H、s、Si−t−Bu)、0.921(9H、t、J=7 .9Hz、3xSiCH2CH3)、〜0.94(3H、d、J=7Hz、21− H3)、0.943(3H、s、19−H3)、1.123および1.157(3 Hおよび3H、それぞれs、26および27−H3)、2.43(3H、s、A r−Me)、3.13(1H、dd、J1=14.2Hz、J2=5.0Hz、9 α−H)、4.39(1H、br m、3α−H)、4.49(1H、t、J= 7.0Hz、22−H)、6.18および6.30(2H、それぞれd、J=8 .3Hz、6−および7−H)、7.3〜7.5(7H、br m、Ar−H) 、7.79(2H、d、J=8.2Hz、Ar−H)。 例3 22−トシルオシキPTAD−保護ジエン3のヨウ化ナトリウムとの反応 1:1(v/v)アセトン/2−ブタノン(200μl)中のトシレート3( 4.9mg、5μl)の攪拌した溶液に、炭酸カルシウム(1mg、10μmo l)を加えてから、ヨウ化ナトリウム(3.7mg、25μmol)をさらに加 えた。得られた混合物を攪拌し、80時間55℃でアルゴン下に加熱したところ この時間までに出発原料は残っていなかった。この反応混合物を水(10ml) に注ぎ、酢酸エチル(2x10ml)で抽出した。一緒にした有機層を、1%N a2SO3と水で洗浄してから、乾燥(Na2SO4)して、蒸発させた。残渣は、 溶離剤としてヘキサン中の3%酢酸エチルを用いた分取HPLC(6.2mmx 25cm Zorbax−Silicaカラム)により分離した。純粋な(E) −20(22)−デヒドロ化合物4(2.2mg、55%;53mlで集められ た)が泡状物として得られた。1H−NMR(CDCl3、500MHz):δ0 .087および0.109(3Hおよひ3H、それぞれs、2xSiMe)、0 .571(6H、q、J=8Hz、3xSiCH2)、0.658(3H、s、 18−H3)、0.888(9H、s、Si−t−Bu)、0.950(9H、 s、26−および27−H3)、1.639(3H、s、21−H3)、3.13 (1H、dd、J1=14.1Hz、J2=5.1Hz、9α−H)、4.40( 1H、br m、3α−H)、5.23(1H、t、J=7.0Hz、22−H )、6.19および6.36(2H、それぞれd、J=8.3Hz、6−および 7−H)、7.3−7.5(5H、br m、Ar−H);MS m/z(相対 強度)801(M+、<1)、626(M+ −RDA、100)、479(77)、119(PhNCO、58)。 化合物4が、(E)−20(22)−デヒドロビタミンD3の直接の先駆体で ある。 例4 ピリジン中でのp−トルエンスルホネートエステル3の脱離 乾燥ピリジン(200μl)中のトシレート3(1mg、1μmol)の溶液 を48時間70℃でアルゴン下加熱した。溶剤を蒸発させてから、残渣を酢酸エ チル中に取り、その溶液を飽和CuSO4、水および飽和NaHCO3で洗浄して から、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。ヘキサン中の3%酢酸エチルを用 いた残渣のHPLC分離(6.2mmx25cm Zorbax−Silica カラム)により、オレフィン4(0.29mg、35%;52mlで収集)を得 た。 例5 ブロモ化合物Aから誘導したグリニヤール試薬とのビタミンD C−22アルデ ヒド5の反応 無水エーテル(0.3ml)中の4−ブロモ−2−メチル−2−トリエチルシ リロキシ)ブタンA(94mg、0.33mmol) の溶液を、無水エーテル(0.2ml)中のマグネシウム粉末(9.7mg、0 .4mmol;〜50メッシュ、アルドリッチ)の攪拌混合物に、室温でアルゴ ン下、時々35℃に加温しながら、滴下した。添加を完了した後、混合物を15 分間室温で攪拌し、さらに、30分間40℃で攪拌した。次にこれを0℃に冷却 し、無水エーテル(0.3ml、0℃に冷却)中の公知の(20S)−C−22 ビタミンアルデヒド5[(32mg、0.056mmol:A.Kutnerら 、J.Org.Chem.53,3450(1988)参照]の溶液を滴下した 。この混合物を20分間0℃で攪拌し、さらに75分間室温で攪拌した後、NH4 Cl(2ml)の水溶液で反応を停止し、4:1(v/v)のベンゼン/エー テル(20ml)で希釈した。有機層を分離し、食塩水及び希NaHCO3で洗 浄し、乾燥(Na2SO4)し、蒸発させた。TCLおよびHPLC対照(con trol)は2種の可能な異性体のうちの1つ(22S)だけの形成を示した。 純粋な(22S)−ヒドロキシビタミンD誘導体6が、溶離剤としてヘキサン中 の3.5%酢酸エチルを用いた分取HPLC(Zorbax−Silicaカラ ム 6.2mmx25cm)により無色の油状物(31mg、75%)として得 られた;30mlにおけるピークが集められた。UV(EtOH)λmax264 nm、λmin225nm、A264/A265=1.6;1H−NMR(CDCL3、5 00MHz):δ0.062(12H、br s、4xSiMe)、0.546 (3H、s、18−H3)、0.583(6H、q、J=8Hz、3xSiCH2 )、0.887(18H、s、2xSi−t−Bu)、0.920(3H、d、 J=6.4Hz、21−H3) 0.947(9H、t、J=8Hz、3xSiCH 2CH 3)、1.221および 1.225(3Hおよび3H、それぞれs、26−および27−H3)、2.8 3(1H、br d、J=12.5Hz、9β−H)、3.63(1H、m、2 2−H)、4.19(1H、m、3α−H)、4.37(1H、m、1β−H) 、4.87および5.18(1Hおよび1H、それぞれs、19−H2)、6. 02(1H、d、J=11.2Hz、7−H)、6.24(1H、d、J=11 .2Hz、6−H);MS m/z(相対強度)774(M+、15)、642 (43)、75(100):C45864Si3に対する正確な質量(理論値)7 74.5834、実測値774.5850。 例6 塩化p−トルエンスルホニルとの22−ヒドロキシビタミンD化合物6の反応 乾燥ピリジン(100μl)中のアルコール6(28mg、0.036mmo l)の溶液に、新たに再結晶させた塩化p−トルエンスルホニル(20mg、0 .10mmol)を加え、反応を64時間4℃で行った。反応混合物を、攪拌し ながら、氷/飽和NaHCO3に注いだ。攪拌40分後、水性懸濁物を、4:1 (v/v)ベンゼン/エーテル(3x10ml)で抽出した。抽出物を一緒にし て、飽和NaHCO3、水、飽和CuSO4、さらに、水の順で洗浄し、乾燥(N a2SO4)してから、蒸発させた。油状 の帯黄色の残渣が、溶離剤としてヘキサン中の2%酢酸エチルを用いた分取HP LC(Zorbax−Silicaカラム 6.2mmx25cm)により精製 された。純粋なトシレート7が、無色の油状物として得られた:UV(ヘキサン )λmax264nmおよび223nm、λmin238nm:1H−NMR(CDC l3、500MHz):δ0.059および0.067(6Hおよび6H、それ ぞれs、2xSiMe2)、0.479(3H、s、18−H3)、0.528( 6H、q、J=8Hz、3xSiCH2)、0.877(18H、s、2xSi −t−Bu)、0.915(9H、t、J=8Hz、3xSiCH 2CH 3)、0 .929(3H、d、J=6.0Hz、21−H3)、1.103および1.1 41(3Hおよび3H、それぞれs、26−および27−H3)、2.43(3 H、s、Ar−Me)、2.80(1H、br d、J=12.3Hz、9β− H)、4.19(1H、m、3α−H)、4.38(1H、m、1β−H)、4 .58(1H、t、J=7.1Hz、22−H)、4.86および5.19(1 Hおよび1H、それぞれs、19H)、5.99(1H、d、J=11.2Hz 、7−H)、6.22(1H、d、J=11.2Hz、6−H)、7.32(2 H、d、J=8Hz、Ar−H)、7.80(2H、d、J=8Hz、Ar−H );MS m/z(相対強度)928(M+、1)、796(2)、756(3 )、664(3)、624(47)、492(27)、173(100):C52 926Si3Sに対する理論値928.5922、実測値928.5895。 例7 ビタミンD22−p−トルエンスルホネート7のヨウ化ナトリウムとの反応 1:1(v/v)アセトン/2−ブタノン(200μl)中のトシレート7( 4.6mg、5μl)の攪拌した溶液に、炭酸カルシウム(1mg、10μmo l)を加えてから、ヨウ化ナトリウム(3.7mg、25μmol)をさらに加 えた。得られた混合物を攪拌し、100時間45℃で暗所でアルゴン下に加熱し たところこの時間までに出発原料は残っていなかった。この反応混合物を水(1 0ml)に注ぎ、酢酸エチル(2x10ml)で抽出した。一緒にした有機層を 、1%Na2SO3及び水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、次いで蒸発させた。 反応混合物の最終的な処理(work up)およびそれに続くクロマトグラフ ィーによる分離を、実験室内の抑制された光を用いて行った。生成物の混合物は 、溶離剤としてヘキサン中の0.1%酢酸エチルを用いた分取HPLC(6.2 mmx25cm Zorbax−Silicaカラム)により分離された。主生 成物8(Rv 34mlにおけるピーク)が単離され、同じ溶剤系(リサイクル モード)でHPLCにより再精製されて、分析的に純粋な物質(1.2mg、3 2%)を得た:UV(ヘキサン)λmax265.0nm、λmin228.5nm( A265/A228=1.7):1H−NMR(CDCl3、500MHz):δ0.0 63および0.072(6Hおよび6 H、それぞれs、2xSiMe2)、0.403(3H、s、18−H3)、0. 567(6H、q、J=8Hz、3xSiCH2)、0.884(18H、s、 2xSi−t−Bu)、0.946(9H、t、J=8Hz、3xSiCH 2 3 )、1.264(6H、br s、26−および27−H3)、1.630( 3H、s、21−H3)、2.84(1H、br d、J=12.8Hz、9β −H)、4.19(1H、m、3α−H)、4.38(1H、m、1β−H)、 4.87(1H、s、19−H2の1つ)、5.19(2H、m、19−H2およ び22−Hの1つ)、6.02(1H、d、J=11.2Hz、7−H)、6. 24(1H、d、J=11.2Hz、6−H);MS m/z(相対強度)75 6(M+、12)、624(31)、248(47)、117(100):C45 843Si3に対する理論値756.5728、実測値756.5707。 例8 (E)−20(22)−デヒドロ化合物8中のヒドロキシル基の脱保護 無水メタノール(200μl)中でスラリーとしたAG 50W−X4オン交 換樹脂(15mg、メタノールであらかじめ洗浄した)を、無水ベンゼン(40 μl)中の保護されたトリオール8(0.93mg、1.22μmol)の溶液 へ加えた。この混合物を室温で13時間アルゴン下で激しく攪拌してから、1: 1 (v/ v)エーテル/酢酸エチル(1ml)で希釈した。溶液をデカントしてから、分 液漏斗に移し、この樹脂を1:1エーテル/酢酸エチル(2x2ml)で洗浄し た。一緒にした有機相を、それぞれ5nlの食塩水、1%Na2SO3、飽和Na HCO3、さらに再び食塩水で洗浄してから、乾燥(Na2SO4)し、次いで蒸 発させた。溶離剤として1:1(v/v)ヘキサン/酢酸エチルを用いたHPL C(6.2mmx25cm Zorbax−Silicaカラム)により生成物 を精製して結晶性トリオール9(337μm、66%;Rv59mlで溶離され た)を得た:UV(EtOH)λmax265.0nm、λmin228.5nm(A265 /A228=1.8):1H−NMR(CDCl3、500MHz):δ0.42 4(3H、s、18−H3)、1.231(6H、br s、26−および27 −H3)、1.651(3H、s、21−H3)、2.84(1H、br d、J =12.2Hz、9β−H)、4.23(1H、m、3α−H)、4.44(1 H、m、1β−H)、5.00(1H、s、19−H2の1つ)、5.23(1 H、t、J=7.1Hz、22−H)、5.33(1H、s、19−H2の1つ )、6.03(1H、d、J=11.3Hz、7−H)、6.38(1H、d、 J=11.3Hz、6−H);MS m/z(相対強度)414(M+、8)、 396(M+−H2O、15)、378(M+−2H2O、10)、152(37) 、134(100):C27423に対する理論値414.3134、実測値4 14.3138。 生物学的活性 ラットに、1週間、正常(normal)カルシウムおよび正常リン食餌(0 .47%Ca、0.3%P)を与え続けてから、実験期間中、−Ca食餌(0. 02%Ca)に切り替えた。ビタミンD化合物を、エタノールとプロピレングリ コール(5%:95%)の混合物に懸濁させ、6日間、毎日、腹腔内投与した。 6日後、ラットを殺し、十二指腸を、血清カルシウム(骨カルシウム移動)、 及び反転腸包技術(everted intestinal sac tech nique)(Martin & DeLuca,1967)による腸カルシウ ム輸送の測定に用いた。テストは、1,25−ジヒドロキシビタミンD3標準に 対して行い、その結果を表1にまとめた。 結果は、(E)−20(22)−デヒドロ−1,25−ジヒドロキシビタミン D3化合物は、化合物の血清カルシウムレベルが1α,25−ジヒドロキシビタ ミンD3で見られるよりも低いので、投与量が10倍大きいにもかかわらず、骨 からのカルシウム移動において1,25−ジヒドロキシビタミンD3よりも活性 ではないことを示している。しかしながら、(E)−20(22)−デヒドロ− 1,25−ジヒドロキシビタミンD3化合物は非常に著しい腸カルシウム輸送活 性を有している。したがって、腸カルシウム輸送に関する優先的な活性と骨での 減少したカルシウム移動活性とを示すことにより、これらの化合物は、骨の喪失 が重大な問題である骨粗鬆症、骨軟化症および腎性骨異栄養症などの病気の治療 に対する好ましい薬剤であることを示唆する。 HL−60細胞での分化の測定 HL−60細胞(ヒト白血病細胞)での分化の測定は、DeLucaらの米国 特許第4,717,721号に記載された一般的な手順に従って行った。表2に 示すように、分化の程度は、標準的な検定、すなわちNBT還元により評価し、 その結果を、ビタミンD化合物のさまざまな濃度での治療に応答して生じた分化 した細胞のパーセントで示してある。 この検定の結果を表2に示す。新規な類似体が培養物中でHL−60細胞の分 化を起こすのに1,25−(OH)23自体とほぼ等しく活性であることが明白 である。 治療の目的によって、本発明の新規な化合物は、本分野で知られている通常の 方法に従って、無害な溶剤の溶液として、または適当な溶剤もしくは担体中のエ マルジョン、懸濁物もしくは分散物として、または固体の担体とともにピル、錠 剤もしくはカプセルとして薬学的用途に応じて処方される。そのような処方物は 、ほかの薬学的に受け入れられる無害な賦形剤たとえば安定剤、酸化防止剤、結 合剤、着色剤、乳化剤または味の調節剤を含んでいてもよい。 前記化合物は、経口投与、局所投与、非経口(腸管外)投与、または経皮的投 与される。前記化合物は、有利には、注射により、または適当な滅菌溶液の静脈 内注入により、または液体薬または固体薬の形態で消化管を通じて、またはクリ ーム、軟膏、パッチ、もしくは経皮的適用に適当な同様のビヒクルの形態で投与 される。前記化合物0.5μg〜50μg/日の投与量が治療の目的に適当であ り、この投与量は、治療されるべき病気、その程度および被験者の応答に応じて 、本分野で良く理解されているように、調節される。新規化合物が作用の特異性 を示すので、それぞれの化合物は、カルシウム輸送を刺激することだけが望まれ る場合には適当に単独で投与され、あるいはある程度の骨ミネラル移動(カルシ ウム輸送刺激とともに)が有利と見られる場合には、段階的な投与量の別の活性 なビタミンD化合物(例えば1α−ヒドロキシビタミンD2もしくはD3、または 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3)と一緒に投与される。 本発明を実施する種々の態様が、本発明とみなされる主題を特に指摘しかつ明 確に請求する下記請求の範囲の範囲内として企図されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式を有する化合物。 (式中、Y1は、水素またはヒドロキシ保護基であってよく、R1は、水素、ヒド ロキシまたは保護されたヒドロキシを示し、そして、Rは、水素、アリール基、 アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはフルオロアルキル基であるか、または Rは、下記の側鎖フラグメントを示すものであってもよい: 式中、R1は、前記の定義の通りであり、R2およびR3は、アルキル、ヒドロキ シアルキルおよびフルオロアルキルからなる群からそれぞれ選択され、または一 緒になって、基−(CH2m−(こ こで、mは、2〜5の値を有する整数である)を示し、R4は、水素、ヒドロキ シ、フッ素、O−アシル、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフルオロアルキ ルからなる群から選択され、R5は、水素、フッ素、アルキル、ヒドロキシアル キルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され、そしてnは、1〜5の値 を有する整数である。) 2.(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 。 3.請求項1記載の少なくとも1つの化合物を薬学的に受け入れられる賦形剤 とともに含む薬学的組成物。 4.(E)−20(22)−デヒドロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 を約0.5μg〜約50μgの量で含む請求項3の薬学的組成物。 5.下記式 (式中、Y1は、水素またはヒドロキシ保護基であってよく、R1は、水素、ヒド ロキシまたは保護されたヒドロキシを示し、そして、Rは、水素、アリール基、 アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはフルオロアルキル基であるか、または Rは、下記の側鎖フラグメントを示すものであってもよい: 式中、R1は、前記の定義の通りであり、R2およびR3は、アルキル、ヒドロキ シアルキルおよびフルオロアルキルからなる群からそれぞれ選択され、または一 緒になって、基−(CH2m−(ここで、mは、2〜5の値を有する整数である )を示し、R4は、水素、ヒドロキシ、フッ素、O−アシル、アルキル、ヒドロ キシアルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され、R5は、水素、 フッ素、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフルオロアルキルからなる群から 選択され、そしてnは、1〜5の値を有する整数である。) を有する化合物の有効量を患者に投与することを含んでなる乾癬の治療方法。 6.化合物が局所的に投与される請求項5の方法。 7.化合物が、1日当たり0.5μg〜50μgの投与量で投与される請求項 5の方法。 8.骨質量を維持または増加させることが望まれる代謝性の骨の病気を治療す る方法であって、下記式 (式中、Y1は、水素またはヒドロキシ保護基であってよく、R1は、水素、ヒド ロキシまたは保護されたヒドロキシを示し、そして、Rは、水素、アリール基、 アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはフルオロアルキル基であるか、または Rは、下記の側鎖フラグメントを示すものであってもよい: 式中、R1は、前記の定義の通りであり、R2およびR3は、アルキル、ヒドロキ シアルキルおよびフルオロアルキルからなる群からそれぞれ選択され、または一 緒になって、基−(CH2m−(こ こで、mは、2〜5の値を有する整数である)を示し、R4は、水素、ヒドロキ シ、フッ素、O−アシル、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフルオロアルキ ルからなる群から選択され、R5は、水素、フッ素、アルキル、ヒドロキシアル キルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され、そしてnは、1〜5の値 を有する整数である。) を有する化合物を前記病気の患者に投与することを含んでなる方法。 9.病気が骨粗鬆症である請求項8の方法。 10.病気が骨軟化症である請求項8の方法。 11.病気が腎性骨異栄養症である請求項8の方法。 12.化合物が経口投与される請求項8の方法。 13.化合物が非経口的に投与される請求項8の方法。 14.化合物が経皮的に投与される請求項8の方法。 15.化合物が、1日当たり0.5μg〜50μgの投与量で投与される請求項 8の方法。 16.下記式を有する化合物。 (式中、Y1およびR1は、請求項1で定義した通りである。) 17.下記式を有する化合物。 (式中、Y1およびR1は、請求項1で定義した通りである。)
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