JPH09503489A - リピドaの毒性を中和するためのペプチド - Google Patents

リピドaの毒性を中和するためのペプチド

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JPH09503489A JP7504948A JP50494895A JPH09503489A JP H09503489 A JPH09503489 A JP H09503489A JP 7504948 A JP7504948 A JP 7504948A JP 50494895 A JP50494895 A JP 50494895A JP H09503489 A JPH09503489 A JP H09503489A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は式:(a)(A)n (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてnは最小値が7の整数である。)、(b)(AB)m (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてBはバリン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファンから成る群から選択される疎水性アミノ酸であり、mは最小値が3の整数である。)、および(c)(ABC)p (式中Aは陽イオンアミノ酸であって、リシンまたはアルギニンであり、BおよびCは同一または異なっていてもよい疎水性アミノ酸であり、そしてそれらはバリン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファンから成る群から選択され、pは最小値が2の整数である。)で表される単位を有するペプチドを含むペプチド組成物に関する。本発明の組成物は内毒素のリピド−Aと結合する。

Description

【発明の詳細な説明】 リピドAの毒性を中和するためのペプチド 発明の分野 本発明は、内毒素と結合して毒活性を中和するその能力のために治療および/ または予防剤として有用なペプチドを提供することに関する。 発明の背景 敗血病性ショックはグラム陰性菌による内毒素またはリポ多糖(LPS)の放 出によって惹き起こされる十分に定義された臨床的症候群である。グラム陰性菌 の外層膜中に存在する主要な抗原である内毒素は、その毒性部分リピドAを介し て免疫系の標的細胞、たとえばマクロファージおよび単球に結合する能力によっ て哺乳動物宿主に対し非常に毒性の高いグリコリン脂質であることが知られてい る。その結合はサイトカイン、たとえば腫瘍壊死因子(TNF)、インターロイ キン1および6(IL−1およびIL−6)ならびにγインターフェロン(IF N−ガンマ)の広範囲に及ぶ放出をもたらし、それらは宿主を死に至らしめる可 能性のあるLPS−誘発ショックの中心的仲介者である。細菌による敗血症の帰 結としてのLPS−誘発ショックに起因するヒトの死亡率は、感染の症状の開始 から24−48時間以内で、立証された敗血症の症例の30−50%と概算され ている。また、内毒素はヒトおよび動物における非経口的使用に関する生物学的 製剤およびその他の製剤において検出されて来た有害な汚染物質の一種であるこ とも知られている。 塩基性アミノ酸の同族体ポリマーのような陽イオン分子、たとえばリシンは、 陰イオン性リン脂質を含む細胞膜と相互に作用する能力を有することが知られて いる。陽イオン構成体およびグリコリン脂質間の相互作用の結果、塩基性(陽イ オン)アミノ酸の同族体ポリマーが結合剤として機能し、そして細菌によるLP Sを解毒するかも知れないことが推測される。これらの塩基性アミノ酸の線状ホ モポリマーは細胞対細胞の融合を促進する機能を有しており、そして細胞の死に 通じる、相互に作用している細胞の細胞膜の崩壊を惹き起こす可能性がある。 本出願人は、式(A)n、(AB)n および(ABC)n(式中Aは(pH約7. 0における)いずれかの脂肪族陽イオンアミノ酸であり、BおよびCはいずれか の疎水性アミノ酸であって、両者(この脂肪族陽イオンアミノ酸および疎水性ア ミノ酸)が溶媒パラメータ値(solvent parameter values)それぞれ+1.5k cal/モルおよび−1.5kcal/モル以上であることにより特徴づけられ るもの)で表される塩基性アミノ酸単位(ホモポリマー単位)ならびに塩基性お よび疎水性アミノ酸(ヘテロポリマー単位)を有する或る種のペプチドが生体外 および生体内においてLPSのリピドA部分と結合し、そしてリピドAを解毒し 、その結果内毒素の効力を中和することを見出した。リピドAに結合するための 最少有効ペプチド配列は、最少3個の脂肪族陽イオンアミノ酸を含み、脂肪族ア ミノ酸の対疎水性アミノ酸比が0.5(Rc/h (ここにおいてcはペプチド中の 陽イオンアミノ酸の数であり、またhはそのペプチド中の疎水性アミノ酸の数で ある))以上である6個乃至7個のアミノ酸残基であることが判明した。この比 はリピドAに結合するための最小値であるが、リピドAに対するペプチドの高い 親和性結合は比(Rc/h)1.0以上を有する10個のアミノ酸配列によって達 成される。 従って、本発明の主要な目的はリピドAと結合するペプチドを同定することで ある。 また、本発明の目的は敗血病性ショックの処置または予防のための新規な組成 物を提供することである。これらはペプチドを基礎とするものであって、本発明 において有用であるペプチドの種類として同定されたものである。 更に、本発明の目的は本発明により有用であるペプチドの種類として同定され たペプチドの使用に基づいて敗血病性ショックの新規な処置および予防の方法を 提供することである。 また、本発明の目的は生物学的製剤を解毒するための新規な組成物および方法 を提供することである。 本発明のこれらおよび他の目的は添付の明細書より明らかとなるであろう。 発明の概要 本発明は内毒素を結合させるための新規な方法を提供するものであり、これは 式: (a)(A)n (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてnは最小値が 7の整数である。)、 (b)(AB)m (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてBはバリ ン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファ ンから成る群から選択される疎水性アミノ酸であり、mは最小値が3の整数であ る。)、および(c)(ABC)p (式中Aは陽イオンアミノ酸であって、リシ ンまたはアルギニンであり、BおよびCは同一または異なっていてもよい疎水性 アミノ酸であり、バリン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニ ンおよびトリプトファンから成る群から選択され、pは最小値が2の整数である 。)で表される単位を有する線状または環状ペプチドを使用するものである。 本発明において使用するための好ましいペプチドはまた、脂肪族陽イオンアミ ノ酸対疎水性アミノ酸の比(Rc/h)が少なくとも0.5であり、約0.5乃至 10.0の範囲内にあるものとするが、これはこれらペプチド中に存在するアミ ノ酸のみに関して溶媒パラメータ値を用いて計算されるものであり、ここに参考 として引用するLevittのJ.Mol.Biol.104,59 (1976年)に従って測定される ように、それらのペプチドは溶媒パラメータ値がそれぞれ+1.5kcal/モ ル(リシンおよびアルギニン)以上および−1.5kcal/モル(バリン、イ ソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファン)以 上を有している。 式(a)、(b)および(c)で表されるペプチド単位は別個のペプチドを示 しており、これらはLAL抑制試験により判断されるように内毒素と結合し、ま た式(a)、(b)および(c)の単位と同一である特定の式を有するものであ って、これらならびにLAL抑制試験において内毒素と結合するペプチドであっ て、それ以外のアミノ酸の他に式(a)、(b)および(c)の単位をそれらの 構造の一部として含むものは本発明を構成するペプチドの中に含まれる。生体内 使用に関して好ましいペプチドは、最小ペプチド濃度0.1mg/mlにおける 等張塩水中の等容量ペプチド溶液および等張塩水中10%w/wの新鮮なヒトの 赤血球溶液を37℃で30分間インキュベートする場合、溶血活性を示してはな らず、また赤血球の破裂およびヘモグロビンの放出が視覚的にあるいは分光光度 計(540nm)の使用により検出されてはならない。 n、mおよびpについての最小値は、ペプチドが線状である場合それは少なく とも7個のアミノ酸単位を有し、また前記ペプチドが環状または数個の環、すな わち2乃至6個の環を有するポリマーである場合、それは最少6個のアミノ酸単 位また最大7個のアミノ酸単位を有する環構造を有することになり、前記ペプチ ドは脂肪族陽イオンアミノ酸対疎水性アミノ酸の比0.5以上を有するものであ るという観察を基礎として実験的に決定された。 ペプチドが式(A)n 、(AB)m あるいは(ABC)p を有する場合、す なわちこれらの式がより大きなペプチド単位を表さない場合、nは7乃至500 、mは3乃至200、そしてpは2乃至100となる。 nが7乃至10であれば、式(A)n のペプチドは新規なペプチドであり、ま た式(AB)m および(ABC)p のペプチドは新規なペプチドである。本発 明はまた、新規な薬剤組成物を包含しており、これは開示されたペプチドに基づ くものである。更に発明は敗血病性ショックを処置あるいは予防する方法を含む ものであって、これは上で述べた溶血活性に関する試験方法に従えば実質的に全 く溶血活性を示さない、ここに記載されたペプチドの使用に基づくものである。 発明の詳細な説明 本出願人は、内毒素と結合することになる最少ペプチド構造として特徴づけら れるのは何かを見出した。これらの構造体は式: (a)(A)n (式中Aおよびnは上記に同じ)、 (b)(AB)m (式中A、Bおよびmは上記に同じ)、および (c)(ABC)p (式中A、Bおよびpは上記に同じ)で表される単位を有す るペプチドに包含される。 これらのペプチドは新規な合成ペプチドおよび知られたペプチドを含んでいる 。これらペプチドの例を以下に列挙する。新規でないペプチドは星印(*)によ りマークされている。 (Lys)10(配列 ID NO: 1); (Lys)30*(配列 ID NO: 2); (Lys)434*(配列 ID N0: 3); (Lys-Asp)5(配列 ID NO: 4); (Lys-Phe)5(配列 ID NO: 5); Lys-Phe-Leu-Lys-Lys-Thr-Leu(配列 ID NO: 6); (Lys-Phe-Leu)2-Lys(配列 ID NO: 7); (Lys-Phe-Leu)3-Lys(配列 ID NO: 8); (Arg-Tyr-Val)3(配列 ID NO: 9); (Lys-Phe-Phe)3-Lys(配列 ID NO: 10); (Lys-Leu-Leu)3(配列 ID NO: 11); (Lys)6(Phe-Lys)2(配列 ID NO: 12); Cys-(Lys)5-Cys s-----------s(配列 ID NO: 13); Cys-Lys-Phe-Lys-Lys-Cys s--------------------s(配列 ID NO: 14); Lys-Phe-Lys-Cys-Lys-Phe-Lys-Phe-Lys-Cys s------------------------s(配列 ID NO: 15); Lys-Leu-Lys-Cys-Lys-Lou-Lys-Leu-Lys-Cys s------------------------s(配列 ID NO: 16); Arg-Thr-Arg-Cys-Arg-Phe-Lys-Arg-Arg-Cys s--------------------s(配列 ID NO: 17); Lys-Cys-(Lys-Phe-Lys)2-Cys-Lys s-------------------s(配列 ID NO: 18); Cys-(Lys)4-(Phe)4-Cys s------------------s(配列 ID NO: 19); Cys-(Lys-Phe-Leu)3-Lys-Cys s-----------------------s(配列 ID N0: 20); Val-Lys-Ala-Leu-Arg-Val-Arg-Arg-Leu(配列 ID NO: 21); Lys-Ser-Leu-Ser-Leu-Lys-Arg-Leu-Thr-Tyr-Arg(配列 ID N0: 22); Lys-Val-Arg-Lys-Ser-Phe-Phe-Lys-Val(配列 ID NO: 23); Phe-Leu-Lys-Pro-Gly-Lys-Val-Lys-Val(配列 ID NO: 24); Lys-Glu-Leu-Lys-Arg-Ile-Lys-Ile(配列 ID NO: 25); Lys-Trp-Lys-Ala-Gln-Lys-Arg-Phe-Leu(配列 ID NO: 26); Lys-Trp-Lys-Ala-Gln-Lys-Arg-Phe-Leu-Lys(配列 ID NO: 27); Lys-Arg-Leu-Lys-Trp-Lys-Tyr-Lys-Gly-Lys-Phe(配列 ID NO: 28);および Cys-Gln-Ser-Trp-Lys-Ser-Ser-Glu-Ile-Arg-Cys-Gly-Lys s----------------------------------------s(配列 ID NO: 29). 本発明において使用するためのペプチドは手作業または自動化技法を用いるペ プチド化学の古典的方法ならびにDNA組換え技術によって合成すればよい。こ の合成手順はFmoc化学による固相合成、開裂(TFA 95%+Et(SH )2 5%)、真空蒸発が続く。その後、生成物を10%酢酸中に溶解し、エー テルで抽出し、pH6.0−7.5において0.1mg/mlに濃縮する。システ イン含有ペプチドの場合は1乃至6時間に及ぶ濾過空気下での撹拌が引き続き、 そして最後に逆相クロマトグラフィーによる脱塩が行われる。 本発明において用いるペプチドを調製するための特別な自動化方法は、ポリア ミド/キーゼルグール樹脂(2.0g)の固相支持体に対する自動合成装置(Mi lligenモデル9050(MILLIIPORE、MA、バーリントン)の使用に基づいている。ペ プチド類似体の合成において用いられるアミノ酸は各アミノ酸0.8モルを使用 して連続的にペプチドを形成することによる、考慮された配列中に含まれる各ア ミノ酸(aa)のFmoc−aa−Opfp誘導体(9−フルオレニルメチルカ ルボニル−aa−O−ペンタフルオロフェニルエステル)である。 合成の各サイクルは室温(20℃)で行えばよく、そして反応の下記の工程を 包含する。 工程1−脱保護(Deprotection) アミノ基においてFmoc−保護された第一のaaを、Fmocα−保護基を除 去するために7分間ピペリジンの20%溶液で処理した。次いでジメチルホルム アミドで12分間に亘り洗浄し、ピペリジンの全痕跡を除去した。流量5ml/ 分においてポンプにより樹脂を収容するカラムを介して脱保護および洗浄を連続 的に行った。 工程2−Fmoc−aa−Opfp誘導体の活性化 所望配列によるアミノおよびカルボキシ−保護アミノ酸を、ジメチルホルムアミ ド5ml中での溶解の後、触媒量のヒドロキシベンゾトリアゾール(ジメチルホ ルムアミド中0.5mlの5%w/w溶液)により、活性化した。 工程3−アシル化 次いで、活性化および保護Fmoc−aa−Opfp誘導体を、所望配列におけ る新しいものに先行するアミノ酸のα−アミノ基において導入されたaa(工程 1において、先に脱保護として報告された)のカップリングを得るために、5m l/分でポンプによりカラムを経由して30分間再循環させた。 工程4−洗浄 新しいサイクルを開始する前に、カラム内のマトリックスを、5ml/分で2分 間ジメチルホルムアミドで洗浄した。 合成の完了に際して、もしシステイン残基がaa配列中に存在すれば、室温で 2時間、スカベンジャーとしての5%エタンジチオールと共に95%のトリフル オロ酢酸(TFA)により樹脂支持体上のペプチドを開裂した。濾過により開裂 させたペプチドを樹脂から分離した後、その溶液を真空蒸発により濃縮して乾燥 させた。次いで、スカベンジャーエタンジチオールを除去するために、収集され た固体残渣を10−20mg/mlの濃度において10%酢酸中に溶解させ、次 いでジエチルエーテルにより数回の抽出(ペプチド溶液の容積の半分と共に6乃 至8回抽出)を行った。次に、このペプチド溶液を0.1Nの水酸化アンモニウ ムで中和し、その濃度を大凡0.1mg/mlに調整した。次いで、この溶液を 空気下で1乃至6時間撹拌して、配列のCys残基に属する2個のスルフヒドリル 基の選択的酸化を達成した。この方法により、ポリマー物質の痕跡を伴わずにモ ノマー酸化ペプチドのみを得た。次に、この酸化ペプチドの溶液をSEP-PAK C-18 カートリッジ(MILLIPORE)上で逆相クロマトグラフィーにより脱塩し、最後に凍 結乾燥させた。生成物は高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)分析ならびに合成 構造体の化学分析により分析した。 ペプチドの計算質量を確認するために高速原子衝撃を用いた。nが10である 場合の式(A)n のポリマーペプチドは固相FMOC合成により調製され、nが 30および434である場合のペプチドはスイス国、バウベンドルフのBachemか ら購入した。 溶血を示さないか、あるいは低レベルの溶血を示す本明細書中に記載されたペ プチドは、ヒトを含む哺乳動物における敗血病性ショックの処置に約0.1μg −2.0mg/体重kgの用量において用いればよく、あるいは約10μg乃至 約0.1mg/体重kgのレベルにおいて使用されればよいが、この量は一日基 準の分割用量において投与すればよい。このペプチドは敗血病性ショックを惹き 起こすかも知れない生物に曝される可能性があるか、もしくはすでに曝された患 者に対し、あるいは細菌性内毒素を解毒するために、上記したのと同一用量を生 体内に用いて予防的に投与してもよい。生体外の解毒または内毒素汚染の予防は 、所望結果を達成するために有効なレベルで行えばよい。分量は、リピドA内毒 素1モルはペプチド1モルによって結合されるという前提に基づいてルーチンの 実験を基礎とすればよい。特定ペプチドの特定の用量は特定の用途または疾病の きびしさおよび宿主の状態に依存して本明細書中に特定される範囲内または範囲 外で変動してもよい。当業者は標準的な手順を利用して適当な用量を確定し得る 。 化合物は周知の薬学的担体または不活性希釈剤を用いて静脈内および非経口的 に投与すればよい。経口投与は、消化管の酵素によってペプチドが分解する傾向 を有しているので好ましくない。水または等張塩水は好ましい希釈剤であり、ま た0.1mg/mlの濃度を用いればよい。好ましいのは、この化合物を乾燥形 態で貯蔵し、そして投与直前に希釈剤中に溶解することである。 一般的に内毒素に抗するワクチンの製造に関しては、リピド−AおよびLPS と本発明のペプチドとの複合体は化学量論量のリピド−AまたはLPSとペプチ ドとを用いて形成すればよい。宿主中に抗体を誘発させることが可能な複合体の 量もまた臨界的なものではない。ペプチドとの複合体中のリピド−Aの約1mc gが宿主中に抗体を安全に誘発させるのに有効である。 ペプチドの解毒活性は、ここに参考として引用するScience、259、第361-365 頁(1993年)中に記載されるLimulus Amebocyte Lysate(LAL)検定における血 餅形成に至るLPS−活性化酵素カスケードの抑制によって生体外で確認された 。生体内解毒活性は家兎におけるリピドA仲介の出血性皮膚壊死の抑制によって 確認されている。LAL検定における抑制はLPS活性(LPS検出レベル=1 0pg/ml)における小さな差異ですら検出する非常に敏感な方法であって、 家兎におけるサイトカイン仲介の発熱症の抑制と相互に関連している。この試験 はヒトおよび動物の非経口的薬剤に関する最終製品内毒素試験として米国食品医 薬品局により受け入れられた。家兎における皮膚出血性壊死は最初LPS毒性に 対する局部的反応としてG.Schwartzmanによって説明された(Proc. Soc. Exp. Biol. Med.、25:560、1928年)ものであるが、これが選択されたのはTNFおよ びIFN−ガンマの放出の誘発を介して真皮(白血球およびマクロファージのよ うにLPS−特異的CD14受容体蛋白質が豊富な細胞が支配的である領域)に おけるこの炎症に関してリピドAに原因があるからである。これらの因子は、グ ラム陰性菌によって惹き起こされる敗血症におけるLPS誘発ショックの中心的 な媒介体である。LPS誘発サイトカイン(TNF、インターロイキン−1、イ ンターロイキン−6等)の抑制はLPSの致死量によって挑戦される動物モデル における生存率において顕著な増加をもたらす。 本発明は更に、内毒素を解毒する目的で液体中に分散された内毒素を含有する 系と接触させるためのペプチドの使用を包含する。この方法は生物薬剤、たとえ ばワクチン、医薬品の溶液、注入可能な栄養素溶液等を解毒するために用いるこ とが出来る。更に、本発明は細菌の成長を持続させ、内毒素を生成させるであろ う液体のための添加剤としてのペプチドの使用を含む。非毒性ペプチドの存在は 引き続いて同化されるあらゆる内毒素を解毒することになる。 好ましい実施態様の説明 実施例1 表1は本発明の新規なアミノ酸配列についての試験結果を示す。これらのペプ チドは様々なサイズの線状陽イオンホモポリマーペプチドを包含し、これらは内 毒素のリピドA部分について高い親和性を有し、その結果内毒素の解毒をもたら す。しかしながら、或る種の線状陽イオンホモポリマーペプチドはヒトの赤血球 に対し強力な溶血活性を示している。ヒトの血清または全血における蛋白質分解 に対するその安定性は生体内使用に関してもまた重要である。高レベルの溶血活 性(1.5mg/ml以上)を示すペプチドは生体内において内毒素と結合する のには有用ではないが、ペプチドを生物学的製剤中の内毒素と結合させ、複合体 を形成することによって生物学的製剤を解毒することに関し生体外では有用であ り、この複合体は従来の技法、たとえば適切なウルトラフィルタ、たとえば平均 細孔寸法0.01μmを有する異方性フィルタによる濾過によって除去可能であ るし、あるいは固相マトリックス上の複合体として分離することが出来る。 実施例2 この実施例は天然蛋白質中で生じる主要アミノ酸配列の活性を示している。こ れらの配列は異型グラム陰性菌の内毒素と特に結合する。表IIの脚注において 、ペプチドの配列が天然に生ずる場合の蛋白質が同定されている。表IIの各ペ プチドは上に述べた方法を用いて合成的に調製された。表II中のデータはペプ チドの活性を示している。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: (a)(A)n (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてnは値7乃至 10の整数である。)、 (b)(AB)m (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてBはバリン 、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファン から成る群から選択される疎水性アミノ酸であり、mは最小値が3の整数である 。)、および(c)(ABC)p (式中Aは陽イオンアミノ酸であって、リシン またはアルギニンであり、BおよびCは同一または異なっていてもよい疎水性ア ミノ酸であり、それらはバリン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニル アラニンおよびトリプトファンから成る群から選択され、pは最小値が2の整数 である。)で表される単位を有する新規な線状または環状ペプチド。 2.式(A)n (式中nは7乃至10の値を有する)で表される単位を有する 請求項1記載のペプチド。 3.式(AB)m で表される単位を有する請求項1記載のペプチド。 4.式(ABC)p で表される単位を有する請求項1記載のペプチド。 5.そのペプチドが式: (Lys)10(配列 ID NO: 1)を有する請求項1記載のペプチド。 6.そのペプチドが式: (Lys-Glu)5(配列 ID NO: 4)を有する請求項1記載のペプチド。 7.そのペプチドが式: (Lys-Phe)5(配列 ID NO: 5)を有する請求項1記載のペプチド。 8.そのペプチドが式: Lys-Phe-Leu-Lys-Lys-Thr-Leu(配列 ID NO: 6)を有する請求項1記載のペプチド 。 9.そのペプチドが式: (Lys-Phe-Leu)2-Lys(配列 ID NO: 7)を有する請求項1記載のペプチド。 10.そのペプチドが式: (Lys-Phe-Leu)3-Lys(配列 ID NO: 8)を有する請求項1記載のペプチド。 11.そのペプチドが式: (Arg-Tyr-Val)3(配列 ID NO: 9)を有する請求項1記載のペプチド。 12.そのペプチドが式: (Lys-Phe-Phe)3-Lys(配列 ID NO: 10)を有する請求項1記載のペプチド。 13.そのペブチドが式: (Lys-Leu-Leu)3(配列 ID NO: 11)を有する請求項1記載のペプチド。 14.そのペプチドが式: (Lys)6(Phe-Lys)2(配列 ID NO: 12)を有する請求項1記載のペプチド。 15.そのペブチドが式: Cys-(Lys)5-Cys s-----------s(配列 ID NO: 13)を有する請求項1記載のペプチド。 16.そのペプチドが式: Cys-Lys-Phe-Lys-Lys-Cys s--------------------s(配列 ID N0: 14)を有する請求項1記載のペプチド。 17.そのペプチドが式: Lys-Phe-Lys-Cys-Lys-Phe-Lys-Phe-Lys-Cys s------------------------s(配列 ID NO: 15)を有する請求項1記載のペプ チド。 18.そのペブチドが式: Lys-Lcu-Lys-Cys-Lys-Leu-Lys-Leu-Lys-Cys s------------------------s(配列 ID NO: 16)を有する請求項1 記載のペブチド。 19.そのペプチドが式: Arg-Thr-Arg-Cys-Arg-Phe-Lys-Arg-Arg-Cys s--------------------s(配列 ID NO: 17)を有する請求項1記載 のペプチド。 20.そのペプチドが式: Lys-Cys-(Lys-Phe-Lys)2-Cys-Lys s--------------------s(配列 ID NO: 18)を有する請求項1記載のペプチ ド。 21.そのペプチドが式: Cys-(Lys)4-(Phe)4-Cys s------------------s(配列 ID NO: 19)を有する請求項1記載のペプチド。 22.そのペプチドが式: Cys-(Lys-Phe-Leu)3-Lys-Cys s-----------------------s(配列 ID NO: 20)を有する請求項1記載のペプチ ド。 23.そのペプチドが式: Val-Lys-Ala-Leu-Arg-Val-Arg-Arg-Leu(配列 ID NO: 21)を有する請求項1記 載のペプチド。 24.そのペプチドが式: Lys-Ser-Leu-Ser-Leu-Lys-Arg-Leu-Thr-Tyr-Arg(配列 ID NO: 22)を有する請 求項1記載のペプチド。 25.そのペプチドが式: Lys-Val-Arg-Lys-Ser-Phe-Phe-Lys-Val(配列 ID NO: 23)を有する請求項1記 載のペプチド。 26.そのペプチドが式: Phe-Leu-Lys-Pro-Gly-Lys-Val-Lys-Val(配列 ID NO: 24)を有する請求項1記 載のペプチド。 27.そのペプチドが式: Lys-Asp-Leu-Lys-Arg-Ile-Lys-Ile(配列 ID NO: 25)を有する請求項1記載の ペプチド。 28.そのペプチドが式: Lys-Trp-Lys-Ala-Gln-Lys-Arg-Phe-Leu(配列 ID NO: 26)を有する請求項1記 載のペプチド。 29.そのペプチドが式: Lys-Trp-Lys-Ala-Gln-Lys-Arg-Phe-Leu-Lys(配列 ID NO: 27)を有する請求項 1記載のペプチド。 30.そのペプチドが式: Lys-Arg-Leu-Lys-Trp-Lys-Tyr-Lys-Gly-Lys-Phe(配列 ID NO: 28)を有する請 求項1記載のペプチド。 31.そのペプチドが式: Cys-Gln-Trp-Lys-Ser-Ser-Asp-Ile-Arg-Cys-Gly-Lys s----------------------------------------s(配列 ID NO: 29)を有する請求 項1記載のペプチド。 32.式: (a)(A)n (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてnは最小値が 7の整数である。)、 (b)(AB)m (式中Aはリシンまたはアルギニンであり、そしてBはバリン 、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファン から成る群から選択される疎水性アミノ酸であり、mは最小値が3の整数である 。)、および(c)(ABC)p (式中Aは陽イオンアミノ酸であって、リシン またはアルギニンであり、BおよびCは同一または異なっていてもよい疎水性ア ミノ酸であり、それらはバリン、ロイシン、イソロイシン、チロシン、フェニル アラニンおよびトリプトファンから成る群から選択され、pは最小値が2の整数 である。)で表される単位を有するペプチドと、薬学的担体とを含むペプチド組 成物。 33.薬学的担体と、請求項5のペプチドとを含むペプチド組成物。 34.薬学的担体と、請求項6のペプチドとを含むペプチド組成物。 35.薬学的担体と、請求項7のペプチドとを含むペプチド組成物。 36.薬学的担体と、請求項8のペプチドとを含むペプチド組成物。 37.薬学的担体と、請求項9のペプチドとを含むペプチド組成物。 38.薬学的担体と、請求項10のペプチドとを含むペプチド組成物。 39.薬学的担体と、請求項11のペプチドとを含むペプチド組成物。 40.薬学的担体と、請求項12のペプチドとを含むペプチド組成物。 41.薬学的担体と、請求項13のペプチドとを含むペプチド組成物。 42.薬学的担体と、請求項14のペプチドとを含むペプチド組成物。 43.薬学的担体と、請求項15のペプチドとを含むペプチド組成物。 44.薬学的担体と、請求項16のペプチドとを含むペプチド組成物。 45.薬学的担体と、請求項17のペプチドとを含むペプチド組成物。 46.薬学的担体と、請求項18のペプチドとを含むペプチド組成物。 47.薬学的担体と、請求項19のペプチドとを含むペプチド組成物。 48.薬学的担体と、請求項20のペプチドとを含むペプチド組成物。 49.薬学的担体と、請求項21のペプチドとを含むペプチド組成物。 50.薬学的担体と、請求項22のペプチドとを含むペプチド組成物。 51.薬学的担体と、請求項23のペプチドとを含むペプチド組成物。 52.薬学的担体と、請求項24のペプチドとを含むペプチド組成物。 53.薬学的担体と、請求項25のペプチドとを含むペプチド組成物。 54.薬学的担体と、請求項26のペプチドとを含むペプチド組成物。 55.薬学的担体と、請求項27のペプチドとを含むペプチド組成物。 56.薬学的担体と、請求項28のペプチドとを含むペプチド組成物。 57.薬学的担体と、請求項29のペプチドとを含むペプチド組成物。 58.薬学的担体と、請求項30のペプチドとを含むペプチド組成物。 59.薬学的担体と、請求項31のペプチドとを含むペプチド組成物。 60.最小ペプチド濃度0.1mg/mlにおける等張塩水中の等容量ペプチ ド溶液と、等張塩水中10%w/wの新鮮なヒトの赤血球溶液とを組み合わせて 37℃で30分間インキュベートして試験した場合、溶血活性を示さず、また赤 血球の破裂およびヘモグロビンの放出が視覚的にあるいは分光光度計(540n m)の使用により検出されない請求項1のペプチドの有効量を宿主に対し投与す ることを含む敗血病性ショックの処置または予防方法。 61.式(Lys)30 で表されるペプチドと、薬学的担体とを含むペプチド組成物 。 62.式(Lys)434で表されるペプチドと、薬学的担体とを含むペプチド組成物 。 63.請求項61のペプチドの有効量を宿主に対し投与することを含む敗血病 性ショックの処置または予防方法。 64.請求項62のペプチドの有効量を宿主に対し投与することを含む敗血病 性ショックの処置または予防方法。 65.最小ペプチド濃度0.1mg/mlにおける等張塩水中の等容量ペプチ ド溶液と、等張塩水中10%w/wの新鮮なヒトの赤血球溶液とを組み合わせて 37℃で30分間インキュベートして試験した場合、溶血活性を示さず、また赤 血球の破裂およびヘモグロビンの放出が視覚的にあるいは分光光度計(540n m)の使用により検出されない請求項32のペプチド組成物の有効量を宿主に対 し投与することを含む敗血病性ショックの処置または予防方法。
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