JPH0949429A - コンバインのエンジンラジエータ除塵装置 - Google Patents
コンバインのエンジンラジエータ除塵装置Info
- Publication number
- JPH0949429A JPH0949429A JP20215295A JP20215295A JPH0949429A JP H0949429 A JPH0949429 A JP H0949429A JP 20215295 A JP20215295 A JP 20215295A JP 20215295 A JP20215295 A JP 20215295A JP H0949429 A JPH0949429 A JP H0949429A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- fan
- condenser
- engine
- combine
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンバインのエンジンルーム５部のラジエー
タ網目やコンデンサ網目の目詰を効果的に防止する。 【構成】 エンジン１のラジエータファン２と、クーラ
３のコンデンサファン４とを接近して配置するコンバイ
ンのエンジンルーム５において、ラジエータファン２の
逆回転駆動時にコンデンサファン４を逆転連動すること
を特徴とするラジエータ除塵装置の構成。
タ網目やコンデンサ網目の目詰を効果的に防止する。 【構成】 エンジン１のラジエータファン２と、クーラ
３のコンデンサファン４とを接近して配置するコンバイ
ンのエンジンルーム５において、ラジエータファン２の
逆回転駆動時にコンデンサファン４を逆転連動すること
を特徴とするラジエータ除塵装置の構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインのエンジ
ンラジエータの除塵装置に関し、エンジンルームの外気
吸入口部に設けるラジエータ網目に対してコンバイン作
業によって発生するわら屑の目詰りを防止して、エンジ
ンの安定した駆動維持、及びクーラ駆動の維持を図る。
ンラジエータの除塵装置に関し、エンジンルームの外気
吸入口部に設けるラジエータ網目に対してコンバイン作
業によって発生するわら屑の目詰りを防止して、エンジ
ンの安定した駆動維持、及びクーラ駆動の維持を図る。
【０００２】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】エン
ジンラジエータのラジエータファンを正転から逆転に切
替えて、ラジエータ網目の吸引風力によって吸着されて
いるわら屑を、逆転による吹出風力によって機外へ吹き
散らすと、このわら屑が近くに隣接されたクーラのコン
デンサファンによって吸引されて、コンデンサ網目に吸
着されることとなり、コンデンサ機能を低下させる。
ジンラジエータのラジエータファンを正転から逆転に切
替えて、ラジエータ網目の吸引風力によって吸着されて
いるわら屑を、逆転による吹出風力によって機外へ吹き
散らすと、このわら屑が近くに隣接されたクーラのコン
デンサファンによって吸引されて、コンデンサ網目に吸
着されることとなり、コンデンサ機能を低下させる。
【０００３】
【課題を解決するための手段】この発明は、エンジン１
のラジエータファン２と、クーラ３のコンデンサファン
４とを接近して配置するコンバインのエンジンルーム５
において、ラジエータファン２の逆回転駆動時にコンデ
ンサファン４を逆転連動することを特徴とするラジエー
タ除塵装置の構成とする。
のラジエータファン２と、クーラ３のコンデンサファン
４とを接近して配置するコンバインのエンジンルーム５
において、ラジエータファン２の逆回転駆動時にコンデ
ンサファン４を逆転連動することを特徴とするラジエー
タ除塵装置の構成とする。
【０００４】
【作用、及び発明の効果】エンジン１の駆動によってラ
ジエータファン２が正回転されて、外気がラジエータを
通してエンジンルーム５内側へ吸引されて、放熱作用を
行う。又、このエンジンルーム５では、クーラ３におけ
るコンデンサファン４の正回転によって外気のエンジン
ルーム５内への吸入によって、コンデンサの熱交換作用
を行う。
ジエータファン２が正回転されて、外気がラジエータを
通してエンジンルーム５内側へ吸引されて、放熱作用を
行う。又、このエンジンルーム５では、クーラ３におけ
るコンデンサファン４の正回転によって外気のエンジン
ルーム５内への吸入によって、コンデンサの熱交換作用
を行う。
【０００５】ラジエータ網目にわら屑が目詰りして吸引
風の抵抗力が大きくなると、手動乃至自動等によって、
ラジエータファン２とコンデンサファン４とを逆回転さ
せる。これによってラジエータ網目やコンデンサ網目等
に吸着されていたわら屑が、同時に分離されて外方へ飛
散されて掃除される。このように逆回転によるラジエー
タ網目やコンデンサ網目等の掃除が完了すると、ラジエ
ータファン２とコンデンサファン４との回転を正回転に
戻して運転する。
風の抵抗力が大きくなると、手動乃至自動等によって、
ラジエータファン２とコンデンサファン４とを逆回転さ
せる。これによってラジエータ網目やコンデンサ網目等
に吸着されていたわら屑が、同時に分離されて外方へ飛
散されて掃除される。このように逆回転によるラジエー
タ網目やコンデンサ網目等の掃除が完了すると、ラジエ
ータファン２とコンデンサファン４との回転を正回転に
戻して運転する。
【０００６】このようにエンジンルーム５において、近
接して配置されるラジエータファン２とコンデンサファ
ン４とを同時に逆回転させて、ラジエータ網目とコンデ
ンサ網目とを同時掃除するものであるから、エンジンル
ーム５の外周部に分離飛散されるわら屑をいずれにも吸
着することなく、効率良いエンジン、クーラの冷却効果
を維持でき、ラジエータ網目とコンデンサ網目とを接近
させてコンパクトなエンジンルーム５の構成とすること
ができる。
接して配置されるラジエータファン２とコンデンサファ
ン４とを同時に逆回転させて、ラジエータ網目とコンデ
ンサ網目とを同時掃除するものであるから、エンジンル
ーム５の外周部に分離飛散されるわら屑をいずれにも吸
着することなく、効率良いエンジン、クーラの冷却効果
を維持でき、ラジエータ網目とコンデンサ網目とを接近
させてコンパクトなエンジンルーム５の構成とすること
ができる。
【０００７】
【実施例】コンバインは、クローラ６を有する車台７上
に、穀稈を刈取る刈取装置８を支持し、この刈取装置８
で刈取られる穀稈の送込みを受けて脱穀する脱穀装置
９、この脱穀装置９で脱穀された穀粒を収容するグレン
タンク１０、コンバイン各部を伝動するエンジン１、操
縦席１１、及び操縦台１２等を搭載配置する。エンジン
１は、操縦席１１の後側に位置していて、外周をエンジ
ンカバー１３で覆ってエンジンルーム５を構成し、この
エンジンルーム５の上部の吸気室２８に、エンジン１の
エアクリーナ２９、コンデンサ１４、及びコンデンサフ
ァン４を設けている。又、操縦席１１及び操縦台１２の
周囲を覆うキャビン１５の天井部にクーラ３ユニットを
設け、調整風をキャビン１５内へ吹き出す構成としてい
る。
に、穀稈を刈取る刈取装置８を支持し、この刈取装置８
で刈取られる穀稈の送込みを受けて脱穀する脱穀装置
９、この脱穀装置９で脱穀された穀粒を収容するグレン
タンク１０、コンバイン各部を伝動するエンジン１、操
縦席１１、及び操縦台１２等を搭載配置する。エンジン
１は、操縦席１１の後側に位置していて、外周をエンジ
ンカバー１３で覆ってエンジンルーム５を構成し、この
エンジンルーム５の上部の吸気室２８に、エンジン１の
エアクリーナ２９、コンデンサ１４、及びコンデンサフ
ァン４を設けている。又、操縦席１１及び操縦台１２の
周囲を覆うキャビン１５の天井部にクーラ３ユニットを
設け、調整風をキャビン１５内へ吹き出す構成としてい
る。
【０００８】エンジンルーム５内には、エンジン１及び
クーラ用のコンプレッサー１６等を設け、ラジエータ１
７を横側に位置させて、この外側のエンジンカバー１３
部には防塵網１８を設けている。又、上部のコンデンサ
１４は、エンジンルーム５の後側に設け、エンジンカバ
ー１３後側部にコンデンサ用の防塵網１９を設けてい
る。このようにラジエータ１７及びラジエータ用防塵網
１８とコンデンサ１４及びコンデンサ用防塵網１９と
は、向きを横向きと後側とに変えて設けている。
クーラ用のコンプレッサー１６等を設け、ラジエータ１
７を横側に位置させて、この外側のエンジンカバー１３
部には防塵網１８を設けている。又、上部のコンデンサ
１４は、エンジンルーム５の後側に設け、エンジンカバ
ー１３後側部にコンデンサ用の防塵網１９を設けてい
る。このようにラジエータ１７及びラジエータ用防塵網
１８とコンデンサ１４及びコンデンサ用防塵網１９と
は、向きを横向きと後側とに変えて設けている。
【０００９】ラジエータファン２及びコンデンサファン
４は、これら各ラジエータ１７、コンデンサ１４の内側
に配置され、正方向回転によって、防塵網１８，１９か
ら外気を吸入して、ラジエータ１７、コンデンサ１４の
各フィンからなる網目を通って内方へ吸引して放熱を行
うものである。２０はエンジン１とラジエータファン２
との間に設けられる伝動ケースで、エンジン１側の駆動
軸２１とファン軸２２との間に、ベルト伝動機構２３
と、ラチェットを有するギヤ伝動機構２４とを設け、こ
の伝動機構２３に設けるクラッチの切替えによって、同
方向回転の駆動軸２１に対してファン軸２２の回転を正
回転と逆回転とに切替えることができる。この切替操作
は操縦台１２における操作レバー２５、スイッチ２６，
２７等によって行う構成とする。
４は、これら各ラジエータ１７、コンデンサ１４の内側
に配置され、正方向回転によって、防塵網１８，１９か
ら外気を吸入して、ラジエータ１７、コンデンサ１４の
各フィンからなる網目を通って内方へ吸引して放熱を行
うものである。２０はエンジン１とラジエータファン２
との間に設けられる伝動ケースで、エンジン１側の駆動
軸２１とファン軸２２との間に、ベルト伝動機構２３
と、ラチェットを有するギヤ伝動機構２４とを設け、こ
の伝動機構２３に設けるクラッチの切替えによって、同
方向回転の駆動軸２１に対してファン軸２２の回転を正
回転と逆回転とに切替えることができる。この切替操作
は操縦台１２における操作レバー２５、スイッチ２６，
２７等によって行う構成とする。
【００１０】又、前記コンデンサファン４は電動モータ
Ｍの正、逆回転によるもので、前記ラジエータファン２
の正、逆回転操作の切替えによって、このコンデンサフ
ァン４の電動モータＭの回転方向をも共に正、逆回転に
切替えることができる連動構成としている。前記操作レ
バー２５を正回転側へ操作すると、ベルト伝動機構２３
のクラッチが切りとなってギヤ伝動機構２４によるファ
ン軸２２が正回転される。これによって正回転スイッチ
２６の切替えによりモータＭが正回転される。
Ｍの正、逆回転によるもので、前記ラジエータファン２
の正、逆回転操作の切替えによって、このコンデンサフ
ァン４の電動モータＭの回転方向をも共に正、逆回転に
切替えることができる連動構成としている。前記操作レ
バー２５を正回転側へ操作すると、ベルト伝動機構２３
のクラッチが切りとなってギヤ伝動機構２４によるファ
ン軸２２が正回転される。これによって正回転スイッチ
２６の切替えによりモータＭが正回転される。
【００１１】又、操作レバー２５を逆回転側へ操作する
と、ベルト伝動機構２３のクラッチが入りになって、ギ
ヤ伝動機構２４のラチェット機構により伝動は行われな
くなるからファン軸２２は逆回転される。これと同時に
逆回転スイッチ２７のＯＮでモータＭの逆回転方向へ切
替えられる。このようにして、防塵網１８や１９、及び
ラジエータ１７、コンデンサ１４の網目等に、ファン
２，４の正回転時に吸着されていたわら屑等は、エンジ
ンルーム５内から外方へ吹き出されて、これらに付着さ
れていたわら屑を外方へ分離放出することとなり、掃除
することができる。このように所定時間に亘って逆回転
した後ちは、操作レバー２５を戻すことによって、各フ
ァン２，４を正回転に戻して、エンジン駆動及びクーラ
駆動を行うことができる。
と、ベルト伝動機構２３のクラッチが入りになって、ギ
ヤ伝動機構２４のラチェット機構により伝動は行われな
くなるからファン軸２２は逆回転される。これと同時に
逆回転スイッチ２７のＯＮでモータＭの逆回転方向へ切
替えられる。このようにして、防塵網１８や１９、及び
ラジエータ１７、コンデンサ１４の網目等に、ファン
２，４の正回転時に吸着されていたわら屑等は、エンジ
ンルーム５内から外方へ吹き出されて、これらに付着さ
れていたわら屑を外方へ分離放出することとなり、掃除
することができる。このように所定時間に亘って逆回転
した後ちは、操作レバー２５を戻すことによって、各フ
ァン２，４を正回転に戻して、エンジン駆動及びクーラ
駆動を行うことができる。
【図１】エンジンルーム部の正面図。
【図２】その側面図。
【図３】コンバインの側面図。
１ エンジン ２ ラジエータファン ３ クーラ ４ コンデンサファン ５ エンジンルーム
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジン１のラジエータファン２と、ク
ーラ３のコンデンサファン４とを接近して配置するコン
バインのエンジンルーム５において、ラジエータファン
２の逆回転駆動時にコンデンサファン４を逆転連動する
ことを特徴とするラジエータ除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215295A JPH0949429A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コンバインのエンジンラジエータ除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20215295A JPH0949429A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コンバインのエンジンラジエータ除塵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949429A true JPH0949429A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16452831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20215295A Pending JPH0949429A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | コンバインのエンジンラジエータ除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949429A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019201627A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社クボタ | 作業機 |
| CN110508067A (zh) * | 2018-05-22 | 2019-11-29 | 株式会社久保田 | 作业机 |
| JP2021194933A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
| JP2022097218A (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-30 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20215295A patent/JPH0949429A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019201627A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社クボタ | 作業機 |
| CN110508067A (zh) * | 2018-05-22 | 2019-11-29 | 株式会社久保田 | 作业机 |
| JP2021194933A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
| JP2022097218A (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-30 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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