JPH0948404A - 携帯飲料パックの製造方法 - Google Patents

携帯飲料パックの製造方法

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JPH0948404A
JPH0948404A JP7123194A JP7123194A JPH0948404A JP H0948404 A JPH0948404 A JP H0948404A JP 7123194 A JP7123194 A JP 7123194A JP 7123194 A JP7123194 A JP 7123194A JP H0948404 A JPH0948404 A JP H0948404A
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JP
Japan
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water
portable
potable
drinking water
stitched
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JP7123194A
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English (en)
Inventor
Naotami Sofugawa
尚民 曽布川
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Sangyo Kk, University of
Original Assignee
Sangyo Kk, University of
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被災地などへ飲料水を供給する手段として用い
る飲料バッグを、被災地において容易に製造するための
装置を得ることである。 【構成】可搬形の箱体の内部に収容された材料ロールと
飲料水の袋詰め手段とを備え、前記材料ロールから解き
出される帯状の材料を、筒状に縫合した後に端部を閉じ
て予備容器を形成する工程と、その予備容器の内部に注
水する工程、および、注水された予備容器を飲料水の水
位より下方で融着して封止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として、地震、津
波、あるいは火災などの災害地において被災者に飲料水
を配付するために使用される合成樹脂製の携帯飲料バッ
グを製造する製造方法に関するもので、特に、可搬形の
袋詰め装置に好適な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、被災地において、水道が使用で
きなくなった場合は、飲料水を配付するべく給水車が派
遣される。給水車は大容量の水タンクを備えたタンクロ
ーリであり、被災者はバケツややかんなどの容器に飲料
水を受けて避難先まで持ち帰ってそれを使用する。
【0003】このような形態で給水を行う場合、配付の
作業に手間が係る上、給水を受けた者が自宅へ戻る迄
に、振動によってかなりの水量がこぼれてしまう不具合
があった。更に、避難先へ持ち帰った後も衛生的な状態
で長時間の保管をすることが困難な場合が少なくない。
そこで、被災地向けにPETボトルなどに詰めた水や携
帯形の給水タンクが使用される。
【0004】しかしながら、被災地で必要とされる大量
の水の全量を前記ボトルで補給したり、予め袋詰めして
おくことは交通に支障がある災害地では輸送上、種々の
不具合がある。また、保管の面でも極めて広い倉庫を各
地に必要とする他、飲料水の腐敗など衛生上の心配もあ
った。また、保管や輸送の面で困難があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような現状の不具
合を解消するには、被災地まで給水車で飲料水を運搬
し、現地でそれを袋詰めして配付することが効率、衛生
の両面で好ましいが、災害現地において袋詰めしようと
すると、迅速に袋詰めできる必要があることは当然のこ
とゝして、所要の衛生的な水源が存在するとは限らず、
また、水に滅菌処理をして袋詰めする場合であっても、
水の腐敗を最小限に止めるため、袋の中に水以外のも
の、例えば、空気が入らないようにすることが強く求め
られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記し課題を
解消するべく、可搬形の箱体の内部に材料ロールと飲料
水の袋詰め手段と収容し、前記材料ロールから解き出さ
れる帯状の材料を筒状に縫合した後、その端部を閉じて
予備容器を形成する工程と、その予備容器の内部に注水
する工程、および、注水された予備容器の対向する壁面
を飲料水の水位より下方で融着して封止するものであ
る。
【0007】
【作用】材料ロールから解き出された帯状の材料は箱体
の内部で筒状に縫合され、底部を閉じて上面が開いた予
備容器が形成される。その予備容器に飲料水が注水され
と、予備容器はそこに注入された飲料水の水位より低い
位置で閉じられ、内部に飲料水が封入される。よって、
封止の際に、飲料水の水面より上にある空気は封入され
ることなく除外される。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図中、10は携帯飲料バッグの製造装置である。
製造装置10は車輪11を持つ箱体12に、入水口13
と蛇口14とを設け、入水口13と蛇口14とを連結す
る飲料水の管路15に殺菌剤の添加手段16と攪拌手段
17、および袋詰め手段18とを連結したものである。
19は袋詰めされた飲料水の取り出し口である。
【0009】21、22は添加手段16と攪拌手段17
を管路15内へ介装したり除外したするための開閉弁で
あり、両弁は拮抗して開閉させる。すなわち、開閉弁2
2を閉じ、開閉弁21を開けば添加手段16と攪拌手段
17は管路15から実質的に除外される一方、逆に、開
閉弁22を開き、開閉弁21を閉じれば添加手段16と
攪拌手段17とが管路15内へ介装される。
【0010】前記袋詰め手段18は合成樹脂フィルムか
らなる帯状の材料31をロール上に巻回した材料ロール
32を有する。前記帯状の材料は図3で示すように、融
点が比較的低いポリエチレンPEと融点がやゝ高く機械
的強度の大きいナイロンNYとを2層に積層した、いわ
ゆるラミネート材からなっている。
【0011】材料ロール32から解き出される帯状の材
料31は左右のロール33、33に挟圧されて巻かれ、
前記融点の低いポリエチレンPEを内側にして両側の縁
を高周波ミシンのローラ電極34、34によって溶融縫
合して筒状とされる。更に、その下端部は高周波ミシン
の板状電極35、35の縁部によって溶融縫合され底が
形成されて帯状の材料31が予備容器Aとなる。
【0012】36は注水ノズルである。注水ノズル36
の基端は前記飲料水の管路15に接続されており、前記
予備容器A内へ飲料水を供給する。37は切断用のカッ
タであり、袋詰めされた水を個々のバッグ単位に切断
し、携帯飲料水バッグとするものである。
【0013】次に、この実施例による飲料水の製造過程
を説明する。まず、製造装置10がトラックなどで被災
地の近くへ輸送されると、使用の場まで車輪11によっ
て移動させる。使用の場が水源として公共の水道が使用
できるときは、入水口13が水道へ接続され、水道が使
用できないときは、学校などの水泳プールや比較的きれ
いな河川からポンプで送られる給水設備(図示してな
い)へ接続される。
【0014】製造手段10が水道へ接続されるときは、
管路15に設けた開閉弁21、22を操作して添加手段
16と攪拌手段17を管路15から切り離す。製造装置
10が飲料用でない水源に接続されるときは、添加手段
16と攪拌手段17、あるいは図示してない濾過手段を
作動させる。よって、入水口13から入水した水は添加
手段16と攪拌手段17によって浄化し滅菌され、ある
いは、濾過手段によって異物を除去された後、飲料水と
して管路15を流動し、前記注水ノズル36や蛇口14
へ供給される。
【0015】他方、材料ロール32から解き出された帯
状の材料31はその長手方向へ送られ、その過程で左右
のロール33、33や高周波ミシンによって長手方向と
直交する方向で融着された底を持つ筒状の予備容器Aが
形成される。その際、予備容器Aは鉛直方向に配されて
おり、上方から注水ノズル36によって飲料水が給水さ
れる。飲料水は予備容器Aの蓋の部分より高い水位Lに
なるのに必要な量が注入される。
【0016】次いで、高周波ミシンの板状電極35、3
5を進出させ、水位Lより低い部分で予備容器Aを挟
み、高周波電流を通じる。予備容器Aの内面には融点の
低い材料が配されているので、水中でも容易に融着でき
る。斯くて、板状電極35より下の部分は封止されてバ
ッグBとなり、その中には水に融け込んだ水以外の水は
存在しない。バッグBは次々ソーセージのようにつなが
って出てくるので、カッタ37により切断されて独立
し、前記取り出し口19から排出される。
【0017】なお、この発明の方法および装置によって
製造される飲料は必ずしも飲料水に限定されず、他の用
途において実施できることは勿論のことである。
【0018】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、特に抜気
用の手段を用いることなく、空気の入らない携帯飲料バ
ッグが形成され、装置の構成を簡単にできる効果があ
る。また、請求項2によれば、比較的低い温度で合成樹
脂フィルムを融着して比較的強い携帯飲料バッグを得る
ことができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すものであり、飲料水
の袋詰め器の構成を示す断面図である。
【図2】携帯飲料バッグを製造する過程を示す工程図で
ある。
【図3】携帯飲料バッグに飲料水を封入し切断する過程
を示す工程図である。
【図4】携帯飲料バッグの材料の一部を破断して示す外
観図である。
【符号の説明】
10・・・・・携帯飲料バッグの製造装置 11・・・・・車輪 12・・・・・箱体 13・・・・・入水口 14・・・・・蛇口 15・・・・・飲料水の管路 16・・・・・殺菌剤の添加手段 17・・・・・攪拌手段 18・・・・・袋詰め手段 19・・・・・飲料水バッグの取り出し口 21、22・・開閉弁 31・・・・・帯状の材料 32・・・・・材料ロール 33・・・・・左右のロール 34・・・・・高周波ミシンのローラ電極 35・・・・・高周波ミシンの板状電極 36・・・・・注水ノズル 37・・・・・切断用のカッタ A・・・・・予備容器 B・・・・・携帯飲料バッグ PE・・・・・ポリエチレン NY・・・・・ナイロン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可搬形の箱体の内部に材料ロールと飲料水
    の袋詰め手段と収容し、前記材料ロールから解き出され
    る帯状の材料を筒状に縫合した後、その端部を閉じて予
    備容器を形成する工程と、その予備容器の内部に注水す
    る工程、および、注水された予備容器の対向する壁面を
    飲料水の水位より下方で融着して封止する携帯飲料バッ
    グの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1において前記、帯状の材料は合成
    樹脂フィルムからなる融点の低い材料と、それを保護す
    る比較的強度の高い保護材料とを重ね合わせて連結され
    た、少なくとも2層で構成されている携帯飲料バッグの
    製法。
JP7123194A 1994-02-09 1994-02-09 携帯飲料パックの製造方法 Pending JPH0948404A (ja)

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JP7123194A JPH0948404A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 携帯飲料パックの製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11100001A (ja) * 1997-09-25 1999-04-13 Akitsu Sangyo Kk 加工肉食品の原料肉類の縦型ピロー包装方法、及びピロ ー包装状の加工肉食品の製造方法
EP2243709A1 (en) * 2009-04-25 2010-10-27 Nestec S.A. A mobile apparatus for packing edible liquids

Cited By (3)

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WO2010121865A1 (en) * 2009-04-25 2010-10-28 Nestec Sa. A mobile apparatus for packing edible liquids

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