JPH0948133A - インクジェットプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの製造方法

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JPH0948133A
JPH0948133A JP20256395A JP20256395A JPH0948133A JP H0948133 A JPH0948133 A JP H0948133A JP 20256395 A JP20256395 A JP 20256395A JP 20256395 A JP20256395 A JP 20256395A JP H0948133 A JPH0948133 A JP H0948133A
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JP
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piezoelectric
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plate
substrate
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JP20256395A
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Takashi Kikuchi
隆 菊地
Masashi Shimozato
正志 下里
Yukihiro Osugi
之弘 大杉
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタヘッドの基板におい
て二枚の圧電部材を接着する場合に、圧電部材が温度変
化により伸縮を繰り返してもその接着部で剥離しないよ
うにする。 【解決手段】 圧電部材6,7の線膨張係数と略等しい
線膨張係数を有する接着剤16を作製し、この接着剤1
6を用いて圧電部材6,7同士を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンデマンド方式
のインクジェットプリンタヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インク供給部に接続して並設した
多数の圧力室の先端にインク吐出口を有するノズル板を
固定し、印字指令に応じて圧力室内のインク圧を選択的
に高めてインク吐出口からインク滴として吐出させるよ
うにしたオンデマンド方式のインクジェットプリンタヘ
ッドが知られている。
【0003】このようなインクジェットプリンタヘッド
における圧力室内のインク圧を高めてインク滴を吐出さ
せる方法としては、圧力室の両側に配列した側壁の少な
くとも一部を圧電部材により形成し、その側壁の側面に
電極を設け、この電極に電圧を印加して側壁をシェアモ
ード変形させる方法が特開昭63−247051号公報
に開示されている。
【0004】ここで、インクジェットプリンタヘッドを
製造する過程で一対の圧電部材同士を接着し、又は、セ
ラミックス基板やガラス基板等の板状部材と圧電部材と
を接着して基板を形成する際に、その接着面間に気泡が
入る場合がある。そして、このような気泡が入ると、そ
の気泡によって隣合う圧力室同士がリークし、各圧力室
内のインク圧を印字指令に応じて正確に高めることがで
きなくなる。従って、圧電部材同士又は圧電部材と板状
部材とを接着する際には、その接着面間に気泡が入らな
いようにしなければならない。
【0005】接着面間に気泡が入らないように接着を行
なう方法としては、特開平61−292244号公報や
特開平4−14636号公報において、接着面に接着剤
を塗布した板状部材を真空雰囲気中に置くことにより接
着剤中から気泡を脱泡する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
平61−292244号公報や特開平4−14636号
公報において開示された接着方法では、板状部材の線膨
張係数と接着剤の線膨張係数とに関しては何ら考慮され
ていない。このため、板状部材と接着剤との線膨張係数
の差が大きい場合には、板状部材と接着剤とが温度変化
に伴う伸縮を繰り返すうちに剥離する場合がある。
【0007】そして、インクジェットプリンタヘッドに
おいて圧電部材や板状部材と接着剤とが剥離すると、隣
合う圧力室同士がリークし、各圧力室内のインク圧を印
字指令に応じて正確に高めることができなくなる。
【0008】そこで請求項1記載の発明は、温度変化に
よって圧電部材と接着剤とが伸縮を繰り返しても、圧電
部材と接着剤との剥離を防止でき、剥離によって隣合う
圧力室同士がリークすることのないインクジェットプリ
ンタヘッドの製造方法を提供する。
【0009】また、請求項2記載の発明は、温度変化に
よって圧電部材と板状部材と接着剤とが伸縮を繰り返し
ても、圧電部材と接着剤との剥離、及び、板状部材と接
着剤との剥離を防止でき、剥離によって隣合う圧力室同
士がリークすることのないインクジェットプリンタヘッ
ドの製造方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、インクジェットプリンタヘッドの基板における二枚
の圧電部材同士を積層させて接着する接着剤として、こ
れらの圧電部材の線膨張係数と略等しい線膨張係数を有
してフィラーを混合した接着剤を用いる。そして、圧電
部材の接着面へこの接着剤をスクリーン印刷で塗布し、
接着剤をスクリーン印刷した圧電部材を真空雰囲気中に
所定時間放置することにより接着剤中に含まれている気
泡を脱泡させ、真空雰囲気中で圧電部材同士を接着した
後に大気中に戻して加熱加圧することにより接着剤中に
残留している気泡をさらに脱泡させる。従って、圧電部
材同士を接着する接着剤の中には気泡がほとんど含まれ
なくなり、また、温度変化により圧電部材や接着剤が伸
縮を繰り返しても圧電部材と接着剤との剥離を防止で
き、隣合う圧力室同士のリークを防止できる。
【0011】請求項2記載の発明では、インクジェット
プリンタヘッドの基板における圧電部材と圧電部材以外
の板状部材とを積層させて接着する接着剤として、圧電
部材の線膨張係数と板状部材の線膨張係数との双方に近
似する線膨張係数を有してフィラーを混合した接着剤を
用いる。そして、圧電部材の接着面と板状部材の接着面
とのいずれか一方へこの接着剤をスクリーン印刷で塗布
し、接着剤をスクリーン印刷した圧電部材又は板状部材
を真空雰囲気中に所定時間放置することにより接着剤中
に含まれている気泡を脱泡させ、真空雰囲気中で圧電部
材と板状部材とを接着した後に大気中に戻して加熱加圧
することにより接着剤中に残留している気泡をさらに脱
泡させる。従って、圧電部材と板状部材とを接着する接
着剤の中には気泡がほとんど含まれなくなり、また、温
度変化により圧電部材や板状部材や接着剤が伸縮を繰り
返しても圧電部材及び板状部材に対する接着剤の剥離を
防止でき、隣合う圧力室同士のリークを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。インクジェットプリン
タヘッド1は図1に示すように、基板2に対して天板3
とノズル板4とを接着することにより形成している。
【0013】前記基板2は、底板5の上に二層の圧電部
材6,7を接着することにより三層構造に形成する。前
記底板5は、剛性が高く熱変形の少ないセラミックスや
ガラスを材料として形成し、その板厚寸法を0.5〜5
mm程度としている。前記圧電部材6,7は、板厚方向
に分極したものをその分極方向が逆向きとなるように接
着する。
【0014】また、前記基板2に対して溝加工を施すこ
とにより、圧電部材7の上面から圧電部材6の内部に達
すると共に互いに平行な多数の溝8とこれらの溝8を隔
てる多数の側壁9とを交互に形成する。なお、この溝加
工は、ICウエハの切断等に用いるダイシングソーのダ
イヤモンドホイール等を用いて行なう。また、これらの
溝8は、基板2の前面側において開口し、奥側を閉塞し
た形状に形成する。さらに、溝8の寸法はインクジェッ
トプリンタヘッドの仕様により決定するが、例えば、深
さ寸法を0.2〜1mm、幅寸法を20〜200μm、
長さ寸法を5〜500mmに形成する。
【0015】ついで、溝8と側壁9とを形成した前記基
板2に対して無電解メッキ処理を施すことにより、前記
側壁9の側面に電極10を形成し、及び、前記圧電部材
7の上面にこれらの電極10と連続する配線パターン1
1を形成する。さらに、この基板2を用いて前記インク
ジェットプリンタヘッド1を完成させたときに、前記電
極10がインクと接触することを防止するために、電極
10の上に絶縁膜12を被覆する。
【0016】このようにして溝8や側壁9、及び、電極
10や絶縁膜12を形成した基板2に対し、溝8の頂部
側開口面を覆うように前記天板3を接着し、及び、溝8
の先端側開口面を覆うように前記ノズル板4を接着し、
各溝8をこれらの天板3とノズル板4とで囲むことによ
り多数の圧力室13を形成する。なお、前記ノズル板4
には、各圧力室13に連通する多数のインク吐出口14
を形成し、前記天板3の下面には、各圧力室13に連通
すると共にこれらの圧力室13にインクを供給するため
のインク供給管(図示せず)を接続するインク供給路1
5を形成する。
【0017】ここで、前記圧電部材6,7同士を接着す
る工程を図3に基づいて説明する。まず、前記圧電部材
6,7の線膨張係数と略等しい線膨張係数を有する接着
剤16を作製する。この接着剤16は、インクに対して
耐性のある接着剤、例えば、エポキシ系の接着剤にセラ
ミックスの微粉等からなるフィラーを混合することによ
り作製できる。そして、この接着剤16を図3(a)に
示すように、スクリーン印刷版17を用いて一方の圧電
部材6の接着面にスクリーン印刷する。なお、このスク
リーン印刷によれば、接着剤16を非常に薄く、例え
ば、5〜10数μmの厚さに塗布することができる。
【0018】ついで、接着剤16をスクリーン印刷した
圧電部材6を図3(b)に示すようにロータリポンプ1
8を備えた真空装置19内に入れ、ロータリポンプ18
を駆動させて作り出した真空雰囲気中に所定時間、例え
ば、10分〜1時間放置する。なお、この場合に必要と
なる真空度は1Torr程度であり、ロータリポンプ1
8の駆動によって容易に得られる値である。そして、接
着剤16をスクリーン印刷した圧電部材6を真空雰囲気
中に所定時間放置した後、この真空装置19内におい
て、圧電部材6と圧電部材7とを接着剤16を介して接
着する。この場合、重り20を付けることにより軽く加
圧する。
【0019】圧電部材6,7同士を真空装置19内で接
着した後にこの圧電部材6,7を真空装置19から取り
出し、図3(c)に示すように、接着ジグ21に取り付
けて高温槽22に入れることにより加熱加圧する。な
お、この場合の加圧力は1〜3kg/cm2 とし、加熱
温度は40〜200℃の範囲内で接着剤16の種類に適
した温度を選択する。
【0020】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタヘッド1では、圧力室13内にインクを供
給した状態で配線パターン11を介して電極10へ電圧
を印加すると、圧電部材6,7で形成した側壁9が圧力
室13の容積を大きくする方向へシェアモード変形し、
やがて、側壁9が急激に初期位置に復帰する。そして、
側壁9が急激に初期位置に復帰した際に、圧力室13内
のインクを加圧することによりそのインクの一部がイン
ク吐出口14からインク滴として吐出する。なお、この
インク滴の吐出時には、クロストークを防止するため、
偶数番目の圧力室13と奇数番目の圧力室13とを交互
に加圧する。また、インク吐出口14を先端側に向かう
につれて次第に縮径するテーパ状に形成してあるため、
インク滴がインク吐出口14からスムーズに吐出する。
【0021】二枚の圧電部材6,7を接着した接着剤1
6の線膨張係数を圧電部材6,7の線膨張係数と略等し
い値としているため、温度変化に伴って圧電部材6,7
が伸縮した場合には接着剤16も同じように伸縮する。
従って、圧電部材6,7や接着剤16が温度変化に伴う
伸縮を繰り返しても、圧電部材6,7と接着剤16との
接着状態が確実に維持される。このため、圧電部材6,
7と接着剤16とが剥離するということがなく、剥離に
よって隣合う圧力室13同士がリークするという課題を
解消でき、圧力室13内のインク圧を印字指令に応じて
正確に高めることができると共に印字指令に応じたイン
ク滴の吐出を確実に行なわせることができる。
【0022】また、接着剤16はフィラーを混合するこ
とによって粘度が高くなるが、圧電部材6の接着面への
塗布をスクリーン印刷で行なうことにより、薄く、か
つ、均一な膜厚に塗布することができる。そして、接着
剤16の膜厚が薄くなることにより、側壁9をシェアモ
ード変形させた際における圧力室13の容積変化率が大
きくなり、インク吐出口14からのインク滴の吐出性能
が向上する。図2は、圧電部材6,7間の接着剤16の
厚さを変えた場合におけるシェアモード変形時の圧力室
13の容積変化率を説明するものであり、図2(a)は
スクリーン印刷することによって接着剤16を薄く塗布
した状態であり、図2(b)は接着剤16を厚く塗布し
た状態である。接着剤16はシェアモード変形しないた
め、接着剤16の膜厚が厚くなるにつれて圧力室13の
容積変化率が小さくなり、インク滴の吐出性能が低下す
る。即ち、上述したように、接着剤16の膜厚を薄くす
ることにより、インク滴の吐出性能が向上する。
【0023】ついで、接着剤16をスクリーン印刷した
圧電部材6を真空雰囲気中に所定時間放置することによ
り、スクリーン印刷した接着剤16に含まれている気泡
23が脱泡される。なお、接着剤16をスクリーン印刷
によって薄く塗布することにより、真空雰囲気中におけ
る接着剤16からの気泡23の脱泡が促進される。そし
て、同じ真空雰囲気中で圧電部材6,7同士を接着剤1
6を介して接着させることにより、この接着時において
接着剤16の中に気泡が入るということを防止できる。
さらに、真空雰囲気中で接着した圧電部材6,7を高温
槽22に入れて加熱加圧することにより接着剤16の粘
度が下がり、接着剤16の中に閉じ込められていた気泡
23を接着剤16の中から排出させることができ、接着
剤16中に残留する気泡23をより一層低減させること
ができる。
【0024】このようにして接着剤16中に含まれる気
泡23を低減させているため、圧電部材6,7同士を接
着して溝8と側壁9とを形成した際に、隣合う溝8同士
をつなぐような大きな寸法の気泡、例えば、直径が20
μmを越えて側壁9の横幅より大きな気泡が接着剤16
中に残留するということがない。このため、インクジェ
ットプリンタヘッド1を形成した後に、接着剤16中に
残留していた気泡によって隣合う圧力室13同士がリー
クするということがなく、印字指令に応じたインク滴の
吐出を確実に行なわせることができる。
【0025】なお、本実施の形態においては、二枚の圧
電部材6,7を、これらの圧電部材6,7の線膨張係数
と略等しい線膨張係数を有する接着剤16で接着する場
合を例に挙げて説明したが、圧電部材と圧電部材以外の
板状部材、例えば、セラミックス基板やガラス基板を接
着して基板を形成するようにしてもよい。この場合に
は、圧電部材の線膨張係数と板状部材の線膨張係数との
双方に近似する線膨張係数を有する接着剤を作製し、こ
の接着剤を用いて圧電部材と板状部材とを接着する。な
お、作製する接着剤の線膨張係数は、混合するフィラー
の量や種類を変更することにより調製することができ
る。
【0026】ついで、本発明の第二の実施の形態を図4
に基づいて説明する。なお、図1ないし図3において説
明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略す
る(以下、同様)。本実施の形態のインクジェットプリ
ンタヘッドの製造方法は、図1ないし図3に示した製造
方法と基本的には同じである。異なる点は、接着剤16
をスクリーン印刷した圧電部材6を真空雰囲気中に所定
時間放置した後に圧電部材7と接着させる場合に、圧電
部材6,7同士の一端側を接触させると共に他端側を離
反させた状態で対向させ、圧電部材6,7同士の接触部
を支点として圧電部材7を回動させるようにし、圧電部
材6,7同士の接着を一端側から他端側へ向けて次第に
行なうようにした点である。
【0027】このようにして圧電部材6,7を接着させ
ることにより、圧電部材6,7間に位置していた空気は
圧電部材6,7同士を接着させることに伴って圧電部材
6,7間から次第に押し出され、圧電部材6,7同士の
接着時に接着剤16中に入り込む気泡がより一層少なく
なる。
【0028】ついで、本発明の第三の実施の形態を図5
に基づいて説明する。本実施の形態のインクジェットプ
リンタヘッドの製造方法は、図1ないし図3に示した製
造方法と基本的に同じである。異なる点は、接着した圧
電部材6,7を高温槽22に入れる際に接着ジグ21に
取り付けるが、このとき、数mmの厚さ寸法を有するシ
リコンなどの弾性部材24を介装して取り付ける点であ
る。
【0029】このようにして、接着ジグ21への圧電部
材6,7の取り付けを弾性部材24を介して行なうこと
により、圧電部材6,7間の接着剤16には均一に圧力
が加わるようになり、接着剤16の膜厚がより一層均一
になると共に接着剤16中に残留する気泡がより一層少
なくなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、温度変化
によって圧電部材と接着剤とが伸縮を繰り返しても、圧
電部材と接着剤との剥離を防止でき、この剥離によって
隣合う圧力室同士がリークすることを防止できる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、温度変化に
よって圧電部材と板状部材と接着剤とが伸縮を繰り返し
ても、圧電部材と接着剤との剥離、及び、板状部材と接
着剤との剥離を防止でき、この剥離によって隣合う圧力
室同士がリークすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のインクジェットプ
リンタヘッドを一部を破断して示す斜視図である。
【図2】圧電部材同士を接着する接着剤の膜厚の差によ
るシェアモード変形時の圧力室の容積変化率を説明する
ための正面図であり、(a)はスクリーン印刷によって
接着剤を薄く塗布した状態であり、(b)は接着剤を厚
く塗布した状態である。
【図3】一対の圧電部材を接着する工程を説明するもの
で、(a)は、スクリーン印刷版を用いて接着剤をスク
リーン印刷する工程を説明する斜視図、(b)は、接着
剤をスクリーン印刷した圧電部材を真空雰囲気中に入れ
て接着剤の中から気泡を脱泡させると共にその真空雰囲
気中で圧電部材同士を接着する工程を説明する正面図、
(c)は、接着した圧電部材同士を加熱加圧する工程を
説明する正面図である。
【図4】本発明の実施の第二の形態において、真空雰囲
気中で圧電部材同士を接着する工程を示す正面図であ
る。
【図5】本発明の実施の第三の形態において、接着した
圧電部材同士を加熱加圧する工程を説明する正面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタヘッド 2 基板 3 天板 4 ノズル板 6,7 圧電部材 8 溝 9 側壁 10 電極 13 圧力室 14 インク吐出口 16 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の圧電部材を積層させて接着した基
    板と、前記圧電部材に交互に形成した多数の溝と側壁
    と、この側壁に設けた電極と、前記溝の頂部側開口面を
    覆うように前記基板に固定した天板と、前記溝に対応す
    る多数のインク吐出口を形成してこれらの溝の先端側開
    口面を覆うように前記基板に固定したノズル板と、前記
    溝を前記天板と前記ノズル板とで囲むことにより形成し
    た圧力室とを有するインクジェットプリンタヘッドにお
    いて、前記圧電部材の線膨張係数と略等しい線膨張係数
    を有してフィラーを混合した接着剤を一方の前記圧電部
    材の接着面にスクリーン印刷し、前記圧電部材を真空雰
    囲気中に所定時間放置し、前記圧電部材同士を真空雰囲
    気中で接着し、接着した前記圧電部材を大気中に戻して
    加熱加圧することを特徴とするインクジェットプリンタ
    ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 圧電部材と圧電部材以外の板状部材とを
    積層させて接着した基板と、この基板に交互に形成する
    と共に少なくとも一部が前記圧電部材からなる多数の溝
    と側壁と、この側壁に設けた電極と、前記溝の頂部側開
    口面を覆うように前記基板に固定した天板と、前記溝に
    対応する多数のインク吐出口を形成してこれらの溝の先
    端側開口面を覆うように前記基板に固定したノズル板
    と、前記溝を前記天板と前記ノズル板とで囲むことによ
    り形成した圧力室とを有するインクジェットプリンタヘ
    ッドにおいて、前記圧電部材の線膨張係数と前記板状部
    材の線膨張係数との双方に近似する線膨張係数を有して
    フィラーを混合した接着剤を前記圧電部材の接着面と前
    記板状部材の接着面とのいずれか一方にスクリーン印刷
    し、前記圧電部材又は前記板状部材を真空雰囲気中に所
    定時間放置し、前記圧電部材と前記板状部材とを真空雰
    囲気中で接着し、接着した前記圧電部材と前記板状部材
    とを大気中に戻して加熱加圧することを特徴とするイン
    クジェットプリンタヘッドの製造方法。
JP20256395A 1995-08-08 1995-08-08 インクジェットプリンタヘッドの製造方法 Pending JPH0948133A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074035A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Brother Ind Ltd 液体吐出装置用ヘッド
US11420832B2 (en) 2016-03-18 2022-08-23 Nitto Denko Corporation Transport fixing jig

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