JPH0947932A - 工作機械のボール盤用バイス - Google Patents

工作機械のボール盤用バイス

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JPH0947932A
JPH0947932A JP22111095A JP22111095A JPH0947932A JP H0947932 A JPH0947932 A JP H0947932A JP 22111095 A JP22111095 A JP 22111095A JP 22111095 A JP22111095 A JP 22111095A JP H0947932 A JPH0947932 A JP H0947932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vise
surface plate
work
air
centering
Prior art date
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Pending
Application number
JP22111095A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tanioka
征一 谷岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dengensha Toa Co Ltd
Original Assignee
Dengensha Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dengensha Manufacturing Co Ltd filed Critical Dengensha Manufacturing Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械のボール盤用バイスにおいてワーク
の芯出しやその芯出し後のワークの位置決め固定に要す
る段取り時間の短縮化及び作業中の安全化を図ることを
目的とする。 【構成】 定盤1の上に取付けられるボール盤用バイス
に,圧縮空気を噴出するエアーブロー手段と空気を吸引
するバキューム手段を備え,ワーク芯出し時にはエアー
フローティングによりバイス本体2を浮上させて動きを
軽くし,また芯出し後はバキュームによりバイス本体2
を定盤1の上面にしっかり吸着固定するという,エアー
フローティングとバキュームクランプとを切り換えて使
用できるようにしたボール盤用バイスを実現し,工作機
械のワーク段取り作業の迅速安全性を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,工作機械の中でボ
ール盤を使用しドリル加工やタッピング等を行うため
に,ボール盤テーブル(定盤)の上でワークの芯出しを
した後,これを上記テーブル上に固定するためのボール
盤用バイスに関する。
【0002】
【従来の技術】通常,工作機械のボール盤を使用してド
リル加工やタッピング加工を行うためには何らかの方法
を用いてワークをボール盤テーブル上に位置決め固定す
る必要がある。このため従来より万力を使用することは
広く知られている。
【0003】図3は従来一般的に行われている工作機械
のボール盤用バイス30の使用例を示す外観図である。
この場合ワークWを固定する万力31はバイス本体32
の摺動面を送りネジ33により駆動されワークを両側か
らクランプし,バイス本体32はドリルチャック34等
の芯出し後にボール盤テーブル35の上にスタッドボル
ト,フオーク・ナット等の締付け具36により位置固定
される。
【0004】このようにバイスをボール盤テーブルの上
に取付ける場合,固定の方法としては一般的にはボルト
・ナットを用いてスパナで締めつける方法が採られてき
たが,ボルトの穴位置を変更するとその都度固定作業の
やり直しをしなければならない。この段取り作業は時間
がかかるため小径のドリル加工はワークまたはバイスを
手で支えながら作業することが多いが,切り粉のまきつ
きやワークが飛ばされるなどの安全上問題がある。また
タップ加工時にはワークが浮き上がる等の危険があっ
た。
【0005】そこで本発明は,ボール盤テーブルの上に
取付けられるバイスに,エアーブロー機能とバキューム
クランプ機能を内蔵し,ワーク芯出し時にはエアーブロ
ーによりバイスを浮上させて移動を軽くし,芯出しした
後はバキュームによってバイスを上記テーブル上に十分
なクランプ力で位置決め固定するという,簡単な操作で
あって確実性,安全性に富むボール盤用バイスを実現す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために次のような技術的手段を講じてある。す
なわち,ワークを固定する手段を備えたバイス本体を,
定盤の上に位置決め固定する装置であって,バイス本体
側の圧縮空気を定盤の上面に向けて噴出してバイス本体
を定盤から浮上させる手段と,上記バイス本体の下部か
ら空気を吸引して上記バイス本体を定盤に吸着固定する
手段とを有し,エアーフローティング(浮動)とバキュ
ームクランプ(吸着)を可能にしたことを特徴とする。
【0007】さらにもう一つの特徴は,上記バイス本体
の下側に空間容積を形成し,この空間容積内をシール部
材で気密にシールすることにより上記バイスと定盤との
間に発生する浮力とクランプ力とを増大せしめたもので
ある。
【0008】本発明によると,従来のボール盤用バイス
の固定手段に用いられた機械的な締付け具や工具等は一
切使用せずに,エアー噴出とエアー吸引の切換を行うだ
けで芯出しとワーク固定が簡単な操作で瞬時に行うこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明装置の実施例を図1
及び図2に基づき説明する。
【0010】図1において,1は定盤,2はバイス本
体,3はバイス本体に取付けられた万力を示し,ワーク
を送りネジにより固定するが,これに限定するものでは
なく,ボルト又はマグネト若しくはシリンダ等によるワ
ーク固定手段でもよい。4はエアーホースで,このエア
ーホースからのノズルはバイス本体の下部を垂直方向に
貫通した開口部5と連結されている。6はシール部材
で,たとえばOリングまたはパッキン類である。7はバ
イス本体下部に形成された円形の断面凹部をなす空間容
積で,この容積の周囲に形成されたシール溝8にOリン
グまたはパッキンが嵌め込まれていて,このシール部材
6が定盤の上面に接触し空間容積7と外気を気密にシー
ルする構成になっている。
【0011】(浮上の原理)工作機械のドリル又はタッ
プ加工時において,ワーク加工位置の芯出しを行う時
に,エアーホース4より圧縮空気を送ると,バイス本体
2の下側に向かう開口部5から高速の空気が放出され,
定盤1とバイス本体2との間に「重量≦シール区域内の
面積×エアー圧力」の関係により浮力を受けるが,浮上
と同時に空間容積7の高圧エアーは定盤1のテーブルと
シール部材6の間を通りぬけるため,結果としてバイス
本体2の浮上はごくわずかに抑えられるが,バイス本体
2の下面と定盤1は接触していないため移動は軽く前後
左右自在に行うことができる。
【0012】(クランプの原理)上記のエアーブローの
状態からワーク芯出しが完了したところで,エアーホー
ス4から圧縮空気の放出を停止し,排気に切換えると,
エアーホースから空気が吸引されシール部材6で囲まれ
た空間容積7の凹部シール区域内は真空雰囲気に包ま
れ,シールで囲まれた面積と等しい大気圧がバイス本体
2の重圧に加わり定盤1の上面にしっかり固定される。
【0013】このようにバイス本体を定盤の上に固定し
た後,ドリル加工又はタッピングが行われる。一連の作
業が終了すると,真空クランプからバイス本体が解除さ
れ,次のワークセットに備える。
【0014】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明によれ
ば,従来の工作機械の中でボール盤用バイスの固定手段
に用いられてきたボルト・ナット類による機械的な締付
け具やスパナ等の工具類は一切使用せずに,エアー噴出
とエアー吸引の切換を行うだけで,芯出しと芯出し後の
バイス固定が確実にしかも安全に行うことができる。ま
た,従来多大な時間と労力を費やしていたワークセット
を短時間に効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を工作機械のボール盤用バイスに用いた
一例を示す外観図である。
【図2】本発明装置の動作原理を示す断面図である。
【図3】従来の工作機械におけるボール盤用バイスの固
定手段を示す外観図である。
【符号の説明】
1・・・ 定盤 6・・・ シール部
材 2・・・ バイス本体 7・・・ 空間容積 3・・・ 万力 8・・・ シール溝 4・・・ エアーホース 5・・・ 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを固定する手段を備えたバイス本
    体を,定盤の上に位置決め固定する装置であって,上記
    バイス本体を定盤の上で移動する際は,バイス本体側か
    ら圧縮空気を定盤の上面に向けて噴出してバイス本体を
    定盤から浮上させ,上記バイス本体を定盤の上に位置決
    め固定する際は,上記バイス本体の下部から空気を吸引
    して上記バイス本体を定盤に吸着固定するように,エア
    ーフローティングとバキュームクランプを可能にした工
    作機械のボール盤用バイス。
  2. 【請求項2】 上記バイス本体の下側に空間容積を形成
    し,この空間容積をシール部材で気密にシールすること
    によりバイス本体と定盤との間に発生する浮力とクラン
    プ力を増大せしめた請求項1に記載されたボール盤用バ
    イス。
JP22111095A 1995-08-07 1995-08-07 工作機械のボール盤用バイス Pending JPH0947932A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151509A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Iyasaka Seiki Kk 車輌検査用エアフローティング装置
CN106736760A (zh) * 2017-01-25 2017-05-31 太仓海嘉车辆配件有限公司 一种全自动夹具及其使用方法
CN107584302A (zh) * 2017-08-11 2018-01-16 江苏大学 一种钻床用的工装

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